JP4952759B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
プリンタや複写機等の画像形成装置には、現像剤で現像された像を用紙等の記録媒体に転写し、その像を記録媒体に定着させるものがある。このような定着を行う定着装置として、例えば、中空形状からなる押出成型品にフライス加工等の二次加工を施すことによって高い平面度の溝を形成し、記録媒体に圧力を加えるための押当て体をその溝に嵌め込んだものが知られている(特許文献1)。また、押当て体の支持材が、その押当て体が嵌め込まれる凹部が形成された合成樹脂製のベルトハウジングと、そのベルトハウジングを支持する金属製のベルトフレームとで構成されているものも知られている(特許文献2)。
特開2005−37678号公報 特許第3804473号公報
本発明の目的は、搬送される記録媒体に圧力を加えて像を定着させる場合に、記録媒体に対する圧力分布のばらつきを抑制する技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1記載の定着装置は、回転することにより記録媒体を搬送し、当該記録媒体を加熱する回転体と、前記回転体に接触した状態で回転される無端ベルトと、前記無端ベルトの内周面側に設けられ、前記回転体に向かって押し当てられる押当て体と、長手方向を有する支持材であって、当該長手方向に沿って延びる長辺部を有し、当該長辺部を前記押当て体に接触させた状態で当該押当て体を支持する板状の支持材と、前記支持材を介して前記押当て体を前記回転体に向かって押し当てる押当て機構とを備え、前記押当て体は、前記回転体と接触する側とは反対側において、当該回転体の長手方向に沿って延びる溝部を有し、前記支持材は、前記長辺部が前記溝部に挿入され、当該長辺部が当該溝部に接触した状態で前記押当て体を支持し、前記支持材の前記長辺部の下長辺部と上長辺部とを結ぶ直線上に、前記回転体の回転中心と、前記無端ベルトと前記回転体とが接触する領域とが存在することを特徴とする。
請求項2記載の定着装置は、回転することにより記録媒体を搬送する回転体と、前記回転体に接触した状態で回転される無端ベルトと、前記無端ベルトの内周面側に設けられて、当該無端ベルトを加熱し、前記回転体に向かって押し当てられる押当て体と、長手方向を有する支持材であって、当該長手方向に沿って延びる長辺部を有し、当該長辺部を前記押当て体に接触させた状態で当該押当て体を支持する板状の支持材と、前記支持材を介して前記押当て体を前記回転体に向かって押し当てる押当て機構とを備え、前記押当て体は、前記回転体と接触する側とは反対側において、当該回転体の長手方向に沿って延びる溝部を有し、前記支持材は、前記長辺部が前記溝部に挿入され、当該長辺部が当該溝部に接触した状態で前記押当て体を支持し、前記支持材の前記長辺部の下長辺部と上長辺部とを結ぶ直線上に、前記回転体の回転中心と、前記無端ベルトと前記回転体とが接触する領域とが存在することを特徴とする。
請求項記載の定着装置は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記押当て機構は、前記回転体を回転自在に支持する加熱支持フレームに対して揺動可能に設けられ前記支持材を支持する加圧揺動支持フレームと、前記加圧揺動支持フレームを前記加熱支持フレームに近づける方向に付勢する付勢手段とを有し、前記加圧揺動支持フレームには前記支持材が嵌められる溝が設けられていることを特徴とする
請求項記載の定着装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置において、前記支持材は、その長手方向に沿った領域で折り曲げられていることを特徴とする。
請求項記載の定着装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置において、前記押当て機構は、前記押当て体において前記無端ベルトと接している領域のうち、前記無端ベルトの回転方向下流側の領域を前記回転体に向かって押し当てることを特徴とする。
請求項記載の定着装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置において、前記支持材が鋼板であり、前記長辺部が裁断加工されて形成されていることを特徴とする。
請求項記載の定着装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置において、前記支持材が鋼板であり、前記長辺部が裁断加工されて形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載された定着装置によれば、支持材を介して押当て体を回転体に向かって押し当てない場合に比べて、簡素な構成であっても記録媒体に対する圧力分布のばらつきを抑制することができる。
請求項2に記載された定着装置によれば、支持材を介して押当て体を回転体に向かって押し当てない場合に比べて、簡素な構成であっても記録媒体に対する圧力分布のばらつきを抑制することができる。
求項に記載された定着装置によれば、押当て機構から受ける力が支持材を介して押当て体に伝達されるので、無端ベルトが回転しても位置精度を保つことができる。
請求項に記載された定着装置によれば、支持材が折り曲げられていない場合に比べて、その支持材の強度が増して記録媒体に対する圧力分布のばらつきが更に抑制される。
請求項に記載された定着装置によれば、無端ベルトの回転方向下流側の領域を回転体に向かって押し当ててない場合に比べて、支持材が記録媒体の搬送方向下流側にずれて湾曲するように撓むことが抑制される。
請求項に記載された定着装置によれば、支持材が鋼板で長辺部が裁断加工されて形成されていない場合に比べて、支持材の撓み変形が発生しにくく、記録媒体に対する圧力分布のばらつきを抑制することができる。
請求項に記載された画像形成装置によれば、板状の支持材を介して押当て体を回転体に向かって押し当てない場合に比べて、記録媒体に対する圧力分布のばらつきを抑制することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置及び定着装置の要部を示す概略説明図である。 第1の実施形態に係る定着装置の斜視図である。 図2の定着装置を反対側から見たとき斜視図である。 図2の定着装置の片側端部から見たときの平面図である。 加圧回転体の支持構造と加熱ロールとの関係を示す説明図である。 支持材を示す斜視図である。 図2の定着装置における圧接部の圧力分布を示す説明図である。 支持材による押当て体の支持状態と支持材の折り曲げ部の構成および支持版と押当て体にかかる圧力分布を示す説明図である。 圧接部の正常の状態(a)と定着時の記録媒体通過により発生する撓み変形の状態(b)を示す説明図である。 第2の実施形態に係る定着装置の要部を示す説明図である。 変形例に係る支持材を示す平面図である。 変形例に係る支持材の斜視図である。 変形例に係る加圧回転体の支持構造と加熱ロールとの関係を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、第1実施形態と第2実施形態とに分けて説明する。
(1)第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置1の要部の構造を示す図である。
画像形成装置1は、図示していない筐体の内部に、画像情報に応じたトナー像を形成して用紙等の記録媒体9に転写する作像装置2と、記録媒体9を搬送して作像装置2に供給する給紙装置3と、作像装置2によって転写されたトナー像を記録媒体9に定着させる定着装置4とを備えている。図1中の矢印付き一点鎖線は、記録媒体9の主な搬送経路を示している。
作像装置2は、例えば電子写真方式によってトナー像を形成して記録媒体9に転写する。この作像装置2は、矢印方向に回転する感光ドラム12と、感光ドラムの12の表面を帯電させる帯電装置13と、帯電した感光ドラム12の表面に画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成する露光装置14と、その感光ドラム12上の静電潜像を現像剤に含まれるトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置15と、そのトナー像を給紙装置3から供給される記録媒体9に転写する転写装置16と、転写後の感光ドラム12の表面に残留するトナー等を除去して清掃する清掃装置17とを備えている。感光ドラム12は、円筒状の基体に有機感光材料からなる光導電性層(感光層)が形成されたものである。帯電装置13は、感光ドラム12の表面に接触して回転する帯電ロールに帯電電圧を印加して帯電を行う接触帯電方式の帯電装置である。露光装置14は、LED(発光ダイオード)式記録ヘッドや半導体レーザ走査装置等で構成されるものである。この露光装置14には、画像形成装置1に内蔵又は接続される画像読取装置、記憶媒体読取装置或いはコンピュータ等のホスト機器から入力される画像情報に画像処理が施されて得られた画像信号が入力されるようになっている。
現像装置15は、予め決められた色のトナーを含む現像剤を現像ロール15aを介して感光ドラム12の表面に供給する。転写装置16は、感光ドラム12の表面に接触して回転する転写ロールに予め決められた転写電圧を印加して転写を行う。給紙装置3は、作像装置2に供給される記録媒体9を積み重ねた状態で収容する収容カセット31と、この収容カセット31に収容されている記録媒体9を1枚ずつ送り出して作像装置2に搬送する送出装置32とを備えている。記録媒体9は、例えば用紙、透明性シート、はがき等のシート状の記録媒体である。また、給紙装置3は、記録媒体9を、収容カセット31から、作像装置2における感光ドラム12と転写装置16との間の転写領域まで搬送するための複数の搬送ロール33,34を備えている。搬送ロール34は、搬送される記録媒体9を一時的に停止させた後、予め決められた送り出しタイミングが到来した時点で再び送り出すようになっている。
定着装置4は、筐体41と、矢印方向に回転して記録媒体9を加熱する回転体である加熱回転体5と、加熱回転体5に押し当てられる回転体である加圧回転体6とを備えている。加熱回転体5は、発熱する熱源を備えている。この熱源からの発熱によって、加熱回転体5の表面温度が定着に適した温度に保持される。加圧回転体6は、加熱回転体5の周面のうち、回転軸方向に沿った部分に予め決められた圧力で押し当てられている。加熱回転体5と加圧回転体6との接触部分が記録媒体9に圧力を加える圧接部NPである。排出ロール39は、定着後の記録媒体9を定着装置4から排出するようになっている。
画像形成装置1は次のようにして画像を形成する。
まず、作像装置2において、感光ドラム12が回転し始め、その回転する感光ドラム12の表面が帯電装置13により予め決められた帯電電位に帯電させられる。次に、帯電した感光ドラム12の表面に露光装置14から画像情報に応じた光が照射されて静電潜像が形成される。続いて、その静電潜像が感光ドラム12の回転に伴って移動して現像装置15を通過する際に、その潜像部分に現像装置15の現像ロール15aから供給されるトナーが静電的に付着することで現像され、トナー像が形成される。この後、感光ドラム12上のトナー像が、転写装置16と対向する転写位置において、給紙装置3から搬送されてくる記録媒体9に転写される。トナー像の転写が終了した後の感光ドラム12は、清掃装置17によって清掃される。次いで、作像装置2において未定着のトナー像が形成された記録媒体9は、定着装置4に搬送され、加熱回転体5と加圧回転体6との圧接部NPに至る。定着装置4では、記録媒体9が圧接部NPにおいて加熱回転体5及び加圧回転体6に挟まれた状態で搬送され、その際に未定着のトナー像が加熱及び加圧されて記録媒体9に定着させられる。記録媒体9は、排出口ール39により定着装置4から排出された後に、図示しない排出収容部に送られる。
次に、図2〜図5を参照して、定着装置4の詳細について説明する。なお、図2〜図4においては、構造を分かりやすくするため、加圧回転体6の外周面を形成する無端ベルトおよびベルト保持体の図示を省略している。
図2は、第1の実施形態に係る定着装置の斜視図である。
加熱回転体5は、加熱ロール51と、加熱ロール51をその両端部において回転自在に支持する加熱支持フレーム53とを備えている。加熱ロール51は、記録媒体9の搬送方向に交差する方向の幅より大きい寸法の長さを有する金属製の円筒基材の表面に、弾性層と離型層が形成されたものである。加熱ロール51は、その両端部がベアリング式の軸受け54を介して加熱支持フレーム53に回転自在に支持されている。加熱支持フレーム53は、その取付け両部59が、定着装置4の筐体41(図1)にねじ止め等により固定された状態で取り付けられる。
図3は、図2の定着装置を図2とは反対側から見たときの斜視図である。
加熱ロール51の一方の端部には、ギア55が取り付けられている。このギア55に画像形成装置1に内蔵されたモータなどの駆動源からの回転動力が伝達されると、加熱ロール51は図4の矢印で示す方向に回転する。
図4は、図2の定着装置の片側端部から見たときの平面図である。
加熱回転体5は、加熱ロール51と、加熱ロール51を加熱する熱源52と、加熱ロール51をその両端部において軸受け54を介して回転自在に支持する加熱支持フレーム53とを備えている。熱源52は、例えば加熱ロール51の円筒内部に設置される2本のハロゲンランプで構成されており、その長手方向の両端部が定着装置4の筐体41(図1)に支持されている。加熱ロール51の表面温度は図示しない温度検出器により検出され、その検出情報に基づいて熱源52の発熱量が図示せぬコントローラによって制御される。これにより、加熱ロール51の表面温度が予め決められた温度に保たれる。
加圧回転体6は、加熱ロール51の回転軸方向A(図2)に沿う表面部分に接触して回転する図示しない無端ベルトと、無端ベルトをその内周面側から加熱ロール51の表面部分に押し当てて圧接部NPを形成する押当て体62と、押当て体62を支持する支持材8と、無端ベルトを回転可能に保持する図示しないベルト保持体とを備えている。加熱支持フレーム53において、加熱回転体5と加圧回転体6とで形成される圧接部NPに記録媒体9が搬送されてくるときの搬送方向上流側となる部分に、支持軸56が設けられている。また、加熱支持フレーム53において搬送方向下流側となる部分に切り欠き部57が形成されている。
定着装置4は、前述した加熱回転体5及び加圧回転体6に加えて、加圧回転体6を加熱回転体5に押し当てる押当て機構7を備えている。押当て機構7は、加圧回転体6の両端部を支持して揺動する一対の加圧揺動支持フレーム71と、各加圧揺動支持フレーム71を加熱回転体5に近づく方向に揺動させるように押し当てる圧縮コイルばね73とで構成されている。尚、一対の加圧揺動支持フレーム71は形状が異なっていても良い。また、加圧回転体6の両端部が支持できれば一体的に設けられていても良く、更には、複数のフレームから設けられていても良い。加圧揺動支持フレーム71は、図4に示すように、その支点側となる一端部71aが加熱支持フレーム53に対し前述の支持軸56を介して回転自在に取り付けられ、その支持軸56を支点として矢印C,Dの方向に揺動するようになっている。そして、加圧揺動支持フレーム71は、加圧回転体6を支持したうえで、加熱回転体5(加熱ロール51)に近づく方向(矢印C方向)に揺動する状態に保たれ、その変位側となる移動端部77bに圧縮コイルばね73のばね力Fがおよぶことにより、加圧回転体6を加熱回転体5の表面に接触させるようになっている。
圧縮コイルばね73は、圧縮コイルばね73の両端に装着されその端部が鉤状となっている取付けバー76により、ばね端部の一方を加圧揺動支持フレーム71の移動端部77bに形成された開口部75に、ばね端部の他方を加熱支持フレーム53の切り欠き部57に取り付けられている。圧縮コイルばね73は、加圧揺動支持フレーム71と加熱支持フレーム53の間に挟まれて予め決められた量だけ圧縮された状態で保持される。これにより、加圧揺動支持フレーム71を加熱支持フレーム53に近づける方向に押すばね力Fを発揮する。より詳細には、圧縮コイルばね73のばね力Fで矢印C方向に揺動する加圧揺動支持フレーム71において(てこの原埋で)最終的に発生する力(押し当て力)Gが、加圧回転体6の支持材8を経由して押当て体62に伝えられる。これにより、押当て体62が無端ベルトを介して加熱ロール51の表面に予め決められた圧力で押し当てられる。支持材8は、加圧揺動支持フレーム71に形成された溝72に嵌めこまれている。これにより、押当て力Gが押当て体62に伝えられる際には、押当て体62との間に支持材8以外の中間物が介在しないため、累積交差が減少されて支持材8は押当て体62を精度よく支持し、かつ、押当て体62を強く且つ均一の力で加熱ロール51の表面に押し当てられる。
図5は、加圧回転体の支持構造と加熱ロールとの関係を示す説明図である。なお、図5では、図4とは逆の方向から見たときの加圧回転体及び加熱ロールを図示している。
前述したように、加圧回転体6は、加熱ロール51の回転軸方向A(図2)に沿う表面部分に接触して回転する無端ベルト61と、無端ベルト61をその内周面側から加熱ロール51の表面部分に押し当てて圧接部NPを形成する押当て体62と、押当て体62を支持する支持材8と、無端ベルト61を回転可能に保持するベルト保持体83とを備えている。無端ベルト61は、加熱ロール51の長さとほぼ同じ寸法の幅を有する円筒状のベルトである。この無端ベルト61としては、ポリイミド等の合成樹脂にて薄肉の円筒状に形成されるベルト基材の表面に、フッ素系樹脂等からなる離型層を形成したものが使用される。押当て体62は、無端ベルト61の幅とほぼ同じ長さを有する細長い形状からなるヘッド部64で構成されている。ヘッド部64は、合成樹脂、金属等で構成される非弾性部材で形成されるものである。ベルト保持体83は、無端ベルト61の両端部を除く内側の内周面に設けられ、無端ベルト61が潰れることを防ぐものである。また、ベルト保持体83には、オイルパッド83cが設けられ、当該オイルパッド83cにて無端ベルト61の内周面にオイルを供給させて摺動性を良好にしている。ベルト保持体83は、側面部83a及び底面部83bが形成された断面ほぼ∪字状の形態からなる合成樹脂製の保持材である。また、無端ベルト61の両端部には、ベルト保持体83の両端部に設けられる不図示のベルトガイド部材が設けられる。このベルトガイド部材によって無端ベルト61は回転方向および回転方向と直行する回転軸方向とをガイドされている。
支持材8は、長手方向を有する板状の支持材であって、その長手方向に沿って延びる長辺部を有している。支持材8は、図5に示すように、その上長辺部81aを押当て体62(のヘッド部64の接触面部64c)に加熱ロール51の回転軸方向A(図2)に沿って接触させた状態で設置されている。無端ベルト61は、支持材8、押当て体62、及び無端ベルト61と、押当て体62との間に設けられる不図示の摺動シートを介して、加圧揺動支持フレーム71から直接的に支持材8が受ける力によって、加熱ロール51に押し付けられる。尚、ベルト保持体83及び不図示のベルトガイド部材は、支持材8が加圧揺動支持フレーム71から受ける力によって加熱ロール51側に付勢されることで、支持材8に倣うように位置が決まる。
これにより、支持材8は、押当て体62(のヘッド部64)をその押当て面部とは反対側の接触面部64cに直接接触した状態で支持する。そして、この支持材8は、前述の押当て機構7で発生する押し当て力Gを受けて、押当て体62を加熱ロール51にむけて押し当てる。この際、支持材8は、その裁断加工されて寸法精度の高い上長辺部81aが接触面部64cとほとんど隙間なく密着した状態(押当て体62を加熱ロール51にむけて押し当てる方向およびこの方向と直行する方向の双方で)となり、累積公差が減少されて押当て体62を精度よく支持する。押当て体62が無端ベルト61を加熱ロール51に押し当てることで、その加熱ロール51と無端ベルト61(押当て体62)との間に、無端ベルト61が加熱ロール51の表面と予め決められた幅(回転方向の長さ)で接触した定着用の圧接部NPが形成される。このとき圧接部NPは、押当て体62のヘッド部64が加熱ロール51の表面に無端ベルト61を介して接触した状態になって形成される。また、無端ベルト61は、加熱ロール51が回転すると、その回転に追従して図5矢印で示す方向に回転する。
圧接部NPにおける定着は、次のようにして行われる。すなわち、定着対象である記録媒体9が圧接部NPに導入されると、はじめに、ヘッド部64において、庄接部NPの記録媒体搬送方向上流側の領域が、無端ベルト61を介して、その記録媒体9を加熱されて回転する加熱ロール51に押し当て、続いて、ヘッド部64において、圧接部NPの記録媒体搬送方向下流側の領域が、無端ベルト61を介して、その記録媒体9を上記加熱ロール51に押し当てる。定着時には、圧接部NPが高加圧の状態にあるうえに加熱ロール51の加熱により高温状態(例えば80〜200℃)になるが、その高圧で高温の状況下であるにもかかわらず支持材8は塑性変形することなく形状を維持して押当て体62を支持し続けることができ、これにより圧接部NPの回転軸方向における圧力分布が変動するおそれがない。また、支持材8は、押当て体62に直接接触して支持し、押当て体62との間に合成樹脂製の支持材を介在させて支持することがないため、例えば、その介在させる支持材が高圧や高温により経時変形することで押当て体62の支持が不安定になるおそれがなく、これによっても上記圧力分布が変動するおそれがない。
支持材8は、押当て体62のヘッド部64における接触部64aと対向する部位に接触してヘッド部64を支持する状態に設置される。この接触部64aは、ヘッド部64の長手方向に延びる凹状の溝部であり、支持材8の長辺部はこの溝部に接触した状態で挿入されることとなる。この溝部の内部に部分的にリブや凹凸が設けられていても良い。このときの支持材8は、加熱ロール51の回転中心点Kから押当て体62のヘッド部64(の接触部64a)が加熱ロール51と接触する領域に伸ばした直線Mの延長線上において、その上長辺部81aがヘッド部64の接触面部64cに接触し、その回転中心点Kにむけて押当て体62のヘッド部64を加熱ロール51に押し当てて支持するように設置される。言い換えると、上長辺部81aと回転中心点Kとを結んだ仮想的な直線Mと接触部64aとが交わる位置関係で支持材8や押当て体62が設けられている。更に、好ましくは、図5の通り、支持材8の板状の部位に仮想的な直線Mが重なるように設けられると良く。より好ましくは、支持材8の板状の部位と仮想的な直線Mとが並行となるように設けられるとより良い。
支持材8のヘッド部64下への設置により、その支持材8が受ける押当て機構7の押し当て力Gを押当て体62のヘッド部64に対して直接的に効率よく伝達させることができ、これによって圧接部NPの回転軸方向における圧力分布がより安定したものになる。また、支持材8が、押当て体62においてその支持材8の厚みの分だけ設けられた溝部に嵌められているから、押当て体62が、無端ベルト61の回転方向にずれにくくなり、仮にずれたとしてのそのずれ量は小さい。なお、図5の通り、板状の支持材8は厚みがあるので、仮想的な直線Mは板厚の中心を結んだ直線となっている。また、仮想的な直線Mは、支持材8の長手方向と平行な方向から断面視したときに、支持材8の長辺部と加熱ロール51の回転中心とを通る直線が、無端ベルト61と加熱ロール51の回転中心とが接触する領域である圧接部NPに交わっていればよく、その断面位置は、支持材8の中央部であっても両端部であってもよい。ただし、好ましくは、その断面位置が支持材8の中央部および両端部の双方である場合に、上記のような関係となるように、支持材8や押当て体62が設けられていると良い。
ここで、支持材8の詳細について説明する。
図6は、支持材8を示す斜視図である。支持材8は、図6に示すように、予め決められた厚さEを有する鋼板が、その長手方向に沿った領域で折り曲げられたものである。厚さEについては、支持材として要求される物理的強度、設置スペース、コスト等の観点から選定されるものであって特に限定されないが、例えば1.0〜2.0mmである。支持材8は、基本的に、押当て体62の長さ(加熱ロール51の回転軸方向の長さ)よりも少し大きい長さを有する長方形の板状に形成されている。鋼板としては、例えば亜鉛メッキ鋼板が使用される。この支持材8は、上長辺部81aと下長辺部81bを有しており、その2つの長辺部のうち少なくとも上長辺部81aについては裁断(せん断)加工(例えばプレス機械によるせん断加工)を施して寸法精度の高い部分として形成している。また、この支持材8は、その両端部81cの上長辺部の一部領域を裁断加工により除去している。このような支持材8で構成される平板状の支持材8は、簡素な板状の形状であるので、高価な二次加工を施すこともなく低コストで良好な寸法精度が容易に得られる。支持材8は、平板の下長辺部81bの一部領域を折り曲げ加工した折り曲げ部85を有する形態にしている。折り曲げは、その折り曲げる下長辺部81bの2箇所に切り欠き部86を形成し、その2つの切り欠き部86に挟まれた下長辺部の領域をほぼ直角に折り曲げることで行っている。このときの折り曲げ加工は、例えばプレス成形機等の装置を用いて行う。このような折り曲げ加工を施すことで、もともとは平板状であった支持材8が長手方向において撓みにくくしている。但し、折り曲げ加工を施す際に、裁断加工された上長辺部81aが歪んでしまうと、寸方精度に悪い方向に影響がでるので、折り曲げ部85の長さは、平板状の支持材8において折り曲げられていない部位の長さよりも短いものとなっている。尚、上長辺部81aと下長辺部81bは、説明の便宜上の都合で、「上」とか「下」といった表現で説明しているが、実施上においては上下左右斜めの何れの方向にあるものであってもよい。
図7は、図2の定着装置における圧接部の圧力分布を示す説明図である。
圧接部NPにおける加熱ロール51にかかる圧力分布は、ヘッド部64において圧接部NPの記録媒体搬送方向上流側の領域がおよばす圧力に比べて、その搬送方向下流側の領域がおよばす圧力のほうが大きくなる。
図8は、支持材による押当て体の支持状態と支持材の折り曲げ部の構成および支持版と押当て体にかかる圧力分布を示す説明図である。折り曲げ部85を有する支持材8においては、図8に示すように、その折り曲げ部85の回転軸方向Aにおける両端部85aが、押当て体62(のヘッド部64)における有効押当て領域部Hの端部と接触する地点(P1)と支持材8の両端部81cの保持される地点(P2)との間(W)に存在する。有効押当て領域部Hとは、最大送り幅の記録媒体9に対する定着を行うことができる圧接部領域を形成するために押し当て力Gをおよぼすべき保障領域である。この領域部Hは、例えば、押当て体62のヘッド部64の回転軸方向Aにおける両端部に加熱ロール51の表面から少しずつ遠ざかる側に傾斜する傾斜面を形成して加熱ロール51に対する押し当て圧を相対的に弱めた領域Sの内側に存在する領域として構成される。
支持材8は、その両端部81cにおいて押当て機構7からの押し当て力Gを受け、押当て体62(のヘッド部64)を加熱ロール51に押し当てるが、この際、固定された状態にある加熱ロール51からの反力(荷重)Jを押当て体62を介して受ける。この際、支持材8の折り曲げ部85の両端部85aが上記2地点の間(W)に存在するので、その折り曲げ部85を形成する際に使用される切り欠き部86がその2地点間(W)内に存在することとなり、これにより押し当て力Gを受けて支持材両端部81cの保持地点P2に発生する応力集中が分散され、その応力集中により支持材の両端部81cが保持地点P2を境に折れ曲がるように変形することが抑制される。この結果、支持材8の両端部81cにおける変形による圧接部NPの圧力分布が変動することが抑制される。ちなみに、折り曲げ部85の両端部85aが上記の接触地点P1よりも内側の領域(有効押当て領域:Hに相当する領域)に存在すると、その切り欠き部86も同じ領域に存在するようになり、切り欠き部86における押し当て力が他の部位の押し当て力と相違して圧接部NPの圧力分布が変動するおそれがある。また、このときの圧接部NPの加熱ロール51の回転軸方向Aにおける加圧分布は、図8下部に示すように、その両端部R1,R2の一部を除いた主要領域においてほぼ一定したものとなる。両端部Rl,R2の圧力がそれ以外の領域(中央部側の主要領域)の圧力に比べて少し高いのは、圧接部NPを通過する際に記録媒体9に不要な雛が発生するのを抑制するためである。
図9は、圧接部の正常の状態(a)と定着時の記録媒体通過により発生する撓み変形の状態(b)を示す説明図である。支持材8は、図6のように折り曲げ部85を有する形態にしている。これにより、支持材8はねじれ剛性のより強い支持材になる。一般に圧接部NPでは、図9bに示すように、記録媒体9が導入されて通過する際に、その通過の方向Bに沿う力が発生し、これにより静止状態にある押当て体62がその通過の方向Bの下流側に湾曲するような状態に撓むことがある。これに対し、この折り曲げ部85を有する支持材8を用いて支持した場合には、その支持材8で支持される押当て体62において上記撓み変形が発生することが抑制される(図9a)。これによっても、圧接部NPの回転軸方向における圧力分布の変動が抑えられる。
(2)第2の実施形態
図10は、第2の実施形態に係る定着装置の要部を示す説明図である。
この定着装置4は、ロール形態の回転ロール60と、回転ロール60の回転軸方向に沿う表面部分に接触して回転する無端ベルト91と、無端ベルト91をその内周面側から回転ロール60の当該表面部分に押し当てて庄接部NPを形成するとともに加熱する押当て加熱体95と、押当て加熱体95を支持する支持材8と、支持材8を介して押当て加熱体95を回転ロール60にむけて押し当てる図示しない押当て機構とを備えたものである。
回転ロール60は、金属等で形成された円筒状又は円柱状のロールである。この回転ロール60は、図示しない固定支持フレームに軸受けを介して回転自在に取り付けられているとともに、第1の実施形態における加熱ロール51と同様に画像形成装置1本体側の回転駆動部からの回転動力を受けて矢印で示す方向に回転駆動するようになっている。押当て加熱体95は、回転ロール60の回転軸方向の長さとほぼ同じ長さを有する熱源が配置された加熱本体96と、加熱本体96を保持する加熱保持体97とで構成されている。加熱保持体97は、加熱本体96を保持する側とは反対側に支持材8が接触して支持する接触面部97cが形成されている。無端ベルト91は、例えば、第1の実施形態における無端ベルト61と同様のもので構成されている。
支持材8は、支持材8で構成されている。この支持材8は、第1の実施形態における平板からなる鋼板製の支持材8を適用している。また、この支持材8は、その裁断加工した長辺部81bを加熱保持体97の接触面部97cに回転ロール60の回転軸方向に沿って接触させた状態で押当て加熱体95を支持している。押当て機構としては、例えば、第1の実施形態における押当て機構7と同様のものを適用することができる。この場合、押当て機構による押し当て力が支持材8に伝えられ、これにより支持材8が押当て加熱体95を回転ロール60にむけて押し当てるようになっている。この際、支持材8は、その裁断加工されて寸法精度の高い下長辺部81bが接触面部97cとほとんど隙間なく密着した状態となり、累積公差が減少されて押当て加熱体95を精度よく支持する。また、第1の実施形態における押当て機構7と同様に、支持材8は、加圧揺動支持フレーム71に形成された溝72に嵌めこまれている。これにより、押当て力Gが押当て加熱体95に伝えられる際に、押当て加熱体95との間に支持材8以外の中間物を介在して支持する事がないため、累積交差が減少されて押当て加熱体95を精度よく支持する。
そして、定着装置4においては、押当て加熱体95が無端ベルト91を回転ロール60に押し当てることで、その回転ロール60と無端ベルト91(押当て加熱体95)との間に、無端ベルト91が回転ロール60の表面と予め決められた幅(回転方向の長さ)で接触した定着用の圧接部NPが形成される。このとき圧接部NPは、押当て加熱体95の加熱本体96が回転ロール60の表面に無端ベルト91を介して接触した状態になって形成される。また、無端ベルト91は、回転ロール60が回転すると、その回転に追従して矢印で示す方向に回転する。この圧接部NPにおける定着は、次のようにして行われる。すなわち、定着対象である記録媒体9が圧接部NPに導入されると、押当て加熱体95の加熱本体96が(無端ベルト91を介して)その記録媒体9を加熱しながら回転する回転ロール60に押し当てる。この定着時には、圧接部NPが高加圧の状態にあるうえに押当て加熱体95の加熱により高温状態になるが、その高圧で高温の状況下であるにもかかわらず支持材8は塑性変形することなく形状を維持して押当て加熱体95を支持し続けることができ、これにより庄接部NPの回転軸方向における圧力分布が変動するおそれがない。また、支持材8は、押当て加熱体95に直接接触して支持し、押当て加熱体95との間に合成樹脂製の支持材を介在させて支持することがないため、例えば、その介在させる支持材が高圧や高温により経時変形することで押当て加熱体95の支持が不安定になるおそれがなく、これによっても上記圧力分布が変動するおそれがない。
なお第2の実施形態においては、支持材8として、第1の実施形態における折り曲げ部85を有する支持材8を同様に適用することができる。折り曲げ部85を有する支持材を適用する場合、第1の実施形態における支持材8の場合(図7)と同様に、その折り曲げ部85の回転軸方向Aにおける両端部85aが、押当て加熱体95(の加熱保持体97)における有効押当て領域部Hの端部と接触する地点(Pl)と支持材8の両端部81cの保持される地点(P2)との間(W)に存在するように形成するようにするとよい。
(3)変形例
(3−1)変形例1
図6,8に示した支持材8に代えて、図11,12に示した支持材8aを用いてもよい。この支持材8aには、支持材8が有していたような切り欠き部86を有していない。
(3−2)変形例2
図5の構造に代えて、図13に示すような構造の加圧回転体6aを用いてもよい。この加圧回転体6aは、図5に示した無端ベルト61と支持材8とベルト保持体83とを備えているが、押当て体62に代えて、無端ベルト61をその内周面側から加熱ロール51の表面部分に押し当てて圧接部NPを形成する押当て体62aを備えている。この押当て体62aは、無端ベルト61の幅とほぼ同じ長さを有する細長い形状からなるヘッド部64とパッド部65で構成されている。ヘッド部64は、合成樹脂、金属等で構成される非弾性部材で形成されるものである。パッド部65は、ゴム材料等の弾性部材で形成されている。支持材8は、その上長辺部81aを押当て体62a(のヘッド部64の接触面部64c)に加熱ロール51の回転軸方向A(図2)に沿って接触させた状態で設置されている。これにより、支持材8は、押当て体62a(のヘッド部64)をその押当て面部とは反対側の接触面部64cに直接接触した状態で支持する。そして、この支持材8は、前述の押当て機構7で発生する押し当て力Gを受けて、押当て体62aを加熱ロール51にむけて押し当てる。押当て体62aが無端ベルト61を加熱ロール51に押し当てることで、その加熱ロール51と無端ベルト61(押当て体62a)との間に、無端ベルト61が加熱ロール51の表面と予め決められた幅(回転方向の長さ)で接触した定着用の圧接部NPが形成される。このとき圧接部NPは、押当て体62aのヘッド部64及びパッド部65の双方が加熱ロール51の表面に無端ベルト61を介して接触した状態になって形成される。圧接部NPにおける定着は、次のようにして行われる。すなわち、定着対象である記録媒体9が圧接部NPに導入されると、はじめに庄接部NPの記録媒体搬送方向上流側に配置されているパッド部65が、無端ベルト61を介して、その記録媒体9を加熱されて回転する加熱ロール51に押し当て、続いて、圧接部NPの記録媒体搬送方向下流側に配置されているヘッド部64(の接触部64a)が、無端ベルト61を介して、その記録媒体9を上記加熱ロール51に押し当てる。支持材8は、押当て体62aのヘッド部64における接触部64aと対向する部位に接触してヘッド部64を支持する状態に設置される。このときの支持材8は、加熱ロール51の回転中心点Kから押当て体62aのヘッド部64(の接触部64a)が加熱ロール51と接触する領域に伸ばした直線Mの延長線上において、その上長辺部81aがヘッド部64の接触面部64cに接触し、その回転中心点Kにむけて押当て体62aのヘッド部64を加熱ロール51に押し当てて支持するように設置される。支持材8のヘッド部64下への設置により、その支持材8が受ける押当て機構7の押し当て力Gを押当て体62aのヘッド部64に対して直接的に効率よく伝達させることができ、これによって圧接部NPの回転軸方向における圧力分布がより安定したものになる。
(3−3)変形例3
支持材8は、耐熱性を有して塑性変形しにくいものであれば、鋼板以外のもので構成してもかまわない。この他、画像形成装置1における作像装置2としては、複数色のトナー像を形成して記録媒体9にそれぞれ転写することができる多色像形成型の作像装置を適用してもよい。作像装置2における転写方式には、中間転写体を用いる公知の中間転写方式などを採用することも可能である。
1…画像形成装置、2…作像装置、3…給紙装置、4…定着装置、5…加熱回転体、6…加圧回転体、7…押当て機構、8…支持材、9…記録媒体、12…感光ドラム、13…帯電装置、14…露光装置、15…現像装置、15a…現像ロール、16…転写装置、17…清掃装置、31…収容カセット、32…送出装置、33,34…搬送ロール、39…排出ロール、41…筐体、51…加熱ロール、52…熱源、53…加熱支持フレーム、54…軸受け、55…ギア、56…支持軸、57,86…切り欠き部、59…取付け面部、60…回転ロール、61,91…無端ベルト、62…押当て体、64…ヘッド部、65…パッド部、71…加圧揺動支持フレーム、72…溝、73…圧縮コイルばね、76取付けバー、77b…移動端部、81a…上長辺部、81b…下長辺部、81c…両端部、83…ベルト保持体、85…折り曲げ部、85a…両端部、95…押当て加熱体、96…加熱本体、97…加熱保持体、A…回転軸方向、E…支持材の厚さ、F…ばね力、G…押し当て力、J…反力、K…回転中心点、M…直線、H…有効押当て領域、NP…圧接部、P1…有効押当て領域部の端部と接触する地点、P2…板状支持材の両端部の保持される地点、S…押当て圧を相対的に弱めた領域、W…地点Plと地点P2の間。

Claims (7)

  1. 回転することにより記録媒体を搬送し、当該記録媒体を加熱する回転体と、
    前記回転体に接触した状態で回転される無端ベルトと、
    前記無端ベルトの内周面側に設けられ、前記回転体に向かって押し当てられる押当て体と、
    長手方向を有する支持材であって、当該長手方向に沿って延びる長辺部を有し、当該長辺部を前記押当て体に接触させた状態で当該押当て体を支持する板状の支持材と、
    前記支持材を介して前記押当て体を前記回転体に向かって押し当てる押当て機構とを備え
    前記押当て体は、前記回転体と接触する側とは反対側において、当該回転体の長手方向に沿って延びる溝部を有し、
    前記支持材は、前記長辺部が前記溝部に挿入され、当該長辺部が当該溝部に接触した状態で前記押当て体を支持し、
    前記支持材の前記長辺部の下長辺部と上長辺部とを結ぶ直線上に、前記回転体の回転中心と、前記無端ベルトと前記回転体とが接触する領域とが存在する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 回転することにより記録媒体を搬送する回転体と、
    前記回転体に接触した状態で回転される無端ベルトと、
    前記無端ベルトの内周面側に設けられて、当該無端ベルトを加熱し、前記回転体に向かって押し当てられる押当て体と、
    長手方向を有する支持材であって、当該長手方向に沿って延びる長辺部を有し、当該長辺部を前記押当て体に接触させた状態で当該押当て体を支持する板状の支持材と、
    前記支持材を介して前記押当て体を前記回転体に向かって押し当てる押当て機構とを備え
    前記押当て体は、前記回転体と接触する側とは反対側において、当該回転体の長手方向に沿って延びる溝部を有し、
    前記支持材は、前記長辺部が前記溝部に挿入され、当該長辺部が当該溝部に接触した状態で前記押当て体を支持し、
    前記支持材の前記長辺部の下長辺部と上長辺部とを結ぶ直線上に、前記回転体の回転中心と、前記無端ベルトと前記回転体とが接触する領域とが存在する
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 記押当て機構は、
    前記回転体を回転自在に支持する加熱支持フレームに対して揺動可能に設けられ前記支持材を支持する加圧揺動支持フレームと、
    前記加圧揺動支持フレームを前記加熱支持フレームに近づける方向に付勢する付勢手段とを有し、
    前記加圧揺動支持フレームには前記支持材が嵌められる溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 記支持材は、その長手方向に沿った領域で折り曲げられている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 記押当て機構は、前記押当て体において前記無端ベルトと接している領域のうち、前記無端ベルトの回転方向下流側の領域を前記回転体に向かって押し当てる
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 記支持材が鋼板であり、前記長辺部が裁断加工されて形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 像を形成して記録媒体に転写する作像装置と、
    転写された画像を前記記録媒体に定着する請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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