JP4987333B2 - 生体内撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

関連出願との相互参照
この出願は、2005年3月31日に出願されたイスラエル特許出願IL167782の優先権を主張し、それはその全体がここに引用により援用される。
発明の分野
この発明は一般に、胃腸管または他の身体管腔を撮像するのに好適な生体内撮像システムに関する。特にそれは、撮像装置と、たとえば取り込まれた画像信号を送信するためのアンテナとに関する。
発明の背景
生体内撮像を提供する際、公知の装置が有用な場合がある。自律型生体内撮像装置、たとえば飲込み可能または摂取可能なカプセルまたは他の装置といった生体内撮像装置は、身体管腔を撮像しながら通過し得る。これらの装置の中には、無線接続を使用して画像データを送信するものもある。
摂取可能撮像カプセルなどの生体内装置によっては、カプセル内の構成要素、たとえばアンテナが、1つまたは数個の基板上に、たとえばプリント回路基板(PCB)上に配置されてもよい。場合によっては、基板同士はカプセルの軸に沿って整列され、1つ以上の配線によって電気的に接続される。
アンテナの効率は一般に、アンテナの表面積および/またはサイズを含むアンテナの特性によって決まる。たとえば、アンテナがその送信波長よりもかなり小さい限り、アンテナの受信および送信効率は、アンテナの表面積および/または長さに直接比例して増加する。たとえば、アンテナが長いほど、および/またはアンテナの表面積が大きいほど、それはより効率的になる。
これまで、いくつかの要因が、アンテナのサイズが増加可能な範囲を制限してきた。これらの要因のうちの1つは、撮像装置のサイズであり得る。
発明の概要
この発明は、いくつかの実施例によれば、たとえばフレキシブル回路基板、および/または2つ以上のリジッド(硬質)区分または部分と1つ以上のフレキシブル(軟質)区分または部分とを有する回路基板、といった回路基板を含む生体内撮像装置を提供する。いくつかの実施例では、リジッド区分とフレキシブル区分とは交互になっていてもよい。
この発明の一実施例によれば、空間使用を節約するための一例は、リジッド区分および/またはフレキシブル区分をいくつかの構成要素のための支持体として採用することによってなされてもよい。たとえば、この発明の一実施例によれば、リジッド区分が照明系および/またはアンテナの双方を支持し、このため回路基板上のリジッド区分およびフレキシブル区分の数を減少させ得る。効率的で節約された回路基板機構は、占有空間がより少ないより小さいサイズへと回路基板を折畳むことを可能にし、このため、小型化した生体内装置を、または、生体内装置内のより多くの使用可能空間を提供し得る。
この発明のいくつかの実施例によれば、生体内撮像装置は画像センサを含んでいてもよい。この装置はさらに、照明系と、画像データを受信システムに送信するための送信機およびアンテナとを含んでいてもよい。一実施例によれば、送信機は無線送信機である。
この発明のいくつかの実施例によれば、1つ以上のリジッド部分は、照明系または1つ以上の照明ユニット、たとえば発光ダイオード(LED)、LEDリング、照明リング、照明アセンブリ、または他の好適な照明系を、リジッド部分の第1の表面上に含み、アンテナをリジッド部分の第2の表面上に含んでいてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、1つ以上の照明ユニット、たとえばLEDリングまたは他の好適な照明系と、アンテナとは、たとえば回路基板のリジッド部分および/またはフレキシブル部分内に組込まれても、または埋込まれてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナは、それが占める空間の量をおそらく減少させるために、生体内撮像装置の他の要素と組合されるかまたは他の要素に取付けられてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、撮像装置が提供され、送信機は整合要素および/または電圧制御発振器(VCO)を含んでいてもよく、アンテナはVCOの共振ループであってもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、撮像装置が提供され、それは、導体を三次元で有するアンテナ、すなわち三次元(3D)アンテナを含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、この3Dアンテナは、回路基板の横に並んでまたは回路基板内に埋込まれてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナが提供され、それは、アンテナの効率を高めるためにフェライトなどの物質を1つ以上含んでいてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、シェルまたはハウジングを有する撮像装置が提供され、アンテナはシェルまたはハウジング上に配置されてもよい。
この発明の別の実施例によれば、アンテナはシェルまたはハウジングの内側の周囲に沿って配置されてもよく、この周囲は、ハウジングの短軸に平行な平面、ハウジングの長軸と直角ではない角度を形成する平面、またはハウジングの長軸に平行な平面に存在していてもよい。または、アンテナはシェルまたはハウジングの外側の周囲に沿って配置されてもよい。
ここにこの発明を、例示のみのために、添付図面を参照して説明する。図中、同じ構成要素は同じ参照番号によって示される。
説明を簡潔かつ明確にするために、図に示す要素は必ずしも一律の縮尺に従って描かれてはいないことが理解されるであろう。たとえば、明確にするために、要素のうちのいくつかの寸法が、他の要素に対して誇張される場合がある。さらに、適切と考えられる場合、対応する、または類似する要素を示すために参照番号が図中で繰返される場合がある。
発明の詳細な説明
以下の説明は、当業者が、ある特定の用途およびその要件の状況において提供されるようにこの発明を行ない、用いることができるようにするために提示される。説明される実施例へのさまざまな変更は当業者には明らかであり、ここに定義される一般的な原理は他
の実施例に適用されてもよい。したがって、この発明は、図示および説明される特定の実施例に限定されるよう意図されてはおらず、ここに開示される原理および新規の特徴と一貫する最も幅広い範囲が与えられるべきものである。以下の詳細な説明では、この発明の完全な理解を提供するために多数の特定の詳細が述べられる。しかしながら、この発明がこれらの特定の詳細なしで実践され得ることは、当業者には理解されるであろう。他の点では、この発明を不明瞭にしないよう、周知の方法、手順、および構成要素は詳細には説明されていない。
ここで、この発明の一実施例に従った生体内撮像装置を概略的に示す図1を参照する。一実施例によれば、装置40は通常、光学窓21と、胃腸管などの身体管腔内部から画像を得るための撮像系とを含む。撮像系は、白色LEDおよび/またはOLED(有機LED)といった1つ以上の照明源23と、CMOSおよび/またはCCD撮像カメラといった撮像器8と、撮像器8上に画像をフォーカスする光学系22とを含んでいてもよい。照明源23は、光学窓21を介して身体管腔の内部を照明する。以下に説明するようなこの発明の実施例によれば、装置40は、画像信号を送信するための、通常撮像器8から信号を無線送信するための送信機12および/または受信機とアンテナ27と、装置40の電気素子に電力を供給する酸化銀電池などの電源2とを含んでいてもよい。一実施例によれば、送信機12はRF送信機である。他の無線送信機が使用可能である。一実施例によれば、装置40は、1つ以上の支持体、たとえば2つの異なるPCB30および30′、または2つの部分を含み得る単一のPCBを含んでいてもよい。この発明の一実施例によれば、装置40のさまざまな構成要素、たとえば送信機12、アンテナ27、および撮像器8は、たとえばPCB30といった支持体上に配置されてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、患者の体外に、たとえば画像受信機90(たとえばアンテナまたはアンテナアレイを含む)、ストレージユニット91、データプロセッサ92、およびモニタ93があってもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、装置40は、データの表示、制御、または他の機能を提供するために(たとえば受信機90を介して)外部受信および表示システムと通信してもよい。たとえば、内部電池、内部電源、または電力を受信する無線システムを用いて、電力が装置40に供給されてもよい。他の実施例は他の構成および能力を有していてもよい。たとえば、構成要素は多数の場所またはユニットにわたって分散されてもよく、制御情報は外部源からたとえば制御チャネルを介して受信されてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、装置40は通常、たとえば自律型の飲込み可能なカプセルであってもよく、またはそれを含んでいてもよいが、装置40は他の形状を有していてもよく、飲込み可能または自律型である必要はない。装置40の実施例は通常自律型であり、通常内蔵型である。たとえば、装置40は、全構成要素がコンテナシェルまたはハウジング内に実質的に含まれているカプセルまたは他のユニットであってもよく、この場合、装置40は、たとえば電力を受取るための、または情報を送信するための配線またはケーブルを全く必要としない。
この発明のいくつかの実施例によれば、装置40はカプセル形状であってもよく、胃腸管を撮像するための自律型内視鏡として作動可能である。しかしながら、この発明の実施例によれば、内視鏡、カテーテル、ステント、針などに組込まれるよう設計された装置といった他の装置も使用可能である。さらに、装置40は、上述の要素をすべて含む必要はない。たとえば、装置40は、内部光源または内部電源を含む必要はなく、照明および/または電力は、当該技術分野において公知であるように、外部源から供給されてもよい。
この発明のシステムおよび方法は、2001年3月8日に出願された「生体内撮像用装置およびシステム」(A DEVICE AND SYSTEM FOR IN-VIVO IMAGING)と題された米国特許
出願連続番号第09/800,470号に記載されているような撮像系を用いて、またはそれにおいて使用されてもよい。この発明のシステムおよび方法が使用され得る撮像系のさらに別の例は、1995年1月17日に出願された「生体内ビデオカメラシステム」(IN-VIVO VIDEO CAMERA SYSTEM)と題されたイッダン(Iddan)等への米国特許第5,604,531号に記載されている。これらの公開は双方とも、この出願の共通譲受人に譲渡されており、ここに引用により援用される。また、これに代えて、この発明のシステムは、身体管腔または腔の画像を提供する任意の好適な撮像装置において利用されてもよい。たとえば、この発明の一実施例に従った回路基板が、内視鏡などの生体内撮像に使用されるプローブにおいて利用されてもよい。
図2は、この発明のいくつかの実施例に従った、垂直に方向付けられた空気コイルを含む垂直アンテナ226の概略図である。ここで使用される場合、垂直および水平は相対的な用語であり、見る人の視点に基づいて、または特定の実施例に基づいて交換可能であってもよい。一実施例では、アンテナ226は、シェルまたはハウジング205を有する生体内装置40内に含まれていてもよく、アンテナ226は、それが装置40のハウジング205の軸「A」に沿って(かつそれに垂直に)旋回し、かつ、軸Bに沿って多かれ少なかれ垂直に延びるように方向付けられてもよい。言い換えれば、アンテナ226のループまたはコイルによって形成される平面は、軸Aに相対的に垂直であってもよく、または、たとえばプリント回路基板(PCB)または他の保持体といった支持板204の平面に相対的に水平にかつ平行に方向付けられてもよい。一実施例では、ループまたはコイルは実質的に円形であってもよいが、他の実施例では、それらは楕円形、正方形などの他の形状を有していてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、PCB204とアンテナ226によって形成されたループとは、装置40のハウジング205の短軸「B」に平行な、または実質的に平行な平面において方向付けられてもよく、および/または、長軸Aに垂直、または実質的に垂直であってもよい。「水平」および「垂直」位置からのずれ、たとえば長軸Aまたは短軸Bからの傾斜が用いられてもよい。一実施例では、アンテナ226は装置40の周囲に沿って配置されてもよい。たとえば、アンテナ226は、シェルまたはハウジングにもたれかかって、またはその上に配置されてもよく、もしくは、たとえば以下に説明するようにシェルまたはハウジング205内に組込まれてもよい。図3は、この発明の一実施例に従った、水平空気コイルのアンテナ327を示しており、それは、アンテナ327のループまたはコイルが、この発明のいくつかの実施例に従って装置40の短軸Bに沿って旋回するように方向付けられている。この発明の一実施例によれば、ループまたはコイルによって形成された1つまたは複数の平面は、支持板304(たとえばPCB)に垂直であってもよく、長軸Aと平行であってもよい。
球形の生体内装置が使用されるといった別の実施例では、アンテナは、支持体または回路基板に垂直な1つまたは複数の平面に1つまたは1組のコイルを形成するというよりもむしろ、アンテナが搭載される回路基板または支持体に平行な1つまたは複数の平面に存在する1つまたは1組のコイルを形成してもよい。さらに、球形の装置を含む一実施例では、アンテナは装置の周囲の周りに、たとえば装置のシェルまたはハウジングの内側の周りに配置されてもよい。アンテナについての、および生体内装置についての他の寸法および形状、ならびにコイルの他の巻回数が使用されてもよい。
この発明の一実施例によれば、図2のアンテナ226によって示すような一連の積層コイルまたはループの累積高さまたは長さ(視点による)「H」は、積層コイルまたはループの直径「D」より小さくてもよい。ループまたはコイルの組(ここで使用される場合、「組」という用語は1つの単位または2つ以上の単位を含み得る)長さHに沿って伸びてもよい。この発明の別の実施例によれば、アンテナ226の2つ以上のループまたはコイ
ルの直径Dは互いに若干異なっていてもよい。たとえば、アンテナ226がPCBまたは他の支持媒体上に刻設されている場合、1つのコイルが別のコイルよりも若干小さく、したがってその内側に含まれてもよく、そのため異なるコイルが実質的に同じ平面上に形成されてもよい。
図4Aは、この発明のいくつかの実施例に従った、生体内装置40のシェルまたはハウジング5上に刻設された垂直アンテナ406の簡略化された概略図である。アンテナ406の刻設は、たとえば、シェルまたはハウジング5の内側上であっても外側上であってもよく、好ましくは内側上である。アンテナ406の刻設がシェルまたはハウジング5の外側上にある場合には、たとえばハウジングの壁にピンサイズの孔をあけ、その後孔を封鎖して患者の胃腸または管腔の内部から来るかもしれない流体が装置40の区画に入らないようにすることによって、送信機408へのアンテナ406の適正な電気接続がなされることを確実にするよう、注意しなければならない。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ406は、装置40の長軸を包囲する周囲上に配置されてもよいが、そうである必要はない。さらに、装置40では一方の軸が他方より長い必要はなく、たとえば装置40は対称形、球形などであってもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、生体内装置40はシェルまたはハウジングを含んでいてもよく、それは一体型であってもよいが、たとえば本体部品と光学ドーム部品などのように多部品構成であってもよい。通常、シェルまたはハウジングは好適なプラスチックから形成されるが、ガラス、金属などの他の材料からも作られてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ、またはアンテナの一部、もしくはアンテナの大部分は、概してシェルの内周の周りに配置されてもよい。好ましくは、アンテナは、ループまたはコイル面積を増加させるために最長内周の周りに配置されるが、そうである必要はない。
図4Bに示すようなこの発明のいくつかの実施例によれば、生体内装置40は、シェルまたはハウジング5上に、生体内装置40の内側か外側に刻設されたアンテナ416を含んでいてもよい。達成可能な最大コイル面積を形成するために、アンテナ416は、装置40の長軸に平行な、または長軸を通る平面に存在していてもよい。
図4Cに示すようなこの発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ426は、生体内装置40のハウジング5上に、装置40のハウジングの長軸に対して真っ直ぐではない角度で刻設されてもよい。垂直アンテナ426のコイル面積は、416のアンテナのものよりも小さいかもしれないが、406のアンテナのものよりも大きい。
図5は、この発明の別の実施例に従った生体内撮像装置を概略的に示す。一実施例によれば、装置40は、光学窓21と、胃腸管などの身体管腔内部から画像を得るための撮像系とを含んでいてもよい。この発明の一実施例によれば、撮像系は照明系を含んでいてもよく、それは、たとえば、白色LED、OLED、照明リングまたは照明アセンブリ、ハイブリッド照明ユニットまたは他の好適な照明ユニットといった照明源23を1つ以上含んでいてもよい。この発明の一実施例によれば、撮像系は、画像センサ、たとえばCMOS撮像カメラといった撮像器8と、撮像器8上に画像をフォーカスする光学系22とを含んでいてもよい。この発明の一実施例によれば、照明源23は、光学窓21を介して身体管腔の内部を照明してもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、装置40は、制御ユニット14と、撮像器8からの画像信号などの信号を送信および/または受信するための送信機/受信機12およびアンテナ13と、装置40の電気素子に電力を供給する酸化銀電池などの電源2とを含んでいてもよい。
この発明の一実施例によれば、送信機12は任意で、たとえば、撮像器8によって生成
される信号および/またはデータを処理する処理ユニットまたはプロセッサもしくはコントローラを含んでいてもよい。別の実施例では、処理ユニットは、装置40内の別個の構成要素、たとえばコントローラまたはプロセッサ14を用いて実現されてもよく、または、撮像器8、送信機/受信機12、もしくは別の構成要素の一体部分として実現されてもよく、または、必要とされなくてもよい。この任意の処理ユニットは、たとえば、中央処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、コントローラ、チップ、マイクロチップ、コントローラ、回路構成、集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または任意の他の好適な多目的または特定プロセッサ、コントローラ、回路構成もしくは回路を含んでいてもよい。一実施例では、たとえば、処理ユニットまたはコントローラは送信機/受信機12に埋込まれるかまたは組込まれていてもよく、たとえばASICを用いて実現されてもよい。
この発明の一実施例によれば、装置40のさまざまな構成要素は、支持体、たとえばフレキシブル回路基板、および/またはリジッド部分とフレキシブル部分とを含む回路基板3上に配置されてもよく、好ましくは、構成要素は垂直に積層されて配置されるが、他の配置も可能である。たとえば、この発明の一実施例によれば、回路基板3のあるリジッド部分11が制御ユニット14を保持してもよい。回路基板の別のリジッド部分9は、たとえば、LED、OLED、LEDリング、または他の照明源といった1つ以上の照明源23などの照明系と、撮像器8とを、一方の側に含んでいてもよく、このリジッド部分9の他方の側は、たとえば、電池または電源2のための接点51を含んでいてもよい。一実施例によれば、電池接点は好ましくは、以下で説明するようなばねであってもよい。回路基板3の別のリジッド部分7は、たとえば、別の電池接点53を一方の側に有していてもよく、このリジッド部分7の他方の側は、たとえば送信機/受信機12を含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、回路基板の各リジッド部分は、回路基板のフレキシブルコネクタ部分(たとえば17および17′)によって、回路基板の別のリジッド部分に接続されてもよい。
この発明の一実施例によれば、回路基板3は、たとえば図5、図6Aおよび図6Bに示すように折畳まれてもよい。折畳まれる場合、電池接点は、2つのリジッド回路基板部分の間に挟まれる1組の1つ以上の電池、たとえば電源2に接触してもよい。回路基板3はさまざまな態様で折畳まれてもよく、たとえば、回路基板3は「2」形状、「5」形状、「6」形状、「C」形状、または他の好適な形状を有していてもよい。図5は、この発明の一実施例に従った、リジッド部分9、7および11とフレキシブル部分17および17′とを交互に有する「S」として構成された回路基板を概略的に示している。
代替的な実施例では、pH、温度または圧力を計測する飲込み可能カプセルといった他の生体内撮像装置において、または、上述のもの以外の構成要素を有する飲込み可能撮像カプセルにおいて、構成要素を配置し保持するために、リジッド部分とフレキシブル部分とを有する回路基板が使用されてもよい。そのような回路基板は、「フレキシブル回路基板を備えた生体内装置およびその組立のための方法」(IN VIVO DEVICE WITH FLEXIBLE CIRCUIT BOARD AND METHOD FOR ASSEMBLY THEREOF)と題された米国出願番号第10/879,054号、および「リジッド区分とフレキシブル区分とを有する回路基板を備えた生体内撮像装置」(IN VIVO IMAGING DEVICE WITH A CIRCUIT BOARD HAVING RIGID SECTIONS AND FLEXIBLE SECTIONS)と題された米国出願番号第60/298,387号に記載された実施例と同様であってもよく、各々、ここにその全体が引用により援用される。
上述のように、アンテナがその送信波長よりもかなり小さい限り、アンテナの受信および同報通信効率は、アンテナの表面積および/または長さに直接比例して増加する。たとえば、アンテナが長いほど、および/またはアンテナの表面積が大きいほど、それはより
効率的になる。この発明のいくつかの実施例によれば、たとえば生体内装置40よりも長いアンテナ13が、装置40などの生体内撮像装置に、アンテナ13などのアンテナを回路基板3に、または回路基板3内の層に取付ける/埋込むことによって挿入されてもよい。たとえば、この発明の一実施例によれば、アンテナ13はリジッド部分9および/または7に、および/またはフレキシブル部分17′に取付けられてもよく、もしくは、リジッド部分9および/または7、および/またはフレキシブル部分17′の層内に組込まれるかまたは埋込まれてもよい。たとえば、この発明の一実施例によれば、回路基板3のリジッド部分9と7、および/またはフレキシブル部分17′は、アンテナ13が回路基板3の一体部分となるように製造されてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ13は、回路基板3またはリジッド部分9の組込まれた、もしくは一体部分として、形成、製造または生産されてもよい。たとえば、回路基板3またはリジッド部分9を製造するプロセスは、回路基板3の一部としてアンテナ13を結合、貼付け、はんだ付け、接続、または他の態様でしっかりと取付けることを含んでいてもよい。そのような製造は、内部に組込まれたアンテナ13を有する予め提供された回路基板3またはリジッド部分9をもたらす場合があり、回路基板3またはリジッド部分9の製造プロセスが完了した後でアンテナ13を回路基板3またはリジッド部分9に組立てる、またはさらに接続する必要性をなくす場合がある。
この発明のいくつかの実施例によれば、達成可能な最大コイル面積を形成するために、アンテナ13は、回路基板3に平行な、または回路基板3を通る平面に存在していてもよい。加えて、垂直アンテナ13のループは、できるだけ大きいループ面積を形成し、それによりアンテナ13の効率を高めるために、回路基板3の周囲の近くに刻設されてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ13のループ同士は、回路基板3の内部または上に刻設された場合、互いに若干異なる直径を有するように作られてもよい。たとえば、回路基板3の単一の層に異なるループが作られるように、1つのループが別のループよりも若干小さく、したがってその内側に含まれていてもよい。加えて、アンテナ13のループは、回路基板3の異なる層上に、実質的に同じ直径を有して作られてもよい。
図6Aおよび図6Bは、この発明のいくつかの実施例に従った、装置40内での占有面積が最小で、折畳み可能なアンテナを含むように構成された、回路基板、または他の好適な基材、もしくは支持体600の上面図および底面図をそれぞれ概略的に示す。
この発明の一実施例によれば、回路基板600はリジッド部分601、602および603を含んでいてもよく、それらはフレキシブル部分611および612を用いて相互接続されてもよい。3つのリジッド部分と2つのフレキシブル部分とが図示されているが、この発明の実施例はこの点に関して限定されておらず、他の数、順序または組合せのリジッド部分および/またはフレキシブル部分を含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分601は、たとえば、ハイブリッド照明ユニットおよび/またはLEDリングもしくはOLEDリングなどの照明リングといった照明系632を含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分602は撮像器622を一方の側に含んでいてもよく、このリジッド部分602の他方の側は、たとえば、電池または他の電源を定位置に保持可能なばねといった電池保持体621を含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分603は、ASIC607などの送信機と電池保持体657とを含んでいてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、各リジッド部分は厚さが8mmに等しいかそれ未満であってもよい。この発明の一実施例によれば、回路基板600は1つ以上の層を含
んでいてもよく、たとえばアンテナ623のようなアンテナはこれらの層のうちの1つに、またはこれらの層のすべてに部分的に埋込まれていてもよく、たとえば深さ方向を備える螺旋形状を有するアンテナであってもよい。たとえばリジッド区分603は6つの層631を含んでいてもよく、アンテナ623はこれらの層のうちの1つ、いくつか、またはすべてに埋込まれていてもよい。この発明の一実施例によれば、これらの層のうちの1つは、アンテナ623をたとえばリジッド区分603に位置するたとえばASIC607に接続し得る電気接続を含んでいてもよい。
この発明の一実施例によれば、回路基板のこれらの層は任意の種類の公知の材料を含んでいてもよく、いくつかの実施例によれば、銅が使用される。
図6Cおよび図6Dは、この発明のいくつかの実施例に従った回路基板670の上面図および底面図をそれぞれ概略的に示す。いくつかの実施例では、回路基板670は、図5の装置40とともに、または、生体内撮像もしくは生体内感知用の他の好適な装置またはシステムとともに使用されてもよい。
この発明の一実施例によれば、回路基板670は、たとえば、1つ以上のリジッド部分と1つ以上のフレキシブル部分とを含んでいてもよい。たとえば、回路基板670はリジッド部分671、673、675および677を含んでいてもよく、それらは、フレキシブル部分672、674および676を用いて相互接続されてもよい。4つのリジッド部分と3つのフレキシブル部分とが図示されているが、この発明の実施例はこの点に関して限定されておらず、他の数、順序または組合せのリジッド部分および/またはフレキシブル部分を含んでいてもよい。
いくつかの実施例では、リジッド部分671および677は、たとえば、LED681などの1つ以上の照明ユニットを含み、たとえばLED681に供給される電力を調整または制御する抵抗および/またはキャパシタを1つ以上、任意で含んでいてもよい。
いくつかの実施例では、リジッド部分673は、第1の撮像器691と、ASIC692などの送信機とを含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分675は、第2の撮像器693および/またはプロセッサ694を任意で含んでいてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、円形ループアンテナ678などのアンテナが、回路基板670の1つ以上の区分上に搭載されてもよく、および/または1つ以上の区分に埋込まれてもよい。たとえば、この発明の一実施例によれば、アンテナ678の一部分はリジッド部分671上に搭載されてもよく、アンテナ678の別の部分はフレキシブル部分672上に搭載されてもよく、さらに別の部分はリジッド部分に搭載されてASIC692に接続されてもよい。
図7Aは、この発明のいくつかの実施例に従ったリジッド部分703、アンテナ723、および送信機751を示す一部切断図である。いくつかの実施例では、リジッド部分703は、図6Aおよび図6Bのリジッド部分603の一例であってもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分703は1つ以上の層721、たとえば6つの内層を含んでいてもよい。アンテナ723はこれらの層のうちの1つに埋込まれても、および/またはプリントされてもよく、たとえば送信機751に電気的に相互接続されてもよい。この発明の一実施例によれば、アンテナ723は、たとえばこれらの層のうちの1つにおいて、リジッド部分703の内側に巻きつけられてもよい。この発明の一実施例によれば、リジッド部分703は円筒形状を有していてもよく、アンテナ723はリジッド部分703の外側の周りを覆っていてもよい。
図7B−7Cは、この発明のいくつかの実施例に従った、たとえばリジッド区分703
の内層の上面図および側面図をそれぞれ概略的に示す。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ723は、たとえば、これらの層のうちの1つを通ってリジッド区分703の一方の側から他方の側へと横断し得るバイアおよび/または配線および/または電気接点を介して、電気的に通じていてもよい。この発明の一実施例によれば、たとえば2つのプリントトレース724および734といった電気配線が、層721のうちの1つの上にプリントおよび/または成形されてもよい。この発明の一実施例によれば、プリントトレース724および734の各々は、送信機751に、または、たとえば回路基板600上に配置される他の構成要素に接続されてもよい。
ここで、この発明のいくつかの実施例に従ったアンテナ823を例示する概略図である図8A−8Cを参照する。たとえば図8Aに示すような一実施例によれば、アンテナ823は円形螺旋形状であってもよい。たとえば図8Bに示すようなこの発明の一実施例によれば、アンテナ823は正方形螺旋形状のアンテナであってもよい。たとえば図8Cに示すようなこの発明の別の実施例によれば、アンテナは、たとえば、その中央に丸い孔などの内円を備えるリングまたはブーメラン形状であってもよい。通常、アンテナ823は、回路基板への、たとえばリジッド部分703の層のうちの1つへの好適な組込のために適合する寸法を有する。アンテナ823はリング形状以外の異なる形状、たとえば矩形形状であってもよく、または、摂取可能カプセルなどの生体内装置に収まるために適合する任意の他の形であってもよい。
図8Dは、この発明のいくつかの実施例に従った、水平空気コイルアンテナなどのアンテナ800を示す。たとえばアンテナ800の効率は、たとえばフェライトを含むフレキシブルスティック810といった構成要素を1つ以上使用することによって高められてもよい。たとえば、10MHzといった低周波数では、アンテナ800などのアンテナを包囲する磁界の強さは、スティック810をコイルアンテナ800内に、たとえばコイルアンテナ800の空洞化したコイルに沿って配置することによって、100倍強化される場合がある。
図9Aは、この発明のいくつかの実施例に従った回路基板900の三次元図を概略的に示す。この発明のいくつかの実施例によれば、回路基板900は、図6Aおよび図6Bの回路基板600の一例であってもよい。いくつかの実施例では、回路基板900は、図5の装置40とともに、または、生体内撮像用の他の好適な装置およびシステムとともに使用されてもよい。
この発明の一実施例によれば、回路基板900は、たとえば、1つ以上のリジッド部分と1つ以上のフレキシブル部分とを含んでいてもよい。たとえば、回路基板900はリジッド部分971、973、975および977を含んでいてもよく、それらは、フレキシブル部分972、974および976を用いて相互接続されてもよい。4つのリジッド部分と3つのフレキシブル部分とが図示されているが、この発明の実施例はこの点に関して限定されておらず、他の数、順序または組合せのリジッド部分および/またはフレキシブル部分を含んでいてもよい。
この発明の一実施例によれば、リジッド部分971は、レンズ保持体と、1つ以上の照明ユニットまたはLED942を有するLEDリング921と、おそらくは他の構成要素とを、その一面上に搭載された状態で有していてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、リジッド部分973は撮像器922を一方の側に有していてもよく、このリジッド部分973の他方の側は、たとえば電池保持体902を含んでいてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、回路基板900は1つ以上の層を任意で有していてもよく、アンテナはそれらの層のうちの1つに埋込まれてもよい。たとえばこの発明
の一実施例によれば、アンテナ978は、回路基板900のリジッド区分975と977およびフレキシブル区分976の層のうちの1つに埋込まれてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ978は、リジッド区分975に位置する送信機930といった送信機に接続されてもよい。たとえば送信機930といったさまざまな構成要素は、たとえば、回路基板900に埋込まれたバイア924および/または配線および/または電気接点を介して電気的に通じていてもよい。
図9Bおよび図9Cは、この発明のいくつかの実施例に従った3D回路基板990と、たとえば3Dアンテナなどの折畳まれたアンテナ993との三次元(3D)図および上面図をそれぞれ概略的に示す。いくつかの実施例では、回路基板990は、図5の装置40とともに、または、生体内撮像または生体内感知用の他の好適な装置およびシステムとともに使用されてもよい。
この発明の一実施例によれば、回路基板990は、たとえば、1つ以上のリジッド部分と1つ以上のフレキシブル部分とを含んでいてもよい。たとえば、回路基板990はリジッド部分991および992を含んでいてもよく、それらは、フレキシブル部分996を用いて相互接続されてもよい。2つのリジッド部分と1つのフレキシブル部分とが図示されているが、この発明の実施例はこの点に関して限定されてはおらず、他の数、順序または組合せのリジッド部分および/またはフレキシブル部分を含んでいてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、回路基板990は1つ以上の層を任意で含んでいてもよく、アンテナ993はこれらの層の1つ以上に埋込まれてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ993は、回路基板990の横に並んでアンテナ993を配置し、または埋込み、回路基板を装置40内で折畳むことによって、装置40の内部で使用されてもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、アンテナ993は回路基板990を包囲してもよい。
図9Dに示すようなこの発明のいくつかの実施例によれば、たとえばアンテナ993などのアンテナを回路基板990内で、または装置40内で、もしくは他の好適な装置およびシステムで折畳むことによって、導体を3つの次元で含むアンテナが形成され、各導体は異なる方向に放射する。その結果、ダイバーシティ偏波磁界998などの均一磁界が、アンテナの周りに、および/または装置40の周りに生成される。
図9Eは、この発明のいくつかの実施例に従った、折畳み可能なアンテナを備える生体内撮像装置を製造する方法の概略的なフローチャートである。ステップ910で、1つ以上の層を備えるリジッド部分とフレキシブル部分とを有する回路基板が提供される。ステップ911で、回路基板のこれらの層のうちの1つ以上に、アンテナが取付けられ、接続され、または埋込まれてもよい。これは、たとえば、回路基板全体の横に並んでアンテナを取付けること、または埋込むことを含んでいてもよい。ステップ912で、たとえば回路基板とアンテナとが、予め規定された形状へと、たとえば折畳まれ、曲げられ、ねじられ、および/または形作られてもよい。ステップ913で、回路基板とアンテナとは、生体内撮像用に適合または構成された好適なハウジング、たとえば飲込み可能カプセルのハウジングへと挿入されてもよい。この発明の実施例に従って、3Dアンテナとそのようなアンテナを含む装置とが生産されてもよい。一実施例によれば、回路基板に撮像器が取付けられても、または埋込まれてもよい。この発明の実施例に従って、他の好適な動作または方法が使用されてもよい。
図10は、この発明のいくつかの実施例に従った、電圧制御発振器(VCO)1012を含み、VCO1012の共振コイル1014を使用してアンテナとして機能する例示的な送信機1002の簡略化されたブロック図である。
この発明の一実施例によれば、水晶発振子(OSC)1004が、比較的安定しかつ正確な基準周波数1024を提供してもよい。基準周波数1024は次に位相ロックループ(PLL)1008に供給される。PLLの第2の入力1026が二進分周器1006の出力から来てもよく、それは、たとえばVCO1012の出力から直接タップされた入力信号1032の周波数を適正に分割し、基準周波数1024に十分近い周波数の信号を出力してもよい。PLL1008は出力電流信号1028を生成してもよく、それはゼロに近くてもよく、その2つの入力信号1024および1026の相対位相差に比例していてもよい。基準信号1024と分周器1006からの入力信号1026とが実質的に同じ周波数である場合、PLL1008の出力は一定のゼロ電流であってもよい。この電圧にノイズがあれば、それはローパスループフィルタ1010によって取除かれ、ローパスループフィルタ1010は次に制御電圧出力1030を生成する。PLL1008への2つの入力信号の周波数が同じではない場合、ローパスループフィルタ1010からの制御電圧出力1030は変動する場合があり、それはVCO1012を正しい周波数へ駆動しようとする場合がある。送信機1002において、他の構成要素、または他の組の構成要素が使用されてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、プロセッサからの信号といった変調信号1022はデジタル二値信号であってもよいが、そうである必要はない。この発明の一実施例によれば、変調信号1022は、撮像系によって収集された画像データを含んでいてもよく、また、pHデータ、圧力データ、電池電圧データなどの他の遠隔測定データも含んでいてもよい。変調信号1022はVCO1012の制御電圧信号1030上に重ね合わされて、変調された信号1034を生成してもよい。この発明のいくつかの実施例によれば、この変調は、周波数変調(FM)、位相変調(PM)、周波数偏移変調(FSK)、位相偏移変調(PSK)、最小偏移変調(MSK)、位相連続周波数偏移変調(CPFSK)のフォーマットで、または任意の他の好適なフォーマットで行なわれてもよい。
この発明のいくつかの実施例によれば、変調された信号1034の電力を、それがアンテナに印加される前にさらに増強するために、電力増幅器が使用されてもよい。しかしながら、これは、利用可能な電源が制限され得るたとえば飲込み可能カプセルといった生体内撮像装置の内部で使用されるアンテナに電力を供給するには効果的な方法ではない場合がある。この発明のいくつかの例示的な実施例によれば、VCO1012の共振コイル1014がアンテナとして機能するよう使用されてもよく、変調された信号1034は共振コイル1014によって直接放射されてもよい。加えて、VCO1012を流れる駆動電流を変更することによって、比較的大きなダイナミックレンジの放射電力、たとえば20dBが達成され得る。
アンテナの効率は一般に、アンテナの表面積および/またはサイズを含むアンテナの特性によって決まる。たとえば、アンテナがそのアンテナの送信波長よりもかなり小さい限り、アンテナの受信および送信効率は、アンテナの表面積および/または長さに直接比例して増加する。たとえば、アンテナが長いほど、および/またはアンテナの表面積が大きいほど、それはより効率的になる。加えて、アンテナのインピーダンスは、アンテナの表面積およびコイルの数に直接比例して増加する。その結果、アンテナのインピーダンスは、アンテナの効率を高めることによって変更される(通常増加する)。
この発明のいくつかの実施例によれば、たとえば追加のキャパシタンスおよび/またはチョークといった整合要素を使用することによって、アンテナインピーダンスを必要な値に整合させることが可能であり得る。
この発明の一実施例によれば、整合要素の採用は、図5に示すアンテナなどの(たとえ
ば高い効率および予め定められた範囲のインピーダンスとを備える)より大きくより長いアンテナの効果的な使用を可能にし、整合要素を用いてアンテナのインピーダンスの所望の範囲を調節し得る。図11A−11Dに示すようなこの発明のいくつかの実施例によれば、異なる形状およびサイズのアンテナを、ASICなどの異なるカプセル構成要素と組合せて使用することが可能である。
図11Aは、この発明のいくつかの実施例に従った、電気回路、たとえばVCO(電圧制御発振器)回路1101といった共振回路を概略的に示す。この発明の一実施例によれば、回路1101は、電力増幅器1102または電力VCOと、アンテナ1123とを含んでいてもよい。この発明の一実施例によれば、アンテナ、たとえばアンテナ1123のインダクタンス(inductive value)は以下の式によって求められ得る。
Figure 0004987333
式中、fは搬送波の周波数値であり、Lは共振回路のインダクタンス値であり、Cは共振回路のキャパシタンス値である。
この発明のいくつかの実施例によれば、追加のキャパシタンスおよび/またはチョークを使用することによって、アンテナインダクタンスを必要な値に整合させることが可能であり得る。たとえば、図11Bに示すような一実施例によれば、回路1110はキャパシタンス1111を含んでいてもよく、それはアンテナ1123に直列接続されていてもよい。
図11Cに示すようなこの発明の別の実施例によれば、回路1120はチョーク1121を含んでいてもよく、それはアンテナ1123に直列接続されていてもよい。
図11Dに示すようなこの発明の別の実施例によれば、回路1130はキャパシタンス1131を含んでいてもよく、それはアンテナ1123に並列接続されていてもよい。
図11Eに示すようなこの発明の別の実施例によれば、回路1140はチョーク1142を含んでいてもよく、それは、キャパシタンス1141およびアンテナ1123に並列接続されていてもよい。
この発明が、上に特に図示し説明したものに限定されないことは、当業者によって理解されるであろう。むしろ、この発明の範囲は、特許請求の範囲によって定義される。
この発明の一実施例に従った生体内撮像装置およびシステムの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、撮像装置のシェル内部のアンテナの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、水平に方向付けられた空気コイルを含む撮像装置のシェル内部のアンテナの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、生体内装置のハウジング上に刻設された垂直アンテナの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、生体内装置のハウジング上に刻設された垂直アンテナの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、生体内装置のハウジング上に刻設された垂直アンテナの概略図である。 この発明のいくつかの実施例に従った生体内撮像装置の概略図である。 この発明の別の実施例に従った回路基板の上面図を概略的に示す図である。 この発明の別の実施例に従った回路基板の底面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った回路基板の上面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った回路基板の底面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、回路基板のリジッド部分、アンテナ、および送信機を示す一部切断図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、回路基板のリジッド部分の上面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、回路基板のリジッド部分の側面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従ったアンテナを概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従ったアンテナを概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従ったアンテナを概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従ったアンテナを概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った回路基板およびアンテナの三次元図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った3D回路基板および3Dアンテナの三次元(3D)図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った3D回路基板および3Dアンテナの上面図を概略的に示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った、3Dアンテナのダイバーシティ偏波磁界を示す図である。 この発明のいくつかの実施例に従った3Dアンテナを製造する方法の概略的なフローチャートである。 この発明のいくつかの実施例に従った、電圧制御発振器を含む例示的な送信機のブロック図である。 この発明のいくつかの実施例に従った電気回路のブロック図である。 この発明のいくつかの実施例に従った電気回路のブロック図である。 この発明のいくつかの実施例に従った電気回路のブロック図である。 この発明のいくつかの実施例に従った電気回路のブロック図である。 この発明のいくつかの実施例に従った電気回路のブロック図である。
符号の説明
3 回路基板、5 ハウジング、8 撮像器、12 送信機、13 アンテナ、40 生体内撮像装置。

Claims (6)

  1. 照明系によって生体内を照明しながら撮像器によって生体内の画像を取得し、取得された画像を送信機からアンテナを介して生体外部に送信する生体内撮像装置において、
    前記アンテナ及び前記送信機が搭載されるプリント回路基板を備え、該プリント回路基板は、
    少なくとも1つのフレキシブル部分と、
    前記フレキシブル部分に連結された少なくともつのリジッド部分とを備え、
    前記アンテナは、前記プリント回路基板の前記少なくとも1つのフレキシブル部分に部分的に埋め込まれ、かつ前記プリント回路基板の前記少なくともつのリジッド部分に埋め込まれて、三次元アンテナを形成し、
    前記送信機は前記リジッド部分のうちの1つの上に配置される生体内撮像装置。
  2. 前記アンテナは、前記プリント回路基板の全長に沿って埋込まれている請求項1に記載の生体内撮像装置。
  3. 前記照明系は前記リジッド部分のうちの1つの上に搭載される請求項1に記載の生体内撮像装置。
  4. 前記生体内撮像装置は自律型である請求項1に記載の生体内撮像装置。
  5. 照明系によって生体内を照明しながら撮像器によって生体内の画像を取得し、取得された画像を送信機からアンテナを介して生体外部に送信する生体内撮像装置を製造する方法であって、
    該方法は、少なくとも1つのフレキシブル部分と、前記フレキシブル部分に連結された少なくともつのリジッド部分とから、前記アンテナ及び前記送信機が搭載されるプリント回路基板を形成するステップを備え、
    前記アンテナを前記プリント回路基板に搭載することは、
    前記アンテナを前記プリント回路基板の前記少なくとも1つのフレキシブル部分に部分的に埋め込み、かつ前記プリント回路基板の前記少なくとも2つのリジッド部分に部分的に埋め込むステップと、
    前記アンテナが三次元アンテナを形成するように、前記プリント回路基板を折畳むステップとを備え、
    前記送信機を前記プリント回路基板に搭載することは、前記プリント回路基板のリジッド部分のうちの1つの上に前記送信機を配置するステップを備える方法。
  6. 前記プリント回路基板上に撮像器を搭載するステップを含む請求項5に記載の方法。
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