JP4984288B2 - 通信システム、通信方法および通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は通信システム、通信方法および通信装置に関し、特に時分割多重された光信号による通信システム、通信方法および通信装置に関するものである。
近年の情報技術の発展に伴い、家庭においても大容量で高品質なインターネット環境に対する要求が高まっている。このような要求に対応するため、光ファイバを介して加入者宅をインターネット網に接続するFTTH(Fiber To The Home)サービスが急速に普及している。
FTTHの構成は、基地局と各加入者宅とをそれぞれ専用の光ファイバで接続するシングルスター網と、一端が複数に分岐された光ファイバを用いて、基地局と複数の加入者宅とを1対n(n:複数)で接続するダブルスター網とに分類される。FTTHサービスを提供するにあたり、光ファイバの敷設量が少なくて済むダブルスター網の方がコスト的に有利である。後者に関するものとして、1本の光ファイバを複数のユーザーで共有するPON(Passive Optical Network)がある。PONとは光ファイバの途中に光カプラを設けて伝送路を2〜32本に分岐させるスター型ネットワークのことである。
基地局側装置(OLT:Optical Line Terminal)とn台のONU(Optical Network Unit;「光回線終端装置」とも呼ばれる)とが光ファイバを介して接続されたPON型の光ネットワークでは、たとえばギガビットのFTTHサービスを実現する技術(GE−PON)が用いられている。GE−PONでは、OLTがONUに対してデータフレームの送出タイミングを指定する。ONUは指定されたタイミングでデータフレームを送出する。これにより複数のONUからそれぞれ送出された複数のデータが時分割多重されて、OLTに送られる。なお上記の動作はIEEE802.3ahに規定されたものである。
GE−PONでの伝送レートは、電子回路の信号処理が可能な程度の大きさである。しかしながら、より大きな伝送レートに対応するためには、光信号での処理が求められる。このような要求に対応可能な技術の例として、たとえば特表2000−513158号公報(特許文献1)は、中央局が光パルスを送出し、各ノードに設けられた送信器がその光パルスを変調して中央局に戻す光TDMA(時分割多重)光ネットワークを開示する。
特表2000−513158号
伝送レートが高くなるほど、各加入者宅側装置からのデータ信号を時分割多重する際に、データ信号に割当てられるタイムスロットが短くなる。各加入者宅側装置がデータを時分割多重して送信するための光パルス信号を生成する場合には、各加入者宅に信号処理を高速に行なうことが可能な信号処理回路が必要となる。よってシステム全体のコストが上昇する。
また、たとえば気温の変動により、各加入者宅側装置と基地局との間の伝送路の長さが変化することが起こり得る。この場合、各加入者宅側装置から基地局へのデータの送信に要する時間が変動する。よって、理想的な状態では各加入者宅側装置からのデータ信号が伝送路上で時分割多重されていても、伝送路の長さが変化した場合には2つのデータ信号が時間軸上で重なることが起こり得る。このような問題に対応するための信号処理を各加入者宅側装置に行なわせる場合には、加入者宅側装置における信号処理がより複雑になる。しかしながらこのような問題点については、特表2000−513158号公報に開示されていない。
本発明の目的は、時分割多重アクセスネットワークにおける加入者宅側装置の構成を簡易にしながら、各加入者宅側装置からの信号が衝突することを回避可能にする通信システムおよび通信方法、ならびに、通信装置を提供することである。
本発明は要約すれば、通信システムであって、伝送路と、互いに異なる複数の波長をそれぞれ有する複数の光信号を波長多重化して伝送路に送信する第1の通信装置と、各々が伝送路を介して複数の光信号を受ける複数の第2の通信装置とを備える。複数の第2の通信装置は、複数の波長の違いに基づいて、複数の光信号の中から対応する信号を抽出して、伝送路を介して対応する信号を第1の通信装置に返送する。第1の通信装置は、複数の光信号を生成して出力する第1の信号生成手段と、第1の信号生成手段からの複数の光信号を波長多重化して伝送路に送出する第1の送出手段と、複数の第2の通信装置の各々から送出された対応する信号の到着タイミングを測定するタイミング測定手段と、タイミング測定手段での測定結果に基づいて、第1の信号生成手段から出力される複数の光信号の各々の出力タイミングを制御する制御手段とを備える。制御手段は、到着タイミングが複数の第2の通信装置の間で異なるように、出力タイミングを制御する。
好ましくは、複数の第2の通信装置の各々は、複数の光信号の中から自己宛ての第1の信号を抽出する抽出手段と、第1の信号を対応する信号と他の信号とに分配する分配手段と、第1の通信装置に送信される第1のデータを符号化して、光信号である第2の信号を生成する符号化手段と、他の信号と第2の信号とを用いて第1の光データ信号を生成する第2の信号生成手段と、伝送路から入力される複数の光信号を抽出手段に出力し、かつ、第1の光データ信号と、対応する信号とを伝送路に送出する入出力手段とを含む。第1の通信装置は、伝送路から受ける第1の光データ信号および対応する信号を分離する分離手段と、第1の光データ信号から第1のデータを復号する第1の復号手段とをさらに含む。
より好ましくは、第2の信号生成手段は、他の信号と、第2の信号との間に光相互作用を発生させて、第1の光データ信号を出力する。入出力手段は、第1の光データ信号と、対応する信号とを波長多重して伝送路に送出する。
さらに好ましくは、第1の光データ信号の波長帯は、複数の波長の波長帯と重ならないように設定される。
より好ましくは、第1の通信装置は、複数の第2の通信装置のそれぞれに送信される複数の第2のデータを時分割多重した第2の光データ信号を伝送路へ送出する第2の送出手段をさらに含む。複数の光信号は、第2の光データ信号から複数の第2のデータの各々を抽出するための第3の信号を含む。抽出手段は、さらに、複数の光信号の中から第3の信号を抽出する。複数の第2の通信装置の各々は、第2の光データ信号において自己宛てのデータが割り当てられたタイムスロットと、第3の信号の強度が最大となるタイミングとを同期させる同期手段と、同期手段からの第3の信号と、第2の光データ信号との間に光相互作用を生じさせて、第3の光データ信号を発生させる光相互作用発生手段と、第3の光データ信号に基づいて、自己宛てのデータを復号する第2の復号手段とをさらに含む。
さらに好ましくは、同期手段は、第3の信号を遅延させ、かつ遅延量を変更可能な遅延手段を含む。複数の第2の通信装置の各々は、第3の光データ信号の強度が最大となるように遅延量を制御する遅延制御手段をさらに含む。
本発明の他の局面に従うと、伝送路と、互いに異なる複数の波長をそれぞれ有する複数の光信号を波長多重化して伝送路に送信する第1の通信装置と、各々が伝送路を介して複数の光信号を受ける複数の第2の通信装置とを備える通信システムにおける通信方法である。通信方法は、第1の通信装置が、複数の光信号を生成するステップと、第1の通信装置が、複数の光信号を波長多重化して伝送路に送出するステップと、複数の第2の通信装置が、複数の波長の違いに基づいて、複数の光信号の中から対応する信号を抽出するステップと、複数の第2の通信装置が、伝送路を介して対応する信号を第1の通信装置に返送するステップと、第1の通信装置が、複数の第2の通信装置の各々から送出された対応する信号の到着タイミングを測定するステップと、第1の通信装置が、到着タイミングの測定結果に基づいて、到着タイミングが複数の第2の通信装置の間で異なるように、複数の光信号の各々の出力タイミングを制御するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、伝送路に接続される複数の端末装置からそれぞれ出力される複数の光データ信号が伝送路で時分割多重されるように伝送路上での複数の光データ信号の伝送を制御するための通信装置である。複数の端末装置は、複数の波長をそれぞれ有する複数の光信号を受ける。複数の端末装置は、複数の波長の違いに基づいて複数の光信号の中から対応する信号を抽出する。複数の端末装置は、伝送路を介して対応する信号を通信装置に返送する。複数の光信号は、複数の光データ信号の伝送タイミングをそれぞれ制御するための信号である。通信装置は、複数の光信号を生成して出力する信号生成手段と、複数の光信号を波長多重化して伝送路に送出する送出手段と、複数の端末装置の各々から送出された対応する信号の到着タイミングを測定するタイミング測定手段と、タイミング測定手段での測定結果に基づいて、信号生成手段から出力される複数の光信号の各々の出力タイミングを制御する制御手段とを備える。制御手段は、到着タイミングが複数の端末装置の間で異なるように、出力タイミングを制御する。
本発明によれば、時分割多重アクセスネットワークにおける加入者宅側装置の構成を簡易にしながら、各加入者宅側装置からの信号が衝突することを回避可能にする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う通信システム100の概略構成図である。図1を参照して、通信システム100は、基地局側装置1と、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nと、伝送路20と、光分配/光結合部22とを含む。基地局側装置1はたとえばOLTであり、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、たとえばONUである。
基地局側装置1は、送信部1.1と、受信部1.2と、パルス発生部12と、タイミング制御部14と、光合波/光分波器24と、光結合部34とを含む。
送信部1.1は、図示しないインターネット網やWAN(Wide Area Network:広域通信網)などから、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nへそれぞれ送信するための下りデータ1,2,・・・,nを受ける。送信部1.1は、下りデータ1,2,・・・,nを時分割多重した光データ信号を生成して出力する。
送信部1.1は、符号化部30と、光源10と、光変調部32とを含む。
符号化部30は、外部から下りデータ1,2,・・・,nを受けて、所定の時間間隔で区切ったタイムスロットに下りデータ1,2,・・・,nを所定のデータ量ずつ順次割当て、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。そして、符号化部30は、符号化したデータ列を光変調部32へ出力する。
光源10は、たとえばレーザ発振器で構成され、所定の光強度をもつ波長λ0のレーザ光を発生する。光源10は、その発生したレーザ光を光変調部32へ出力する。
光変調部32は、符号化部30から受けたデータ列に基づいて、光源10から出力されるレーザ光を光強度変調して光データ信号を生成する。たとえば光変調部32は、データ列の「0」および「1」にそれぞれ対応して光強度がゼロおよび最大(すなわち、「オフ」または「オン」)となるように変調する。このようにして光変調部32は、下りデータ1,2,・・・,nを時分割多重した光データ信号を生成する。光変調部32は、生成した光データ信号を光結合部34へ出力する。
パルス発生部12は、互いに波長が異なる複数の光パルス信号を発生させる。本実施の形態では、パルス発生部12は、波長λ1〜λnをそれぞれ有するn個の光パルス信号を発生させる。パルス発生部12は、n個の光パルス信号を光結合部34へ出力する。
波長λ1を有する光パルス信号の周期は、光変調部32で生成される光データ信号における下りデータ1の周期、すなわち、下りデータ1,2,・・・,nの割当てが一巡するまでに要する時間に等しい。
パルス発生部12は、波長λ1の光パルス信号を送出する時刻と、波長λk(kは2〜nのいずれか)の光パルス信号を送出する時刻とを異ならせる。これら2つの光パルス信号の送出タイミングの差は、波長λ1の光パルス信号が基地局側装置1と加入者宅側装置2.1との間を往復するのに要する時間と、波長λkの光パルス信号が基地局側装置1と加入者宅側装置2.kとの間を往復するのに要する時間との差に基づき定められる。
光結合部34は、光変調部32から受けた光データ信号とパルス発生部12から受けた光パルス信号とを結合する。光合波/光分波器24は、光結合部34から受ける光データ信号(波長λ0の光)と、光パルス信号(波長λ1〜λnの光)とを波長多重した光信号を伝送路20に送出する。
伝送路20は、光ファイバで構成されて光合波/光分波器24と光分配/光結合部22とを接続する。伝送路20は、光合波/光分波器24からの光信号を光分配/光結合部22へ伝送する。
光分配/光結合部22は、伝送路20を介して受けた光データ信号および光パルス信号をn分割し、分割した光データ信号および光パルス信号をそれぞれ加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nへ出力する。なお図1では便宜的に光分配/光結合部22を1つのブロックで示しているが、光分配/光結合部22は加入者宅側装置(ノード)ごとに伝送路20に設置されてもよい。
加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、基地局側装置1から受けた光データ信号のうち自己宛てのデータを抽出して、そのデータを下りデータ(下りデータ1,2,・・・,n)として出力する。加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、さらに、波長の違いに基づいて基地局側装置1から受けた光パルス信号の中から自己宛ての光パルス信号を抽出し、その光パルス信号を基地局側装置1に返送する。加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、さらに、上りデータ1,2,・・・,nをそれぞれ基地局側装置1へ送信する。
加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、互いに同様の構成を有するので、以下では代表的に加入者宅側装置2.1の構成を説明する。加入者宅側装置2.1は、光合波/光分波器16と、光相互作用発生部18,75と、復号部86と、光分配/光結合部60と、フィルタ62,64と、ハーフミラー65と、遅延部84と、符号化部74とを含む。
光合波/光分波器16は、伝送路20から受ける光信号を波長λ0の光データ信号と光パルス信号(波長λ1〜λn)とに分離する。光合波/光分波器16は、光データ信号(波長λ0)を光相互作用発生部18へ出力し、複数の光パルス信号(波長λ1〜λn)を光分配/光結合部60に出力する。
光分配/光結合部60は光合波/光分波器16からの光パルス信号をフィルタ62,64に出力する。フィルタ62は光分配/光結合部60から光パルス信号を受けて波長λ1の光パルス信号のみを選択的に透過させる。なお、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nのいずれにおいてもフィルタ62は波長λ1の光パルス信号のみを選択的に透過させる。フィルタ62を透過した波長λ1の光パルス信号は、遅延部84に入力される。
フィルタ64は複数の光パルス信号の中から波長の違いに基づいて「自己宛ての信号」(加入者宅側装置2.1の場合には波長λ1の信号)を抽出する。フィルタ64を透過した波長λ1の光パルス信号は、ハーフミラー65に入力される。なお、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nにおける「自己宛ての信号」の波長は、それぞれλ1,λ2,・・・,λnである。
遅延部84は光パルス信号を所定の時間だけ遅延させる。この遅延時間は、光パルス信号の最大強度となるタイミングが、光データ信号において下りデータ1が割当てられたタイムスロットと同期するように定められる。遅延部84は、遅延させた光パルス信号を光相互作用発生部18へ出力する。
加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、光パルス信号(波長λ1)が最大強度となるタイミングが、光データ信号においてそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nが割当てられたタイムスロットと同期するように、光パルス信号を遅延させる。すなわち各加入者宅側装置に含まれる遅延部84の遅延量は、タイムスロットの時間間隔ずつ異なっている。
光相互作用発生部18は、光データ信号と光パルス信号との間で光学非線形効果による相互作用を生じさせる。特に、光相互作用発生部18は、光カー効果の一種である4光波混合(FWM:Four Wave Mixing)を生じさせ、光データ信号の波長λ0と光パルス信号の波長λ1との差Δλ(=|λ1−λ0|)だけ異なる波長(λ0−Δλ),(λ1+Δλ)をもつ新たな2つの相互作用光を出力する。上述のように、光パルス信号が最大強度となるタイミングは、下りデータ1が割当てられるタイムスロットと同期するので、4光波混合は、下りデータ1が割当てられたタイムスロットの期間だけ生じることになる。したがって、光相互作用発生部18は、光データ信号のうち下りデータ1の光強度に応じた相互作用光だけを復号部86へ出力する。
すなわち、光相互作用発生部18は、光パルス信号を用いて、光データ信号の中からデータ1で変調された光信号を抽出する。以下では、光データ信号から抽出された光信号をDEMUX信号(分離信号)とも称す。
復号部86は、光相互作用発生部18から受けたDEMUX信号の光強度に応じて、データ列を生成し、下りデータ1として出力する。
フィルタ64を透過した波長λ1の光パルス信号は、ハーフミラー65に入力される。ハーフミラー65に入射した光は反射光と透過光とに分離される。ハーフミラー65で反射した光パルス信号はフィルタ64を透過して光分配/光結合部60に入力される。ハーフミラー65を透過した光パルス信号は光相互作用発生部75に入力される。
符号化部74は、外部から上りデータ1を受けて、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。そして、符号化部74は、符号化したデータ列に応じた光データ信号を生成して光相互作用発生部75へ出力する。
光相互作用発生部75は、光相互作用発生部18と同様の機能を有し、符号化部74からの光データ信号とハーフミラー65からの光パルス信号との間で光学非線形効果による相互作用を生じさせて、相互作用光(波長λ1A)を出力する。このときの相互作用光が加入者宅側装置2.1からの光データ信号となる。別の言い方をすれば、光相互作用発生部75は符号化部74から受ける光データ信号のうち光パルス信号と時間的に重なる部分のみ抽出して光分配/光結合部60へ出力する。
光相互作用発生部75の構成は光相互作用発生部18の構成と同様でも良いし、異なっていてもよい。以下では光相互作用発生部75は光相互作用発生部18と同様の構成を有するものとする。なお光相互作用発生部18の構成および動作については後述する。
光分配/光結合部60は、ハーフミラー65で反射した光パルス信号および光相互作用発生部75からの光データ信号を結合して光合波/光分波器16に出力する。光合波/光分波器16は、光結合器から受ける光パルス信号(波長λ1)および光データ信号(波長λ1A)を波長多重して伝送路20に出力する。各加入者宅側装置から出力される光データ信号は光分配/光結合部22により結合されて伝送路20を伝送する。
加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nでは、光相互作用発生部75が送出する光データ信号の波長はそれぞれλ1A,λ2A,・・・,λnAとなる。ただし、各加入者宅側装置からの光データ信号の波長は同じであってもよい。加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nからそれぞれ送出された複数の光データ信号は時分割多重されて伝送路20を伝播して基地局側装置1に到達する。
基地局側装置1における受信部1.2は、光合波/光分波器26と、タイミング測定部28と、復号部80とを含む。
各加入者宅側装置から送られた光信号は、光合波/光分波器24を通り、光合波/光分波器26に入力される。光合波/光分波器26は、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nの各々から受けた光信号を、波長の違いに基づいて複数の光パルス信号と、光データ信号とに分離する。
復号部80は、光合波/光分波器26から受ける光データ信号を電気信号に変換して、「0」または「1」の2値のデータ列を生成する。そして、復号部80は、生成したデータ列を所定のタイムスロット毎に分離し、下りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。
タイミング測定部28は、複数の光パルス信号(波長λ1,λ2,・・・,λn)がタイミング測定部28に到着したタイミングを測定する。タイミング測定部28は、たとえば複数の光パルス信号間での位相差を比較することにより、複数の光パルス信号の到着タイミングを測定する。「到着タイミング」とは、具体的にはたとえば複数の光パルス信号がタイミング測定部28に到着した順番や、複数の光パルス信号間の時間間隔などである。
タイミング制御部14は、タイミング測定部28が測定した複数の光パルス信号の到着タイミングに基づいてパルス発生部12を制御して、複数の光パルス信号の出力タイミングを調整する。具体的にはタイミング制御部14は、タイミング測定部28に到着した複数の光パルス信号が時間的に重ならないように複数の光パルス信号がパルス発生部12から出力されるタイミングを制御する。
理想的な状態では、各加入者宅側装置に含まれる遅延部から出力される光パルス信号は時間軸上において互いに重なることはないので、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nから送信される光データ信号が伝送路20において互いに干渉することはない。つまり加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nから送信される光データ信号は時間軸上において互いに重ならないので、復号部80が受ける光データ信号は、時分割多重された光データ信号と等価なデータとなる。
しかしながら、たとえば気温の変動により加入者宅側装置と光分配/光結合部22との間の伝送路の長さが変化することが起こる。これにより、各加入者宅側装置から送出される光データ信号の伝送時間が変化する。伝送時間の変化の度合いは加入者宅側装置ごとに異なる可能性が高いため、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nから送信される光データ信号が伝送路20上において衝突する可能性が高くなる。
そこで上述したように本実施の形態では、タイミング制御部14はパルス発生部12からの複数の光パルス信号の送出タイミングを制御して、タイミング測定部28に到着する複数の光パルス信号が時間的に重なり合わないようにする。これにより、各加入者宅側装置からの光データ信号の伝送時間が変動しても、伝送路20において各加入者宅側装置が送出した上りデータが衝突するのを防ぐことができる。
次に、図1に示す通信システム100の動作および、その動作に関連する構成をより詳しく説明する。
(1)複数の光パルス信号の出力タイミングの調整について
図2は、図1に示すパルス発生部12の構成例を示す図である。図2を参照して、パルス発生部12は、信号発生部51と、光源52.1,52.2,・・・,52.nと、遅延部53.1,・・・,53.n−1と、光変調部54.1,54.2,・・・,54.nと、光結合部55とを含む。
信号発生部51は、図1の光変調部32で生成される光データ信号における下りデータ1の周期と等しい周期(たとえばGHzのオーダー)の信号を発生させる。光源52.1,52.2,・・・,52.nの各々は、たとえばレーザ発振器で構成され、所定の光強度を有するレーザ光を発生させる。光源52.1,52.2,・・・,52.nからのレーザ光の波長はそれぞれλ1,λ2,・・・,λnである。
遅延部53.1,・・・,53.n−1は信号発生部51からの信号を遅延させる。遅延部53.1,・・・,53.n−1における遅延量はタイミング制御部14により制御される。
光変調部54.1は、信号発生部51からの信号に基づいて、光源52.1から出力されるレーザ光を光強度変調して、波長λ1の光パルス信号を生成する。光変調部54.2は、遅延部53.1からの信号に基づいて、光源52.2から出力されるレーザ光を光強度変調して、波長λ2の光パルス信号を生成する。同様に光変調部54.nは、遅延部53.n−1からの信号に基づいて、光源52.nから出力されるレーザ光を光強度変調して、波長λnの光パルス信号を生成する。
ここで遅延部53.1,・・・,53.n−1における遅延量は、互いに異なるように設定される。これにより光変調部54.1,54.2,・・・,54.nからの光パルス信号の送出タイミングも互いに異なる。光変調部54.1,54.2,・・・,54.nからの光パルス信号は光結合部55で結合されて、図1に示す光結合部34に出力される。
図3は、図1に示す通信システム100を簡略化した図である。以下では通信システム100における加入者宅側装置の数を4として説明を行なう。図3を参照して、伝送路20には光分配/光結合部22により、4つの加入者宅側装置2.1,2.2,2.3,2.4が接続される。
基地局側装置1では、パルス発生部12が波長λ1〜λ4をそれぞれ有する光パルス信号S1〜S4を波長多重して伝送路20に送出する。パルス発生部12は光パルス信号S1を光データ信号の下りデータ1(第1チャネル)に同期させる。パルス発生部12は光パルス信号S2〜S4の各々の送出時には、光パルス信号S1の送出時からの遅延時間を、各ノード(加入者宅側装置2.1,2.2,2.3,2.4)の遅延差に合わせて設定する。ここで「遅延差」とは、光パルス信号S1が基地局側装置1と加入者宅側装置2.1とを往復するのに要する時間と、光パルス信号S2(S3,S4)が基地局側装置1と加入者宅側装置2.2(2.3,2.4)とを往復するのに要する時間差に基づくパルス間の位相差である。
加入者宅側装置2.1,2.2,2.3,2.4は、波長多重された光パルス信号S1〜S4の中から自己に対応する波長の光パルス信号を基地局側装置1に折り返して送出する。各加入者宅側装置からの光パルス信号は光分配/光結合部22で結合されて、基地局側装置1のタイミング測定部28に入力される。タイミング測定部28は光パルス信号S1〜S4がタイミング測定部28に到着するタイミングを測定する。
タイミング制御部14は、タイミング測定部28の測定結果に基づいて、光パルス信号S1〜S4の各々のパルスがたとえばS1,S2,S3,S4の順に時間的に並び、かつ、光パルス信号S1〜S4が時間的に重なり合わないように光パルス信号S1〜S4の送出タイミングを制御する。なお、パルス発生部12からの光パルス信号S1〜S4の送出および、タイミング制御部14による送出タイミングの制御は、たとえば所定の周期で繰返して実行される。
(2)加入者宅側装置からの上りデータの送出について
図4は、加入者宅側装置からの上りデータの送出を模式的に説明する図である。図3と同様に、通信システム100における加入者宅側装置の数を4として以下説明する。
図4を参照して、基地局側装置1では、パルス発生部12が波長λ1〜λ4をそれぞれ有する光パルス信号S1〜S4を波長多重して伝送路20に送出する。
加入者宅側装置2.1では、入力された光パルス信号の中から光パルス信号S1が抽出される。次に光相互作用発生部75は、上りデータ1を符号化して生成した光データ信号と、光パルス信号S1とを光相互作用させて光データ信号D1(波長λ1A)を生成する。光相互作用発生部75は伝送路20に光データ信号D1を送出する。
加入者宅側装置2.2,2.3,2.4の各々では、加入者宅側装置2.1と同様の動作が行なわれる。加入者宅側装置2.2,2.3,2.4では、光パルス信号S2,S3,S4がそれぞれ抽出される。加入者宅側装置2.2,2.3,2.4における光相互作用発生部75での光相互作用は、加入者宅側装置2.1における(上りデータ1、光パルス信号S1)の組み合わせを(上りデータ2、光パルス信号S2)、(上りデータ3、光パルス信号S3)、(上りデータ4、光パルス信号S4)にそれぞれ置き換えたものである。
上述の光相互作用により、加入者宅側装置2.2,2.3,2.4からは、波長λ2Aの光データ信号D2、波長λ3Aの光データ信号D3、波長λ4Aの光データ信号D4が送出される。光データ信号D1〜D4は光分配/光結合部22で結合されて伝送路20を通り、基地局側装置1の復号部80に入力される。
既に説明したように、基地局側装置1から送出された光パルス信号S1〜S4が加入者宅側装置を経由して基地局側装置1に戻ったときには、光パルス信号S1〜S4は時間的に並んでいる。光データ信号D1〜D4は光パルス信号S1〜S4にそれぞれ同期した光データ信号であるので、復号部80が受ける光データ信号D0は、光データ信号D1〜D4が時分割多重化された光信号と等価なものとなる。
(3)基地局側装置から加入者宅側装置への下りデータの送信
基地局側装置はn個の下りデータを時分割多重した光データ信号、および、波長λ1の光パルス信号を含む複数の光パルス信号を伝送路に送出する。加入者宅側装置の光相互作用発生部18では光データ信号と波長λ1の光パルス信号との相互作用により、自己宛てのデータを抽出することができる。以下、光相互作用発生部の構成、および、その動作についてより詳しく説明する。
図5は、図1に示す光相互作用発生部18の概略構成図である。図5を参照して、光相互作用発生部18は、光結合部34と、光増幅器36と、高非線形ファイバ38と、光フィルタ40とを含む。
光結合部34は、波長λ0の光データ信号と波長λ1の光パルス信号とを結合して光増幅器36へ出力する。光増幅器36は、光学非線形効果が生じるように光結合部34から受けた光データ信号および光パルス信号を増幅して高非線形ファイバ38へ出力する。
高非線形ファイバ38は、非線形係数が高い媒質からなる。高非線形ファイバ38は、所定の光強度をもつ波長λ1の光データ信号と波長λ2の光パルス信号との4光波混合により、波長(λ0−Δλ)および波長(λ1+Δλ)の新たな2つの相互作用光を発生する。
光フィルタ40は、高非線形ファイバ38から出力される光データ信号、光パルス信号および2つの相互作用光を受けて、光データ信号および光パルス信号を阻止(吸収や拡散等)し、かつ、2つの相互作用光のうちいずれか一方を通過させる。そして、光フィルタ40は、通過させた相互作用光をDEMUX信号として出力する。
図6は、光相互作用発生部18における4光波混合を説明する図である。図6(a)は、光相互作用発生部18に入力する光信号の周波数スペクトルを示す。図6(b)は、高非線形ファイバ38から出力される光信号の周波数スペクトルを示す。図6(c)は、光フィルタ40から出力される光信号の周波数スペクトルを示す。
図6(a)を参照して、光増幅器36で所定の光強度まで増幅された光データ信号(波長λ0)および光パルス信号(波長λ1)は光相互作用発生部18に入力する。
図6(b)を参照して、光データ信号および光パルス信号が高非線形ファイバ38を伝搬すると4光波混合が生じ、光データ信号と光パルス信号との波長差Δλだけ離れた波長をもつ2つの相互作用光が生じる。
図6(c)を参照して、光フィルタ40は、光データ信号、光パルス信号および2つの相互作用光のうち1つの相互作用光だけを通過させ、その光をDEMUX信号として出力する。たとえば、光データ信号の波長λ0は1550[nm]であり、光パルス信号の波長λ1は1555[nm]である。
図7は、加入者宅側装置2.1および2.2におけるデータの抽出を説明する図である。なお図7は、4つの加入者宅側装置2.1,2.2,2.3,2.4からなる通信システムの例である。
図7(a)は、光合波/光分波器16から出力される光データ信号の時間波形を示す。図7(a)を参照して、光データ信号は、「0」と「1」とからなる2値のデータ列に対応した光強度をもつ。そして、1つのタイムスロットの時間間隔をtとすると、すべての下りデータの割当てが一巡するのに要する時間Tは、T=t×4となる。
図7(b)は、光合波/光分波器16から出力される光パルス信号の時間波形を示す。図7(b)を参照して、基地局側装置1から送出される光パルス信号は、すべての下りデータの割当てが一巡する時間Tごとに光強度ピークをもつ。
図7(c)は、加入者宅側装置2.1における光相互作用発生部18へ与えられる光パルス信号の時間波形を示す。図7(c)を参照して、加入者宅側装置2.1における遅延部84は、光強度のピークが、下りデータ1が割当てられたタイムスロットと同期するように、光パルス信号を遅延時間Td1だけ遅延させる。下りデータ1が割当てられたタイムスロットの周期は、光パルス信号の周期と一致するので、タイムスロット毎に遅延時間Td1を調整する必要はない。
図7(d)は、加入者宅側装置2.1における光相互作用発生部18から出力されるDEMUX信号を示す。図7(d)を参照して、加入者宅側装置2.1における光相互作用発生部18は、光パルス信号の光強度ピークが存在する期間において、下りデータ1に応じたDEMUX信号を出力する。
図7(e)は、加入者宅側装置2.2における光相互作用発生部18へ与えられる光パルス信号の時間波形を示す。図7(e)を参照して、加入者宅側装置2.2における遅延部84は、光強度のピークが、下りデータ2が割当てられたタイムスロットと同期するように、光パルス信号を遅延時間Td2だけ遅延させる。このとき、遅延時間Td2は、加入者宅側装置2.1における遅延部84の遅延時間Td1に比較して、タイムスロットの時間間隔tだけ長くなる。
図7(f)は、加入者宅側装置2.2における光相互作用発生部18から出力されるDEMUX信号を示す。図7(f)を参照して、図7(d)と同様に、加入者宅側装置2.2における光相互作用発生部18は、光パルス信号の光強度ピークが存在する期間において、下りデータ2に応じたDEMUX信号を出力する。
(変形例1)
光相互作用発生部は、上述した高非線形ファイバに代えて、半導体光増幅器を含んで構成されてもよい。
図8は、実施の形態1の変形例1に従う光相互作用発生部19Aの概略構成図である。図8を参照して、光相互作用発生部19Aは、図5に示す光相互作用発生部18において、光増幅器36および高非線形ファイバ38を半導体光増幅器42に代えたものである。なお、光結合部34および光フィルタ40は、光相互作用発生部18と同様の構成および機能を有するので、これらについての詳細な説明は以後繰返さない。
半導体光増幅器42は、半導体光増幅素子(SOA:Semiconductor Optical Amplifiers)を含む光増幅器であり、光強度を増加させると同時に光学非線形効果による相互作用を生じさせる。半導体光増幅素子に用いられる半導体の種類は、たとえば、InP、InGaAsおよびInGaAsPなどである。
変形例1によれば、光相互作用発生部19Aには高非線形ファイバが含まれていないので図5に示す光相互作用発生部18に比較して、より小型化を実現できる。
(変形例2)
図9は、実施の形態1の変形例2に従う光相互作用発生部19Bの概略構成図である。図9を参照して、光相互作用発生部19Bは、非線形ループミラーとも称されるものである。光相互作用発生部19Bは、光分岐部66,68と、高非線形ファイバ38とを含む。
光分岐部68は、4つのポートを有する。4つのポートのうち2つは高非線形ファイバ72の両端と接続される。残りの2つのポートは、光データ信号を受ける入力ポートと、DEMUX信号を出力する出力ポートとして機能する。
光分岐部66は、光分岐部68と高非線形ファイバ38との間に介挿され、光パルス信号を受けて高非線形ファイバ72へ送出する。
高非線形ファイバ72は、非線形係数が高い媒質からなり、波長λ0の光データ信号と波長λ1の光パルス信号との間の光学非線形効果により、光データ信号の位相を変化させる。
以下、光相互作用発生部19Bの動作について説明する。光分岐部68は、受けた光データ信号を2分割して、時計回りおよび反時計回りにそれぞれ伝搬する2つの光データ信号を出力する。光パルス信号が入力されなければ、各々の光データ信号は、高非線形ファイバ72を伝搬した後、光分岐部68へ帰還する。すると2つの光データ信号は、光分岐部68で互いに干渉して打消し合う。そのため光分岐部68からはいずれの光信号も出力されない。
一方、光分岐部66を介して光パルス信号が高非線形ファイバ72へ入力されると、高非線形ファイバ72を伝搬する過程で光学非線形効果により、光データ信号の回転位相が変化する。そのため、各々の光データ信号は、光分岐部68での干渉が不十分となり打消し合わない。よって、光分岐部68から、光データ信号と光パルス信号の光相互作用に応じたDEMUX信号が出力される。すなわち、光データ信号におけるタイムスロットと光パルス信号の光強度ピークとを同期させて、光相互作用発生部19Aへ入力することで、光データ信号の中から特定のデータを抽出できる。
変形例2によれば、光強度の低い光信号であっても光相互作用を生じさせることができるので、光信号を過度に増幅させる必要はない。そのため、低出力の光増幅器を用いても十分に光相互作用を生じさせることができる。よって、より経済的な構成の光相互作用発生部を実現できる。
(変形例3)
図10は、実施の形態1の変形例3に従う光相互作用発生部19Cの概略構成図である。図10を参照して、光相互作用発生部19Cは、電界吸収型半導体光変調器(Electro-absorption modulator;以下「EA変調器」と称する)の相互吸収変調(Cross-absorption modulation;XAM)効果を利用する光相互作用発生部である。光相互作用発生部19Cは、光カプラ701と、EA変調器706と、フィルタ707とを含む。
波長λ1の光データ信号(信号光)と、波長λ2の光パルス信号(光タイミングパルス列)とは、光カプラ701によって合波された後にEA変調器706の一方の出入力端面に供給される。EA変調器の相互吸収変調効果によって、EA変調器706の一方の出入力端面からは信号光によって変調された波長λ2の光タイミングパルス列、および、光タイミングパルス列の影響を受けた波長λ1の信号光が出力される。フィルタ707により波長λ2の光を抽出することによって、データに応じた短パルスの信号光が出力される。
(変形例4)
変形例4は、変形例3について、波長λ1の信号光の遮断性能を高めて、信号品質の向上を図るものである。
図11は、実施の形態1の変形例4に従う光相互作用発生部19Dの概略構成図である。図11を参照して、光相互作用発生部19Dは、方向性結合器702と、EA変調器706と、フィルタ707と、アイソレータ708とを含む。
光データ信号(信号光)は、方向性結合器702を介してEA変調器706の一方の出入力端面に供給される。一方、光パルス信号(光クロックパルス列)は、EA変調器706の他方の出入力端面に供給される。これにより、EA変調器706の上記一方の出入力端面からは、信号光によって変調された光クロックパルス列が出力される。この光クロックパルス列は、方向性結合器702およびフィルタ707を通過して出力される。
なお、EA変調器706の上記他方の出入力端面からは光クロックパルス列によって強度変調された信号光が出力されることになるが、かかる信号光はアイソレータ708により遮断される。かかる信号光が出力されると、この信号光が光クロックパルス列と干渉して、パルス列の品質を損なうからである。
ここで、EA変調器とは、本来は、印加電界に応じて光吸収係数が変化する特性を利用して、入力光に強度変調を施すデバイスである。しかし、EA変調器の光吸収係数は、入力光の強度にも依存する。すなわち、入力光の強度が大きいほど、EA変調器の光吸収量は小さくなる。そして、入力光の強度が所定値より大きい場合、光吸収量の低下は飽和する。図11のEA変調器706は、この性質を利用して、信号光の再生を行っている。
図12は、図11のEA変調器706の動作原理を説明するための概念図である。図12に示すように、EA変調器706には、一方の出入力端面801から光クロックパルス列が入力され、かつ、他方の出入力端面802から信号光が入力される。
出入力端面802から信号光の‘1’(すなわち、光強度の大きい部分)が入力されたとき、EA変調器706内の光吸収量は最低レベルに飽和する。このため、信号光の‘1’に対応する光クロックパルスC1,C2,C4,C5は、あまり吸収されることなく、出入力端面802から出力される。
一方、出入力端面802から信号光の‘0’(すなわち、光強度の小さい部分)が入力されたとき、EA変調器706内の光吸収量は大きくなる。したがって、‘0’が入力されたときは、光クロックパルスに対して非常に大きい光吸収が生じる。このため、信号光の‘0’に対応する光クロックパルスC3は、強度が非常に小さい光に変換されて、出入力端面802から出力される。
このようにして、図11の構成によれば、信号光に応じた強度変調を受け、光相互作用発生部として動作することが可能になる。
このように本実施の形態の通信システム100によれば、上記(1)〜(3)の方法を実行することによって、PON型トポロジーで光時分割多重型のアクセス系伝送を実現することができる。特に、本実施の形態によれば、各ノード(加入者宅側装置)からのデータを時分割多重して送信するための複数の光パルス信号を基地局側装置で発生させる。これにより加入者宅側装置では、高速な処理を必要とする光パルス信号発生装置等を必要としないので、加入者宅側装置を簡易な構成で実現することができる。
さらに、本実施の形態によれば、各加入者宅側装置から返送された光パルス信号が伝送路上で衝突しないように、基地局側装置は複数の光パルス信号の出力タイミングを制御する。これにより各ノードからの光データ信号の伝送時間に変動が生じた場合(たとえば気温の変動により基地局側装置と加入者宅側装置との間の伝送距離が変動した場合)にも複数の加入者宅側装置からの光データ信号を時分割多重して基地局側装置に送信することが可能になる。
なお、光パルス信号の波長帯と、各加入者宅側装置からの光データ信号(上りデータ)の波長帯とは重なり合わない程度に離れていることが好ましい。これにより、基地局側装置において、光パルス信号と光データ信号(上りデータ)とを容易に区別することが可能になる。
図13は、光パルス信号の波長と、光データ信号(上りデータ)の波長との関係の一例を説明する図である。図13を参照して、光パルス信号の波長帯(λ1〜λn)と、光データ信号(上りデータ)の波長帯(λ1A〜λnA)とは光データ信号(下りデータ)の波長λ0を挟むように設定される。なお、光パルス信号の波長帯と光データ信号(上りデータ)の波長帯とのいずれが長波長帯側にあるかは特に限定されない。このように2つの信号の波長帯を設定することによって、基地局側装置1ではこれらの信号を容易に分離することができる。
なお図1に示すように、通信システム100において基地局側装置と加入者宅側装置との間での上りデータおよび下りデータの伝送は1つの伝送路により実現される。光信号は横波であるため、伝搬方向の異なる2つの光信号同士では、干渉を生じない。そのため、共通の伝送路を用いて、上りデータ用および下りデータ用の双方向のデータ伝送が可能である。ただし、上述の各実施の形態においては、基地局側装置と加入者宅側装置との間をそれぞれ上りデータ用および下りデータ用の異なる2つの伝送路で接続してもよい。
[実施の形態2]
実施の形態2の通信システムの構成は図1に示す通信システム100と同様であるので以後の説明は繰返さない。実施の形態2の通信システムでは加入者宅側装置はDEMUX信号の強度が最大となるように制御を行なう。このため、実施の形態2の通信システムは複数の加入者宅側装置の各々におけるDEMUX信号の制御に関連する部分が通信システム100における加入者宅側装置2.1と異なる。
なお、実施の形態2の通信システムにおいても複数の加入者宅側装置の構成は互いに同一である。以下では複数の加入者宅側装置のうちの1つである加入者宅側装置2.1Aの構成について、加入者宅側装置2.1の構成との相違点を説明する。
図14は、実施の形態2に係る加入者宅側装置2.1AのDEMUX信号の制御に関連する部分の構成を説明する図である。図14および図1を参照して、加入者宅側装置2.1Aは、遅延部84に代えて遅延部84Aを含む点で加入者宅側装置2.1と異なる。加入者宅側装置2.1Aは、光分配部91と、強度モニタ部92と、遅延制御部93とをさらに含む点で加入者宅側装置2.1と異なる。加入者宅側装置2.1Aの他の部分の構成は加入者宅側装置2.1の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
実施の形態1と同様に、光相互作用発生部18は波長λ0の光データ信号と波長λ1の光パルス信号とに光相互作用を発生させてDEMUX信号を出力する。光分配部91は、光相互作用発生部18からのDEMUX信号を2分配する。2分配されたDEMUX信号の一方および他方は復号部86および強度モニタ部92にそれぞれ入力される。
強度モニタ部92は、DEMUX信号の強度をモニタして、遅延制御部93にモニタ結果を出力する。遅延制御部93は強度モニタ部92のモニタ結果(DEMUX信号の強度)に応じて、遅延部84Aを制御する。これにより遅延部84Aでの波長λ1の光パルス信号の遅延時間が変化する。遅延制御部93は強度モニタ部92が示すDEMUX信号の強度が最大となるように光パルス信号の遅延時間を制御する。
理想的な状態では、光パルス信号の強度が最大となるタイミングは光データ信号において、下りデータ1が割当てられるタイムスロットと同期しているので、DEMUX信号の強度は常に最大となる。しかしながら、たとえば温度による伝送路の長さの変動などの各種の要因によって、光パルス信号の強度が最大となるタイミングと下りデータ1が割当てられるタイムスロットとの間にずれが生じることが起こり得る。実施の形態2によれば、DEMUX信号の強度に応じて光パルス信号の遅延時間を制御することによって、復号部86がDEMUX信号の光強度に応じてデータ列を復号する際に、基地局側装置で生成したデータ列の再現精度をより高めることが可能になる。
なお、各実施の形態の通信システムにおいては、パルス発生部12が信号生成手段を実現し、光合波/光分波器24が第1の送出手段を実現し、送信部1.1がデータ送出手段を実現し、タイミング測定部28がタイミング測定手段を実現し、タイミング制御部14が制御手段を実現する。
また、各実施の形態の通信システムにおいては、光分配/光結合部60およびフィルタ62、64が抽出手段を実現し、ハーフミラー65が分配手段を実現し、符号化部74が符号化手段を実現し、光相互作用発生部75が第2の信号生成手段を実現し、光合波/光分波器16が入出力手段を実現し、光合波/光分波器26が分離手段を実現し、復号部80が第1の復号手段を実現する。
また、各実施の形態の通信システムにおいては、送信部1.1が第2の送出手段を実現し、遅延部84(84A)が同期手段を実現し、光相互作用発生部18が光相互作用発生手段を実現し、復号部86が第2の復号手段を実現する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う通信システム100の概略構成図である。 図1に示すパルス発生部12の構成例を示す図である。 図1に示す通信システム100を簡略化した図である。 加入者宅側装置からの上りデータの送出を模式的に説明する図である。 図1に示す光相互作用発生部18の概略構成図である。 光相互作用発生部18における4光波混合を説明する図である。 加入者宅側装置2.1および2.2におけるデータの抽出を説明する図である。 実施の形態1の変形例1に従う光相互作用発生部19Aの概略構成図である。 実施の形態1の変形例2に従う光相互作用発生部19Bの概略構成図である。 実施の形態1の変形例3に従う光相互作用発生部19Cの概略構成図である。 実施の形態1の変形例4に従う光相互作用発生部19Dの概略構成図である。 図11のEA変調器706の動作原理を説明するための概念図である。 光パルス信号の波長と、光データ信号(上りデータ)の波長との関係の一例を説明する図である。 実施の形態2に係る加入者宅側装置2.1AのDEMUX信号の制御に関連する部分の構成を説明する図である。
符号の説明
1 基地局側装置、1.1 送信部、1.2 受信部、2.1〜2.n,2.1A 加入者宅側装置、10,52.1〜52.n 光源、12 パルス発生部、14 タイミング制御部、16,24,26 光合波/光分波器、18,19A〜19D,75 光相互作用発生部、20 伝送路、22,60 光分配/光結合部、28 タイミング測定部、30,74 符号化部、32,54 光変調部、34,55 光結合部、36 光増幅器、38,72 高非線形ファイバ、40 光フィルタ、42 半導体光増幅器、51 信号発生部、53.1〜53.n−1,84 遅延部、62,64,707 フィルタ、65 ハーフミラー、66,68 光分岐部、80,86 復号部、84,84A 遅延部、91 光分配部、92 強度モニタ部、93 遅延制御部、100 通信システム、701 光カプラ、702 方向性結合器、706 EA変調器、708 アイソレータ、801,802 出入力端面、C1〜C5 光クロックパルス。

Claims (5)

  1. 伝送路と、
    互いに異なる複数の波長をそれぞれ有する複数の光信号を波長多重化して前記伝送路に送信する第1の通信装置と、
    各々が前記伝送路を介して前記複数の光信号を受ける複数の第2の通信装置とを備え、
    前記複数の第2の通信装置は、前記複数の波長の違いに基づいて、前記複数の光信号の中から対応する信号を抽出して、前記伝送路を介して前記対応する信号を前記第1の通信装置に返送し、
    前記第1の通信装置は、
    前記複数の光信号を生成して出力する第1の信号生成手段と、
    前記第1の信号生成手段からの前記複数の光信号を波長多重化して前記伝送路に送出する第1の送出手段と、
    前記複数の第2の通信装置の各々から送出された前記対応する信号の前記第1の通信装置への到着タイミングを測定するタイミング測定手段と、
    前記タイミング測定手段での測定結果に基づいて、前記第1の信号生成手段から出力される前記複数の光信号の各々の出力タイミングを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記到着タイミングが前記複数の第2の通信装置の間で異なるように、前記出力タイミングを制御し、
    前記複数の第2の通信装置の各々は、
    前記複数の光信号の中から自己宛ての第1の信号を抽出する抽出手段と、
    抽出された前記自己宛ての第1の信号を、前記対応する信号と他の信号とに分配する分配手段と、
    前記第1の通信装置に送信される第1のデータを符号化して、光信号である第2の信号を生成する符号化手段と、
    光相互作用を生じさせる非線形光学素子を含み、前記他の信号と前記第2の信号との光相互作用によって第1の光データ信号を生成する第2の信号生成手段と、
    前記伝送路から入力される前記複数の光信号を前記抽出手段に出力し、かつ、前記第1の光データ信号と、前記対応する信号とを波長多重化して前記伝送路に送出する入出力手段とを含み、
    前記第1の通信装置は、
    前記伝送路から受ける前記第1の光データ信号および前記対応する信号を、波長の違いにより分離する分波器を含む分離手段と、
    前記第1の光データ信号から前記第1のデータを復号する第1の復号手段とをさらに含む、通信システム。
  2. 前記第1の光データ信号の波長帯は、前記複数の波長の波長帯と重ならないように設定される、請求項に記載の通信システム。
  3. 前記第1の通信装置は、
    前記複数の第2の通信装置のそれぞれに送信される複数の第2のデータを時分割多重した第2の光データ信号を前記第1の送出手段へ送出する第2の送出手段をさらに含み、
    前記第1の送出手段は、前記第2の光データ信号と前記複数の光信号とを波長多重して前記伝送路へ送出し、
    前記複数の光信号は、前記第1の信号を含み、
    前記複数の第2の通信装置の各々は、
    前記第2の光データ信号において、前記複数の第2のデータのうちの自己宛てのデータが割り当てられたタイムスロットと、前記第1の信号の強度が最大となるタイミングとを同期させる同期手段と、
    前記同期手段からの前記第1の信号と、前記第2の光データ信号との間に光相互作用を生じさせて、第3の光データ信号を発生させる光相互作用発生手段と、
    前記第3の光データ信号に基づいて、前記自己宛てのデータを復号する第2の復号手段とをさらに含む、請求項に記載の通信システム。
  4. 前記同期手段は、前記第の信号を遅延させ、かつ遅延量を変更可能な遅延手段を含み、
    前記複数の第2の通信装置の各々は、
    前記第3の光データ信号の強度が最大となるように前記遅延量を制御する遅延制御手段をさらに含む、請求項に記載の通信システム。
  5. 伝送路と、互いに異なる複数の波長をそれぞれ有する複数の光信号を波長多重化して前記伝送路に送信する第1の通信装置と、各々が前記伝送路を介して前記複数の光信号を受ける複数の第2の通信装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記第1の通信装置が、前記複数の光信号を生成するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記複数の光信号を波長多重化して前記伝送路に送出するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記複数の光信号の中から自己宛ての第1の信号を抽出するステップと、
    前記第2の通信装置が、抽出された前記自己宛ての第1の信号を、前記複数の光信号のうちの対応する信号と他の信号とに分配するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置に送信されるべき第1のデータを符号化して、光信号である第2の信号を生成するステップと、
    前記第2の通信装置が、非線形光学素子を用いて前記第2の信号と前記他の信号との間に光相互作用を生じさせて、第1の光データ信号を生成するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記第1の光データ信号および前記対応する信号を波長多重化して前記伝送路に送出するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記伝送路から受ける前記第1の光データ信号および前記対応する信号を、波長の違いにより分波器を用いて分離するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記分離するステップで分離された前記第1の光データ信号から前記第1のデータを復号するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記分離するステップで分離された前記対応する信号に基づいて、前記複数の第2の通信装置の各々から送出された前記対応する信号の前記第1の通信装置への到着タイミングを測定するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記到着タイミングの測定結果に基づいて、前記到着タイミングが前記複数の第2の通信装置の間で異なるように、前記複数の光信号の各々の出力タイミングを制御するステップとを備える、通信方法。
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