JP4985160B2 - 有機elパネル - Google Patents

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Description

本発明は、EL(エレクトロルミネッセンス)現象を利用して面発光照明を行う有機ELパネルに関する。
近年、各種の照明器具や光ポスターのように大面積を照らす面発光光源として、有機ELパネルが要望されている。この有機ELパネルは、発熱がほとんどなく、また、軽量、薄型であり、特に、有機EL素子は、無機EL素子に比較して色の選択が容易であり、また、駆動電圧が低くて省電力であるなど、種々の利点を有している。
ところで、この種の有機ELパネルには、従来、例えば、図3および図4に示すような構成ものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この有機ELパネルは、ガラス等の透明の基板1上において、ITOなどの透明電極からなる陽極層2と、アルミニュウム等の背面電極からなる陰極層3との間に有機化合物を用いた蛍光物質を有する有機EL層4を介在し、かつ、これらの各層2,3,4を覆ってガラス系封止材などでできた封止層5が形成されている。
ここで、封止層5を形成するのは、有機EL層4を構成する有機化合物には水分や酸素に晒されると特性が劣化し易いので、これを防止するためである。また、有機EL層4を発光させる上では、その上下の陽極層2と陰極層3との間に所定の電圧を印加する必要がある。そのため、従来は、基板1上に陽極層2、有機EL層4、および陰極層3を順次積層する際に、平面に沿って互いの位置をずらせて配置することで封止層5の形成後も陽極層2および陰極層3の一部が封止層5から外部に露出するように構成し、その露出箇所を給電端子部として確保し、ここに直流電源7からの給電用の配線8を接続するようにしている。
ところが、図3および図4に示したように、陽極層2、有機EL層4、および陰極層3を順次平面に沿って位置をずらせて配置すると、給電用の配線を接続する陽極層2および陰極層3の各接続点P1,P2間の距離が長くなる。特に、有機ELパネルを照明用として大面積化する場合、ITOなどの透明電極で構成される陽極層2は抵抗成分が大きいため、各接続点P1,P2間の距離が長くなると、有機EL層4を挟む陽極層2と陰極層3間に印加される電圧が、発光面の位置によって異なったものとなり、その結果、EL素子パネルに輝度むらが生じて均一な照明ができなくなるといった不具合を生じる。
その対策として、従来技術では、例えば光放射側の基板1と陽極層2との間に、アルミ等でできた低抵抗の補助電極を格子状あるいはストライプ状に多数形成し、陽極層2に給電する給電端子部に近い部分と、それから離れた部分とで電位差が極力生じないようにして、輝度むらの発生を抑制するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−71246号公報 特開2004−14128号公報
しかしながら、上記の特許文献2に記載のように、基板1と陽極層2との間に補助電極を格子状あるいはストライプ状に多数形成した場合には、輝度むらの発生を抑制することができても、この補助電極が有機EL層4から放射される光の多くを遮断することになるため、光源全体として見た場合には輝度を低下させる原因になるという不具合がある。特に、大面積化した照明用の有機ELパネルとして使用する場合には、パネル全体の輝度の低下は好ましくない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、大面積化した場合にも輝度むらの発生や、輝度の余分な低下を抑制することができる有機ELパネルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る有機ELパネルは、透明な陽極層とその背面に設けられた陰極層との間に有機EL層が介在されているものであって、前記有機EL層は、その周側縁部の全周が前記陽極層および前記陰極層の周側縁部より内側方向に設けられ、この内側方向に介在された有機EL層の周側縁部も含んで、前記陽極層および陰極層の周側縁部の両層にわたると共に、各層の周側縁部全周に絶縁性封止剤により封止され、かつ、前記陽極層の周側縁部の一部である一ヶ所の角部は前記絶縁性封止剤よりも外部に露出される一方、前記陰極層は有機EL層と隣接して対向する面と反対側の面が外部に露出されており、前記陽極層と陰極層の各露出箇所が給電端子として確保されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、陽極層および陰極層の周側縁部は内側方向に介在された有機EL層の周側縁部も含んで両層にわたって絶縁性封止剤により封止されているので、有機EL層の特性劣化を確実に防止することができる。そして、陽極層については、その周側縁部の絶縁性封止剤よりも外部に露出した箇所を給電端子とすることができ、また、陰極層については、有機EL層と隣接して対向する面と反対側の面内の任意箇所を給電端子とすることができる。したがって、陽極層と陰極層の接続点間の距離を任意に設定することができ、従来のように、陽極層と陰極層の接続点間の距離が一義的に決まってしまうことがない。これにより、有機EL層に対して印加される電圧を発光面の位置で均一化することができ、発光面を大面積化した場合にも輝度むらの発生を抑えることが可能となる。しかも、従来のような補助電極を設ける必要がないので、輝度の余分な低下を抑制することができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。図1は本発明の実施の形態における有機ELパネルの構成を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図であり、図3および図4に示した従来技術と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態の有機ELパネルは、透明の基板1を備え、この基板1上には陽極層2と、この陽極層2の背面側に位置する陰極層3とを備えるとともに、両層2,3の間に有機EL層4が介在されている。この場合、陽極層2、有機EL層4、および陰極層3は、本例ではいずれも四角形に形成されているが、有機EL層4は陽極層2や陰極層3に比べて各辺の長さが若干短くなるように設定されており、このため、その周側部が陽極層2や陰極層3の周側部よりも内側に入り込んだ状態になっている。
ここに、基板1は、透明なガラス板が適用されるが、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などを適用することも可能である。陽極層2は、ITOやZnOなどの透明電極からなる。また、陰極層3は、AlやAu等の金属電極からなる。有機EL層4は、樹脂バインダ中に高分子系あるいは低分子系の有機蛍光物質を分散させたもので、この有機EL層4の陽極層2と陰極層3とで挟まれた部分が発光領域となる。
そして、この実施の形態では、陽極層2および陰極層3の周側縁部は両層2,3にわたって被覆された絶縁性封止剤6により封止されている。この場合の絶縁性封止剤6としては、例えば、低融点のガラスプリフォームを適用し、これをレーザ照射により熔融することにより陽極層2と陰極層3とで挟まれた部分が封止される。なお、絶縁性封止剤6としては、ガラスプリフォーム以外に紫外線硬化型や熱硬化型の接着剤を使用することも可能である。
しかも、陽極層2の周側縁部の一部は絶縁性封止剤6が塗布されずに外部に露出されており、その外部に露出した箇所が給電端子として確保されている。一方、陰極層3は有機EL層4と隣接する面と反対側の面の大部分は絶縁性封止剤6が塗布されることなく、そのまま外部に露出しており、この露出面が給電端子として確保されている。そして、有機EL層4を発光させる際には、陽極層2と陰極層3の各給電端子に直流電源7の配線8の端部がそれぞれ接続される。
このように、この実施の形態の有機ELパネルは、陽極層2および陰極層3の周側縁部は両層2,3にわたって絶縁性封止剤6で封止されているので、有機EL層4の特性劣化を確実に防止することができる。
そして、陽極層2については、その周側縁部の絶縁性封止剤6よりも外部に露出し一部の箇所を給電端子とすることができ、また、陰極層3については、有機EL層4と隣接して対向する面と反対側の面の任意箇所を給電端子とすることができる。したがって、陽極層2と陰極層3の接続点P1,P2間の距離を任意に設定することができ、従来のように、陽極層2と陰極層3の接続点P1,P2間の距離が一義的に決まってしまうことがない。
これにより、有機EL層4に対して印加される電圧を発光面の位置で均一化することができ、発光面を大面積化した場合にも輝度むらの発生を抑えることが可能となる。しかも、従来のような補助電極を設ける必要がないので、輝度の余分な低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形を加えることが可能である。例えば、上記実施の形態の有機ELパネルは、平面視で四角形状であったが、これに限らず、三角形状や多角形状のものであってもよい。
本発明の実施の形態における有機ELパネルの平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 従来の有機ELパネルの平面図であり、封止層を省いた状態を示している。 図3のB−B線に沿う断面図であり、封止層を設けた状態を示している。
符号の説明
1 基板
2 陽極層
3 陰極層
4 有機EL層
6 絶縁性封止剤

Claims (1)

  1. 透明な陽極層とその背面に設けられた陰極層との間に有機EL層が介在されている有機ELパネルにおいて、
    前記有機EL層は、その周側縁部の全周が前記陽極層および前記陰極層の周側縁部より内側方向に設けられ、
    この内側方向に介在された有機EL層の周側縁部も含んで、前記陽極層および陰極層の周側縁部の両層にわたると共に、各層の周側縁部全周に絶縁性封止剤により封止され、かつ、前記陽極層の周側縁部の一部である一ヶ所の角部は前記絶縁性封止剤よりも外部に露出される一方、
    前記陰極層は有機EL層と隣接して対向する面と反対側の面が外部に露出されており、
    前記陽極層と陰極層の各露出箇所が給電端子として確保されていることを特徴とする有機ELパネル。
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