JP4986474B2 - 扉の回動制動装置及び扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は扉に関し、特に、スライドスイング式扉などと呼ばれ、扉枠の上部や下部の水平枠部に沿って移動可能とされた支持手段によって、垂直軸線の周りで回動可能に支持され、閉扉状態から、扉を該垂直軸線の周りで正方向若しくは逆方向に回動させながら、一方の側部枠に寄せることにより扉開口を開放するようにした扉装置及びその扉の回動制動装置に関する。
この種の扉は、基端が、上述の開扉時に扉が寄せられる側の側部枠に隣接して枢着され、先端が、上部及び下部の扉水平縁部の上述の垂直軸線よりも側部枠寄りの位置で枢着された一対の回動アームを備える。扉が垂直軸線を中心に正方向若しくは逆方向に回動されると、該回動アームもその基端を中心に回動され、それにより、当該扉は閉扉状態のときよりも約90°回動しながら側部枠に移動させられて、当該扉開口を開くようになっている(特許文献1)。
扉が閉扉位置となるときには、該扉と扉枠との間に人の手などが挟まれないようにするために、該扉が閉扉位置となる直前での扉の動きを緩やかにすることが望まれる。このため、扉の動きに応じて作動する制動装置が種々開発されてきている。
ヒンジ式の扉に関しては、例えば、扉の回転中心軸線に沿って設けられた回転シャフトの回動を油圧ピストン装置のピストンの動きに変え、該ピストンの動きに伴って動く油の動きを制御することにより、当該扉の回動に適宜の制動をかけるようにしたものが開発されている(特許文献2)。
本発明に係るスライドスイング式扉などと呼ばれる扉においても、同様に扉の回転運動を直線運動に変換し、該直線運動に伴い当該扉の制動を行う装置の開発がされている。しかし、扉が閉扉位置となるときの直線移動量はわずかであり、この直線移動量によって十分な制動を得ることは難しい。
特開2002−295118号 実開平5−47282号
本発明は、このような点に鑑み、スライドスイング式扉において、扉が閉止する直前の扉の直線移動に対し、より大きな制動を行うことができ、緩やかに閉扉するようにする制動装置及び該制動装置を備えた扉装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は
扉(以下に述べる実施形態の説明においては参照番号20を付して示す)の回動制動装置であって、
該扉(20)が、開口部を画定する扉枠の上部及び下部の少なくとも一方の水平枠部(12)に沿って移動可能とされた扉支持手段(34)によって、垂直軸線(36)の周りで回動可能に支持され、
該扉支持手段(34)が該水平枠部の両端間の所定の位置にあり、且つ、該扉が該水平枠部に平行にされて該開口部を閉じる閉扉位置(同実施形態における図2Aで参照番号20aで示す扉の位置)と、
該扉支持手段(34)が該水平枠部の一方の端部に近接して且つ該扉が該水平枠部に対して大きく角度をなして該開口部を開放する開扉位置(図2Aで参照番号20bで示す扉の位置)と
の間で回動しながら変位し、該開口部の開閉を行うようにされており、
該扉(20)の回動制動装置が、
該扉支持手段(34)に取り付けられた制動装置(81)であって、可動とされた制動部材を有し、該制動部材の動く速度の大きさに応じた制動力を、該制動部材にかけるようにされた制動装置(81)と、
該扉(20)が該閉扉位置に向かって変位するときに、該扉の該水平枠部(12)に沿った直線方向での運動及び該垂直軸線(36)の周りでの回転運動の少なくとも一方の運動に基づき該制動部材を動かすための駆動手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、上記一方の運動に基づく制動部材の速度を増幅し、それにより該制動力を増大するようにした駆動手段(同実施形態においては、回転することにより制動装置(81)に制動作用を生じるピニオン(82)を支持するピニオン支持手段(80)、該ピニオン支持手段を水平方向で駆動する直線運動部材(58)、該直線運動部材を扉の回転シャフト(35)の回転に伴い直線方向で駆動するためのカム部材(74)及びカム従動面(78)等により構成される、扉(20)の垂直軸線(36)の周りでの回転運動に基づき制動部材を動かす手段;及び、上記ピニオン(82)と噛合され、且つ、水平枠部(12)に沿って設けられたレール(31)に摺動可能とされているラック(84)、及び、該レール(31)に枢着され且つラック(84)に接続されており、扉支持手段(34)が水平枠部(12)に沿って動いて扉が閉扉位置に近づいたときに、該扉支持手段(34)によって係合されることにより枢動されて、ラック(84)をピニオン(82)に対して相対的に左方へ動かすラック作動レバー(88)等から構成される、扉の該水平枠部に沿った直線方向での運動に基づき制動部材を動かすための手段から構成される、扉(20)の垂直軸線(36)の周りでの回転運動に基づき制動部材を動かす手段)と
を有することを特徴とする扉の回動制動装置を提供する。
具体的には、
該扉(20)は、該扉に固定されて該垂直軸線(36)の周りで回転可能とされた回転シャフト(35)によって該扉支持手段(34)に支持されており、
該駆動手段が、
該水平枠部(12)に平行に延びるように該水平枠部(12)に取り付けられたラック(84)と、
該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段(34)に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラック(84)に噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオン(82)と、
該扉支持手段(34)に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ピニオン(82)を該直角方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持するピニオン支持手段(80)と、該ピニオン支持手段(80)と該回転シャフト(35)とを連接し、該回転シャフト(35)の回転運動を該ピニオン支持手段の直線運動に変換するカム手段(74、78)であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段(34)の動きに伴う該ピニオン(82)の該ラック(84)に対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該ピニオン支持手段(80)の該扉支持手段(34)に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック(84)及びピニオン(82)間の相対的動きを増大させるカム手段と、を有するようにすることができる。
また、別の具体例としては、
該駆動手段が、
該水平枠部(12)に平行に延びるように該水平枠部(12)に取り付けられ、該水平枠部に平行に変位可能とされたラック(84)と、
該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段(34)に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラック(84)に噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオン(82)と、
該水平枠部(12)に1つの回転軸線(89)を中心に回動可能に取り付けられたレバー(88)を有し、該レバー(88)が、該回転軸線(89)から延びて該ラックに連接された第1レバー部と、該回転軸線(89)から延びて、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から閉扉位置となるときに、該扉支持手段(34)によって係合されて当該レバー(88)を該回転軸線(89)の周りで回動する第2レバー部であって、該扉支持手段(34)の運動を当該第2及び第1レバー部を介して該ラック(84)に伝達して、該ラックが水平枠部の該一方の端部に向けて変位するようにした第2レバー部と、を有すようにすることができる。
更に、本発明の更なる具体呈としては、上記2つの具体例を備えたものと、すなわち、
該扉(20)は、該扉に固定されて該垂直軸線の周りで回転可能とされた回転シャフト(35)によって該扉支持手段(34)に支持されており、
該駆動手段が、
該水平枠部(12)に平行に延びるように該水平枠部(12)に取り付けられ、該水平枠部に平行に変位可能とされたラック(84)と、
該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段(34)に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラック(84)に噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオン(82)と、
該扉支持手段(34)に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ピニオン(82)を該直角方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持するピニオン支持手段(80)と、該ピニオン支持手段(80)と該回転シャフト(35)とを連接し、該回転シャフト(35)の回転運動を該ピニオン支持手段の直線運動に変換するカム手段(74、78)であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段(34)の動きに伴う該ピニオン(82)の該ラック(84)に対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該ピニオン支持手段(80)の該扉支持手段(34)に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック(84)及びピニオン(82)間の相対的動きを増大させるカム手段と、
該水平枠部(12)に1つの回転軸線(89)を中心に回動可能に取り付けられたレバー(88)であって、該回転軸線(89)から延びて該ラックに連接された第1レバー部と、該回転軸線(89)から延びて、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から閉扉位置となるときに、該扉支持手段(34)によって係合されて当該レバー(88)を該回転軸線(89)の周りで回動する第2レバー部であって、該扉支持手段(34)の運動を当該第2及び第1レバー部を介して該ラック(84)に伝達して、該ラックが水平枠部の該一方の端部に向けて変位するようにした第2レバー部と、を有するレバー(88)と
を有するようにすることができる。
本発明では又、上述の制動装置を扉支持手段ではなく、水平枠部に設けるようにした、次のような構成の扉の回動制動装置、すなわち、
該扉が、開口部を画定する扉枠の上部及び下部の少なくとも一方の水平枠部に沿って移動可能とされた扉支持手段によって、垂直軸線の周りで回動可能に支持され、
該扉支持手段が該水平枠部の両端間の所定の位置にあり、且つ、該扉が該水平枠部に平行にされて該開口部を閉じる閉扉位置と、
該扉支持手段が該水平枠部の一方の端部に近接して且つ該扉が該水平枠部に対して大きく角度をなして該開口部を開放する開扉位置と
の間で回動しながら変位し、該開口部の開閉を行うようにされており、
該扉の回動制動装置が、
該水平枠部に取り付けられた制動装置であって、可動とされた制動部材を有し、該制動部材の動く速度の大きさに応じた制動力を、該制動部材にかけるようにされた制動装置と、
該扉が該閉扉位置に向かって変位するときに、該扉の該水平枠部に沿った直線方向での運動及び該垂直軸線の周りでの回転運動の少なくとも一方の運動に基づき該制動部材を動かすための駆動手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、上記一方の運動に基づく制動部材の速度を増幅し、それにより該制動力を増大するようにした駆動手段と
を有することを特徴とする扉の回動制動装置を提供する。
具体的には、
該扉は、該扉に固定されて該垂直軸線の周りで回転可能とされた回転シャフトによって該扉支持手段に支持されており、
該駆動手段が、
該水平枠部に平行に延びるように該扉支持手段に取り付けられるラックと、
該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該水平枠部に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラックに噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオンと、
該扉支持手段に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ラックを支持する直線運動部材と、該直線運動部材と該回転シャフトとを連接し、該回転シャフトの回転運動を該直線運動部材の直線運動に変換するカム手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段の動きに伴う該ラックの該ピニオンに対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該直線運動部材の該扉支持手段に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック及びピニオン間の相対的動きを増大させるカム手段と、
を有するようにすることができる。
本発明はまた、前記扉及び前記扉枠、前記扉及び前記回動制動装置を備えた扉装置を提供する。
本発明によれば、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至ると、制動部材の速度を増幅し、これにより、扉支持手段に対して大きな制動が作用し、その結果、扉の回動がゆっくりと閉扉位置に向けて変位するようになる。
以下、本発明に係る扉装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る扉回動制動装置が取り付けられる扉装置10の基本構造を示している。図1の扉装置10は、上部及び下部の水平枠部12、14、及び、側部枠16、18を備える扉枠と、該扉枠内に設定された扉20と、該扉20の上部及び下部の扉水平縁部24、26及びそれに対応する水平枠部12、14の間に設定された枢動アーム28、30とを備えている。
扉20は、上部の水平枠部12に設けられたガイドレール31に沿って移動可能とされた扉支持手段34に対し、該扉支持手段34の中央部分を通る垂直軸線36を中心とする回転シャフト35により回動可能に支持されている。下部の水平枠部14には、ガイドレール31に対応するレール溝33が設けられ、扉水平縁部26に垂直軸線36に沿って設けられたガイドピン35´が該レール溝に沿って案内されるようになっており、回転シャフト35と共同して扉20が垂直軸線36の周りで回動可能なるようにすると共に、上部及び下部の水平枠部12、14に沿って移動可能となるようにしている。
図示の例では、枢動アーム28、30は、図1及び図2Aに示すように、一端が扉枠に固定された枢軸部38により枢動可能に支持され、他端が扉20の扉水平縁部24、26に枢着されているが、枢動アーム28、30を柱に枢着しても良く、この場合は、ガイドピン35´と下部の水平枠部14のレール溝33は必ずしも設ける必要はない。
この扉装置では、図2Aに示されるように、閉扉位置にある扉20aが、垂直軸線36の周りで回動されると、枢動アーム28、30が枢軸部38の周りで回動して、扉を該枢軸部38側に引き寄せる。図2Aにおいては、閉扉位置にある扉20aが、垂直軸線36の周りで反時計方向に回動された実線で示す開扉位置20bが示されているが、垂直軸線36の周りで反対方向、すなわち時計方向に回動されて開扉位置20bと同様の開扉位置とすることができるようになっている。
本発明に係る扉回動制動装置は、以上のような基本構成を有するドア装置につけられるものであり、図2A乃至図10に基づき説明する。
先ず、扉回動制動装置を取り付けるため、扉支持手段34は、特に図6に示すような構成とされる。すなわち、該扉支持手段34は、ガイドレール31に転動可能に設定された一対のローラ44、44を支持する支持板部46と、該支持板部46の下部に固定されたベースフレーム部48とを備え、該ベースフレーム部48は、下部板部50、上部板部52、左端板部54、右端板部56を有している。
扉20に固定された回転シャフト35は、該ベースフレーム部48の下部板部50を貫通して上方へ伸張し、軸受53により垂直軸線36を中心に回転可能で且つ軸線方向には変位しないようにして支持されている。
下部板部50上には、直線運動部材58が図6で見て左右方向に摺動可能に支持されている。すなわち、該直線運動部材58は、図6で見て右端にある垂直部60と、該垂直部60から左方へ水平に延びる矩形状の本体部61(図9、図10)と、該本体部61の左端縁から左方に延びてベースフレーム部48の左端板部54に該左端板部の上端縁から下方に凹むように形成された凹部63(図8)を通り延出している延出部62とを有している。ベースフレーム48の右端板部56には、その幅方向で間隔をあけて配置され水平に延びるガイドピン64、64(図6、図9、図10)が設けられており、該ガイドピンは直線運動部材58の垂直部60に設けた摺動孔(図示せず)に通され、該直線運動部材の左右方向での運動をガイドするようになっている。直線運動部材58の図6で見て中央部分近くには、移動バネ支持板59が固定されており、コイルバネ65が該移動バネ支持板59とガイドピン70に固定された固定バネ支持板66との間に圧縮設定されており、直線運動部材58を図6で見て左方に付勢している。ガイドピン70は、一端が固定バネ支持板66に固定され、コイルバネ65内を延び、移動バネ支持板59を貫通して左端板部54に固定され、該移動バネ支持板59を案内する。
回転シャフト35には、図9に示すようにカム支持部材72が固定されており、該カム支持部材72には、回転シャフト35を中心として直径方向で対向する位置で、垂直に延びる軸線を中心として回転可能に配置されたカム部材74、74、図示の例では、ラジアルベアリング(図9、図10)が取り付けられている。
直線運動部材58の本体部61には、図9及び図10に示すような開口76が形成されている。開口76の右端縁78は直線運動部材58の運動方向に対して直角方向に延びており、該直線運動部材58が前述のコイルバネ65によって左方に向けて付勢されており、該右端縁78が常時、カム部材74、74に押圧された状態とされている。換言すれば、カム部材74、74の位置(従って、扉の回動位置)によって、直線運動部材58の左右方向での位置が決定されている(このことはまた、コイルバネ65は、カム部材74、74を図9の位置から図10の位置になるように付勢し、従って、該コイルバネ65は、開かれた扉を閉扉する、いわゆるクローザとして作用していることを意味する。尚、このコイルバネは、他の付勢手段に置き換えることが出来る)。開口76は、カム部材74、74の動きを邪魔しないような形とされており、また、直線運動部材58がベースフレーム部48に対して相対的に変位するときに、固定バネ支持板66が、該直線運動部材58の変位を邪魔しないような形とされている。以上から分かるように、回転シャフト35に固定されたカム支持部材72によって回転可能に支持されたカム部材74、74は、扉の回動に伴う回転シャフト35の回転によってカム支持部材72を介して回転シャフト35の周りで回転され、これに伴って、カム部材74、74と係合されている右端縁78を確定している開口76を有する(直線運動部材58の)本体部61は、カム従動部材として機能し、上記カム部材74、74の動きを当該直線運動部材58の直線的運動に変えるようになっており、カム支持部材72、カム部材74、74及び本体部61は、回転シャフト35の回転運動を直線運動部材58に直線運動に変えるカム手段を構成している。これは直線運動部材58に固定される以下に述べるピニオン支持手段80に、回転シャフト35の回転運動に基づく直線運動を生じさせるためのカム手段をも構成している。
上記したが、直線運動部材58の延出部62には図6、図8に示すようにピニオン支持手段80が固定されており、該支持手段80にはピニオン82が、直線運動部材の変位方向とは直角で水平方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持されている。また、該ピニオン支持手段80には、ピニオン82の回動に基づいて制動作用を生じる流体式制動装置81が設けられている。該流体式制動装置81は、ピニオン82が図6で見て時計方向に回転するときに、該ピニオンの回転軸によって制動部材(図示せず)が駆動され、該ピニオンの回転速度に応じた制動力を生じ、反時計方向に回転するときには、制動作用が生じないようになっている。流体式制動装置81は、一般的に知られているものを使用することができ、ここでは、その詳細は省略する。なお、この流体式制動装置に代えて、例えば、逆起電力を利用したもの、磁力を利用したもの、摩擦力を利用したもの等、他の形式の制動装置を使用することも可能である。
ピニオン支持手段80は、ガイドレール31に摺動係合され、該ガイドレールに沿って摺動するようになっている。また、該ガイドレール31には、上記ピニオン82に噛合するラック84が水平方向に摺動可能に設定されている(図2B、図3B、図4B、図5B、図6〜図8)。図2B、図3B、図4B及び図5Bに示すように、ガイドレール31には、ラック作動レバー88が該ガイドレール31に対して直角方向で水平方向に延びる軸線を中心に回動可能に取り付けられている。扉が図2A、図2Bで20bで示す開扉位置から、図5A及び図5Bに示す閉扉位置へ向かい変位を始め、図3A及び図3Bに示すようにピニオン82がラック84と噛合するようになると、ピニオン82はその回転軸線を中心に回転しようとするが、制動装置81の制動力が作用するので、自由な回転はできないため、該ピニオンと噛合しているラック84は図2Bの位置から左方向へ動かされ、これに伴い該ラックに先端が枢着されているラック作動レバー88が枢軸89の周りで反時計方向に回動される(図3B)。ラック作動レバー88は図4Bの位置まで回動されると、それ以上回動することは出来ないので、ラックはその位置に留まる。扉がさらに閉扉位置に向けて進み、該閉扉位置に至る前の所定手前位置(図4A、図4B)になると直線運動部材58の延長部62の先端がラック作動レバー88に係合し(図4B)、該所定手前位置から閉扉位置(図5A、図5B)に近づくに従い、該ラック作動レバー88を枢軸89の周りで時計方向に回動し、ラック84を右方向に変位する。図示のように、該レバー88は、ガイドレール31に取り付けられている枢軸89からラック84との接合位置までの第1レバー部の長さは、枢軸89から延び直線運動部材58の延長部62によって係合される第2レバー部の長さの2倍以上となっており、直線運動部材58の動きを倍増してラック84に伝達するようになっている。尚、ラック84をバネなどによって左方向に付勢し、ラック84を図4Bに示す位置に設定するようにもできる。
本発明に係る扉装置において、扉を開扉位置(図2A、図2B)から閉扉位置に動かした場合には、以下のようにして、扉が閉扉位置に至る所定手前位置から閉扉位置までの動きが緩和される。
すなわち、扉が、閉扉位置の所定手前位置まで動かされたときに直線運動部材58の延長部が該レバー88に係合し、扉が閉扉位置(図5A、図5B)にいたるまでの間、ラック84を右方へ動かす。これは、ピニオン82の回転速度を大きくすることを意味し、従って、該ピニオンにより作動される制動装置の制動力が増大する。更に、カム部材は、扉が開扉位置から閉扉位置に動くときに、扉支持手段34のベースフレーム48に対して、サイン関数的な動きとなり、従って、扉が閉扉位置に近づいたときに直線運動部材に対する相対的運動がもっとも大きくなり、直線運動部材(従って扉支持手段34)に対して相対的に左方へ大きく変位する。ピニオンはこのような動きによっても、それまでよりも回転速度が大きくなる。
従って、以上に説明した扉装置においては、扉の閉扉位置間際での動きを緩やかにすることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上述のラック/ピニオンによって駆動される制動手段に代えて、水平枠部にシリンダ・ピストン手段、及び、該シリンダ・ピストン手段のピストンに連接された(レバー88と同様の)レバーを設け、扉が閉扉される直前に、該レバーが作動されて、扉の動きを倍増してシリンダ・ピストン手段のピストンを駆動して、該ピストンに係る制動力を用いて扉の変位に対する制動をかけるようにしたものとすることができる。
閉扉状態にある本発明に係る扉装置を正面から見た概要図である。 図1の扉装置を上から見た状態で、扉が閉扉位置と開扉位置との間で動く状態を示している。 図2Aで扉が開扉位置にあるときの扉回動制動装置を正面から見た概要図である。 扉が開扉位置から閉扉位置へ向かい変位したときの図1と同様の図である。 扉が図3Aの位置とされ、ピニオンがラックと接触したときの扉回動制動装置を正面から見た概要図である。 扉が図4Aからさらに閉扉位置へ向かい変位した状態の図1と同様の図である。 扉が図6Aの位置とされ、ラック作動レバーが直線運動部材の延長部の先端と接触したときの扉回動制動装置を正面から見た概要図である。 扉が閉扉位置にあるときの図1と同様の図である。 扉が図5Aの閉扉位置にあるときの扉回動制動装置を正面から見た概要図である。 本発明に係る扉形動制動装置が図3Bにあるときの要部拡大図である。 図6の左側面図であり、扉支持手段を示すため、ピニオン及びそれに関係するエレメントは省略して示してある。 図6の左側面図である。 図6におけるIX−IX線に沿ってみた図で、扉が開扉状態にあるときの扉の支持手段におけるベースフレーム部と直線運動部材との関係を示す図である。 扉が閉扉状態にあるときの扉の支持手段におけるベースフレーム部と直線運動部材との関係を示す図9と同様の図である。
扉装置 10
上部水平枠部 12
下部水平枠部 14
側部枠 16、18
扉 20
扉水平縁部 24、26
枢動アーム 28、30
ガイドレール 31
レール溝 33
扉の支持手段 34
ガイドピン 35´
回転シャフト 35
垂直軸線 36
枢軸部 38
ローラ 44、44
支持板部 46
ベースフレーム部 48
下部板部 50
上部板部 52
軸受 53
左端板部 54
右端板部 56
直線運動部材 58
移動バネ支持板 59
垂直部 60
本体部(カム従動部材) 61
延出部 62
凹部 63
ガイドピン 64
コイルバネ 65
固定バネ支持板 66
ガイドピン 70
カム支持部材 72
カム部材 74、74
開口 76
右端縁(カム従動面) 78
ピニオン支持手段 80
流体式制動装置 81
ピニオン 82
ラック 84
ラック作動レバー 88
枢軸 89

Claims (7)

  1. 扉の回動制動装置であって、
    該扉が、開口部を画定する扉枠の上部及び下部の少なくとも一方の水平枠部に沿って移動可能とされた扉支持手段によって、垂直軸線の周りで回動可能に支持され、
    該扉支持手段が該水平枠部の両端間の所定の位置にあり、且つ、該扉が該水平枠部に平行にされて該開口部を閉じる閉扉位置と、
    該扉支持手段が該水平枠部の一方の端部に近接して且つ該扉が該水平枠部に対して大きく角度をなして該開口部を開放する開扉位置と
    の間で回動しながら変位し、該開口部の開閉を行うようにされており、
    該扉の回動制動装置が、
    該扉支持手段に取り付けられた制動装置であって、可動とされた制動部材を有し、該制動部材の動く速度の大きさに応じた制動力を、該制動部材にかけるようにされた制動装置と、
    該扉が該閉扉位置に向かって変位するときに、該扉の該水平枠部に沿った直線方向での運動及び該垂直軸線の周りでの回転運動の少なくとも一方の運動に基づき該制動部材を動かすための駆動手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、上記一方の運動に基づく制動部材の速度を増幅し、それにより該制動力を増大するようにした駆動手段と
    を有することを特徴とする扉の回動制動装置。
  2. 該扉は、該扉に固定されて該垂直軸線の周りで回転可能とされた回転シャフトによって該扉支持手段に支持されており、
    該駆動手段が、
    該水平枠部に平行に延びるように該水平枠部に取り付けられたラックと、
    該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラックに噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオンと、
    該扉支持手段に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ピニオンを該直角方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持するピニオン支持手段と、該ピニオン支持手段と該回転シャフトとを連接し、該回転シャフトの回転運動を該ピニオン支持手段の直線運動に変換するカム手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段の動きに伴う該ピニオンの該ラックに対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該ピニオン支持手段の該扉支持手段に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック及びピニオン間の相対的動きを増大させるカム手段と、
    を有する請求項1に記載の扉の回動制動装置。
  3. 該駆動手段が、
    該水平枠部に平行に延びるように該水平枠部に取り付けられ、該水平枠部に平行に変位可能とされたラックと、
    該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラックに噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオンと、
    該水平枠部に1つの回転軸線を中心に回動可能に取り付けられたレバーを有し、該レバーが、該回転軸線から延びて該ラックに連接された第1レバー部と、該回転軸線から延びて、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から閉扉位置となるときに、該扉支持手段によって係合されて当該レバーを該回転軸線の周りで回動する第2レバー部であって、該扉支持手段の運動を当該第2及び第1レバー部を介して該ラックに伝達して、該ラックが水平枠部の該一方の端部に向けて変位するようにした第2レバー部と、を有する請求項1に記載の扉の回動制動装置。
  4. 該扉は、該扉に固定されて該垂直軸線の周りで回転可能とされた回転シャフトによって該扉支持手段に支持されており、
    該駆動手段が、
    該水平枠部に平行に延びるように該水平枠部に取り付けられ、該水平枠部に平行に変位可能とされたラックと、
    該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該扉支持手段に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラックに噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオンと、
    該扉支持手段に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ピニオンを該直角方向に延びる軸線を中心に回転可能に支持するピニオン支持手段と、該ピニオン支持手段と該回転シャフトとを連接し、該回転シャフトの回転運動を該ピニオン支持手段の直線運動に変換するカム手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段の動きに伴う該ピニオンの該ラックに対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該ピニオン支持手段の該扉支持手段に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック及びピニオン間の相対的動きを増大させるカム手段と、
    該水平枠部に1つの回転軸線を中心に回動可能に取り付けられたレバーであって、該回転軸線から延びて該ラックに連接された第1レバー部と、該回転軸線から延びて、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から閉扉位置となるときに、該扉支持手段によって係合されて当該レバーを該回転軸線の周りで回動する第2レバー部であって、該扉支持手段の運動を当該第2及び第1レバー部を介して該ラックに伝達して、該ラックが水平枠部の該一方の端部に向けて変位するようにした第2レバー部と、を有するレバーと
    を有する請求項1に記載の扉の回動制動装置。
  5. 扉の回動制動装置であって、
    該扉が、開口部を画定する扉枠の上部及び下部の少なくとも一方の水平枠部に沿って移動可能とされた扉支持手段によって、垂直軸線の周りで回動可能に支持され、
    該扉支持手段が該水平枠部の両端間の所定の位置にあり、且つ、該扉が該水平枠部に平行にされて該開口部を閉じる閉扉位置と、
    該扉支持手段が該水平枠部の一方の端部に近接して且つ該扉が該水平枠部に対して大きく角度をなして該開口部を開放する開扉位置と
    の間で回動しながら変位し、該開口部の開閉を行うようにされており、
    該扉の回動制動装置が、
    該水平枠部に取り付けられた制動装置であって、可動とされた制動部材を有し、該制動部材の動く速度の大きさに応じた制動力を、該制動部材にかけるようにされた制動装置と、
    該扉が該閉扉位置に向かって変位するときに、該扉の該水平枠部に沿った直線方向での運動及び該垂直軸線の周りでの回転運動の少なくとも一方の運動に基づき該制動部材を動かすための駆動手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、上記一方の運動に基づく制動部材の速度を増幅し、それにより該制動力を増大するようにした駆動手段と
    を有することを特徴とする扉の回動制動装置。
  6. 該扉は、該扉に固定されて該垂直軸線の周りで回転可能とされた回転シャフトによって該扉支持手段に支持されており、
    該駆動手段が、
    該水平枠部に平行に延びるように該扉支持手段に取り付けられるラックと、
    該水平枠部に対し直角方向に延びる軸線を中心に回転可能にして該水平枠部に取り付けられ、該制動部材に駆動連結され、該ラックに噛合し、該扉が閉扉位置に向けて変位するときに、該直角方向に延びる軸線を中心に回転するピニオンと、
    該扉支持手段に取り付けられて、該扉支持手段に対して該水平枠部に平行な方向に直線運動可能とされ、該ラックを支持する直線運動部材と、該直線運動部材と該回転シャフトとを連接し、該回転シャフトの回転運動を該直線運動部材の直線運動に変換するカム手段であって、該扉が該閉扉位置の所定手前位置から該閉扉位置に至るときに、該水平枠部に平行な方向における該扉支持手段の動きに伴う該ラックの該ピニオンに対する該水平枠部に平行な方向での動きに加え、該水平枠部の該一方の端部から他方の端部に向かう方向での該直線運動部材の該扉支持手段に対する相対的動きを生じ、それにより、該ラック及びピニオン間の相対的動きを増大させるカム手段と、
    を有する請求項5に記載の扉の回動制動装置。
  7. 請求項1又は5に記載の前記扉、前記扉枠、及び、前記回動制動装置を備えた扉装置。
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