JP4983865B2 - 車両用フレーム構造 - Google Patents
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Description
さらに、リインホースメント等の補強部材を使用せず、しかも、車両用フレームの肉厚化を抑制しながら車両用フレームの曲げ抗力特性の向上を図れることから、曲げ抗力特性における性能重量効率(車両用フレームの曲げ抗力/車両用フレームの全体重量)をより向上させることができる。
さらに、リインホースメント等の補強部材を使用せず、しかも、車両用フレームの肉厚化を抑制しながら車両用フレームの曲げ抗力特性の向上を図れることから、曲げ抗力特性における性能重量効率(車両用フレームの曲げ抗力/車両用フレームの全体重量)をより向上させることができる。
(第1実施形態)
まず、図1〜図8に示す第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用フレーム構造を示す斜視図であり、図2は、車両用フレーム1を長手方向に直交する直交断面方向で切断した時の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用フレーム1は、その長手方向と直交する直交断面方向の形状が、図2に示すように略矩形状をなした管状の部材であり、第1面部1aと、該第1面部1aと対向する位置にある第2面部1bと、第1、第2面部1a、1bの間に配設された壁面部としての第3、第4面部1c、1dとを有している。そして、第1〜第4面部1a〜1dの間には、コーナー部1e〜1hが形成されている。
本発明者は、図1に示すような車両用フレーム1を開発するにあたり、これに曲げ変形を伴うような荷重Fを付加した時の挙動をCAEによりシミュレーション解析した。
但し、本発明では、凸部1jの基部1i側の形状を多角形とする場合、その稜線1k同士を一致させることに必ずしも限定されない。例えば、図9に示すように、稜線1k同士が所定間隔を隔てて隣接するように、凸部1j、1j1、1j2を配列してもよい。この場合、帯状に連続した基部1i′が車両用フレーム1の長手方向に対して斜めに形成される。
次に、図10〜図11に示す第3実施形態について説明する。図10は、本発明の第3実施形態に係るフレーム構造を示す斜視図であり、図11は、第3、第4面部2c、2dの各凸部2jの配列を説明するための正面図である。図10に示すように、本実施形態に係る車両用フレーム2では、その第3、第4面部2c、2dにおいて、基部2i側の形状が円形をなす半球状の凸部2jが形成されている。
また、図12に示すように、直交断面方向の形状がコの字状をなす第1パネル部材3Aと、平板状の第2パネル部材3Bとによって矩形管状の車両用フレーム3を形成してもよい。第1パネル部材3Aには、その両端部にて断面外向きに突出するフランジ部3n、3nが形成されており、第1パネル部材3Aと第2パネル部材3Bとを対向させ、フランジ部3n、3nと第2パネル部材3Bの両端部とを結合することにより、車両用フレーム3が矩形管状をなしている。
また、凸部の基部側の形状を、多角形や円形とすることに必ずしも限定されない。例えば、図13に示す車両用フレーム4の凸部4jのように、その基部4i側を十字型に形成してもよい。
なお、上述した各実施形態では、第3、第4面部に同じ形状をなす凸部を複数配列することとしているが、異なる形状の凸部を配列するようにてもよい。
この発明の、壁面部は、第3面部1c、2c、第4面部1d、2d、に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1a、2a…第1面部
1b、2b…第2面部
1c、2c…第3面部(壁面部)
1d、2d…第4面部(壁面部)
1e、1f、2e、2f…コーナー部
1i、1i′、2i…基部
1j、2j…錐状の凸部
1k、2k…稜線
Claims (4)
- 車体の一部を構成し、車両の衝突時に荷重が作用して曲げ変形が生ずる管状のフレーム構造であって、
前記荷重が作用した時に圧縮方向の力が作用する第1面部と、
引張方向の力が作用する第2面部と、
前記第1、第2面部の間に配設された壁面部とを有し、
該壁面部には、基部と、該基部から断面外向き、または内向きに突出する複数の錐状の凸部とを一体に形成しており、
前記錐状の凸部は、フレームの長手方向に複数周期的に配列されるとともに、
前記長手方向に直交する直交断面方向に複数周期的に配列され、
前記フレームの長手方向に隣接する前記錐状の凸部は、互いに前記直交断面方向の重なりを有し、
前記直交断面方向に隣接する前記錐状の凸部は、互いに前記長手方向の重なりを有している
車両用フレーム構造。 - 前記錐状の凸部は、その前記基部側の形状が多角形をなし、
該多角形の辺部を形成する稜線が、隣接する他の錐状の凸部に対応する稜線と略一致するか、または隣接するように配列される
請求項1記載の車両用フレーム構造。 - 前記錐状の凸部は、その基部側の形状が円形をなしている
請求項1記載の車両用フレーム構造。 - 前記第1面部と前記壁面部との間には、コーナー部が形成されており、
該コーナー部には、前記錐状の凸部及び前記基部が長手方向において交互に配置される
請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用フレーム構造。
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JP2009161364A JP4983865B2 (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 車両用フレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009161364A JP4983865B2 (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 車両用フレーム構造 |
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JP2011016409A JP2011016409A (ja) | 2011-01-27 |
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