JP4983681B2 - 伝送装置及びネットワークシステム - Google Patents
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た、一つの伝送回線に複数の物理的伝送媒体が接続されていても良い。そして、一つの通信回線について、現用系伝送回線が一方の物理的伝送媒体上の伝送帯域に割り付けられ、待機系伝送回線が他方の物理的伝送媒体上の伝送帯域に割り付けられていても良い。
送帯域に選択して、他の伝送回線の選択を解除する様、回線選択部11に対して回線選択制御情報を送信する。
名を読み出し、この回線名に対応した通信回線が経由する一対の回線経路切替部10を特定する。
を受信した制御部2では、当該伝送装置Aの回線経路切替部(a)10についてのプロセスをスタートし、回線優先度情報3から、通信回線aの待機系伝送回線が割り付けられた伝送帯域がAB1であると特定する(S41)。そして、回線優先度情報3におけるAB1のレコードにおける通信回線aの待機系伝送回線の経路非選択時のセルを非アクティブとし、経路選択時のセルをアクティブに変更する(S42)。その上で、制御部2は、通信回線aの待機系伝送回路の経路選択時優先時“10”を当該レコードにおける通信回線bの現用系伝送回線の経路選択時優先時“20”と比較するが(S43)、前者の方が高いので(S44)、伝送帯域AB1に対応した伝送装置Aの回線選択部(AB1)11,及び、伝送装置Bの回線選択部(AB1)11に対して、通信回線aの待機系伝送回線を選択させる回線選択制御情報を送信する(S45)。すると、伝送装置Aの回線選択部(AB1)11,及び、伝送装置Bの回線選択部(AB1)11は、夫々、伝送帯域AB1を割り当てるために選択すべき伝送回線を、通信回線aの待機系伝送回線に切り替えて(S51)、伝送回線の選択を変更した旨の回線選択結果情報を、制御部2へ送信する。
とし、経路選択時のセルをアクティブに変更する(S42)。その上で、制御部2は、通信回線bの待機系伝送回路の経路選択時優先時“10”を当該レコードにおける通信回線cの現用系伝送回線の経路選択時優先時“20”と比較するが(S43)、前者の方が高いので(S44)、伝送帯域AB2に対応した伝送装置Aの回線選択部(AB2)11,及び、伝送装置Bの回線選択部(AB2)11に対して、通信回線bの待機系伝送回線を選択させる回線選択制御情報を送信する(S45)。すると、伝送装置Aの回線選択部(AB2)11,及び、伝送装置Bの回線選択部(AB2)11は、夫々、伝送帯域AB2を割り当てるために選択すべき伝送回線を、通信回線bの待機系伝送回線に切り替えて(S51)、伝送回線の選択を変更した旨の回線選択結果情報を、制御部2へ送信する。
BC2)11,及び、伝送装置Bの回線選択部(BC2)11は、夫々、伝送帯域BC2を割り当てるために選択すべき伝送回線を、通信回線dの待機系伝送回線に切り替えて(S51)、伝送回線の選択を変更した旨の回線選択結果情報を、制御部2へ送信する。
2)11,及び、伝送装置Dの回線選択部(AD2)11は、夫々、伝送帯域AD2を通信回線cの待機系伝送回線に割り当てて(S51)、伝送回線の選択を変更した旨の回線選択結果情報を、制御部2へ送信する。
択情報を受信した制御部2では、当該伝送装置Cの回線経路切替部(c)10についてのプロセスをスタートし、回線優先度情報3から、通信回線cの待機系伝送回線が割り付けられた伝送帯域がDC2であると特定する(S41)。そして、回線優先度情報3におけるDC2のレコードにおける通信回線cの待機系伝送回線の経路非選択時のセルを非アクティブとし、経路選択時のセルをアクティブに変更する(S42)。その上で、制御部2は、通信回線cの待機系伝送回路の経路選択時優先時“10”を当該レコードにおける通信回線eの現用系伝送回線の経路選択時優先時“20”と比較するが(S43)、前者の方が高いので(S44)、伝送帯域DC2に対応した伝送装置Cの回線選択部(DC2)11,及び、伝送装置Dの回線選択部(DC2)11に対して、通信回線cの待機系伝送回線を選択させる回線選択制御情報を送信する(S45)。すると、伝送装置Cの回線選択部(DC2)11,及び、伝送装置Dの回線選択部(DC2)11は、夫々、伝送帯域
DC2を割り当てるために選択すべき伝送回線を、通信回線cの待機系伝送回線に切り換えて(S51)、伝送回線の選択を変更した旨の回線選択結果情報を、制御部2へ送信する。
線選択部(DC2)11に、通信回線eの現用系の伝送回線を非選択に変更する様指示するが、伝送装置Dの回線選択部(DC2)11は、上述したように既に変更を完了しているので、重ねて処理は行わない。なお、その後、伝送装置Dの回線選択部(DC2)11
から回線選択結果情報を受信しても、必要な処理は完了しているので、制御部2は、重複処理を行わない。
DC1を割り当てられる伝送回線の選択に、変更は生じない。従って、通信回線eの待機系伝送回線を使用することはできなくなるので、通信回線eは断線してしまうことになる。このように、通信回線eの待機系伝送回線は、通信回線aの現用系伝送回線に障害が生じた場合には使用可能であるが、それ以外の通信回線b〜eの現用系伝送回線に障害が生じた場合には使用することができない。つまり、本ネットワークシステムにおいて、通信回線aの優先度が最も高く、通信回線eの優先度が最も低い。従って、通信回線aは、音声データやムービーデータのようにリアルタイム性が必要とされる通信に適しているが、通信回線eであってもリアルタイム性が求められないデータ通信やバッヂ処理には利用可能である。
い場合に限り、当該伝送回線を選択して当該伝送帯域を割り当て、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える。従って、障害の発生に因って、ある通信回線についての伝送回線を現用系伝送回線から待機系伝送回線に切り替える必要が生じた場合であっても、当該待機系伝送回線が割り付けられている伝送回線において当該待機系伝送回線を選択することができるかどうかを、優先度の比較に基づいて明確に判断することができる。よって、待機系伝送回線を割り付けた伝送帯域を、正常時においては、他の通信回線の現用系伝送回線に割り付けておいて支障が生じない。その結果、伝送帯域の有効活用を図ることができる。
(付記)
(付記1)
伝送帯域が設定された物理的伝送媒体を通じて他の伝送装置に繋がれることによってネットワークシステムを構成し、予め当該伝送帯域に割り付けられた複数の伝送回線の中から選択された一つの伝送回線を用いて通信を中継する伝送装置であって、
前記伝送帯域に対して予め割り付けられている複数の伝送回線について、夫々、選択された場合に適用される優先度である経路選択時優先度,及び、選択されていない場合に適用される優先度である経路非選択時優先度とを記録した回線優先度情報を、保持する記憶部と、
前記伝送帯域について、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択すべき場合には、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の通信回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、前者の伝送回線を選択して、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える制御部と
を備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2)
前記伝送帯域を終端するとともに、夫々異なる伝送回線が設定された複数の信号線に接続され、前記制御部からの指示に応じて何れかの伝送回線を選択して、選択した伝送回線と前記伝送帯域との間で信号を授受する回線選択部を
更に備えたことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
(付記3)
端末に繋がる通信回線を現用系の伝送回線と待機用の伝送回線とに分岐するとともに、前記制御部からの指示に応じて、両伝送回線の間で当該通信回線によって授受される信号の経路を切り替える回線経路切替部を、更に備え、
前記制御部は、当該通信回線の現用系の伝送回線が割り付けられた伝送帯域に対する回線選択部において、当該通信回線の現用系の伝送回線を非選択に切り替えた場合には、当該通信回線の待機用の伝送回線が割り付けられた伝送帯域に対する回線選択部において、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の通信回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、当該通信回線の待機用の伝送回線を選択して、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える
ことを特徴とする付記2記載の伝送装置。
(付記4)
前記回線優先度情報には、各伝送回線について、現に選択されているか否かの情報が含まれている
ことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
(付記5)
伝送帯域が設定された物理的伝送媒体を通じて相互に繋がれた複数の伝送装置からなり、前記伝送帯域を割り当てられた伝送回線を用いて通信を中継するネットワークシステムであって、各伝送装置は、夫々、
前記伝送帯域に対して予め割り付けられている複数の伝送回線について、夫々、選択された場合に適用される優先度である経路選択時優先度,及び、選択されていない場合に適
用される優先度である経路非選択時優先度とを記録した回線優先度情報を、保持する記憶部と、
前記伝送帯域について、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択すべき場合には、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の伝送回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、前者の伝送回線を選択し、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える制御部と
を備えている
ことを特徴とするネットワークシステム。
(付記6)
伝送帯域が設定された物理的伝送媒体を通じて他の伝送装置に繋がれることによってネットワークシステムを構成し、当該伝送帯域を割り当てられた伝送回線を用いて通信を中継する伝送装置を制御するとともに、前記伝送帯域に対して予め割り付けられている各伝送回線について、それが選択されて当該伝送帯域を割り当てられた場合の優先度である経路選択時優先度,及び、それが選択されていない場合の優先度である経路非選択時優先度とを記録した回線優先度情報を保持する記憶部に接続されたコンピュータを、
前記伝送帯域について、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択すべき場合には、前記回線優先度情報に記録されている当該伝送帯域について前記経路選択時優先度と、他の通信回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較する比較手段,及び、
前者が後者よりも高い場合に限り、前者の伝送回線を選択して当該伝送帯域を割り当て、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える切替手段
として機能させるプログラム。
2 制御部
3 回線優先情報
10 回線経路切替部
11 回線選択部
Claims (5)
- 伝送帯域が設定された物理的伝送媒体を通じて他の伝送装置に繋がれることによってネットワークシステムを構成し、予め当該伝送帯域に割り付けられた複数の伝送回線の中から選択された一つの伝送回線を用いて通信を中継する伝送装置であって、
前記伝送帯域に対して予め割り付けられている複数の伝送回線について、夫々、選択された場合に適用される優先度である経路選択時優先度,及び、選択されていない場合に適用される優先度である経路非選択時優先度とを記録した回線優先度情報を、保持する記憶部と、
前記伝送帯域について、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択すべき場合には、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の通信回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択して、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える制御部と
を備えたことを特徴とする伝送装置。 - 前記伝送帯域を終端するとともに、夫々異なる伝送回線が設定された複数の信号線に接続され、前記制御部からの指示に応じて何れかの伝送回線を選択して、選択した伝送回線と前記伝送帯域との間で信号を授受する回線選択部を
更に備えたことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。 - 端末に繋がる通信回線を現用系の伝送回線と待機用の伝送回線とに分岐するとともに、前記制御部からの指示に応じて、両伝送回線の間で当該通信回線によって授受される信号の経路を切り替える回線経路切替部を、更に備え、
前記制御部は、当該通信回線の現用系の伝送回線が割り付けられた伝送帯域に対する回線選択部において、当該通信回線の現用系の伝送回線を非選択に切り替えた場合には、当該通信回線の待機用の伝送回線が割り付けられた伝送帯域に対する回線選択部において、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の通信回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、当該通信回線の待機用の伝送回線を選択して、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える
ことを特徴とする請求項2記載の伝送装置。 - 前記回線優先度情報には、各伝送回線について、現に選択されているか否かの情報が含まれている
ことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。 - 伝送帯域が設定された物理的伝送媒体を通じて相互に繋がれた複数の伝送装置からなり、前記伝送帯域を割り当てられた伝送回線を用いて通信を中継するネットワークシステムであって、各伝送装置は、夫々、
前記伝送帯域に対して予め割り付けられている複数の伝送回線について、夫々、選択された場合に適用される優先度である経路選択時優先度,及び、選択されていない場合に適用される優先度である経路非選択時優先度とを記録した回線優先度情報を、保持する記憶部と、
前記伝送帯域について、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択すべき場合には、前記回線優先度情報に記録されている前記経路選択時優先度と、他の伝送回線についての選択/非選択の現状に応じた優先度とを比較し、前者が後者よりも高い場合に限り、それまで非選択であった何れかの伝送回線を選択し、それまで選択されていた伝送回線を非選択に切り替える制御部と
を備えている
ことを特徴とするネットワークシステム。
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