JP4968637B2 - 進入者監視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建造物内の通路等に設けられた進入者監視区域内への進入者に関し、進入が予定された許可進入者と、進入が阻止されるべき非許可進入者とに区別して検知し、かつ、進入者の進入後の該進入者監視区域内での所在位置を特定することのできる進入者監視装置に係わり、特に、汎用されているスマートカード(以下、ICタグという)と、そこに記憶されている識別情報を遠隔的に読み取るためのリーダ(以下ICタグリーダという)を用いた改良構成を提案するものである。
進入者監視区域内への許可進入者を識別する目的で、許可進入者にICタグを携行させたり、装着したりする構成が従前から知られており、とりわけ、本願の出願人の先願に係る特開2002−133542には、許可進入者の識別符号を記憶したICタグを許可進入者に携行させることで、許可進入者を遠隔的に識別可能にする個体識別手段と、許可進入者以外の者を含めたすべての進入者が進入者監視区域の境界線沿いの赤外線ビームを遮断するのを検知することで、すべての進入者の該監視区域内への進入を監視する進入者監視手段との協働により、ゲートなしのオープンスペースに設けられた進入者監視区域内への進入者から許可進入者を区別して判別し、許可進入者の検知に先行する進入者(許可進入者も含まれる)の検知により、警報遮断などの許可進入者対応措置を先回りで実行することのできる構成が開示されている。さらに、同公報開示事項によれば、ICタグを携行する許可進入者の進入者監視区域内の所在位置を特定すべき技術的要請には敷衍しているものの、該所定位置特定を実現するための技術的構成の開示には及んでいない。
因みに、こうした許可進入者ないし進入者の進入者監視区域内での所在位置の情報に関しては、許可進入者のカテゴリー別に、該許可進入者の所在位置依存で内容の異なる措置、例えば、異なる内容のメッセージを聴覚的、視覚的に提供する措置を施したり、進入者や、さらに敷衍すれば、非許可進入者(許可進入者以外の進入者)の所在位置依存で、内容の異なる措置、例えば、異なる内容の警告メッセージを聴覚的、視覚的に発する措置を講ずるようなシステムを実現するのに、必須の情報として強く要請されているものであるが、こうした要請に適応するような進入者監視区域内での許可進入者等の所在位置情報の獲得を可能にする構成は、先行技術文献中に見当たらない。
特開2002−133542 特開2000−232519
しかしながら、上記従来技術の構成にあっては、進入者監視区域内での進入者等への所在位置情報の提供を欠いているので、許可進入者のカテゴリー別に、該許可進入者の所在位置依存で内容の異なる措置や、進入者ないし非許可進入者の所在位置依存で内容の異なる措置を講ずるようなシステム的対応が困難であるという問題点があり、システム設計の融通性の点で魅力の乏しいものであった。
故に、本願の発明は、従来技術に基づく、進入者監視区域内での進入者等への所在位置情報の欠如の問題点に鑑み、進入者監視区域内の床面に位置決めして配置され、許可進入者に装着されたICタグ手段に記憶されている許可進入者識別情報を遠隔的に読み取るためのICタグリーダ手段と、該ICタグリーダ手段に対し一体的に組み付けられ、進入者の踏力に感応して進入者検知情報を発する進入者検知手段との協働により、許可進入者と非許可進入者とを区別して判別し、格別の許可ないし非許可進入者の進入後の所在位置情報をも提供できる構成としたことにより、上記問題点を解決し、システム化への対応に有利で、システム設計の融通性に富んだ進入者監視装置を提供せんとするものである。
そして、請求項1記載の発明の構成は、
許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段に対応する上記進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
を備えていることを特徴とする進入者監視装置である。
請求項2記載の発明の構成は、
許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報の存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
を備えていることを特徴とする進入者監視装置である。
請求項3記載の発明の構成は、
上記進入者所在等判別手段が、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段である請求項2記載の進入者監視装置である。
請求項4記載の発明の構成は、
許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報の存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域外にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
を備えていることを特徴とする進入者監視装置である。
請求項5記載の発明の構成は、
上記進入者所在等判別手段が、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域内にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記隣接領域外にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段である請求項4記載の進入者監視装置である。
請求項1記載の発明によれば、進入者監視区域内の床面に位置決めして配置され、許可進入者に装着された許可進入者識別用ICタグ手段に記憶されている許可進入者識別情報を遠隔的に読み取って獲得するためのICタグリーダ手段と、該ICタグリーダ手段に対し対応的に組み付けられ、進入者の踏力に感応して進入者検知情報を生成し獲得するための進入者検知手段との協働により、許可進入者と非許可進入者とを区別して判別しながら、許可進入者識別情報を獲得したICタグリーダ手段ないし進入者検知情報を獲得した進入者検知手段の位置を特定できる構成としたことにより、該ICタグリーダ手段ないし進入者検知手段ごとの位置対応で、各別の許可ないし非許可進入者に係る進入後の所在位置情報をも提供できるので、システム化への対応が有利になり、システム設計の融通性が格段に改善されるという優れた効果が奏される。
請求項2記載の発明によれば、上記進入者監視区域内に位置決めされて配置された複数個の上記ICタグリーダ手段と、上記ICタグリーダ手段と対応的に位置決めされた複数個の進入者検知手段とを前提的な構成とし、進入者所在等判別手段に関し、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報の存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定するように構成したことにより、複数個のICタグリーダ手段に跨って存在するような許可進入者の識別踏面(ICタグの装着された踏面)に関し、1個の識別踏面からの許可進入者識別情報を受信するための1つのICタグ交信領域を形成しているICタグリーダ手段が、該識別踏面の踏力に感応する1つの感圧領域を形成している進入者検知手段に対し、対応関係を異にする場合であっても、また、より普遍的な踏面態様であって、許可進入者の1個の識別踏面からの許可進入者識別情報を受信するための1つのICタグ交信領域を形成するICタグリーダ手段及び該ICタグリーダ手段に対応して設けられ、該識別踏面の踏力に感応する1つの感圧領域を形成する進入者検出手段が、該許可進入者のもう1個の非識別踏面(ICタグの装着されていない踏面)に感応する1つの感圧領域を形成する進入者検知手段に対し対応関係を異にする場合であっても、上記進入者所在等判別手段の判別アルゴリズムが成立するので、ICタグリーダ手段ないし進入者検知手段ごとの位置対応で、各別の許可ないし非許可進入者に係る進入後の所在位置情報を進入者監視区域内での許可進入者の踏面態様に影響されることなく、安定的に提供できるという優れた効果が奏される。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項2記載の進入者所在等判別手段に関し、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者に係る進入後の所在位置を特定するように構成したことにより、上記請求項2記載の発明による上記効果を承継しながら、さらに、ハードウエア構成上の制約から、許可進入者識別情報が、該許可進入者識別情報を獲得したICタグリーダ手段に対応する進入者検知手段を含めて、いずれかの進入者検知手段で獲得される進入者検知情報を伴う点の論理上の制約条件を判別アルゴリズムに組み入れることで、許可進入者識別情報を獲得しているにも拘わらず、いずれの進入者検知手段からも、進入者検知情報が獲得できない論理状態を動作異常状態として排除したので、判別動作の動作信頼性の向上が図られるという優れた効果が奏される。
請求項4記載の発明によれば、上記進入者所在等判別手段に関し、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれか1個のICタグリーダ手段から読み出された上記許可進入者識別情報に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者に係る進入後の所在位置を特定し、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域外にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者に係る進入後の所在位置を特定する構成としたことにより、進入者監視区域内のICタグリーダ手段の中で、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダの隣接領域内にある進入者検知手段が進入者の非識別踏面の存在を判別している最中であっても、該隣接領域内にある複数個のICタグリーダ手段に対応して設けられた複数個の進入者検知手段以外の進入者検知手段、即ち、該隣接領域外にある進入者検知手段に関し、進入者の踏面からの踏力に感応して進入者検知手段が生成する進入者検知情報のみの存在に基づいて、上記進入者所在等判別手段での判別アルゴリズムが成立するので、進入者監視区域内への許可進入者と非許可進入者の同時的進入に対しても、ICタグリーダ手段ないし進入者検知手段ごとの位置対応で、各別の許可ないし非許可進入者に係る進入後の所在位置情報を相当程度安定的に提供できるという優れた効果が奏される。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項4記載の進入者所在等判別手段に関し、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれか1個のICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域内にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出された進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者に係る進入後の所在位置を特定するように構成したことにより、上記請求項4記載の発明による上記効果を承継しながら、さらに、ハードウエア構成上の制約から、許可進入者識別情報が、該許可進入者識別情報を獲得したICタグリーダ手段に対応する進入者検知手段ないし直近1周りの進入者検知手段で獲得される進入者検知情報を伴う点の論理上の制約条件を判別アルゴリズムに組み入れることで、許可進入者識別情報を獲得していても、対応的な進入者検知情報が獲得できない論理状態を動作異常状態として排除したので、判別動作の動作信頼性の向上が図られるという優れた効果が奏される。
<請求項1記載の発明の実施態様>
請求項1記載の発明の1実施態様としての構成と動作を図1−図13に基づいて以下に説明する。図1は、本願発明の許可進入者識別用ICタグ手段の1実施態様のICタグの装着状態を例示する側面図である。ここに言う許可進入者とは、建造物内のオープンな空間である通路等に設けられた進入者監視区域内に進入することが予定されていて、その進入が許されている者を指し、これとは逆に、非許可進入者とは、同区域内に進入することが予定されておらず、その進入が許されていない者を指す。図1に例示されるように、許可進入者が着用する靴1の底部で床面Gに対面する踏面1aであって、土踏まずの箇所に対応するICタグ装着部位1bには、短冊形でシート状のICタグ2のシート表面が実質的に床面Gに対し、並行に対面するような姿勢で、着脱可能に貼着ないし着脱不能に固着されている。この明細書では、こうした許可進入者のICタグ2の貼着された踏面を識別踏面1aといい、非許可進入者等のICタグ2の貼着されていない踏面を非識別踏面1aaという。ICタグ2の着脱可能な貼着は、リンテック社製アクリル系粘着剤付きICタグ「TS−L1022CC」をそのまま利用することで、達成されてもよいし、クラレ社製のマジックテープ(登録商標)による半固定的係止織物などの公知手段により達成されてもよいが、靴などの履物に該ICタグを固着することで、該履物に対する着脱を予定することなく、履物自体を身体に対して着脱することにより達成されてもよい。同図中で床面Gに向かって膨出する点線の閉曲線は、ICタグ2により形成される誘導磁界を模式的に表示している。
ICタグ2を着脱可能に貼着ないし着脱不能に固着する部位に関しては、図1相当の部分断面側面図である図2に例示されるように、靴1の識別踏面1a内側の底敷きの土踏まずの箇所に対応するICタグ装着部位1bbであってもよい。その場合には、足による摩擦や発汗に対処する目的で、底敷き兼用の保護層1c内に一体的に封入するのがよい。
図3には、本願発明の許可進入者識別用ICタグ手段としてのICタグ2の構成が、斜視分解図で例示されている。ここに言うICタグは、識別情報を誘導磁界により遠隔読取り可能に発信するための、それ自体、公知公用の微小可搬の通信機の一種であり、国際的には、スマートカードと称されているものである。同図に例示されるように、短冊形シート状のICタグ2の上下表面は、上下面保護層2a、2bに覆われており、両保護層2a、2bに挟まれた基板2c上には、送受信回路等を構成する半導体集積回路素子2dが配設されており、この半導体集積回路素子2dからは、フォトエッチング処理等で形成された金属箔のアンテナコイルパタン2eが伸びて、基版2cの周囲に延在している。ISO/IEC準拠の近接型の標準的な小型サイズ(約1cm四方)のもので、誘導磁界内で13.56MHzの主搬送波(ASKのPPMでポーリングによる調歩式半2重伝送制御)を受けながら電源を確保し、423KHzの副搬送波をICタグごとに固有に割当てられた識別情報により負荷変調(OOKのマンチェスタ符号)することで、アンテナコイルパタン平面に直交する方向に2−3cm程度の距離だけ離れて、識別情報の伝送可能なICタグが好適に採用できる。
図4は、本願発明のICタグリーダ手段としてのICタグリーダユニット3の構成を例示する部分断面斜視分解図である。ここに言うICタグリーダとは、ICタグと共通の誘導磁界内で相互磁気誘導的に協働することにより、搬送波をICタグに対して送出することで、該ICタグに電源エネルギーを供給しながら、通常的には個々のICタグを択一的に順次呼び出して、副搬送波に関し、相互誘導回路を構成して、ICタグによる負荷変調で表される識別情報に関し、電磁気エネルギー的には供給端でありながら、情報的には受領端として該識別情報を受信するように働くものである。こうしたICタグリーダに関しても、ICタグと同様にISO/IEC準拠の標準的なものが上市されており、近接型の典型的サイズ(約4cm四方)のものも採用できるが、拡大サイズで30cm四方程度のもの
も設計、製造可能であり、好適に採用される。通信制御方式に関しても、ISO/IEC準拠のものが多面的に提供されており、典型的には、ポーリングによるリーダ・トーク・ファースト法のものが普及しており、ここでの実施の形態としても好適に採用されるが、スロットマーカ法などの衝突防止処理を備えることで、ICタグ(コレスポンダ)・トーク・ファースト法のものも、ISO/IEC準拠で採用できる。図4において、ICタグリーダユニット3上面を覆う表面保護層3aは、上記許可進入者と上記非許可進入者の双方を含む進入者の非識別踏面1aaないし識別踏面1aによる押圧、擦禍損傷から、該ユニット全体を保護するもので、合成ゴムなどのように相当の剛性を有し、非導電性、非磁性の材質のものがよい。表面保護層3aの直下には、基板3bが密着配置され、該基板3b上には、送受信回路等を構成する半導体集積回路素子から成るICタグリーダチップ3cが平面的に配設されており、該ICタグリーダチップ3cからフォトエッチング処理等で形成された金属箔のアンテナコイルパタン3dが伸びて、基版3bの周囲に延在している。該基板3bの下面に密着配置されていて、ICタグリーダユニット3全体の下面を覆う底面磁気遮蔽板3eは、床面G下に埋設されている配管類、鉄筋その他の補強材などの金属埋設物とアンテナコイルパタンとの間の磁気的干渉作用を減殺するように働くもので、フェライト板が好適に採用できる。
ICタグリーダユニット3の下方には、感圧センサユニット4が2段重ねに配置されており、該感圧センサユニット4の上面は適宜の圧力伝達シート4aで覆われており、該圧力伝達シート4aの下方には、合成ゴムなどのように相当の剛性を有し、非導電性、非磁性の材質からなる受圧基台4bが配置され、床面Gに対して固定されている。受圧基台4bの上面の平面上で、互いに対向する辺部沿いには、適正な弾力に調整された1対の帯状の調圧弾性帯4cが対向して平行に延在しており、該調圧弾性帯4c上面に圧力伝達シート4aの互いに対向する1対の辺部が貼着固定さている。これにより、圧力伝達シート4aは、床面Gに固定された受圧基台4bに対して遠近変動自在に調圧弾性帯4cを介して配設されている。受圧基台4bの上面には、弾性担持体中に複数本の帯状接点素子を並行配列の姿勢で固め込んで成る市販(例えば、ブリジストン社製のプレートスイッチPLS110)のテープスイッチ素子4dが、実質的に調圧弾性帯4cの上面と面一の上面を有するように平面的に配設されており、該テープスイッチ素子4dの上面が上記圧力伝達シート4aの下面に貼着されている。かかる構成の感圧センサユニット4の圧力伝達シート4a上に進入者の識別踏面1aないし非識別踏面1aaが載ると、圧力伝達シート4aが撓みながら、調圧弾性帯4cからの弾性反発力に抗して下方に変位して、圧力伝達に供し、直下の広範囲に亘るテープスイッチ素子4dを一様に押下することで、該テープスイッチ素子4dの端子間を絶縁状態から導電状態に移行させるので、この導電状態を進入者検知情報として読出すことができるものである。
こうした感圧センサユニット4と前述のICタグリーダユニット3とが、各別の4個ずつの隅部において、ボルト・ナット等の適宜の締結具4eにより締結されて、上下2段重ねに一体化されることで、この実施態様で例示される検知ユニット3,4を構成するものである。この場合、図1、図2に例示されるようにして、識別踏面1aに貼着されたICタグ2が床面Gに配置された上記検知ユニット3,4に遭遇する場面を想定すると、検知ユニット3,4のうちのICタグリーダユニット3には、該識別踏面1aに貼着されたICタグ2からの識別情報を受信できる「1つのICタグ交信領域」が、該ICタグリーダユニット3のアンテナコイルパタン3dで実質的に囲まれた領域として形成され、一方、該検知ユニット3,4のうちの感圧センサユニット4には、許可進入者と非許可進入者の双方を含む進入者の踏力に感応して、進入者検知情報を生成できる「1つの感圧領域」が、該感圧センサユニット4の圧力伝達シート4aの4つの辺部で実質的に囲まれた領域であるところの、テープスイッチ素子4dの配設平面として形成される。この実施形態では、上記「1つのICタグ交信領域」と上記「1つの感圧領域」とが、機構的形態として実質的に同一の面積となる構成が例示されているが、「1つのICタグ交信領域」と「1つの感圧領域」とは、情報的に1対1の対応関係にあれば足り、両者が必ずしも、同一の面積である必要はないし、両者が機構的に一体的に纏められている必要もない。例えば、機構的形態としては、大面積の1枚のシート状のテープスイッチ素子4d群を複数枚に区切って、複数個の感圧センサユニット4を形成し、格別の感圧センサユニット4の区切りに対応させて複数個のICタグリーダユニット3を1枚のシート上に並べるように構成することで、機構的に一体化して検知ユニットの形態に纏める構成に代えることもできる。
ここに言うICタグリーダユニット3と感圧センサユニット4との対応関係とは、1個のICタグリーダユニット3による「1つのICタグ交信領域」で獲得される識別情報である許可進入者識別情報と、1個の感圧センサユニット4による「1つの感圧領域」で獲得される進入者検知情報とが情報的に対応関係の中で処理さるような関係を意味する。この場合、ICタグリーダユニット3からの許可進入者識別情報と感圧センサユニット4からの進入者検知情報とが各別のユニット3,4から伸びる通信システム経由で後続の進入者等判別手段に送られて、そこで、両情報が対応付けられて判別処理に供されるものであるが、両ユニット3,4から延びる各別の通信システム経由で許可進入者識別情報と進入者検知情報とが別々に送られてもよいし、感圧センサユニット4からの進入者検知情報をICタグリーダユニット3において許可進入者識別情報と一体化し、ICタグリーダユニット3から延びる通信システム経由で一体的に送られてもよい。また、ICタグリーダユニット3と感圧センサユニット4とが機構的に一体化された検知ユニットの構成の存否に係りなく、許可進入者識別情報を獲得し提供するためのICタグリーダユニット3で実現されるICタグリーダ手段と、進入者検知情報を獲得し提供するための感圧センサユニット4で実現される進入者検知手段とは、区々に存在するものである。
図5は、ICタグリーダユニット3と感圧センサユニット4とが機構的に一体化された検知ユニット3,4の複数個が通路等の進入者監視区域内の床面Gに格子状配列で、上面が床面Gと面一になるように、埋設配置さている様子を斜視図で示している。床面G下の床材5の下方には、多くの場合、金属埋設物5aが埋設されている。
こうした検知ユニット3,4の格子状配列に関しては、全面一様の連続的監視平面に構成してもよいが、図6に例示されるように、通路中の進入者(歩行者)が進行するにつれて相応の歩行間隔ごとに遭遇するように、進行方向に相応の間隔Tを隔てた縞状監視帯Dであって、進入者の歩幅を悠々カバーする程度の幅員のものを歇欠的に配置する構成とすることもできる。
検知ユニット3,4の配列を上面から見た図7の模式的説明図を参照すれば、一層、明らかなように、ここでの実施形態の構成では、進入者監視区域内の連続的監視平面ないし縞状監視帯Dを構成する検知ユニット3,4の配列に対し、歩行する許可進入者が着用する靴1の識別踏面1aが近接すると、近接された検知ユニット3,4を構成するICタグリーダユニット3の1つのICタグ交信領域H内でICタグに固有に割り当てられた識別情報が許可進入者識別情報としてICタグリーダユニット3により獲得され、これと同時的に、許可進入者の識別踏面1aの踏圧が検知ユニット3,4を構成する感圧センサユニット4に及ぶと、踏圧の及んだ感圧センサユニット4の1つの感圧領域P内で進入者検知情報が感圧センサユニット4により獲得される。このとき、獲得された進入者検知情報は、ICタグリーダユニット3に対し、テープスイッチ素子4dの導電(接地)状態をもって電気的に伝えられて、ICタグリーダユニット3内で獲得済みの許可進入者識別情報と一体化されることで、典型的には、許可進入者識別ビットと進入者検知ビットとを含んで成るビット構成の判別情報伝送フレームをICタグリーダユニット3内で組み立てて、一旦、読出し可能に記憶して待機し、ポーリング通信制御により、択一的に当該ICタグリーダユニット3が指定されて呼び出されたときに、記憶済みの判別情報伝送フレームを読出して通信システムに乗せるものである。一方、図8の同様の模式的説明図を参照すれば、明らかなように、進入者監視区域内の連続的監視平面ないし縞状監視帯Dを構成する検知ユニット3,4の格子状配列に対し、歩行する非許可進入者の非識別踏面1aaが近接すると、近接されたICタグリーダユニット3の1つのICタグ交信領域H内で許可進入者識別情報が該ICタグリーダユニット3により獲得されることがないのに、非許可進入者としての非識別踏面1aaの踏圧が感圧センサユニット4に及ぶと、該踏圧の及んだ感圧センサユニット4の1つの感圧領域P内では、進入者検知情報のみが感圧センサユニット4により獲得される。
図9には、ICタグリーダユニット3と感圧センサユニット4とが一体的に組み付けられて成る検知ユニット3,4からの許可進入者識別情報と進入者検知情報との双方を判別情報伝送フレームに組み立てて進入者所在等判別手段に送るための通信システムの構成が模式的なブロック説明図で例示されている。
床面に配列された検知ユニット3,4の1部分として、アンテナコイルパタン3dを含んで構成されるICタグリーダユニット3では、公知公用のICタグ交信手法により、識別踏面1aのICタグ2に対し固有に割り当てられた許可進入者識別情報が1つのICタグ交信領域H内で獲得されて、判別情報伝送フレームに組立てられ、該ICタグリーダユニット3のICタグリーダチップ3c内に設けられた出力レジスタに、一旦、読出し可能に記憶される。一方、検知ユニット3,4の1部分として、テープスイッチ素子4dを含んで構成される感圧センサユニット4では、公知公用のテープスイッチ素子4dが識別踏面1aないし非識別踏面1aaによる押圧に感応して導電状態に転じ、対応して協働するICタグリーダユニット3に対して接地電位を提供することで、該ICタグリーダユニット3では、ここでの接地電位で表される進入者検知情報が1つの感圧領域P内で獲得されて、ICタグリーダユニット3自体で獲得される許可進入者識別情報と一体的に纏められて、常法により、標準的な情報伝送フレームに組立てられ、該ICタグリーダチップ3c内に設けられた出力レジスタに、一旦、読出可能に記憶されて待機する。図中では、こうした検知ユニット3,4の複数個(No1,No2,No3,No4)が模式的に一列に並んでいるが、これらの検知ユニット3,4の一つ一つが図5、図6に例示されるような検知ユニット3,4の格子状配列を構成するように適宜に配置されるものである。図9に戻って、各別のICタグリーダユニット3内の出力レジスタに記憶されている許可進入者識別情報と進入者検知情報は、常法の伝送制御手段に供されて、標準的な調歩式同期の直列符号に変換され、さらには、誤り検出・区間再送やポーリング制御などを行う常法の通信制御手段に供されるべく、必要な制御符号も適宜に挿入される。複数個のICタグリーダユニット3は、1チャンネルのパーティライン型伝送路PLに共通接続されており、これにより、システムを融通性、拡張・縮小工事性の点で有利にすることができる。パーティライン型伝送路PLには、コンピュータCPUを含んで構成される中央判別処理装置CSも共通接続されており、ここでのコンピュータCPUがプログラムを実行することで、通信制御手段Cと進入者所在等判別手段Jが実現される。
この実施形態での通信制御手段Cは、主として、複数個のICタグリーダユニット3の各々から偶発的に提供される許可進入者識別情報と進入者感知情報を1個の中央判別処理装置CSに向けて、確実に(誤りなく)収集するための通信制御手順(プロトコル)を実行するものであり、標準的な誤り検出・区間再送を伴うポーリング方式の通信制御手順が採用されてよい。さらに、ここで通信制御手段では、調歩式同期を確保し、直並列符号変換などの常法の伝送制御も併せて実行されるのは勿論の事柄である。
図5に例示されるような格子状配列の検知ユニット3,4群に関しては、例えば、図7の模式的説明図と同等で視野を拡大した図10中の矢印Aで示されるように、左上隅部から行横方向に振りながら、改行のたびに左端に復帰させるようにして、No1,No2,No3,No4,No5,No6,No7,No8,No9,No10の検知ユニット3,4の順でポーリングしてもよいが、同図対応の図11中に示されるように、例えば、格子状配列を第1の区分BIと第2の区分B2とに2分し、図中の矢印A1で示されるように、第1の区分B1の左上隅部から行横方向に振りながら、改行のたびに左端に復帰させるようにして、No1,No2,No3,No4,No5,No6の検知ユニット3,4の順にポーリングする最中に、この第1の区分でのポーリングでの検知ユニット3,4ごとの歩進に同期させるようにして、図中の矢印A2で示されるように、第2の区分B2の左上隅部から行横方向に振りながら、同時的に2つの検知ユニット3,4ずつを、No1とNo37、No2とNo38、No3とNo39、No4とNo40の順にポーリングしてもよい。そうすれば、ポーリングの1巡期間を半分に短縮できるので、踏面態様検知の応答速度が改善される。
一方、1つのICタグ交信領域H内では、異なる許可進入者識別情報の割当てられた種々の識別踏面1aとの遭遇に関し、同時的ではないが、経時的には、許可進入者の識別種類数の分だけの異なる識別踏面との遭遇を想定しなければならないので、該当のICタグ交信領域H内で働く1個のICタグリーダユニット3が中央判別処理装置CSからポーリングされるたびに、ポーリングされた1個のICタグリーダユニット3に対して割り当てられる応答期間内に、該当のICタグリーダユニット3対応の1つのICタグ交信領域内での遭遇が想定されるすべての異なる識別踏面1aを当該ICタグリーダユニット3からポーリングするようにした所謂、「ダブル・ポーリング」と称されるべき通信制御手順も好適に採用できる。この場合、1つの感圧領域で働く感圧センサユニット4が遭遇する非識別踏面1aaに関しては、進入者の非識別踏面1aaによる踏圧自体からの進入者検知情報には識別種類が存在しないので、上記ICタグリーダユニット3の応答期間内での中央判別処理装置からのポーリングが可能となるように、唯一種類の進入者検知情報を該当のICタグリーダユニット3内の出力レジスタに一旦記憶することで、揃えておけば足りる。
請求項1記載の発明の実施態様の構成中の中央判別処理装置CS内でコンピュータCPUがプログラムを実行することで、実現される機能実現手段としての進入者所在等判別手段Jに関し、図12、図13のフローチャートと図7、図8の踏面態様を参照しながら以下に説明する。
コンピュータCPUが動作を開始すると(図12中a)、初期条件として、進入者検知フラグFI、許可進入者識別フラグFA、パス数nをクリアする(図12中b)。次いで、コンピュータCPUは、パス数nを歩進させておいて(図12中c)、感圧センサユニット4由来の進入者検知情報を通信制御手段Cの出力レジスタから読込み(図12中d)、該検知情報に基づいて、進入者が存在しているかどうかを判別する(図12中e)。図7の踏面態様ないし図8の踏面態様にあっては、上記判別結果(図12中e)が、パス数5で、YESになるので、この場合、コンピュータCPUは、進入者検知フラグFIをパス数5に対応する1つの感圧領域Pの位置(図7、図8の踏面態様が、例えば、5番目(No5)の1つの感圧領域Pの位置に現れる場合には、パス数5に対応する位置)についてセットしてから(図12中f)、ICタグリーダユニット4由来の許可進入者識別情報を通信制御手段Cの出力レジスタから読み込んでおいて(図12中g)、該許可進入者識別情報に基づいて、許可進入者の存在を判別する(図12中h)。図7の踏面態様にあっては、上記判別結果(図12中h)がYESになるので、この場合、コンピュータCPUは、次いで、許可進入者の識別種類ごとの特定の許可進入者の進入(以下、特定進入という)を許可するかどうかを判別し、判別結果(図12中i)が、YESであれば、コンピュータCPUは、次いで、特定進入の許可された者の存在に係る許可進入者識別フラグFAをパス数5に対応する1つのICタグ交信領域Hの位置(図7の踏面態様が、例えば、5番目(No5)の1つのICタグ交信領域Hの位置に現れる場合には、パス数5に対応する位置)についてセットする(図12中j)。ここで、コンピュータCPUは、いま、セットされた進入者許可識別フラグFAに対応する進入者検知フラグFIがセットされているかどうかを判別し(図13中k)、判別結果がNOであれば、許可進入者識別情報が対応の進入者検知情報を伴うというハードウエア構成上の論理的制約に反することが判別されたので、動作異常表示出力を提供する(図13中l)。上記判別結果(図13中l)がYESの場合、許可進入者と非許可進入者の双方を含む進入者(フラグFI)のうち、いま、許可進入者であることが判別されて、セットされた許可進入識別フラグFAに対応する進入者検知フラグFIをクリアする(図13中m)。なお、この場合、許可進入者の存在が判別された(図12中h)後、直ちに許可者進入者識別フラグ(FA)セット(図12中j)と、進入者検知フラグ(FI)クリア(図13中m)とを実行することで、すべての進入許可識別情報の提供者に対し、識別種類に係わりなく、進入許可を与える構成とすることは随意である。続いて、コンピュータCPUは、1つの感圧領域Pないし1つのICタグ交信領域Hに対応するパス数がすべての領域を網羅するパス数に達したかどうかを判別し(図13中n)、すべてを網羅して判別結果がYESに転ずるまでパス数の歩進処理(12中c)に戻って、パスを繰り返す。図12中eの判別結果に戻って、進入者が検知されずに、ここでの判別結果(図12中e)がNOの場合、コンピュータCPUは、以降の処理をスキップしてパス数の判別処理(図13中n)に移る。また、許可進入者存否判別処理(図12中h)の判別結果に戻って、パス数対応の1つのICタグ交信領域H内に許可進入者が存在せずに、許可進入者識別情報自体が獲得されないことから、ここでの判別結果(図12中h)がNOの場合、コンピュータCPUは、同様に、以降の処理をスキップしてパス数の判別処理(図13中n)に移る。続いて、コンピュータCPUは、1つの感圧領域Pないし1つのICタグ交信領域Hごとのすべての位置が網羅されたことで、パス数判別処理(13図中n)の判別結果がYESに転じたときに、その時点でセットされて残留する進入者検知フラグが1個以上であるかどうかを判別し(図13中o)、判別結果がYESの場合、非許可進入者の存在を警報出力して(図13中p)、視覚的ないし聴覚的な警報表示に備えながら、パス数対応で1つの感圧領域Pないし1つのICタグ交信領域Hごとに対応付けられてセットされている進入者検知フラグFIが何番目のパスに係るものであるのかに基づいて、非許可進入者位置情報を出力し(図13中q)、該位置情報の座標表示に備える。続いて、コンピュータCPUは、後続の処理に移るが、上記判別結果(図13中o)がNOの場合には、上記図13中p−qの処理を実行せずに直接に後続の処理に移る。そして、後続の処理で、コンピュータCPUは、その時点でセットされて残留する許可進入者識別フラグが1個以上であるかどうかを判別し(図13中r)、判別結果がYESの場合、パス数対応で1つの感圧領域Pないし1つのICタグ交信領域Hごとに対応付けられてセットされている許可進入者識別フラグFAが何番目のパスに係るものであるのかに基づいて、許可進入者位置情報を出力し(図13中s)、該位置情報の座標表示に備える。その後のコンピュータCPUは、初期条件を設定して再開始する。上記判別結果(図13中r)がNOの場合も上記と同様である。
この実施態様の構成にあっては、1個の検知ユニット3,4からの許可進入者識別情報と、それと同一の検知ユニット3,4からの進入者検知情報との同時的存在を識別要件とする判別アルゴルズムを組むことで、動作信頼性の向上を指向しているが、許可進入者の識別踏面もまた床面を押圧するので、その際に、生成される進入者検知情報と許可進入者識別情報とを同時的に提供する構成のものである。従って、論理的には、識別踏面からの許可進入者識別情報の存在だけを判別要件とする判別アルゴリズムを組むことも可能であり、そうしたアルゴリズムは、請求項2記載の発明の下記実施様の構成中に観ることができる。
<請求項2記載の発明の実施態様>
請求項2記載の発明の1実施態様としての構成と動作を図14−図18に基づいて、以下に説明する。図14−図16は、検知ユニット3,4の配列を上面から見た模式的説明図であり、図7、図8に対応するものである。
図14に例示される踏面態様では、識別踏面1aがNo5の検知ユニット3,4に係る1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域P及び該検知ユニットと隣り合って配置されたNo8の検知ユニット3,4に係る1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pとに跨って存在し、該識別踏面1aからの許可進入者識別情報に関しては、No8の検知ユニット3,4に係る1つのICタグ交信領域H内で獲得されているのに、該識別踏面1aからの進入者検知情報に関しては、隣り合うNo5の検知ユニット3,4に係る1つの感圧領域P内で獲得されている。
こうした踏面態様にあても、上記No5の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報を無視することで、No8の検知ユニット3,4に係る許可進入者識別情報に基づいて、特定許可進入者を判別し、かつ、該特定許可進入者の進入後の所在位置を特定できる判別アルゴリズムがこの実施態様の構成における進入者所在等判別手段Jにより実行されるものである。
また、図15に例示さる踏面態様では、2つの踏面がNo5とNo9の2つの検知ユニット3,4に係る2つのICタグ交信領域Hないし2つの感圧領域P内に各別に存在し、No5の検知ユニット3.4に係る1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域P内で、1つの識別踏面1aからの許可進入者識別情報と進入者検知情報の双方が獲得されている最中に、もう1つのNo9の検知ユニット3,4に係る1つの感圧領域P内で、1つの非識別踏面1aaからの進入者検知情報が同時的に獲得されている。この場合の非識別踏面1aaには、許可進入者の両脚のうち、ICタグの貼着された識別踏面1aの反対側の脚で、ICタグの貼着されていない非識別踏面1aaが想定されている。1つの脚のみを識別踏面1aに割り当てる構成は、許可進入者によるICタグの保管と取り扱いの利便性の点や進入者所在等判別手段Jにおける判別アルゴリズム簡潔性の点で有利であるが、両脚に2つの識別踏面1aを備える構成とすることもできる。こうした踏面態様にあても、上記No5の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報及び上記No9の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報の双方を無視することで、上記No5の検知ユニット3,4に係る許可進入者識別情報に基づいて、特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定できる判別アルゴリズムがこの実施態様の構成における進入者所在等判別手段Jにより実行されるものである。
さらに、図16に例示される踏面態様では、非識別踏面1aaがNo5の検知ユニット3,4に係る1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域P内に存在し、
該1つの感圧領域P内で、1つの非識別踏面1aaから、進入者検知情報が獲得されている。こうした踏面態様にあっては、上記No5の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報のみの存在に基づいて、特定の非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定できる判別アルゴリズムがこの実施態様の構成における進入者所在等判別手段Jにより実行されるものである。
請求項2記載の発明の実施態様の構成中の中央判別処理装置CS内でコンピュータCPUがプログラムを実行することで、実現される機能実現手段としての進入者所在等判別手段Jに関し、図17、図18のフローチャートと図14−図16の踏面態様を参照しながら以下に説明する。
コンピュータCPUが動作を開始すると、図17、図18に示される処理のうち、図17中a−図18中j、図18中nを実行するが、これらの一連の処理は、図12、図13に示される処理のうち、図12中a−図12中j, 13中nに対応して同一のものである。ここまでの処理により、すべての検知ユニット3,4対応の進入者検知情報が、パスごとの進入者検知フラグFIのセット状態として、また、すべての検知ユニット3,4対応の許可進入者識別情報が、パスごとの許可進入者識別フラグFAのセット状態として、コンピュータCPU内に格納される。次いで、コンピュータCPUは、pの歩進によるパス数(ループ)制御下に入り、先ず、パス回数を1に歩進させて(図18中o)てから、パス回数1対応で既に格納されている許可進入者識別フラグFAの状態をフェッチし(図18中aa)、ここでフェッチした許可進入者識別フラグFAがセットされているかどうかを判別する(図18中bb)。判別結果(図18中bb)がYESであり、例えば、図14ないし図15の踏面態様のように、許可進入者識別情報が1個でも存在している場合には、コンピュータCPUは、セットされている許可進入者識別フラグFA対応の許可進入者位置情報を出力する(図18中cc)。この場合、図14の踏面態様では、No5の検知ユニット3,4からの進入者検知情報の存在に係わらずに、No8の検知ユニット3,4からの許可進入者識別情報が有効情報として処理される。また、図15の踏面態様では、No9の検知ユニット3,4からの進入者検知情報の存在に係わらずに, No5の検知ユニット3,4からの許可進入者識別情報が有効情報として処理される。上記の判別結果(図18中bb)がNOであれば、コンピュータCPUは、今度は、パス回数1対応の進入者検知フラグFIの状態をフェッチし(図18中ee)、ここでフェッチした進入者検知フラグFIがセットされているかどうかを判別する(図18中ff)。判別結果(図18中ff)がYESであれば、ここでのNO(図18中bb)YES(図18中ff)の判別結果は、進入者検知情報のみの存在を意味しているので、コンピュータCPUは、さらに進んで、非許可進入者が進入者監視区域内に進入したことを表す非許可進入者警報情報を出力しながら(図18中gg)、セットされている進入者検知フラグFI対応の非許可進入者位置情報を出力する(図18中hh)。この場合、図16の踏面態様では、No5の検知ユニット3,4からの進入者検知情報は、許可進入者識別情報を伴うことのない、進入者検知情報のみの存在であるので、進入者検知情報として有効に処理される。
そして、上記出力処理(図18中cc、同図中hh)を終了した後の場合、又は、上記判別結果(図18中ff)がNOの場合には、コンピュータCPUは、上記出力処理等(図18中cc、同図中hh、同図ff)の後、直ちに、パス数がすべての検知ユニット対応のフラグを網羅したかどうかを判別し(図18中ii)、判別結果(図18中ii)がYESに転ずるまでは、パス数pを歩進させて、ループ制御を実行する。
こうした処理で出力される許可進入者位置情報ないし非許可進入者位情報に基づいて、許可進入者の識別種類ごとの所在位置や非許可進入者の所在位置を検知ユニットの格子状配列を模擬にて配置された多色発光の表示素子で表示することのできる表示装置を用意するのは随意である。
請求項3記載の発明の1実施態様としての構成と動作を主に図19、図20に基づいて、以下に説明する。図19、図20は、請求項3記載の発明の実施態様の構成中の中央判別処理装置CS内でコンピュータCPUが実行するプログラムのフローチャートを示すものであり、許可進入者識別情報と、少なくとも、これに対応する進入者検知情報との同時的存在を識別することにより、図17、図18のフローチャートの処理に対して、動作信頼性の向上改善を図るものである。図20中jjの処理、同図中kkの処理、同図中llの処理が図18のフローチャートのものに対する追加の処理であり、それ以外の処理はすべて図18のものと同一である。コンピュータCPUは、ここでは、既に格納されているすべての許可進入者識別フラグFAの中からフェッチされた許可進入者識別フラグFAがセットされているかどうかを判別し(図20中bb)、判別結果がYESであれば、さらに、格納されているすべての進入者検知フラグFIの中からパス数対応の進入者検知フラグFIをフェッチし(図20中jj)、ここでフェッチされた進入者検知フラグFIがセットされているかどうかの判別(図20中kk)に進む。この処理により、許可進入者識別情報に対応して何らかの進入者検知情報の存在を求めるが、何らの進入者検知情報も存在しておらず、上記判別結果(図20中kk)がNOの場合には、動作異常情報を出力する(図20中ll)。一方、上記判別結果(図20中kk)がYESの場合には、図18中ccと同様に許可進入者位置情報の出力処理に進む(図20中cc)。
<請求項4記載の発明の実施態様>
請求項4記載の発明の1実施態様としての構成と動作を図21−図23に基づいて以下に説明する。図21は、検知ユニット3,4の配列を上面から見た模式的説明図であり図7、図8に対応するものである。
図21に例示される踏面態様では、2つの踏面がNo15とNo22の2つの検知ユニット3,4に係る2つのICタグ交信領域Hないし2つの感圧領域P内に各別に存在し、No15の検知ユニット3.4に係る1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域P内で、1つの識別踏面1aからの許可進入者識別情報と進入者検知情報の双方が獲得されている最中に、もう1つのNo22の検知ユニット3,4に係る1つの感圧領域P内で、1つの非識別踏面1aaからの進入者検知情報が同時的に獲得されている点は、図15例示の踏面態様と同等ではあるが、もう1つのNo22の検知ユニット3,4に係る1つの感圧領域Pが、例示の態様のように、許可進入者識別情報を獲得したNo15の検知ユニットを囲むように隣り合って配置されたNo8,No9,No10,No14,No16,No20,No21,No22の各別の検知ユニット3,4に係る感圧領域P群で構成される隣接領域に属している踏面態様である限りにおいて、同隣接領域内の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報の存否に拘わらずに、上記No15の検知ユニット3,4に係る許可進入者識別情報の存在に基づいて、特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定できる判別アルゴリズムがこの実施態様の構成における進入者所在等判別手段Jにより実行されるものである。この場合の隣接領域は、許可進入者識別情報を獲得したNo15の検知ユニット3,4を囲むように隣り合って配置されている上掲の検知ユニット群により規定されているが、図21中の左下がりのハッチング表示のように、No15の検知ユニットを取り囲む上記隣接領域の検知ユニット群をさらに、一周り取り囲むように隣接して配置されたNo1,No2,No3,No4,No5, No7,No11,No13,No17,No19,No23,No25,No26, No27,No28,No29の格別の検知ユニット3,4群をも含むような検知ユニット群で規定されるものであってもよい。
さらに、例示の踏面態様では、上記隣接領域の範囲に含まれない1つの感圧領域であるところの、No36の検知ユニット3.4に係る1つの感圧領域P内に非識別踏面1aaが存在し、該1つの感圧領域P内で、1つの非識別踏面1aaから、進入者検知情報が獲得されている。隣接領域の範囲に含まれない1つの感圧領域P内に非認識踏面1aaが存在するような踏面態様では、隣接領域内のNo15の検知ユニット3,4係る許可進入者識別情報が獲得されている場合であっても、上記No36の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定できる判別アルゴリズムがこの実施態様の構成における進入者所在等判別手段Jにより実行されるものである。こうした実施態様の構成にあっては、No36の検知ユニット3,4に係る1つの感圧領域P内に存在する非許可進入者の非識別踏面1aaと、No15の検知ユニット3,4に係る1つのICタグ交信領域H内に存在する許可進入者の識別踏面1aとの間の距離を1つの感圧領域Pないし1つのICタグ交信領域Hの寸法の単位で、算出することで、その算出値に基づいて、許可進入者の非識別踏面1aaの存在から、非許可進入者の非識別踏面1aaの存在を区別して識別できるものである。例示の踏面態様では、No15の検知ユニット3,4により許可進入者識別情報が獲得されている識別踏面1aが、常に、隣接領域を規定するための中心に位置付けられており、該No15の検知ユニット3,4に係る許可進入者の識別踏面1aと、隣接領域の範囲外にあるNo36の検知ユニット3,4に係る非許可進入者の非識別踏面1aaとの間には、1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pの3単位分の距離が算出されることに基づいて、隣接領域外にあるNo36の検知ユニット3,4に係る非識別踏面1aaを非許可進入者の非識別踏面1aaであると識別することで、隣接領域内にあるNo22の検知ユニットに係る許可進入者の非識別踏面1aa(であると想定される踏面)から区別して判別処理に付すことができる。この踏面態様下で、今、仮に、既述例示の隣接領域とは逆方の右下りのハッチング表示のように、1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pの単位で、もう1周りだけ外側に隣接領域を拡張して配置されたNo6,No12,No18,No24,No30,No31,No32,No33,No34,No35,No36の格別の検知ユニット3,4群をも含むような検知ユニット群で規定される別の隣接領域を設定した場合を想定すると、例えば、No41の検知ユニット3,4に係る非識別踏面1aaから進入者検知情報が獲得されたときは、No15の検知ユニット3,4から、1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pで4単位分の距離を隔てた位置に現れた非識別踏面1aaあることに基づいて、隣接領域の範囲外の踏面であることを算出することで、今度の隣接領域の設定では、隣接領域外にあるNo41の検知ユニット3,4に係る非識別踏面1aaを非許可進入者の非識別踏面1aaであると識別して、今度の隣接領域の設定では、隣接領域内のものになっているNo36の検知ユニットに係る許可進入者の非識別踏面1aa(であると想定される踏面)から、No41の検知ユニット3,4に係る非許可進入者の非識別踏面1aaを区別して、判別処理に付すことができる。
こうした判別処理により、許可進入者の踏面態様に近接した踏面態様で、進入者監視区域内に該許可進入者に追従して進入してくる非許可進入者に対し、適正に設定された隣接領域により、適正な1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pの単位数の距離で仕切ることで、両者を区別して処理することができるものである。
図示の例示では、1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pが、長方形のもので表現されているが、ここでの領域の形状は、目下、盛んに上市されている長方形のものの転用の便宜を想定しているに過ぎず、常法の設計・製造技術により、多様な形状の領域に仕上げることができる。とりわけ、上記実施態様の構成のように、隣接領域の内外間で、1つのICタグ交信領域ないし1つの感圧領域の単位での距離を算出するのには、1つのICタグ交信領域Hないし1つの感圧領域Pに関し、円形の形状で、かつ、互いに等しい面積に、ゾーンコントロールするのがよい。そうすれば、長方形の場合のように、上記領域の相互の方向関係に依存して、各別の長方形の領域の対角線の長さと格別の長方形の領域の辺の長さとが多様に組み合わされて出現するとことに由来する踏面間距離のあいまいさに遭遇するのを実質的に回避できる。
次いで、請求項4記載の発明の実施態様の構成中の中央判別処理装置CS内でコンピュータCPUがプログラムを実行することで、実現される機能実現手段としての進入者所在等判別手段Jに関し、図22、図23のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
図22中a−図23中nの一連の処理は、図17、図18に示される処理のうち、図17中a−図18中j,図18中nに対応して同一のものである。ここまでの処理により、すべての検知ユニット3,4対応の進入者検知情報が、パスごとの進入者検知フラグFIのセット状態として、また、すべての検知ユニット3,4対応の許可進入者識別情報が、パスごとの許可進入者識別フラグFAのセット状態として、コンピュータCPU内に格納される。そして、図22、図23 中で、図17、図18中の処理と同一の符号で示される処理はそれぞれ同一のものである。コンピュータCPU内に格納済みの許可進入者識別フラグFAがフェッチされて(図23中aa)、ここでフェッチされたパス数対応の許可進入者識別フラグFAがセットされていない場合(図23中bb)には、同様に格納済みの進入者検知フラグFIをパス数対応でフェッチし(図23中ee)、この進入者検知フラグFIがセットされている場合(図23中ff)には、ここでフェッチされた進入者検知フラグFI対応の検知ユニット3,4を中心とする隣接領域内のすべての検知ユニット3,4に対応する許可進入者識別フラグFAが既に格納済みであるので、これら隣接領域内の許可進入者識別フラグFAの中で、セットされているものが1個以上あるかどうかを判別する(図23中mm)。この判別結果(図23中mm)がNOでれば、隣接領域内の限りにおいて、No36の検知ユニット3,4に係る進入者検知情報のみの存在を判別したことになる。図21の踏面態様では、図中でハッチングの施されていない隣接領域を想定すると、No36の検知ユニット3,4からの進入者検知情報は、該No36の検知ユニット3,4を中心とし、例示のNo15の検知ユニット3,4を中心とする隣接領域と同等の隣接領域、即ち、1周り外側に隣接する領域内にNo9の検知ユニット3,4に係る許可進入者識別情報の存在を判別することがないので、隣接領域内の限りにおいての進入者検知情報のみの存在が判別される。一方、想定の隣接領域内におけるNo22の検知ユニット3,4からの進入者検知情報の存在にも拘らず、No15の検知ユニット3,4からの許可進入者識別情報に関しては、許可進入者識別フラグFAのセットが判別され(図23中bb)るので、該No22の検知ユニット3,4からの進入者検知情報の存在を無視して、直ちに、許可進入者位置情報が出力される(図23中cc)ものである。
<請求項5記載の発明の実施態様>
請求項5記載の発明の1実施態様としての構成と動作を図24、図25に基づいて以下に説明する。図24、図25は、請求項5記載の発明の実施態様の構成中の中央判別処理装置CS内でコンピュータCPUが実行するプログラムのフローチャートを示すものであり、許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報に係る検知ユニットの隣接領域内の検知ユニットに係る進入者検知情報との同時的存在を判別することにより、請求項4記載の発明の実施態様における図22、図23のフローチャートの処理に対して、動作信頼性の向上改善を図るものである。図25中nnの処理と、同図中ooの処理が図23のフローチャートのものに対する追加の処理であり、それ以外の処理はすべて図22、図23のものと同一である。
コンピュータCPUは、フェッチされたパス数対応の許可進入者識別フラグFAがセットされているかどうかを判別し(図25中bb)、判別結果がYESの場合には、パス数対応の進入者検知フラグFIをフェッチしておいて(図25中ee2)から、ここでフェッチされた許可進入者識別フラグFA対応の検知ユニット3,4を中心とする隣接領域内の複数個の検知ユニット3,4対応のすでに格納済みの進入者検知フラグFIが1個以上セットされているかどうかを判別し(図25中nn)、判別結果がNOの場合には、許可進入者の識別踏面からの進入者識別情報が、少なくても、該識別踏面自体からの進入者検知情報を伴うというハードウエア構成上の論理的制約に違背することが判別されているので、動作異常を表示する(図25中oo)。
ICタグ2の靴1への装着状態を示す側面図である。 底敷き兼用の保護層1cに封入されたICタグ2の靴1ヘの装着状態を示す部分断面側面図である。 ICタグ2の構成を示す斜視分解図である。 ICタグリーダユニット3ないし感圧センサユニット4の構成を示す部分断面斜視分解図である。 格子状配列で埋設配置された検知ユニニット3,4を示す斜視図である。 格子状配列で埋設配置された検知ユニニット3,4を示す斜視図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 通信システムの構成を示す模式的な説明ブロック図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 請求項1記載の発明に係る進入者所在等判別手段Jを実現するために、中央判別処理装置CS内のコンピュータCPUで実行されるプログラムのフローチャートである。 図12のフローチャートの続きの部分に関するフローチャートである。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方から見た模式的説明図である。 請求項2記載の発明に係る進入者所在等判別手段Jを実現するために、中央判別処理装置CS内のコンピュータCPUで実行されるプログラムのフローチャートである。 図17のフローチャートの続きの部分に関するフローチャートである。 請求項3記載の発明に係る進入者所在等判別手段Jを実現するために、中央判別処理装置CS内のコンピュータCPUで実行されるプログラムのフローチャートである。 図19のフローチャートの続きの部分に関するフローチャートである。 検知ユニット3,4の配列上の踏面を上方からさらに広い視野で見た模式的説明図である。 請求項4記載の発明に係る進入者所在等判別手段Jを実現するために、中央判別処理装置CS内のコンピュータCPUで実行されるプログラムのフローチャートである。 図22のフローチャートの続きの部分に関するフローチャートである。 請求項5記載の発明に係る進入者所在等判別手段Jを実現するために、中央判別処理装置CS内のコンピュータCPUで実行されるプログラムのフローチャートである。 図24のフローチャートの続きの部分に関するフローチャートである。
符号の説明
1 靴
1a 識別踏面
1aa 非識別踏面
2 ICタグ
3 ICタグリーダユニット
4 感圧センサユニット
3,4 検知ユニット
C 通信制御手段
CS 中央判別処理装置
G 床面
H ICタグ交信領域
J 進入者等所在判別手段
P 感圧領域
PL パーティライン型伝送路

Claims (5)

  1. 許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
    進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段に対応する上記進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
    を備えていることを特徴とする進入者監視装置。
  2. 許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
    進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報の存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
    を備えていることを特徴とする進入者監視装置。
  3. 上記進入者所在等判別手段は、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される該進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段である請求項2記載の進入者監視装置。
  4. 許可進入者の脚部に着脱自在に装着され、該許可進入者を識別するための許可進入者識別情報を1つのICタグ交信領域内で遠隔的に送信可能に記憶する許可進入者識別用ICタグ手段と、
    進入者監視区域内での許可進入者の踏面に臨む床面に複数個が位置決めされて配設され、上記1つのICタグ交信領域内での上記許可進入者識別用ICタグ手段との遠隔的な交信により、該ICタグを励起し、励起された該ICタグ手段に記憶された上記許可進入者識別情報を受信して、遠隔的に獲得し、該許可進入者識別情報を読出し可能に記憶するICタグリーダ手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段の各々と対応的に位置決めされて配設され、1つの感圧領域内での進入者の踏力に感応して、許可進入者又は非許可進入者のいずれかである進入者に関する進入者検知情報を生成し、該進入者検知情報を上記ICタグリーダ手段に読出し可能に記憶されている許容侵入者識別情報と一体的に読み出し可能に記憶する進入者検知手段と、
    上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報の存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域外にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段と
    を備えていることを特徴とする進入者監視装置。
  5. 上記進入者所在等判別手段は、上記複数個のICタグリーダ手段のうちのいずれかのICタグリーダ手段から読み出される上記許可進入者識別情報と、該許可進入者識別情報が読み出されたICタグリーダ手段の隣接領域内にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報との同時的存在に基づいて、該許可進入者識別情報により特定される特定の許可進入者の進入を判別し、かつ、該許可進入者の進入後の所在位置を特定し、上記隣接領域外にある複数個の進入者検知手段のうちのいずれかの進入者検知手段から読み出される上記進入者検知情報のみの存在に基づいて、非許可進入者の進入を判別し、かつ、該非許可進入者の進入後の所在位置を特定する進入者所在等判別手段である請求項4記載の進入者監視装置。
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