JP4970829B2 - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ回路を使用して誘導加熱コイルに高周波電流を供給し電磁誘導で調理鍋を加熱する電磁誘導加熱調理器に係り、特に、誘導加熱コイルの上面のトッププレートに載置される鍋の有無を判別する技術に関するものである。
電磁誘導加熱調理器の工場出荷時において、作業者が鍋の有無が正常に判別していることを確認して出荷する。しかし、出荷後に仕様変更によって通常の誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルに交換して使用する場合が多々ある。このとき、誘導加熱コイルのインダクタンス値の違いにより、鍋の有無が正常に判別できない場合がある。よって、作業者が手動によって鍋の有無が正常に判別できるように判別基準値を再設定する必要が生じる。以下、鍋の判別基準値を手動で設定することができる電磁誘導加熱調理器について説明する。
図5は、従来技術の電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。同図において、整流回路DR1は、商用交流電源の出力を整流して直流電圧に変換し、平滑コンデンサC1は、直流に変換した電圧を平滑する。また、入力電流検出回路IDは、入力電流値を検出して入力電流検出信号Idを出力し、入力電圧検出回路IVは、入力電圧値を検出して入力電圧検出信号Ivを出力する。
スイッチング素子TR1及びスイッチング素子TR2は、ハーフブリッジ形のインバータ回路を形成するスイッチング素子で、例えば、MOSFET又はIGBTが使用されている。誘導加熱コイルHLは共振コンデンサC2及び共振コンデンサC3とで直列共振を形成する。鍋PBは誘導加熱コイルHLの上に載置され電磁誘導により加熱をされる。
インバータ駆動回路SDは、制御回路SCからの制御信号Scの値に応じて、パルス幅の比率が一定でパルス周波数を変調するPFM制御をして、スイッチング素子TR1、スイッチング素子TR2を交互に駆動するスイッチング素子駆動信号Sd1及びスイッチング素子駆動信号Sd2を出力する。
電力演算回路SAは、入力電流検出信号Idと入力電圧検出信号Ivとを入力してインバータの入力電力を演算して電力演算信号Saとして出力する。また、電力設定回路PCは、予め定めた電力設定値を設定して電力設定信号Pcとして出力する。
差動増幅回路COは、電力設定信号Pcと電力演算信号Saとを差動増幅して、差動増幅信号ΔIの値を出力する。制御回路SCは、加熱スイッチTSから加熱開始信号Tsが入力されると動作を開始し、差動増幅信号ΔIの値に応じて演算を行い、差動増幅信号ΔIの値が大きいときに制御処理信号Scの値を小さくし、逆に差動増幅信号ΔIの値が小さいときは制御処理信号Scの値を大きくする。さらに、操作パネルOAによって予め設定される位相設定値及び電流設定値を位相差基準信号Pr及び電流基準信号Erとして出力する。
インバータ駆動回路SDは、制御回路SCから入力される制御信号Scの値が小さいとき、PFM制御の周波数を高くして誘導加熱コイルHLと共振コンデンサC2及びC3からなる共振タンクのインピーダンス値を大きくして誘導加熱コイルHLに流れる電流を小さくする。逆に上記制御演算信号Scの値が大きいときは、PFM制御の周波数を低くして共振タンクのインピーダンス値を小さくして誘導加熱コイルHLに流れる電流を大きくすることによって、誘導加熱コイルHLに流れる電流制御をおこなう。
図5に示す位相差検出回路PDは、図6に示すパルス化回路PKと位相差・電圧変換回路PVとで形成され、パルス化回路PKは、下記に示す図8(B)の出力電流検出信号Ct2の正の時間幅を同図(C)に示すパルス信号Pkに変換する。出力電圧検出回路CV2は、図示省略のインバータ回路の交流出力電圧を半波整流して同図(A)に示す出力電圧検出信号Cv2を出力する。位相差・電圧変換回路PVは、パルス信号Pkと出力電圧検出信号Cv2との位相差θを検出し、この位相差θを電圧に変換して位相差検出信号Pdとして出力する。また、位相差θの値が大きいと出力電圧は高くなり、逆に位相差θの値が小さいと出力電圧は小さくなる。
図7に示す電流保持回路EPは、両波整流回路WD、増幅回路OP、ダイオードDR2、コンデンサC4及び抵抗器R1によって構成されるピーク・ホールド動作を行う。両波整流回路WDは、出力電流検出信号Ct2を両波整流する。電流保持回路EPは入力信号の最も高い信号値をコンデンサC4の両端に保持し、復帰抵抗R1によりコンデンサC4の電荷を予め定めた時間によって放電する。
鍋検出回路は、第1の比較回路CP、第2の比較回路CP2及びアンド回路ANDによって形成され、アンド回路ANDの出力信号AdがHighレベルになると鍋無しと判別してインバータ駆動回路SDの動作を停止させる。
図8は、従来技術の動作を説明する波形図であり、同図(A)は、出力電圧検出信号Cv2を示し、同図(B)は、鍋PBが載置されているとき又は載置されていないときの出力電流検出信号Ct2を示し、同図(C)は、鍋PBが載置されていないときのパルス信号Pkを示し、同図(D)は、鍋PBが載置されているときのパルス信号Pkを示し、同図(E)は、鍋PBが載置されているとき又は載置されていないときの位相差検出信号Pdを示し、同図(F)は、鍋PBが載置されているとき又は載置されていないときの電流保持信号Epを示す。
次に、図8に示す波形図を用いて誘導加熱コイルHLに鍋PBが載置されていないときの判別動作について説明する。鍋無し状態で誘導加熱コイルHLを加熱させると、位相差・電圧変換回路PVにより図8(A)の出力電圧検出信号Cv2と同図(C)のパルス信号Pkとの位相差θを検出する。このとき、鍋無しのとき位相差θの値は大きくなり、この位相差θを電圧に変換して同図(E)に示す、位相差検出信号Pdとして出力する。第1の比較回路CPは、位相差検出信号Pdと予め定めた位相基準値Prとを比較して位相差検出信号Pdが位相基準値Prより大きいときに、鍋無しと判別して第1の比較信号CpをHighレベルにしてアンド回路ANDに出力する。
仕様変更等によって誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルと交換して鍋無し状態で誘導加熱コイルHLを加熱させると、誘導加熱コイルのインダクタンス値の違いにより、例えば、図8(D)に示す位相差θの値が小さくなり、この位相差θに応じて同図(E)に示す位相差検出信号Pdの値も小さくなる。第1の比較回路CPは、位相差検出信号Pdと位相基準値Prとを比較して位相差検出信号Pdが位相基準値Prより小さくなると鍋有りと判別し、鍋の有無が正常に判別できなくなる。このとき、作業者が操作パネルOAを操作して位相基準値Prを鍋の有無が正常に判別できなる値に再設定する。しかし、作業者が位相基準値Prの最適な値を見つけて設定するのに時間を必要とする。
同様に、誘導加熱コイルのインダクタンス値の違いにより、例えば、図8(B)に示す出力電流検出信号Ct2も小さくなり、この出力電流検出信号Ct2に応じて同図(F)に示す電流保持信号Epの値も小さくなる。第2の比較回路CP2は、電流保持信号Epと予め定めた電流基準値Erとを比較して電流保持信号Edが電流基準値Erより小さくなると鍋有りと判別し、鍋の有無が正常に判別できなくなる。このときも、作業者が操作パネルを操作して電流基準値Erの値を鍋の有無が正常に判別できる値に再設定する。しかし、作業者が電流基準値Erの最適値を見つけるのに時間を必要とする。
上述に示すように、従来技術では、出荷後の仕様変更によって誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルと交換して使用するとき、作業者が鍋の判別基準値を手動によって再設定する必要がある。しかも、位相基準信号Pr及び電流基準信号Erの2つのパラメータを手動で再設定するために多大な設定時間を必要とする。(例えば、特許文献1)
特開2004−253297号公報
電磁誘導加熱調理器は工場出荷時において、作業者が鍋の有無が正常に判別できることを確認して出荷する。しかし、出荷後に実際に使用する環境の変化に対応して、工場出荷時に設置した標準の誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルに交換して使用する場合が多々ある。このとき、誘導加熱コイルのインダクタンス値の違いにより鍋の有無が正常に判別できない場合がある。よって、作業者が判別基準値を手動によって再設定して鍋の有無が正常に判別できるようにする。
しかし、判別基準値には2つの基準値(位相基準値及び電流基準値)があり、作業者が手動で2つの基準値を再設定するにも、どの程度増やすのか若しくはどの程度減らすのかを予見するのが非常に難しく、カットアンドトライにて2つの基準値を再設定するには多大な設定時間を必要としていた。また、手動で設定する判別基準値は、まず、誘導加熱コイルに鍋が載置されていない状態にして鍋無しと判別する判別基準値を求め、且つ誘導加熱コイルに鍋を載置し、電力設定値を最小にして鍋有りと判別する判別基準値を手動で求めるために複雑な操作を必要とし判別基準値の精度に問題がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決することができる電磁誘導加熱調理器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電力値を演算して電力演算信号として出力する電力演算回路と、予め定めた入力電力値を設定して電力設定信号として出力する電力設定回路と、前記電力演算信号の値が前記電力設定信号の値と略等しくなるように前記インバータ回路の出力周波数を制御する制御回路と、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差を検出して位相差検出信号を出力する位相差検出回路と、前記インバータ回路の出力電流のピーク値を検出して電流保持信号として出力する電流保持回路と、前記位相差検出信号の値が位相基準値より大きいとき且つ前記電流保持信号の値が電流基準値より大きいときに前記誘導加熱コイルに鍋が載置されていないことを検出して前記インバータ回路を停止する鍋検出回路とを具備した電磁誘導加熱調理器において、鍋が前記誘導加熱コイルに載置されていない状態にしてから操作パネルの所定ボタンを押すと前記インバータ回路を駆動させると共に位相・電流検出開始信号を出力する位相・電流検出制御回路と、1パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値を予め定めた位相補正基準値で減算して前記位相基準値を算出し、2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値に前記位相補正基準値を加算して前記位相基準値を算出し自動設定する位相基準設定回路と、前記1パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記電流保持信号の値を予め定めた電流補正基準値で減算して前記電流基準値を算出し、前記2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記電流保持信号の値に前記電流補正基準値を加算して前記電流基準値を算出し自動設定する電流基準設定回路と、を具備したことを特徴とする電磁誘導加熱調理器である。
第2の発明は、共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電力値を演算して電力演算信号として出力する電力演算回路と、予め定めた入力電力値を設定して電力設定信号として出力する電力設定回路と、前記電力演算信号の値が前記電力設定信号の値と略等しくなるように前記インバータ回路の出力周波数を制御する制御回路と、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差を検出して位相差検出信号を出力する位相差検出回路と、前記インバータ回路の出力周波数を検出して周波数検出信号として出力する周波数検出回路と、前記位相差検出信号の値が位相基準値より大きいとき且つ前記周波数検出信号の値が周波数基準値より大きいときに前記誘導加熱コイルに鍋が載置されていないことを検出して前記インバータ回路を停止する鍋検出回路とを具備した電磁誘導加熱調理器において、鍋が前記誘導加熱コイルに載置されていない状態にしてから操作パネルの所定ボタンを押すと前記インバータ回路を駆動させると共に位相・周波数検出開始信号を出力する位相・周波数検出制御回路と、1パルスの位相・周波数検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値を予め定めた位相補正基準値で減算して前記位相基準値を算出し、2パルスの位相・周波数検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値に前記位相補正基準値を加算して前記位相基準値を算出し自動設定する位相基準設定回路と、前記1パルスの前記位相・周波数検出開始信号が入力されると前記周波数検出信号の値を予め定めた周波数補正基準値で減算して前記周波数基準値を算出し、前記2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記周波数検出信号の値に前記周波数補正基準値を加算して前記周波数基準値を算出し自動設定する周波数基準設定回路と、を具備したことを特徴とする電磁誘導加熱調理器である。

第1の発明によれば、電磁誘導加熱調理器の誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルに交換して使用するときに、誘導加熱コイルのインダクタンス値の違いによって生じる鍋有無の2つの判別基準値(位相基準値及び電流基準値)の再設定を自動設定することかできるので、作業者が判別基準値を手動によって再設定するのに対して大幅に時間が短縮でき作業効率が向上する。さらに、作業者が2つの判別基準値を手動でカットアンドトライにて求めるのに対して、自動設定によって求めた2つの判別基準値(位相基準値及び電流基準値)の方が遥かに精度が良く製品の品質向上につながる。
第2の発明によれば、上述と同様に誘導加熱コイルのインダクタンス等の違いによって生じる鍋有無の判別基準値(位相基準値及び周波数基準値)を自動設定することかできるので作業効率が向上する。さらに、作業者が2つの判別基準値を手動でカットアンドトライにて求めるのに対して、自動設定によって求めた2つの判別基準値(位相基準値及び周波数基準値)の方が遥かに精度が良く製品の品質向上につながる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。同図において、図5に示す従来技術のインバータ装置の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
位相・電流検出制御回路PEは、操作パネルOAの所定ボタンを押して選択される鍋無し検出調整モード1又は鍋無し検出調整モード2に対応する選択信号Osに応じて、位相・電流検出開始信号Peとインバータ駆動信号Piとを出力する。このとき、モード1が選択されると位相・電流検出開始信号Peは1パルス信号を出力し、モード2が選択されると2パルス信号を出力する。また、インバータ駆動信号Piは、位相・電流検出制御回路PEに選択信号Osが入力されたときから予め定めた時間(例えば、約8秒)継続して出力される。
位相基準設定回路PRは、予め定めた位相補正基準値ΔPが準備され、1パルスの位相・電流検出開始信号Pe(鍋無し検出調整モード1)が入力されると動作を開始し、予め定めた時間(例えば、約8秒)動作を継続する。続いて、位相差検出信号Pdの値に基づいて、位相差検出信号Pd−位相補正基準値ΔPより位相基準値Prを算出して自動設定する。また、2パルスの位相・電流検出開始信号Pe(鍋無し検出調整モード2)が入力されると位相差検出信号Pdの値に基づいて、位相差検出信号Pd+位相補正基準値ΔPより位相基準値Prを算出して自動設定する。
電流基準設定回路ERは、予め定めた電流補正基準値ΔEが準備され、1パルスの位相・電流検出開始信号Pe(鍋無し検出調整モード1)が入力されると動作を開始し、予め定めた時間(例えば、約8秒)動作を継続する。続いて、電流保持信号Epの値に基づいて、電流保持信号Ep−電流補正基準値ΔEより電流基準値Erを算出して自動設定する。また、2パルスの位相・電流検出開始信号Pe(鍋無し検出調整モード2)が入力されると電流保持信号Epの値に基づいて、電流保持信号Ep+電流補正基準値ΔEより電流基準値Erを算出して自動設定される。
図2は、実施形態1の動作を説明する波形図であり、同図(A)は、位相・電流検出開始信号Peを示し、同図(B)は、インバータ駆動信号Piを示し、同図(C)は、鍋PBが載置されていないときの位相差検出信号Pdを示し、同図(D)は、鍋PBが載置されていないときの電流保持信号Epを示す。
次に、出荷後の仕様変更によって誘導加熱コイルHLを別の誘導加熱コイルHLに交換したときの位相基準値及び電流基準値の設定について、図2の波形図を用いて説明する。
図2に示す時刻t=t1において、位相基準設定回路PR及び電流基準設定回路ERは、誘導加熱コイルHLが交換する前に設定された位相基準値Pr及び電流基準値Erが保持されている。
時刻t=t2において、作業者が操作パネルOAの所定ボタンを押して鍋無し検出調整モード1を選択すると、位相・電流検出制御回路PEは図2(B)に示すインバータ駆動信号Piを出力すると共に、図2(A)に示す1パルスの位相・電流検出開始信号Peも出力する。
時刻t=t2において、1パルスの位相・電流検出開始信号Peが位相基準設定回路PRに入力されると、時刻t=t2以前に保持している位相基準値Prを初期化する。続いて、インバータ駆動信号Piに応じてインバータ回路は動作を開始し、位相差検出回路PDによって検出される位相差検出信号Pdの値の読み込みを開始する。同様に、1パルスの位相・電流検出開始信号Peが電流基準設定回路ERに入力されると、時刻t=t2以前に保持されている電流基準値Erを初期化する。続いて、電流保持回路EPによって検出される電流保持信号Epの値の読み込みを開始する。
時刻t=t2〜t3の期間は、位相差検出信号Pdの過度期であり位相差検出信号Pdの値が増加する。続いて、位相基準設定回路PRは、時刻t=t4以後の安定した位相差検出信号Pdに基づいて、位相差検出信号Pd−位相補正基準値ΔPより位相基準値Prを算出する。同様に、電流基準設定回路ERは、時刻t=t4以後の安定した電流保持信号Epに基づいて、電流保持信号Ep−電流補正基準値ΔEより電流基準値Erを算出する。
時刻t=t5において、位相基準設定回路PRは、動作時間(例えば、約8秒)が終了し、位相差検出信号Pd−位相補正基準値ΔPによって自動設定された位相基準値Prを確定して保持する。同様に、電流基準設定回路ERは、動作時間(例えば、約8秒)が終了し、電流保持信号Ep−電流補正基準値ΔEによって自動設定された電流基準値Erを確定して保持する。続いて、時刻t=t6において、図2(B)に示すインバータ駆動信号Piの出力時間(例えば、約8秒)が終了するとインバータ回路の動作を停止する。以後、作業者が操作パネルOAの所定ボタンを再度押して通常調理モードに戻る。
上述より、電磁誘導加熱調理器の誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルに交換しても最適な位相基準値及び電流基準値が簡単に自動設定することかできるので、作業効率が大きく向上する。
次に、鍋有り状態にも関わらず鍋無しと判別される特殊な鍋(例えば、鍋の径が非常に小さいもの)を加熱可能にするための位相基準値及び電流基準値の設定について説明する。
誘導加熱コイルHLに加熱したい特殊な鍋を載置して作業者が操作パネルOAの所定ボタンを押して鍋無し検出調整モード2を選択する。このとき、モード2が選択されると位相・電流検出開始信号Peは図示省略の2パルスの信号となる。位相基準設定回路PRは、2パルスの位相・電流検出開始信号Peが入力されると鍋無し検出調整モード2と判別し、位相差検出信号Pdの値に基づいて、位相差検出信号Pd+位相補正基準値ΔPより算出して位相基準値Prを自動設定する。このとき、位相基準値Prの値が大きくなり鍋有と判別できる。
電流基準設定回路ERは、2パルスの位相・電流検出開始信号Peは入力されると鍋無し検出調整モード2と判別し、電流保持信号Epの値に基づいて、電流保持信号Ep+電流補正基準値ΔEより算出して電流基準値Erを自動設定する。このとき、電流基準値Erの値が大きくなり鍋有と判別できる。以後は、上述した鍋無し検出調整モード1と同一動作を行うので説明を省略する。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施形態2に係る電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。同図において、図5に示す従来技術のインバータ装置の電気接続図と図1に示す実施形態1の電磁誘導加熱調理器の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
実施の形態2は、実施の形態1の電流保持信号Edと電流基準信号Erとの比較に基づいて、鍋の有無を判別するのに対して、周波数検出信号Fvと周波数基準値Frとの比較に基づいて、鍋の有無を判別するものである。
操作パネルOAの所定ボタンを押して鍋無し検出調整モード1又は無し検出調整モード2を選択する。位相・周波数検出制御回路PFは操作パネルOAからの選択信号Osに応じて、位相・周波数検出開始信号Pfとインバータ駆動信号Piとを出力する。このとき、モード1が選択されると位相・周波数検出開始信号Pfは1パルス信号を出力し、モード2が選択されると2パルス信号を出力する。また、インバータ駆動信号Piは、位相・周波数検出制御回路PFに選択信号Osが入力されたときから予め定めた時間(例えば、約8秒)継続して出力される。
周波数検出回路FVは、出力電圧検出回路CV2から出力される出力電圧検出信号Cv2の周波数を電圧に変換して周波数検出信号Fvとして出力する。また、電流保持信号Ep及び位相差検出信号Pdは、電流及び位相差がそれぞれ大きい時に信号電圧も大きくなるのに対し、周波数検出信号Fvは、周波数が高い程低い電圧となる。
周波数基準設定回路FRは、予め定めた周波数補正基準値ΔFが準備され、1パルスの位相・周波数検出開始信号Pf(鍋無し検出調整モード1)が入力されると周波数検出信号Fvの値に基づいて、周波数検出信号Fv−周波数補正基準値ΔFより周波数基準値Frを算出して自動設定する。また、2パルスの位相・周波数検出開始信号Pf(鍋無し検出調整モード2)が入力されると周波数検出信号Fv+周波数補正基準値ΔFより周波数基準値を算出して自動設定する。
図4は、実施形態2の動作を説明する波形図である。同図(A)は、位相・周波数検出開始信号Pfを示し、同図(B)は、インバータ駆動信号Piを示し、同図(C)は、鍋PB載置されていないときの位相差検出信号Pdを示し、同図(D)は、鍋PBが載置されていないときの周波数検出信号Fvを示す。
次に、出荷後の仕様変更によって誘導加熱コイルHLを別の誘導加熱コイルHLに交換したときの位相基準値及び周波数基準値の設定について、図4の波形図を用いて説明する。
図4に示す時刻t=t1において、位相基準設定回路PR及び周波数基準設定回路FRは、誘導加熱コイルHLが交換する前に設定された位相基準値Pr及び周波数基準値Frが保持されている。
時刻t=t2において、作業者は操作パネルOAの所定ボタンを押して鍋無し検出調整モード1を選択すると、位相・周波数検出制御回路PFは図4(B)に示すインバータ駆動信号Piを出力すると共に、図4(A)に示す1パルスの位相・周波数検出開始信号Pfも出力する。
時刻t=t2において、1パルスの位相・周波数検出開始信号Pfが位相基準設定回路PRに入力されると、時刻t=t2以前に保持している位相基準値Prを初期化する。続いて、位相差検出回路PDによって検出される位相差検出信号Pdの値の読み込みを開始する。同様に、1パルスの位相・周波数検出開始信号Pfが周波数基準設定回路FRに入力されると、時刻t=t2以前に保持している周波数基準値Frを初期化する。続いて、周波数検出回路FVによって検出される周波数検出信号Fvの値の読み込みを開始する。
周波数基準設定回路FRは、時刻t=t4以後の安定した周波数検出信号Fvに基づいて、周波数検出信号Fv−周波数補正基準値ΔFより周波数基準値Frを算出する。
時刻t=t5において、周波数基準設定回路FRは、動作時間(例えば、約8秒)が終了し、周波数検出信号Fv−周波数補正基準値ΔFによって自動設定された周波数基準値Frを確定して保持する。上述より、電磁誘導加熱調理器の誘導加熱コイルを別の誘導加熱コイルに交換しても最適な位相基準値及び周波数基準値が簡単に自動設定することかできるので、作業効率が大きく向上する。さらに、作業者が2つの判別基準値を手動でカットアンドトライにて求めた判別基準値に対して、自動設定によって求めた判別基準値の方が遥かに精度が良く製品の品質が向上する。
本発明の実施形態1に係る電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。 実施形態1に係る電磁誘導加熱調理器の動作を説明する波形図である。 本発明の実施形態2に係る電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。 実施形態2に係る電磁誘導加熱調理器の動作を説明する波形図である。 従来技術の電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。 図5に示す位相差検出回路の詳細図である。 図5に示す電流保持回路の詳細図である。 従来技術の電磁誘導加熱調理器の動作を説明する波形図である。
符号の説明
AND アンド回路
CO 差動増幅回路
CP 第1の比較回路
C1 平滑コンデンサ
C2 共振コンデンサ
C3 共振コンデンサ
C4 コンデンサ
CP2 第2の比較回路
CT2 出力電流検出回路
Ct2 出力電流検出信号
CV2 出力電圧検出回路
Cv2 出力電圧検出信号
DR1 整流回路
DR2 ダイオード
EP 電流保持回路
Ep 電流保持信号
ER 電流基準設定回路
Er 電流基準設定信号(電流基準値)
FR 周波数基準設定回路
Fr 周波数基準設定信号(周波数基準値)
FV 周波数・電圧変換回路
Fv 周波数検出信号
HL 誘導加熱コイル
ID 入力電流検出回路
Id 入力電流検出信号
IV 入力電圧検出回路
Iv 入力電圧検出信号
ΔI 差動増幅信号
LED 表示器
OA 操作パネル
OP 増幅回路
PB 鍋
PC 電力設定回路
Pc 電力設定信号
PD 位相差検出回路
Pd 位相差検出信号
PE 位相・電流検出制御回路
Pe 位相・電流検出制御信号
PF 位相・周波数検出制御回路
Pf 位相・周波数検出制御信号
PV 位相差・電圧変換回路
PK パルス化回路
PL トッププレート
PR 位相基準設定回路
Pr 位相基準設定信号(位相基準値)
Pi インバータ駆動信号
R1 抵抗器
SA 電力演算回路
Sa 電力演算信号
SC 制御回路
Sc 制御信号
SD インバータ駆動回路
Sd1 スイッチング素子駆動信号
Sd2 スイッチング素子駆動信号
TS 加熱スイッチ
Ts 加熱開始信号
TR1 スイッチング素子
TR2 スイッチング素子
WD 両波整流回路





Claims (2)

  1. 共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電力値を演算して電力演算信号として出力する電力演算回路と、予め定めた入力電力値を設定して電力設定信号として出力する電力設定回路と、前記電力演算信号の値が前記電力設定信号の値と略等しくなるように前記インバータ回路の出力周波数を制御する制御回路と、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差を検出して位相差検出信号を出力する位相差検出回路と、前記インバータ回路の出力電流のピーク値を検出して電流保持信号として出力する電流保持回路と、前記位相差検出信号の値が位相基準値より大きいとき且つ前記電流保持信号の値が電流基準値より大きいときに前記誘導加熱コイルに鍋が載置されていないことを検出して前記インバータ回路を停止する鍋検出回路とを具備した電磁誘導加熱調理器において、鍋が前記誘導加熱コイルに載置されていない状態にしてから操作パネルの所定ボタンを押すと前記インバータ回路を駆動させると共に位相・電流検出開始信号を出力する位相・電流検出制御回路と、1パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値を予め定めた位相補正基準値で減算して前記位相基準値を算出し、2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値に前記位相補正基準値を加算して前記位相基準値を算出し自動設定する位相基準設定回路と、前記1パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記電流保持信号の値を予め定めた電流補正基準値で減算して前記電流基準値を算出し、前記2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記電流保持信号の値に前記電流補正基準値を加算して前記電流基準値を算出し自動設定する電流基準設定回路と、を具備したことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
  2. 共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電力値を演算して電力演算信号として出力する電力演算回路と、予め定めた入力電力値を設定して電力設定信号として出力する電力設定回路と、前記電力演算信号の値が前記電力設定信号の値と略等しくなるように前記インバータ回路の出力周波数を制御する制御回路と、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差を検出して位相差検出信号を出力する位相差検出回路と、前記インバータ回路の出力周波数を検出して周波数検出信号として出力する周波数検出回路と、前記位相差検出信号の値が位相基準値より大きいとき且つ前記周波数検出信号の値が周波数基準値より大きいときに前記誘導加熱コイルに鍋が載置されていないことを検出して前記インバータ回路を停止する鍋検出回路とを具備した電磁誘導加熱調理器において、鍋が前記誘導加熱コイルに載置されていない状態にしてから操作パネルの所定ボタンを押すと前記インバータ回路を駆動させると共に位相・周波数検出開始信号を出力する位相・周波数検出制御回路と、1パルスの位相・周波数検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値を予め定めた位相補正基準値で減算して前記位相基準値を算出し、2パルスの位相・周波数検出開始信号が入力されると前記位相差検出信号の値に前記位相補正基準値を加算して前記位相基準値を算出し自動設定する位相基準設定回路と、前記1パルスの前記位相・周波数検出開始信号が入力されると前記周波数検出信号の値を予め定めた周波数補正基準値で減算して前記周波数基準値を算出し、前記2パルスの前記位相・電流検出開始信号が入力されると前記周波数検出信号の値に前記周波数補正基準値を加算して前記周波数基準値を算出し自動設定する周波数基準設定回路と、を具備したことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
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