JP4968379B2 - 光終端装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光終端装置に関し、より具体的には、パッシブ光ネットワーク(PON)のような1対多のデータ伝送において、2種類のデータ伝送レートのサービスを収容可能な光伝送システムにけるユーザ側に配置される光終端装置に関する。
PONでは、センター局に配置される光終端装置(OLT)と、それぞれ異なるユーザ宅に配置される複数の光終端装置(ONU)とを、パッシブな光伝送路で接続する。EPONでは、更に、OLTとONUとの間に論理的なリンク(Logical Link)を設定し、この論理リンクを使うことで、OLTは特定のONUにデータを送信でき、データ送信元のONUを特定する。
従来のPONシステムでは、OLTとONUとを接続する光伝送路上でのデータ伝送レートは一定であり、1つのデータ伝送レート、例えば、1.25Gbpsに対応するOLTとONUが使用される。
特開2000−049823号公報
昨今、ブロードバンド化が進み、PONにおいても、より高速なデータ伝送又は通信を享受したいとする要望がある。他方で、既存のデータ伝送レートで充分であるとするユーザもいる。
このような状況では、高速なサービスを希望するユーザにはより高速なデータ伝送を提供でき、既存のサービスで充分とするユーザには、既存のデータ伝送レートのサービスを維持するという利用法が可能なPONシステムが望まれる。即ち、異なるデータ伝送レートのデータ伝送に対応可能なPONシステムが望まれている。換言すると、異なるデータレートに対応するONUを混在できるPONシステムが望まれている。
そこで、本発明は、異なるデータ伝送レートの光終端装置を混在可能な光伝送システムでユーザ側に配置される光終端装置を提示することを目的とする。
本発明に係る光終端装置は、第1のデータレートに対応する第1のユーザ光終端装置と当該第1のデータレートよりも速い第2のデータレートに対応する第2のユーザ光終端装置を含む複数のユーザ側光終端装置と、光伝送路を介して当該複数のユーザ側光終端装置と接続するセンター側光終端装置とを具備する光伝送システムにおいて、当該第2のユーザ光終端装置として使用される光終端装置であって、当該光伝送路からの光信号を電気信号に変換する受光器と、当該受光器から出力される電気信号を当該第2のデータレートに応じた周波数で再生するデータ再生装置と、当該センター側光終端装置から送信されたデータのデータレートが、当該第1及び第2のデータレートの何れであるかを判別する判別装置と、当該センター側光終端装置から送信されたデータのデータレートが当該第1のデータレートである場合に、当該データ再生装置による再生データから重複データを除去する重複除去装置とを具備することを特徴とする。
本発明により、第1のデータレートで運用されている光伝送システムに、より高速の第2のデータレートのデータ伝送を取り込むことができる。また、2種類のデータレートを共存させることができるので、より多様なサービスが可能になる。
本発明の第1実施例の概略構成ブロック図である。 低速ONU18−1に対する下り信号のフレーム構成図である。 高速ONU18−2に対する下り信号のフレーム構成図である。 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。センター局に配置される光終端装置(OLT)10は、光ファイバ12を介して光カップラ14に接続する。光カップラ14はまた、光ファイバ16−1,16−2を介してそれぞれ、ユーザ宅の光終端装置(ONU)18−1,18−2に接続する。光カップラ14は、光ファイバ12からの光信号を2分割し、各分割光信号を光ファイバ16−1,16−2に出力する。光カップラ14はまた、光ファイバ16−1,16−2からの光信号を光ファイバ12に出力する。上りと下りには、別波長が使用される。ONU18−1には、コンピュータ(PC)20−1が接続し、ONU18−2には、コンピュータ(PC920−2が接続する。OLT10はまた、エッジルータ22を介して上位ネットッワークに接続する。
本実施例では、データ伝送は、もっぱら同期用に使用されるプリアンブル、データ自体を搬送するペイロード、及び後続のフレームとの分離を示すインターフレームギャップIFGからなるフレーム構造を基本とする。ペイロードには、例えば、イーサネット(登録商標)のイーサネットフレームが格納される。EPONシステム上では、ONU10とOLT18−1,18−2との間に、各利用サービス(データ伝送、IP電話及びIP方法等)に応じた論理リンク(Logical Link)が設定され、各論理リンクは、その識別情報LLID(Logical Link IDentifier)で識別される。一例では、プリアンブルは8バイト、ペイロードは、64乃至1518バイト、IFGは12バイト以上である。VLAN(Virtual LAN)を使用する場合、ペイロードは最大で1522バイトである。
この実施例では、ONU18−1は、既存の1Gbps対応であり、ONU18−2が2Gbps対応である。OLT10は、1Gbpsと2Gbpsの両方に対応する。図1に示すPONシステムには、3つ以上のONUを接続可能であるが、図1には、最小限のONUが接続する接続例を図示した。1GbpsベースのPONシステムの1つのONUを2Gbps対応のONUに変更する場合、同時に、OLTを1Gbpsと2Gbpsの両方に対応するOLT10に変更する。
本実施例では、OLT10は、ユニキャストの場合、1Gbpsに対応するONU18−1には、1Gbpsでデータを送信し、2Gbpsに対応するONU18−2には2Gbpsでデータを送信する。マルチキャスト又はブロードキャストの場合、OLT10は、全てのONUが受信可能な1Gbpsでデータを送信する。また、1Gbpsに対応するONU18−1は、OLT10に1Gbpsでデータを送信し、2Gbpsに対応するONU18−2は、OLT10に2Gbpsでデータを送信する。
なお、GE(Gigabit Ethernet(Ethernetは登録商標))−PONシステムでは、送信側は、8ビット長を10ビット長に変換する8B/10B変換を行い、受信側は、10ビット長を8ビット長に戻す10B/8B変換を行う。8ビット長の1Gbpsは、10ビット長の1.25Gbpsに対応し、8ビット長の2Gbpsは、10ビット長の2.5Gbpsに対応する。
OLT10のOLT制御装置30は、各ONU18−1,18−2がそれぞれ光ファイバ16−1,16−2に接続されたときに、各ONU18−1,18−2の処理能力、即ち、1Gbps対応か、2Gbps対応かを調べ、その結果をONU管理テーブル32に格納している。OLT制御装置30はまた、各ONU18−1,18−2の各利用サービス(データ伝送、IP電話及びIP方法等)に応じた論理リンク(Logical Link)を設定し、その識別情報であるLLID(Logical Link IDentifier)をONU管理テーブル32に格納する。
本実施例の下り信号の処理を説明する。上位ネットワークからエッジルータ22を介してネットッワークインターフェース34に、ONU18−1又は18−2に供給すべきデータが、例えばイーサネットフレーム形状で入力する。ネットワークインターフェース34は、エッジルータ22からのデータを、バッファ36に供給する。バッファ36は、入力データを8B/10B変換器38に供給すると共に、データの宛先情報(例えば、MACアドレス又はIPアドレス等)をOLT制御装置30に通知する。
発振器40は、2.5GHzで発振し、その出力クロックは、1/2の分周装置42とスイッチ44に印加される。スイッチ44の別の入力には分周装置42の出力が印加される。スイッチ44は、OLT制御装置30からの制御信号に従い、発振器40の出力クロック(2.5GHz)と分周装置42の出力クロック(1.25GHz)の何れか一方を8B/10B変換器38に印加する。8B/10B変換器38は、スイッチ44からのクロックに従う速度で、バッファ36からのデータを8ビット長符号から10ビット長符号に変換する。分周装置42の出力クロックは、プリアンブル生成装置46とIFG生成装置48にも印加される。
OLT制御装置30は、宛先がONU18−2の場合、スイッチ44に発振器40の出力を選択させ、宛先が1Gbps対応のONUを含む場合、例えば、宛先がONU18−1のみの場合、又は18−1と同18−2の場合には、スイッチ44に分周装置42の出力を選択させる。これにより、8B/10B変換器38は、ONU18−1を宛先に含むペイロードデータを1.25Gbpsで出力し、宛先にONU18−2に対するペイロードデータを2.5Gbpsで出力する。
OLT制御装置30は、バッファ36からの宛先情報をONU管理テーブル32に照合して、宛先のLLIDを読み出し、プリアンブル生成装置48に供給する。プリアンブル生成装置48は、分周装置42からの1.25GHzのクロックに従い、OLT制御装置30からのLLIDを収容する8バイトのプリアンブルを生成する。但し、ここでは、プリアンブル生成装置48は、10ビット長のプリアンブル、即ち8B/10B変換後のプリアンブルを生成する。これにより、プリアンブルを8B/10B変換する手間を無くすことができる。
また、IFG生成装置48は、分周装置42からの1.25GHzのクロックに従い、1.25Gbpsで12バイト以上のインターフレームギャップを生成する。ここでも、IFG生成装置48は、10ビット長のインターフレームギャップを生成する。これにより、インターフレームギャップを8B/10B変換する手間を無くすことができる。
多重装置50は、プリアンブル生成装置46から出力される8バイト分のプリアンブル、8B/10B変換器38から出力されるペイロード、及び、IFG生成装置48から出力される12バイト以上のインターフレームギャップを、この順に時間軸上で多重し、得られた多重信号を電気/光変換器52に供給する。図2は、ONU18−1に送信するデータのフレーム構成と周波数の関係を示し、図3は、ONU18−2に送信するデータのフレーム構成と周波数の関係を示す。1Gbpsに対応するONU18−1に向けたデータフレームでは、図2に示すように、そのプリアンブル、ペイロード及びインターフレームギャップのレートは何れも、1.25Gbpsである。これに対し、2Gbpsに対応するONU18−2に向けたデータフレームでは、図3に示すように、そのプリアンブル及びインターフレームギャップのレートが1.25Gbpsで、ペイロードのレートが2.5Gbpsである。
電気/光変換器52は、多重装置50からの多重信号を光信号に変換し、当該光信号を波長分割多重(WDM)光カップラ54に供給する。WDM光カップラ54は、電気/光変換器52の出力光信号を光ファイバ12に出力する。この光信号は、光ファイバ12を伝送して光カップラ14に入射する。光カップラ14は、光ファイバ12からの光信号を2分割し、分割光信号をそれぞれ光ファイバ16−1,16−2に出力する。このようにして、電気/光変換器52から出力される光信号が、ONU18−1,18−2に到達する。
ONU18−2は、光ファイバ16−2からの光信号を以下のように処理する。即ち、光ファイバ16−2からの光信号は、WDM光カップラ70により光/電気変換器72に供給される。光/電気変換器72はWDM光カップラ70からの光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、データ再生装置74とクロック再生装置76に印加される。クロック再生装置76は、入力電気信号のプリアンブルに同期したクロック(周波数1.25GHz)を再生し、逓倍装置78は、クロック再生装置76で再生されたクロックの周波数を2倍にする。逓倍装置78から出力される2.5GHzのクロックがデータ再生装置74に印加される。
データ再生装置74は、逓倍装置78からの2.5GHzのクロックに従い、光/電気変換器72の出力電気信号のプリアンブル及びペイロードを取り込み、プリアンブルのLLID及びペイロードのイーサネットフレームデータを再生する。データ再生装置74は、いわば、プリアンブルのLLIDを倍クロックで読み込んだことになる。データ再生装置74は、読み込んだLLIDをONU制御装置80に供給する。ONU制御装置80は、2重に読み込まれたLLIDから自己宛ての信号か否かを判別し、自己宛であれば、そのペイロード部分の出力をデータ再生装置74に指示し、自己宛で無ければ、データの破棄をデータ再生装置74に指示する。
ONU制御装置80は、受信した信号がユニキャストかマルチキャスト/ブロードキャストかをLLIDにより判別でき、この判別結果により、受信した信号が図2に示すフレーム構成で送信されたか、図3に示すフレーム構成で送信されたかを判別できる。
受信信号が図2に示すフレーム構成である場合、データ再生装置74は、受信信号のペイロードを倍クロックで取り込んだことになり、データが重複する。そこで、ONU制御装置80は、データ再生装置74の出力データから重複データ(偶数ビット)を間引くように、重複除去装置82に指示する。ONU制御装置80からの指示に応じて、重複除去装置82は、データ再生装置74の出力データの偶数ビットを除去し、奇数ビットのみを出力する。
他方、受信信号が図3に示すフレーム構成である場合、データ再生装置74は、受信信号のペイロードを正しいクロックで取り込んだことになる。ONU制御装置80は、重複装置82にデータ再生装置74の出力データをスルーするように重複除去装置82に指示する。ONU制御装置80からの指示に応じて、重複除去装置82は、データ再生装置74の出力データをそのまま出力する。
重複除去装置82を設けることで、簡単な構成により、2Gbpsの信号と1Gbpsの信号を支障なく受信できる。
勿論、OLT10からのデータのデータレートの判別結果に従い、データ再生装置74が、対応するレートの周波数でペイロードのデータを再生してもよい。この場合、重複除去装置82は不要になる。
10B/8B変換器84は、重複除去装置82の出力データを10ビット長から8ビット長に変換し、変換結果をネットワークインターフェース86に供給する。ネットワークインターフェース86は、10B/8B変換器84からのデータを所定のフォーマット、例えば、1000Base−Tのイーサネットフレーム構造で、コンピュータ20−1等に出力する。
他方、ONU18−1は、図2に示すフレーム構造の光信号が入力した場合、周知の方法で、受信できる。図3に示すフレーム構造の光信号が入力した場合、ONU18−1は、プリアンブルとインターフレームギャップの部分は、処理可能であるが、ペイロード部分は、周波数が高すぎて処理できない。しかし、そもそも、図3に示すフレーム構造の信号を受信する必要が無いので、支障ない。プリアンブルとインターフレームギャップを使って、OLT10との同期を維持することができる。
次に、ONU18−2からOLT10への上り信号の処理を説明する。コンピュータ20−1からのイーサネットフレームのデータは、ネットワークインターフェース86を介して、多重装置92に供給される。ネットワークインターフェース86は、コンピュータ20−1からのデータを一時的に保持するバッファを具備する。ONU制御装置80は、ONU18−2のサービスに応じて予め割り当てられたLLIDをプリアンブル生成装置88に供給し、プリアンブル生成装置88は、そのLLIDを含む所定長のプリアンブルを発生し、多重装置92に供給する。IFG生成装置90は、インターフレームギャップを発生し、多重装置92に供給する。
多重装置92は、ネットワークインターフェース86からのデータをペイロードに配置し、時間軸上で、プリアンブル生成装置88からのプリアンブル、ネットワークインターフェース86からのデータ、及びIFG生成装置90からのインターフレームギャップを、この順に多重する。8B/10B変換器94は、多重装置92からの信号を8ビット長から10ビット長に変換し、2.5Gbpsベースで出力する。即ち、ONU18−2が生成する上り信号は、プリアンブル、ペイロード及びIFGのレートが全て、2.5Gbpsである。
電気/光変換器96は、8B/10B変換器94の出力データを光信号に変換する。電気/光変換器96から出力される光信号は、WDM光カップラ70、光ファイバ16−1、光カップラ14及び光ファイバ12を介してOLT10のWDM光カップラ54に入射する。
WDM光カップラ54は、ONU18−2からの光信号を光/電気変換器56に供給し、光/電気変換器56は、入力する光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、クロック再生装置58とデータ再生装置60に印加される。クロック再生装置58は、入力電気信号のプリアンブルに同期したクロック(周波数2.5GHz)を再生し、データ再生装置60に印加する。
データ再生装置60は、クロック再生装置58からの2.5GHzのクロックに従い、光/電気変換器56の出力電気信号のプリアンブル及びペイロードを取り込み、プリアンブルのLLID及びペイロードのイーサネットフレームデータを再生する。データ再生装置60は、読み込んだLLIDをOLT制御装置30に供給する。OLT制御装置30は、LLIDから正しいONU(ここでは、ONU18−2)からの信号か否かを判別し、正しい信号であれば、そのペイロード部分の出力をデータ再生装置60に指示し、正しい信号でなければ、データの可否をデータ再生装置60に指示する。
10B/8B変換器64は、データ再生装置60からのデータを10ビット長から8ビット長に変換し、変換結果をネットワークインターフェース34に供給する。ネットワークインターフェース34は、10B/8B変換器64からのデータを所定のフォーマットでエッジルータ22に供給する。
このようにして、ONU18−2からOLT10に2Gbpsで上りデータが伝送される。
ONU18−1からOLT10への上り信号の処理を説明する。ONU18−1は、既存の1Gbpsで動作するので、1Gbpsのプリアンブル、ペイロード及びIFGからなる上り光信号を光ファイバ16−2に出力する。ONU18−1が出力する上り光信号は、ONU18−2が出力する上り光信号とは単にレートが異なる。ONU18−1から出力される上り光信号は、光ファイバ16−1、光カップラ14及び光ファイバ12を介してOLT10のWDM光カップラ54に入射する。
WDM光カップラ54は、ONU18−1からの光信号を光/電気変換器56に供給し、光/電気変換器56は、光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、クロック再生装置58とデータ再生装置60に印加される。クロック再生装置58は、入力電気信号のプリアンブルに同期したクロック(ここでは、周波数1.25GHz)を再生し、データ再生装置60に印加する。
データ再生装置60は、クロック再生装置58からの1.25GHzのクロックに従い、光/電気変換器56の出力電気信号のプリアンブル及びペイロードを取り込み、プリアンブルのLLID及びペイロードのイーサネットフレームデータを再生する。データ再生装置60は、読み込んだLLIDをOLT制御装置30に供給する。OLT制御装置30は、LLIDから正しいONU(ここでは、ONU18−1)からの信号か否かを判別し、正しい信号であれば、そのペイロード部分の出力をデータ再生装置60に指示し、正しくない信号であれば、データの破棄をデータ再生装置60に指示する。
10B/8B変換器64は、データ再生装置60からのデータを10ビット長から8ビット長に変換し、変換結果をネットワークインターフェース34に供給する。ネットワークインターフェース34は、10B/8B変換器64からのデータを所定のフォーマットでエッジルータ22に供給する。
このようにして、ONU18−1からOLT10に1Gbpsで上りデータが伝送される。
OLT10からONU18−2に送信する下り信号のペイロードのサイズが奇数の場合、インターフレームギャップが、ペイロードの前のプリアンブルと同期しなくなる。これを防ぐために、例えば、多重装置50が、ペイロードのサイズが奇数の場合に、ペイロードの最後に、予約コード(例えば、K28.0)からなる1バイトを埋め草又はフィリングバイトとして追加する。
本発明の第2実施例を説明する。第2実施例の概略構成ブロック図を図4に示す。図1に示す実施例から変更される構成要素には、符号にaを付加してある。図1に示す実施例からの変更部分を説明する。
この実施例では、2Gbps対応のONU18−2aからOLT10aへの上り信号のフレーム構成を図3に示す構成とした。即ち、上り信号のプリアンブルとインターフレームギャップのレートは、2Gbps対応のONU18−2aと1Gbps対応の既存のONU18−1とで同じレート、ここでは1Gbpsにした。
先ず、ONU18−2aからOLT10aへの上り信号の処理を説明する。コンピュータ20−1からのイーサネットフレームのデータは、ネットワークインターフェース86を介して、8B/10B変換器94aに入力する。8B/10B変換器94aは、ネットワークインターフェース86からのデータを8ビット長符号から10ビット長符号に変換し、変換結果をペイロードデータとして2.5Gbpsで出力する。
ONU制御装置80aは、送信すべきデータの発信元に応じたLLIDをプリアンブル生成装置88aに供給する。プリアンブル生成装置88aは、ONU制御装置80aからのLLIDを収容する、1.25Gbpsで8バイトのプリアンブルを生成する。但し、ここでは、プリアンブル生成装置88aは、10ビット長のプリアンブル、即ち8B/10B変換後のプリアンブルを生成する。これにより、プリアンブルを8B/10B変換する手間を無くすことができる。
また、IFG生成装置90aは、1.25Gbpsで12バイト以上のインターフレームギャップを生成する。ここでも、IFG生成装置90aは、10ビット長のインターフレームギャップを生成する。これにより、インターフレームギャップを8B/10B変換する手間を無くすことができる。
多重装置92aは、プリアンブル生成装置88aから出力される8バイト分のプリアンブル、8B/10B変換器94aから出力されるペイロード、及び、IFG生成装置90aから出力される12バイト以上のインターフレームギャップを、この順に時間軸上で多重し、得られた多重信号を電気/光変換器96に供給する。多重装置92aの出力信号のフォーマットは、図3に示すものと同様になり、そのプリアンブル及びインターフレームギャップのレートは1.25Gbpsになり、ペイロードのレートは2.5Gbpsになる。
8B/10B変換後のペイロードのサイズが奇数の場合、インターフレームギャップが、ペイロードの前のプリアンブルと同期しなくなる。これを防ぐために、多重装置92aが、ペイロードのサイズが奇数の場合に、ペイロードの最後に、予約コード(例えば、K28.0)からなる1バイトを埋め草又はフィリングバイトとして追加する。
電気/光変換器96は、多重装置92aの出力データを光信号に変換する。電気/光変換器96から出力される光信号は、WDM光カップラ70、光ファイバ16−2、光カップラ14及び光ファイバ12を介してOLT10aのWDM光カップラ54に入射する。
本実施例では、ONU18−2aからの上り信号とONU18−1からの上り信号との間で、ペイロードのレートのみが異なる。これに応じて、OLT10aの上り信号処理系は、ONU18−2の下り信号処理系と同様な構成に変更される。具体的に動作を説明する。
WDM光カップラ54は、ONU18−2aからの光信号を光/電気変換器56に供給し、光/電気変換器56は、入力する光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、クロック再生装置58とデータ再生装置60aに印加される。クロック再生装置58は、入力電気信号のプリアンブルに同期したクロック(周波数1.25GHz)を再生する。逓倍装置59aは、クロック再生装置58で再生されたクロックの周波数を2倍にする。逓倍装置59aから出力される2.5GHzのクロックがデータ再生装置60aに印加される。
データ再生装置60aは、逓倍装置59aからの2.5GHzのクロックに従い、光/電気変換器56の出力電気信号のプリアンブル及びペイロードを取り込み、プリアンブルのLLID及びペイロードのイーサネットフレームデータを再生する。データ再生装置60aはいわば、プリアンブルのLLIDを倍クロックで読み込んだことになる。データ再生装置60aは、読み込んだLLIDをOLT制御装置30aに供給する。OLT制御装置30aは、2重に読み込まれたLLIDから、データが正しいONUから送信されたものか否かを判別し、ただしければ、そのペイロード部分の出力をデータ再生装置60aに指示し、正しくなければ、データの破棄をデータ再生装置60aに指示する。
OLT制御装置30aは、上り信号の発信元から、上り信号のペイロードのレートが1.25Gbpsか2.5Gbpsかを判別できる。具体的には、ONU18−2aからの上り信号のペイロードのレートは、2.5Gbpsである。この場合、データ再生装置74は、上り信号のペイロードを正しいクロックで取り込んだことになる。この場合、OLT制御装置30aは、ONU18−2aからの上り信号に対しては、データ再生装置60aの出力データをスルーするように重複除去装置62aに指示する。重複除去装置62aは、OLT制御装置30aからの指示に従い、データ再生装置60aの出力データをそのまま出力する。
他方、ONU18−1からの上り信号のペイロードのレートは、1.25Gbpsである。この場合、データ再生装置74は、上り信号のペイロードを倍クロックで取り込んだことになり、データが重複する。そこで、OLT制御装置30aは、ONU18−2からの上り信号に対しては、データ再生装置60aの出力データから重複データ(偶数ビット)を間引くように、重複除去装置62aに指示する。重複除去装置62aは、OLT制御装置30aからの指示に従い、データ再生装置60aの出力データの偶数ビットを破棄し、奇数ビットをそのまま出力する。
重複除去装置62aを設けることで、OLT10aは、ペイロード部分のレートが異なる2種類の上り信号を処理できる。
勿論、ONU18−1,18−2aからのデータのデータレートを判別した結果に従い、データ再生装置60aが、対応するレートの周波数でペイロードのデータを再生してもよい。この場合、重複除去装置62aは不要になる。
10B/8B変換器64は、重複除去装置62aからのデータを10ビット長から8ビット長に変換し、変換結果をネットワークインターフェース34に供給する。ネットワークインターフェース34は、10B/8B変換器64からのデータを所定のフォーマットでエッジルータ22に供給する。
このようにして、OLT10aは、ONU18−2aからのデータレート2Gbpsの上りデータと、ONU18−1からのデータレート1Gbpsの上りデータを同様に処理できる。
実施例1,2において、ONU18−2,18−2aは、少なくとも上り信号のペイロード部分を2.5Gbpsで送信するとしたが、互換性を維持するためには、1.25Gbpsの送信を選択可能にしておくのが好ましい。1Gbpsのみに対応可能なOLTを依然として使い続ける場合があるからである。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
10,10a:光終端装置(OLT)
12:光ファイバ
14:光カップラ
16−1,16−2:光ファイバ
18−1,18−1a,18−2:光終端装置(ONU)
20−1,20−2:コンピュータ
22:エッジルータ
30,30a:OLT制御装置
32:ONU管理テーブル
34:ネットッワークインターフェース
36:バッファ
38:8B/10B変換器
40:発振器
42:分周装置
44:スイッチ
46:プリアンブル生成装置
48:IFG生成装置
50:多重装置
52:電気/光変換器
54:波長分割多重(WDM)光カップラ
56:光/電気変換器
58:クロック再生装置
59a:逓倍装置
60,60a:データ再生装置
62a:重複除去装置
64:10B/8B変換器
70:WDM光カップラ
72:光/電気変換器
74:データ再生装置
76:クロック再生装置
78:逓倍装置
80,80a:ONU制御装置
82:重複除去装置
84:10B/8B変換器
86:ネットワークインターフェース
88,88a:プリアンブル生成装置
90,90a:IFG生成装置
92,92a:多重装置
94,94a:8B/10B変換器
96:電気/光変換器

Claims (4)

  1. 第1のデータレートに対応する第1のユーザ光終端装置(18−1)と当該第1のデータレートよりも速い第2のデータレートに対応する第2のユーザ光終端装置(18−2,18−2a)を含む複数のユーザ側光終端装置と、
    光伝送路(12,14,16−1,16−2)を介して当該複数のユーザ側光終端装置と接続するセンター側光終端装置(10,10a)
    とを具備する光伝送システムにおいて、当該第2のユーザ光終端装置として使用される光終端装置であって、
    当該光伝送路からの光信号を電気信号に変換する受光器(72)と、
    当該受光器(72)から出力される電気信号を当該第2のデータレートに応じた周波数で再生するデータ再生装置(74)と、
    当該センター側光終端装置(10,10a)から送信されたデータのデータレートが、当該第1及び第2のデータレートの何れであるかを判別する判別装置(80)と、
    当該センター側光終端装置(10,10a)から送信されたデータのデータレートが当該第1のデータレートである場合に、当該データ再生装置(74)による再生データから重複データを除去する重複除去装置(82)
    とを具備することを特徴とする光終端装置。
  2. 当該センター側光終端装置が、
    当該第1のユーザ光終端装置(18−1)及び当該第2のユーザ光終端装置(18−2,18−2a)の何れに対しても、当該第1のデータレートに対応するレートのプリアンブブルを発生するプリアンブル生成装置(46)と、
    当該第1のユーザ光終端装置(18−1)に送信すべきデータを含むペイロードを当該第1のデータレートに対応するレートで出力し、当該第2のユーザ光終端装置(18−2,18−2a)に送信すべきデータを含むペイロードを当該第2のデータレートに対応するレートで出力するペイロード生成装置(38)
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載の光終端装置。
  3. 当該ペイロードデータ生成装置が、送信すべきデータを所定符号長に変換する符号長変換器(38)を含む請求項2に記載の光終端装置。
  4. 当該センター側光終端装置が更に、当該第1のユーザ光終端装置(18−1)に送信すべきデータ及び当該第2のユーザ光終端装置(18−2,18−2a)の何れに対しても、当該第1のデータレートに対応するレートのインターフレームギャップを発生するインターフレームギャップ生成装置(48)を具備することを特徴とする請求項2又は3に記載の光終端装置。
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