JP4974625B2 - 足場ボルトユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電柱に取り付けられている足場ボルトの代わりに、容易に着脱できる足場ボルトユニットに関する。
従来より、電柱には、複数の足場ボルトが、電柱に埋設されたナットに螺着されて予め取り付けられているのが一般的であるが、例えば柱上開閉器の新設や改修工事の際には、高所作業車が使用されており、足場ボルトの使用頻度は少なくなっているのが現状である。足場ボルトが必要な場合と言えば、例えば供給工事での引き込み線新設時と故障修理時や一部の共架工事施工時である。
また、山間部や連絡ルートでは、一度も使用していない足場ボルトもあり、最近では、都市部などで防犯上の観点から電柱に隣接の住宅所有者から撤去の申し出もある。
なお、足場ボルトとして、例えば足を掛ける軸部をゴム系の樹脂被膜で覆って、滑り止め効果を向上させたものが公知になっている(例えば特許文献1)。
実開平05−73200号公報
このように、足場ボルトは、使用頻度が少なく、防犯上の観点から、通常は取り外しておき、必要な時に取り付けるようにすればよいということになるのであるが、上記いずれの足場ボルトも、足場ボルトのねじ部と、電柱に埋設された埋込みナットとの螺着によって予め取り付けられているので、足場ボルトを取り外すには、足場ボルトを緩めなければならず、取り外した足場ボルトを再度取り付けるには、足場ボルトを締め付けなければならない。このため、いずれの作業も煩雑で、手間が掛かるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、既設もしくは新設の電柱に、必要な時のみ使用できるよう、容易に着脱できる足場ボルトユニットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る足場ボルトユニットは、電柱の高さ方向に沿って埋設されている複数の埋込みナットに螺着されるソケット1と、該各ソケット1に着脱可能に係着される足場ボルト10と、ソケット1に対する足場ボルト10の係着状態を保持するための係着保持手段とで構成される足場ボルトユニットであって、上記ソケット1は、軸線方向に形成される挿入孔2と、該挿入孔2の周面に軸線方向に沿って形成されるガイド溝3と、挿入孔2及びガイド溝3に連通するよう周方向に形成される環状溝4と、該環状溝4における、ソケット1の開口端部側の壁面に形成される被係止部5と、ソケット1の閉塞端部に軸方向に突設される、上記埋込みナットに螺脱可能な雄ねじ7とを備える一方、上記足場ボルト10は、軸部12の先端部に形成される、挿入孔2に挿脱可能な挿入端部12aと、該挿入端部12aの周面に径外方向に形成される、軸線方向にてガイド溝3に挿脱可能で且つ足場ボルト10の回動によりガイド溝3から環状溝4内に係入可能な係止体17と、該係止体17における、足場ボルト10の頭部11側の壁面に突設される、被係止部5に係脱可能な係止部18とを備え、足場ボルト10の挿入端部12a及び係止体17を奥行き方向に移動させて、足場ボルト10の係止部18が被係止部5から離脱できるよう、ソケット1の挿入孔2及びガイド溝3に、係合解除用逃げ部6が形成され、上記係着保持手段は、足場ボルト10の軸部12に、軸線方向に移動自在に挿通される部材14,25,32と、該部材14,25,32及び係止体17間に介挿される弾性部材16とを備え、該部材14,25,32は、弾性部材16を圧縮させる位置と、該圧縮を解除する位置とに切り替わるよう構成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば既設の電柱に埋設されている埋込みナットにソケット1の雄ねじ7を螺着しておけば、該ソケット1の凹部に足場ボルト10の凸部を係脱するだけでよく、従来のように、足場ボルト10を緩めたり、締め付けたりすることがなく、着脱に手間がかからない。なお、ソケット1は新設の電柱に埋設することも可能である。
具体的には、ソケット1に足場ボルト10を取り付ける場合は、ソケット1の挿入孔2に足場ボルト10の挿入端部12aを挿入すると共に、ガイド溝3に係止体17を挿入した後、足場ボルト10を回動して係止体17をガイド溝3から環状溝4に位置させると共に、さらに係止部18を被係止部5にまで回動させて、係止部18を被係止部5に係合させる。
一方、ソケット1から足場ボルト10を取り外す場合は、足場ボルト10の係止部18をソケット1の被係止部5から離脱させると共に、係止体17を環状溝4からガイド溝3に回動させ、ガイド溝3に位置した足場ボルト10の係止体17と挿入端部12aを、ガイド溝3及び挿入孔2に沿ってソケット1の開口端部側に引き出す。
また、別の本発明に係る足場ボルトユニットは、電柱の高さ方向に沿って埋設される複数のソケット1と、該各ソケット1に着脱可能に係着される足場ボルト10と、ソケット1に対する足場ボルト10の係着状態を保持するための係着保持手段とで構成される足場ボルトユニットであって、上記ソケット1は、軸線方向に形成される挿入孔2と、該挿入孔2の周面に軸線方向に沿って形成されるガイド溝3と、挿入孔2及びガイド溝3に連通するよう周方向に形成される環状溝4と、該環状溝4における、ソケット1の開口端部側の壁面に形成される被係止部5とを備える一方、上記足場ボルト10は、軸部12の先端部に形成される、挿入孔2に挿脱可能な挿入端部12aと、該挿入端部12aの周面に径外方向に形成される、軸線方向にてガイド溝3に挿脱可能で且つ足場ボルト10の回動によりガイド溝3から環状溝4内に係入可能な係止体17と、該係止体17における、足場ボルト10の頭部11側の壁面に突設される、被係止部5に係脱可能な係止部18とを備え、足場ボルト10の挿入端部12a及び係止体17を奥行き方向に移動させて、足場ボルト10の係止部18が被係止部5から離脱できるよう、ソケット1の挿入孔2及びガイド溝3に、係合解除用逃げ部6が形成され、上記係着保持手段は、足場ボルト10の軸部12に、軸線方向に移動自在に挿通される部材14,25,32と、該部材14,25,32及び係止体17間に介挿される弾性部材16とを備え、該部材14,25,32は、弾性部材16を圧縮させる位置と、該圧縮を解除する位置とに切り替わるよう構成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば新設の電柱に、その開口端部が電柱の直径線上に且つ周面に位置するよう、ソケット1を埋設しておけば、外観が良好になると共に、作業現場においては、足場ボルト10のみの着脱作業になるので、電柱における作業がより一層しやすくなる。
また、本発明に係る足場ボルトユニットは、上記係着保持手段は、足場ボルト10の軸部12の中途部周面に形成されるねじ部13と、該ねじ部13に螺合する上記部材としてのナット14と、足場ボルト10の軸部12であって、ナット14及び係止体17間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット1の開口端部に当接可能な環状の当接板15と、ナット14及び当接板15間に介挿される上記弾性部材16とを備えるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、当接板15をソケット1の開口端部に当接した状態で、ソケット1の挿入孔2に足場ボルト10の挿入端部12aを挿入すると共に、ガイド溝3に係止体17を挿入した後、足場ボルト10の軸部12を弾性部材16の弾性力に抗してソケット1の閉塞端部側に押し込み、係止体17を環状溝4に回動させ、係止部18を被係止部5に位置させる。そして、足場ボルト10の軸線方向の押圧を解除すると、弾性部材16の弾性力によって係止部18がソケット1の開口端部側に付勢されて、係止部18が被係止部5に当接して係合した状態に保持される。さらに、ナット14を少し締め付けると、さらに弾性部材16が圧縮されて係止部18の係合状態が保持され、足場ボルト10がソケット1に確実に固定されて水平支持されるようになる。
一方、係止部18の係合状態を解除する場合は、まず、足場ボルト10の軸部12を、弾性部材16の弾性力に抗してソケット1の閉塞端部側に押し込み、ソケット1の挿入孔2及びガイド溝3に形成された係合解除用逃げ部6に、足場ボルト10の挿入端部12a及び係止体17を移動させ、係止部18を被係止部5から離脱させて、係合解除状態にする。そして、上記と同様に係止体17を、環状溝4からガイド溝3に回転移動させると、足場ボルト10の軸部12が弾性部材16によってソケット1の開口端部側に付勢されるので、この付勢力によって、足場ボルト10がソケット1の開口端部側に押し戻されることになる。つまり、足場ボルト10をソケット1から容易に取り出せるようになる。
このように、係止体17の形成された足場ボルト10に、ナット14、当接板15及び弾性部材16を設けることで、ソケット1に対する足場ボルト10の取り付け及び取り外しがワンタッチで行えるようになる。
また、本発明に係る足場ボルトユニットは、上記係着保持手段は、足場ボルト10の軸部12の中途部周面に径外方向に突設される係止ピン20と、足場ボルト10の軸部12であって、係止ピン20及び係止体17間に、軸線方向に移動自在に挿通され、係止ピン20が係脱可能な係合孔26を有する、上記部材としてのリング25と、該リング25及び係止体17間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット1の開口端部に当接可能な環状の当接板15と、リング25及び当接板15間に介挿される上記弾性部材16とを備えるような構成を採用することもできる。
かかる構成によれば、足場ボルト10の押圧解除によって、係止部18の係合状態が保持された後、続いて、係止ピン20に対向するリング25の対向面を係止ピン20に当接するだけで、弾性部材16が圧縮されて係止部18の係合状態が保持されるようになる。
一方、リング25に形成された係合孔26に係止ピン20を係合させるだけで、弾性部材16の圧縮状態が緩和されて、係止部18の係合状態が解除可能になる。つまり、この場合も上記と同様に、ソケット1に対する足場ボルト10の取り付け及び取り外しがワンタッチで行えるようになる。
また、本発明に係る足場ボルトユニットは、上記係着保持手段は、軸部12に形成されるロック用孔30及びロック解除用孔31と、足場ボルト10の軸部12に、軸線方向に移動自在に挿通され、径方向に貫通孔33を有する、上記部材としてのリング32と、ロック解除用孔31又はロック用孔30とリング32の貫通孔33に挿通されるピン34と、該リング32及び係止体17間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット1の開口端部に当接可能な環状の当接板15と、リング32及び当接板15間に介挿される上記弾性部材16とを備えるような構成を採用することもできる。
以上の如く、本発明によれば、足場ボルトの軸部に形成された径外方向の係止体と、電柱に埋め込まれた埋込みナットに螺着される、或いは電柱に埋設されるソケットに形成された被係止部との係合によって、足場ボルトを取り付けるようにしたので、足場ボルトの取り付け及び取り外しが簡単に行え、足場ボルトの取付作業の効率が大幅に改善されると共に、必要な時のみ簡単に取り付けできる効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る足場ボルトユニットについて、添付図面(図1〜図3)を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
まず、本実施形態1の足場ボルトユニットは、図1(イ)、(ロ)に示すように、電柱の周面に対して軸線が略水平になるよう設けられるソケット1と、該ソケット1に着脱可能に係着される足場ボルト10とから構成されている。
ソケット1は、図1(イ)に示すように、略有底筒状を呈しており、後述する足場ボルト10の軸部12の先端部(挿入端部12a)が挿脱できるよう、中央部に軸線方向に沿って形成される断面円形状の挿入孔2と、該挿入孔2の開口端部の近傍に形成された環状の当接凹部2aと、挿入孔2の周面に、等間隔(例えば120度の間隔)に軸線方向に沿って形成される細長いガイド溝3と、挿入孔2及びガイド溝3に連通するよう周方向に形成される環状溝4と、該環状溝4における、ソケット1の開口端部側の壁面に形成される被係止部(係合溝)5と、ソケット1の挿入孔2及びガイド溝3に、その奥行き方向に沿って形成される係合解除用逃げ部6と、ソケット1の閉塞端部に軸方向に突設される雄ねじ7とを備えている。そして、ソケット1は、その開口端部が電柱の直径線の延長線上に位置するよう、例えば既設の電柱に埋設されている複数の埋込みナットに雄ねじ7が螺着されて取り付けられる。また、新設の電柱にソケット1を埋設する場合は、雄ねじ7はあってもなくてもよい。
足場ボルト10は、図1(ロ)に示すように、アルミ合金製で軽量化が図られており、六角形状の頭部11と、該頭部11に基端部が一体化された軸部12と、軸部12の先端部に形成される、ソケット1の挿入孔2に挿脱可能な挿入端部12aと、軸部12の中途部に形成されたねじ部13と、該ねじ部13に螺合したナット14と、軸部12の中途部よりも先端部側に挿通された移動自在の当接板(ワッシャ)15と、ナット14及び当接板15間に設けられた弾性部材(圧縮バネ)16と、該挿入端部12aの周面に、ソケット1のガイド溝3に対応した位置に径外方向に形成される複数の係止体17と、該係止体17の上記頭部11側の壁面に突設される、被係止部5に係脱可能な係止部18とが設けられている。そして、足場ボルト10は、その頭部11がソケット1の軸線の延長線上に位置するよう、ソケット1に係着される。なお、足場ボルト10の係止体17は、形状は限定されるものではなく、半円形、非円形いずれであってもよい。また、係止体17の個数も限定されるものではなく、単数であってもよく、複数であってもよい。要は、ソケット1に対して係止体17が確実に係合できればよい。
そして、足場ボルト10の軸部12は、足を載せられる程度の長さを有し、その周面に凹凸状の滑り止め12bが形成されている。また、人の体重を支持できる強度を充分に持っている。係止体17は、フック形状を呈しており、係止体17の上面は、ソケット1の環状溝4に係入できて、ガイド溝3を円滑に移動できるような円弧面に形成され、係止体17の左右の側面及び先端部側の端面は、平坦面に形成されている。係止体17の頭部側の端面は、ソケット1の被係止部5に係合する楔形状の係止部18が形成されている。係止部18を楔形状とした理由としては、係合状態をより確実なものとするためである。
つぎに使用態様について説明する。まず、ソケット1に足場ボルト10を係着する場合は、ソケット1の挿入孔2に足場ボルト10の挿入端部12aを挿入すると共に、ガイド溝3に足場ボルト10の係止体17を挿入し、さらに、当接板15をソケット1の当接凹部2aの壁面に当接させ、この状態で、足場ボルト10の軸部12を弾性部材16の付勢に抗してソケット1の閉塞端部側に押し込み、係止体17を環状溝4に位置させる。その後、係止体17が環状溝4の壁面に沿うよう、押し込んだ状態の足場ボルト10の軸部12を回動させ、係止部18を被係止部5に位置させて、足場ボルト10の押圧を解除する。そうすると、弾性部材16の弾性力によって係止部18がソケット1の開口端部側に付勢されて、係止部18が被係止部5に係合する。
つぎに、ソケット1から足場ボルト10を取り外す場合は、足場ボルト10の軸部12を、弾性部材16の付勢力に抗してソケット1の閉塞端部側、即ち係合解除用逃げ部6側に押圧すると共に、係止体17を被係止部5から離脱させる。この状態で、係止体17を環状溝4に沿って上記とは逆方向に回動してガイド溝3に位置させ、足場ボルト10の軸部12を、弾性部材16の放勢力によってソケット1の開口端部から突出させて外部に引き出す。
そして、作業開始時に足場ボルト10をソケット1に取り付けながら昇柱し、作業終了時に、取り付けた足場ボルト10をソケット1から取り外しながら降柱する。
このように本実施形態1によれば、ナット14の少しの正逆方向の回動(2〜3回転程度)によって、係止部18の係合状態を保持・解除をできるため、足場ボルト10の取り付け、取り外しが簡単に行える。
(実施形態2)
つぎに実施形態2につき、図4(イ)、(ロ)を参照して説明する。同図において、図1〜図3と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は、足場ボルト10の軸部12の中途部の周面に複数の係止ピン20を径外方向に形成し、該係止ピン20が係脱可能な係合孔26を有するリング25を、係止ピン20と当接板15との間に挿通した点である。
リング25は、係止ピン20との対向面に、係止ピン20が係脱可能な係合孔26が形成され、該係合孔26は、弾性部材16の圧縮状態を解除できるよう、且つ該解除によって足場ボルト10の係止部18を被係止部5の係合解除用逃げ部6に移動できるような深さに形成されている。
そして、足場ボルト10を取り付ける場合は、係止ピン20を係合孔26に係合させた状態で、即ち弾性部材16が伸張された状態で、当接板15をソケット1の開口端部に当接し、該当接板15が当接した状態のまま、足場ボルト10の軸部12を弾性部材16の付勢力に抗して押し込み、挿入端部12aを挿入孔2の奥行き方向に沿って挿入すると共に、係止体17をガイド溝3の奥行き方向に沿って挿入し、係止体17を環状溝4に沿って回動し、係止部18を被係止部5に係合させ、リング25を回動させて係止ピン20をリング25の対向面に当接させる(ロック)。一方、足場ボルト10を取り外す場合は、当接板15をソケット1の開口端部に当接した状態で、リング25を上記とは逆方向に回動させ、リング25の係合孔26を係止ピン20に係合させ、弾性部材16を伸張状態にする。この際、足場ボルト10の挿入端部12aが係合解除用逃げ部6に移動され、係止体17が被係止部5から離脱する(ロック解除)。そして、上記と同様、足場ボルト10をソケットから引き出す。
このように本実施形態2によれば、リング25を90度だけ回転させるだけで、係止部18の係合状態を保持・解除をできて、足場ボルト10の取り付け、取り外しがより簡単になる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上記いずれの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図5(イ)、(ロ)に示すように、足場ボルト10の軸部12において、弾性部材16を圧縮させる位置にロック用孔30を形成すると共に、該圧縮を解除する位置にロック解除用孔31を形成し、貫通孔33が径方向に形成されたリング32を足場ボルト10の軸部12に挿通し、リング32の貫通孔33、足場ボルト10のロック用孔30の上方からピン34を挿通するようにしてもよい。
そして、リング32をロック解除用孔31に位置させた状態において、ピン34を、リング32の貫通孔33、足場ボルト10のロック解除用孔31に貫通させ、この状態で足場ボルト10をソケット1に挿入する。つぎに、足場ボルト10の係止部18を、ソケット1の被係止部18に係合させ、この状態において、ピン34を引き抜いて、リング32をロック用孔30に移動させて、ピン34を、リング32の貫通孔33、足場ボルト10のロック用孔30に貫通させ、ソケット1に対する足場ボルト10の係合状態を保持する。
また、前記各実施形態1,2のいずれの場合も、足場ボルト10の係止部18を、楔形状としたが、図6(イ)、(ロ)に示すように、突条の係止部18a又は凸部からなる係止部18bであってもよい。
さらに、前記各実施形態1,2のいずれの場合も、ソケット1の閉塞端部に雄ねじを突設するようにし、既設の電柱の埋込ナットに螺着、又は新設の電柱に埋設するようにしたが、図7に示すように、外周面にねじ溝1aが形成されたソケット1を、新設の電柱の埋込ナットに螺着するようにしてもよい。但し、この場合の埋込ナットの内径寸法は、係合される足場ボルト10の強度を確保できるよう、既設の電柱の埋込ナットの内径寸法よりも大きくなっているものとする。
本発明の実施形態1に係る足場ボルトユニットを示し、(イ)はソケットの平面図、(ロ)は足場ボルトの平面図である。 ソケットと足場ボルトとの係合部位の概略斜視図である。 (イ)は、係止部と被係止部との係合状態を示す平面断面図、(ロ)は、図3(イ)の側面断面図である。 (イ)は本発明の実施形態2に係る足場ボルトユニットの足場ボルトを示した平面図、(ロ)は図4(イ)の側面断面図である。 足場ボルトユニットの他の形態を示す図である。 (イ)は、突条の係止部を示した図、(ロ)は、係止体からなる係止部を示した図である。 ソケットの変形例を示した図である。
符号の説明
1…ソケット、1a…ねじ溝、2…挿入孔、2a…当接凹部、3…ガイド溝、4…環状溝、5…被係止部、6…係合解除用逃げ部、7…雄ねじ、10…足場ボルト、11…頭部、12…軸部、12a…挿入端部、12b…滑り止め、13…ねじ部、14…ナット、15…当接板、16…圧縮バネ(弾性部材)、17…係止体、18、18a、18b…係止部、20…係止ピン、25…リング、26…係合孔、30…ロック用孔、31…ロック解除用孔、32…リング、33…貫通孔、34…ピン

Claims (5)

  1. 電柱の高さ方向に沿って埋設されている複数の埋込みナットに螺着されるソケット(1)と、該各ソケット(1)に着脱可能に係着される足場ボルト(10)と、ソケット(1)に対する足場ボルト(10)の係着状態を保持するための係着保持手段とで構成される足場ボルトユニットであって、上記ソケット(1)は、軸線方向に形成される挿入孔(2)と、該挿入孔(2)の周面に軸線方向に沿って形成されるガイド溝(3)と、挿入孔(2)及びガイド溝(3)に連通するよう周方向に形成される環状溝(4)と、該環状溝(4)における、ソケット(1)の開口端部側の壁面に形成される被係止部(5)と、ソケット(1)の閉塞端部に軸方向に突設される、上記埋込みナットに螺脱可能な雄ねじ(7)とを備える一方、上記足場ボルト(10)は、軸部(12)の先端部に形成される、挿入孔(2)に挿脱可能な挿入端部(12a)と、該挿入端部(12a)の周面に径外方向に形成される、軸線方向にてガイド溝(3)に挿脱可能で且つ足場ボルト(10)の回動によりガイド溝(3)から環状溝(4)内に係入可能な係止体(17)と、該係止体(17)における、足場ボルト(10)の頭部(11)側の壁面に突設される、被係止部(5)に係脱可能な係止部(18)とを備え、足場ボルト(10)の挿入端部(12a)及び係止体(17)を奥行き方向に移動させて、足場ボルト(10)の係止部(18)が被係止部(5)から離脱できるよう、ソケット(1)の挿入孔(2)及びガイド溝(3)に、係合解除用逃げ部(6)が形成され、上記係着保持手段は、足場ボルト(10)の軸部(12)に、軸線方向に移動自在に挿通される部材(14,25,32)と、該部材(14,25,32)及び係止体(17)間に介挿される弾性部材(16)とを備え、該部材(14,25,32)は、弾性部材(16)を圧縮させる位置と、該圧縮を解除する位置とに切り替わるよう構成されることを特徴とする足場ボルトユニット。
  2. 電柱の高さ方向に沿って埋設される複数のソケット(1)と、該各ソケット(1)に着脱可能に係着される足場ボルト(10)と、ソケット(1)に対する足場ボルト(10)の係着状態を保持するための係着保持手段とで構成される足場ボルトユニットであって、上記ソケット(1)は、軸線方向に形成される挿入孔(2)と、該挿入孔(2)の周面に軸線方向に沿って形成されるガイド溝(3)と、挿入孔(2)及びガイド溝(3)に連通するよう周方向に形成される環状溝(4)と、該環状溝(4)における、ソケット(1)の開口端部側の壁面に形成される被係止部(5)とを備える一方、上記足場ボルト(10)は、軸部(12)の先端部に形成される、挿入孔(2)に挿脱可能な挿入端部(12a)と、該挿入端部(12a)の周面に径外方向に形成される、軸線方向にてガイド溝(3)に挿脱可能で且つ足場ボルト(10)の回動によりガイド溝(3)から環状溝(4)内に係入可能な係止体(17)と、該係止体(17)における、足場ボルト(10)の頭部(11)側の壁面に突設される、被係止部(5)に係脱可能な係止部(18)とを備え、足場ボルト(10)の挿入端部(12a)及び係止体(17)を奥行き方向に移動させて、足場ボルト(10)の係止部(18)が被係止部(5)から離脱できるよう、ソケット(1)の挿入孔(2)及びガイド溝(3)に、係合解除用逃げ部(6)が形成され、上記係着保持手段は、足場ボルト(10)の軸部(12)に、軸線方向に移動自在に挿通される部材(14,25,32)と、該部材(14,25,32)及び係止体(17)間に介挿される弾性部材(16)とを備え、該部材(14,25,32)は、弾性部材(16)を圧縮させる位置と、該圧縮を解除する位置とに切り替わるよう構成されることを特徴とする足場ボルトユニット。
  3. 記係着保持手段は、足場ボルト(10)の軸部(12)の中途部周面に形成されるねじ部(13)と、該ねじ部(13)に螺合する上記部材としてのナット(14)と、足場ボルト(10)の軸部(12)であって、ナット(14)及び係止体(17)間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット(1)の開口端部に当接可能な環状の当接板(15)と、ナット(14)及び当接板(15)間に介挿される上記弾性部材(16)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場ボルトユニット。
  4. 記係着保持手段は、足場ボルト(10)の軸部(12)の中途部周面に径外方向に突設される係止ピン(20)と、足場ボルト(10)の軸部(12)であって、係止ピン(20)及び係止体(17)間に、軸線方向に移動自在に挿通され、係止ピン(20)が係脱可能な係合孔(26)を有する、上記部材としてのリング(25)と、該リング(25)及び係止体(17)間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット(1)の開口端部に当接可能な環状の当接板(15)と、リング(25)及び当接板(15)間に介挿される上記弾性部材(16)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場ボルトユニット。
  5. 上記係着保持手段は、軸部(12)に形成されるロック用孔(30)及びロック解除用孔(31)と、足場ボルト(10)の軸部(12)に、軸線方向に移動自在に挿通され、径方向に貫通孔(33)を有する、上記部材としてのリング(32)と、ロック解除用孔(31)又はロック用孔(30)とリング(32)の貫通孔(33)に挿通されるピン(34)と、該リング(32)及び係止体(17)間に、軸線方向に移動自在に挿通されてソケット(1)の開口端部に当接可能な環状の当接板(15)と、リング(32)及び当接板(15)間に介挿される上記弾性部材(16)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場ボルトユニット。
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