JP4973682B2 - 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、定着装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、現像剤で現像されて形成される未定着の像を用紙等の記録媒体に転写し、その転写した未定着の像を定着装置で加熱及び加圧して記録媒体に定着することにより、文字、図形、模様、写真画等の画像を形成している。この画像形成装置で使用される定着装置としては、次のように構成されるものが存在する。
その定着装置とは、ロール形態等の加熱回転体と、加熱回転体の回転軸方向に沿う外周面部分に接触して回転する無端ベルトと、前記無端ベルトの両端部をその内周面部分に接触した状態で回転自在に保持する保持面を有する一対のベルト保持体と、無端ベルトをその内周面側から加熱回転体の当該外周面部分に押し当てて圧接部を形成する押当て体と、無端ベルトの前記一対のベルト支持体の内側となる内周面部分に潤滑剤等のオイルを供給する供給部材とを備えたものである。
この種の定着装置では、押当て体で押し当てられた無端ベルトと加熱回転体との間に形成される圧接部に対して未定着の像が転写された記録媒体を導入して通過させることにより、その未定着の像が加熱及び加圧されて記録媒体に定着される。しかし、この定着装置では、無端ベルトの端部とベルト支持体との隙間からオイルが漏れることがある。
このようなオイルの漏れを防止する対策を施した定着装置としては、無端ベルトの両端部を回転自在に支持する一対のベルトガイド部材の外周面に、オイルの漏れを防止するオイル漏れ防止手段として、エッジ部と当該エッジ部と接続した無端ベルトの回転軸方向内側に向けた開口を有し、無端ベルトの内側に向かって傾斜した状態の溝を設けた定着装置が知られている(特許文献1)。
特許第4075329号公報
この発明は、無端ベルトの端部とベルト保持体との隙間からのオイルの染み出しを確実に防止することができる定着装置を提供するとともに、定着装置における当該オイルの染み出しに起因した記録媒体の汚れや装置内の汚れ等の不具合が発生することを防止できる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の定着装置は、定着対象物が接触する外周面を有する回転体と、前記回転体の回転軸方向に沿う外周面部分に接触して回転する無端ベルトと、前記無端ベルトの両端部をその内周面部分に接触した状態で回転自在に保持する保持面を有する一対のベルト保持体と、前記無端ベルトをその内周面側から前記回転体の当該外周面部分に押し当てて当該無端ベルトと当該回転体の間に定着対象物を通過させる圧接部を形成する押当て体と、前記無端ベルトの前記一対のベルト支持体の内側となる内周面部分にオイルを供給する供給部材とを備え、
前記ベルト保持体の保持面に、前記無端ベルトの回転軸方向に沿って当該回転軸方向の内側の端部に達するとともに、当該内側にむかうにつれて深くなる筋状の溝を形成していることを特徴とするものである。
この発明(A2)の定着装置は、上記発明A1の定着装置において、前記筋状の溝の前記無端ベルトの回転方向に横切る断面の形状がV字形であるものである。
この発明(A3)の定着装置は、上記発明A1の定着装置において、前記筋状の溝が、前記無端ベルトの回転方向に間隔をあけて複数形成されているものである。
この発明(A4)の定着装置は、上記発明A1の定着装置において、前記筋状の溝の少なくとも表面が前記オイルと親和性の高い材質の材料で形成されているものである。
この発明(A5)の定着装置は、上記発明A1又はA3の定着装置において、前記ベルト保持体の保持面における前記無端ベルトの回転方向の異なる位置に、前記筋状の溝よりも容積が大きい第二の溝を形成しているものである。
この発明(A6)の定着装置は、上記発明A5の定着装置において、前記第二の溝が、前記供給部材の前記無端ベルトの回転軸方向における端部と対向する位置に少なくとも形成されているものである。
この発明(B)の画像形成装置は、未定着の像を形成して記録媒体に転写する作像装置と、前記作像装置で転写された未定着の像を記録媒体に定着する定着装置とを有し、
前記定着装置が上記発明1乃至6のいずれかの定着装置であることを特徴とするものである。
上記発明A1の定着装置によれば、無端ベルトの端部とベルト保持体との隙間からのオイルの染み出しを確実に防止することができる。
上記発明A2の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、オイルの染み出しがより確実に防止される。
上記発明A3の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、オイルの染み出しがより確実に防止される。
上記発明A4の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、オイルの染み出しがより確実に防止される。
上記発明A5の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、無端ベルトの回転停止時に集合するオイルの染み出しが抑制される。
上記発明A6の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、発明A5による効果がより確実に得られる。
上記発明Bの画像形成装置によれば、定着装置における無端ベルトの端部とベルト支持体との隙間からのオイルの染み出しに起因した記録媒体の汚れや装置内の汚れ等の不具合が発生することを防止できる。
実施の形態に係る定着装置を用いた画像形成装置の要部を示す概略説明図である。 図1の定着装置の要部を示す斜視図である。 図2の定着装置の片側端部から見たときの状態を示す説明図である。 図2の定着装置における加圧回転体の分解斜視図である。 加圧回転体を加熱ロールに圧接させたときの状態を示す一部断面図である。 筋状の溝を形成したベルト端部保持体を示す斜視図である。 図6のベルト端部保持体のベルト回転軸方向の内側から見た正面図とその一部の断面図である。 筋状の溝の断面形状を示す説明図である。 図6のベルト端部保持体を装着した加圧回転体を加熱ロールに圧接させたときの状態を示す一部断面図である。 図9のQ1−Q1線に沿う断面図である。 オイル染み出しに関する評価試験の結果を示す図表である。 筋状の溝に加えて大型溝を形成した場合のベルト端部保持体を示す斜視図である。 図12のベルト端部保持体を装着した加圧回転体を加熱ロールに圧接させたときの状態を示す一部断面図である。 図12のQ1−Q1線に沿う断面図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下、単に「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る定着装置を用いた画像形成装置を示すものである。
画像形成装置1は、図示していない筐体の内部に、画像情報に基づく未定着のトナー像を形成するとともにそのトナー像を最終的に用紙等の記録媒体9に転写する作像装置2と、記録媒体9を収容するとともに作像装置2に搬送して供給する給紙装置3と、作像装置2で転写されたトナー像を記録媒体9に定着する定着装置4とを主に装備している。図1中の矢付き一点鎖線は、記録媒体9の主な搬送経路を示す。
作像装置2は、例えば公知の電子写真方式等を利用してトナー像を形成して転写することができるものである。具体的には、矢印方向に回転する感光ドラム12を備えており、感光ドラム12の周囲に、感光ドラム12の表面(像保持面)を帯電させる帯電装置13と、感光ドラム12の帯電された表面に画像情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある静電潜像を形成する露光装置14と、その感光ドラム12上の静電潜像を現像剤としてのトナーにより現像してトナー像にする現像装置15と、そのトナー像を給紙装置3から供給される記録媒体9に転写する転写装置16と、転写後の感光ドラム12の表面に残留するトナー等を除去して清掃する清掃装置17が主に配置されている。
例えば、感光ドラム12としては、接地された円筒状の基体の周面に有機感光材料からなる感光層(光導電性層)を有する像保持面を形成したものである。帯電装置13としては、感光ドラム12の表面に接触して回転する帯電ロールに帯電電圧を印加して帯電を行う接触帯電方式のものが使用される。露光装置14としては、LED(発光ダイオード)式記録ヘッド、半導体レーザ走査装置等で構成されるものが使用される。露光装置14には、画像形成装置1に装備又は接続(無線通信を含む)される画像読取装置又は記憶媒体読取装置や、コンピュータ等の画像作成元となる外部機器から入力される画像情報を図示しない画像処理装置で所要の処理をした後、その処理により得られる画像信号が入力されるようになっている。
現像装置15としては、所定の色のトナーを含む現像剤(一成分現像剤、二成分現像剤など)が帯電した状態で、現像電圧が印加される現像ロール15aを介して感光ドラム12の表面に供給されるものが使用される。転写装置16としては、感光ドラム12の表面に接触して回転する転写ロールに転写電圧を印加して転写を行う接触方式のものが使用される。
給紙装置3は、作像装置2に供給すべき複数枚の所定サイズ、種類等の記録媒体9を積み重ねた状態で収容する収容カセット31と、この収容カセット31に収容される記録媒体9を1枚ずつ送り出して搬送する送出装置32とを主に備えている。収容カセット31は、必要により複数装備される。記録媒体9としては、特に限定されないたが、主に、用紙、厚紙、透明性シート、はがき等のシート状の記録媒体が使用される。
また、給紙装置3は、記録媒体9を収容カセット31から作像装置2の転写部(感光ドラム12と転写装置16との間)まで搬送するための複数の搬送ロール対33,34,…や搬送案内材等で構成される給紙用の用紙搬送路と接続されている。用紙搬送ロール対34は、搬送される記録媒体9の先端部を一時的に停止させた後、所定の送り出しタイミングが到来した時点で駆動して送り出すための搬送時期調整ロール対として構成されている。用紙搬送路は、作像装置2と定着装置4の間などにも設置されている。
定着装置4は、筐体41の内部に、加熱手段によって表面温度が所定の温度に保持されるように加熱されるとともに矢印方向に回転するロール形態の加熱回転体5と、加熱回転体5の回転軸方向にほぼ沿う表面部分に所定の圧力で接触して圧接部(定着処理部)NPを形成しつつ回転するベルト形態の加圧回転体6とを設置したものである。図1中の符合39は、定着後の記録媒体9を定着装置4から排出する排出ロール対である。なお、定着装置4の詳細については後述する。
この画像形成装置1による基本的な画像形成は、次のようにして行われる。
まず、作像装置2において、感光ドラム12が回転し始め、その回転する感光ドラム12の表面が帯電装置13により所要の帯電電位に帯電された後、その帯電された感光ドラム12の表面に露光装置14から画像信号に基づく光が照射されて所要の潜像電位からなる静電潜像が形成される。続いて、その静電潜像が感光ドラム12の回転に伴って移動して現像装置15を通過する際に、その潜像部分に現像装置15の現像ロール15aから供給される帯電したトナーが静電的に付着することでトナー像として現像される。しかる後、感光ドラム12上のトナー像が、転写装置16と対向する転写位置において、給紙装置3から送り出されて搬送される記録媒体9に静電的に転写される。トナー像の転写が終了した後の感光ドラム12は、その表面が清掃装置17によって清掃される。
次いで、作像装置2において未定着のトナー像が形成された記録媒体9は、定着装置4に搬送され、加熱回転体5と加圧回転体6との圧接部NPに導入される。これにより、定着装置4では、記録媒体9が圧接部NPに挟まれた状態で搬送されて通過し、その際に未定着のトナー像が加熱加圧されて記録媒体9に定着される。定着後の記録媒体9は、定着装置4から排出された後に排出ロール対39等により搬送されて図示しない排出収容部に送られる。
次に、定着装置4の詳細について説明する。
定着装置4は、図2〜図3に示すように、前記したロール形態の加熱回転体5及びベルト形態の加圧回転体6に加えて、加圧回転体6を加熱回転体5に押し付ける押付け機構7を備えている。図2では、加圧回転体6の構成部品の一部(ベルト内面保持部品など)についての図示を省略している。
ロール形態の加熱回転体5は、加熱ロール51と、加熱ロール51を加熱する加熱源52と、加熱ロール51をその両端部において回転自在に支持する加熱支持フレーム53とで主に構成されている。
加熱ロール51は、定着対象となる記録媒体9の最大搬送幅よりも大きい寸法の長さを有する金属製の円筒基材の表面に、弾性層と離型層がこの順で形成されたものである。加熱ロール51は、その両端部がベアリング式の軸受け54を介して加熱支持フレーム53に回転自在に支持されているとともに、その一方の端部に取り付けたギア55に対し画像形成装置1の本体側に配置された回転駆動部からの回転動力が伝達されることにより、矢印で示す方向に回転駆動する。加熱源52は、例えば、加熱ロール51の円筒内部に設置される2本のハロゲンランプで構成されており(図3参照)、その両端部が定着装置4の筐体41に支持されている。加熱ロール51は、そのロール表面の温度が図示しない温度検出器により検出され、その検出情報に基づいて加熱源52の加熱動作が制御されることにより所定の温度に保たれる。
加熱支持フレーム53は、加熱回転体5と加圧回転体6とで形成される圧接部NPを挟んで記録媒体9の導入側となる部分に支持軸56が設けられており、その圧接部NPを挟んで記録媒体の排出側となる部分に押付け機構7と組み合わせて使用されるばね支持面部57が形成されている。加熱支持フレーム53は、その取付け面部59などを定着装置4の筐体41にねじ止め等により固定された状態で取り付けられる。
ベルト形態の加圧回転体6は、図3、図4等に示すように、加熱ロール51の回転軸方向A(図2)に沿う外周面部分に接触して回転する無端ベルト61と、無端ベルト61をその内周面側から加熱ロール51の当該外周面部分に押し当てて圧接部NPを形成する押当て体62と、無端ベルト61を回転可能に保持するベルト内部保持体81及び一対のベルト端部保持体82A,82Bからなるベルト保持体80と、無端ベルト61の内周面に塗布して供給する離型剤オイルを含浸したフェルト部材68とで構成されている。
無端ベルト61は、加熱ロール51の長さとほぼ同じ寸法の幅を有する円筒状のベルトである。無端ベルト61としては、ポリイミド等の合成樹脂にて薄肉の円筒状に形成されるベルト基材の表面に、フッ素系樹脂等からなる離型層を形成したものが使用される。
押当て体62は、図3、図4等に示すように、無端ベルト61の幅とほぼ同じ長さを有する細長い形状からなるヘッド部64とパッド部65で構成されている。
ヘッド部64は、合成樹脂、金属等で構成される非弾性部材で形成されるものである。この実施形態におけるヘッド部64は、圧接部NPの記録媒体排出側に位置して実際に無端ベルト61を加熱ロール51の外周面に押し付ける接触部64aと、圧接部NPの記録媒体導入側に位置してパッド部材65を保持する保持面部64bと、支持材66が接触して支持する平面状の接触面部64cを有する形状で形成されている。パッド部65は、ゴム材料等で構成される弾性部材で形成されるものである。この実施形態におけるパッド部65は、細長い板状形体に形成したシリコンゴムを、その押当て面65aを上にした状態で基板65bに固定している。また、この押当て体62は、後述する2つの支持板66A,66Bで支持される。
ベルト保持体80におけるベルト内部保持体81は、無端ベルト61の両端部を除く内側の内周面部分を主に回転可能に保持するガイド用の側面部及び底面部を形成した断面ほぼU字状の形態からなる合成樹脂製の保持材である。この内部保持体81は、その両端部に差込突部81aが形成されているとともに、そのガイド側面部に複数のガイドリブ(突条)81bが形成されている。また、ベルト内部保持体81のガイド側面部の一部には、前記した離型剤オイルが所要の量だけ含浸されたフェルト部材68を取り付ける取付け面部81cが形成されている。離型剤オイルとしては、所要の粘度からなる例えばシリコーン系オイル、フッ素系オイル等が使用される。フィルト部材68は、内部保持体81の取付け面部81cに例えば接着等の固定手段で取り付けられる。
ベルト保持体80における一対のベルト端部保持体82A,82Bは、無端ベルト61の両端部の内周面をそれぞれ回転可能に保持する円盤状のガイド部83が形成された合成樹脂製の保持材である。ガイド部83は、そのほぼ中央部に位置して無端ベルト61の内周面が接触して保持される円筒周面状の保持面部83aと、その保持面部83aよりも外側に位置して無端ベルト61の端部の偏り移動を阻止する保持面部83aよりも大径の大径部(フランジ部)83bと、保持面部83aの大径部83bとは反対側に位置して無端ベルト61の内側にいくにつれて小径になるように傾斜する傾斜面部(テーパー面部)83cで構成されている。保持面部83aの一部は、無端ベルト61が加熱ロール51と接触して弾性変形しながら圧接部NPを形成する領域を確保するためにほぼ平面状の平面部83dとして形成されている。
この端部保持体82は、そのガイド部83の内側面にベルト内部保持体81の差込突部81aを嵌め入れる取付け孔84が形成されているとともに、そのガイド部83の内側面の他部に支持板66A,66Bの各端部66cをそれぞれ差し込んで支持する支持孔85が形成されている。ガイド部83の平面部83dの内側には、押当て体62のヘッド部材64の端部を差し込んで位置決めする装着部86が形成されている。また、この端部保持体82は、そのガイド部83の外面側に、押当て機構7の構成部品(加圧揺動支持フレーム)に取り付ける際に使用される取付け部87が形成されている。
ベルト保持体80は、ベルト内面保持体81の差込突部81aを一対のベルト端部保持体82の各取付け孔84にそれぞれ嵌め入れて一体化することで組み立てられる。また、押当て体62は、パッド部材65を保持面部64に設置したヘッド部材64の両端部をベルト端部保持体82の各装着部86に取り付けることで、ベルト内部保持体81の上に位置する状態で設置される。図4等において、符合69は押当て体62と無端ベルト61の間の摩擦抵抗を低減する摩擦軽減シートである。摩擦軽減シート69は、その一端部69aを押当て体62とベルト保持体80の間に挟んだ状態で取りつけた後、その自由端側69bを押当て体62と無端ベルト61の間に介在させる状態に装着される。
押当て体62を支持する支持板66A,66Bは、図2〜4に示すように、間隔をあけてほぼ平行に並べたうえで、その上長辺部66aを押当て体62(のヘッド部材64の接触面部64c)に加熱回転ロール51の回転軸方向Aに沿って接触させた状態で設置される。また、支持板66A,66B自体は、前記したように、その両端部66cをベルト端部保持体82の支持孔85に嵌め入れることでベルト保持体80に保持される。
押付け機構7は、加圧回転体6の両端部を支持して揺動する1対の加圧揺動支持フレーム71と、各加圧揺動支持フレーム71を加熱回転体5に近づく方向に揺動させるように押し付ける圧縮コイルばね73とで構成されている。
加圧揺動支持フレーム71は、図3等に示すように、全体がほぼV字状の形状で形成されたものであり、その支点側となる一端部71aが加熱支持フレーム53に対し前記支持軸56を介して回転自在に取り付けられ、その支持軸56を支点として矢印C,Dの方向に揺動するようになっている。また、この揺動支持フレーム71は、そのほぼ中央の曲げ部分に形成する装着部に、ベルト保持体63のベルト端部保持体82における取付け部86を嵌め込むことにより加圧回転体6を支持する。
また、加圧揺動支持フレーム71は、加圧回転体6を支持したうえで、加熱回転体5(加熱ロール51)に近づく方向(矢印C方向)に揺動する状態に保たれることにより、加圧回転体6を加熱回転体5の表面に接触させるようになっている。また、揺動支持フレーム71は、その変位側となる他端部71bに圧縮コイルばね73の力がおよんで押し付けるばね押付け面部72が形成されている。ばね押付け面部72は、加熱支持フレーム53のばね支持面部57と隙間をあけて対向し得る状態で形成されている。
圧縮コイルばね73は、そのコイルばねの自由長よりも長い支柱本体の上部及び下部にばね止め突出部77aとネジ部77bが形成されたばね取付け支柱77により、加圧揺動支持フレーム71の移動端部側に取り付けられている。すなわち、圧縮コイルばね73の巻き空間内に差し入れてそのコイルばねの一端部から突出する支柱77の下部を、揺動支持フレーム71のばね押付け面部72に開設された貫通孔から加熱支持フレーム53側に突出させ、しかる後、その突出した支柱のネジ部77bを加熱支持フレーム53のばね支持面部57に開設するネジ孔に嵌め入れてからナット77dで締めて支柱77を固定することにより取り付けられる。また、圧縮コイルばね73は、支柱77のばね止め突出部77aとばね押付け面部72の間に挟まれて所定の量だけ圧縮された状態で保持される。これにより、ばね押付け面部72をばね支持面部57に近づける方向に押すばね力(F:図3)を発揮する。
この押付け機構7によれば、圧縮コイルばね73のばね力(F)によりばね押付け面部72が押されて加圧揺動支持フレーム71が加熱ロール51に近づく方向(矢印C方向)に揺動する状態に保たれる。これにより、その揺動支持フレーム71に支持された加圧回転体6が加熱ロール51の表面に対して所定の圧力で接触した状態に保たれる。
詳しくは、圧縮コイルばね73のばね力で矢印C方向に揺動する加圧揺動支持フレーム71において(てこの原理で)最終的に発生する力(押し付け力)Gが、加圧回転体6の一対のベルト端部保持体82A,82Aから2つの支持板66A,66Bを経由して最後に押当て体62に伝えられる。これにより、押当て体62が無端ベルト61を介して加熱ロール51の表面に所定の圧力で押し付けられる。
2つの支持板66A,66Bは、押当て体62(のヘッド部64)をその押当て面部とは反対側の接触面部64cに直接接触した状態で支持する。また、この支持板66A,66Bは、押付け機構7で発生する前記押し付け力Gを受けて押付け体62を加熱ロール51にむけて押し付ける。この2つの支持板66をヘッド部64の下に設置することにより、その支持板66が受ける押付け機構7の押し付け力Gを押当て体62のヘッド部64に対して直接的に効率よく伝達させることができ、これによって圧接部NPの回転軸方向における圧力分布がより安定したものになる。
そして、定着装置4においては、図3や図5に示すように、押付け体62が無端ベルト61を加熱ロール51に押し付けることで、その加熱ロール51と無端ベルト61(押当て体62)との間に、無端ベルト61が加熱ロール51の外周面と所要の幅(回転方向の長さ)で接触した定着用の圧接部NPが形成される。このとき圧接部NPは、押当て体62のヘッド部64及びパッド部65の双方が加熱ロール51の外周面に無端ベルト51を介して接触した状態になって形成される。
また、無端ベルト61は、加熱ロール51が回転すると、その回転に追従して矢印で示す方向に回転する。無端ベルト61が回転すると、図5に示すように、無端ベルト61の内周面にはフェルト部材63から離型剤オイルが少量ずつ塗布されて供給される。これにより、無端ベルト61と押付け体62(厳密には摩擦軽減シート69)の間の摩擦が低減され、無端ベルト61が円滑に回転走行する。
この圧接部NPにおける定着は、次のようにして行われる。
すなわち、定着対象物である未定着のトナー像を保持する記録媒体9が圧接部NPに導入されると、はじめに圧接部NPの記録媒体導入側に配置されているパッド部65が(無端ベルト61を介して)、その記録媒体9を、加熱されて回転する加熱ロール51に押し付ける。続いて、圧接部NPの記録媒体排出側に配置されているヘッド部64(の接触部64a)が(無端ベルト61を介して)、その記録媒体9を、上記加熱ロール51に押し付ける。そして、その未定着のトナー像を保持する記録媒体9は、圧接部NPにおいて加圧回転体6の押当て体62におけるパッド部65及びヘッド部64により加熱回転体5の加熱ロール51の外周面に押し付けられた状態で加熱され、加熱ロール51の回転により圧接部NPを通過するように搬送される。このようにして圧接部NPを通過することにより、未定着のトナー像が加熱及び加圧されて記録媒体9に定着される。
また、この定着装置4においては、無端ベルト61の端部と一対のベルト端部保持体82A,8Bのガイド面部83との間からの離型剤オイルの染み出しを防止するための以下の対策が施されている。
すなわち、一対のベルト端部保持体82A,8Bの各ガイド部83には、図6、図7等に示すように、複数の筋状の溝10を形成している。この複数の溝10は、保持面部83aの平面部83dを除く領域において無端ベルト61の回転方向(周方向)に対しほぼ同じ間隔をあけた状態で形成されている。
また、この筋状の溝10はいずれも、図7に示すように、無端ベルト61の回転軸方向Aに沿って保持面部83aからその内側に位置する傾斜面部83cの端部に達するとともに、その回転軸方向Aの内側にむかうにつれて溝深さdが深くなる形状に形成されている。この実施の形態における溝10は、ガイド部83の大径部83bから離れた保持面部83aの位置から回転軸方向Aの内側の中間位置までの範囲に同じ溝深さd1で形成される溝部分10aと、その保持面部83の中間位置から傾斜面部83cの内側端部に至る位置までの範囲に、保持面部83aから一定の角度で連続して傾斜して深くなる漸増深さd2(保持面部83aから最も離れた深さ部分の寸法)で形成される溝部分10bとで構成されている。
さらに、この溝10は、図8に示すように、無端ベルト61の回転方向に横切る断面の形状がV字形(換言すれば、くさび型又は先尖型)となるように形成されたものである。このため、溝深さdはいずれも保持面部83aから断面V字形における底先端部までの距離を指すことになる。溝10は、フェルト部材68で塗布された離型剤オイルが無端ベルト61の両端部に移動した分のオイルを毛細管現象などの原理で溝内に誘い入れる機能を発揮するものにしている。この観点から、溝10の無端ベルト61の回転方向における幅wは、離型剤オイルの供給量、粘性(粘度)等にも多少左右されて調整する必要もあるが、例えば0.1〜2.0mmの比較的狭い幅であれば十分である。
図9及び図10は、筋状の溝10を形成したベルト端部保持体82(便宜上、一方の保持体82Aを示す)を装着したときの定着装置4の状態を示す。図9では無端ベルト61の図示を省略している。図10は、図9のQ1−Q1線に沿う断面図である。
定着装置4では、前述したように定着動作時に加熱ロール51の回転に追従して無端ベルト61が回転し、その回転の際に、無端ベルト61の内周面にフィルト部材68から離型剤オイルが塗布されるが、そのオイルの一部が無端ベルト61の両端部の内周面部分に伝わって移動した後にベルト端部保持体82のガイド部83(厳密には保持面部83a)との隙間を通して外部に染み出そうとする。
しかし、その無端ベルト61の両端部の方にむけて移動する離型剤オイルは、無端ベルト61の回転に伴って回転方向に移動するように搬送されるとともに、その回転時にベルト端部保持体82のガイド部83における複数の筋状の溝10を通過することになる。
このため、各筋状の溝10では、その溝を横切って通過する無端ベルトの内周面に存在するオイルを捕獲するようにして溝内に誘い入れるとともに、その導入したオイルを溝深さdの深い方に移動させる。そして、最後には、その移動したオイルを溝10の内側端部から排出させ、ベルト端部保持体82A,82Bどうしの間における無端ベルト61の内部空間内に戻す。
この結果、無端ベルト61の両端部の方にむけて移動する離型剤オイルは、ベルト端部保持体82のガイド部83の保持面部83aとの隙間を通してベルト端部から染み出すことが阻止される。筋状の溝10による上記したオイル染み出しの防止効果は、特に無端ベルト61の回転始動した初期の段階で有効に得られる。
図11は、この実施の形態に係る定着装置4を用いて無端ベルト61の端部とベルト端部保持体82A,82Bとの隙間からのオイル染み出しの有無について調べた評価試験の結果を示す。
評価試験は、次の条件で行った。まず、ベルト端部保持体82として、外径が29mmで幅(回転軸方向Aに沿う長さ)が約10mmの保持面部83aと幅が約3mmの傾斜面部83cに対して、図9、図10等に示すように断面がV字形の筋状の溝10をベルト回転方向にほぼ等しい間隔をあけた状態で計7個形成したものを用意した(実施例)。溝10は、その幅wが2mm、傾斜面部83cの端部までの長さが約7.8mm(保持面部83aの大径部83bから約3mm内側に至る面部分には溝10が存在しない)のものであり、保持面部83の面からの最深部の深さ(図7bに示す深さd2部分に相当する)を図11に示す各深さに設定した。
ベルト端部保持体82は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いて溝10の形成も含めて射出成形法により作製した。また、無端ベルト61として、直径(外径)が30mm、厚さが0.095mmからなるポリイミド製のベルトを使用し、その無端ベルト61を加熱ロール51に対して圧接幅が4〜8mmとなる圧接部NPを形成する状態で設置した。さらに、離型剤オイルとして、粘度が25℃で200〜400mm2/秒(180℃で30〜60mm2/秒)からなるシリコーンオイルを使用し、そのオイルをフェルト部材68に含浸させた状態で無端ベルト61の内周面に接触させることで塗布するように設定した。なお、ベルト端部保持体82の全体を形成する上記PPS樹脂は、上記無端ベルト61との良好な摺動性が得られるという材質のものであり、また、離型剤オイルのシリコーンオイルと親和性が低くない特性を示す材質の合成樹脂でもある。
そして、この定着装置4について、その加熱ロール51を表面温度が160℃となるように加熱した状態で、回転速度300(mm/秒)で1000回転させた後に、5分間停止させるという単位の動作を6回繰り返した。この試験動作時には無端ベルト61も加熱ロール51と同じ内容で回転及び停止する。この試験動作が終了した後に、無端ベルト61の端部の状態を観察し、図11に示すレベルの基準で評価した。
また比較のために、ベルト端部保持体82として、そのガイド部の保持面部83に、無端ベルト61の回転方向において徐々にその回転軸方向Aの内側に偏って伸びる螺旋状の溝(前記特許文献1の図11bに示すような溝)を形成したもの(比較例)を装着した以外は同じ構成の定着装置を用意し、上記した評価試験を同様に行った。比較例における螺旋状の溝は、特許文献1の公報における図11bに示すような形状のものであり、その深さdは全域において同じ寸法(1mm)のものとした(幅は実施例と同じである)。
[他の実施の形態]
図12から図14は、他の実施の形態におけるベルト端部保持体や定着装置の一部を示すものである。
この実施の形態におけるベルト端部保持体82は、そのガイド部の保持面部83及び傾斜面部83cに対して筋状の溝10とは異なる部分に、筋状の溝10とは容積が大きい大型溝15を形成したものである。この大型溝15は、その深さdがベルト回転方向Aにおいて同じ寸法からなる溝であり、例えば筋状の溝10の最大の深さの深さd2と同じものとしている。そして、この実施の形態における大型溝15は、その幅を筋状の溝10の幅の1.5〜10倍の寸法に設定することで容積が1.5〜10倍程度大きい溝として構成されている。
また、この大型溝15は、離型剤オイルを含浸するフェルト部材68が定着装置4において重力方向の下方の位置に存在するように設置されるため、図13や図14に示すように、そのフィルト部材68のベルト回転方向Aの端部68aと対向するガイド部83の位置に形成している。
この大型溝15を筋状の溝10と合わせて形成したベルト端部保持体82を使用した定着装置4においては、特に加熱ロール51及び無端ベルト61の回転停止中において無端ベルト61の内周面に付着している離型剤オイルが重力により次第にベルト内周面の最下部に集まるように少しずつ溜まり、その溜まったオイルのうちフェルト部材68に再吸収されない分のオイルが無端ベルト61の両端部とベルト端部保持体82のガイド部83との隙間を通して外部に漏れ出るように移動しようとするが、大型溝15の溝内に捕獲されてベルト端部から外部に漏れ出ることが阻止される。また、大型溝15がフェルト部材83の端部83aと対向する位置(ほぼ真横の位置)に形成されているため、この大型溝15によるオイル漏れの防止効果は、無端ベルト61が長時間連続して回転するときにも有効に得られる。
大型溝15は、例えば、離型剤オイルを含浸したフェルト部材68が重力方向の最下部の位置に配置されない場合には、その他の位置に配置されたフェルト部材68の端部68aと対向するガイド部83に形成することに加え、そのガイド部83の重力方向の最下部となる部分にも少なくとも1つ形成するとよい。この場合、その最下部の位置に形成された大型溝15により、無端ベルト61の回転停止時にベルト内周面の下部に集合する離型剤オイルが捕獲されてベルト端部から漏れ出ることが阻止される。
前記実施の形態では、筋状の溝10を複数形成する場合を例示したが、オイルの染み出しが少ない場合などには、筋状の溝10は1つだけ形成するように構成しても構わない。
また、筋状の溝10の深さdについては、溝内に導入された離型剤オイルを最終的にベルト端部保持体82の内側(無端ベルトの回転軸方向内側)にむけて流すように移動させることが可能であれば特に制約されるものでなく、例えば溝全体において回転軸方向Aの内側にいくにつれて連続して深くなるものであっても、あるいは、段階的(断続的)に深くなるものであってもよい。
また、前記実施の形態では、筋状の溝10を含むベルト端部保持体82の全体を離型剤オイルと親和性の高い材質の合成樹脂で成形したものを使用した場合を例示したが、その筋状の溝10の表面部分だけを離型剤オイルと親和性の高い材料で形成するようにしてもよい。この場合には、筋状の溝10の表面に親和性の高い材料を例えば塗布することで実現することができる。また、筋状の溝10を形成するガイド部の保持面83aの表面だけを(溝10の表面全体を含む)その親和性の高い材料で形成してもよい。
この他、画像形成装置1における作像装置2としては、複数色のトナー像を形成して記録媒体9にそれぞれ転写することができる多色像形成型の作像装置を適用してもよい。作像装置2における転写方式には、中間転写体を用いる公知の中間転写方式などを採用することも可能である。
1 …画像形成装置
2 …作像装置
4 …定着装置
5 …加熱回転体
9 …記録媒体(定着対象物の一部)
10…筋状の溝
15…大型溝(第二の溝)
51…加熱ロール(回転体)
61…無端ベルト
62…押当て体
68…フェルト部材(供給部材)
68a…端部
82A,82B…一対のベルト端部保持体(一対のベルト保持体)
83a…保持面部(保持面)
83c…傾斜面部(内側の端部)
A …回転軸方向
NP…圧接部

Claims (5)

  1. 定着対象物が接触する外周面を有する回転体と、
    前記回転体の回転軸方向に沿う外周面部分に接触して回転する無端ベルトと、
    前記無端ベルトの両端部をその内周面部分に接触した状態で回転自在に保持する保持面を有する一対のベルト保持体と、
    前記無端ベルトをその内周面側から前記回転体の当該外周面部分に押し当てて当該無端ベルトと当該回転体の間に定着対象物を通過させる圧接部を形成する押当て体と、
    前記無端ベルトの前記一対のベルト保持体の内側となる内周面部分にオイルを供給する供給部材と
    を備え、
    前記ベルト保持体の保持面に、前記無端ベルトの回転軸方向に沿って当該回転軸方向の内側の端部に達するとともに、当該内側にむかうにつれて深くなる筋状の溝を形成し
    前記ベルト保持体の保持面における前記無端ベルトの回転方向の異なる位置に、前記筋状の溝よりも容積が大きい第二の溝を形成し、
    前記第二の溝が、前記供給部材の前記無端ベルトの回転軸方向における端部と対向する位置に少なくとも形成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記筋状の溝は、その前記無端ベルトの回転方向に横切る断面の形状がV字形である請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記筋状の溝は、前記無端ベルトの回転方向に間隔をあけて複数形成されている請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記筋状の溝は、その少なくとも表面が前記オイルと親和性の高い材質の材料で形成されている請求項1に記載の定着装置。
  5. 未定着の像を形成して記録媒体に転写する作像装置と、前記作像装置で転写された未定着の像を記録媒体に定着する定着装置とを有し、
    前記定着装置が請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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