JP4985875B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。無線通信システムとして、例えば、移動通信システムが含まれる。
携帯電話などの移動通信システムは、基地局が送受信可能な範囲からなるエリア(セル)を複数組み合わせて広いエリアをカバーし、移動局の移動に伴って基地局を切り替えながら通信を継続する、セルラー方式が主流となっている。
現在はCDMA(Code Division Multiple Access)方式による第3世代移動通信方式がサービスを開始しており、より高速な通信を可能とする、次世代移動通信方式の検討が盛んに検討されている。
一方、3GPP(3rd Generation Partnership Project)においては、LTE(Long Term Evolution)が、さらにその発展版であるLTE−advancedと呼ばれる高速無線サービスが検討されている。LTE−advancedでは、高スループット化や不感地帯での特性改善手法として、中継局(リレー)の導入が予定されている。
中継局の構成としては、移動局からその存在が認識できないようにする構成も可能であるが、3GPPにおいては、通常の無線基地局と同等に動作する構成が主に検討されている。この場合、中継局の上位に位置する基地局は、中継局から見るとルーターのように、単なる接続点として振る舞うことになる。
従来技術としては、中継局が配置された無線通信システムにおいて、シグナリング量を削減し、移動局の送信回数を軽減する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2009−81513号公報(段落番号〔0035〕〜〔0047〕、第1図、第2図)
LTE及びLTE−advanced共に、各基地局は、ハンドオーバや干渉制御のために、互いに通信を行う場合がある。基地局間の通信インタフェースは、X2インタフェースとして規定されている。
図17は基地局間インタフェースを示す図である。無線ネットワーク5aは、基地局eNB0〜eNB4を含む。LTEのX2インタフェースでは、基地局間は有線で接続されることになる。図の場合、基地局eNB0は、有線伝送路X2−1〜X2−4を介して、基地局eNB1〜eNB4とそれぞれ接続している。
なお、簡単のため、基地局eNB0から基地局eNB1〜eNB4へのインタフェースのみを示しているが、実際には各基地局が他の基地局へそれぞれ接続されるので、メッシュ状の結線となる。
基地局eNB0が他の基地局と通信を行う場合、X2インタフェースにより有線を用いて通信を行う。例えば、基地局eNB0が基地局eNB1と通信を行うのであれば有線伝送路X2−1を用い、基地局eNB2と通信を行うのであれば有線伝送路X2−2を用いることになる。
このように、X2インタフェースによる基地局間の通信は、通常は有線で行われるが、上述のような、基地局と同等に動作する中継局が存在する場合には、中継局と上位基地局との間は無線で接続するため、X2インタフェースの一部の区間に無線が含まれることになる。
図18は中継局が存在する基地局間インタフェースを示す図である。無線ネットワーク5bは、基地局eNB0〜eNB4、中継局RN及び移動局UEを含む。
中継局RNは、通常の基地局と同等の動作を行う。また、中継局RNには、上位基地局が存在し(基地局eNB0を上位基地局とする。なお、上位基地局はDonorとも呼ばれる)、中継局RNと上位基地局eNB0とは、無線伝搬路X2−5で接続する。中継局RNの配下には、移動局UEが存在している。
中継局RNが、基地局eNB1〜eNB4と通信を行うときは、上位基地局eNB0を経由することになるので、有線通信だけでなく無線通信も含まれる。例えば、中継局RNが基地局eNB1と通信を行う際には、無線伝搬路X2−5及び有線伝送路X2−1が使用される。
図19はハンドオーバのシーケンスを示す図である。中継局RNが他基地局と通信を行う際の一例として、ハンドオーバのシーケンスを示している。なお、無線ネットワーク5bにおける、中継局RNの配下の移動局UEがハンドオーバを実行するものとし、ハンドオーバ先候補に基地局eNB1、eNB2があるとする。
〔S101〕移動局UEは、ハンドオーバを実行する際、移動に伴い周辺の基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、測定結果をMeasurement Reportと呼ばれるシグナリングに含ませて、中継局RNへ送信する。
〔S102〕中継局RNは、受信レベルの測定報告を受信すると、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局eNB1、eNB2があることを認識する。中継局RNは、HO Request(ハンドオーバ要求シグナリング)を、最初に基地局eNB1に対して送信するものとする。HO Requestは、上位基地局eNB0を経由して、基地局eNB1へ送信される。
〔S103〕基地局eNB1は、HO Requestを受信すると、自局の輻輳状態等からハンドオーバ可能か否かを判断し、ハンドオーバ可能であればHO OK(ハンドオーバ許可シグナリング)を返信し、ハンドオーバ不可能であればHO Fail(ハンドオーバ禁止シグナリング)を返信する。ここでは、ハンドオーバ不可であるとし、HO Failを中継局RNへ返信する。HO Failは、上位基地局eNB0を経由して、中継局RNへ送信される。
〔S104〕中継局RNは、基地局eNB1からのHO Failを受信すると、別候補の基地局eNB2に対して、HO Requestを送信する。HO Requestは、上位基地局eNB0を経由して、基地局eNB2へ送信される。
〔S105〕基地局eNB2は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断する。ハンドオーバが可能であるとすると、HO OKを中継局RNへ返信する。HO OKは、上位基地局eNB0を経由して、中継局RNへ送信される。
〔S106〕中継局RNは、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局eNB2を決定し、その旨をHO command(ハンドオーバ命令)により、移動局UEへ通知する。そして、移動局UEでは、HO commandの内容から基地局eNB2がハンドオーバ先基地局であると認識して、基地局eNB2へ向けてハンドオーバを実行する。
ここで、中継局RNが他基地局と通信を行う場合には、中継局RNと上位基地局eNB0との間の無線伝搬路X2−5を介して無線通信が行われるが、他局からの干渉や他局へ与える干渉等を考慮すると、無線伝搬路X2−5上の無線シグナリング量は少なくすることが望ましい。すなわち、中継局RNと上位基地局eNB0間における無線シグナリング量、または無線シグナリングのやりとりの回数は少ない方が望ましい。
しかし、上記で示したようなハンドオーバ・シーケンスのように、無線シグナリング量を何ら考慮せずにハンドオーバを実施すると、中継局RNと上位基地局eNB0間において、ハンドオーバ先の基地局が決定するまで、頻繁に無線シグナリングがやりとりされることになる。
すると、無線伝搬路X2−5の無線シグナリング量が増加して、他局からの干渉や他局へ与える干渉のレベルが上昇し、通信品質の劣化を招くといった問題があった。また、無線通信の場合は、無線回線の確立などの処理に要する遅延が大きいので、頻繁に無線通信を行うと処理遅延が増大するといった問題もある。
なお、上記では、ハンドオーバを例にして説明したが、中継局RNと他基地局とにおける、その他の通信制御であっても同様の問題が生じえる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、中継局と基地局との間の無線通信量を削減して、通信品質の向上を図った無線通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、無線通信システムが提供される。この無線通信システムは、第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して、前記第2の無線基地局と通信を行う中継局とを備える。
ここで、中継局は、第2の無線基地局との通信の代行を第1の無線基地局に依頼し、依頼された第1の無線基地局は、中継局の代わりに第2の無線基地局と通信を行い、通信結果を中継局に送信する。
中継局と基地局との間の無線通信量を削減して、通信品質の向上を図ることが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
無線通信システムの構成例を示す図である。 中継局の構成例を示す図である。 上位基地局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 中継局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 上位基地局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 無線通信システムの構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 中継局の構成例を示す図である。 上位基地局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 中継局の構成例を示す図である。 上位基地局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 基地局間インタフェースを示す図である。 中継局が存在する基地局間インタフェースを示す図である。 ハンドオーバのシーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システム1は、中継局10、上位基地局(第1の無線基地局)20、基地局(第2の無線基地局)31、32及び移動局2を備える。上位基地局20は、基地局31、32と有線で接続する。また、中継局10は、上位基地局20と無線で接続し、上位基地局20を経由して、基地局31、32と通信を行う。
ここで、中継局10は、基地局31、32との通信を行う場合、基地局31、32との通信の代行を上位基地局20に依頼する。通信代行を依頼された上位基地局20は、中継局10の代わりに基地局31、32と通信を行い、通信結果を中継局10に送信する。なお、基地局31、32と通信を行う場合、通信代行を上位基地局20に依頼してもよいし、依頼せずに通常の通信を行うことも可能である。
次に無線通信システム1における中継局10及び上位基地局20の構成及び動作について詳しく説明する。図2は中継局の構成例を示す図である。なお、制御情報の処理に関する機能を示して、データ送受信などの機能の記載は省略する。
中継局10は、通信制御部11とプロキシ(Proxy)依頼部12を備える。通信制御部11は、移動局2から送信された制御情報を受信すると、上位基地局20への代行依頼を行うものか否かを判断する。代行依頼を行う情報は、プロキシ依頼部12へ送信し、その他の制御情報は所定の通信制御を行って、移動局2または上位基地局20へ送信する。また、通信制御部11は、プロキシ依頼部12または上位基地局20から送信された制御情報を受信すると、所定の通信制御を行い移動局2へ送信する。
プロキシ依頼部12は、代行依頼の制御情報を受信すると、その情報の内容を含めた代行要求を生成して、上位基地局20へ送信する。また、上位基地局20から送信された、代行要求の応答情報である代行応答を受信すると通信制御部11へ送信する。
図3は上位基地局20の構成例を示す図である。なお、制御情報の処理に関する機能を示し、データ送受信などの機能の記載は省略する。上位基地局20は、通信制御部21とプロキシ制御部22を備える。
中継局10から送信された制御情報が代行要求の場合は、プロキシ制御部22へ送信され、その他の制御情報については通信制御部21へ送信される。通信制御部21は、代行要求以外の制御情報に対して所定の通信制御を行って、移動局2または他基地局へ送信する。また、通信制御部21は、他基地局(基地局31、32等が位置するネットワーク)から送信された制御情報を受信すると、所定の通信制御を行い中継局10へ送信する。
プロキシ制御部22は、中継局10から送信された代行要求を受信すると、他基地局との間で代行処理を行い、他基地局から送信された結果を代行応答として中継局10に送信する。
図4は通信シーケンスを示す図である。中継局10が基地局31、32と通信を行う場合に、その通信処理の代行を上位基地局20に依頼し、通信代行の処理結果を中継局10に送信するまでのシーケンスを示している。
〔S1〕中継局10は、基地局31、32と通信を行う場合、Proxy Request(代行要求シグナリング)を上位基地局20へ送信し、基地局31、32との通信の代行を上位基地局20に要求する。
〔S2〕上位基地局20は、Proxy Requestを受信すると、Proxy Requestの内容から基地局31、32と通信を行うことを認識する。まず、基地局31に対して、Request(リクエストシグナリング)を送信する。
〔S3〕基地局31は、Requestを受信すると、所定の処理を行い、その結果をResponse(応答シグナリング)によって上位基地局20へ通知する。
〔S4〕上位基地局20は、基地局32に対して、Requestを送信する。
〔S5〕基地局32は、Requestを受信すると、所定の処理を行い、その結果をResponseによって上位基地局20へ通知する。
〔S6〕上位基地局20は、基地局31、32から送信されたResponseを受信すると、Responseの内容をProxy Response(代行応答シグナリング)に含めて、中継局10へ送信する。
このように、中継局10が基地局31、32と通信を行う場合には、中継局10は、通信処理の代行を上位基地局20に依頼し、上位基地局20は、中継局10の代わりに基地局31、32と通信を行って、通信処理の結果を中継局10へ送信する構成とした。これにより、中継局10と上位基地局20間の無線通信量を削減することが可能になる。
次に無線通信システム1において、中継局10が上位基地局20に通信処理を依頼して代行させる場合について具体的な通信制御を挙げて以降説明する。最初に中継局10の配下の移動局2がハンドオーバを実行する際に、中継局10がハンドオーバ先基地局の選定を上位基地局20に依頼する制御について説明する。
図5は中継局の構成例を示す図である。なお、上位基地局20の構成は図3と同じである。中継局10aは、通信制御部11−1とプロキシ依頼部12を備える。また、通信制御部11−1は、ハンドオーバ処理部11aを含む。
通信制御部11−1は、移動局2から送信された、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを行うことを認識する。ハンドオーバ処理部11aは、プロキシ依頼部12に対して、移動局2のID、移動局2の設定情報などとともに、Measurement Reportに含まれている受信レベル測定情報(移動局2が周辺の基地局から送信される電波の受信レベルを測定した情報)を渡す。プロキシ依頼部12では、上位基地局20に代行要求するためのProxy Requestを生成して上位基地局20へ送信する。
一方、図3の上位基地局20では、中継局10aからの制御情報が通常の情報かProxy Requestかを判断し、Proxy Requestの場合はプロキシ制御部22へ送信され、その他の制御情報は通信制御部21へ送信される。プロキシ制御部22は、Proxy Requestを受信した場合は、ハンドオーバ先の選定を中継局10aに代行して行い、決定したハンドオーバ先の情報をProxy Responseとして中継局10aに送信する。
図6は通信シーケンスを示す図である。中継局10aの配下の移動局2がハンドオーバを実行する際に、中継局10aがハンドオーバ先基地局の選定を上位基地局20に依頼するシーケンスを示している。
〔S11〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、Measurement Reportを中継局10aへ送信する。
〔S12〕中継局10aは、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識する。中継局10aは、Proxy Requestを生成して上位基地局20に送信し、上位基地局20対してハンドオーバ処理の代行依頼を行う。
なお、Proxy Requestには、移動局2の状態情報が含まれる。状態情報としては、移動局ID、伝送レートなど移動局2の状態に関する情報(コンテキスト)及び移動局2から送信されたMeasurement Reportに含まれている受信レベル測定情報などが該当する。
〔S13〕上位基地局20は、Proxy Requestを受信すると、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局31、32があることを認識する。上位基地局20は、HO Requestを、最初に基地局31に対して送信するものとする。
〔S14〕基地局31は、HO Requestを受信すると、自局の輻輳状態等からハンドオーバ不可能と判断したものとし、HO Failを返信する。
〔S15〕上位基地局20は、基地局31に対するHO Failを受信すると、別候補の基地局32に対して、HO Requestを送信する。
〔S16〕基地局32は、HO Requestを受信し、ハンドオーバ可能と判断したものとして、HO OKを上位基地局20へ返信する。
〔S17〕上位基地局20は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局32を決定し、その結果をProxy Responseによって中継局10aへ通知する。
〔S18〕中継局10aは、Proxy Responseを受信すると、ハンドオーバ先基地局が基地局32と認識し、その旨をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
ここで、従来では、図19に示したように、中継局とハンドオーバ先候補との間で、ハンドオーバ先基地局が決定するまで無線シグナリングが頻繁にやりとりされていた。これに対し、上述のハンドオーバ代行制御では、中継局10aは、移動局2のハンドオーバの実行時、移動先基地局の選定を上位基地局20に依頼し、その結果を上位基地局20から受け取って移動局2へ通知する構成とした。
これにより、中継局10aと上位基地局20との間の無線シグナリングは、Proxy RequestとProxy Responseになるので、中継局10aと上位基地局20間の無線通信量を削減することが可能になる。
なお、移動局2からのMeasurement Reportに1つの基地局の受信レベル測定情報しか含まれなかった場合など、ハンドオーバ先候補との無線シグナリングのやりとりの回数が少ないと見込まれる場合には、代行制御を行わないと判断することもできる。中継局10aが上位基地局20へのハンドオーバ処理の代行依頼を不要と判断した場合には、中継局10aは、通常の図19で示したようなハンドオーバ処理を実行してもよい。
次に受信レベル測定情報などの移動局2に関する状態情報を、あらかじめ中継局に送信しておいて、ハンドオーバを実行する場合の制御について説明する。
図7は上位基地局の構成例を示す図である。なお、中継局の構成は図5と同じである。上位基地局20aは、通信制御部21とプロキシ制御部22−1を備える。また、プロキシ制御部22−1は、状態情報保持部22aを含む。
図5の中継局10aは、移動局2からのMeasurement Reportを受信すると、Measurement Reportに含まれる受信レベル測定情報を抽出する。プロキシ依頼部12は、受信レベル測定情報をProxy Requestに含めて上位基地局20aに通知する。
一方、上位基地局20aは、中継局10aから送信されたProxy Requestを受信すると、プロキシ制御部22−1は、受信レベル測定情報を抽出し、状態情報保持部22a内に保持する。そして、受信レベル測定情報にもとづいて、ハンドオーバ先の選定を中継局10aに代行して行い、決定したハンドオーバ先の情報をProxy Responseとして中継局10aに送信する。
図8は通信シーケンスを示す図である。移動局2で測定された受信レベル測定情報を、あらかじめ中継局10aに送信しておいて、ハンドオーバを実行する場合のシーケンスを示している。
〔S21a〕移動局2は、Measurement Reportにより、受信レベル測定情報を中継局10aへ送信する。
〔S21b〕中継局10aは、Measurement Reportを受信すると、上位基地局20aへ送信し、上位基地局20aは、Measurement Reportに含まれる受信レベル測定情報を抽出し保持する。
〔S22a〕移動局2は、移動を続けており、あらたな移動先で基地局の受信レベルを測定する。そして、新しい受信レベル測定情報をMeasurement Reportにより、中継局10aへ再び送信する。
〔S22b〕中継局10aは、Measurement Reportを受信すると、上位基地局20aへ送信し、上位基地局20aは、Measurement Reportに含まれる受信レベル測定情報を抽出して保持し、受信レベル測定情報の更新を図る。
〔S23〕中継局10aは、Proxy Requestを上位基地局20aに送信して、上位基地局20aに対してハンドオーバ処理の代行依頼を行う。なお、このProxy Requestには、受信レベル測定情報は含まれないので、上述したステップS12のProxy Requestの情報量と比べて少ない情報量になっている。
〔S24〕上位基地局20aは、既にMeasurement Reportによって通知された受信レベル測定情報から受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局31、32があることを認識している。上位基地局20aは、Proxy Requestを受信すると、移動局2がハンドオーバを行うことを認識し、HO Requestを基地局31に送信する。
〔S25〕基地局31は、HO Requestを受信すると、自局の輻輳状態等からハンドオーバ不可能と判断し、HO Failを返信する。
〔S26〕上位基地局20aは、基地局31に対するHO Failを受信すると、別候補の基地局32に対して、HO Requestを送信する。
〔S27〕基地局32は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバが可能と判断し、HO OKを上位基地局20aへ返信する。
〔S28〕上位基地局20aは、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局32を決定し、その結果をProxy Responseによって中継局10aへ通知する。
〔S29〕中継局10aは、Proxy Responseを受信すると、ハンドオーバ先基地局が基地局32と認識し、その旨をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
このように、中継局10aは、配下の移動局2からのMeasurement Reportによって通知される受信レベル測定情報を、あらかじめ上位基地局20aに通知し、上位基地局20aは通知された情報を保持しておく。
そして、移動局2のハンドオーバの実行時には、上位基地局20aに対してハンドオーバの代行をProxy Requestにより依頼する。このときのProxy Requestには、受信レベル測定情報は含まれないので、無線通信量をより削減することができ、さらに中継局10aから上位基地局20aへの代行依頼を短時間で行うことができるので、ハンドオーバに伴う処理遅延を低減することが可能になる。
なお、上記では、移動局2に関する状態情報を受信レベル測定情報とし、受信レベル測定情報をあらかじめMeasurement Reportにより通知するとしたが、受信レベル測定情報の他にも移動局IDや伝送レートなどの情報もMeasurement Reportに含ませてあらかじめ通知しておいてもよい。これにより、Proxy Requestの情報量をさらに削減することが可能になる。
次に移動先候補に中継局が含まれる場合、ハンドオーバ要求の送信を、その中継局の上位基地局に代行させる制御について説明する。
図9は無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システム1aは、上位基地局(第1の無線基地局)20−1、基地局(第2の無線基地局)33、中継局10−1、10−2及び移動局2を含む。上位基地局20−1と基地局33は無線で接続し、上位基地局20−1と中継局10−1、10−2は無線で接続する。また、基地局33の配下に移動局2が存在する。
このようなシステム構成において、基地局33は、移動局2からのMeasurement Reportにもとづいて、移動局2のハンドオーバを認識すると、ハンドオーバ先基地局の選定を行う。ここでは、ハンドオーバ先候補に中継局10−1、10−2があるとし、中継局10−1、10−2の上位基地局20−1に対して代行依頼を行う。
図10は通信シーケンスを示す図である。移動先候補に中継局10−1、10−2が含まれる場合に、ハンドオーバ要求の送信を、中継局10−1、10−2の上位基地局20−1に代行させる場合のシーケンスを示している。
〔S31〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、Measurement Reportにより受信レベル測定情報を基地局33へ送信する。
〔S32〕基地局33は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識する。基地局33は、Proxy Requestを生成して上位基地局20−1に送信し、上位基地局20−1に対してハンドオーバ処理の代行依頼を行う。
〔S33〕上位基地局20−1は、Proxy Requestを受信すると、Proxy Requestに含まれる受信レベル測定情報にもとづき、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に中継局10−1、10−2があることを認識する。上位基地局20−1は、HO Requestを、最初に中継局10−1に対して送信するものとする。
〔S34〕中継局10−1は、HO Requestを受信すると、自局の輻輳状態等からハンドオーバ不可能と判断したものとし、HO Failを上位基地局20−1に返信する。
〔S35〕上位基地局20−1は、中継局10−1に対するHO Failを受信すると、別候補の中継局10−2に対して、HO Requestを送信する。
〔S36〕中継局10−2は、HO Requestを受信し、ハンドオーバ可能と判断したものとして、HO OKを上位基地局20−1へ返信する。
〔S37〕上位基地局20−1は、HO OKの内容からハンドオーバ先として中継局10−2を決定し、その結果をProxy Responseによって基地局33へ通知する。
〔S38〕基地局33は、Proxy Responseを受信すると、ハンドオーバ先基地局が中継局10−2と認識し、その旨をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
以上説明したような、無線通信システム1aにより、基地局33と上位基地局20−1間の無線通信量を削減することが可能になる。
次に中継局で測定した干渉量の他局への報告及び他局からの干渉量の報告受信を上位基地局に代行させる制御について説明する。各基地局では、干渉制御を行うために互いに干渉状況を報告しており、中継局も自局の干渉量を他局へ報告し、また他局からの干渉量の報告を受信することになる。
したがって、干渉量についてもハンドオーバと同様に、上位基地局を経由しての無線による送受信となるので、干渉量の送受信に関する通信制御においても、上位基地局に代行させて、中継局と上位基地局間との無線通信量の削減を図るものである。
図11は中継局の構成例を示し、図12は上位基地局の構成例を示す図である。中継局10bは、通信制御部11−2、プロキシ依頼部12を備える、通信制御部11−2は干渉量情報処理部11bを含む。上位基地局20bは、通信制御部21とプロキシ制御部22−2を備える。プロキシ制御部22−2は、干渉量情報処理部22bを含む。
中継局10bの干渉量情報処理部11bは、自局の干渉量を測定して保持し、干渉量情報をプロキシ依頼部12に渡す。プロキシ依頼部12は、干渉量情報をProxy Requestに含ませて上位基地局20bに通知する。通知を受けた上位基地局20bは、プロキシ制御部22−2内の干渉量情報処理部22bにおいて、中継局10bからの干渉量情報を周辺基地局へ代行して通知する。また、周辺基地局からの干渉量情報を干渉量情報処理部22bにて集計し、集計結果をプロキシ制御部22−2から中継局10bに送信する。
図13は通信シーケンスを示す図である。中継局10bの干渉量の他局への報告及び他局からの干渉量の報告受信を上位基地局20bに代行させるシーケンスを示している。
〔S41〕中継局10bは、他局への干渉量情報の報告及び他局からの干渉量情報の報告受信のための代行要求をするために、Proxy Requestを上位基地局20bに送信する。なお、Proxy Requestには、中継局10bで測定した干渉量情報(中継局側干渉量情報)が含まれている。
〔S42〕上位基地局20bは、Proxy Requestを受信し、基地局31に対して、Report Requestを送信して、基地局31で測定された干渉量情報(基地局側干渉量情報)の報告を要求する。また、Report Requestには、中継局10bの干渉量情報を含めることで、基地局31に中継局10bの干渉量情報を通知する。
〔S43〕基地局31は、Report Requestを受信すると、自局の干渉量情報をInterference Reportに含めて上位基地局20bに返信する。
〔S44〕上位基地局20bは、基地局32に対して、Report Requestを送信して、基地局32で測定された干渉量情報の報告を要求する。また、Report Requestには、中継局10bの干渉量情報を含めることで、基地局32に中継局10bの干渉量情報を通知する。
〔S45〕基地局32は、Report Requestを受信すると、自局の干渉量情報をInterference Reportに含めて上位基地局20bに返信する。
〔S46〕上位基地局20bは、基地局31、32の干渉量情報をProxy Responseによって中継局10bに通知する。
このように、中継局10bで測定した干渉量情報の各基地局への報告、または各基地局で測定された干渉量情報の収集を上位基地局20bに依頼する構成とした。これにより、中継局10bと上位基地局20bとの間の無線通信量を削減することが可能になる。
なお、干渉量情報の報告は、あらかじめ設定された条件を満たした場合に行われるもの、または定期的に報告されるものもある。これらについては、上位基地局20bは、他基地局からの干渉量情報を保持しておき、中継局10bからの代行要求があったら保持していた情報を中継局10bに通知する。
次に複数の基地局が協調して移動局にデータ送信を行う際に、データ送信に関するスケジューリング情報の基地局への通知を、上位基地局に代行させる制御について説明する。
LTE−advancedにおいては、CoMP(Coordinated Multiple Point transmission and reception)と呼ばれる、各基地局が協調して、移動局に対してデータ送信を行う制御の導入が検討されている。
CoMPでは、中心となる基地局がデータ送信のためのスケジューリングを行い、他の基地局は、このスケジューリング情報にしたがって送信を行う。中心となる基地局が中継局である場合は、中継局から各基地局へ上位基地局を介してスケジューリング情報を送信すると、無線通信量が増加することになる。したがって、上位基地局にスケジューリング情報の通知を代行させて、中継局と上位基地局間との無線通信量の削減を図るものである。
図14は中継局の構成例を示す図であり、図15は上位基地局の構成例を示す図である。中継局10cは、通信制御部11−3、プロキシ依頼部12を備える、通信制御部11−3はスケジューリング情報処理部11cを含む。上位基地局20cは、通信制御部21−3とプロキシ制御部22を備える、通信制御部21−3は、スケジューリング情報処理部21cを含む。
中継局10cのスケジューリング情報処理部11cは、スケジューリングを実行し、スケジューリング情報をプロキシ依頼部12に渡す。プロキシ依頼部12は、Proxy Requestにスケジューリング情報を含ませて、上位基地局20cに通知する。
上位基地局20cのプロキシ制御部22は、Proxy Requestを受信し、Proxy Requestからスケジューリング情報を抽出して通信制御部21−3内のスケジューリング情報処理部21cへ送信する。また、プロキシ制御部22は、スケジューリング情報を基地局31、32へ送信する。通信制御部21−3内のスケジューリング情報処理部21cは、スケジューリング情報を自局に設定する。
図16は通信シーケンスを示す図である。中継局10cが配下の移動局2に対してCoMPを実行する場合のシーケンスを示している。
〔S51〕中継局10cは、移動局2に対するCoMPによるデータ送信のためのスケジューリングを行って、データ送信タイミングを含めたスケジューリング情報を生成する。そして、スケジューリング情報の基地局31、32への通知の代行をProxy Requestにより上位基地局20cに依頼する。Proxy Requestには、スケジューリング情報が含まれている。
〔S52〕上位基地局20cは、Proxy Requestを受信すると、スケジューリング情報を抽出し、スケジューリング情報を基地局31、32へそれぞれ通知する。
〔S53〕スケジューリング情報にしたがって、中継局10c、上位基地局20c及び基地局31、32から、移動局2に対してデータ送信が行われる。
このように、移動局2に対して、CoMPによるデータ送信を行う際に、データ送信に関するスケジューリング情報の基地局への通知を、上位基地局20cに代行させる構成とした。これにより、中継局10cと上位基地局20c間の無線通信量を削減することが可能となる。
以上説明したように、無線通信システム1において、中継局10は、基地局31、32との通信の代行を上位基地局20に依頼し、依頼された上位基地局20は、中継局10の代わりに基地局31、32と通信を行い、通信結果を中継局10に送信する構成とした。
これにより、中継局10と上位基地局20との間の無線通信量が削減されるので、他局からの干渉や、他局へ与える干渉が削減し、処理遅延も削減することができ、通信品質の向上を図ることが可能になる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 無線通信システム
2 移動局
10 中継局
20 上位基地局(第1の無線基地局)
31、32 基地局(第2の無線基地局)

Claims (17)

  1. 第1の無線基地局と、
    第2の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して、前記第2の無線基地局と通信を行う中継局とを備え、
    前記中継局は、前記第2の無線基地局との通信の代行を前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記中継局の代わりに前記第2の無線基地局と通信を行い、通信結果を前記中継局に送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記中継局の配下の移動局がハンドオーバを行う場合、
    前記中継局は、複数の前記第2の無線基地局の中から、ハンドオーバ先基地局の選定を前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記ハンドオーバ先基地局の選定を行って選定結果を前記中継局に通知することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  3. 前記中継局は、前記移動局の状態情報をあらかじめ前記第1の無線基地局に通知しておき、前記第1の無線基地局は、前記ハンドオーバ先基地局の選定を依頼された際には、既に通知された前記状態情報を利用して前記ハンドオーバ先基地局の選定を行うことを特徴とする請求の範囲第2項記載の無線通信システム。
  4. 前記中継局は、自局が測定した干渉量である中継局側干渉量情報を前記第2の無線基地局へ報告し、前記第2の無線基地局で測定された干渉量である基地局側干渉量情報を受信する場合、
    前記中継局は、前記中継局側干渉量情報の前記第2の無線基地局への報告と、前記基地局側干渉量情報の収集とを前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記中継局側干渉量情報を前記第2の無線基地局へ報告し、前記第2の無線基地局から前記基地局側干渉量情報の収集を行って、収集結果を前記中継局に通知することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  5. 移動局に対して、周辺の無線基地局が協調してデータ送信を行う際に、前記データ送信のためのスケジューリングを前記中継局が行う場合、
    前記中継局は、前記スケジューリングを行ってスケジューリング情報を生成し、前記スケジューリング情報の前記第2の無線基地局への通知を、前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記スケジューリング情報を前記第2の無線基地局に通知することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  6. 第1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して、第2の無線基地局と通信を行う中継局において、
    通信制御を行う通信制御部と、
    前記第2の無線基地局との通信制御の代行を前記第1の無線基地局に依頼する代行依頼部と、
    を有することを特徴とする中継局。
  7. 配下の移動局がハンドオーバを行う場合、前記代行依頼部は、複数の前記第2の無線基地局の中から、ハンドオーバ先基地局の選定を前記第1の無線基地局に依頼し、前記第1の無線基地局で選定された前記ハンドオーバ先基地局を、前記第1の無線基地局から取得することを特徴とする請求の範囲第6項記載の中継局。
  8. 前記ハンドオーバ先基地局の選定を前記第1の無線基地局に依頼する際には、前記通信制御部は、前記移動局の状態情報をあらかじめ前記第1の無線基地局に通知しておくことを特徴とする請求の範囲第7項記載の中継局。
  9. 前記通信制御部によって測定された干渉量である中継局側干渉量情報を前記第2の無線基地局へ報告し、前記第2の無線基地局で測定された干渉量である基地局側干渉量情報を受信する場合、
    前記代行依頼部は、前記中継局側干渉量情報の前記第2の無線基地局への報告と、前記第2の無線基地局からの前記基地局側干渉量情報の収集とを前記第1の無線基地局に依頼し、前記第2の無線基地局で収集された前記基地局側干渉量情報を、前記第1の無線基地局から取得することを特徴とする請求の範囲第6項記載の中継局。
  10. 移動局に対して、周辺の無線基地局が協調してデータ送信を行う際に、前記データ送信のためのスケジューリングを行う場合、
    前記通信制御部は、前記スケジューリングを行ってスケジューリング情報を生成し、前記代行依頼部は、前記スケジューリング情報の前記第2の無線基地局への通知を、前記第1の無線基地局に依頼することを特徴とする請求の範囲第6項記載の中継局。
  11. 中継局と無線で接続し、自局を経由して、前記中継局と周辺無線基地局との間で通信が行われる無線基地局において、
    通信制御を行う通信制御部と、
    前記中継局が前記周辺無線基地局との通信の代行を依頼した場合には、前記中継局の代わりに前記周辺無線基地局と通信制御を行い、通信結果を前記中継局に送信する代行制御部と、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  12. 前記中継局の配下の移動局がハンドオーバを行う場合、前記代行制御部は、前記中継局から依頼されたハンドオーバ先基地局の選定を行い、選定結果を前記中継局に通知することを特徴とする請求の範囲第11項記載の無線基地局。
  13. 前記中継局で測定された干渉量である中継局側干渉量情報を前記周辺無線基地局へ通知する場合、前記代行制御部は、前記中継局からの依頼により、前記中継局側干渉量情報を前記周辺無線基地局へ通知し、
    前記中継局へ前記周辺無線基地局で測定された干渉量である基地局側干渉量情報を送信する場合、前記代行制御部は、前記中継局からの依頼により、前記基地局側干渉量情報の収集を行って、収集結果を前記中継局に通知することを特徴とする請求の範囲第11項記載の無線基地局。
  14. 移動局に対して、前記周辺無線基地局が協調してデータ送信を行う際に、前記データ送信のためのスケジューリングを前記中継局が行う場合、
    前記代行制御部は、前記中継局から、前記周辺無線基地局へのスケジューリング情報の通知の代行依頼を受けると、前記周辺無線基地局に対して前記スケジューリング情報を送信することを特徴とする請求の範囲第11項記載の無線基地局。
  15. 無線通信方法において、
    第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して、前記第2の無線基地局と通信を行う中継局とを有し、
    前記中継局は、前記第2の無線基地局との通信の代行を前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記中継局を代行して前記第2の無線基地局と通信を行い、通信結果を前記中継局に送信する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  16. 第1の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局と無線で接続する第2の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して、前記第2の無線基地局と通信を行う中継局とを備え、
    前記第2の無線基地局は、前記中継局との通信の代行を前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局の代わりに前記中継局と通信を行い、通信結果を前記第2の無線基地局に送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  17. 前記第2の無線基地局の配下の移動局が前記中継局へハンドオーバを行う場合、
    前記第2の無線基地局は、複数の前記中継局の中から、ハンドオーバ先中継局の選定を前記第1の無線基地局に依頼し、
    依頼された前記第1の無線基地局は、前記ハンドオーバ先中継局の選定を行って、選定結果を前記第2の無線基地局に通知することを特徴とする請求の範囲第16項記載の無線通信システム。
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