JP4987442B2 - X線撮像方法及びx線撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、X線撮像装置に入射したX線像に対応するX線観察画像を取得するX線撮像方法、及びX線撮像システムに関するものである。
近年、医療用のX線撮像装置などにおいて、シンチレータと、CCDなどの撮像素子とを組み合わせたX線撮像装置の利用がすすめられている。このような撮像装置では、入射したX線は、シンチレータにおいてX線量に応じた所定波長のシンチレーション光(例えば可視光)に変換される。そして、このシンチレーション光による光像が撮像素子で検出されることによって、X線像に対応するX線観察画像が取得される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−330678号公報 特公平8−33922号公報
シンチレータと撮像素子とを組み合わせた上記構成のX線撮像装置では、入射したX線像のうちで一部(例えば10%程度)のX線がシンチレーション光に変換されずにシンチレータを透過し、撮像素子によって直接検出される場合がある。このような透過X線は、撮像素子から出力されるX線観察画像において輝点ノイズとして現れる。この輝点ノイズによるノイズ画像成分は、一般にシンチレーション光に変換されたX線による画像成分に比べて高い信号出力を有し、取得されるX線観察画像の画質が劣化する原因となる。
これに対して、特許文献2には、リカーシブフィルタと、メディアンフィルタなどの平滑化フィルタとを用いて画像中のノイズ成分を低減することが記載されている。しかしながら、リカーシブフィルタを用いる方法では、同一被写体に対して取得された多数のX線観察画像を適当な重み付けで加算することでノイズ画像成分の影響を低減するため、多数の画像を取得するために必要な撮影時間が長くなり、また、被写体の動き等による残像が発生するなどの問題を生じる。また、被写体に対するX線被曝量が増大するという問題もある。また、平滑化フィルタを用いる方法では、平滑化によって被写体の画像自体に輪郭のボケが発生し、解像度の低下が避けられない。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、入射したX線像に対応するX線観察画像を、ノイズ画像成分の影響が低減された状態で好適に取得することが可能なX線撮像方法、及びX線撮像システムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明によるX線撮像方法は、(1)一方の面がX線入射面となっており、入射したX線に応じてシンチレーション光を発生してX線像を光像へと変換するシンチレータと、シンチレータの他方の面に対して設けられ、シンチレータで生成された光像を検出してシンチレータに入射されたX線像に対応するX線観察画像を取得する撮像素子とを含み、被写体を通過したX線によって生成されたX線像を撮像対象とするX線撮像装置を用い、(2)X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換された被写体のX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分を含む第1のX線観察画像を取得する第1画像取得ステップと、(3)第1のノイズ画像成分とは異なる第2のノイズ画像成分を含む第2のX線観察画像を取得する第2画像取得ステップと、(4)第1のX線観察画像と第2のX線観察画像との間で減算処理を行って、ノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像を生成する減算処理ステップと、(5)ノイズ画像に対して閾値処理を行って、ノイズ画像成分のうちで第1のノイズ画像成分を抽出する閾値処理ステップと、(6)第1のノイズ画像成分を含む第1のX線観察画像から、閾値処理ステップで抽出された第1のノイズ画像成分を減算することで、第1のノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像を生成するノイズ除去ステップとを備え、第1画像取得ステップにおいて、被写体に対してX線源からのX線を照射して第1のX線観察画像を取得するとともに、第2画像取得ステップにおいて、被写体に対してX線源からのX線を照射して、X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換された被写体のX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第2のノイズ画像成分を含む第2のX線観察画像を取得することを特徴とする。
また、本発明によるX線撮像システムは、(a)一方の面がX線入射面となっており、入射したX線に応じてシンチレーション光を発生してX線像を光像へと変換するシンチレータと、シンチレータの他方の面に対して設けられ、シンチレータで生成された光像を検出してシンチレータに入射されたX線像に対応するX線観察画像を取得する撮像素子とを含み、被写体を通過したX線によって生成されたX線像を撮像対象とするX線撮像装置と、(b)X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換された被写体のX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分を含んで取得された第1のX線観察画像と、第1のノイズ画像成分とは異なる第2のノイズ画像成分を含んで取得された第2のX線観察画像との間で減算処理を行って、ノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像を生成する減算処理手段と、(c)ノイズ画像に対して閾値処理を行って、ノイズ画像成分のうちで第1のノイズ画像成分を抽出する閾値処理手段と、(d)第1のノイズ画像成分を含む第1のX線観察画像から、閾値処理手段で抽出された第1のノイズ画像成分を減算することで、第1のノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像を生成するノイズ除去手段とを備え、減算処理手段において第1のX線観察画像として、被写体に対してX線源からのX線を照射して取得されたX線観察画像を用いるとともに、減算処理手段において第2のX線観察画像として、被写体に対してX線源からのX線を照射して、X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換された被写体のX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第2のノイズ画像成分を含んで取得されたX線観察画像を用いることを特徴とする。
上記したX線撮像方法、及びX線撮像システムにおいては、例えば被写体を通過したX線などによる撮像対象のX線像について、ノイズ画像成分に関する条件が互いに異なる第1、第2のX線観察画像を取得する。このとき、これらの画像間では、シンチレータで光像に変換されたX線像に対応する画像成分は基本的には一致しており、減算によって相殺されるが、ノイズ画像成分については、画像によって発生位置や分布等が異なる。
したがって、これらの第1、第2のX線観察画像の間で減算処理を行い、さらに適当な閾値処理を行うことにより、第1のX線観察画像に含まれるノイズ画像成分のみを選択的に抽出することができる。そして、この抽出されたノイズ画像成分を元のX線観察画像から減算することにより、撮像素子に直接入射したX線によるノイズ画像成分の影響が低減された画像を好適かつ効率的に取得することが可能となる。
ここで、第1のX線観察画像からのノイズ除去に用いられる第2のX線観察画像の具体的な取得方法については、X線撮像方法は、第2画像取得ステップにおいて、X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換されたX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第2のノイズ画像成分を含む第2のX線観察画像を取得することが好ましい。
同様に、X線撮像システムは、減算処理手段において第2のX線観察画像として、X線撮像装置により、シンチレータで光像に変換されたX線像に対応する画像成分、及び撮像素子に直接入射したX線による第2のノイズ画像成分を含んで取得されたX線観察画像を用いることが好ましい。
あるいは、X線撮像方法は、第2画像取得ステップにおいて、第1画像取得ステップで取得された第1のX線観察画像に対して平滑化処理を行うことで、第2のX線観察画像を取得することが好ましい。
同様に、X線撮像システムは、減算処理手段において第2のX線観察画像として、第1のX線観察画像に対して平滑化処理を行うことで取得されたX線観察画像を用いることが好ましい。
また、X線観察画像の取得に用いられるX線撮像装置については、シンチレータと、撮像素子との間に設けられ、シンチレータで生成された光像を撮像素子へと導くファイバ光学部材を有することが好ましい。この場合、シンチレータと撮像素子との間に介在されるファイバ光学部材により、撮像素子に直接入射するX線のX線量が低減される。これにより、上記したノイズ除去の画像処理と合わせて、X線観察画像でのノイズ画像成分の影響をさらに低減することが可能となる。
本発明のX線撮像方法、及びX線撮像システムによれば、撮像対象のX線像について、ノイズ画像成分に関する条件が互いに異なる第1、第2のX線観察画像を取得し、これらの第1、第2のX線観察画像の間で減算処理を行い、さらに適当な閾値処理を行うことでノイズ画像成分を抽出して、X線観察画像のノイズ除去を行うことにより、入射したX線像に対応するX線観察画像を、ノイズ画像成分の影響が低減された状態で好適に取得することが可能となる。
以下、図面とともに本発明によるX線撮像方法、及びX線撮像システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明によるX線撮像システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。また、図2は、X線撮像システムに用いられるX線撮像装置の構成を概略的に示す側面図である。本実施形態によるX線撮像システム1Aは、X線撮像装置10と、ADC(A/Dコンバータ)15と、信号処理部20と、記憶部30とを備えている。また、図1においては、X線源50からのX線を被写体Sに照射し、被写体Sを通過したX線によって生成されたX線像を、X線撮像システム1Aによる撮像対象とした例を示している。
X線撮像装置10は、入射したX線像に対応するX線観察画像を取得するための画像取得手段であり、図2に示すようにシンチレータ11と、ファイバ光学プレート(FOP)12と、撮像素子13とを有している。シンチレータ11は、所定のシンチレーション材料によって平板状に形成されており、その一方の面11aがX線像を入射させるためのX線入射面となっている。このシンチレータ11において、X線入射面11aから入射されたX線に応じてシンチレーション光が発生し、これによって撮像対象のX線像が光像へと変換される。
シンチレータ11の他方の面11bに対し、X線像の入射方向の下流側に撮像素子13が設けられている。撮像素子13は、シンチレータ11で生成された光像を検出して、シンチレータ11に入射されたX線像に対応するX線観察画像を取得する。また、取得されたX線観察画像のデータは、アナログ画像信号として撮像素子13から出力される。このような撮像素子13としては、例えば、矩形平板状のシリコン基板上にCCDを形成して撮像部とした、2次元画像取得可能な撮像素子を用いることができる。
また、図2に示す構成例においては、シンチレータ11と、撮像素子13との間に、さらにFOP12が設けられている。このFOP12は、図2に模式的に示すように、多数の光ファイバ12aを束にすることで光像を伝達可能に形成された光学素子であり、入射X線像に対応してシンチレータ11で生成されたシンチレーション光による光像を撮像素子13へと導くファイバ光学部材として機能する。
X線撮像装置10の撮像素子13から出力されたX線観察画像のアナログ画像信号は、図1に示すように、ADC15によってデジタル画像信号に変換された後に、信号処理部20へと入力される。信号処理部20は、X線撮像装置10によって取得されたX線観察画像に対してノイズ除去処理などの所定の画像処理を行う信号処理手段である。また、この信号処理部20によって処理されたX線観察画像等の画像データは、必要に応じて記憶部30に記憶される。また、この画像データについては、必要に応じて、外部への出力、表示装置への表示、印刷、外部の処理装置への送信、外部の記憶装置への記憶等の処理が行われる。
本実施形態においては、信号処理部20でのX線観察画像に対するノイズ除去処理は、X線撮像装置10によって取得された第1のX線観察画像と、第1のX線観察画像とは別時刻(第1のX線観察画像よりも前または後の時刻)に連続して取得された第2のX線観察画像とを用いて行われる。図1に示す信号処理部20は、このようなノイズ除去方法に対応して、第1メモリ21、第2メモリ22、第1減算器25、閾値処理回路26、及び第2減算器27を有して構成されている。
第1メモリ21及び第2メモリ22は、それぞれX線撮像装置10で取得されたX線観察画像の画像データを記憶可能に構成されている。第1減算器25は、第1メモリ21からの入力画像信号を信号A、第2メモリ22からの入力画像信号を信号Bとし、A−Bの減算処理を行う減算処理手段である。また、閾値処理回路26は、第1減算器25から出力された減算画像信号A−Bに対して所定の閾値処理を行う閾値処理手段である。また、第2減算器27は、第1メモリ21からの入力画像信号を信号A、閾値処理回路26からの入力画像信号を信号Bとし、A−Bの減算処理を行うことでノイズ除去を行うノイズ除去手段である。なお、ここでは説明上、複数のメモリを用いる構成例を説明したが、X線観察画像は、必ずしも異なるメモリに保存する必要は無く、例えば、ハードディスクなどの単一の外部記憶装置に保存して、同様の処理を行う構成としても良い。
図1に示したX線撮像システム1AにおけるX線観察画像のノイズ除去方法について、図3を参照して説明する。図3は、本発明によるX線撮像方法の一実施形態について示すフローチャートである。また、図4、図5は、図3に示したX線撮像方法でのノイズ除去方法について示す模式図である。
ここで、X線撮像装置10によって取得されるX線観察画像においては、図2に模式的に示すように、入射X線A1がシンチレータ11でシンチレーション光B1に変換され、このシンチレーション光B1が撮像素子13で検出される画像成分と、入射X線A2がシンチレータ11を透過して、撮像素子13によって直接検出されるノイズ画像成分とが含まれている。ここで、前者の画像成分は、シンチレータ11で光像に変換された入射X線像に対応する画像成分、すなわち撮像対象に対応する画像成分である。以下の説明においては、この撮像対象に対応する画像成分を、上記の「ノイズ画像成分」に対して「シグナル画像成分」とする。
図3に示すX線撮像方法では、まず、被写体S(図1参照)に対してX線源50からのX線を照射し(ステップS11)、X線撮像装置10によって第1のX線観察画像P11を取得して、信号処理部20の第1メモリ21に画像データを格納する(S12、第1画像取得ステップ)。この第1画像P11は、図4(a)に示すように、被写体Sの像に対応するシグナル画像成分P11sと、撮像素子13に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分P11nとを含んでいる。また、このノイズ画像成分P11nは、画像P11上にとびとびに、輝点ノイズとして分布している。
第1のX線観察画像P11の取得が終了したら、再度、被写体Sに対してX線源50からのX線を照射し(S13)、X線撮像装置10によって第2のX線観察画像P12を取得して、信号処理部20の第2メモリ22に画像データを格納する(S14、第2画像取得ステップ)。この第2画像P12は、図4(b)に示すように、被写体Sの像に対応するシグナル画像成分P12sと、直接入射X線による第2のノイズ画像成分P12nとを含んでいる。ここで、画像P11、P12とは、別時刻に取得された画像であるため、画像P12に含まれる第2のノイズ画像成分P12nは、画像P11に含まれる第1のノイズ画像成分P11nとは、通常、そのノイズ発生位置等が異なっている。また、被写体Sの像に対応するシグナル画像成分P11s、P12sは、画像P11、P12の間で略一致している。
次に、第1減算器25は、メモリ21に記憶された第1画像P11と、メモリ22に記憶された第2画像P12との間で、P11−P12の減算処理を行う(S15、減算処理ステップ)。このとき、画像P11、P12に含まれるシグナル画像成分P11s、P12sは、撮像間でのデータばらつき等を除いて減算によって相殺される。これにより、画像1−画像2のノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像P13が生成される。また、このノイズ画像P13では、図5(a)に示すように、第1のノイズ画像成分P11nは正の輝度値を有する画像成分(図中、白画素で示す)となり、一方、第2のノイズ画像成分P12nは負の輝度値を有する画像成分(黒画素で示す)となる。
このようなノイズ画像P13での各画素の輝度値に対して、正の適当な輝度値をノイズ画像成分を弁別するための閾値として設定して、閾値処理回路26において閾値処理を行う(S16、閾値処理ステップ)。これにより、図5(b)に示すように、ノイズ画像P13中で負の輝度値を有する第2のノイズ画像成分P12n、及び撮像毎の輝度値のばらつき等のみを含む画像成分が除外され、正の輝度値を有する第1のノイズ画像成分P11nが選択的に抽出された画像P14が生成される。
続いて、第2減算器27は、シグナル画像成分P11s、及び第1のノイズ画像成分P11nを含む第1のX線観察画像P11(図4(a))から、閾値処理回路26で抽出された第1のノイズ画像成分P11n(図5(b))を減算する。これにより、図5(c)に示すように、第1のX線観察画像P11からノイズ画像成分P11nが除去されたノイズ除去画像P15が得られる(S17、ノイズ除去ステップ)。
本実施形態によるX線撮像方法、及びX線撮像システムの効果について説明する。
図1〜図5に示したX線撮像方法、及びX線撮像システム1Aにおいては、被写体Sを通過したX線による撮像対象のX線像について、ノイズ画像成分に関する条件が互いに異なる第1、第2のX線観察画像P11、P12を取得する。このとき、これらの画像間では、シンチレータ11で光像に変換されたX線像に対応する画像成分は基本的には位置、強度等が一致しており、減算によって相殺される。一方、撮像素子13でX線が直接検出されることに起因する輝点ノイズなどのノイズ画像成分については、第1画像P11と第2画像P12とで発生位置や分布等が異なる。
したがって、これらの第1、第2のX線観察画像P11、P12の間で、減算器25によって減算処理を行い、さらに閾値処理回路26において適当な閾値処理を行うことにより、第1のX線観察画像P11に含まれるノイズ画像成分P11nのみを選択的に抽出することができる。そして、この抽出されたノイズ画像成分P11nを元のX線観察画像P11から減算器27によって減算することにより、撮像素子13に直接入射したX線によるノイズ画像成分の影響が低減されたノイズ除去画像を好適かつ効率的に取得することが可能となる。
また、本実施形態では、第1のX線観察画像P11からのノイズ除去に用いられる第2のX線観察画像P12の具体的な取得方法として、X線撮像装置10により、シンチレータ11で光像に変換されたX線像に対応する画像成分、及び撮像素子13に直接入射したX線による第2のノイズ画像成分を含む第2のX線観察画像P12を取得する方法を用いている。これにより、上記方法によるX線観察画像からのノイズ除去を好適に実現することができる。
このような構成では、X線観察画像をほぼ同条件で連続して2枚取得すれば充分であるため、短い撮影時間で効率的に画像取得を行うことが可能である。また、最終的なノイズ除去画像において得られるシグナル画像成分P11sは、平滑化処理などの画像処理が行われたものではない。したがって、元のX線観察画像に対して画像処理による解像度の低下などを生じることはない。
また、図2に示した構成例では、X線観察画像を取得するX線撮像装置10において、シンチレータ11と撮像素子13との間に設けられ、シンチレータ11で生成された光像を撮像素子13へと導くファイバ光学部材であるFOP12を有する構成を用いている。この場合、シンチレータ11と撮像素子13との間に介在されるFOP12がX線シールドとして機能することにより、撮像素子13に直接入射するX線のX線量が低減される。したがって、上記方法によるノイズ除去の画像処理と合わせて、X線観察画像でのノイズ画像成分の影響をさらに低減することが可能となる。ただし、このようなファイバ光学部材については、不要であれば設けない構成としても良い。
図6は、X線撮像装置10によって取得されるX線観察画像(a)、及びX線観察画像からノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像(b)の例を示す図である。ここで、これらの画像(a)、(b)は、X線撮像装置10にX線を照射して取得されたX線観察画像を示している。
図6の画像(a)に示すように、X線撮像装置10によって取得されるX線観察画像では、ノイズ画像成分である白い輝点ノイズが画像上でとびとびに分布している。これに対して、上記した方法でノイズ除去処理を行った画像(b)では、輝点ノイズが除去され、その画質が向上していることがわかる。輝点ノイズによるノイズ画像成分は、一般に高い信号出力を有するため、撮像素子のノイズレベルや、シグナル画像成分の発光量のばらつき等に埋もれることなく、上記手法によって明確に弁別、除去することが可能である。
図7は、図1に示したX線撮像システムの具体的な利用方法の一例を示す図である。この利用例では、被写体Sとなる被験者の口腔内にX線撮像装置10を配置し、X線源50からX線撮像装置10に向けてX線を照射する。このとき、X線撮像装置10では、X線源50側にシンチレータ11のX線入射面11aが配置される。
X線源50から発せられたX線は、被験者の口腔内へと入射する際に、歯牙、歯茎等によって一部が吸収されることによって被写体Sの像に対応するX線像が形成される。そして、このX線像がX線撮像装置10に入射して、X線観察画像が取得される。取得されたX線観察画像の画像データは、出力ケーブル55、ADC15及び信号処理部20を含む装置58、及びUSBケーブル59によって、外部の処理装置56に転送される。また、処理装置56は、転送された画像情報の蓄積、保存、あるいは表示装置57への画像の表示等を行う。また、図1に示した構成のX線撮像システム1Aにおいては、ノイズ除去処理等を行う信号処理部20については、図7に示すように、X線撮像装置10と外部の処理装置56とを接続するケーブルの途中に別装置58として設置されているが、X線撮像装置10に付属して設置される構成、外部の処理装置56に付属して設置される構成、あるいは外部の処理装置56においてソフトウェア的に実現する構成を用いても良い。
本発明によるX線撮像方法、及びX線撮像システムの第2実施形態について説明する。
図8は、X線撮像システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態によるX線撮像システム1Bは、X線撮像装置10と、信号処理部20と、記憶部30とを備えている。これらのうち、信号処理部20を除く各部の構成については、図1に示した実施形態と同様である。
本実施形態においては、信号処理部20でのX線観察画像に対するノイズ除去処理は、X線撮像装置10によって取得された第1のX線観察画像と、第1のX線観察画像に対して平滑化処理を行うことで取得された第2のX線観察画像とを用いて行われる。図8に示す信号処理部20は、このようなノイズ除去方法に対応して、平滑化フィルタ23、第1減算器25、閾値処理回路26、及び第2減算器27を有して構成されている。
平滑化フィルタ23は、例えばメディアンフィルタなどのフィルタ回路からなり、X線撮像装置10で取得されたX線観察画像の画像データに対して平滑化処理を行って、平滑化画像を生成する。第1減算器25は、ADC15から直接入力されるX線観察画像の入力画像信号を信号A、平滑化フィルタ23からの入力画像信号を信号Bとし、A−Bの減算処理を行う減算処理手段である。また、閾値処理回路26は、第1減算器25から出力された減算画像信号A−Bに対して所定の閾値処理を行う閾値処理手段である。また、第2減算器27は、X線観察画像の直接入力画像信号を信号A、閾値処理回路26からの入力画像信号を信号Bとし、A−Bの減算処理を行うことでノイズ除去を行うノイズ除去手段である。
図8に示したX線撮像システム1BにおけるX線観察画像のノイズ除去方法について、図9を参照して説明する。図9は、X線撮像方法の他の実施形態について示すフローチャートである。また、図10、図11は、図9に示したX線撮像方法でのノイズ除去方法について示す模式図である。
図9に示すX線撮像方法では、まず、被写体S(図8参照)に対してX線源50からのX線を照射し(ステップS21)、X線撮像装置10によって第1のX線観察画像P21を取得する(S22、第1画像取得ステップ)。この第1画像P21は、図10(a)に示すように、被写体Sの像に対応するシグナル画像成分P21sと、撮像素子13に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分P21nとを含んでいる。また、このノイズ画像成分P21nは、画像P21上にとびとびに、輝点ノイズとして分布している。
第1のX線観察画像P21の取得が終了したら、平滑化フィルタ23は、上記のように取得された第1のX線観察画像P21に対して平滑化処理を行うことで、平滑化画像である第2のX線観察画像P22を取得する(S23、第2画像取得ステップ)。この第2画像P22は、図10(b)に示すように、第1画像P21での画像成分P21sに対応するシグナル画像成分P22sと、平滑化処理でシグナル画像成分の輪郭にボケが生じることによるノイズ画像成分P22nとを含んでいる。また、このとき、第1画像P21での輝点ノイズ状のノイズ画像成分P21nについては、平滑化によって除去される。
次に、第1減算器25は、第1画像P21と、平滑化フィルタ23で平滑化された第2画像P22との間で、P21−P22の減算処理を行う(S24、減算処理ステップ)。このとき、画像P21、P22に含まれるシグナル画像成分P21s、P22sは、撮像間でのデータばらつき、及び平滑化処理による輪郭ボケ等を除いて減算によって相殺される。これにより、画像1−画像2のノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像P23が生成される。また、このノイズ画像P23では、図11(a)に示すように、第1のノイズ画像成分P21nは正の輝度値を有する画像成分(図中、白画素で示す)となり、一方、第2のノイズ画像成分P22nは主に負の輝度値を有する画像成分(黒画素で示す)となる。
このようなノイズ画像P23での各画素の輝度値に対して、正の適当な輝度値をノイズ画像成分を弁別するための閾値として設定して、閾値処理回路26において閾値処理を行う(S25、閾値処理ステップ)。これにより、図11(b)に示すように、ノイズ画像P23中で負の輝度値を有する第2のノイズ画像成分P22n、及び撮像毎の輝度値のばらつき等のみを含む画像成分が除外され、正の輝度値を有する第1のノイズ画像成分P21nが選択的に抽出された画像P24が生成される。
続いて、第2減算器27は、シグナル画像成分P21s、及び第1のノイズ画像成分P21nを含む第1のX線観察画像P21(図10(a))から、閾値処理回路26で抽出された第1のノイズ画像成分P21n(図11(b))を減算する。これにより、図11(c)に示すように、第1のX線観察画像P21からノイズ画像成分P21nが除去されたノイズ除去画像P25が得られる(S26、ノイズ除去ステップ)。
本実施形態によるX線撮像方法、及びX線撮像システムの効果について説明する。
図8〜図11に示したX線撮像方法、及びX線撮像システム1Bにおいては、撮像対象のX線像について、ノイズ画像成分に関する条件が互いに異なる第1、第2のX線観察画像P21、P22を取得する。そして、これらの第1、第2のX線観察画像P21、P22の間で減算処理を行い、さらに適当な閾値処理を行うことにより、第1のX線観察画像P21に含まれるノイズ画像成分P21nのみを選択的に抽出し、この抽出されたノイズ画像成分P21nを元のX線観察画像P21から減算する。これにより、図1に示した実施形態と同様に、撮像素子13に直接入射したX線によるノイズ画像成分の影響が低減されたノイズ除去画像を好適かつ効率的に取得することが可能となる。
また、本実施形態では、第1のX線観察画像P21からのノイズ除去に用いられる第2のX線観察画像P22の具体的な取得方法として、第1のX線観察画像P21に対して平滑化処理を行うことで、第2のX線観察画像P22となる平滑化画像を取得する方法を用いている。このような方法によっても、上記方法によるX線観察画像からのノイズ除去を好適に実現することができる。
このような構成では、X線観察画像を1枚取得して、その画像に対して画像処理を行うことでノイズ除去を行っているため、短い撮影時間で効率的に画像取得を行うことが可能である。また、最終的なノイズ除去画像において得られるシグナル画像成分P21sは、平滑化処理などの画像処理が行われたものではない。したがって、元のX線観察画像に対して画像処理による解像度の低下などを生じることはない。
図12は、X線観察画像(a)、平滑化画像(b)、及びX線観察画像からノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像(c)の例を示す図である。
図12の画像(a)に示すように、X線撮像装置10によって取得されるX線観察画像では、ノイズ画像成分である白い輝点ノイズが画像上でとびとびに分布している。一方、このX線観察画像に対して平滑化処理を行った画像(b)では、上記のようにとびとびに分布する輝点ノイズが平滑化によって除去されている。また、この画像(b)では、本来の画像成分にも若干の輪郭のボケが発生している。これに対して、上記した方法でノイズ除去処理を行った画像(c)では、輝点ノイズが除去され、その画質が向上していることがわかる。また、この画像(c)では、平滑化処理前の画像(a)を元画像としてノイズ除去処理を行っているため、画像の解像度は低下していない。
本発明によるX線撮像方法、及びX線撮像システムは、上記実施形態及び構成例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、正の輝度値を有する第1のノイズ画像成分P11nと、負の輝度値を有する第2のノイズ画像成分P12nとを含むノイズ画像P13(図5参照)に対して、正の閾値を適用して第1のノイズ画像成分を抽出しているが、このような方法に限定されるものではなく、第1、第2のX線観察画像に対する減算処理の具体的な方法等に応じ、例えば負の閾値を適用してノイズ画像成分を抽出する方法を用いても良い。また、ノイズ除去処理等を行う信号処理部20については、図7に示す構成例では、X線撮像装置10と外部の処理装置56とを接続するケーブルの途中に別装置58として設置されているが、上述したように、X線撮像装置10に付属して設置される構成、外部の処理装置56に付属して設置される構成、あるいは外部の処理装置56においてソフトウェア的に実現する構成を用いても良い。
また、上記実施形態では、X線観察画像を取得するためのX線撮像装置10において、シンチレータ11と撮像素子13との間にFOP12を設けているが、FOP12を設けない構成のX線撮像装置10を用いた場合においても、上記したノイズ除去方法を同様に適用することが可能である。
本発明は、入射したX線像に対応するX線観察画像を、ノイズ画像成分の影響が低減された状態で好適に取得することが可能なX線撮像方法、及びX線撮像システムとして利用可能である。
X線撮像システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。 X線撮像システムに用いられるX線撮像装置の構成を示す側面図である。 X線撮像方法の第1実施形態について示すフローチャートである。 X線観察画像のノイズ除去方法について示す模式図である。 X線観察画像のノイズ除去方法について示す模式図である。 X線観察画像(a)、及びノイズ除去画像(b)の例を示す図である。 図1に示したX線撮像システムの具体的な利用方法の一例を示す図である。 X線撮像システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。 X線撮像方法の第2実施形態について示すフローチャートである。 X線観察画像のノイズ除去方法について示す模式図である。 X線観察画像のノイズ除去方法について示す模式図である。 X線観察画像(a)、平滑化画像(b)、及びノイズ除去画像(c)の例を示す図である。
符号の説明
1A、1B…X線撮像システム、10…X線撮像装置、11…シンチレータ、11a…X線入射面、12…FOP、13…撮像素子、15…ADC、20…信号処理部、21…第1メモリ、22…第2メモリ、23…平滑化フィルタ、25…第1減算器、26…閾値処理回路、27…第2減算器、30…記憶部、S…被写体、50…X線源。

Claims (4)

  1. 一方の面がX線入射面となっており、入射したX線に応じてシンチレーション光を発生してX線像を光像へと変換するシンチレータと、前記シンチレータの他方の面に対して設けられ、前記シンチレータで生成された前記光像を検出して前記シンチレータに入射された前記X線像に対応するX線観察画像を取得する撮像素子とを含み、被写体を通過したX線によって生成された前記X線像を撮像対象とするX線撮像装置を用い、
    前記X線撮像装置により、前記シンチレータで前記光像に変換された前記被写体の前記X線像に対応する画像成分、及び前記撮像素子に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分を含む第1のX線観察画像を取得する第1画像取得ステップと、
    前記第1のノイズ画像成分とは異なる第2のノイズ画像成分を含む第2のX線観察画像を取得する第2画像取得ステップと、
    前記第1のX線観察画像と前記第2のX線観察画像との間で減算処理を行って、ノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像を生成する減算処理ステップと、
    前記ノイズ画像に対して閾値処理を行って、前記ノイズ画像成分のうちで前記第1のノイズ画像成分を抽出する閾値処理ステップと、
    前記第1のノイズ画像成分を含む前記第1のX線観察画像から、前記閾値処理ステップで抽出された前記第1のノイズ画像成分を減算することで、前記第1のノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像を生成するノイズ除去ステップと
    を備え
    前記第1画像取得ステップにおいて、前記被写体に対してX線源からのX線を照射して前記第1のX線観察画像を取得するとともに、
    前記第2画像取得ステップにおいて、前記被写体に対して前記X線源からのX線を照射して、前記X線撮像装置により、前記シンチレータで前記光像に変換された前記被写体の前記X線像に対応する画像成分、及び前記撮像素子に直接入射したX線による前記第2のノイズ画像成分を含む前記第2のX線観察画像を取得す
    ことを特徴とするX線撮像方法。
  2. 前記X線撮像装置は、前記シンチレータと、前記撮像素子との間に設けられ、前記シンチレータで生成された前記光像を前記撮像素子へと導くファイバ光学部材を有することを特徴とする請求項1記載のX線撮像方法。
  3. 一方の面がX線入射面となっており、入射したX線に応じてシンチレーション光を発生してX線像を光像へと変換するシンチレータと、前記シンチレータの他方の面に対して設けられ、前記シンチレータで生成された前記光像を検出して前記シンチレータに入射された前記X線像に対応するX線観察画像を取得する撮像素子とを含み、被写体を通過したX線によって生成された前記X線像を撮像対象とするX線撮像装置と、
    前記X線撮像装置により、前記シンチレータで前記光像に変換された前記被写体の前記X線像に対応する画像成分、及び前記撮像素子に直接入射したX線による第1のノイズ画像成分を含んで取得された第1のX線観察画像と、前記第1のノイズ画像成分とは異なる第2のノイズ画像成分を含んで取得された第2のX線観察画像との間で減算処理を行って、ノイズ画像成分が抽出されたノイズ画像を生成する減算処理手段と、
    前記ノイズ画像に対して閾値処理を行って、前記ノイズ画像成分のうちで前記第1のノイズ画像成分を抽出する閾値処理手段と、
    前記第1のノイズ画像成分を含む前記第1のX線観察画像から、前記閾値処理手段で抽出された前記第1のノイズ画像成分を減算することで、前記第1のノイズ画像成分が除去されたノイズ除去画像を生成するノイズ除去手段と
    を備え
    前記減算処理手段において前記第1のX線観察画像として、前記被写体に対してX線源からのX線を照射して取得されたX線観察画像を用いるとともに、
    前記減算処理手段において前記第2のX線観察画像として、前記被写体に対して前記X線源からのX線を照射して、前記X線撮像装置により、前記シンチレータで前記光像に変換された前記被写体の前記X線像に対応する画像成分、及び前記撮像素子に直接入射したX線による前記第2のノイズ画像成分を含んで取得されたX線観察画像を用い
    ことを特徴とするX線撮像システム。
  4. 前記X線撮像装置は、前記シンチレータと、前記撮像素子との間に設けられ、前記シンチレータで生成された前記光像を前記撮像素子へと導くファイバ光学部材を有することを特徴とする請求項記載のX線撮像システム。
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