JP4986826B2 - 精神状態測定方法および装置並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、人が緊張状態にあるか、リラックス状態に有るかを、一次元的にわかり易く示すことができるようにするための精神状態測定方法および装置並びにプログラムに関する。
人の拍動(心拍動や脈拍動)は、自神経により調整されている。自神経は、交感神経と副交感神経とからなり、それぞれが異なるリズムで拍動を調整しているため、拍動間隔に“ゆらぎ(fluctuation)”を生じさせている。
この拍動間隔のゆらぎのうち、0.15Hz〜0.4Hzの比較的早いゆらぎ成分の大きさ(高周波成分値HF)は、副交感神経の活動に依存し、0.04Hz〜0.15Hzの比較的遅いゆらぎ成分の大きさ(低周波成分値LF)は、交感神経および副交感神経の両方の活動に依存していることが知られている。また、前記両周波数成分値の比LF/HFは、交感神経の活動の指標として用いられている。
前記各成分値LF、HFを用いて、人の精神状態を把握する方法が種々提案されている。
例えば、活性度の軸と緊張度の軸からなる二次元座標上で、前記各成分値LF、HFに基づいて得られた点を表示して、その被験者の精神状態を判定するように構成した自神経活動測定装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、前記各成分値LF、HFを含むパラメ−タから、ストレス度とリラックス度をそれぞれ求めることができるストレス評価方法及び装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−330934号公報 特開平07−231880号公報
しかしながら、前記特許文献等に記載されている方法および装置に関する技術は、人の精神状態を多次元的に求めているため、その精神状態の変化や比較等が容易ではなく、直感的にかつ定量的に、その人の精神状態を把握できないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するものであって、人が緊張状態にあるか、リラックス状態に有るかを、一次元的にわかり易く示すことができる精神状態測定方法および装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の精神状態測定方法は、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受ける段階と、前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を実行する段階とを有し、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を次の演算式(I)により算出することを特徴とする。
S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
本発明の請求項2に記載の精神状態測定方法は、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)として算出することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の精神状態測定方法は、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffとして算出することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の精神状態測定装置は、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受ける情報受領手段(25、26)と、
前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)とを用いて、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を算出する指標値算出手段(30)とを有する精神状態測定装置であって、
前記指標値算出手段が、次の演算式(I)を用いることにより前記指標値を算出することを特徴とする
S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
本発明の請求項5に記載の精神状態測定装置は、前記指標値算出手段が、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)を算出するように設定することを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の精神状態測定装置は、前記指標値算出手段が、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffを算出するように設定することを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の精神状態測定プログラムは、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)の算出をコンピュータに実行させるための精神状態測定プログラムであって、
交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受けると共に、前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を、前記指標値(S)を次の演算式(I)により算出する手順を、コンピュータに実行させるための精神状態測定プログラム
S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
本発明の請求項8に記載の精神状態測定プログラムは、前記精神状態測定プログラムが、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)として算出する手順を含むことを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の精神状態測定プログラムは、前記精神状態測定プログラムが、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffとして算出する手順を含むことを特徴とする。
本発明によれば、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受け、その低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を実行することにより、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を算出しているので、直感的にかつ定量的に、その人の精神状態を把握でき、その精神状態の変化の分析や比較等を容易に行うことができる。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
A.精神状態測定装置の構成
図1は、本発明に係る精神状態測定方法の典型的な実施例としての精神状態測定装置20を示すブロック系統構成図である。すなわち、図1において、参照符号21は、被験者の拍動を検出するためのセンサを示し、このセンサ21は、血管の振動を検出する振動式センサや、血流を光学的に検出する光学式センサとして構成される。
センサ21の出力信号は、A/D変換器22によりデジタル信号に変換されて、記憶部23内のメモリ(図示せず)に記憶される。なお、この記憶部23には、時刻情報を出力するタイマ回路が含まれており、外部あるいは図示しない操作部の操作による測定開始の指示を受ける毎に、一定数のデータを時刻情報と共に記憶する。なお、この記憶部23は、後述する各手段において得られる各種のデータや演算値などを記憶するメモリとしての機能も有している。
記憶部23に記憶された一連のデータについて、間隔検出手段24を介して拍動間隔(R―R間隔)が検出され、得られた間隔データは周波数解析手段25へ入力される。
周波数解析手段25においては、入力された間隔データに対して周波数解析処理(FFT処理)が行われ、スペクトラムデータが得られる。
周波数解析手段25で得られたスペクトラムデータは、神経活動値算出手段26において、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値LFと高周波成分値HFとが算出される。
この場合、神経活動値算出手段26において算出された低周波成分値LFは、スペクトラムデータのうち、0.04〜0.15(Hz)の範囲のパワー値の総和(面積)であり、また高周波成分値HFは、0.15〜0.4(Hz)の範囲のパワー値の総和(面積)である。
このようにして得られた低周波数成分値LFおよび高周波成分値HFは、それぞれ指標値算出手段30に入力される。指標値算出手段30においては、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値LFと高周波成分値HFとを用いて、強い緊張状態から強いリラックス状態までの精神状態を一次元的に示す指標値Sを算出する。
指標値Sは、強い緊張状態から強いリラックス状態までを所定の数値範囲(例えば、−25〜75、0〜100、−50〜50のようなわかり易い範囲)に対応させ、その範囲内の値で表すことができる演算式を用いて算出される。
そして、演算式により算出された指標値Sは、被験者の拍動を検出し測定したときの時刻情報と共に、表示制御手段31により表示器32において表示される。
B.指標値の演算式
そこで、本発明者は、次の一般式で示される演算式により指標値Sを算出することにより、被験者の精神状態を適切に表すことができることを見出した。すなわち、指標値Sは、低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)に依存した第1項Gaと、高周波成分値(HF)に依存した第2項Gaと、定数項Cとの3つの項からなる次の一般式により算出される。なお、一般式において第1項のGaおよび第2項のGbは、それぞれ括弧内のRおよびHFを変数とする関数として示す。
S=Ga(R)−Gb(HF)+C …(一般式)
前記一般式を、より具体的な演算式に変換すれば、次の3つの演算式(I)、(II)、(III)のいずれかを用いることにより、被験者の精神状態を適切に表す指標値Sを容易に算出することができる。
S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
ただし、A、B、C、kおよびfは定数である。
S=A′・(LF/HF)/k′−B′・(HF)/f′+C′ …(II)
ただし、A′、B′、C′、k′およびf′は定数である。
S=A″・(LF/HF)/k″−B″・log[(HF)/f″]+C″ …(III)
ただし、A″、B″、C″、k″およびf″は定数である。
前記の各演算式(I)、(II)、(III)の第1項は、心身を緊張させる交感神経の活動に依存している比Rの増減変化と同一方向に増減する項である。第2項は、心身をリラックスさせる副交感神経の活動に依存している高周波成分値HFの増減変化と反対方向に増減する項である。従って、心身が緊張する程大きくなる第1項と、リラックスする程大きくなる第2項と、定数項Cとからなる演算式の演算を実行することにより、人の精神状態を一次元的に示す指標値を得ている。
さらに、前記演算式を拡張し、ある1時点における指標値の算出に代えて、異なる2時点間の比較による指標値の算出も有用である。例えば、被験者の個性として、安静時に指標値が低くリラックスする状態にあり、ストレス負荷時に指標値が適宜高く緊張状態になる人だけではなく、安静時にも指標値が高く緊張状態にあり、ストレス負荷時にはさらに指標値が高くなる傾向がある人や、ストレス負荷時においても余り変化のない人など、いろいろなパターンの人が想定される。この場合、指標値の差ΔS(=S1―S2)を利用したり、低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffを利用したりして、精神状態を適切に数値化することもできる。
指標値の差ΔSは、次式により算出することができる。
ΔS=S1―S2
S1=A・log[(LF1/HF1)/K]+B・log(FK/HF1)+C …(IV)
S2=A・log[(LF2/HF2)/K]+B・log(FK/HF2)+C
ただし、係数K、FKは年齢要因を盛り込むことができる。
低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffは、次式により算出することができる。
Sdiff=A・log[(LF1/HF1―LF2/HF2)/K]
+B・log[FK/(HF1―F2)]+C …(V)
ただし、係数K、FKは年齢要因を盛り込むことができる。
C.精神状態測定方法の実施工程(プログラム)
次に、前述した図1に示す精神状態測定装置により本発明の精神状態を測定する方法について、図2に示すフローチャートを併せ参照しながら、その実施工程(プログラム)を具体例と共に説明する。
本発明においては、最初に被験者が拍動の検出および測定を行うに際し、新規測定か、既に登録ないし記憶されている測定であるかの判断を行う(STEP−1)。新規測定である場合は、被験者の、個人番号や年齢等の個人情報を入力し(STEP−2)、次いで、被験者の拍動を、振動式センサや光学式センサ等のセンサ21を使用して血管の振動や血流を検出する。この時の検出信号は、当初テスト用として暫定的に記録され(STEP−3)、記録されたデータが正常か否かを判定する(STEP−4)。この場合、被験者の測定部位にセンサが適正に使用されていたか(例えば、センサの位置や測定時間等)が判定の基準となる。正常な記録がされていない場合は、再度の検出および測定を行う(STEP−3)。
正常な記録がされた場合は、測定された脈波信号をA/D変換器22を介してA/D変換し(STEP−5)、記憶部23に記憶して測定データの記録を終了する(STEP−6)。このようにして記憶部23に記憶された一定時間(例えば、20秒〜180秒)における一連の測定データに対して、間隔検出手段24を介して拍動(QRS波)の間隔(R−R間隔)を検出すると共にそのピーク(R値)を検出する(STEP−7)。
このように検出されたピーク(R値)は、適正なデータであるか否かが判定される(STEP−8)。この場合、検出されたピーク(R値)が、指標値Sの演算を行うのに適した低周波成分値(LF)および高周波成分値(HF)を得るための周波数解析に、適しているかどうかが判定の基準となる。従って、検出されたピーク(R値)が、適正なデータでない場合は、再度の検出および測定を行う(STEP−3)。
適正なピーク(R値)が検出されている場合は、前記一連の測定データを再サンプリングして(STEP−9)、周波数解析手段25により周波数解析を行い(STEP−10)、神経活動値算出手段26により低周波成分値LFと高周波成分値HFとが算出される(STEP−11)。
このようにして算出された低周波成分値LFおよび高周波成分値HFは、自動的に設定されるデータ番号および時刻データ(STEP−12)と、予め設定した個人番号等の個人情報(STEP−2)と共に、記憶部23のメモリに適宜記憶される(STEP−13)。
次いで、前記メモリに記憶されたデータの読み出しが行われ(STEP−14)、指標値算出手段30を介して記憶されている低周波成分値LFと高周波成分値HFとから、前述した演算式により指標値(精神状態としてのストレス値)の算出が実行される(STEP−16)。そして、算出された指標値と共に測定された低周波成分値LFおよび高周波成分値HF等を、表示制御手段31を介して表示器32に表示する(STEP−17)。図3は、前記表示器32による指標値等の表示例を示すものである。
また、本発明の精神状態を測定する方法においては、既に所要のメモリに記憶されているデータ(STEP−13)に対して、個人番号等の個人情報やデータ番号を入力することにより(STEP−15)、前記メモリに記憶されたデータの読み出しが行われ(STEP−14)、指標値算出手段30を介して記憶されている低周波成分値LFと高周波成分値HFとから、前述した演算式により指標値(精神状態としてのストレス値)の算出が実行される(STEP−16)。そして、算出された指標値と共に測定された低周波成分値LFおよび高周波成分値HF等を、表示器32に再表示することができる(STEP−17)。
なお、前述した被験者の個人情報の入力(STEP−2)については、複数の被験者を対象とする場合、各被験者の登録番号として個人番号を適宜設定することができる。また、この個人番号は、個人の異なる状態、例えば、「起床時」、「昼食時」、「就寝時」などに対応する番号として、それぞれ設定し使用することもできる。
D.本発明により算出される指標値の評価とその解析
予め、被験者97人について、それぞれ心電図の波形から低周波成分値LFと高周波成分値HFを求めた。この場合、得られた低周波成分値LFと高周波成分値HFについて、演算式の第1項に関する比R(=LF/HF)の分布状態を図4の(a)に示す。また、第2項に関する高周波成分値HFの分布状態を図4の(b)に示す。なお、図4において、横軸は被験者の番号を示す。また、これら97人の被験者は、精神状態がまちまちであり、極度に緊張している人から極度にリラックスしている人まで含まれているものとする。
図4の(a)、(b)に示される比Rおよび高周波成分値HFの分布状態において、比Rについての平均値は約3.9、中央値は約1.7、最大値は約35、最小値は約0.1となっている。また、高周波成分値HFについての平均値は約70、中央値は約32、最大値は約654、最小値は約1となっている。
ここで、最も好ましいと思われる演算式(I)を適用することを考慮し、前記の比Rおよび高周波成分値HFの中央値に近い値をそれぞれ係数k=1.7、f=32とし、係数A、B、Cをそれぞれ25として、被験者95人についてのそれぞれ低周波成分値LFと高周波成分値HFに基づいて、R=LF/HF=2、HF=300を基準値として前記演算式(I)により指標値Sの算出を行った。この結果、図5に示すように、指標値Sは、ダイナミックレンジが1/10から10倍までの範囲内であり、25を中央値として−25〜75の範囲にほぼ全体が含まれる分布状態となった。このような指標値Sの分布状態は、中心値を25とする正規分布に近く、人の精神状態のばらつきをよく表しているものと推察される。
また、演算式(II)を適用した場合、係数k′=1.7、f′=32とし、係数A′=5、B′=1、C′=−20として、被験者95人についてのそれぞれ低周波成分値LFと高周波成分値HFに基づいて、前記演算式(II)により指標値Sの算出を行った結果、図6に示すような指標値Sの分布状態が得られた。この場合、前述した演算式(I)による指標値Sの分布状態より、分布の広がりが小さいが、その範囲内で精神状態のばらつきに応じた指標値Sを得ることが確認された。
さらに、演算式(III)を適用した場合、係数k″=1.7、f″=32とし、係数A″=5、B″=5、C″=−20として、被験者95人についてのそれぞれ低周波成分値LFと高周波成分値HFに基づいて、前記演算式(III)により指標値Sの算出を行った結果、図7に示すような指標値Sの分布状態が得られた。この場合においても、前述した演算式(I)による指標値Sの分布状態より、分布の広がりが小さいが、その範囲内で精神状態のばらつきに応じた指標値Sを得ることが確認された。
そこで、実際の被験者の精神状態と、前記演算式(I)によって得られる指標値Sとの対応関係について検討した。
図8は、被験者15人について、安静状態における指標値Sの分布Uと、ある心理的課題(計算問題等)を負荷したときの指標値Sの分布U′を示すものである。図8から明らかなように、安静状態の分布Uの平均値(約20)に対して、課題負荷時の分布U′の平均値(約30)が増加しており、この増加から被験者の精神状態がやや緊張状態に推移したことが判る。この場合、安静時に指標値が低くリラックスする状態にあり、課題負荷時に指標値が高くなり緊張状態となる場合だけではなく、安静時においても指標値が高く緊張状態にあり、課題負荷時にはさらに指標値が高くなる傾向がある場合や、課題負荷時においても余り変化のない場合など、いろいろなパターンの指標値の変化が確認された。
図9は、被験者7人について、あるきつい作業を行っているときの指標値Sの分布Vと、睡眠時の指標値Sの分布V′を示すものである。図9から明らかなように、過負荷を与えたときの分布Vの平均値(約55)が、睡眠時の分布V′の平均値(約30)に対して、かなり高い緊張状態にあることが判る。
前記の指標値Sについての分布は、通常の状態の被験者を対象としたものであるが、例えば、うつ状態にある被験者12人について、安静時の指標値Sを求めた結果、図10に示す分布Wが得られた。この分布Wは、通常の状態の被験者の分布Uと比較すると、明らかなように、うつ状態の人の一部では、指標値Sは安静状態においても大きく、通常の状態の被験者より緊張状態にあると推察される。
なお、前述した指標値の評価とその解析において、演算式(I)を適用した場合の、被験者95人についての指標値Sの算出結果により得られた分布状態図(図5参照)から、精神状態の評価の境界を、7段階による指標値の区分けと各段階における評価の内容を、図11に示す一覧表に示すように分類することができた。そして、このように7段階に分類した場合の度数(人数)は図12に示す通りである。
E.指標値の表示
以上の結果から、前記演算式(I)によって得られる指標値Sは、被験者の精神状態を一次元的によく表しており、この指標値Sから被験者の精神状態を単純かつ容易に把握することができる。
指標値Sを表示する表示器32に対し、表示制御手段31は、得られた指標値Sの値を数値表示(図3参照)するだけではなく、例えば前述した図11に示す指標値の評価の区分に従って該当する評価内容をグラフィック表示したり、バーグラフ表示したりすることができる。また、この場合、低周波成分値(LF)、高周波成分値(HF)、LF/LH値、および心拍数や脈拍などを適宜表示するように設定することもできる。
前記の段階的に表示する場合としては、例えば、指標値の大きい領域から順に、「大変緊張」、「やや緊張」、「普通」、「ややリラックス」、「大変リラックス」と5段階に分けた状態表記の内容とし、それぞれ算出された指標値が含まれる領域に対応した表記を行うように設定することができる。
また、連続的な測定を行うような場合には、時刻毎の指標値をグラフ化して、表示器32に表示するように設定することもできる。
なお、前記演算式における係数k、A、B、Cの値は、前述した実施例に限定されるものではなく、任意に設定可能であるが、精神状態の指標値Sの範囲は、10段階、20段階、50段階、100段階のように、切りがよくかつ評価がし易い範囲となるように、各係数を設定することが望ましい。
例えば、前記の算出例において、係数Cのみを50に変更すれば、指標値Sの範囲を0〜100の範囲に設定することができる。また、係数Cのみを0に変更すれば、指標値Sの範囲を−50〜50の範囲に設定することができる。さらに、係数A、B、k、fを変更することで、指標値Sの変化幅を変更することができる。
そして、特定の被験者の精神状態を定常的に測定する場合には、その被験者の精神状態が安静でかつ安定している時間帯、例えば、睡眠から目覚めて心身の状態が安定したときに、測定を行い、そのときに得られた指標値Srを記憶しておき、複数の指標値Srに基づいて前述した演算式の係数を補正することもできる。
例えば、前述したように、指標値が中心値25でほぼ−25〜75の範囲になるように係数が設定されている状態で、指標値Srの平均値が標準の25に対して10大きい35のとき、定数項Cを25から15まで減らすように補正処理を行う。このような係数の補正処理を、指標値算出手段30が自動的に行うことで、被験者の相違による指標値のばらつきを抑制することができると共に、指標値による他の被験者との比較が容易となる。
F.本発明に係る精神状態測定装置の応用
本発明に係る精神状態測定装置20の使用方法としては、一般的に、被験者がセンサ21に触れたときだけ指標値Sの測定を行い、その測定結果を表示器32に表示させる単発的な測定を行う。また、被験者が装置全体を常時携帯し、センサ21による拍動検出を定常的に行うようにし、一定時間毎に指標値Sを自動的に算出して、これを内部のメモリに記憶させておき、操作部の操作により記憶させた指標値Sの変化する履歴を表示器32に表示させることも可能である。
また、本発明に係る精神状態測定方法を実施する装置としては、センサ21から記憶部23(操作部を含む場合もある)までをユニットとして一体化したものとして構成し、このユニットを被験者に常時携帯させて、一定時間毎に、あるいは操作部に対する操作があったときに、拍動信号を記憶させた後、ユニットを装置本体に接続して、間隔検出から指標値算出に至るまでの処理を行って、その算出結果を表示するように構成することも可能である。
前述した実施形態の精神状態測定装置20は、センサ21による拍動の検出処理から神経活動値算出手段26による周波数成分値LF、HFの算出処理までの構成を含んでいたが、このような構成は本発明を限定するものではなく、別の装置で得られた周波数成分値LF、HFのデータを受けて、指標値Sを算出する構成とすることもできる。また、精神状態測定装置20は、センサ21、A/D変換器22、記憶部23を除いた間隔検出手段24以降の手段で構成し、拍動の信号データを与えて、指標値Sを算出するように構成することもできる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係る精神状態測定方法および装置並びにプログラムは、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受ける段階と、前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を実行することにより指標値を算出する段階とを、有していることを要旨とするものであり、その他の構成や設定条件等については本発明の精神を逸脱しない範囲において多くの設計変更が可能であることは勿論である。
本発明に係る精神状態測定方法を実施する装置の実施例を示すブロック系統構成図である。 本発明に係る精神状態測定方法の実施工程(プログラム)を示すフローチャート図である。 本発明に係る精神状態測定方法を実施する装置の表示器により指標値等の表示例を示す説明図である。 (a)は本発明に係る精神状態測定方法により被験者97人についての心電図の波形から求めた低周波成分値LFと高周波成分値HFの比[LF/HF]の分布状態を示す説明図、(b)は同じく高周波成分値[HF]の分布状態を示す説明図である。 図4に示す分布状態に対して演算式(I)を用いて算出された指標値Sの分布状態説明図である。 図4に示す分布状態に対して演算式(II)を用いて算出された指標値Sの分布状態説明図である。 図4に示す分布状態に対して演算式(III)を用いて算出された指標値Sの分布状態説明図である。 本発明に係る精神状態測定方法により被験者に心理的課題を負荷したときの指標値の変化状態を示す説明図である。 本発明に係る精神状態測定方法により被験者にきつい仕事を与えたときの指標値の変化状態を示す説明図である。 本発明に係る精神状態測定方法により通常状態の被験者とうつ状態の被験者の指標値のばらつき状態を示す説明図である。 図5に示す演算式(I)を用いて算出された指標値Sの分布状態に基づいて作成した指標値Sの分類とその評価内容を示す一覧表である。 図11に示す指標値Sの分類に対応する度数(人数)を示すバーグラフである。
符号の説明
20 精神状態測定装置
21 センサ
22 A/D変換器
23 記憶部
24 間隔検出手段
25 周波数解析手段
26 神経活動値算出手段
30 指標値算出手段
31 表示制御手段
32 表示器

Claims (9)

  1. 交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受ける段階と、前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を実行する段階とを有し、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を次の演算式(I)により算出することを特徴とする精神状態測定方法。
    S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
    ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
  2. 前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)として算出することを特徴とする請求項1記載の精神状態測定方法。
  3. 前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffとして算出することを特徴とする請求項1記載の精神状態測定方法。
  4. 交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受ける情報受領手段(25、26)と
    前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)とを用いて、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を算出する指標値算出手段(30)とを有する精神状態測定装置であって
    前記指標値算出手段が、次の演算式(I)を用いることにより前記指標値を算出することを特徴とする精神状態測定装置
    S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
    ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
  5. 前記指標値算出手段は、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)を算出するように設定することを特徴とする請求項4記載の精神状態測定装置
  6. 前記指標値算出手段は、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffを算出するように設定することを特徴とする請求項4記載の精神状態測定装置
  7. 被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)の算出をコンピュータに実行させるための精神状態測定プログラムであって
    交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを受けると共に、前記低周波成分値(LF)と前記高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項、前記高周波成分値(HF)に依存した第2項、及び定数項の3つの項からなる演算式の演算を、前記指標値(S)を次の演算式(I)により算出する手順を、コンピュータに実行させるための精神状態測定プログラム
    S=A・log[(LF/HF)/k]−B・log[(HF)/f]+C …(I)
    ただし、A、B、C、kおよびfは定数である
  8. 前記精神状態測定プログラムは、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく指標値の差ΔS(=S1―S2)として算出する手順を含むことを特徴とする請求項7記載の精神状態測定プログラム
  9. 前記精神状態測定プログラムは、前記被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を、前記演算式に基づく低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比R(LF/HF)および高周波成分値(HF)の差による指標値Sdiffとして算出する手順を含むことを特徴とする請求項7記載の精神状態測定プログラム
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