JP4976659B2 - 電子機器用電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を有する電子機器用電源システムに関し、特に、燃料電池、2次電池、及び電灯電力線のそれぞれから給電可能で移動可能な電子機器の電源システムに関する。
移動可能な電子機器の電源としては、電灯線のあるところでは電灯線が、電灯線のないところでは蓄電池が用いられる。尚、上記蓄電池として、充電のできない1次電池、又は充電可能な2次電池がある。又、近年、燃料を供給すれば充電作業をせずに永続した発電が可能な燃料電池が実用化され始めるとともに、従来の電灯線、蓄電池も含め、3種類の電源が使用環境に応じて組み合わせ自由な、電子機器用の電源システムが求められている。
即ち、電灯線があるところでは電灯線より電力供給し、電灯線のない所で短期使用の場合には蓄電池から電力供給し、電灯線のない所での長期使用の場合で燃料電池電源及び1台の電子機器を持ち運ぶ場合には、使用環境に応じて電源を選択する必要がある。又、燃料電池を用いた電源システムでは、燃料電池の出力密度が低い欠点を補うために、起動時及びピーク負荷時の対策として2次電池を併用した電源システムが実用的である。
又、2次電池を使用するにあたり、電池の寿命管理が重要である。即ち、充電回数、充電電圧、放電電流積算、周囲温度等により、電池の残留容量の管理をするのが常である。又、燃料電池においても、発電電力でセルの劣化により出力低下をきたすので、燃料電池における寿命の管理も必要である。
又、燃料電池では、起動に当たり、外部電力の供給にて循環ポンプなどを動作させる必要があり、しかも起動してから最大出力を出すまで、数分から10数分の時間が必要である。さらに、燃料電池は、周囲温度などによっても影響を受け、温度が低いときには起動が遅くなり、温度が高いときには起動が早いなどの立ち上がり特性を持つ。このことが燃料電池を単独で使用しない理由の一つとなっている。
電子機器における数分以内の動作に限定すれば、2次電池のみで動作をさせるのが適当であり、数時間以上連続して電子機器を使用する場合には、2次電池の寿命が短いために、燃料電池と2次電池とを併用するのが適当である。又、燃料電池の出力密度が高くないことから、ピーク負荷時の電力供給を2次電池が負担して、常時電力供給を燃料電池が負担することが効率的である。
特開2004−127619号公報
上述したように、電子機器の電源として、電灯線、2次電池、及び燃料電池が使用可能であり、電子機器の使用電源環境に応じて最適な電源を選択するのが好ましい。しかしながら、選択した電源が2次電池及び燃料電池の場合、電子機器の動作途中で電力供給不足を発生しシステムダウンを発生したのでは、上記構成を採った目的が達成できない。又、電子機器と、2次電池及び燃料電池とは、個々においてそれぞれ互換性を有していなければ異なる2次電池及び燃料電池との併用はできないために、広範囲な仕様用途をまかなえない。
そこで本発明は、電子機器の電源として、電灯線、2次電池、及び燃料電池を使用可能とした構成において、互換性を有し電子機器の使用環境に応じた適切で小型軽量な電源システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電力供給部を有する電子機器と、上記電子機器の電力供給部と接続可能で、メタノールと水とを化学反応させて発電を行う燃料電池ユニットと、上記電子機器の電力供給部と接続可能で、かつ上記燃料電池ユニットの発電電力を充電するための充電回路を有し充放電が可能な2次電池ユニットと、上記電子機器の電力供給部と接続可能な外部直流電源とを備えた電子機器用電源システムであって、電源システムは、上記2次電池ユニットの電力により上記燃料電池ユニットの発電部を起動するとともに、発電部が定常運転に至るまで2次電池ユニットから電子機器に電力を供給し、燃料電池ユニットの出力電圧が2次電池ユニットからの電圧よりも高いと判断したときに、発電部の発電電力を2次電池ユニット経由で電子機器に給電する第1の接続形態と、2次電池ユニットの電力により燃料電池ユニットに給電するとともに、2次電池ユニットに充電が必要と判断したときには、発電部を起動させて燃料電池ユニットの発電電力により2次電池ユニットを充電する第2の接続形態と、外部直流電源の直流を電子機器の電力供給部を介して燃料電池ユニットの発電部を起動するとともに、燃料電池ユニットから単独で電子機器に電力供給が可能な第3の接続形態と、外部直流電源、又は2次電池ユニットから電子機器に電力を供給する第4の接続形態とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の電力供給部に対して燃料電池ユニット及び2次電池ユニットを共通して接続可能とする接続部を備えたことから、燃料電池ユニット及び2次電池ユニットから電力を電子機器に供給可能となる。よって、電子機器の使用環境に応じて最適な電源を組み合わせて利用可能であり、小型軽量電源システムの構成が可能となる。
又、燃料電池ユニットの動作履歴を記憶する燃料電池記憶部を設け、2次電池ユニットの充放電履歴を記憶する2次電池記憶部を設けたことで、2次電池ユニットの寿命の管理、及び燃料電池ユニットの動作状態の管理が可能となる。よって、電子機器の動作途中での電力供給不足によるシステムダウンが発生するのを防止することができる。
本発明の一実施形態における電子機器用電源システムについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同じ構成部分については同じ符号を付している。
以下の実施形態では、電子機器として、消費電力が30W程度のノート型のパーソナルコンピュータ(PC)を例に採り、2次電池ユニットとして、リチウムイオン2次電池を2直列して8Vを出力し充放電可能なものを例に採り、燃料電池ユニットとして、メタノールと水とを化学反応させて発電し、出力が20Wのとき出力電圧が10Vである、直接型メタノール燃料電池(DMFC)を例に採り、外部直流電源として、いわゆるACアダプターで出力電圧15Vのものを例に採る。尚、燃料電池ユニットに使用する上記「メタノール」とは、メタノール原液のみならずメタノール水溶液をも含む概念である。本実施形態における上記DMFCでは、一例として1mol%程度の濃度のものを使用する。
図1には、本実施形態の電子機器用電源システム101の基本的構成を示している。ここで、符号110は上述の電子機器を示し、符号120は上述の燃料電池ユニットを示し、符号130は上述の2次電池ユニットを示し、符号140は電子機器110と、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130とを電気的に接続する接続部を示し、符号170は電灯線に接続されるACアダプタを示す。図1に示すように、接続部140は、電子機器110、燃料電池ユニット120、2次電池ユニット130、及びACアダプタ170のそれぞれと接続及び切り離しが可能であり、互換性を有するもので広範囲な仕様用途に対応可能である。即ち、接続部140には、2次電池ユニット130、燃料電池ユニット120、及び電子機器110を接続可能であり、又、燃料電池ユニット120、電子機器110、及びACアダプタ170を接続可能で、このときACアダプタ170は後に取り外しも可能であり、又、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130を接続可能であり、又、2次電池ユニット130及び電子機器110を接続可能であり、又、ACアダプタ170及び電子機器110を接続可能であり、又、ACアダプタ170及び2次電池ユニット130を接続し2次電池ユニット130を充電することも可能である。
各構成部分について、図2を参照して詳しく説明する。
燃料電池ユニット120には、複数の発電セルを有する発電部121、発電部121を動作させるために燃料の循環等を行う補機及び動作状態を管理するセンサーを有する駆動部122、当該燃料電池ユニット120の動作制御を司る電池制御部123、及び燃料電池記憶部124が備わる。上記発電セルのそれぞれは、一対のアノード極とカソード極とでイオン伝導膜を挟んで膜電極接合体(MEA)を形成したものである。アノード極では、白金、ルテニウムを含む触媒反応で、メタノールと水とが反応し、水素イオンと電子と二酸化炭素が生成され、電子はアノード極より外部に電力として出力され、水素イオンはイオン透過膜を通りカソード極側に伝導する。カソード極では、水素イオンがカソード極から電子の供給を受け、空気中の酸素と反応し水が生成される。
又、燃料電池ユニット120には、外部接続端子として、電源ラインに接続されるFC電源端子125aと、電子機器110等との相互間の通信を行うFC通信端子125bと,共通GND端子125cとを有する。FC通信端子125bは、電池制御部123の通信端子に接続されている。尚、図示では、1回線であるが、データ線とクロック線とから構成される。
FC電源端子125aには、発電部121の出力、10V程度、がダイオードを介して接続され、FC電源端子125aは、燃料電池ユニット120の出力端子として動作するとともに、駆動部122へ電力供給を行う、D/Dコンバータ(電圧変換回路)126に接続されている。
一方、発電部121が発電していないときには、FC電源端子125aは、入力端子として動作し、FC電源端子125aに供給される電力にて、駆動部122を起動させる。よって、燃料電池ユニット120が起動し発電部121での発電が開始される。FC電源端子125aから供給される燃料電池ユニット120の起動用電力は、2次電池ユニット130からも供給可能であり、又、外部直流電源160と接続されている電子機器110からも供給可能である。
起動後、発電部121の発電能力が向上したときには、発電出力は、D/Dコンバータ126を介して、駆動部122に一部還元され、燃料電池ユニット120自身の動作電力を供給可能となる。このときには、FC電源端子125aは、上述のように出力端子として機能する。
2次電池ユニット130は、リチウムイオン(Li)電池部131と、該電池部131を充電するための充電回路132と、当該2次電池ユニット130の特性及び充放電履歴を記録する2次電池記憶部133と、通信部150に接続されるI/O拡張機134とを有する。LiB電源端子135aに充電可能な電圧が供給された場合、充電回路132で電池部131を充電することは可能である。具体的には、電子機器110に備わる機器制御部112内のマイコンMPU、又は燃料電池ユニット120に備わる電池制御部123からの命令をI/O拡張機134から送出することにより可能である。尚、I/O拡張機134は、制御部からの指令を受けてH又はLの出力、又はDA出力を送出する端末であり、上記制御部からの0V、5Vの電圧や、アナログ電圧値をシリアルデータにて受け取り、複数の端子へ出力可能である。例えば、マイコンから10個の端子へ出力するとき、通常、10本の線が必要であるが、I/O拡張機134を用いることで、マイコンから1本の線でシリアルデータを送り、I/O拡張機134にて10本へ出力が可能である。
LiB通信端子135bは、電池制御部123及び機器制御部112と接続可能であり、優先順位付けで、通信路が確保されるので、充電動作などの制御が混乱することはない。又、2次電池記憶部133もLiB通信端子135bに接続されている、よって、2次電池記憶部133への情報の読み書きは、電池制御部123及び機器制御部112のいずれからも可能である。
電子機器110は、本実施形態では上述のようにノート型PCであって、液晶ディスプレイ、演算処理CPU、及びハードディスクが主要構成要素であり、電力供給部111と、機器制御部112とを有する。付属としてメモリとDVDドライブ装置等の周辺要素が含まれ、全体で通常消費電力が14W、画像処理などピーク消費電力が23Wのノート型PCを想定している。
上記電力供給部111には、電灯電力線の交流100Vから直流15Vに変換して出力する外部直流電源160が接続可能である。尚、外部直流電源160は、電子機器110に内蔵されていてもよい。電子機器110の機器電源端子115aには、電力供給部111が接続され、機器電源端子115aは、燃料電池ユニット120が接続されているときには、燃料電池ユニット120のFC電源端子125aと接続され、2次電池ユニット130が接続されているときには、LiB電源端子135aと接続される。又、機器電源端子115aは、電子機器110の電源として、電圧変換器113を通して5V及び3Vの動作電力を供給する。
次に、上述の、電子機器110、燃料電池ユニット120、及び2次電池ユニット130の接続形態における各動作を説明する。尚、いずれの接続形態においても、通信部150、並びに、電源ライン及びGNDラインにてなる接続部140は接続されている。又、燃料電池ユニット120を用いた電源システムでは、燃料電池ユニット120の出力密度が低い欠点を補うために、起動時及びピーク負荷時の対策として2次電池ユニット130を併用する。
第1の接続形態として、外部の電灯線からの電力供給を受けられず、長期的に電子機器を動作させる場合を例に採る。この場合、小型軽量化の目的から、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130が電子機器110に接続される。該第1の接続形態は、図2に示される。但し、電子機器110の電力供給部111には、外部直流電源160は接続されていない。又、図2では、電源ライン141について、電子機器110に対して、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130は並列接続されているが、直列接続されていても良い。
該接続形態では、起動時に電力を出力可能なものは2次電池ユニット130のみであり、2次電池ユニット130の電池部131が起動時の電源となる。電子機器110、燃料電池ユニット120、及び2次電池ユニット130が接続されている接続部140の電源ライン141には、電池部131の8V出力が給電され、燃料電池ユニット120では、電池部131の電力がD/Dコンバータ126を経て、駆動部122及び電池制御部123に供給され、発電部121が起動する。尚、発電動作開始の指示は、電子機器110の機器制御部112がマスター動作して、2次電池ユニット130の電池部131の放電と、燃料電池ユニット120の運転動作開始指令を出す。又、燃料電池ユニット120における発電動作は、電池制御部123に記憶されている動作制御ソフトにより運転制御される。
発電部121が定常運転に至るまでは、発電部121から供給可能な電力が少ないため、2次電池ユニット130から、燃料電池ユニット120における補機駆動用の電力、及び電子機器110用の電力が供給される。
燃料電池ユニット120の運転が規定値に立ち上がり、負荷がかかったときの電圧降下による出力電圧が2次電池ユニット130からの供給電圧よりも高いと、電池制御部123が判断したときには、電池制御部123の指令により燃料電池ユニット120のI/O拡張機134にて充電回路132を動作させて、発電部121の発電電力をFC電源端子125aから出力する。FC電源端子125aからの電力出力により、2次電池ユニット130の充電回路132に備わるダイオードの作用により2次電池ユニット130からは出力停止となり、燃料電池ユニット120から電子機器110へ給電することになる。又、燃料電池ユニット120からの給電中に負荷が増大して燃料電池ユニット120の出力電圧が低下した場合は、2次電池ユニット130の電圧でトラップされて、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130の両者から電子機器110へ電力供給することになる。
さらに燃料電池ユニット120の発電能力が高くなると、燃料電池ユニット120の発電電力の余力で2次電池ユニット130の充電回路132を動作させて、電池部131を充電することも可能である。この場合、電池制御部123からの指示により、I/O拡張機134を介して充電回路132を動作させて電池部131の充電を行う。
又、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130の電池寿命の管理が行われる。即ち、燃料電池ユニット120では、電流制御部123の制御により、発電部121の発電電力を電流換算し累計発電電力として燃料電池記憶部124に記録し、2次電池ユニット130では、電池部131の放電電流を累積して、2次電池記憶部133に記録する。又、使用環境条件としての温度情報や充電回数等についても、燃料電池ユニット120に関する情報は燃料電池記憶部124に記録され、2次電池ユニット130に関する情報は燃料電池記憶部124にそれぞれ記録される。一般的に2次電池では、放電電流の積算で電池寿命を逆算する方法が一般的であり、燃料電池も同様の取り組みが行われる。又、燃料電池の場合、膜電極接合体(MEA)の触媒の劣化が寿命に最も大きく影響する。上記MEAを構成する例えば白金触媒は、燃料電池の発電量とともに被毒しその機能が低下する。又、発電時の温度も被毒を加速する要因となる。よって、上記発電量及び発電時温度の情報が燃料電池ユニット120の寿命決定に使用可能である。尚、上記累計発電電力、上記放電電流、上記温度情報や充電回数等は、寿命決定用情報としての例示である。
次に、第2の接続形態について、図3を参照して説明する。該第2の接続形態では、電子機器110は使用せず、2次電池ユニット130の充電を燃料電池ユニット120にて行う場合である。よって、ここでは、2次電池ユニット130と燃料電池ユニット120とが接続される。
該接続形態では、起動時給電可能な電源は、2次電池ユニット130であるので、まず、2次電池ユニット130の電力が燃料電池ユニット120に給電され、電池制御部123が動作を開始する。例えば、2次電池ユニット130のI/O拡張機134の入力端子の一つが2次電池ユニット130の出力電圧をモニタするように構成することで、電池制御部123は、通信部150を通して、2次電池記憶部133に記憶している満充電電圧値と、I/O拡張機134から出力される2次電池ユニット130の出力電圧値とを比較する。そして、電池制御部123は、電池部131に充電が必要と判断したときには、駆動部122を動作させ、発電部121の発電運転を起動させる。尚、2次電池ユニット130は、充電要の状態でも若干の余力を残しているので、駆動部122へ電力供給を行うことは可能である。
発電部121の起動後、定常運転に入ると発電部121は、10V以上の電圧を出力し、燃料電池ユニット120は、発電部121の出力電力を電源ライン141に出力する。このとき、発電部121の出力電圧は、2次電池ユニット130の電池部131の電圧を上回るため、2次電池ユニット130に備わるダイオードがオフになり、2次電池ユニット130は出力を停止する。このとき、燃料電池ユニット120の駆動部122は、発電部121の発電電力を電源として動作する状態である。
その後、燃料電池ユニット120の電池制御部123は、通信部150を通して2次電池ユニット130のI/O拡張機134を介して充電回路132の動作制御を行い、燃料電池ユニット120の発電電力は、2次電池ユニット130の電池部131に充電される。例えばリチウムイオン電池の場合、まず、一定電流で充電がなされ、満充電に近づくと一定電圧で充電が行われる。よって、例えば充電電流をモニタすることで、充電電流が一定値以下になることで充電完了を検知することができる。従って、電池制御部123にて、2次電池ユニット130の上記充電電流をモニタすることで、2次電池ユニット130の充電完了を検知可能である。
充電後、燃料電池ユニット120の電池制御部123は、充電履歴を、2次電池記憶部133に書き込み、充電動作を完了する。又、このとき電池制御部123は、発電部121の発電履歴をも自己の燃料電池記憶部124に記録する。
以上により電子機器110を介さなくとも、2次電池ユニット130の充電が可能である。
次に、第3の接続形態について、図4を参照して説明する。該第3の接続形態では、充電の必要な2次電池ユニット130を取り外した状態における、燃料電池ユニット120と電子機器110とを接続した組み合わせの形態を説明する。このような接続形態は、長期に燃料電池ユニット120のみで負荷変動のない、あるいは変動幅が小さい電子機器を動作させる場合に最適である。但し、このときの燃料電池ユニット120の起動には、電子機器110に接続されている外部直流電源160を利用する。即ち、2次電池ユニット130がない場合なので、電子機器110の外部直流電源160を起動時のみに利用する方法である。
詳しく説明すると、外部直流電源160は、15Vの直流を、電子機器110の電力供給部111を介して電源ライン141に給電し、電源ライン141、燃料電池ユニット120のFC電源端子125a、及びD/Dコンバータ126を介して駆動部122に給電する。又、燃料電池の運転指令は、外部直流電源160からの電子機器110への給電により、機器制御部112がマスター動作し、燃料電池ユニット120の電池制御部123に指示を出し、電池制御部123の制御指令で発電部121が起動する。燃料電池ユニット120の出力電圧及び出力電流から判断して発電部121が定常運転に達した後は、電子機器110に接続している外部直流電源160が取り出し可能となり、これにて、燃料電池ユニット120が単独の電源として、2次電池ユニット130が無くとも、電子機器110への電力供給が可能である。
又、このときの発電部121の動作履歴、つまり発電履歴は、機器制御部112の指令により、燃料電池ユニット120の燃料電池記憶部124に記録することができる。
上述したような使用方法は、電子機器110が回転体などの移動体であって、有線での電力供給が不可能な場合に非常に有効である。このとき、燃料電池ユニット120は上記回転体などの移動体に装着されている。
又、第4の接続形態として、外部直流電源160から電子機器110に直接、電力供給する場合、及び、2次電池ユニット130のみから電子機器110に電力供給する場合である。ここで、外部直流電源160から電子機器110に直接、電力供給する場合には、電子機器110には、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130は接続されない。尚、これらの第4接続形態は、周知のように、現在既に行われている形態である。
第4接続形態において、従来例に比べ2次電池ユニット130の電池容量を比較的小さく設計することにより、電子機器110が大容量の電力を必要とする場合には、さらに燃料電池ユニット120を増設するという形態を採ることも可能である。即ち、軽量小型で小電力供給用途に限り2次電池ユニット130を単独接続するという形態を選択可能にすると、一つの電子機器110が電源を組み替えることによって、用途拡大が可能となる。
以上説明したように、本実施形態の電源システム101によれば、外部直流電源160が接続可能な電子機器110、燃料電池ユニット120、及び2次電池ユニット130を有する構成において、これらの構成部分のそれぞれを接続部140にて自由に接続可能としたことにより、電子機器110を使用する環境に応じて上記3構成部分の内から使用するものを選択し適宜組み合わせが可能となり、電源システムの小型軽量化が可能となる
上記接続部140としては、電子機器110、燃料電池ユニット120、及び2次電池ユニット130のそれぞれに設けた電源端子115a、125a、135a、及びこれらを接続可能である電源ライン141が相当する。
又、燃料電池記憶部124には、燃料電池ユニット120の発電部121の発電動作履歴を記憶し、かつ2次電池記憶部133には、2次電池ユニット130の電池部131における充放電履歴を記憶するようにしたことから、燃料電池ユニット120の電池制御部123、又は電子機器110の機器制御部112によって、上記各履歴に基づいて、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130の各寿命を推測することができる。したがって、燃料電池ユニット120及び2次電池ユニット130の動作途中における突発的な電力供給低下の発生を予測することができ、システムダウンの発生を予め防止することができる。
本発明は、電子機器に電力を供給する電源システムで、主として移動体等の、有線による電力供給源が無い場所で使用する電子機器に対する電源システムに適用可能である。
本発明の実施形態における電源システムの一例を示すブロック図。 本発明の実施形態における電源システムの他の例を示す図。 本発明の実施形態における電源システムの別の例を示す図。 本発明の実施形態における電源システムのさらに別の例を示す図。
符号の説明
101…電源システム、110…電子機器、111…電供給部、
112…機器制御部、120…燃料電池ユニット、123…電池制御部、
124…燃料電池記憶部、130…2次電池ユニット、132…充電回路、
133…2次電池記憶部、140…接続部、150…通信部、160…外部直流電源

Claims (1)

  1. 電力供給部を有する電子機器と、上記電子機器の電力供給部と接続可能で、メタノールと水とを化学反応させて発電を行う燃料電池ユニットと、上記電子機器の電力供給部と接続可能で、かつ上記燃料電池ユニットの発電電力を充電するための充電回路を有し充放電が可能な2次電池ユニットと、上記電子機器の電力供給部と接続可能な外部直流電源とを備えた電子機器用電源システムであって、
    電源システムは、上記2次電池ユニットの電力により上記燃料電池ユニットの発電部を起動するとともに、発電部が定常運転に至るまで2次電池ユニットから電子機器に電力を供給し、燃料電池ユニットの出力電圧が2次電池ユニットからの電圧よりも高いと判断したときに、発電部の発電電力を2次電池ユニット経由で電子機器に給電する第1の接続形態と、2次電池ユニットの電力により燃料電池ユニットに給電するとともに、2次電池ユニットに充電が必要と判断したときには、発電部を起動させて燃料電池ユニットの発電電力により2次電池ユニットを充電する第2の接続形態と、外部直流電源の直流を電子機器の電力供給部を介して燃料電池ユニットの発電部を起動するとともに、燃料電池ユニットから単独で電子機器に電力供給が可能な第3の接続形態と、外部直流電源、又は2次電池ユニットから電子機器に電力を供給する第4の接続形態とを備えたことを特徴とする電子機器用電源システム。
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