JP4974173B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に関する。
例えば自動車用の電気接続箱は、車載バッテリの電源と、電気負荷となるオーディオやエアコン等の端末装置との間を導通/遮断して、各端末装置への電力供給を制御する周知の装置である。図4は、電気接続箱20の一例を示す分解斜視図で、箱本体21の上面には、端末装置を繋ぐワイヤハーネスのコネクタや、内部配線体の電気回路保護用のヒューズ等を装着するためのハウジング部22,22・・が形成され、箱本体21の略中央には、バッテリから供給される電源を内部配線体に分配するバスバー23が設けられている。このバスバー23は、銅板を平面視矩形の筒状に折曲形成したもので、箱本体21の略中央には、バスバー23の形状に沿った収容壁24が立設され、その収容壁24の中心線に沿って、バスバー23が縦向きに差し込み収容されるバスバー収容溝25が形成されている。このバスバー収容溝25は、図5に示すようにバスバー23の短絡防止のためにバスバー23の縦向き寸法よりも深く形成されており、バスバー23の差し込み収容状態では、図6の如くバスバー23は収容壁24の内部に埋没して露出しないようになっている。
このような縦向き収容のバスバーを採用した電気接続箱は、特許文献1にも開示されている。
特開平9−283004号公報
バスバーの容量、すなわち高さ方向の寸法は、通電電流値及び放熱面積から決定される。よって、通電電流値が大きいとバスバーの断面積を大きくすることになるが、板厚を大きくすると曲げ加工が困難となるため、薄板のまま高さ寸法を大きくする場合が多い。この場合、放熱効率が向上する利点もある。
しかし、バスバーの高さ寸法が大きくなると、短絡を防ぐためにバスバー収容溝も深くなり、電気接続箱の高さ寸法も大きくなってしまう。図6にも示すように、一般にハウジング部22等の端子挿入部はバスバー23を収容する収容壁24よりも低くなり、電気接続箱の高さ寸法は収容壁24等のバスバー収容部分の寸法によって決定されるからである。
このため、電気接続箱に係るコスト(金型費や成形加工費)が高くなる上、薄くて高い壁で成形されるバスバーの収容部が突出することで、反りが発生しやすく、バスバーが挿入しにくくなって組み立て作業性が低下する他、バスバーが傾いたり、正確な深さまで挿入できなかったりして、品質が低下するおそれもあった。
そこで、本発明は、電気接続箱の高さ寸法を大きくすることなく、バスバーの短絡を防止でき、良好な組み立て作業性や品質も維持できる電気接続箱を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バスバー収容溝の深さをバスバーの縦向き寸法よりも小さくし、その寸法設定によってバスバー収容溝から突出するバスバーの端部に、バスバーに沿って当該端部のみを覆うカバーを設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、バスバーの端部へのカバーの装着を容易に行うために、カバーは、バスバーの端部が挿入可能な溝を有し、その溝をバスバーの端部に嵌合することで当該端部に装着される構成としたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1の構成において、カバー装着の手間をなくしてバスバーの挿入作業も容易とするために、カバーは、バスバーの端部にインサートモールドで一体化される構成としたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、複数あるバスバーに対してもカバーを簡単に設けるために、バスバーを複数備え、当該複数のバスバーに対応するカバーを一体に形成したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、箱本体の高さをバスバーに合わせる必要がなくなり、バスバー収容部分を含めた電気接続箱の高さ寸法をコンパクトにできる。よって、コストダウンが可能となる。また、バスバー収容溝が深くならないので、反りが生じにくくなってバスバーが適正位置まで容易に差し込みでき、良好な組み立て作業性や品質が維持できる。勿論カバーによってバスバーの突出部分は保護されるため、バスバーの短絡も防止可能となり、さらに、バスバーのエッジに電線が接触することによる電線被覆の損傷も防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、溝によってバスバーの端部へのカバーの装着が容易に行える。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、インサートモールドによってカバーを装着させる手間がなくなる上、バスバーをバスバー収容溝へ差し込む際の掴み部分(カバー部分)の剛性が確保されると共に、持ちやすくもなって挿入作業がより容易となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、バスバーが複数あってもカバーを簡単に設けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電気接続箱の一例を示す斜視図で、電気接続箱1は、平面視矩形状となる合成樹脂成形品の箱本体2の内部に、リレー等の電気部品を装着した図示しない内部配線体を収容してなり、箱本体2の上面には、端末装置を繋ぐワイヤハーネスのコネクタや、内部配線体の電気回路保護用のヒューズ等を装着するためのハウジング部3,3・・が形成されている。
また、箱本体2の略中央には、バッテリー等から供給される電源を内部配線体に分配するバスバー4が設けられている。このバスバー4は、銅板を平面視矩形の筒状に折曲形成したもので、電源の分配態様に合わせて、筒状の長手方向及び短手方向の側面を形成する平面視略L字状となり、長手方向の端部に電源用端子の接続部6を備えた第1分配部5と、筒状の他方の長手方向に沿って形成される平面視L字状又はZ字状の第2分配部7,7・・とを有している。
このバスバー4は、箱本体2の略中央でバスバー4の形状に沿って立設される収容壁8に収容される。収容壁8には、中心線に沿ってバスバー4の第1分配部5及び第2分配部7が縦向きに差し込み収容されるバスバー収容溝9,9・・が形成されている。このバスバー収容溝9は、深さをバスバー4の高さ寸法よりも小さく設定して、バスバー4の収容状態では、図2に示すように各分配部5,7の上端が収容壁8よりも上方へ突出するようになっている。
10,11は、収容壁8から上方へ突出するバスバー4の端部に装着される樹脂成形品のカバーで、まずカバー10は、第1分配部5に対応した平面視略L字状に形成されており、カバー11は、第2分配部7に対応した平面視L字状又はZ字状に形成されている。また、カバー10,11は、図2に示すように、各分配部の上端が全長に亘って差し込み可能な溝12を有して当該上端に嵌合されるもので、この嵌合装着状態では、カバー10,11の下面が収容壁8の上面に当接してバスバー4の突出部分を完全に覆うようになっている。
以上の如く構成された電気接続箱1においては、バスバー4を、箱本体2のバスバー収容溝9,9・・に各分配部5,7を対応させて差し込むと、先述したバスバー4とバスバー収容溝9との寸法設定により、バスバー4は、各分配部5,7の上端が収容溝8から上方へ突出した状態でバスバー収容溝9に収容される。この状態で、各分配部5,7の上端に夫々カバー10,11を被せれば、図3のようにバスバー4の突出部分がカバー10,11に覆われて保護され、露出することがなくなる。
このように、上記形態の電気接続箱1によれば、バスバー収容溝9の深さをバスバー4の縦向き寸法よりも小さくし、その寸法設定によってバスバー収容溝9から突出するバスバー4の端部に、当該端部を覆うカバー10,11を設けたことで、箱本体2の高さをバスバー4に合わせる必要がなくなり、収容壁8を含めた電気接続箱1の高さ寸法をコンパクトにできる。よって、低コストで形成可能となる。また、バスバー収容溝9が深くならないので、反りが生じにくくなってバスバー4が適正位置まで容易に差し込みでき、良好な組み立て作業性や品質が維持できる。勿論カバー10,11によってバスバー4の突出部分は保護されるため、バスバー4の短絡も防止可能となり、バスバー4のエッジに電線が接触することによる電線被覆の損傷も防止できる。
さらに、ここでは、カバー10,11は、バスバー4の端部が挿入可能な溝12を有し、溝12をバスバー4の端部に嵌合することで当該端部に装着される構成であるので、バスバー4の端部へのカバー10,11の装着が容易に行える。
なお、上記形態では、溝を設けたカバーを別体に成形してバスバーの上端に嵌合させるようにしているが、予めバスバーをカバーの成形金型にセットして一体成形してもよい。このようにカバーをバスバーの端部にインサートモールドで一体化させれば、カバーを装着させる手間がなくなる上、バスバーをバスバー収容溝へ差し込む際の掴み部分(カバー部分)の剛性が確保されると共に、持ちやすくもなって挿入作業がより容易となる。
また、上記形態では、複数のカバーを各分配部ごとに独立して形成しているが、複数の分配部に対応するカバーを連続状に一体形成しても差し支えない。このようにすればバスバーが複数あってもカバーを簡単に設けることができる。
その他、箱本体の具体的な形状やバスバーの折曲形状も上記形態に限らないし、バスバーの下端側にヒューズ等の端子部を形成するタイプであっても本発明の採用は可能である。
電気接続箱の分解斜視図である。 バスバー収容溝へのバスバーの収容状態を示す断面図である。 電気接続箱の斜視図である。 従来の電気接続箱の分解斜視図である。 従来の電気接続箱において、バスバー収容溝へのバスバーの収容状態を示す断面図である。 従来の電気接続箱の斜視図である。
符号の説明
1・・電気接続箱、2・・箱本体、4・・バスバー、5・・第1分配部、7・・第2分配部、8・・収容壁、9・・バスバー収容溝、10,11・・カバー、12・・溝。

Claims (4)

  1. 電気部品を装着した内部配線体を収容した箱本体に、所定形状に折曲形成したバスバーと、そのバスバーを縦向きに差し込み収容するバスバー収容溝とを備えた電気接続箱であって、
    前記バスバー収容溝の深さを前記バスバーの縦向き寸法よりも小さくし、その寸法設定によって前記バスバー収容溝から突出する前記バスバーの端部に、前記バスバーに沿って当該端部のみを覆うカバーを設けたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記カバーは、前記バスバーの端部が挿入可能な溝を有し、前記溝を前記バスバーの端部に嵌合することで当該端部に装着されることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記カバーは、前記バスバーの端部にインサートモールドで一体化されることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  4. 前記バスバーを複数備え、当該複数のバスバーに対応するカバーを一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電気接続箱。
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