JP4984231B2 - ズームレンズ、光学機器、および結像方法 - Google Patents
ズームレンズ、光学機器、および結像方法 Download PDFInfo
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Description
0.6<β5<0.9およびS45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、前記反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むように構成される。
nd≦1.30
の条件を満足することが好ましい。
0.6<β5<0.9およびS45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、前記反射防止膜は屈折率が1.30以下となる層を少なくとも1層含むように構成される。
−1.8<f1×Fnot/ft<−1.0
の条件を満足することが好ましい。
νd>70
の条件を満足することが好ましい。
1.1<f2a/f2b<1.5
の条件を満足することが好ましい。
また、上述の各発明において、前記反射防止膜は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズの像面側の面に設けられていることが好ましい。
0.6<β5<0.9およびS45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜を設け、前記反射防止膜がウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むように構成したことを特徴とする。
S45w/fw<−0.15 …(2)
以下、本願の第1実施例について説明する。図1は、第1実施例に係るズームレンズのレンズ構成図である。第1実施例に係るズームレンズZLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して、第1レンズ群G1は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は共に物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定されるようになっている。
+C4×y4+C6×y6+C8×y8+C10×y10+C12×y12
[全体諸元]
f= 24.78 〜 67.7
2ω= 82.2 〜 35.4
FNO= 2.91
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 148.55 3.2 1.744429 49.52
2* 26.69 15.05
3 −140.00 2.20 1.618000 63.33
4 170.00 0.20
5 59.74 4.00 1.860740 23.06
6 96.63 D6
7* 58.54 0.09 1.553890 38.09
8 60.61 5.13 1.816000 46.62
9 −4381.42 8.35
10 79.18 1.54 1.846660 23.78
11 30.73 8.00 1.456000 91.20
12 −637.46 D12
13 59.59 4.84 1.882997 40.76
14 −925.95 D14
15 開口絞り 1.65
16 −468.53 3.00 1.860740 23.06
17 −41.13 1.15 1.729157 54.68
18 58.99 3.13
19 −40.45 1.15 1.729157 54.68
20 −129.43 D20
21 249.89 1.20 1.846660 23.78
22 61.26 6.50 1.497000 81.61
23 −33.18 0.20
24 499.94 3.25 1.495500 81.36
25* −150.00 D25
26 37.97 4.80 1.497000 81.61
27 337.67 1.40 1.805181 25.42
28 69.31 Bf
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 Κ C4 C6 C8
2 -0.18970×10-1 +3.9947×10-6 -1.0319×10-9 +7.4218×10-12
7 -2.2290×10-1 -1.1042×10-7 -4.2572×10-10 +2.1178×10-12
25 -9.5432 +3.2539×10-6 +1.1325×10-9 +4.9837×10-12
面番号 C10 C12
2 -1.0720×10-14 +6.8060×10-18
7 -2.0591×10-15 0.0000
25 -8.3197×10-15 0.0000
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 24.78 51.92 67.70
D6 48.16 9.18 1.85
D12 7.59 7.59 7.59
D14 1.35 20.98 28.94
D20 16.60 6.77 1.60
D25 1.50 14.05 24.18
[条件対応値]
条件式(1) β5=0.82
条件式(2) S45w/fw=−0.47
条件式(3) f1×Fnot/ft=−1.64
条件式(4) νd=91.2
条件式(5) f2a/f2b=1.21
以下、本願の第2実施例について説明する。図4は、第2実施例に係るズームレンズのレンズ構成図である。第2実施例に係るズームレンズZLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して、第1レンズ群G1は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は共に物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定されるようになっている。
[全体諸元]
f= 24.78 〜 67.7
2ω= 82.2 〜 35.4
FNO= 2.91
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 125.62 3.20 1.744429 49.52
2* 26.88 14.95
3 −140.00 2.20 1.618000 63.33
4 164.53 0.20
5 53.97 4.00 1.846660 23.78
6 75.60 D6
7* 59.74 0.10 1.553890 38.09
8 62.41 5.00 1.772500 49.60
9 −762.32 6.00
10 113.72 1.50 1.761821 26.52
11 30.03 8.30 1.497820 82.56
12 −315.20 D12
13 60.55 4.84 1.882997 40.76
14 −474.60 D14
15 開口絞り 1.65
16 −1292.82 3.05 1.846660 23.78
17 −36.86 1.15 1.729157 54.68
18 54.86 3.30
19 −39.10 1.15 1.729157 54.68
20 −139.40 D20
21 285.08 1.20 1.805181 25.42
22 46.73 7.11 1.497820 82.56
23 −32.76 0.20
24 508.57 2.80 1.516330 64.14
25* −127.81 D25
26 39.24 5.05 1.497820 82.56
27 599.11 1.40 1.805181 25.42
28 74.82 Bf
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 Κ C4 C6 C8
2 -1.4380×10-1 +3.8749×10-6 -2.2610×10-10 +6.0954×10-12
7 -4.5880×10-1 -2.4347×10-7 -1.2907×10-10 +1.7953×10-12
25 +13.380 +3.3574×10-6 +3.1407×10-9 -8.1398×10-12
面番号 C10 C12
2 -8.9785×10-15 +6.5290×10-18
7 -1.9730×10-15 0.0000
25 +1.4058×10-14 0.0000
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 24.78 51.92 67.70
D6 47.46 9.09 1.87
D12 7.35 7.35 7.35
D14 1.35 19.10 26.58
D20 16.24 6.48 1.60
D25 1.40 14.23 23.79
[条件対応値]
条件式(1) β5=0.82
条件式(2) S45w/fw=−0.50
条件式(3) f1×Fnot/ft=−1.62
条件式(4) νd=82.60
条件式(5) f2a/f2b=1.23
以下、本願の第3実施例について説明する。図6は、第3実施例に係るズームレンズのレンズ構成図である。第3実施例に係るズームレンズZLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して、第1レンズ群G1は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は共に物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定されるようになっている。
[全体諸元]
f= 24.78 〜 67.7
2ω= 82.2 〜 35.4
FNO= 2.92
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 124.77 3.00 1.744429 49.52
2* 27.48 14.50
3 −140.00 2.20 1.618000 63.33
4 170.00 0.20
5 52.25 4.00 1.846660 23.78
6 69.81 D6
7* 60.50 0.10 1.553890 38.09
8 63.21 4.78 1.772500 49.60
9 12779.25 5.40
10 111.76 1.75 1.761821 26.52
11 30.78 8.40 1.497820 82.56
12 −209.11 D12
13 61.32 4.70 1.882997 40.76
14 −438.25 D14
15 開口絞り 1.65
16 −669.73 3.40 1.846660 23.78
17 −36.02 1.10 1.696797 55.53
18 60.85 3.05
19 −42.21 1.05 1.729157 54.68
20 −274.34 D20
21 234.05 1.10 1.805181 25.42
22 42.64 7.14 1.497820 82.56
23 −33.19 0.20
24 −605.58 2.50 1.772500 49.60
25* −136.80 0.08 1.553890 38.09
26 −130.93 D26
27 40.74 5.15 1.497820 82.56
28 −910.23 1.40 1.805181 25.42
29 87.90 Bf
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 Κ C4 C6 C8
2 -1.5280×10-1 +3.7704×10-6 -5.3623×10-10 +6.7695×10-12
7 -1.8520×10-1 -4.3765×10-7 -2.3315×10-10 +2.3862×10-12
25 +11.437 +2.8992×10-6 +3.8341×10-9 -1.2929×10-11
面番号 C10 C12
2 -1.0431×10-14 +7.4566×10-18
7 -2.8617×10-15 0.0000
25 +2.1850×10-14 0.0000
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 24.78 52.00 67.70
D6 48.09 9.21 1.85
D12 7.53 7.53 7.53
D14 1.35 18.90 26.53
D20 16.45 6.51 1.60
D26 1.30 14.47 23.86
[条件対応値]
条件式(1) β5=0.82
条件式(2) S45w/fw=−0.44
条件式(3) f1×Fnot/ft=−1.65
条件式(4) νd=82.60
条件式(5) f2a/f2b=1.25
以下、本願の第4実施例について説明する。図8は、第4実施例に係るズームレンズのレンズ構成図である。第4実施例に係るズームレンズZLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して、第1レンズ群G1は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は共に物体側に移動し、第5レンズ群G5は固定されるようになっている。
[全体諸元]
f= 24.78 〜 67.7
2ω= 82.2 〜 35.4
FNO= 2.92
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 120.00 3.00 1.744429 49.52
2* 27.87 14.50
3 −140.00 2.20 1.618000 63.33
4 87.55 0.20
5 56.59 4.00 1.903660 31.31
6 100.69 D6
7* 60.51 0.10 1.553890 38.09
8 63.20 4.51 1.772500 49.60
9 −9682.46 6.00
10 117.81 1.47 1.761821 26.52
11 30.70 8.40 1.497820 82.56
12 −195.19 D12
13 59.30 4.85 1.882997 40.76
14 −527.45 D14
15 開口絞り 1.65
16 −516.24 3.46 1.860740 23.06
17 −34.64 1.10 1.754998 52.32
18 61.49 2.97
19 −42.94 1.05 1.754998 52.32
20 −139.62 D20
21 234.05 1.10 1.805181 25.42
22 48.37 7.00 1.497820 82.56
23 −32.58 0.20
24 −784.30 2.50 1.772500 49.60
25* −136.22 0.09 1.553890 38.09
26 −150.00 D26
27 40.92 6.00 1.497820 82.56
28 −276.81 1.40 1.805181 25.42
29 95.99 Bf
像面 ∞
[非球面データ]
面番号 Κ C4 C6 C8
2 -1.2870×10-1 +3.7539×10-6 -1.7076×10-9 +1.0990×10-11
7 +1.1000×10-1 -5.5738×10-7 +1.2030×10-10 +1.3357×10-12
25 +9.4244 +2.5528×10-6 +8.0499×10-9 -5.1196×10-11
面番号 C10 C12
2 -1.6921×10-14 +1.1239×10-17
7 -1.7946×10-15 0.0000
25 +1.9412×10-13 -2.7823×10-16
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 24.78 52.00 67.70
D6 48.45 12.43 1.85
D12 7.39 7.39 7.39
D14 1.35 16.36 26.28
D20 16.95 8.43 1.60
D26 1.30 11.68 24.04
[条件対応値]
条件式(1) β5=0.81
条件式(2) S45w/fw=−0.51
条件式(3) f1×Fnot/ft=−1.65
条件式(4) νd=82.60
条件式(5) f2a/f2b=1.27
物質 屈折率 光学膜厚 光学膜厚 光学膜厚 光学膜厚
媒質 空気 1
第7層 SiO2+MgF2 1.26 0.275λ 0.268λ 0.271λ 0.269λ
第6層 ZrO2+TiO2 2.12 0.045λ 0.057λ 0.054λ 0.059λ
第5層 Al2O3 1.65 0.212λ 0.171λ 0.178λ 0.162λ
第4層 ZrO2+TiO2 2.12 0.077λ 0.127λ 0.13λ 0.158λ
第3層 Al2O3 1.65 0.288λ 0.122λ 0.107λ 0.08λ
第2層 ZrO2+TiO2 2.12 0 0.059λ 0.075λ 0.105λ
第1層 Al2O3 1.65 0 0.257λ 0.03λ 0.03λ
基板の屈折率 1.46 1.62 1.74 1.85
物質 屈折率 光学的膜厚
媒質 空気 1
第5層 シリカとフッ化マグネシウムの混合物 1.26 0.269λ
第4層 酸化チタン−酸化ジルコニウム混合物 2.12 0.043λ
第3層 酸化アルミニウム 1.65 0.217λ
第2層 酸化チタン−酸化ジルコニウム混合物 2.12 0.066λ
第1層 酸化アルミニウム 1.65 0.290λ
基板 BK7 1.52
物質 屈折率 光学的膜厚
媒質 空気 1
第7層 MgF2 1.39 0.243λ
第6層 酸化チタン−酸化ジルコニウム混合物 2.12 0.119λ
第5層 酸化アルミニウム 1.65 0.057λ
第4層 酸化チタン−酸化ジルコニウム混合物 2.12 0.220λ
第3層 酸化アルミニウム 1.65 0.064λ
第2層 酸化チタン−酸化ジルコニウム混合物 2.12 0.057λ
第1層 酸化アルミニウム 1.65 0.193λ
基板 BK7 1.52
ZL ズームレンズ I 像面
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
101 反射防止膜
101a 第1層 101b 第2層
101c 第3層 101d 第4層
101e 第5層 101f 第6層
101g 第7層
102 光学部材
Claims (15)
- 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とにより、実質的に5個のレンズ群からなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群は一旦像側に移動したのち物体側に移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が縮小し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が拡大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が縮小し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔が拡大するように構成されており、
広角端状態においてそれぞれ、全系の焦点距離をfwとし、前記第5レンズ群の横倍率をβ5とし、前記第4レンズ群の後側主点から光軸方向に計った前記第5レンズ群の前側主点位置をS45wとしたとき、次式
0.6<β5<0.9
および
S45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、
前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、前記反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むように構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 前記反射防止膜は多層膜であり、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - 前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率をndとしたとき、次式
nd≦1.30
の条件を満足することを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のズームレンズ。 - 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とにより、実質的に5個のレンズ群からなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群は一旦像側に移動したのち物体側に移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が縮小し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が拡大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が縮小し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔が拡大するように構成されており、
広角端状態における、全系の焦点距離をfwとし、前記第5レンズ群の横倍率をβ5とし、前記第4レンズ群の後側主点から光軸方向に計った前記第5レンズ群の前側主点位置をS45wとしたとき、次式
0.6<β5<0.9
および
S45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、
前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、前記反射防止膜は屈折率が1.30以下となる層を少なくとも1層含むように構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 前記反射防止膜は多層膜であり、
前記屈折率が1.30以下となる層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。 - 前記第3レンズ群における最も物体側の面より物体側に、開口絞りが配設され、
前記光学面が前記開口絞りに対して凹面であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 望遠端状態における全系のFナンバーをFnotとし、望遠端状態における全系の焦点距離をftとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
−1.8<f1×Fnot/ft<−1.0
の条件を満足することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第5レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正レンズと負レンズとの接合正レンズを有して構成されることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負レンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズと、1枚以上の正レンズとから構成されることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群および前記第5レンズ群の少なくとも一方が、少なくとも1枚の非球面レンズを有して構成され、
前記非球面レンズは、レンズ中心から周辺に行くに従って正の屈折力が弱くなることを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の非球面レンズと少なくとも1枚の正レンズとを有して構成され、
前記第2レンズ群における前記正レンズのアッベ数をνdとしたとき、次式
νd>70
の条件を満足することを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第2レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、正の屈折力を有する後群とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは前記前群を光軸に沿って移動させることにより行い、
前記前群の焦点距離をf2aとし、前記後群の焦点距離をf2bとしたとき、次式
1.1<f2a/f2b<1.5
の条件を満足することを特徴とする請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記反射防止膜は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズの像面側の面に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 物体の像を所定の像面上に結像させるズームレンズを備えた光学機器において、
前記ズームレンズが請求項1から請求項13のうちいずれか一項に記載のズームレンズであることを特徴とする光学機器。 - 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群とにより、実質的に5個のレンズ群からなるズームレンズを用いて、前記物体の像を所定の像面上に結像させる結像方法であって、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群は一旦像側に移動したのち物体側に移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が縮小し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が拡大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が縮小し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔が拡大するように構成されており、
広角端状態における、全系の焦点距離をfwとし、前記第5レンズ群の横倍率をβ5とし、前記第4レンズ群の後側主点から光軸方向に計った前記第5レンズ群の前側主点位置をS45wとしたとき、次式
0.6<β5<0.9
および
S45w/fw<−0.15
の条件を満足するとともに、
前記第1レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜を設け、前記反射防止膜がウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むように構成したことを特徴とする結像方法。
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