JP4969130B2 - 実装部品極性判別装置 - Google Patents
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Description
又、画像処理を利用してその極性を判別するものがあるが、そのような画像処理を行うための画像処理装置は比較的大掛かりな装置であるとともに高価なものになってしまうという問題があった。
又、請求項2による実装部品極性判別装置、請求項1記載の実装部品極性判別装置において、上記信号供給側プローブ群を介して所定の同じ電圧信号を供給し、上記信号検出側プローブ群を介して電位を検出し、上記極性判別回路によって上記信号検出側プローブ群を介して検出された電位の電位差を算出し該電位差に基づいて上記有極電子部品の極性を判別するようにした場合には、有極電子部品の電極に対して同じ電位の信号を供給するようにしているので、有極電子部品を破壊してしまうようなこともなく、安全な状態で極性の判別を行うことができるものである。
又、請求項3による実装部品極性判別装置、請求項1又は請求項2記載の実装部品極性判別装置において、上記信号検出側プローブ群は上記有極電子部品の電極に対して非接触の状態で設置されているので、有極電子部品側に信号検出側プローブ群を設置するための構成が不要であるという利点がある。
又、請求項4による実装部品極性判別装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の実装部品極性判別装置において、上記信号検出側プローブ群を構成する各信号検出側プローブと上記有極部品の内部の各電極との距離の差が所定の距離差になるように上記各信号検出側プローブを所定位置に配置するようにしたので、極性判別の精度を向上させることが可能になる。
尚、上記信号発生・処理回路17の構成については後述する。
尚、上記一対の信号検出側プローブ23、25は上記コンデンサ3に対して非接触の状態で設置されている。又、上記信号検出側プローブ23、25は、信号検出側プローブ23と電極7との距離(L1)と、信号検出側プローブ25と電極5との距離(L2)の差が所定の距離差になるような所定位置に設置されている。この実施の形態の場合には、信号検出側プローブ23、25は上記コンデンサ3のそと筐に対して等距離の位置に設置されており、それによって、信号検出側プローブ23と電極7との距離と、信号検出側プローブ25と電極5との距離の差が所定の距離差になるものである。それによって判別の精度を向上させるようにしているものである。
最初に、コンデンサ3が正常な状態で実装されている場合から説明する。まず、信号発生器19より一対の信号供給側プローブ13、15に対して同じ電圧信号が供給される。この電圧信号の波形は図2(a)に示すようなものである。次に、一対の信号検出側プローブ23、25を介して電位を検出する。その際、−側電極7と信号検出側プローブ23との間のインピーダンス、+側電極5と信号検出側プローブ25との間のインピーダンスが異なるために、上記一対の信号検出側プローブ23、25によって検出される電位に差が生じる。上記信号検出側プローブ25を介して検出される電位信号は図2(d)に示すようなものであり、一方、上記信号検出側プローブ23を介して検出される電位信号は図2(e)に示すようなものである。
因みに、この場合にはコンデンサ3が正常な極性で実装されているので、ローパスフィルタ45から入力される信号と予め設定・記憶されている信号とが一致することになり、コンパレータ47からは正常である旨の信号「1」が出力される。
尚、この場合にはコンデンサ3が逆の極性で実装されているために、上記図4(a)に示す信号は正常時の図3(a)に示す信号に対して反転された信号になっている。
差動増幅器33から出力された信号は増幅・レベルシフト器37に入力される。この増幅・レベルシフト器37によって増幅・レベルシフトされた信号は図4(b)に示すようなものとなる。
因みに、この場合にはコンデンサ3が逆極性で実装されているので、ローパスフィルタ45から入力される信号と予め設定・記憶されている信号とでは反転された状態になっていて一致することはなく、よって、コンパレータ47からは正常ではない旨の信号「0」が出力されることになる。
まず、比較的簡単で安価な装置によって極性を判別することができるようになった。
又、コンデンサ3の+側電極5と−側電極7に対して同じ電位の信号を供給するようにしているので、コンデンサ3を破壊してしまうようなこともなく、安全な状態で極性の判別を行うことができるものである。
又、この実施の形態の場合には、信号検出側プローブ23、25をコンデンサ3の電極5、7に対して非接触の状態で設置するように構成しているので、コンデンサ3側すなわちプリント基板1側に信号検出側プローブ23、25を設置するための構成が不要であるという利点もある。
又、上記信号検出側プローブ23、25は、信号検出側プローブ23と電極7との距離(L1)と、信号検出側プローブ25と電極5との距離(L2)の差が所定の距離差になるような所定位置に設置されているので、それによって、判別の精度を向上させるようにしているものである。
例えば、前記一実施の形態の場合には、有極電子部品として、二極を備えたコンデンサを例に挙げて説明したが、それ以外にも様々な有極電子部品が想定され、その極数についても二つに限定されるものではない。
又、信号処理についても図示したものはあくまで一例であり、その他様々な構成が考えられる。
3 コンデンサ(有極電子部品)
5 +側電極
7 −側電極
9 半田
11 信号供給側ピンコンタクトベース
13 信号供給側プローブ(信号供給側プローブ群)
15 信号供給側プローブ(信号検出側プローブ群)
17 信号発生・処理回路(極性判別回路の一部)
19 信号発生器
21 信号検出側ピンコンタクトベース
23 信号検出側プローブ
25 信号検出側プローブ
27 増幅回路(極性判別回路の一部)
29 増幅器
31 増幅器
33 差動増幅器
35 タイミングパルス生成・増幅回路
37 増幅・レベルシフタ器
39 反転回路
41 スイッチ
43 スイッチ
45 ローパスフィルタ
47 コンパレータ
Claims (1)
- 基板に実装された有極電子部品が有する2個の電極に対して夫々所定の同じ交流電圧信号を供給する一対の信号供給側プローブと、
上記一対の信号供給側プローブに対して同じ交流電圧信号を供給する信号発生器と、
上記有極電子部品が有する2個の電極の近傍に夫々配置され信号を検出する一対の信号検出側プローブと、
上記一対の信号検出側プローブを介して検出される信号の差を算出・増幅して電位差信号を出力する増幅回路と、
上記増幅回路より出力される電位差信号を入力してこれを反転させる反転回路と、
上記信号発生器からの信号に基づいて上記反転回路により反転された電位差信号と反転される前の電位差信号にそれぞれタイミングパルス信号を作用させるタイミングパルス生成回路と、
上記反転回路により反転された電位差信号と反転される前の電位差信号に上記タイミングパルス生成回路から出力されたタイミングパルス信号を作用させた信号を入力して特定周波数よりも高い周波数の信号を減衰・処理するローパスフィルタと、
上記ローパスフィルタからの信号を入力してその入力した信号と予め設定されている正常な信号とを対比して上記有極電子部品が正常な状態で実装されているか極性が反対の状態で実装されているかを意味する対比結果を示す信号を出力するコンパレータと、
を具備したことを特徴とする実装部品極性判別装置。
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