JP4975220B2 - Sewing device - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生地上に位置決めマークを照射するマーキングライトを備え、照射された位置決めマークに生地上のポイントマークを位置合わせすることによって、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
縫製装置、例えば、身生地に縁飾りポケット等を形成する玉縁縫いミシンにあっては、ミシンテーブルの手前側部位のセット位置にてクランプ装置にセットされた身生地及び玉布に対し、そのクランプ装置を移動させつつ縫製機構やメス機構を動作させることにより、前記両布を２本の縫目により縫付けるとともに、その身生地に対して直線穴及びコーナーカットからなる切込みを形成するように構成されている。この場合、縫製作業者が、操作パネルのキー操作により、縫い長さ、縫い幅、切込み長さ等を予め入力しておくことにより、設定された縫製プログラムに従って縫製の作業が自動的に実行されるようになっている。
【０００３】
そして、近年では、前記身生地及び玉布をセットする際の位置合せを容易とするために、セット位置の上方に、例えば３個のマーキングライトを設けることが行われている。それらマーキングライトは、クランプ装置の大押えの中心に沿って前後方向に並んで、略十字形状の位置決めマークを照射するように構成されている。
【０００４】
ところで、マーキングライトによる位置決めマークは、３箇所とも同等の明るさで映し出されるようになっており、前記身生地をセット位置に配置されたクランプ装置にセットする際に、作業者は、身生地上のポイントマークを、前記３箇所の位置決めマークのうち任意の１箇所の位置決めマークに位置合わせするようになっている。このポイントマークを一致させるべき位置決めマークの位置を以下縫製基準と称する。なお、いずれの位置決めマークを縫製基準とするかは、縫製する身生地の種類によって異なってくる。
ここで、前記ポイントマークとは、予め身生地上の所定位置にチャコペンで付したマークや身生地上に既に存在するダーツ等の縫合線など、位置決めマークに位置合わせするときの目標となるマークのことである。
【０００５】
しかしながら、上記従来のものでは、位置決めマークの明るさが３箇所とも同等であるので、作業者が身生地上のポイントマークをどの位置決めマークに位置合わせすればよいのかを覚えておかなければならず、面倒なものとなっていた。
具体的には、背広の前面の左右の身生地にポケットを縫い付ける場合、前右の身生地は、前側（作業者とは反対側）の位置決めマークにポイントマークを位置合わせし、前左の身生地は、後側（作業者側）の位置決めマークにポイントマークを位置合わせする必要があるが、作業者は、これを覚えておかなければならなかった。そのため、身生地のセットにミスが生じて、縫製作業を失敗してしまうおそれがあった。
【０００６】
この場合、前記操作パネルによる縫い長さ等の縫製プログラムの設定時に縫製基準が入力されることに伴い、作業者は、操作パネルの表示により今から行われる縫製作業に関する縫製基準を確認することができるが、身生地のセット時にいちいち操作パネルを見て縫製基準を確認するといったことは面倒であり、作業性に劣ることになる。
【０００７】
そこで、身生地をセット位置にセットする際に、縫製基準となる位置決めマークを他の位置決めマークよりも明るくして、ポイントマークを位置合わせすべき位置決めマークを作業者に知らせる手法が用いられている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマーキングライトでは、生地の色や柄によってはどの位置決めマークが明るいかがわかりにくくなってしまうために、やはり、身生地のセットにミスが生じて、縫製作業を失敗してしまうおそれがあった。また、縫製基準となる位置決めマークを他の位置決めマークと異なる色にすることも考えられるが、この場合も生地の色や柄によってはどの位置決めマークが縫製基準かがわかりにくくなってしまい、上記と同様の問題が生じた。
【０００９】
そこで、別の方法として、１つのマーキングライトを搬送方向に平行にスライド移動可能に構成し、身生地の種類に応じてマーキングライトを移動して位置決めマークの位置を変更する方法がある。
これにより、作業者は、複数のマーキングライトに惑わされることがなく、マーキングライトを身生地の搬送方向に移動させるだけで位置合わせができる。また、マーキングライトも１つであるため、製造、構成も容易なものとできる。
【００１０】
しかし、身生地の種類に応じて位置決めマークの位置は変わっても、位置決めマークの形が変わらないため、所定位置の位置決めマークに本来合わせるべきでない身生地を誤ってセットしてしまうということがあり、この場合、縫製作業を失敗してしまうおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者に明確な縫製基準と身生地の種類とを知らせることで、身生地のセットが容易な縫製装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１記載の発明は、生地上に位置決めマーク１６ｅを照射するマーキングライト１６１と、該位置決めマークをプログラムに応じて同一直線上の複数箇所に移動する移動手段１６ｂとを備え、プログラムに応じて移動された位置決めマークに生地上のポイントマーク２４ａ〜２４ｂを位置合わせすることによって、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置１０において、
前記マーキングライトが前記直線に直交する線分に対して非対称となる形状の位置決めマークを映し、
前記位置決めマークの形状を１８０度回転又は反転する転回手段１６ｄを備えることを特徴とする。
【００１２】
請求項１記載の発明によれば、マーキングライトの位置決めマーク形状が前記直線に直交する線分に非対称となるので、作業者は、位置決めマークの形状を見て、身生地の種類を判断することができる。したがって、位置決めマークの位置と身生地の整合性を一目で判断することができ、身生地を正確な位置にセットすることができる。
ここで、例えば、縫製基準となる箇所がミシンテーブルの手前側の位置（後基準）とミシンテーブルの奥側の位置（前基準）との２箇所あり、生地によって、前基準になったり、後基準になったりする場合には、前基準用の位置決めマークの形状が後基準用の形状に対して１８０度回転もしくは反転したものを用いることができる。
【００１３】
請求項２記載の発明は、前記複数箇所が２点であって、前記転回手段が、前記直線上に位置決めマークを照射可能かつ前記２点間から等距離の位置に回動軸１６３ｍを有するとともに、先端に前記２点を照明するマーキングライト１６３を備える回動腕１６３ｎと、
前記回動腕を回転してマーキングライトを前記２点のそれぞれを照射する位置へ回転移動させる回転手段１６ｘとを備え、前記マーキングライトはそれぞれの前記照射する位置で個々に位置決めマークの照射を行い、前記移動手段の移動が転回手段の回転により達成されることを特徴とする。
【００１４】
請求項２記載の発明によれば、例えば、マーキングライトに照射される位置決めマークに位置を合わせる縫製基準が二つである場合、縫製基準を切り替える際に、回動腕を回転させることによりそれぞれの縫製基準を照射する位置にマーキングライトを移動することができる。また、この際に、マーキングライトが照射する位置決めマークが１８０度回転することとなる。したがって、この縫製装置においては、マーキングライトの位置決めマークの移動と回転とを同時に行うことができる。
したがって、少ない構成部品で請求項１記載の構成と同様の作用効果を得ることができる。
なお、回動腕の長さ、回動腕の中心位置を変更可能となっていることが好ましい。
【００１５】
請求項３記載の発明は、前記転回手段が、
生地上に照射される位置決めマークの形状にスリットを形成するとともに前記直線に直交する軸を中心に反転可能なスリット板１６ｆと、
前記スリット板を反転する反転手段１６２ｇとを備えることを特徴とする。
【００１６】
請求項３記載の発明によれば、マーキングライト内には、回転自在なスリット板が備えられており、反転することで、位置決めマークを反転させることができるようになっている。そして、マーキングライトは、従来と同様、ライト台に沿って生地の搬送方向と平行にスライド移動させ、所定の位置に来ればスリット板を反転させることにより、位置合わせを明確に行うことができる。
したがって、マーキングライトの構成自体は、従来のマーキングライト内にスリット板の反転機構を取り付けるだけでよく、製造及び操作方法が容易である。
【００２１】
請求項４記載の発明は、複数のマーキングライト３０〜３２を有し、前記マーキングライトのうち１つのマーキングライトから照射される位置決めマーク３０ａ，３１ａに生地上のポイントマークを合致させて位置決めし、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置において、
ポイントマークを合致すべき位置決めマークを指示する指示マーク３２ｄ〜３２ｆを照射する照射手段と、
前記複数のマーキングライトから照射された複数の位置決めマークに対して、前記指示マークの指示方向を変更することにより、縫製基準の設定に応じた位置決めマークを指示する変更手段とを備えることを特徴とする。
【００２２】
請求項４記載の発明によれば、縫製基準を照射するマーキングライトが複数あり、複数の縫製基準に位置決めマークを照射することができるので、位置決めマークのうちの一つにより縫製基準を指示することになるが、この際に複数の位置決めマークの中から今回縫製基準として使用する位置決めマークを指示マークを照射する照射手段により照射された指示マークで指示することができる。
また、指示マークの指示方向を変更する変更手段を備えるので、縫製基準を切り替えた際には、指示マークの指示方向を変えることにより対応することができる。
このようにすれば、縫製基準となる位置決めマークとその他の位置決めマークとの明るさを変える必要がなく、明るさの違いにより見づらくなったり、眩しかったりするようなことがなく、また、マーキングライトが複数の色を照射するために複雑な構造となったりすることがない。
【００２３】
請求項５記載の発明は、２つのマーキングライトを有し、
前記照射手段が、２つのマーキングライトに照射された位置決めマークを結ぶ直線上に前記指示マークを照射することを特徴とする。
【００２４】
請求項５記載の発明によれば、指示マークが二つの位置決めマークを結ぶ直線上に配置されるので、二つの位置決めマークが縫製方向に沿って配置されているものとすれば、二つの位置決めマークとその間の指示マークとで縫製方向を指示することができる。すなわち、指示マークを、縫製基準となる位置決めマークを指示するだけではなく、縫製方向を指示する指示マークとしても用いることができる。
【００２５】
請求項６記載の発明は、前記照射手段が、
１つの機体３６中に構成されることを特徴とする。
【００２６】
請求項６記載の発明によれば、照射手段を１つの機体にまとめることにより、部品数の減少、前記照射手段の製造工程の簡略化を図ることができる。
【００２７】
請求項７記載の発明は、複数のマーキングライトを有し、前記マーキングライトのうち１つのマーキングライトから照射される位置決めマークに生地上のポイントマークを合致させて位置決めし、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置において、
ポイントマークを合致すべき位置決めマークを特定する文字３２ｇ，３２ｈを照射する照射手段と、
前記複数のマーキングライトから照射された複数の位置決めマークに対して、前記指示マークの文字を変更することにより、縫製基準の設定に応じた位置決めマークを指示する変更手段とを備えることを特徴とする。
【００２８】
請求項７記載の発明によれば、縫製基準となる位置決めマークを文字により指示することができる。例えば、上述のように前基準と後基準とがある場合に、前や後といった文字を照射することにより、縫製基準を指示することができる。
【００２９】
請求項８記載の発明は、玉縁縫いミシン１０であって、
玉布２２の位置決め基準を指示する玉布指示手段１４ｂを備えることを特徴とする。
【００３０】
請求項８記載の発明によれば、上述のマーキングライトが玉縁縫いミシンのものであり、身生地のセット位置を指示するものであるとした場合に、例えば、上述のように前基準及び後基準とを有し、これを切替えるものとした際に、玉布をセットする台における位置決め基準も前基準と後基準が変更されることになる。この際に、玉布指示手段が位置決め基準を指示することにより、身生地が前基準でセットされているのに、玉布が後基準でセットされるような事態を防止でき、玉布を正しく位置決めできる。
【００３１】
請求項９記載の発明は、玉縁縫いミシンであって、
フラップ２３の位置決め基準を指示するフラップ指示手段１５ｂを備えることを特徴とする。
【００３２】
請求項９記載の発明によれば、上述のマーキングライトが玉縁縫いミシンのものであり、身生地のセット位置を指示するものであるとした場合に、例えば、上述のように前基準及び後基準とを有し、これを切替えるものとした際に、フラップをセットする台における位置決め基準も前基準と後基準が変更されることになる。この際に、フラップ指示手段が位置決め基準を指示することにより、身生地が前基準でセットされているのに、フラップが後基準でセットされるような事態を防止でき、フラップを正しく位置決めできる。
【００３３】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【００３４】
〔第１の実施の形態〕
以下、本実施の形態に係る縫製装置である玉縁縫いミシン１０について詳細に説明する。
詳しい図示は省略するが、図１、図２に示すように、玉縁縫いミシン１０には、ミシンテーブル１１の中間に配置されたミシン本体１２と、身生地（生地）２１、玉布２２、フラップ２３を重ね合わせてミシンテーブル１１の上面に沿って搬送するための布搬送機構１３と、玉布２２をセットするための玉布載置指示機構１４と、フラップ２３を取り付ける際にフラップ２３をセットするためのフラップ載置指示機構１５と、身生地２１のセット位置を指示する身生地載置指示機構１６とが備えられている。そして、作業者は、図１における手前側に位置して作業を行っている。
なお、玉布載置指示機構１４と、フラップ載置指示機構１５と、身生地載置指示機構１６以外の機構は、上述の従来の技術における玉縁縫いミシンと同様の機構を用いることができるため、説明を省略する。
【００３５】
身生地載置指示機構１６には、図１、図２、図５に示すように、身生地２１がセットされる上述のミシンテーブル１１と、作業者とは反対側の前基準のポイントマーク２４ａと作業者側の後基準のポイントマーク２４ｂを照射するマーキングライト１６１と、該マーキングライト１６１を縫製方向に沿って移動するための移動手段１６ｂと、マーキングライト１６１を１８０度回転するための転回手段１６ｄ等が備えられている。
【００３６】
図５に示すように、マーキングライト１６１は、電球や発光ダイオード等を円筒形状のカバーで覆ったものであり、カバーの内部には、図示はしないが、身生地２１をセットする縫製基準を照射するための位置決めマーク１６ｅの形状のスリットが形成された例えば後述する図８のスリット板１６ｆと略同様なスリット板が備えられている。
【００３７】
移動手段１６ｂには、身生地２１の搬送方向に沿ってベルトコンベア１６ｒが備えられ、該ベルトコンベア１６ｒには、前記マーキングライト１６１を設置するためのライト台１６ｃが備えられている。なお、ベルトコンベア１６ｒは、ミシン本体１２の上部の針棒が備えられた側の端部から身生地２１の搬送方向に沿って延出するコンベア台１６ｔ上に設けられている。そして、コンベア台１６ｔ上には、その両端部に従動プーリ１６ｕと駆動プーリ１６ｖとが配置され、これら従動プーリ１６ｕと駆動プーリ１６ｖとに無端ベルト１６ｗが掛け渡されている。そして、前記ベルト１６ｗの外周側となる面に前記ライト台１６ｃが取り付けられている。なお、ベルトコンベア１６ｒをタイミングベルト方式のものとしても良い。なお、ベルトコンベア１６ｒによるマーキングライト１６１の移動は後述する制御装置５０のプログラムにより制御されており、予め、入力されたパラメータから得られたミシンテーブル１１上の縫製基準に位置決めマーク１６ｅを照射するように移動手段１６ｂが制御されている。
これにより、マーキングライト１６１は、身生地２１の搬送方向と平行に移動し、位置決めマーク１６ｅを搬送方向に平行な直線に沿って移動する。
図５に示すように、位置決めマーク１６ｅは、略十字形状であり、該位置決めマーク１６ｅの略十字形状の線のうち、身生地２１の搬送方向（縫製方向）と平行な線の一方の側が約３倍に延長されており、身生地２１の搬送方向に直交する線分に対して非対称となる形状を有している。すなわち、位置決めマーク１６ｅは、十字部分と、該十字部分から延長される直線部分とからなる。
【００３８】
転回手段１６ｄは、前記ライト台１６ｃに備えられており、ライト台１６ｃに設けられたパルスモータ等の位置決め回転可能な回転手段１６ｘと、該回転手段１６ｘにより回転駆動される回動軸１６ｍと、該回動軸１６ｍに取り付けられた回動腕１６ｎとを備えている。
また、回動腕１６ｎの先端部にマーキングライト１６１が取り付けられている。そして、回転手段１６ｘは、マーキングライト１６１を１８０度回転移動させることにより、マーキングライト１６１が照射される位置決めマーク１６ｅを１８０度回転させるようになっている。
例えば、前述の後基準の場合には、図５に示すように、位置決めマーク１６ｅの十字部分の中心から縫製方向の逆方向（図中、左から右に向う方向）に直線部分が延びるように位置決めマーク１６ｅを照射する。
そして、前基準の場合には、後基準の状態から、１８０度、回動腕１６ｎを回転させることにより、位置決めマーク１６ｅが回転させられ、位置決めマーク１６ｅの十字部分の中心から縫製方向の順方向（図中、右から左に向う方向）に直線部分が延びるように位置決めマーク１６ｅを照射する。
すなわち、回動腕１６ｎによりマーキングライト１６１を１８０度回転移動させることにより、前基準の位置決めマーク１６ｅと後基準の位置決めマーク１６ｅとを一つのマーキングライト１６１で切替えて表示することができる。
また、マーキングライト１６１の位置決めマーク１６ｅの十字部分は、制御装置５０によりミシンテーブル１１上の予め設定された縫製基準に移動手段１６ｂにより直線移動されるが、この際には、マーキングライト１６１の回転移動による移動距離が考慮されて、移動手段１６ｂによる移動が行なわれる。
ここで、マーキングライト１６１が位置決めマーク１６ｅの照射位置の真上を通過するように配置されている場合、すなわち、マーキングライト１６１の照射方向が鉛直方向を向いている場合に、前記回動軸１６ｍ及び回動腕１６ｎの回転軸（マーキングライト１６１を１８０度回転させた際の回転前のマーキングライト１６１の位置と回転後のマーキングライト１６１の位置との中央）は、移動手段１６ｂにより移動される複数箇所の位置決めマーク１６ｅの照射位置を結ぶ直線上に配置されることになる。なお、照射方向が斜めの場合には、前記直線上に位置決めマーク１６ｅを照射可能な位置に回動軸１６ｍが配置される。
【００３９】
玉布載置指示機構１４（図２に図示）は、図３に示すように、布置台１４ａ、マーキングライト１４ｂ（玉布指示手段）、後規制部材１４ｃ、前規制部材１４ｄ、方向規制部材１４ｅとを備えている。布置台１４ａは玉布２２をセットする台である。マーキングライト１４ｂは、前記身生地載置指示機構１６のマーキングライト１６１とは別に備えられ、前記布置台１４ａの上部に備えられている。後規制部材１４ｃは、玉布２２の基準が後基準の際に玉布２２の一方の端部を後規制部材１４ｃに合わせることで位置決めを行う。前規制部材１４ｄは、玉布２２の基準が前基準の際に玉布２２の一方の端部を前規制部材１４ｄに合わせることで位置決めを行う。方向規制部材１４ｅは、玉布２２の一方の側縁を合わせることで左右の位置決めを行うものである。
そして、前記マーキングライト１４ｂは、図３に示すような矢印等のように方向を指示するマーク１４ｆを表示するようになっている。また、前記マーキングライト１４ｂは、前記身生地載置指示機構１６のマーキングライト１６１と同様に少なくとも矢印の方向を例えば１８０度回転もしくは反転するマーク転回機構を有しており、矢印の向きを代えられるようになっている。なお、マーク転回機構は、上述の転回手段１６ｄのようにマーク１４ｆ，１４ｇの照射位置の移動を伴うものであってもよい。また、マーク転回機構とは別に、前記移動手段１６ｂや後述する移動手段のようにマーク１４ｆ，１４ｇを移動させるマーク移動機構をもっていても良い。
そして、例えば、身生地２１の縫製基準が前基準に設定されている場合に、後述の制御装置５０の制御により、マーキングライト１４ｂが前規制部部材１４ｄを指示するマーク１４ｇを照射し、身生地２１の縫製基準が後基準に設定されている場合に、後述の制御装置５０の制御により、マーキングライト１４ｂが前規制部部材１４ｃを指示するマーク１４ｆを照射するようになっている。
なお、マーク１４ｆ，１４ｇは、方向を指示するものに限定されるものではなく、例えば、単にマーク１４ｆ，１４ｇの照射位置を前規制部材１４ｄ側と後規制部材１４ｃ側とに移動するものであっても良い。また、単に後規制部材１４ｃ、前規制部材１４ｄの近くにＬＥＤを設置し、有効表示を行っても良い。
【００４０】
フラップ載置指示機構１５（図２に図示）は、玉布載置指示機構１４と同様に、図４に示すように、布置台１５ａ、マーキングライト１５ｂ（フラップ指示手段）、前規制部材１５ｃ、後規制部材１５ｄ、方向規制部材１５ｅとを備えている。布置台１５ａはフラップ２３をセットする台である。マーキングライト１５ｂは、前記身生地載置指示機構１６のマーキングライト１６１及び玉布載置指示機構１４のマーキングライト１４ｂとは別に備えられ、前記布置台１５ａの上部に備えられている。前規制部材１５ｃは、フラップ２３の基準が前基準の際に、フラップ２３の一方の端部を前規制部材１５ｃに合わせることで位置決めを行う。後規制部材１５ｄは、フラップ２３の基準が後基準の際に、フラップ２３の他方の端部を後規制部材１５ｄに合わせることで位置決めを行う。方向規制部材１５ｅは、フラップ２３の一方の側縁を合わせることにより左右方向の位置決めを行なうものである。
【００４１】
また、上述の各機構は、図６に示すように、制御装置５０により制御されるようになっている。この制御装置５０は、ＣＰＵ５１，ＲＯＭ５２，ＲＡＭ５３等を備えてなるマイクロコンピュータを主体として構成され、作業者により設定される縫製プログラムに従って、玉縁縫いミシン１０の縫製装置１０１を制御し、玉縁縫いの縫製動作を自動的に実行するようになっている。また、制御装置５０は、マーキングライト１６１のオンオフ、移動手段１６ｂによるマーキングライト１６１の移動、転回手段１６ｄによるマーキングライト１６１の１８０度の回転移動を制御するようになっている。
【００４２】
この場合、作業者が、縫製作業の開始前に、操作パネル５４のキー操作により、玉縁縫いの縫い長さを入力すると共に、後述するように、縫製基準が前基準か、後基準かを入力する。これに基づいて縫製のプログラムが設定され、該プログラムの情報が前基準であれば、マーキングライト１６１の移動手段１６ｂに指示がわたり、ベルトコンベア１６ｒが駆動し、ライト台１６ｃを前基準のセット位置に移動させる。ライト台１６ｃの移動が完了した後、マーキングライト１６１が点灯され、位置決めマーク１６ｅが照射されるようになっている。ここで、前基準から後基準、または、後基準から前基準に基準の位置が変わる際には、プログラムではマーキングライト１６１の転回手段１６ｄに指示がわたり、回動軸１６ｍを軸に回動腕１６ｎを１８０度回転させる。これにより、回動腕１６ｎの先端に取り付けられたマーキングライト１６１も同様に回転するので、位置決めマーク１６ｅを１８０度回転させることができる。
また、例えば背広等のように、一枚の身生地２１に対していくつかの位置にて玉縁縫いの縫製作業を連続的に実行するサイクル縫いを行う場合には、その夫々についての設定を順に行う。
また、制御装置５０は、玉布載置指示機構１４及びフラップ載置指示機構１５を制御し、身生地２１の前基準及び後基準に対応して、マーキングライト１４ｂ，１５ｂが前規制部材１４ｄ，１５ｃもしくは後規制部材１４ｃ，１５ｄを指示する制御を行なう。
【００４３】
次に、上述の機構を備えた玉縁縫いミシン１０の動作について説明する。
縫製作業を開始するにあたっては、まず、作業者が、操作パネル５４のキー操作により、上述の各種設定のパラメータを入力する。これにて、縫製プログラムが設定される。
【００４４】
そして、前記縫製プログラムから、次に行われる縫製作業の縫製基準がどれになるのかが読取られる。作業の間で前基準から後基準、または、後基準から前基準に基準の位置が変わる際には、移動手段１６ｂによりマーキングライト１６１が移動するとともに、転回手段１６ｄにより、回動軸１６ｍを軸に回動腕１６ｎを１８０度回転させる。
【００４５】
この後、作業者は、マーキングライト１６１に照射された位置決めマーク１６ｅを見ながら、セット位置に位置されたミシンテーブル１１に身生地２１をセットする。この場合、作業者は、身生地２１の基準（マークあるいはダーツ等）を、前記位置決めマーク１６ｅの十字部分の交点に一致するようにセットし、上述の身生地２１の搬送方向に沿った直線部分に身生地２１の方向を合わせて、身生地２１のセット作業を行うようにする。
【００４６】
また、玉布載置指示機構１４において、マーキングライト１４ｂが身生地２１の前基準もしくは後基準に対応して、上述のように布置台１４ａの前規制部材１４ｄもしくは後規制部材１４ｃを指示するマーク１４ｇ，１４ｆを照射する。作業者は、前規制部材１４ｄ及び後規制部材１４ｃのうちのマーキングライト１４ｂに指示された方と、方向規制部材１４ｅとに玉布２２を合わせるように玉布２２を布置台１４ａにセットする。
【００４７】
同様に、フラップ載置指示機構１５において、マーキングライト１５ｂが身生地２１の前基準もしくは後基準に対応して、上述のように布置台１５ａの前規制部材１５ｃもしくは後規制部材１５ｄを指示するマーク１５ｆ，１５ｇを照射する。作業者は、前規制部材１５ｃ及び後規制部材１５ｄのうちのマーキングライト１５ｂに指示された方と、方向規制部材１５ｅとにフラップ２３を合わせるようにフラップ２３を布置台１５ａにセットする。
【００４８】
身生地２１、玉布２２、フラップ２３がセットされた後、作業者によりスタートスイッチが操作されると、縫製プログラムによる縫製動作が自動的に実行される。この縫製動作は、身生地２１上に玉布２２、フラップ２３等の所定の形態でセットした後、布搬送機構１３により身生地２１等を移動させつつ、クランプ装置１７の所定位置にて縫目形成機構（図示しない）及びセンターメス機構（図示しない）を移動して身生地２１等に縫目及び直線状切込みを形成し、この後、身生地２１等をコーナーカット形成位置へ移動させ、そこでコーナーメス機構（図示しない）によりＶ字状の切込みを形成することにより行われる。
【００４９】
このような縫製装置によれば、マーキングライト１６１の位置決めマーク１６ｅの形状が上述のように、前記直線に直交する線分に非対称となるので、作業者は、位置決めマーク１６ｅの形状を見て、身生地２１の種類を判断することができる。したがって、位置決めマーク１６ｅの位置と身生地２１の整合性を一目で判断することができ、身生地２１を正確な位置にセットすることができる。
また、前基準と後基準とを切替えて身生地２１をセットするようになっている場合に、位置決めマーク１６ｅを１８０度回転するだけで、前基準用と後基準用とに使い分けることができ、一つのマーキングライト１６１で二つの基準に対応した位置決めマーク１６ｅを照射することができる。
【００５０】
なお、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例が上げられるが、本発明は、また、以下の変形例に限定されるものでもない。
（第一変形例）
例えば、前記転回手段１６ｄとして、前記回動腕１６ｎを用いたものではなく、図８に示すように、マーキングライト１６２に内蔵されるスリット板１６ｆを回転自在にし、スリット板１６ｆを１８０度回転させることで、前基準、後基準のどちらに対してもスリット板１６ｆに描かれた位置決めマーク１６ｅを反転させてセット位置を照射することも可能である。そして、図８に示す転回手段は、以下のような構成により実現される。
例えば、マーキングライト１６２の円筒状のカバーの直径に沿った直線と交差する二つの位置に軸受け１６２ａを設ける。また、マーキングライト１６２の前記カバー内に配置されるスリット板１６ｆを円筒状のカバーの内径より僅かに径が小さな円板とするとともに、円板の直径方向に沿って円板の側縁の二カ所から延出するように回転軸１６２ｂを設ける。回転軸１６２ｂには、パルスモータ等の位置決め回転が可能な反転手段１６２ｇが取り付けられている。
そして、カバーを設ける際に、前記スリット板１６ｆの回転軸１６２ｂをカバーの軸受け１６２ａに挿入し、カバーにスリット板１６ｆを回転自在に支持させる。
また、スリット板１６ｆには、上述の位置決めマーク１６ｅと同様の形状のスリットが形成されるとともに、スリットの直線部分と、スリット板１６ｆの回転軸１６２ｂが直交するようにする。
そして、反転手段１６２ｇによりスリット板１６ｆを反転するように１８０度回転駆動する。
これにより、マーキングライト１６２を回転移動させなくとも、スリット板１６ｆを反転するだけで、例えば、上述の前基準用の位置決めマーク１６ｅと上述の後基準用の位置決めマーク１６ｅとを切替えて表示することが可能となる。
【００５１】
（第二変形例）
また、上述の実施の形態では、移動手段１６ｂと、転回手段１６ｄとを併用していたが、図７に示すように、前基準と後基準との間の距離の１／２の長さを有する回動腕１６３ｎを備えた転回手段を用いることにより、移動手段を使わずに位置決めマーク１６ｅの前基準と後基準との間の移動と、位置決めマーク１６ｅの１８０度回転とを行うことができる。
すなわち、転回手段は、例えば、ミシン本体１２から搬送方向に沿って延在する図示しない転回台上に配置され、該転回台上に回転軸１６３ｍとこの回転軸１６３ｍを回動する図５の回転手段１６ｘで示したものと略同様な回転手段が設けられている。そして、前記回転軸１６３ｍに回動腕１６３ｎが取り付けられ、該回動腕１６３ｎの先端部にマーキングライト１６３が取り付けられている。
【００５２】
（第三変形例）
また、移動手段１６ｂ及び転回手段１６ｄの代わりとなる方法を用いることによって、マーキングライト１６４，１６５を固定した状態で、位置決めマーク１６ｅ，１６ｋを反転することができるとともに、身生地２１に照射することができる。以下、その例を二つあげて説明する。
一つは、図９に示すように、マーキングライト１６４を身生地２１がセットされる位置のほぼ中央に、例えば、ミシン本体１２から延出する図示しない支持手段により固定する。また、該マーキングライト１６４の下には、上面に位置決めマーク１６ｋの形状が描かれた周知のプリズム１６ｈを前記支持手段を用いて回動自在に設置する。該位置決めマーク１６ｋは、略十字形状であり、位置決めマーク１６ｋの十字形状の線のうち、身生地２１の搬送方向と平行な線の両側が約３倍に延長されている。前記プリズム１６ｈは、図示しない回動手段により回転軸１６ｐを用いて、回動自在に軸支されている。
【００５３】
そして、このプリズム１６ｈに上から光を当てる際に、プリズム１６ｈを左側に傾けると、位置決めマーク１６ｋの左側を通過した光は、プリズム１６ｈ内で屈折し、その進路は、身生地２１から外れてしまう。そのため、プリズム１６ｈに描かれた位置決めマーク１６ｋのうち、右側の約２／３程が身生地２１に照射される。プリズム１６ｈを右側に傾けた場合も同様に、位置決めマーク１６ｋの右側を通過した光は、プリズム１６ｈ内で屈折し、その進路は、身生地２１から外れてしまう。そのため、プリズム１６ｈに描かれた位置決めマーク１６ｋのうち、左側の約２／３程が身生地２１に照射される。また、プリズム１６ｈを傾けなければ、光はすべてプリズム１６ｈをまっすぐ通過し、プリズム１６ｈに描かれた位置決めマーク１６ｋが身生地２１に照射される。したがって、位置決めマーク１６ｋの形状が上述の１８０度回転もしくは反転した場合と同様の形状となる。
また、プリズム１６ｈを回転移動することにより、位置決めマーク１６ｋの移動も可能であり、プリズム１６ｈを回転させる機構が、上述の転回手段１６ｄと移動手段１６ｂとを兼ねることができる。
【００５４】
（第四変形例）
もう一つの例としては、図１０，１１に示すように、前記プリズム１６ｈに代えて反射鏡１６ｉを用いたものである。例えば、マーキングライト１６５をミシン本体１２上に、位置決めマーク１６ｅの照射方向が位置決めマーク１６ｅが移動する直線と平行で、かつ、この直線のほぼ真上にくるように固定する。また、該マーキングライト１６５の光が照射される方向に回動自在な反射鏡１６ｉを設置する。なお、反射鏡１６ｉは、例えば、ミシン本体１２の上部から搬送方向に沿って延出する支持台に回転手段を設置し、該回転手段によりマーキングライト１６５により位置決めマーク１６ｅが照射された反射鏡１６ｉが回転駆動するようになっている。また、反射鏡１６ｉの回転軸１６ｑの方向は、縫製方向と直交する方向とされている。
そして、反射鏡１６ｉが回転手段により回動することによって、身生地２１への位置決めマーク１６ｅの照射位置を変えることができ、前記移動手段１６ｂに代わるものとなる。
ここで、前記マーキングライト１６５を前述の第二変形例のマーキングライト１６２とすれば、スリット板１６ｆの回転によって、位置決めマーク１６ｅが反転可能であるため、前基準、後基準でも位置決めマーク１６ｅの照射が可能である。
【００５５】
〔第２の実施の形態〕
ここで、本発明の第２の実施の形態の縫製装置を説明する。この例の縫製装置は、前記身生地載置機構１６において、複数の縫製基準を照射するのに複数のマーキングライト３０〜３２を用いるとともに、複数のマーキングライト３０〜３２に照射された複数の位置決めマーク３０ａ，３１ａのうちの現在の縫製基準に照射された指示マーク３２ｄ〜３２ｆを指示する指示手段を設けたものである。
なお、本実施例に係る玉縁縫いミシン１０のうち、玉布載置指示機構１４、フラップ載置指示機構１５は、第一の実施の形態の構成と同様であるため省略し、ここでは、第一の実施の形態と異なる身生地載置指示機構１６について説明する。
【００５６】
さらに、身生地載置指示機構１６において、マーキングライト１６１以外の構成は同じであるため省略する。この例においては、ミシン本体１２上部からミシンテーブル１１の上方に縫製方向に沿って延出するライト台３３が設けられ、ライト台３３には、縫製方向に沿ってマーキングライト支持台３４が３つ並んで備えられている。各マーキングライト支持台３４には、それぞれ、照射手段が備えられており、該照射手段には、作業者側に配置されて後基準に位置決めマーク３０ａを照射する後マーキングライト３０と、ミシン本体１２側に配置されて前基準に位置決めマーク３１ａを照射する前マーキングライト３１と、これらマーキングライト３０，３１との間に配置されて中心基準と前基準もしくは後基準となる位置決めマーク３０ａ，３１ａの指示とをするための中央マーキングライト３２とが備えられている。なお、各マーキングライト３０〜３２は、マーキングライト支持台３４に揺動自在に取り付けられている。
【００５７】
前マーキングライト３１及び後マーキングライト３０は、電球や発光ダイオード等を円筒形状のカバーで覆ったものであり、カバーの内部には身生地２１の縫製基準を照射するための位置決めマーク３０ａ，３１ａの十字形状のスリットが形成されたスリット板が備えられている。
【００５８】
中央マーキングライト３２は、図１３に示すように、１つの機体（カバー）３６内に３つの光源３２ａ〜３２ｃと、スリット板３５と、機体３６の下端部に挿入された筒体３８とが備えられている。
機体３６には、筒体３８を後述するように取り付けるための長孔３９が備えられている。
３つの光源３２ａ〜３２ｃは、互いの照射する光が干渉しあわないようにそれぞれ仕切りによって分けられ、該光源３２ａ〜３２ｃには、身生地２１の縫製基準によって照射する光源を切り替える変更手段（制御部６０）が備えられている。
該光源３２ａ〜３２ｃの下部には、各光源３２ａ〜３２ｃに対応して三つの指示マーク３２ｄ〜３２ｆの描かれたスリット板３５が機体３６内にほぼ水平に備えられている。
【００５９】
前記指示マーク３２ｄは、後マーキングライト３０に照射される後基準のマーク３０ａと、前マーキングライト３１に照射される前基準の位置決めマーク３１ａとを結ぶ直線上でかつ、後基準の位置決めマーク３０ａの近くに照射される。そして、指示マーク３２ｄは、後基準の位置決めマーク３０ａを指す矢印の形状を有し、矢印の先端には、該矢印と直交する直線が描かれている。指示マーク３２ｆは、後基準の位置決めマーク３０ａと前基準の位置決めマーク３１ａと結ぶ直線上で、かつ、前基準の近くに照射される。そして、指示マーク３２ｆは、前基準の位置決めマーク３１ａを指す矢印の形状を有し、矢印の先端には、該矢印と直交する直線が描かれている。指示マーク３２ｅは、前基準と後基準との中間（中央）を指す２本の向かい合う矢印で形成されており、その２本の矢印の接点には、該接点を通り、両矢印と直交するような直線が描かれている。
【００６０】
また、機体３６の下端部には、機体３６の内径より若干外径の小さい筒体３８が内部に挿入されており、長孔３９を介してネジ４０にて上下方向に移動可能に取り付けられている。該筒体３８には、照射された指示マーク３２ｄ〜３２ｆを広げた状態で身生地２１に照射するためのレンズ３７が備えられている。すなわち、レンズ３７により、中央マーキングライト３２の照射範囲を後及び前マーキングライト３０，３１の位置決めマーク３０ａ，３１ａの照射位置の近傍まで広げるようになっている。また、前後のマーキングライト３０，３１の位置決めマーク３０ａ，３１ａ間の距離が変更された場合に、中央マーキングライト３２の照射範囲を変更できるように、筒体３８が上下に移動可能となっている。
【００６１】
また、上述の各機構は、図１４に示すように、制御装置６０により制御されるようになっている。この制御装置６０は、ＣＰＵ６１，ＲＯＭ６２，ＲＡＭ６３等を備えてなるマイクロコンピュータを主体として構成され、縫製作業者により設定される縫製プログラムに従って、玉縁縫いの縫製動作を自動的に実行するようになっている。また、制御装置６０は、後基準及び前基準用のマーキングライト３０，３１のオンオフと、中央のマーキングライト３２の三つの光源３２ａ〜３２ｃのそれぞれのオンオフとを制御するようになっている。
【００６２】
そして、作業者が、縫製作業の開始前に、操作パネル６４のキー操作により、玉縁縫いの縫い長さを入力するとともに、後述するように、縫製基準が前基準か、後基準かを入力する。これに基づいて縫製のプログラムが設定されるようになっている。仮に、該プログラムの情報が後基準であれば、後マーキングライト３０及び前マーキングライト３１が点灯されるとともに、中央マーキングライト３２の光源３２ａが点灯される。同様に、前基準の場合は、後マーキングライト３０及び前マーキングライト３１が点灯されるとともに、中央マーキングライトの光源３２ｃが点灯される。
また、必要に応じて中央マーキングライトの光源３２ｂを点灯させ、身生地の方向を合わせるための指示マーク３２ｅとして用いることも可能である。
【００６３】
次に、上述の機構を備えた玉縁縫いミシン１０の動作について図１５のフローチャートを参照して説明する。
縫製作業を開始するにあたっては、まず、作業者が、操作パネル６４のキー操作により、玉縁縫いの縫い長さを入力するとともに、縫製基準が前基準か後基準かを入力する（ステップＳ１）。これにより、縫製プログラムが設定される。そして、作業者が操作パネル６４の図示しない準備完了キーを押すことにより、縫製可能な状態となるが、制御装置６０は、準備完了キーが押されたことを検知して、次ぎのステップに進む（ステップＳ２）。
【００６４】
そして、前記縫製プログラムから、次に行われる縫製作業の縫製基準がどれになるのかが読取られ、判断される（ステップＳ３）。ここで、縫製基準が後基準であるときには、後マーキングライト３０の点灯によって後基準の位置決めマーク３０ａが照射されるとともに、前マーキングライト３１の点灯によって前基準の位置決めマーク３１ａが照射される。同時に、中央マーキングライト３２の光源３２ａが点灯され、後基準の位置決めマークを指示する指示マーク３２ｄが照射される（ステップＳ４）。同様に、前基準の場合は、後基準の位置決めマーク３０ａが照射されるとともに、前基準の位置決めマーク３１ａが照射され、同時に、中央マーキングライト３２の光源３２ｃが点灯され、前基準の位置決めマーク３１ａを指示する指示マーク３２ｆが照射される（ステップＳ５）。
また、前基準と後基準との間の中央を基準とする中央基準とされた場合には、前基準の位置決めマーク３０ａが照射されるとともに、後基準の位置決めマーク３１ａが照射され、同時に、中央マーキングライト３２の光源３２ｂが点灯され、中央基準の位置決めマーク３２ｅが照射される（ステップＳ６）。なお、中央基準の位置決めマーク３２ｅは、それ自体が矢印により中央基準を指示する形状となっている。
以上により、複数の縫製基準の位置決めマーク３０ａ，３１ａが照射されるとともに、そのうちの位置決めマーク３０ａ，３１ａの一つが指示されるので、身生地（加工生地）２１のポイントマーク２４を指示された縫製基準の位置決めマーク３０ａ，３１ａに合わせるとともに、複数の位置決めマーク３０ａ，３１ａを結ぶ直線に沿って身生地２１の縫製方向を合わせることができる（ステップＳ７）。
そして、例えば、作業者が操作パネル６４の図示しないスタートスイッチを押すことにより、上述の縫製動作が行なわれる（ステップＳ８）。
また、複数の箇所を連続して縫製する場合には、ステップＳ３に戻り、上述のようにして身生地２１をセットするための位置決めマーク３０ａ，３１ａが照射される。
【００６５】
（変形例）
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、指示マークを照射する照射手段として以下のようなマーキングライト３２を用いてもよい。
例えば、図１６に示すように、スリット板３５に描かれた指示マーク３２ｄを矢印に代えて「後」３２ｇ、指示マーク３２ｆを「前」３２ｈというように文字で表現してもよい。これにより、作業者はより一層、縫製基準の区別を容易にすることができる。
【００６６】
また、図１７に示すように、パルスモータ４１でスリット板４２をスライドさせ、所望の基準となる指示マーク３２ｄ〜３２ｆを照射する方法がある。これは、上述の指示マーク３２ｄ〜３２ｆがスリットとして描かれた矩形状のスリット板４２の一方の端部にギア溝４３を形成する。そして、マーキングライト４０の機体の下部に、マーキングライト４０の上下方向に直交するように長手方向を合わせて貫通させた状態に前記スリット板４２を設置するとともに、スリット板４２を長手方向に機体に対して摺動自在とする。そして、パルスモータ４１に別途備えたギア４４とスリット板４２のギア溝４３を噛み合わせ、該パルスモータ４１の回転によってスリット板４２を前記摺動方向にスライド移動可能とする。そして、マーキングライト４０内に位置しているスリットの指示マーク３２ｄ〜３２ｆをスリット板４２のスライド移動により選択し、選択された指示マーク３２ｄ〜３２ｆが照射されるものである。
【００６７】
また、製造工程を短縮するため、図１８に示すように、身生地２１に基準の位置合わせ用のポイントマーク２４ａ〜２４ｂを付けずに、身生地２１にあらかじめ備えつけられているダーツ７０を指示マーク３２ｄ〜３２ｆに合わせる方法を用いても良い。
例えば、中央の指示マーク３２ｅの中央の照射位置を、予め、身生地２１のダーツ７０の位置に合わせて置いたり、後基準用の指示マーク３２ｄもしくは前基準用の指示マーク３２ｆの先端の照射位置を、予め、身生地２１のダーツ７０の位置に合わせておくことにより、上述の前基準や後基準を使った身生地２１のセット方法と、ダーツ７０を基準とした身生地２１のセット方法との両方に対応できるようにしたものである。
【００６８】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、作業者は、位置決めマークの形状を見て、身生地の種類を判断することができる。したがって、位置決めマークの位置と身生地の整合性を一目で判断することができ、身生地を正確な位置にセットすることができる。
生地によって、前基準になったり、後基準になったりする場合には、前基準用の位置決めマークの形状が後基準用の形状に対して１８０度回転もしくは反転したものを用いることができる。
【００６９】
請求項２記載の発明によれば、例えば、マーキングライトに照射される位置決めマークに位置を合わせる縫製基準が二つである場合、縫製基準を切り替える際に、回動腕を回転させることによりそれぞれの縫製基準を照射する位置にマーキングライトを移動することができる。また、この際に、マーキングライトが照射する位置決めマークが１８０度回転することとなる。したがって、この縫製装置においては、マーキングライトの位置決めマークの移動と回転とを同時に行うことができる。
したがって、少ない構成部品で請求項１記載の構成と同様の作用効果を得ることができる。
【００７０】
請求項３記載の発明によれば、マーキングライト内には、回転自在なスリット板が備えられており、反転することで、位置決めマークを反転させることができるようになっている。そして、マーキングライトは、従来と同様、ライト台に沿って生地の搬送方向と平行にスライド移動させ、所定の位置に来ればスリット板を反転させることにより、位置合わせを明確に行うことができる。
したがって、マーキングライトの構成自体は、従来のマーキングライト内にスリット板の反転機構を取り付けるだけでよく、製造及び操作方法が容易である。
【００７３】
請求項４記載の発明によれば、縫製基準を照射するマーキングライトが複数あり、複数の縫製基準に位置決めマークを照射することができるので、複数の位置決めマークを結ぶ方向により縫製方向を指示できるとともに、位置決めマークのうちの一つにより縫製基準を指示することになるが、この際に複数の位置決めマークの中から今回縫製基準として使用する位置決めマークを指示マークを照射する手段により照射された指示マークで指示することができる。
このようにすれば、基準となる位置決めマークとその他の位置決めマークとの明るさを変える必要がなく、また、マーキングライトが複数の色を照射するために複雑な構造となったりすることがない。
【００７４】
請求項５記載の発明によれば、指示マークが二つの位置決めマークを結ぶ直線上に配置されるので、二つの位置決めマークが縫製方向に沿って配置されているものとすれば、二つの位置決めマークとその間の指示マークとで縫製方向を指示することができる。すなわち、指示マークを、縫製基準となる位置決めマークを指示するだけではなく、縫製方向を指示する指示マークとしても用いることができる。
【００７５】
請求項６記載の発明によれば、照射手段を１つの機体にまとめることにより、部品数の減少、前記照射手段の製造工程の簡略化を図ることができる。
【００７６】
請求項７記載の発明によれば、基準となる位置決めマークを文字により指示することができる。例えば、上述のように前基準と後基準とがある場合に、前や後といった文字を照射することにより、前側の位置決めマークが基準なのか、後側の位置決めマークが基準なのかを指示することができる。
【００７７】
請求項８記載の発明によれば、上述のマーキングライトが玉縁縫いミシンのものであり、身生地のセット位置を指示するものであるとした場合に、例えば、上述のように前基準及び後基準とを有し、これを切替えるものとした際に、玉布をセットする台における位置決め基準も前基準と後基準が変更されることになる。この際に、玉布指示手段が位置決め基準を指示することにより、身生地が前基準でセットされているので、玉布が後基準でセットされるような事態を防止でき、玉布を正しく位置決めできる。
【００７８】
請求項９記載の発明によれば、上述のマーキングライトが玉縁縫いミシンのものであり、身生地のセット位置を指示するものであるとした場合に、例えば、上述のように前基準及び後基準とを有し、これを切替えるものとした際に、フラップをセットする台における位置決め基準も前基準と後基準が変更されることになる。この際に、フラップ指示手段が位置決め基準を指示することにより、身生地が前基準でセットされているのに、フラップが後基準でセットされるような事態を防止でき、フラップを正しく位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一の実施の形態の縫製装置の概要図である。
【図２】上記縫製装置の身生地載置指示機構を説明するための図である。
【図３】上記縫製装置の玉布載置指示機構を説明するための図である。
【図４】上記縫製装置のフラップ載置指示機構を説明するための図である。
【図５】上記縫製装置の位置決めマークを照射する方法を説明するための図である。
【図６】上記縫製装置の制御装置のブロック図である。
【図７】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図８】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図９】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１０】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１１】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１２】本発明の第二の実施の形態の縫製装置における指示マークを照射する方法を説明するための図である。
【図１３】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１４】上記縫製装置の制御装置を説明するためのブロック図である。
【図１５】上記縫製装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図１６】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１７】上記縫製装置の指示マークを照射する機構の変形例を説明するための図である。
【図１８】上記縫製装置の身生地の縫製基準を合わせる際に、ポイントマークの代わりにダーツを用いる方法を説明するための図である。
【符号の説明】
１０ 縫製装置（玉縁縫いミシン）
１４ｂ マーキングライト（玉布指示手段）
１５ｂ マーキングライト（フラップ指示手段）
１６１ マーキングライト（実施の形態１）
１６ｂ 移動手段
１６ｄ 転回手段
１６ｅ 位置決めマーク（実施の形態１）
１６ｆ スリット板
１６ｇ 回動腕
１６ｈ プリズム
１６ｉ 反射鏡
１６ｍ 回動軸
１６ｎ 回動腕
１６ｐ、１６ｑ 回動手段
２１ 生地（身生地）
２２ 玉布
２３ フラップ
３０ 後マーキングライト（実施の形態２）
３１ 前マーキングライト（実施の形態２）
３０ａ、３１ａ 位置決めマーク（実施の形態２）
３２ 中央マーキングライト
３２ｄ、３２ｅ、３２ｆ 指示マーク
３６ 機体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sewing apparatus that includes a marking light that irradiates a positioning mark on a cloth, and performs sewing at a desired position on the cloth by aligning a point mark on the cloth with the irradiated positioning mark. .
[0002]
[Prior art]
In the case of a sewing machine, for example, an edge stitch sewing machine that forms a rim decoration pocket or the like on the body cloth, the body cloth and the drape set on the clamping device at the set position of the front side part of the sewing machine table By operating the sewing mechanism and the knife mechanism while moving the clamp device, both the cloths are sewn with two stitches, and a cut made of a straight hole and a corner cut is formed on the body cloth. It is configured. In this case, if the sewing manufacturer inputs the sewing length, sewing width, cutting depth, etc. in advance by operating the keys on the operation panel, the sewing work is automatically executed according to the set sewing program. It has become so.
[0003]
In recent years, for example, three marking lights have been provided above the set position in order to facilitate alignment when setting the body cloth and the ball cloth. These marking lights are arranged in the front-rear direction along the center of the large presser of the clamp device so as to irradiate a substantially cross-shaped positioning mark.
[0004]
By the way, the positioning marks by the marking light are projected at the same brightness in all three places, and when setting the body cloth on the clamp device arranged at the set position, the operator The point mark is aligned with any one of the three positioning marks. Hereinafter, the position of the positioning mark that should match the point mark is referred to as a sewing reference. Note that which positioning mark is used as a sewing reference depends on the type of body cloth to be sewn.
Here, the point mark is a mark that becomes a target when positioning to a positioning mark, such as a mark that is previously attached to a predetermined position on the body cloth with a chaco pen or a suture line such as a dart already existing on the body cloth. That is.
[0005]
However, since the brightness of the positioning marks is the same in the three places in the above-mentioned conventional one, the operator must remember which positioning mark the point mark on the body cloth should be aligned with. It was a hassle.
Specifically, when sewing pockets on the left and right body cloths on the front of the suit, align the point mark with the positioning mark on the front side (opposite to the operator) and the front left It is necessary for the body cloth to align the point mark with the positioning mark on the rear side (worker side), but the worker has to remember this. For this reason, there is a possibility that an error occurs in the setting of the body cloth and the sewing work fails.
[0006]
In this case, as the sewing standard is input when setting the sewing program such as the sewing length by the operation panel, the operator may confirm the sewing standard regarding the sewing work to be performed from the display on the operation panel. However, it is troublesome to check the sewing standard by looking at the operation panel each time the body cloth is set, and the workability is inferior.
[0007]
Therefore, when the body cloth is set at the set position, a method is used in which the positioning mark which is a sewing reference is made brighter than the other positioning marks and the operator is notified of the positioning mark on which the point mark should be aligned. .
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, with conventional marking lights, it may be difficult to tell which positioning mark is bright depending on the color and pattern of the fabric, so there is a risk that the sewing operation will fail due to a mistake in the body fabric setting. was there. In addition, it is conceivable that the positioning mark used as the sewing reference is a different color from other positioning marks, but in this case as well, depending on the color and pattern of the fabric, it becomes difficult to determine which positioning mark is the sewing reference. A similar problem occurred.
[0009]
Therefore, as another method, there is a method in which one marking light is configured to be slidable parallel to the transport direction, and the position of the positioning mark is changed by moving the marking light in accordance with the type of body cloth.
Thus, the operator can be aligned only by moving the marking light in the conveying direction of the cloth without being confused by the plurality of marking lights. In addition, since there is only one marking light, it can be easily manufactured and configured.
[0010]
However, even if the position of the positioning mark changes depending on the type of body cloth, the shape of the positioning mark does not change, so the body cloth that should not be aligned with the positioning mark at the predetermined position may be set incorrectly. In this case, there is a possibility that the sewing work may fail.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a sewing device in which a body cloth can be easily set by notifying an operator of a clear sewing standard and the kind of the body cloth. It is in.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention described in claim 1 includes a marking light 161 for irradiating a positioning mark 16e on the cloth, and a moving means 16b for moving the positioning mark to a plurality of locations on the same straight line according to a program. In the sewing apparatus 10 for performing sewing at a desired position on the fabric by aligning the point marks 24a to 24b on the fabric with the positioning marks moved according to the program,
The marking light reflects a positioning mark in a shape that is asymmetric with respect to a line segment orthogonal to the straight line,
Rotating means 16d for rotating or reversing the shape of the positioning mark 180 degrees is provided.
[0012]
According to the first aspect of the present invention, since the positioning mark shape of the marking light is asymmetric with respect to the line segment orthogonal to the straight line, the operator determines the type of body cloth by looking at the positioning mark shape. Can do. Therefore, it is possible to determine at a glance the position of the positioning mark and the body cloth, and the body cloth can be set at an accurate position.
Here, for example, there are two places that become the sewing reference, the position on the front side of the sewing machine table (rear reference) and the position on the back side of the sewing machine table (front reference). When the reference mark is used as the reference, a shape obtained by rotating or inverting the shape of the positioning mark for the front reference by 180 degrees with respect to the shape for the rear reference can be used.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, the plurality of locations are two points, and the turning means has a rotating shaft 163m that can irradiate a positioning mark on the straight line and is equidistant from the two points. A rotating arm 163n including a marking light 163 for illuminating the two points at the tip;
Rotate the rotating arm to place the marking light on the two points Rotate each to the position to irradiate Rotation means 16x, The marking light irradiates the positioning mark individually at each of the irradiation positions, The movement of the moving means is achieved by rotation of the turning means.
[0014]
According to the second aspect of the present invention, for example, when there are two sewing references that are aligned with the positioning marks irradiated on the marking light, when the sewing reference is switched, the rotating arm is rotated to rotate each of the positioning marks. The marking light can be moved to a position where the sewing reference is irradiated. At this time, the positioning mark irradiated by the marking light is rotated 180 degrees. Therefore, in this sewing apparatus, the positioning mark of the marking light can be moved and rotated simultaneously.
Therefore, it is possible to obtain the same function and effect as the structure of the first aspect with few components.
It is preferable that the length of the rotating arm and the center position of the rotating arm can be changed.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, the turning means includes:
A slit plate 16f that forms a slit in the shape of the positioning mark irradiated on the cloth and is reversible around an axis orthogonal to the straight line;
Inversion means 162g for inverting the slit plate is provided.
[0016]
According to the third aspect of the present invention, the marking light is provided with a rotatable slit plate, and the positioning mark can be reversed by reversing. Then, the marking light can be clearly aligned by sliding it along the light stand in parallel with the dough conveying direction and reversing the slit plate when it reaches a predetermined position, as in the conventional case.
Therefore, the structure of the marking light itself is only required to attach a slit plate reversing mechanism in the conventional marking light, and the manufacturing and operation method is easy.
[0021]
Claim 4 The described invention has a plurality of marking lights 30 to 32, and positions the position marks 30a, 31a irradiated from one of the marking lights by matching the point marks on the cloth, and the desired cloth In the sewing device that performs sewing at the position of
Irradiating means for irradiating instruction marks 32d to 32f for instructing positioning marks to be matched with point marks;
For a plurality of positioning marks irradiated from the plurality of marking lights, Change the indication direction of the indication mark Instruct the positioning mark according to the sewing reference setting. And a changing unit.
[0022]
Claim 4 According to the described invention, since there are a plurality of marking lights for irradiating the sewing reference and the positioning mark can be irradiated to the plurality of sewing references, the sewing reference is indicated by one of the positioning marks. At this time, a positioning mark to be used as a sewing reference at this time can be indicated from the plurality of positioning marks by the indication mark irradiated by the irradiation means for irradiating the indication mark.
In addition, since the change means for changing the indication direction of the indication mark is provided, when the sewing reference is switched, it is possible to respond by changing the indication direction of the indication mark.
In this way, there is no need to change the brightness of the positioning mark serving as the sewing reference and other positioning marks, and it will not be difficult to see or dazzle due to the difference in brightness. There is no complicated structure for irradiating a plurality of colors.
[0023]
Claim 5 The described invention has two marking lights,
The irradiating means irradiates the instruction mark on a straight line connecting positioning marks irradiated to two marking lights.
[0024]
Claim 5 According to the described invention, the instruction mark is arranged on a straight line connecting the two positioning marks. Therefore, if the two positioning marks are arranged along the sewing direction, the two positioning marks and the interval between them are arranged. The sewing direction can be instructed with the instruction mark. That is, the instruction mark can be used not only as an instruction mark for positioning as a sewing reference but also as an instruction mark for instructing the sewing direction.
[0025]
Claim 6 In the described invention, the irradiation means includes:
It is characterized by being configured in one aircraft 36.
[0026]
Claim 6 According to the described invention, the number of parts can be reduced and the manufacturing process of the irradiation means can be simplified by combining the irradiation means into one body.
[0027]
Claim 7 The described invention has a plurality of marking lights, positions the point marks on the fabric in alignment with the positioning marks irradiated from one of the marking lights, and performs sewing at a desired position on the fabric. In the sewing device,
Irradiating means for irradiating characters 32g and 32h for specifying a positioning mark to be matched with the point mark;
For a plurality of positioning marks irradiated from the plurality of marking lights, Change the character of the instruction mark Instruct the positioning mark according to the sewing reference setting. And a changing unit.
[0028]
Claim 7 According to the described invention, the positioning mark serving as a sewing reference can be indicated by characters. For example, when there are a front reference and a rear reference as described above, a sewing reference can be instructed by irradiating characters such as front and rear.
[0029]
Claim 8 The described invention is an edge stitch sewing machine 10,
It is characterized by comprising a ball cloth instruction means 14b for instructing the positioning reference of the ball cloth 22.
[0030]
Claim 8 According to the described invention, when the above-mentioned marking light is of a hem sewing machine and indicates the setting position of the body cloth, for example, the front reference and the rear reference are set as described above. When this is to be switched, the front reference and the rear reference are also changed in the positioning reference on the table on which the drapery is set. At this time, the ball cloth instruction means instructs the positioning reference, so that the case where the body cloth is set according to the front reference and the ball cloth is set according to the rear reference can be prevented. Can be positioned.
[0031]
Claim 9 The described invention is an edge stitch sewing machine,
A flap instructing means 15b for instructing the positioning reference of the flap 23 is provided.
[0032]
Claim 9 According to the described invention, when the above-mentioned marking light is of a hem sewing machine and indicates the setting position of the body cloth, for example, the front reference and the rear reference are set as described above. When this is to be switched, the positioning reference on the table on which the flap is set also changes the front reference and the rear reference. At this time, when the flap instructing unit instructs the positioning reference, it is possible to prevent the situation where the flap is set on the rear reference even though the body cloth is set on the front reference, and the flap can be positioned correctly.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0034]
[First Embodiment]
Hereinafter, the edge stitch sewing machine 10 which is the sewing apparatus according to the present embodiment will be described in detail.
Although detailed illustration is omitted, as shown in FIGS. 1 and 2, the sewing machine 10 includes a sewing machine main body 12 disposed in the middle of the sewing machine table 11, a body cloth (cloth) 21, a ball cloth 22, When the flap 23 is attached, the cloth carrying mechanism 13 for carrying the cloth 23 along the upper surface of the sewing machine table 11, the ball placing instruction mechanism 14 for setting the ball 22, and the flap 23 when the flap 23 is attached. A flap placement instruction mechanism 15 for setting and a body cloth placement instruction mechanism 16 for instructing a set position of the body cloth 21 are provided. Then, the worker is working on the front side in FIG.
It should be noted that mechanisms other than the ball placement instruction mechanism 14, the flap placement instruction mechanism 15, and the body cloth placement instruction mechanism 16 can use the same mechanism as the above-described conventional edge stitch sewing machine. Therefore, the description is omitted.
[0035]
As shown in FIGS. 1, 2, and 5, the body cloth placement instruction mechanism 16 includes the above-described sewing table 11 on which the body cloth 21 is set, and a front reference point mark 24 a on the side opposite to the operator. A marking light 161 for irradiating the operator's rear reference point mark 24b, a moving means 16b for moving the marking light 161 along the sewing direction, and a turning means for rotating the marking light 161 by 180 degrees. 16d etc. are provided.
[0036]
As shown in FIG. 5, the marking light 161 is obtained by covering a light bulb, a light emitting diode or the like with a cylindrical cover, and the inside of the cover is irradiated with a sewing reference (not shown) for setting the body cloth 21. For example, a slit plate substantially the same as a slit plate 16f shown in FIG. 8 described later is provided in which a slit having a shape of a positioning mark 16e is formed.
[0037]
The moving means 16b is provided with a belt conveyor 16r along the conveying direction of the body cloth 21, and the belt conveyor 16r is provided with a light base 16c for installing the marking light 161. The belt conveyor 16r is provided on a conveyor table 16t extending along the conveying direction of the body cloth 21 from the end of the sewing machine body 12 on the side where the needle bar on the upper side is provided. A driven pulley 16u and a driving pulley 16v are arranged on both ends of the conveyor table 16t, and an endless belt 16w is stretched between the driven pulley 16u and the driving pulley 16v. And the said light stand 16c is attached to the surface used as the outer peripheral side of the said belt 16w. The belt conveyor 16r may be a timing belt type. The movement of the marking light 161 by the belt conveyor 16r is controlled by a program of the control device 50 to be described later, and the positioning mark 16e is irradiated to the sewing reference on the sewing machine table 11 obtained from the input parameters in advance. The moving means 16b is controlled.
Thereby, the marking light 161 moves in parallel with the conveyance direction of the body cloth 21, and moves the positioning mark 16e along a straight line parallel to the conveyance direction.
As shown in FIG. 5, the positioning mark 16e has a substantially cross shape, and one side of the substantially cross-shaped line of the positioning mark 16e that is parallel to the conveyance direction (sewing direction) of the body cloth 21 is approximately. It is extended three times and has an asymmetric shape with respect to a line segment orthogonal to the conveyance direction of the body cloth 21. That is, the positioning mark 16e includes a cross portion and a linear portion extending from the cross portion.
[0038]
The rotating means 16d is provided in the light base 16c, and includes a rotating means 16x such as a pulse motor provided on the light base 16c that can be positioned and rotated, a rotating shaft 16m that is rotationally driven by the rotating means 16x, And a rotating arm 16n attached to the rotating shaft 16m.
Further, a marking light 161 is attached to the tip of the rotating arm 16n. The rotating means 16x rotates the positioning mark 16e irradiated with the marking light 161 by 180 degrees by rotating the marking light 161 by 180 degrees.
For example, in the case of the above-described rear reference, as shown in FIG. 5, the straight line portion extends from the center of the cross portion of the positioning mark 16e in the reverse direction of the sewing direction (the direction from the left to the right in the drawing). The positioning mark 16e is irradiated.
In the case of the front reference, the positioning mark 16e is rotated by rotating the rotating arm 16n 180 degrees from the rear reference state, and the sewing mark forward direction from the center of the cross portion of the positioning mark 16e. The positioning mark 16e is irradiated so that the straight line portion extends in the direction from the right to the left in the drawing.
That is, by rotating the marking light 161 by 180 degrees with the rotating arm 16n, the front reference positioning mark 16e and the rear reference positioning mark 16e can be switched and displayed by one marking light 161.
Further, the cross portion of the positioning mark 16e of the marking light 161 is linearly moved by the moving means 16b to the sewing standard set on the sewing machine table 11 by the control device 50. At this time, the marking light 161 is rotated. The moving means 16b moves in consideration of the moving distance due to the movement.
Here, when the marking light 161 is arranged so as to pass right above the irradiation position of the positioning mark 16e, that is, when the irradiation direction of the marking light 161 is directed in the vertical direction, the rotating shaft 16m is rotated. And the rotation axis of the rotating arm 16n (the center between the position of the marking light 161 before rotation and the position of the marking light 161 after rotation when the marking light 161 is rotated 180 degrees) is moved by the moving means 16b. They are arranged on a straight line connecting the irradiation positions of a plurality of positioning marks 16e. When the irradiation direction is oblique, the rotation shaft 16m is arranged at a position where the positioning mark 16e can be irradiated on the straight line.
[0039]
As shown in FIG. 3, the ball placing instruction mechanism 14 (shown in FIG. 2) includes a cloth placing table 14a, a marking light 14b (ball cloth instructing means), a rear restricting member 14c, a front restricting member 14d, and a direction restricting member 14e. And. The cloth table 14a is a table on which the ball cloth 22 is set. The marking light 14b is provided separately from the marking light 161 of the body cloth placement instruction mechanism 16, and is provided above the cloth placing table 14a. The rear regulating member 14c is positioned by aligning one end of the ball cloth 22 with the rear regulating member 14c when the reference of the ball cloth 22 is the rear reference. The front regulating member 14d is positioned by aligning one end of the ball cloth 22 with the front regulating member 14d when the reference of the ball cloth 22 is the front reference. The direction regulating member 14e performs left and right positioning by matching one side edge of the ball cloth 22.
The marking light 14b displays a mark 14f that indicates a direction, such as an arrow as shown in FIG. Further, the marking light 14b has a mark turning mechanism for rotating or reversing at least the direction of the arrow, for example, by 180 degrees, like the marking light 161 of the body cloth placement instruction mechanism 16, and the direction of the arrow can be changed. It is like that. Note that the mark turning mechanism may be accompanied by movement of the irradiation positions of the marks 14f and 14g like the turning means 16d described above. In addition to the mark turning mechanism, a mark moving mechanism for moving the marks 14f and 14g, such as the moving means 16b or a moving means described later, may be provided.
For example, when the sewing reference of the body cloth 21 is set to the front reference, the marking light 14b irradiates the mark 14g indicating the front restriction member 14d under the control of the control device 50 described later, and the body cloth When the sewing reference 21 is set as the rear reference, the marking light 14b irradiates the mark 14f indicating the front restricting member 14c under the control of the control device 50 described later.
Note that the marks 14f and 14g are not limited to those indicating the direction. For example, the irradiation positions of the marks 14f and 14g are simply moved to the front regulating member 14d side and the rear regulating member 14c side. May be. Further, an LED may be simply installed near the rear restricting member 14c and the front restricting member 14d to perform effective display.
[0040]
As shown in FIG. 4, the flap placement instruction mechanism 15 (shown in FIG. 2) includes a cloth placement base 15a, a marking light 15b (flap instruction means), a front regulating member 15c, as shown in FIG. A rear regulating member 15d and a direction regulating member 15e are provided. The cloth table 15a is a table on which the flap 23 is set. The marking light 15b is provided separately from the marking light 161 of the body cloth placement instruction mechanism 16 and the marking light 14b of the ball cloth placement instruction mechanism 14, and is provided above the cloth placement table 15a. The front regulating member 15c is positioned by aligning one end of the flap 23 with the front regulating member 15c when the reference of the flap 23 is the front reference. The rear regulating member 15d is positioned by aligning the other end of the flap 23 with the rear regulating member 15d when the reference of the flap 23 is the rear reference. The direction regulating member 15e performs positioning in the left-right direction by matching one side edge of the flap 23.
[0041]
Each mechanism described above is controlled by a control device 50 as shown in FIG. The control device 50 is mainly composed of a microcomputer including a CPU 51, a ROM 52, a RAM 53, etc., and controls the sewing device 101 of the bead stitching machine 10 in accordance with a sewing program set by an operator, thereby performing bead stitching. The sewing operation is automatically executed. Further, the control device 50 controls the on / off of the marking light 161, the movement of the marking light 161 by the moving means 16b, and the 180-degree rotational movement of the marking light 161 by the turning means 16d.
[0042]
In this case, the operator inputs the sewing length of the edge stitch by key operation on the operation panel 54 before starting the sewing work, and determines whether the sewing reference is the front reference or the rear reference as will be described later. input. Based on this, a sewing program is set, and if the information of the program is a pre-reference, an instruction is given to the moving means 16b of the marking light 161, the belt conveyor 16r is driven, and the light base 16c is moved to the set position of the pre-reference. Move to. After the movement of the light base 16c is completed, the marking light 161 is turned on and the positioning mark 16e is irradiated. Here, when the position of the reference changes from the front reference to the rear reference, or from the rear reference to the front reference, the program gives an instruction to the turning means 16d of the marking light 161, and the turning arm about the turning shaft 16m. 16n is rotated 180 degrees. Thereby, since the marking light 161 attached to the tip of the rotating arm 16n also rotates in the same manner, the positioning mark 16e can be rotated 180 degrees.
In addition, for example, when performing cycle sewing for continuously executing the sewing operation of the edge stitches at several positions on one piece of fabric 21, such as a suitcase, the setting for each is set. Do in order.
Further, the control device 50 controls the drape placement instruction mechanism 14 and the flap placement instruction mechanism 15 so that the marking lights 14b and 15b correspond to the front restriction member 14d, 15c or control for instructing the rear regulating members 14c and 15d is performed.
[0043]
Next, the operation of the edge stitch sewing machine 10 provided with the above-described mechanism will be described.
In starting the sewing work, first, the operator inputs the above-described various setting parameters by operating the keys on the operation panel 54. Thus, a sewing program is set.
[0044]
Then, it is read from the sewing program which sewing standard of the next sewing operation is performed. When the reference position changes from the front reference to the rear reference or from the rear reference to the front reference during the work, the marking light 161 is moved by the moving means 16b, and the rotating shaft 16m is pivoted by the turning means 16d. The rotating arm 16n is rotated 180 degrees.
[0045]
Thereafter, the operator sets the cloth material 21 on the sewing machine table 11 positioned at the set position while looking at the positioning mark 16e irradiated on the marking light 161. In this case, the operator sets the reference (mark or dart) of the body cloth 21 so as to coincide with the intersection of the cross marks of the positioning mark 16e, and the straight part along the conveying direction of the body cloth 21 described above. The body cloth 21 is set in the direction of the body cloth 21 and the body cloth 21 is set.
[0046]
Further, in the ball placement placement instruction mechanism 14, the marking light 14 b corresponds to the front reference or the rear reference of the body cloth 21, and the mark that instructs the front restriction member 14 d or the rear restriction member 14 c of the cloth placement base 14 a as described above. 14g and 14f are irradiated. The operator sets the ball cloth 22 on the cloth placing table 14a so that the ball cloth 22 is aligned with the direction regulating member 14e and the direction designated by the marking light 14b of the front regulating member 14d and the rear regulating member 14c.
[0047]
Similarly, in the flap placement instruction mechanism 15, the marking light 15 b indicates the front restriction member 15 c or the rear restriction member 15 d of the cloth placement table 15 a as described above in response to the front reference or the rear reference of the body cloth 21. Irradiate 15f and 15g. The operator sets the flap 23 on the placement table 15a so that the flap 23 is aligned with the direction instructed by the marking light 15b of the front regulating member 15c and the rear regulating member 15d and the direction regulating member 15e.
[0048]
When the start switch is operated by the operator after the body cloth 21, the ball cloth 22, and the flap 23 are set, the sewing operation by the sewing program is automatically executed. This sewing operation is performed by setting the cloth 22, the flap 23, and the like on the body cloth 21 in a predetermined form, and then moving the body cloth 21 and the like by the cloth transport mechanism 13 at a predetermined position of the clamp device 17. A forming mechanism (not shown) and a center knife mechanism (not shown) are moved to form stitches and straight cuts in the body cloth 21 and the like, and then the body cloth 21 and the like are moved to a corner cut forming position. This is done by forming a V-shaped cut by a corner knife mechanism (not shown).
[0049]
According to such a sewing device, since the shape of the positioning mark 16e of the marking light 161 is asymmetrical to the line segment orthogonal to the straight line as described above, the operator looks at the shape of the positioning mark 16e, The type of the body cloth 21 can be determined. Therefore, the position of the positioning mark 16e and the consistency of the body cloth 21 can be determined at a glance, and the body cloth 21 can be set at an accurate position.
In addition, when the body cloth 21 is set by switching the front reference and the rear reference, the positioning mark 16e can be selectively used for the front reference and the rear reference simply by rotating 180 degrees. A single marking light 161 can irradiate the positioning mark 16e corresponding to two standards.
[0050]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the following modifications are given, but the present invention is not limited to the following modifications.
(First modification)
For example, instead of using the rotating arm 16n as the turning means 16d, as shown in FIG. 8, the slit plate 16f built in the marking light 162 is rotatable, and the slit plate 16f is rotated 180 degrees. Thus, it is possible to irradiate the set position by inverting the positioning mark 16e drawn on the slit plate 16f with respect to both the front reference and the rear reference. And the turning means shown in FIG. 8 is implement | achieved by the following structures.
For example, the bearings 162a are provided at two positions intersecting with a straight line along the diameter of the cylindrical cover of the marking light 162. In addition, the slit plate 16f disposed in the cover of the marking light 162 is a disk having a diameter slightly smaller than the inner diameter of the cylindrical cover, and two side edges of the disk along the diameter direction of the disk. A rotating shaft 162b is provided so as to extend from the place. A reversing means 162g capable of positioning rotation such as a pulse motor is attached to the rotating shaft 162b.
When the cover is provided, the rotating shaft 162b of the slit plate 16f is inserted into the bearing 162a of the cover, and the slit plate 16f is rotatably supported by the cover.
Further, the slit plate 16f is formed with a slit having the same shape as the positioning mark 16e described above, and the linear portion of the slit and the rotation shaft 162b of the slit plate 16f are orthogonal to each other.
Then, the reversing means 162g is rotated 180 degrees so as to reverse the slit plate 16f.
Thereby, for example, the front reference positioning mark 16e and the rear reference positioning mark 16e can be switched and displayed only by reversing the slit plate 16f without rotating the marking light 162. Is possible.
[0051]
(Second modification)
In the above-described embodiment, the moving unit 16b and the turning unit 16d are used together. However, as shown in FIG. 7, the length of ½ of the distance between the front reference and the rear reference is set. By using the turning means provided with the rotating arm 163n, the positioning mark 16e can be moved between the front reference and the rear reference and the positioning mark 16e can be rotated 180 degrees without using the moving means. .
That is, for example, the turning means is disposed on a turntable (not shown) extending from the sewing machine main body 12 along the conveyance direction, and the rotation shaft 163m and the rotation shaft 163m are rotated on the turntable. Rotating means substantially similar to that shown by means 16x is provided. A rotating arm 163n is attached to the rotating shaft 163m, and a marking light 163 is attached to the tip of the rotating arm 163n.
[0052]
(Third modification)
Further, by using a method that is an alternative to the moving means 16b and the turning means 16d, the positioning marks 16e and 16k can be reversed while the marking lights 164 and 165 are fixed, and the body cloth 21 is irradiated. Can do. Hereinafter, two examples will be described.
First, as shown in FIG. 9, the marking light 164 is fixed to approximately the center of the position where the body cloth 21 is set by, for example, support means (not shown) extending from the sewing machine body 12. Under the marking light 164, a known prism 16h having a positioning mark 16k drawn on its upper surface is rotatably installed using the support means. The positioning mark 16k has a substantially cross shape, and both sides of a line parallel to the conveying direction of the body cloth 21 out of the cross-shaped line of the positioning mark 16k are extended about three times. The prism 16h is pivotally supported by a rotating means (not shown) using a rotating shaft 16p.
[0053]
When the prism 16h is tilted to the left side when light is applied to the prism 16h from above, the light that has passed through the left side of the positioning mark 16k is refracted in the prism 16h, and its path deviates from the body cloth 21. End up. Therefore, about 2/3 on the right side of the positioning mark 16k drawn on the prism 16h is irradiated to the body cloth 21. Similarly, when the prism 16h is tilted to the right side, the light that has passed through the right side of the positioning mark 16k is refracted in the prism 16h, and its path deviates from the body cloth 21. Therefore, about 2/3 of the left side of the positioning mark 16k drawn on the prism 16h is irradiated onto the body cloth 21. If the prism 16h is not tilted, all the light passes straight through the prism 16h, and the body cloth 21 is irradiated with the positioning mark 16k drawn on the prism 16h. Therefore, the shape of the positioning mark 16k is the same as that when the positioning mark 16k is rotated or reversed 180 degrees as described above.
Further, the positioning mark 16k can be moved by rotating the prism 16h, and the mechanism for rotating the prism 16h can serve as both the turning means 16d and the moving means 16b.
[0054]
(Fourth modification)
As another example, as shown in FIGS. 10 and 11, a reflecting mirror 16i is used instead of the prism 16h. For example, the marking light 165 is fixed on the sewing machine body 12 so that the irradiation direction of the positioning mark 16e is parallel to and substantially directly above the straight line on which the positioning mark 16e moves. Further, a reflecting mirror 16i that is rotatable in the direction in which the light of the marking light 165 is irradiated is installed. For example, the reflecting mirror 16i is provided with a rotating means on a support base extending from the upper part of the sewing machine body 12 in the transport direction, and the positioning mark 16e is irradiated by the marking light 165 by the rotating means 16i. Is driven to rotate. Further, the direction of the rotating shaft 16q of the reflecting mirror 16i is a direction orthogonal to the sewing direction.
Then, when the reflecting mirror 16i is rotated by the rotating means, the irradiation position of the positioning mark 16e on the body cloth 21 can be changed, which is an alternative to the moving means 16b.
Here, if the marking light 165 is the marking light 162 of the second modification described above, the positioning mark 16e can be reversed by the rotation of the slit plate 16f. Is possible.
[0055]
[Second Embodiment]
Here, the sewing device according to the second embodiment of the present invention will be described. The sewing apparatus of this example uses a plurality of marking lights 30 to 32 to irradiate a plurality of sewing references in the body cloth placing mechanism 16, and a plurality of positionings irradiated to the plurality of marking lights 30 to 32. Of the marks 30a and 31a, there is provided instruction means for instructing the instruction marks 32d to 32f irradiated to the current sewing reference.
In addition, in the bead stitch sewing machine 10 according to the present embodiment, the drape placement instruction mechanism 14 and the flap placement instruction mechanism 15 are the same as those in the first embodiment, and are omitted here. The body cloth placement instruction mechanism 16 different from the first embodiment will be described.
[0056]
Further, in the body cloth placement instruction mechanism 16, since the configuration other than the marking light 161 is the same, the description thereof is omitted. In this example, a light base 33 extending in the sewing direction from the upper part of the sewing machine body 12 is provided above the sewing machine table 11, and the light base 33 has three marking light support bases 34 along the sewing direction. It is provided side by side. Each marking light support base 34 is provided with irradiation means, and the irradiation means is arranged on the worker side, the rear marking light 30 for irradiating the positioning mark 30a with the rear reference, and the sewing machine main body 12. The front marking light 31 that is arranged on the side and irradiates the positioning mark 31a to the front reference, and the positioning marks 30a and 31a that are arranged between the marking lights 30 and 31 and serve as the center reference and the front reference or the rear reference A central marking light 32 is provided. Each marking light 30 to 32 is swingably attached to the marking light support base 34.
[0057]
The front marking light 31 and the rear marking light 30 are light bulbs, light emitting diodes, and the like covered with a cylindrical cover. Positioning marks 30a and 31a for irradiating the sewing standard of the body cloth 21 are placed inside the cover. A slit plate having a cross-shaped slit is provided.
[0058]
As shown in FIG. 13, the central marking light 32 includes three light sources 32 a to 32 c, a slit plate 35, and a cylindrical body 38 inserted at the lower end of the body 36 in one body (cover) 36. It has been.
The machine body 36 is provided with a long hole 39 for attaching the cylinder 38 as will be described later.
The three light sources 32a to 32c are divided by partitions so that the light emitted from each other does not interfere with each other, and the light sources 32a to 32c have changing means (control) for switching the light sources to be irradiated according to the sewing standards of the body cloth 21. Part 60).
Below the light sources 32a to 32c, a slit plate 35 on which three instruction marks 32d to 32f are drawn corresponding to each of the light sources 32a to 32c is provided substantially horizontally in the machine body 36.
[0059]
The instruction mark 32d is on a straight line connecting the rear reference mark 30a irradiated to the rear marking light 30 and the front reference positioning mark 31a irradiated to the front marking light 31, and of the rear reference positioning mark 30a. Irradiated nearby. The instruction mark 32d has an arrow shape pointing to the rear reference positioning mark 30a, and a straight line perpendicular to the arrow is drawn at the tip of the arrow. The instruction mark 32f is irradiated on a straight line connecting the rear reference positioning mark 30a and the front reference positioning mark 31a and near the front reference. The instruction mark 32f has an arrow shape pointing to the previous reference positioning mark 31a, and a straight line perpendicular to the arrow is drawn at the tip of the arrow. The instruction mark 32e is formed by two opposing arrows that point to the middle (center) between the front reference and the rear reference, and the contact of the two arrows passes through the contact and is orthogonal to the two arrows. A straight line is drawn.
[0060]
A cylinder 38 having an outer diameter slightly smaller than the inner diameter of the airframe 36 is inserted into the lower end of the airframe 36, and is attached to the upper body movably in the vertical direction through a long hole 39. Yes. The cylindrical body 38 is provided with a lens 37 for irradiating the body cloth 21 with the irradiated instruction marks 32d to 32f being spread. That is, the lens 37 extends the irradiation range of the central marking light 32 to the vicinity of the irradiation positions of the positioning marks 30a and 31a of the rear and front marking lights 30 and 31. Further, when the distance between the positioning marks 30a and 31a of the front and rear marking lights 30 and 31 is changed, the cylindrical body 38 is movable up and down so that the irradiation range of the central marking light 32 can be changed. .
[0061]
Each mechanism described above is controlled by a control device 60 as shown in FIG. The control device 60 is mainly configured by a microcomputer including a CPU 61, a ROM 62, a RAM 63, and the like, and automatically executes the sewing operation for the edge stitch according to a sewing program set by a sewing manufacturer. ing. Further, the control device 60 controls the on / off of the marking lights 30 and 31 for the rear reference and the front reference, and the on / off of each of the three light sources 32a to 32c of the central marking light 32.
[0062]
Then, before starting the sewing work, the operator inputs the stitch length of the bead stitch by key operation on the operation panel 64, and inputs whether the sewing reference is the front reference or the rear reference, as will be described later. To do. Based on this, a sewing program is set. If the information of the program is the rear reference, the rear marking light 30 and the front marking light 31 are turned on, and the light source 32a of the central marking light 32 is turned on. Similarly, in the case of the front reference, the rear marking light 30 and the front marking light 31 are turned on, and the light source 32c of the central marking light is turned on.
Further, if necessary, the light source 32b of the central marking light can be turned on and used as an instruction mark 32e for adjusting the direction of the body cloth.
[0063]
Next, the operation of the edge stitch sewing machine 10 having the above-described mechanism will be described with reference to the flowchart of FIG.
In starting the sewing work, first, the operator inputs the stitch length of the edge stitch by key operation of the operation panel 64, and inputs whether the sewing reference is the front reference or the rear reference (step S1). . Thereby, a sewing program is set. When the operator presses a preparation completion key (not shown) on the operation panel 64, the sewing apparatus is ready for sewing. However, the control device 60 detects that the preparation completion key has been pressed, and proceeds to the next step. (Step S2).
[0064]
Then, from the sewing program, it is read and determined which is the sewing standard for the next sewing operation to be performed (step S3). Here, when the sewing reference is the rear reference, the rear reference positioning mark 30a is irradiated by turning on the rear marking light 30, and the front reference positioning mark 31a is irradiated by turning on the front marking light 31. At the same time, the light source 32a of the central marking light 32 is turned on, and an instruction mark 32d for instructing a rear reference positioning mark is irradiated (step S4). Similarly, in the case of the front reference, the rear reference positioning mark 30a is irradiated and the front reference positioning mark 31a is irradiated. At the same time, the light source 32c of the central marking light 32 is turned on, and the front reference positioning mark 31a is turned on. An instruction mark 32f for instructing is emitted (step S5).
Further, when the central reference is based on the center between the front reference and the rear reference, the front reference positioning mark 30a is irradiated and the rear reference positioning mark 31a is irradiated. The light source 32b of the marking light 32 is turned on and the center reference positioning mark 32e is irradiated (step S6). The center reference positioning mark 32e has a shape that itself indicates the center reference by an arrow.
As described above, the plurality of sewing reference positioning marks 30a and 31a are irradiated and one of the positioning marks 30a and 31a is instructed. Therefore, the point mark 24 of the body cloth (processed cloth) 21 is instructed. In addition to matching with the reference positioning marks 30a and 31a, the sewing direction of the body cloth 21 can be adjusted along a straight line connecting the plurality of positioning marks 30a and 31a (step S7).
For example, when the operator presses a start switch (not shown) of the operation panel 64, the above-described sewing operation is performed (step S8).
When sewing a plurality of locations continuously, the process returns to step S3, and the positioning marks 30a, 31a for setting the body cloth 21 are irradiated as described above.
[0065]
(Modification)
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and for example, the following marking light 32 may be used as the irradiation means for irradiating the instruction mark.
For example, as shown in FIG. 16, the instruction mark 32d drawn on the slit plate 35 may be represented by characters such as “rear” 32g and the instruction mark 32f as “front” 32h instead of an arrow. Thereby, the operator can further facilitate the discrimination of the sewing standard.
[0066]
In addition, as shown in FIG. 17, there is a method in which the slit plate 42 is slid by a pulse motor 41 to irradiate instruction marks 32d to 32f serving as desired references. This forms a gear groove 43 at one end of a rectangular slit plate 42 in which the above-described instruction marks 32d to 32f are drawn as slits. Then, the slit plate 42 is installed in the lower part of the marking light 40 in a state where the longitudinal direction is aligned so as to be orthogonal to the vertical direction of the marking light 40 and the slit plate 42 is formed in the longitudinal direction. On the other hand, it is slidable. Then, the gear 44 separately provided in the pulse motor 41 and the gear groove 43 of the slit plate 42 are engaged with each other, and the slit plate 42 can be slid in the sliding direction by the rotation of the pulse motor 41. Then, the instruction marks 32d to 32f of the slit located in the marking light 40 are selected by sliding the slit plate 42, and the selected instruction marks 32d to 32f are irradiated.
[0067]
Further, in order to shorten the manufacturing process, as shown in FIG. 18, the darts 70 provided in advance on the body cloth 21 are designated as instruction marks without attaching the point marks 24 a to 24 b for reference alignment to the body cloth 21. A method of adjusting to 32d to 32f may be used.
For example, the center irradiation position of the center instruction mark 32e is previously set in accordance with the position of the dart 70 of the body cloth 21, or the irradiation position of the tip of the rear reference instruction mark 32d or the front reference instruction mark 32f. Are adjusted in advance to the position of the dart 70 of the body cloth 21, so that the setting method of the body cloth 21 using the above-mentioned front reference and rear reference, and the setting method of the body cloth 21 based on the dart 70, It can be adapted to both of these.
[0068]
【Effect of the invention】
According to the first aspect of the present invention, the operator can determine the type of body cloth by looking at the shape of the positioning mark. Therefore, it is possible to determine at a glance the position of the positioning mark and the body cloth, and the body cloth can be set at an accurate position.
When the front reference or the rear reference is used depending on the cloth, it is possible to use the front reference positioning mark whose shape is rotated or inverted by 180 degrees with respect to the rear reference shape.
[0069]
According to the second aspect of the present invention, for example, when there are two sewing references that are aligned with the positioning marks irradiated on the marking light, when the sewing reference is switched, the rotating arm is rotated to rotate each of the positioning marks. The marking light can be moved to a position where the sewing reference is irradiated. At this time, the positioning mark irradiated by the marking light is rotated 180 degrees. Therefore, in this sewing apparatus, the positioning mark of the marking light can be moved and rotated simultaneously.
Therefore, it is possible to obtain the same function and effect as the structure of the first aspect with few components.
[0070]
According to the third aspect of the present invention, the marking light is provided with a rotatable slit plate, and the positioning mark can be reversed by reversing. Then, the marking light can be clearly aligned by sliding it along the light stand in parallel with the dough conveying direction and reversing the slit plate when it reaches a predetermined position, as in the conventional case.
Therefore, the structure of the marking light itself is only required to attach a slit plate reversing mechanism in the conventional marking light, and the manufacturing and operation method is easy.
[0073]
Claim 4 According to the described invention, there are a plurality of marking lights that irradiate the sewing reference, and the positioning marks can be applied to the plurality of sewing references, so that the sewing direction can be indicated by the direction in which the plurality of positioning marks are connected, and the positioning mark The sewing reference is instructed by one of the positioning marks. At this time, the positioning mark used as the sewing reference at this time is indicated by the indication mark irradiated by the means for irradiating the indication mark among the plurality of positioning marks. be able to.
In this way, it is not necessary to change the brightness of the reference positioning mark and other positioning marks, and the marking light does not have a complicated structure because it emits a plurality of colors.
[0074]
Claim 5 According to the described invention, the instruction mark is arranged on a straight line connecting the two positioning marks. Therefore, if the two positioning marks are arranged along the sewing direction, the two positioning marks and the interval between them are arranged. The sewing direction can be instructed with the instruction mark. That is, the instruction mark can be used not only as an instruction mark for positioning as a sewing reference but also as an instruction mark for instructing the sewing direction.
[0075]
Claim 6 According to the described invention, the number of parts can be reduced and the manufacturing process of the irradiation means can be simplified by combining the irradiation means into one body.
[0076]
Claim 7 According to the described invention, the reference positioning mark can be indicated by characters. For example, when there is a front reference and a rear reference as described above, it is indicated whether the front positioning mark is the reference or the rear positioning mark is the reference by irradiating characters such as front and rear. Can do.
[0077]
Claim 8 According to the described invention, when the above-mentioned marking light is of a hem sewing machine and indicates the setting position of the body cloth, for example, the front reference and the rear reference are set as described above. When this is to be switched, the front reference and the rear reference are also changed in the positioning reference on the table on which the drapery is set. At this time, the body cloth instructing means instructs the positioning reference, so that the body cloth is set based on the front reference, so that it is possible to prevent the situation where the body cloth is set based on the rear reference and the position of the cloth is correctly positioned. it can.
[0078]
Claim 9 According to the described invention, when the above-mentioned marking light is of a hem sewing machine and indicates the setting position of the body cloth, for example, the front reference and the rear reference are set as described above. When this is to be switched, the positioning reference on the table on which the flap is set also changes the front reference and the rear reference. At this time, when the flap instructing unit instructs the positioning reference, it is possible to prevent the situation where the flap is set on the rear reference even though the body cloth is set on the front reference, and the flap can be positioned correctly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a sewing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view for explaining a body cloth placement instruction mechanism of the sewing apparatus.
FIG. 3 is a view for explaining a ball cloth placement instruction mechanism of the sewing apparatus.
FIG. 4 is a view for explaining a flap placement instruction mechanism of the sewing apparatus.
FIG. 5 is a view for explaining a method of irradiating a positioning mark of the sewing apparatus.
FIG. 6 is a block diagram of a control device of the sewing device.
FIG. 7 is a view for explaining a modified example of a mechanism for irradiating an instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 8 is a view for explaining a modified example of a mechanism for irradiating an instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 9 is a view for explaining a modification of the mechanism for irradiating the instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 10 is a diagram for explaining a modified example of a mechanism for irradiating an instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 11 is a view for explaining a modification of the mechanism for irradiating the instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 12 is a view for explaining a method of irradiating an instruction mark in the sewing device according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a view for explaining a modification of the mechanism for irradiating the instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 14 is a block diagram for explaining a control device of the sewing device.
FIG. 15 is a flowchart for explaining the operation of the sewing apparatus.
FIG. 16 is a view for explaining a modification of the mechanism for irradiating the instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 17 is a view for explaining a modification of the mechanism for irradiating the instruction mark of the sewing apparatus.
FIG. 18 is a diagram for explaining a method of using a dart instead of a point mark when adjusting the sewing reference of the body cloth of the sewing apparatus.
[Explanation of symbols]
10. Sewing device (seam sewing machine)
14b Marking light
15b Marking light (Flap instruction means)
161 Marking light (Embodiment 1)
16b Moving means
16d turning means
16e Positioning mark (Embodiment 1)
16f slit plate
16g Rotating arm
16h prism
16i reflector
16m rotation axis
16n Rotating arm
16p, 16q rotating means
21 Fabric (cloth)
22
23 flaps
30 Rear marking light (Embodiment 2)
31 Front marking light (Embodiment 2)
30a, 31a Positioning mark (Embodiment 2)
32 Central marking light
32d, 32e, 32f instruction mark
36 Airframe

Claims (9)

生地上に位置決めマークを照射するマーキングライトと、該位置決めマークをプログラムに応じて同一直線上の複数箇所に移動する移動手段とを備え、プログラムに応じて移動された位置決めマークに生地上のポイントマークを位置合わせすることによって、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置において、
前記マーキングライトが前記直線に直交する線分に対して非対称となる形状の位置決めマークを映し、
前記位置決めマークの形状を１８０度回転又は反転する転回手段を備えることを特徴とする縫製装置。A marking light for irradiating a positioning mark on the cloth, and a moving means for moving the positioning mark to a plurality of locations on the same straight line according to the program. The point mark on the cloth is moved to the positioning mark moved according to the program. In a sewing apparatus that performs sewing at a desired position of the fabric by aligning
The marking light reflects a positioning mark in a shape that is asymmetric with respect to a line segment orthogonal to the straight line,
A sewing apparatus comprising a turning means for rotating or reversing the shape of the positioning mark by 180 degrees. 前記複数箇所が２点であって、
前記転回手段が、
前記直線上に位置決めマークを照射可能かつ前記２点間から等距離の位置に回動軸を有するとともに、先端に前記２点を照明するマーキングライトを備える回動腕と、
前記回動腕を回転してマーキングライトを前記２点の照射位置へ回転移動させる回転手段とを備え、
前記マーキングライトはそれぞれの前記照射位置で個々に位置決めマークの照射を行い、
前記移動手段の移動が転回手段の回転により達成されることを特徴とする請求項１記載の縫製装置。The plurality of locations are two points,
The turning means is
A rotating arm that can irradiate a positioning mark on the straight line and has a rotating shaft at a position equidistant from the two points, and a marking light that illuminates the two points at the tip;
A rotating means for rotating the rotating arm to rotate the marking light to the two irradiation positions ;
The marking light irradiates the positioning mark individually at each irradiation position,
The sewing apparatus according to claim 1, wherein the movement of the moving means is achieved by rotation of the turning means. 前記転回手段が、
生地上に照射される位置決めマークの形状にスリットを形成するとともに前記直線に直交する軸を中心に反転可能なスリット板と、
前記スリット板を反転する反転手段とを備えることを特徴とする請求項１記載の縫製装置。The turning means is
A slit plate that can be turned around an axis orthogonal to the straight line while forming a slit in the shape of the positioning mark irradiated on the fabric,
The sewing apparatus according to claim 1, further comprising reversing means for reversing the slit plate. 複数のマーキングライトを有し、前記マーキングライトのうち１つのマーキングライトから照射される位置決めマークに生地上のポイントマークを合致させて位置決めし、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置において、
ポイントマークを合致すべき位置決めマークを指示する指示マークを照射する照射手段と、
前記複数のマーキングライトから照射された複数の位置決めマークに対して、前記指示マークの指示方向を変更することにより、縫製基準の設定に応じた位置決めマークを指示する変更手段とを備えることを特徴とする縫製装置。In a sewing apparatus that has a plurality of marking lights, positions a point mark on the fabric in alignment with a positioning mark irradiated from one of the marking lights, and performs sewing at a desired position on the fabric.
Irradiation means for irradiating an instruction mark that indicates a positioning mark that should match the point mark;
Changing means for instructing a positioning mark according to a setting of a sewing reference by changing an indication direction of the indication mark with respect to a plurality of positioning marks irradiated from the plurality of marking lights. Sewing device to do. ２つのマーキングライトを有し、
前記照射手段が、２つのマーキングライトにそれぞれ照射された位置決めマークを結ぶ直線上に前記指示マークを照射することを特徴とする請求項４記載の縫製装置。With two marking lights,
The sewing apparatus according to claim 4 , wherein the irradiation unit irradiates the instruction mark on a straight line connecting the positioning marks irradiated to the two marking lights. 前記照射手段が、
１つの機体中に構成されることを特徴とする請求項４に記載の縫製装置。The irradiation means
The sewing apparatus according to claim 4 , wherein the sewing apparatus is configured in one body. 複数のマーキングライトを有し、前記マーキングライトのうち１つのマーキングライトから照射される位置決めマークに生地上のポイントマークを合致させて位置決めし、生地の所望の位置に縫製を施す縫製装置において、
ポイントマークを合致すべき位置決めマークを特定する文字を照射する照射手段と、
前記複数のマーキングライトから照射された複数の位置決めマークに対して、前記指示マークの文字を変更することにより、縫製基準の設定に応じた位置決めマークを指示する変更手段とを備えることを特徴とする縫製装置。In a sewing apparatus that has a plurality of marking lights, positions a point mark on the fabric in alignment with a positioning mark irradiated from one of the marking lights, and performs sewing at a desired position on the fabric.
Irradiating means for irradiating a character for specifying a positioning mark to be matched with the point mark;
And changing means for instructing a positioning mark according to a setting of a sewing reference by changing a character of the instruction mark with respect to the plurality of positioning marks irradiated from the plurality of marking lights. Sewing device. 玉縁縫いミシンであって、
玉布の位置決め基準を指示する玉布指示手段を備えることを特徴とする請求項１から７のいずれか一つに記載の縫製装置。An edge stitch sewing machine,
The sewing apparatus according to any one of claims 1 to 7 , further comprising a ball cloth instruction means for instructing a positioning reference of the ball cloth. 玉縁縫いミシンであって、
フラップの位置決め基準を指示するフラップ指示手段を備えることを特徴とする請求項１から８のいずれか一つに記載の縫製装置。An edge stitch sewing machine,
The sewing apparatus according to any one of claims 1 to 8 , further comprising flap instructing means for instructing a flap positioning reference.
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