JP4976834B2 - 直交部型枠 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート基礎の打設のために用いられる直交部型枠に係り、特に、フーチングを備えた布基礎と他の基礎との直交部に用いられる直交部型枠に関する。
従来から、建築物の基礎として鉄筋や鉄骨梁をベースとしたコンクリート基礎が用いられている。コンクリート基礎としてよく知られているものに、例えば、フーチング基礎を備えた布基礎がある。この布基礎は、地面の中に埋め込まれた底辺の部分のフーチングと、フーチングから立ち上がる立上部からなる逆T字形の断面を備え、内部には鉄筋を備えている。
このようなコンクリート基礎を施工するときには、まず地盤を掘削して根切り溝を形成し、根切り溝の底面に割栗石を敷き均して、捨てコンクリートを打設する。次に、その捨てコンクリート上に鉄筋を配設し、鉄筋の両側にコンクリート型枠を対向して配設する。特に、布基礎の場合には、フーチングを形成するフーチング型枠と、立上部を形成する立上部型枠を、フーチングの巾が予め決められた巾になるようにして、それぞれ対向して配置する。その後、フーチング及び立上部のコンクリートを順次打設する。
フーチングを備えた布基礎の施工に際して、フーチング型枠や立上部型枠等の基礎型枠を適切な位置に固定して配設する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開平11−269893号公報(段落0031〜0037、図9) 特開2005−290724号公報(段落0024〜0033、図1、3〜5)
特許文献1に記載の連続フーチング基礎の施工方法では、型枠の建込みの際の面倒な調整工程を省力化するため、予め所定の寸法、形状に形成されたフーチング堰板及び基礎梁堰板をセパレーターに保持させて型枠を建込み、この型枠内にコンクリートを打設する方法が提案されている。さらに、基礎のコーナー部やT字型三叉部の交差部分における型枠の組込みについても、同様に先組みされた型枠を建込んで正確に連結する方法が提案されている。
また、特許文献2に記載の型枠装置では、立上部型枠とフーチング型枠が型枠固定部品によって固定されており、フーチング巾形成部によってフーチングの巾が定められている。これにより、簡便な方法で型枠を所望の位置に設置することができる。
布基礎と直交する、断面が異なる形状の基礎を施工する場合は、直交する基礎と布基礎のフーチングとの接合面を形成するために、直交する基礎の基礎型枠に、フーチング巾に合わせた切欠部を形成しておく必要がある。従来から、この接合部分の型枠は、現場で木製の合板をその都度フーチングの巾に合わせて切断加工等を行なっている。
しかし、この従来の施工方法によれば、フーチング巾が異なる場合はそれぞれのフーチング巾に対応した多種類の基礎型枠を準備する必要があり、手間を要していた。
また、現場で加工を行うため寸法精度のバラつきが多く、木製のため反り等の変形も発生しやすく、形状が安定しないという問題もあった。
さらに、一度基礎形状に合わせて切断加工された型枠を、異なる基礎形状の施工に転用することが難しいうえ、木製合板を使用しているため、転用回数が少ないという問題も生じていた。
上記特許文献1,2の基礎施工方法によってフーチングを備えた布基礎と他の基礎との直交部を形成する場合にも、直交する他の基礎側には、従来通り木製合板をフーチングの形状に加工する必要があり、上述した同様の問題が生じる。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、フーチングを備えた布基礎と断面の異なる他の基礎との直交部において、様々なフーチング巾を形成することが可能な直交部型枠を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、現場での木製合板等の加工を不要にして、現場加工における寸法精度のバラツキや型枠の反り等による変形がなく、形状が安定した基礎型枠を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の目的は、転用回数が多く、長期間使用可能な直交部型枠を提供することにある。
前記課題は、請求項1の直交部型枠によれば、フーチングを備えた基礎と断面の異なる他の基礎の直交部に用いられる直交部型枠であって、前記直交部型枠は、金属製の主型枠と、該主型枠に係合される金属製のスライド枠と、前記主型枠と前記スライド枠とで構成されたフーチング巾形成部と、を備え、前記スライド枠は、前記主型枠に沿ってフーチング巾方向に摺動可能であり、前記スライド枠の摺動により前記フーチング巾形成部の巾が調節可能であること、により解決される。
このとき、請求項2のように、前記主型枠は、下端部側に切欠部が形成され、前記スライド枠は、前記切欠部の高さとほぼ同じ高さを有する当接部材を備え、前記当接部材は、前記切欠部内をフーチング巾方向に移動するように構成すると好適である。このように構成することにより、スライド枠を摺動させて当接部材を切欠部内で移動させることで、主型枠とスライド枠の当接部材とで構成されたフーチング巾形成部の巾を変更させ、フーチングの巾に合うように調節することが可能となる。
また、請求項3のように、前記スライド枠は、前記主型枠より縦方向に短く形成され、前記スライド枠を前記主型枠よりフーチングを備えた基礎側へ摺動するように構成すると好適である。このように構成することにより、スライド枠を摺動させて主型枠から延出する巾を変更させ、フーチングの巾に合うように調節することが可能となる。さらに、スライド枠は主型枠から任意の巾で延出可能であるため、フーチング巾を主型枠の巾に制限されない任意の巾に形成することが可能となる。
このとき、請求項4のように、前記主型枠は、複数の型枠部材を入れ子状に構成し、これら複数の入れ子状の型枠部材を順次引き出し可能とし、前記主型枠を伸縮可能とするように構成すると好適である。このように構成することにより、主型枠の巾を調節することが可能となるため、フーチングを備えた基礎と直交部型枠が配設されて連設されている基礎において、直交部型枠の主型枠の巾を調節することにより、基礎延設方向の長さに合わせて型枠を配置することが可能となる。また、直交部型枠の配設される部分について、予め主型枠を縮小させておいて、直交部型枠を配設させた後に主型枠を伸張させることができるため、直交部分の型枠を後から配設することが可能となり、作業が容易になる。
また、請求項5のように、前記主型枠は前記スライド枠を保持し、前記主型枠と前記スライド枠の当接する面の何れか一方の面に凸部、他方の面に凹部をそれぞれ等間隔に形成し、前記凸部と前記凹部が係脱することにより、所定の位置で前記スライド枠を係止可能とするように構成すると好適である。このように構成することにより、スライド枠の係止位置の位置決めが容易になる。また、凸部と凹部の係合した状態ではスライド枠の重さにより安定した係止状態が保持でき、主型枠とスライド枠のずれを防止することが可能となる。
本発明の直交部型枠によれば、フーチングを備えた布基礎と断面の異なる他の基礎との直交部において、スライド枠を主型枠に対して摺動可能に係合させているため、様々なフーチング巾に対応させることが可能である。よって、フーチング巾が異なる場合でも、予めフーチングの巾に対応した多種類の基礎型枠を準備しておく必要がなく、現場で簡単にフーチング巾に応じて型枠の建込みができる。
また、本発明の直交部型枠によれば、現場での切断加工等を必要としないため、寸法精度のバラツキが発生せず、金属製板を用いたことにより型枠の反り等による変形もないため、形状が安定した基礎型枠を形成することが可能である。
さらに、本発明の直交部型枠によれば、スライド枠を備えているため、型枠を基礎形状に合わせて切断加工する必要がなく、異なる基礎形状の施工に転用することが可能であり、金属製板を使用することにより耐久性が向上し、長期間使用することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1乃至図8は、本発明の一実施形態に係るものであり、図1はフーチングを備えた基礎と他の基礎との直交部の斜視図、図2は直交部型枠の斜視図、図3は主型枠の斜視図、図4はスライド枠の斜視図、図5は直交部型枠と立上部型枠とフーチング型枠を配設した状態の説明斜視図、図6は直交部型枠を配設した状態の側面図、図7及び図8はフーチング巾調節の拡大説明図である。
本実施形態の直交部型枠10は、図1で示すように、フーチングFを備えた布基礎Aと、布基礎Aに直交し断面が異なる他の基礎Bとを備えた建築物の基礎Kを形成するために用いられるものである。なお、基礎Kは、内部に鉄筋(不図示)を備えている。
図2に示すように、直交部型枠10は、布基礎Aと直交する基礎Bを形成するための主型枠30と、この主型枠30に沿って主型枠30と摺動可能に係合するスライド枠50を主たる構成要素としている。本実施形態の主型枠30及びスライド枠50は、鋼等の金属で形成されている。
本実施形態の主型枠30は、図3に示すように、面形成部31と、この面形成部31の背面側で面形成部31の周囲に配設されたリブ32(上リブ32a、外リブ32b、中間リブ32c、下リブ32d)とから構成されている。本実施形態のリブ32(31a〜31d)は一般的な型枠の巾を有している。また面形成部31は、フーチングFを備えた布基礎Aの下端部側に切欠部40が形成されており、この切欠部40は、少なくともフーチングFの最大巾及び高さを有するように形成されている。ここでフーチングFの最大巾とは、フーチングFが形成される巾の最大値をいうもので、特定されるものではない。また切欠部40は、リブ32と同様な縁枠41,42で縁取られている(本実施形態では縁枠41は中間リブ32cが兼用している)。
本実施形態の主型枠30の上リブ32aの上面には、不図示の係合凹部が所定間隔(等間隔)で形成されている。本実施形態の係合凹部は、所定間隔で形成されているが、この所定間隔とは、連続した凹凸状のものを含むものである。
なお、本実施形態の主型枠30は、不図示の連結部材(クランプ等)により、面形成部及びリブを備えた他の一般的な型枠と連続して接続されることが可能となっている。
本実施形態のスライド枠50は、図4に示すように、面形成部51と、上部係合部52と、下部係合部53と、当接部材54から構成されている。上部係合部52は、面形成部51の上部に逆L字型に形成されており、下部係合部53は面形成部51の下部にL字型に形成されている。当接部材54は、主型枠30の切欠部40の高さと略同一の高さを有し、主型枠30のリブ32の厚さ分だけ背面側へ向けて延出した中空ロ字状部材から形成され、下部係合部53側のフーチングF側端部に配設されている。
本実施形態のスライド枠50を形成するには、全体が矩形で当接部材54を形成する巾の凸領域を有する一枚ものの金属製板を用いて、それぞれ面形成部51、上部係合部52、下部係合部53、当接部材54を板金加工によって折り曲げて形成している。
このスライド枠50は、上部係合部52を主型枠30の上リブ32aに、下部係合部53を主型枠の下リブ32dにそれぞれ係合することにより、主型枠30に沿って摺動するように構成されている。図2に示すように、スライド枠50を主型枠30に沿ってフーチング巾方向に摺動させることにより、当接部材54が切欠部40内をフーチング巾方向に移動する。切欠部40の巾がフーチングFの巾に一致するように当接部材54を移動させ、スライド枠50を固定することにより、フーチングFの巾を形成することが可能となる。本説明においてフーチング巾方向とは、主型枠30のフーチングFを備えた基礎A方向(図2の矢印方向)を示すものとする。
なお、スライド枠50と主型枠30との係合技術はこれに限らず、スライド枠50の上部係合部52及び下部係合部53をコの字型に形成して接合する技術、主型枠30及びスライド枠50の当接する面のそれぞれにフーチング巾方向に凸凹形状の溝を設けて係合させる技術等、スライド枠50が主型枠30に対して摺動可能とされる構成であれば良い。
また、本実施形態のスライド枠50の上部係合部52の主型枠30と当接する面には、不図示の係合凸部が所定間隔(等間隔)で形成されている。本実施形態の係合凸部は、所定間隔で形成されているが、この所定間隔とは、連続した凹凸状のものを含むものである。
この係合凸部と前記した上リブ32aに形成された係合凹部とで、クリック機構を形成している。これにより、主型枠30に対するスライド枠50の摺動を係止することができ、フーチング巾に合わせてスライド枠50の係止位置を容易に調整することが可能となる。
次に、上記構成からなる直交部型枠10の使用例について図5乃至図8に基づいて説明する。
基礎Kを形成するために、図5に示すように、直交部型枠10と、フーチングFを備えた布基礎Aの立上部を形成するための立上部型枠70と、フーチングFを形成するためのフーチング型枠80を配設する。立上部型枠70は、支持部材71によって所定の高さ位置に配設される。支持部材71は、コンクリート打設においてコンクリート中に埋め込まれるものである。本実施形態では、支持部材71として金属製の棒部材を使用している。なお、立上部型枠70、フーチング型枠80、主型枠30の長さは、形成する基礎Kの長さに応じて、連結ピン,クランプ等の公知の連結部材により連結される。
このとき、後述する方法でスライド枠50を摺動させ、形成されるフーチングFの巾を決定した後、図5及び図6に示すように、フーチング型枠80をスライド枠50の当接部材54の当接部54tに当接させて、フーチング型枠80のフーチングF側の面と当接部材54のフーチングF側の面が面一になるように配置し、フーチングFの延設方向に沿って立設させる。
なお、直交部型枠10、立上部型枠70、フーチング型枠80は、不図示のセパレーター等の型枠固定部材を用いて鉄筋に固定される。
以上のように構成された型枠にコンクリートを流し込み、コンクリート硬化後に脱型する。これにより、フーチングFの巾を当接部材54で定めた巾、すなわち図6における矢印で示された巾X1で形成することが可能となる。
次に、図7及び図8によりフーチング巾の調節方法について説明する。図7は巾の広いフーチングFを形成する場合のフーチング巾調節の拡大説明図である。図7に示すように、巾の広いフーチングFを形成する場合は、スライド枠50を摺動させ、当接部材54を切欠部40内の立上部型枠70とは反対側の位置(図中左側)に配置させる。
当接部材54によってフーチング巾が定められた後、この当接部材54の当接部54tに当接するようにフーチング型枠80を配設する。この場合、巾X2で示された部分がフーチングFの巾となる。なお、巾X2は、本実施形態の直交部型枠10において形成される最大のフーチング巾である。
図8は巾の狭いフーチングFを形成する場合のフーチング巾調節の拡大説明図である。巾の狭いフーチングFを形成する場合は、当接部材54を図7の位置から立上部型枠70側(図中右側)へ移動させる。そして、当接部材54の当接部54tに当接するようにフーチング型枠80を配設する。この場合、巾X3で示された部分がフーチングFの巾となる。フーチング巾をさらに狭めたい場合には、当接部材54及びフーチング型枠80を、さらに立上部型枠70側(図中右側)の位置へ移動させて配設すればよい。なお、立上部型枠70に当接する位置に当接部材54及びフーチング型枠80が配設された場合には、フーチングFのない基礎Aが形成される。
このように、本実施形態における直交部型枠10によれば、スライド枠50に形成された当接部材54とフーチング型枠80を移動させることにより、様々なフーチング巾を形成することが可能である。このため様々なフーチング巾の布基礎と直交する断面の異なる基礎の形成に転用することができる。
また、現場での切断加工が不要であるため、現場加工で発生する寸法精度のバラツキや型枠の反り等による変形がなく、形状が安定した基礎型枠を提供することが可能となる。
さらに、金属製であることから、転用回数が多く、長期間使用することが可能である。
図9及び図10は、本発明の他の実施形態に係るものであり、図9は直交部型枠の斜視図、図10は直交部型枠と立上部型枠とフーチング型枠を配設した状態の説明斜視図である。なお、図9及び図10で示す実施形態において、前記した実施形態と同様部材・同様配置等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態における直交部型枠100は、布基礎Aと直交する基礎Bを形成するための主型枠130と、主型枠130よりも縦方向に短く形成され、主型枠130に沿って主型枠130と摺動可能に係合するスライド枠150を主たる構成要素としている。本実施形態の主型枠130及びスライド枠150は、鋼等の金属で形成されている。
本実施形態の主型枠130は、2つの面形成部材131,133と、この2つの面形成部材131,133の背面側内部中央に嵌着して面形成部材131,133を固定するための後述する係止部材135とから構成される。面形成部材131,133はそれぞれ、背面側周囲に配設されたリブ132(上リブ132a,外リブ132b,下リブ132c),134(上リブ134a,外リブ134b,下リブ134c)を備えている。なお、前記実施形態と同様に、上リブ132a,134aの上面には係合凹部が形成されている。
本実施形態のスライド枠150は、主型枠130よりも縦方向に短く形成された面形成部151と、面形成部151の上部に逆L字型に形成された係合部152から構成されている。なお、前記実施形態と同様に、係合部152の主型枠130と当接する面には係合凸部が形成されており、前記係合凹部とでクリック機構を形成し、スライド枠150の摺動を係止することができる。
スライド枠150は、係合部152を面形成部材133の上リブ134aに係合することにより、主型枠130に沿ってフーチング巾方向に摺動する。スライド枠150が主型枠130よりも縦方向に短く形成されているため、図9に示すように、スライド枠150を主型枠130に沿ってフーチング巾方向に摺動させることにより、主型枠130のフーチングF側に延出させて、スライド枠150の下端部と主型枠130の外リブ134bとでフーチング当接部140を形成する。このフーチング当接部140の巾、高さがそれぞれフーチングFの巾、高さに相当する。
このようにスライド枠150を摺動させ、形成されるフーチングFの巾を決定し、図10に示すように、スライド枠150の立上部型枠70側の端部を立上部型枠70に当接させて固定する。また、フーチング型枠80を主型枠130のフーチングF側端部に当接させて、フーチング型枠80のフーチングF側の面と主型枠130の外リブ134bのフーチングF側の面が面一になるように配置し、フーチングFの延設方向に沿って立設させる。
以上のように構成された型枠に、前記実施形態と同様にコンクリートを流し込み、コンクリート硬化後に脱型する。これにより、フーチングFの巾を主型枠130及びスライド型枠150で形成されたフーチング当接部140の巾、すなわち図10における矢印で示された巾X4で形成することが可能となる。
さらに、主型枠130は、面形成部材133に面形成部材131が入れ子状に構成されることによりスライド伸縮可能となっている。また、主型枠130には、背面側の内部中央に係止部材135が縦方向に嵌着され、面形成部材131と面形成部材133との摺動が防止され、主型枠130がスライド伸縮しないように係止される。つまり、係止部材135を嵌着することで、内側に位置する面形成部材131内側から上下方向へ圧力がかかり、これにより面形成部材133のフーチング巾方向のスライド伸縮が係止される構成となっている。
このように、本実施形態では、主型枠130をスライド伸縮させて主型枠130の巾を調節可能に構成することにより、スライド枠150によるフーチング巾の調節のみならず、基礎Bの延設方向の長さに合わせて主型枠130の巾を調節することが可能となり、容易に寸法調節ができる精度の高い直交部型枠10を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフーチングを備えた基礎と他の基礎との直交部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る直交部型枠の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る主型枠の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスライド枠の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る直交部型枠と立上部型枠とフーチング型枠を配設した状態の説明斜視図である。 本発明の一実施形態に係る直交部型枠を配設した状態の側面図である。 本発明の一実施形態に係るフーチング巾調節の拡大説明図である。 本発明の一実施形態に係るフーチング巾調節の拡大説明図である。 本発明の他の実施形態に係る直交部型枠の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る直交部型枠と立上部型枠とフーチング型枠を配設した状態の説明斜視図である。
符号の説明
10,100 直交部型枠
30,130 主型枠
31 面形成部
32 リブ
32a 上リブ
32b 外リブ
32c 中間リブ
32d 下リブ
40 切欠部
41,42 縁枠
50,150 スライド枠
51,151 面形成部
52,152 上部係合部
53 下部係合部
54 当接部材
54t 当接部
70 立上部型枠
71 支持部材
80 フーチング型枠
131,133 面形成部材
132,134 リブ
132a,134a 上リブ
132b,134b 外リブ
132c,134c 下リブ
135 係止部材
140 フーチング当接部
K 基礎
A 布基礎
B 他の基礎
F フーチング
X1,X2,X3,X4 巾

Claims (5)

  1. フーチングを備えた基礎と断面の異なる他の基礎の直交部に用いられる直交部型枠であって、
    前記直交部型枠は、金属製の主型枠と、該主型枠に係合される金属製のスライド枠と、前記主型枠と前記スライド枠とで構成されたフーチング巾形成部と、を備え、
    前記スライド枠は、前記主型枠に沿ってフーチング巾方向に摺動可能であり、
    前記スライド枠の摺動により前記フーチング巾形成部の巾が調節可能であることを特徴とする直交部型枠。
  2. 前記主型枠は、下端部側に切欠部が形成され、前記スライド枠は、前記切欠部の高さとほぼ同じ高さを有する当接部材を備え、前記当接部材は、前記切欠部内をフーチング巾方向に移動することを特徴とする請求項1記載の直交部型枠。
  3. 前記スライド枠は、前記主型枠より縦方向に短く形成され、前記スライド枠を前記主型枠よりフーチングを備えた基礎側へ摺動することを特徴とする請求項1記載の直交部型枠。
  4. 前記主型枠は、複数の型枠部材を入れ子状に構成し、これら複数の入れ子状の型枠部材を順次引き出し可能とし、前記主型枠を伸縮可能としたことを特徴とする請求項3記載の直交部型枠。
  5. 前記主型枠は前記スライド枠を保持し、前記主型枠と前記スライド枠の当接する面の何れか一方の面に凸部、他方の面に凹部をそれぞれ等間隔に形成し、前記凸部と前記凹部が係脱することにより、所定の位置で前記スライド枠を係止可能としたことを特徴とする請求項乃至4のいずれか一に記載の直交部型枠。
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