JP4967436B2 - ファイル管理装置,ファイル管理方法,プログラム - Google Patents

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Description

本発明は,ファイル管理装置,ファイル管理方法及びプログラムに関し,特に,既定の命名規則に従って付与される標準ファイル名と,自由度の高い任意ファイル名の双方に対応可能なファイル管理装置,ファイル管理方法及びプログラムに関する。
従来のファイル管理装置の中には,映像データ等の各種データのファイル作成時に,当該ファイルのファイル名として,例えば“Cxxxx.MXF”(ここでxxxxは0001〜9999)といった既定の命名規則に従ったファイル名(標準ファイル名)を自動的に付与するものが存在する。例えば特許文献1には,ファイルの作成日時に基づいてファイル名を自動的に付与し,1つのファイルシステム内でのファイル名の重複を防ぎ,ファイル名の入力の手間を省略できる技術が開示されている。
特開平5−12341号公報
しかしながら,上記従来のファイル管理装置の中には,既定の命名規則に従って付与される標準ファイル名しか許可していないものがあった。こういったファイル管理装置では,例えば,当該命名規則に従わないファイル名での映像データの記録を許可せず,ファイルを利用するパーソナルコンピュータ(以下,PC)等のアプリケーション側に余計なファイル名管理操作を担わせたり,そもそも当該ファイルが何を撮影した映像データのファイルであるかがファイル名からは判断できなかったりするといった問題があった。このため,ハードディスクドライブ(以下,HDD)などの汎用ストレージ機器と同様に自由度の高いファイル名(任意ファイル名)を取り扱い可能なファイル管理装置が強く希求されていた。
このような問題を一般化した場合,自由度のない既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,ユーザによって自由に付与される任意ファイル名を許容させ,この任意ファイル名を介して当該ファイルへのアクセス等を可能とするための手段を提供するといった課題に帰着される。
本発明は,上記課題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,自由度の高い任意ファイル名を許容させることができ,さらに当該ファイルシステムを直接利用する場合(標準ファイル名モード)と,任意ファイル名に対応する場合(任意ファイル名モード)の両者を矛盾なく共存させることが可能な,新規かつ改良されたファイル管理装置,ファイル管理方法,プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのファイル管理装置であって:記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するテーブル管理部と;外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて,ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるファイル名表示制御部と;外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,アクセス対象のファイルへのアクセスをファイルシステムに指示するファイルアクセス制御部と;ファイル名表示制御部及びファイルアクセス制御部の機能をオン/オフすることで,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるモード切替部と;を備え,前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名であり,前記ファイル名表示制御部は,前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知せず,前記外部アプリケーションは,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別する,ファイル管理装置が提供される。
かかる構成により,任意ファイル名モードにおいては,ファイル名表示制御部及びファイルアクセス制御部の機能がオンされる。このため,記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名リストを表示する場合,ファイルシステムは,記憶媒体に記憶されたファイルの標準ファイル名を読み出してファイル名表示制御部に提供し,ファイル名表示制御部は,ファイルシステムから取得した標準ファイル名のうち,任意ファイル名が付与されている標準ファイル名をファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名に変換した上で外部アプリケーションに提供し,外部アプリケーションは,ファイル名表示制御部から取得した標準ファイル名又は任意ファイル名を表示部に表示する。また,記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスする場合,外部アプリケーションは,アクセス対象のファイルを任意ファイル名又は標準ファイル名で行い,ファイルアクセス制御部は,アクセス対象のファイル指定が任意ファイル名である場合には,当該任意ファイル名を標準ファイル名に変換し,この変換した標準ファイル名を用いてファイルシステムにアクセス指示を出し,一方,アクセス対象のファイル指定が標準ファイル名である場合には,当該標準ファイル名を用いてファイルシステムにアクセス指示を出し,ファイルシステムはファイルアクセス制御部から取得した標準ファイル名のファイルにアクセスする。
また,ファイル名対応テーブルには,記憶媒体に記憶されたファイルに付与された標準ファイル名及び任意ファイル名と,当該ファイルに対して固有に付与されたファイル識別子とが対応付けて記述されており,テーブル管理部は,ファイル名対応テーブルに記述されているファイル識別子と,記憶媒体に記憶されているファイルに付与されているファイル識別子とに基づいて,ファイル名対応テーブルに記述された任意ファイル名に対応するファイルが,記憶媒体に存在するか否かを検出するようにしてもよい。
また,ファイル名表示制御部は,任意ファイル名モードでは,ファイル名対応テーブルの存在を外部アプリケーションに通知し,標準ファイル名モードでは,ファイル名対応テーブルの存在を外部アプリケーションに通知しないようになっており,外部アプリケーションは,ファイル名対応テーブルの有無に基づいて,任意ファイル名モード又は標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別するようにしてもよい。
また,テーブル管理部は,標準ファイル名が付与されたファイルに対し新たに任意ファイル名の付与が要求された場合に,当該標準ファイル名及び当該任意ファイル名を対応付けてファイル名対応テーブルに記述し,また既に付与された任意ファイル名の変更が要求された場合に,ファイル名対応テーブルに記述された当該任意ファイル名を更新し,さらにファイル名対応テーブルに記述された標準ファイル名あるいはファイル識別子を有するファイルが記憶媒体に存在しないことを検出した場合に,ファイル名対応テーブルから当該ファイルに関する記述を削除するようにしてもよい。
また,ファイル名対応テーブルは,外部アプリケーションからアクセス可能であるようにしてもよい。
また,ファイル名対応テーブルは,ファイルと同一の記憶媒体に記憶されてもよい。さらに,記憶媒体は,ファイル管理装置に着脱可能なリムーバブル記憶媒体であってもよい。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのファイル管理方法であって:記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するステップと;任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるステップと;前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知しないことにより,前記外部アプリケーションが,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別するステップと;任意ファイル名モードにおいて,外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて,ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるステップと;任意ファイル名モードにおいて,外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,アクセス対象のファイルへのアクセスをファイルシステムに指示するステップと;を含み,前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名である,ファイル管理方法が提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのプログラムであって:コンピュータを,記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するテーブル管理部と;外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて,ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるファイル名表示制御部と;外部アプリケーションが記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,アクセス対象のファイルへのアクセスをファイルシステムに指示するファイルアクセス制御部と;ファイル名表示制御部及びファイルアクセス制御部の機能をオン/オフすることで,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるモード切替部と;として機能させ,前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名であり,前記ファイル名表示制御部は,前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知せず,前記外部アプリケーションは,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別する,プログラムが提供される。

以上説明したように本発明によれば,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,ユーザが自由に付与可能な任意ファイル名を許容させることができる。さらに,当該ファイルシステムを直接利用する場合(標準ファイル名モード)と,任意ファイル名に対応する場合(任意ファイル名モード)の両者を矛盾なく共存させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下に,本発明の第1の実施形態にかかるファイル管理装置およびこれを用いたファイル管理方法について詳細に説明する。なお,以下の説明では,本発明のファイル管理装置を,撮像装置に適用する例について説明するが,本発明はかかる例に限定されるものではない。
<1.ファイル管理装置の概略構成>
まず,図1を参照して,本実施形態にかかるファイル管理装置としての撮像装置10について説明する。図1は,本実施形態にかかるファイル管理装置としての撮像装置10の概略構成を示すブロック図である。
撮像装置10は,例えば,カムコーダなどのビデオカメラで構成され,被写体を撮像して得られた映像音声データ(映像素材データ)を,光ディスク等のリムーバブル記憶媒体3に記録可能である。この映像音声データとは,映像データ及び/又は音声データであって,例えば,TV番組,映画などに用いられる動画像データ,写真や絵画などの静止画像データ,撮影環境で収録された音声データ,又はこれらの組合せなどから構成されるデータである。
図1に示すように,撮像装置10は,例えば,CPU102と,メモリ部104と,入力部106と,表示部108と,音声出力部110と,通信部112と,外部インターフェース114と,カメラブロック116と,ディスク装置118と,ファイルシステム140と,インターフェース部150と,外部アプリケーション180とを備える。
CPU102は,メモリ部104等に格納されたプログラムに基づき動作する演算処理装置であり,撮像装置10の各部の処理を制御する。また,メモリ部104は,例えば,RAM,ROM,フラッシュメモリなどの半導体メモリで構成され,CPU102の処理に関する各種データ,およびCPU102を動作させるプログラム等を格納または一時記憶する機能を有する。
入力部106は,例えば,各種のボタン,スイッチ,レバー,ダイヤル,タッチパネルなどの操作具などから構成される。ユーザはこの入力部106を手動で操作することにより,例えば,電源オン/オフ,レンズの絞り調整やズーム調整などの撮像調整,映像音声データの記録・再生指示,映像音声データ等のファイルアクセス(読出,更新,削除等)指示,任意ファイル名の新規命名や変更指示,任意ファイル名モードと標準ファイル名モードの切替指示などを入力することができる。CPU102は,この入力部106に対するユーザの操作内容に応じて,カメラブロック116等の各部の動作を制御する。
表示部108は,例えば,液晶表示装置(LCD)などの表示装置である。この表示部108は,例えば,撮像中の映像音声データや,記憶媒体3から再生した映像音声データ,撮像装置10のセットアップ情報,映像コンテンツに関する各種メタデータを表示する。また,記録媒体3等に記憶されている映像音声データ,メタデータ等のファイルのファイル名を一覧表示することもできる。このファイル名の一覧表示処理の詳細については後述する。また,音声出力部110は,スピーカなどの発音装置と音声データ処理装置等から構成されており,映像音声データに含まれる音声データなどを出力する。
通信部112は,例えば,パーソナルコンピュータ等の外部装置との間でネットワークを介して,映像音声データやそのメタデータ,ファイル名などの各種データを送受信するための通信装置である。外部インターフェース114は,撮像装置10に上記外部装置を有線接続(例えば,USB(Universal Serial Bus)ケーブル接続,SCSI(Small Computer System Interface)ケーブル接続)して,上記各種データを送受信するためのハードウェアである。
カメラブロック116は,被写体を撮像して映像音声データを生成するハードウェアである。このカメラブロック116は,例えば,レンズ,絞り,フィルタ,CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子等からなり映像信号を出力する撮像部と,撮像環境の音声を収集し音声信号を生成するマイク部と,この映像信号および音声信号を処理して映像音声データを生成するビデオプロセッサなどを備える。このカメラブロック116が生成した映像音声データは,後述のファイルシステム140により映像音声ファイルとして,記憶媒体3に記録される。
ディスク装置118は,例えば,光ディスク等の記憶媒体3に対して各種のデータファイルを読み書きする装置である。ディスク装置118は,例えば,ファイルシステム140が作成した映像音声ファイルや,メタデータファイル,ファイル名対応テーブルなどを,記憶媒体3に対して読み書きすることができる。
なお,記憶媒体3は,撮像装置10に着脱(ローディング/アンローディング)可能なリムーバブル記憶媒体であり,例えば,レーザ光を利用してデータが読み書きされる光ディスク(DVD,CD,PD等)で構成される。なお,この記録媒体3は,上記光ディスクの例に限定されず,例えば,フレキシブルディスク,ハードディスク等の磁気ディスク,MO等の光磁気ディスク,デジタルVTRフォーマットのビデオテープ等の磁気テープ,フラッシュメモリ,SRAM(Static Random Access Memory),EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の半導体メモリなどで構成されてもよく,この場合は,撮像装置10は,上記ディスク装置118の代わりに,上記各種の記憶媒体に対応するリーダライタ装置を具備してもよい。また,記憶媒体3は,上記リムーバブル記憶媒体の例に限られず,撮像装置10に内蔵された記憶媒体(例えば,メモリ部104や内蔵型のHDD等)で構成されてもよい。
ファイルシステム140は,例えば上記記憶媒体3に記憶されている各種データのファイル(例えば,映像音声ファイル,メタデータファイル等)を管理する機能を有するソフトウェアである。このファイルの管理には,例えば,ファイルやディレクトリ(フォルダ)の作成,移動,削除,読み出し,上書き,書き込みや,ファイル名の付与,更新などが含まれる。このファイルシステム140は,既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能である。
インターフェース部150は,当該ファイルシステム140と外部アプリケーション180,182との間に介在する任意ファイル名対応用のソフトウェアである。このインターフェース部150は,標準ファイル名と任意ファイル名との対応関係を記述したファイル名対応テーブルを管理し,上記標準ファイル名を取り扱い可能なファイルシステム140に,任意ファイル名を許容させる役割を有する。なお,これらのファイルシステム140及びインターフェース部150は,本実施形態にかかる特徴的構成要素であるので,詳細は後述する。
また,外部アプリケーション180は,記憶媒体3等に記憶されているデータファイルを利用して,ユーザに所定のサービスを提供するソフトウェア(例えば,ブラウザ機能を有するアプリケーション)である。例えば,この外部アプリケーション180は,上記ファイルシステム140を利用して,記憶媒体3に記憶されているファイルのファイル名を表示部108に一覧表示したり,ユーザ入力に応じて,記憶媒体3内の所望のファイルにアクセス(読み出し,上書き,削除等)したり,外部から提供されるファイルを記憶媒体3内に書き込んだりすることができる。
これらのファイルシステム140,インターフェース部150,外部アプリケーション180,182は,例えばFTP(File Transfer Protocol)に従って,記憶媒体3内のファイルのデータや,ファイル名,FTPコマンド等をやり取りする。なお,ファイルシステム140,インターフェース部150及び外部アプリケーション180は,例えば,撮像装置10の記憶装置(メモリ部104等)に格納されたプログラムを動作させることで,ソフトウェアとして実現可能であるが,上記機能を有する専用ハードウェアで構成してもよい。
<2.ファイルシステムの構成>
次に,図2を参照して,本実施形態にかかる撮像装置10のファイルシステム140とその周辺各部の機能構成についてより詳細に説明する。図2は,本実施形態にかかる撮像装置10のファイルシステム140とその周辺各部の構成を示すブロック図である。
図2に示すように,撮像装置10に着脱可能な記憶媒体3には,上述した撮像処理によって作成された映像音声ファイル及びメタデータファイル等のファイルを記憶するファイル記憶部5が設けられている。このファイル記憶部5内のファイルは,ファイルシステム140によって管理されてディレクトリ/ファイル構造となっている。さらに,これらのファイルが記録された記憶媒体3には,後述するファイル名対応テーブル7が記憶されている。なお,図2の例では,撮像装置10にパーソナルコンピュータ等の外部装置20が接続されており,この外部装置20は,上述した撮像装置10内の外部アプリケーション180と同様の機能を有する外部アプリケーション182を備えている。
ファイルシステム140は,例えば,上記記憶媒体3内のファイル記憶部5に記憶されている各種データのファイルを管理(例えば,ファイルやディレクトリの作成,移動,削除,読み出し,上書き,書き込みや,ファイル名の付与,更新など)する機能を有する。
例えば,このファイルシステム140は,映像音声ファイル作成部として機能し,上記撮像装置10のカメラブロック116の撮像処理によって得られた映像音声データのファイルを作成して,記憶媒体3に記録する。このファイルシステム140は,例えば,上記映像音声データをSMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineers)規格に基づくMXF(Material eXchange Format)ファイルとして,記憶媒体3に記録する。この映像音声ファイルは,1回の連続した撮像処理ごとに作成され,例えば,3回の撮像処理を行えば3つの映像音声ファイルが作成される。
また,ファイルシステム140は,メタデータファイル作成部としても機能し,例えば,上記映像音声ファイルの作成と同時に,当該映像音声ファイルに関するメタデータとして,XML(eXtensible Markup Language)などの表記形式で記述したメタデータファイルを作成し,記憶媒体3に記憶する。このメタデータは,例えば,映像音声データのタイトルやテキスト注釈(映像作品のシナリオデータ,撮影現場で得られた撮影状況や,機器のセットアップ等に関する情報等),映像音声データ内の代表的な静止画像に関するサムネイルデータ,映像音声データの特徴点に関する電子マークデータなどであり,ユーザ入力等により生成される。
上記のようなファイル作成時には,ファイルシステム140は,映像音声ファイルに対して,例えば“Cxxxx.MXF”(ここでxxxxは0001〜9999)といった既定の命名規則に従った標準ファイル名を撮像順序に応じて自動的に付与し,さらにそれに関連付けられるメタデータファイルに対しては,例えば“CxxxxM01.XML”(ここでxxxxは0001〜9999)といった既定の命名規則に従った標準ファイル名を有するメタデータファイルが自動的に生成される。このように既定の命名規則で標準ファイル名を自動付与することで,ファイル名の重複を防ぎ,ファイル名の入力の手間を省略できるという利点がある。
他方,外部にて生成された映像音声ファイルがファイル記憶部5に記録される場合であるが,ファイルシステム140の上記命名規則はこの場合も適用される。すなわち,ファイルシステム140は,当該映像音声ファイルにおいて,そのファイル名が当該命名規則に従っている場合のみ,当該ファイルのファイル記憶部5への記録を受け付けることとなる。
上記のようにファイルシステム140は,映像音声ファイル,メタデータファイルに付与可能なファイル名を,例えば“Cxxxx.MXF”や“CxxxxM01.XML”などといった,自由度のない既定の命名規則に従った標準ファイル名に限定している。そして,このファイルシステム140は,当該命名規則に従った標準ファイル名のみに対応しており,ユーザによって自由に付与される任意ファイル名については対応していない。
例えば,ファイルシステム140は,外部アプリケーション180,182からファイル名リスト表示要求(例えば,FTP LIST命令)を受けると,ファイル記憶部5内の各ファイルに付与されている標準ファイル名を読み出して出力することができるが,任意ファイル名を出力することはできない。また,外部アプリケーション180,182から,ファイル記憶部5内のファイルへのアクセス要求(例えば,FTP GET命令等)を受け付ける場合,標準ファイル名でのファイル名指定を受け付けることができるが,任意ファイル名でのファイル名指定を受け付けることはできない。
そこで,本実施形態では,上記のような既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名のみに対応するファイルシステム140に対して,任意ファイル名をも併せて許容させるために,図2に示すように,ファイルシステム140と外部アプリケーション180,182との間に,任意ファイル名対応用のインターフェース部150を設け,このインターフェース部150によりファイル名対応テーブル7を管理している。
このファイル名対応テーブル7は,図3に示すように,映像音声ファイルの作成時に上記既定の命名規則に従い当該ファイルに付与された標準ファイル名(“C0001”等)と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名(“Fuji”等)と,当該ファイルの作成時に当該ファイルに固有に付与された唯一無二のファイル識別子(“060A2B34...1”等)との対応関係を記述したテーブルである。このファイル名対応テーブル7に対応関係が記述されるファイルは,記憶媒体3に記憶されている映像音声ファイルのうち,任意ファイル名が付与されたものである。
そして,インターフェース部150は,任意ファイル名モードにおいて,上記ファイル名対応テーブル7に基づいて,ファイルシステム140から取得した標準ファイル名を任意ファイル名に変換して,外部アプリケーション180,182にファイル名を一覧表示させ,また,外部アプリケーション180,182から指定された任意ファイル名を,それに対応した標準ファイル名あるいはファイル識別子に変換してファイルシステム140にアクセス要求する。これにより,任意ファイル名による記憶媒体3内の所望のファイルへのアクセスが可能となる。
ここで,インターフェース部150の構成について詳述する。図2に示すように,インターフェース部150は,テーブル管理部152と,モード切替部154と,ファイル名表示制御部156と,ファイルアクセス制御部158と,ファイル生成部160とを備える。
テーブル管理部152は,ファイル名対応テーブル7を生成,管理する。具体的には,テーブル管理部152は,外部アプリケーション180,182から,標準ファイル名が付与されたファイルに対し新たに任意ファイル名の付与が要求された場合に,当該ファイルの標準ファイル名及びファイル識別子と,当該任意ファイル名とを対応付けて,ファイル名対応テーブル7に登録する。なお,任意ファイル名の命名は,例えば,外部アプリケーション180,182による支援の下,ユーザが入力部106を用いて所望の任意ファイル名を自由に入力することによってなされる。また,テーブル管理部152は,外部アプリケーション180,182から,既に任意ファイル名が付与されているファイルについて任意ファイル名の変更が要求された場合に,ファイル名対応テーブル7内の当該ファイルの任意ファイル名の項目を,新たな任意ファイル名に更新する。
また,テーブル管理部152は,外部アプリケーション180,182から,既に付与されている任意ファイル名の抹消が要求された場合や,ファイル名対応テーブル7記述された標準ファイル名のファイル,或いは,ファイル名対応テーブル7記述されたファイル識別子のファイルが,記憶媒体3に実際には存在しない(即ち,記憶されていない)ことを検出した場合には,ファイル名対応テーブル7内の当該ファイルに関する全ての項目を削除する。この検出処理の一例としては,テーブル管理部152は,ファイル名対応テーブルに記述されているファイル識別子と,記憶媒体3に記憶されているファイルに付与されているファイル識別子とを比較し,それら二つのファイル識別子が一致するファイルを検出できなかった場合には,記憶媒体3に当該ファイルが実際には存在しないと判断する。なお,ここではファイル識別子を用いた判断を示したが,その代わりに,例えば,標準ファイル名を用いたり,あるいは,ファイル識別子及び標準ファイル名の両方を判断材料に用いたりしてもよい。これにより,記憶媒体3に実際に記憶されているファイルと,ファイル名対応テーブル7に記述されている任意ファイル名のファイルとの整合性をチェックすることができる。この整合性チェックは,例えば,任意ファイル名モードに設定されている場合において,撮像装置10に対する記憶媒体3のローディング時などに,当該記憶媒体3から任意ファイル名対応テーブル7を読み出して行われる。
また,テーブル管理部152は,例えば,記憶媒体3のローディング時や,任意ファイル名モードの開始時などに,ファイル名対応テーブル7と記憶媒体3との正当性をチェックすることもできる。テーブル管理部152は,ファイル名対応テーブル7の新規生成時に,図3に示したように,当該ファイル名対応テーブル7が記憶されるべき記憶媒体3の記憶媒体識別子(例えば,光ディスクごとに固有に付与される光ディスクID)をファイル名対応テーブル7に付加する。そして,テーブル管理部152は,撮像装置10に新たに記憶媒体3がローディングされたときなどには,当該記憶媒体3から任意ファイル名対応テーブル7を読み出し,ファイル名対応テーブル7に付加されている記憶媒体識別子と,記憶媒体3にセキュアに格納されている当該記憶媒体3自体の記憶媒体識別子とを比較する。そして,双方の記憶媒体識別子が一致すれば,当該記憶媒体3に記憶されているファイル名対応テーブル7が正当なものであると判断してファイル名対応テーブル7の取り扱いを許可する。一方,双方の記憶媒体識別子が一致しない場合には,当該ファイル名対応テーブル7が不当なものであるとして,当該ファイル名対応テーブル7の取り扱いを禁止する。これにより,記憶媒体3に記憶されているファイルと整合しないファイル名対応テーブル7に基づき,当該ファイルの管理がなされることを回避できる。
モード切替部154は,例えばユーザ入力に応じて,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替える。モード切替部154は,任意ファイル名モードに設定する場合には,インターフェース部150の各部(ファイル名表示制御部156,ファイルアクセス制御部158,ファイル生成部160等)の機能をオンする。これにより,任意ファイル名モードでは,ファイルシステム140と外部アプリケーション180,182との間でインターフェース部150が機能して,ファイル名対応テーブル7に基づき標準ファイル名と任意ファイル名を変換できるので,任意ファイル名のリスト表示や,任意ファイル名によるファイルアクセスなどといった任意ファイル名対応が可能となる。
一方,モード切替部154は,標準ファイル名モードに設定する場合には,上記インターフェース部150の各部の機能をオフする。これにより,インターフェース部150が機能しなくなり,ファイルシステム140と外部アプリケーション180,182との間で情報が直接やり取りされるようになるので,任意ファイル名のリスト表示,任意ファイル名によるファイルアクセスなどが実行不可能となる。
モード切替部154は,かかるファイル名対応のモード切替を,例えば,入力部106を用いたユーザのモード選択入力に応じて行う。このようにして,撮像装置10の機器メニューで標準ファイル名モードと任意ファイル名モードとを切替可能に構成することで,1つの撮像装置10において両モードを共存させることができる。従って,従来通りの標準ファイル名モードの利用を所望するユーザと,自由度の高い任意ファイル名モードの利用を所望するユーザの双方の要望に応えることができる。
ファイル名表示制御部156は,任意ファイル名モードにおいて,外部アプリケーション180,182が記憶媒体3に記憶された各種ファイルのファイル名リストを一覧表示するに際し,当該ファイル名に任意ファイル名が付与されている場合には任意ファイル名を表示させ,任意ファイル名が付与されていない場合には,ファイルシステム140にて元々付与されていた標準ファイル名を表示させるように制御する。
具体的には,ファイル名表示制御部156は,外部アプリケーション180,182からのファイル名リスト表示要求(例えばFTP LIST命令)に応じて,ファイルシステム140から記憶媒体3に記憶されているファイルの標準ファイル名のリストを受け取ると,ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断する。そして,任意ファイル名が付与されている場合には,ファイル名対応テーブル7に基づいて,上記ファイルシステム140から取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して,外部アプリケーション180,182に出力し,表示部108に任意ファイル名で一覧表示させる(図6参照)。一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,上記ファイルシステム140から取得した標準ファイル名を外部アプリケーション180,182に出力し,当該標準ファイル名をそのまま表示させる。このようなファイル名表示制御部156により,標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステム140を用いた場合であっても,ファイル名リスト表示機能を拡張させ,任意ファイル名での表示を許容させることができる。
また,ファイル名表示制御部156は,任意ファイル名モードにおいてファイル名一覧表示要求を受け取った場合には,上記ファイル記憶部5に記憶されている映像音声ファイル及びメタデータファイルのファイル名のみならず,映像音声記憶媒体3に記憶されているファイル名対応テーブル7のファイル名“AliasList.XML”も,外部アプリケーション180,182に通知する。一方,標準ファイル名モードでは,たとえ記憶媒体3にファイル名対応テーブル7が記憶されていたとしても,当該ファイル名対応テーブル7のファイル名を外部アプリケーション180,182に通知しない。これにより,外部アプリケーション180,182は,インターフェース部150からファイル名対応テーブル7のファイル名の通知を受け取るか否かで,ファイル名対応テーブル7が存在するか否かを把握でき,このファイル名対応テーブル7の有無に基づいて,撮像装置10が任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別できる。
ファイルアクセス制御部158は,任意ファイル名モードにおいて,外部アプリケーション180,182から,アクセス対象の映像音声ファイルへのアクセス(読み出し,上書き,削除)要求が当該ファイルに付与された任意ファイル名にて指定された場合には,ファイル名対応テーブル7に基づいて,任意ファイル名をそれに対応した標準ファイル名に変換し,この変換後の標準ファイル名を用いて,ファイルシステム140に対し当該アクセス対象のファイルにアクセスするよう指示する。一方,ファイルアクセス制御部158は,アクセス要求が標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,アクセス対象のファイルにアクセスするようファイルシステム140に指示する。このようなファイルアクセス制御部158により,標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステム140を用いた場合であっても,外部アプリケーション180,182が,任意ファイル名を介して記憶媒体3のファイルにアクセス可能にすることができる。
ファイル生成部160は,任意ファイル名モードにおいて,外部アプリケーション180,182から,標準ファイル名の命名規則に従わない任意ファイル名を有する新たな映像音声ファイルの生成が要求(例えばFTP PUT命令)された場合,当該命名規則に従った標準ファイル名を有する映像音声ファイルを生成し,当該標準ファイル名と元ファイルの任意ファイル名との対応関係を,ファイル名対応ファイル7に登録する。これにより,外部アプリケーション180,182を用いて,外部装置20等に記憶されている映像音声ファイルをコピー,移動などして,撮像装置10の記憶媒体3へ新たに書き込む際に,当該ファイルを上述したファイルシステム140に適合させることができる。
以上,本実施形態にかかるインターフェース部150の各部について説明した。上記のようなインターフェース部150とファイル名対応テーブル7を,外部アプリケーション180,182へのインターフェースとして設けることで,既定の命名規則に従う標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステム140に対し,任意ファイル名を許容させることができる。
また,上記ファイル名対応テーブル7は,図2に示したように,上記映像音声ファイルやメタデータファイル等のファイルが記憶される記憶媒体3に記憶されており,しかも,当該記憶媒体3は,例えば光ディスク等のリムーバブル記憶媒体で構成されているため複数の機器に着脱自在である。従って,ユーザは,撮像装置10で記録した映像音声ファイルと,当該ファイルについてのファイル名対応テーブル7とを同一の記憶媒体3に保管してワンセットとして取り扱うことができるので,複数の撮像装置10や外部装置20間でファイルを共用する際に,ファイル管理上便利である。
<3.ファイル名対応テーブルの記述例>
次に,図4を参照して,本実施形態にかかるファイル名対応テーブル7の記述例について説明する。なお,図4は,本実施形態にかかるファイル名対応テーブル7の記述例を示す説明図であり,図3に示したファイル名対応テーブル7の記述内容に対応している。
図4に示すように,ファイル名対応テーブル7は,映像音声ファイルの標準ファイル名と任意ファイル名とファイル識別子との対応関係が,例えばXMLで記述されたXML文書データ(ファイル名:“AliasList.XML”)である。このファイル名対応テーブル7には,AliasListルート要素に,proavIdRef属性と,各Alias要素が記述されている。
proavIdRef属性は,ファイル名対応テーブル7(AliasList.XML)を記録すべき記憶媒体3の識別子を示す。記憶媒体3には,当該記憶媒体3の作成時に,当該記憶媒体3を唯一無二に識別するための記憶媒体識別子(例えば,光ディスクごとに固有に付与されるディスクID)が付与されており,この記憶媒体識別子は当該記憶媒体3内にセキュアに格納されている。撮像装置10のテーブル管理部152は,ファイル名対応テーブル7の生成時に,ファイル名対応テーブル7を記録する記憶媒体3から,当該記憶媒体3に付与された記憶媒体識別子(ディスクID)を読み込み,この記憶媒体識別子をproavIdRef属性値としてファイル名対応テーブル7に付加することで,ファイル名対応テーブル7と記憶媒体3とを関連付ける。
そして,後述するように,本実施形態では,外部アプリケーション180,182によるファイル名対応テーブル7に対する上書きなどの変更を許可しているが,このとき,ファイル名対応テーブル7に記述されたproavIdRef属性値(記憶媒体識別子)と,当該記憶媒体3に付与されている記憶媒体識別子とを照合することで,所望のファイル名対応テーブル7のデータを上書きしようとしているか否かを確認することができる。なお,記憶媒体識別子は,上記ディスクIDの例に限定されず,ファイル名対応テーブル7が記録される記憶媒体3を識別できるものであれば,記憶媒体3の種類に応じて任意のIDであってよい。
また,各Alias要素は,映像音声ファイル毎に割り当てられ,当該映像音声ファイルに付与された標準ファイル名(original属性値:“C0001”等)と,任意ファイル名(value属性値:“Fuji”等)と,ファイル識別子(target属性値:“060A2B34...1”等)との対応関係を記述している。
このうち,target属性値であるファイル識別子は,当該映像音声ファイルを唯一無二に識別するための識別子であって,当該映像音声ファイルが作成あるいは当該ファイルの内容が上書き変更された段階で,当該ファイルに固有に付与されるものである。具体的には,ファイル識別子は,例えば,SMPTE 330Mとして規定されたUMID(Unique
Material IDentifier)規格に準拠した32バイト長のデータを用いることができるが,かかる例に限定されず,例えば,UUID(Universally
Unique IDentifier)規格の識別子などを使用してもよい。このようにファイル名対応テーブル7に各映像音声ファイルのファイル識別子を記述しておくことで,記憶媒体3の装着時に,記憶媒体3内のファイル名対応テーブル7のファイル識別子と,当該記憶媒体3内の映像音声ファイルのファイル識別子とを照合して,ファイル名対応テーブル7に記述された任意ファイル名に真に対応する映像音声ファイルが,記憶媒体3に存在するか否かを確認できる。
以上,本実施形態にかかるファイル名対応テーブル7の記述例について説明した。なお,上記ファイル名対応テーブル7では,映像音声ファイルのファイル名のうち拡張子を除いた部分(既定の命名規則に従う標準ファイル名の“Cxxxx”の部分や,任意ファイル名“Fuji”)が記述されており,メタデータファイル名については,この映像音声ファイル名に準じたものであるので記述されていない。また,上記のファイル名対応テーブル7の記述言語は,拡張性に優れ汎用性が高く,文法が比較的単純で修得しやすいという観点から,XMLを採用したが,かかる例に限定されず,SGML(Standard Generalized Markup Language)等の他のマークアップ言語やあるいは単純なCSV(Comma Separated Values)など,任意のシンタックスを用いてもよい。
<4.ファイル名リスト表示処理>
次に,図5,図6を参照して,本実施形態にかかる撮像装置10におけるファイル名リスト表示のインターフェース例について説明する。なお,図5,図6は,本実施形態にかかる標準ファイル名モードにおけるファイル名リスト表示例,任意ファイル名モードにおけるファイル名リスト表示例をそれぞれ示す説明図である。
上述したように,本実施形態にかかる撮像装置10は,上記インターフェース部150及びファイル名対応テーブル7を利用することで,標準ファイル名モードと任意ファイル名モードの双方に対応可能である。
標準ファイル名モードでは,外部アプリケーション180,182が,記憶媒体3に記憶された映像音声ファイル及び/又はメタデータファイルにアクセスする場合,ファイルシステム140は,図5に示すようなディレクトリ/ファイル構造のファイル名リストを,例えばFTPによって外部アプリケーション180,182に提供して,表示部108に表示させる。
図5の例は,外部アプリケーション180,182が,標準ファイル名“C0001.MXF”,“C0002.MXF”,“C0003.MXF”,“C0004.MXF”なる4つの映像音声ファイルが記録された記憶媒体3にアクセスした場合に表示されるディレクトリ/ファイル構造のファイル名リストである。ここで“CxxxxM01.XML”は,映像音声ファイル“Cxxxx.MXF”に関連付けられて存在するメタデータファイル(XML文書)であって,“Cxxxx.MXF”と共に自動的に作成されたり,消滅したりする性質のものである。つまり“CxxxxM01.XML”なる当該メタデータファイルは,それ自体が完全に当該映像音声ファイル“Cxxxx.MXF”に従属したものであることから,映像音声ファイル名(Cxxxx)に準じたファイル名が付与されている。
また,図5に示すように,ファイル名リスト表示用のインターフェースとしては,上記映像音声ファイル及びメタデータファイルを含む「Clip/ディレクトリ」以外にも,例えば,プレイリストデータを格納した「Edit/ディレクトリ」,映像音声ファイルの低解像度の映像音声データを格納した「Sub/ディレクトリ」,それ以外の一般ファイルを格納するための「General/ディレクトリ」などが提供されているが,ここでは説明の便宜上,それらの詳細説明は省略する。なお,上記「Edit/ディレクトリ」内のプレイリストファイルについても,本実施形態にかかる映像音声ファイルと同様にして,任意ファイル名対応を実施することができるが,詳細説明は省略する。
以上,図5で示したように,標準ファイル名モードでは,記憶媒体3に記憶されている映像音声ファイル及びメタデータファイルについて,ファイルシステム140から出力された標準ファイル名がそのままリスト表示される。ユーザは,この標準ファイル名リスト表示を閲覧して,アクセスを所望するファイル(再生したい映像音声ファイル等)を決定することになる。
任意ファイル名モードでのファイル名リスト表示のインターフェースについて説明する。任意ファイル名モードでは,任意ファイル名が付与されているファイルについては,上記インターフェース部150のファイル名表示制御部156によって,上記図4に示したファイル名対応テーブル7に基づいて標準ファイル名を任意ファイル名に変換し,この変換後の任意ファイル名を標準ファイル名の代わりに表示する。この結果,例えば図5に示した標準ファイル名モードにおけるディレクトリ/ファイル構造は,任意ファイル名モードでは図6に示すように,ファイル名リスト表示される。図6において,例えば,任意ファイル名が付与されている標準ファイル名“C0001.MXF”,“C0002.MXF”,“C0003.MXF”の3つの映像音声ファイルはそれぞれ,任意ファイル名“Fuji.MXF”,“Sakura.MXF”,“Geisha.MXF”で表示されている。なお,映像音声ファイルに関連付けられたメタデータファイルについては,標準ファイル名モードの場合と同様,映像音声ファイルの任意ファイル名に準じて任意ファイル名が命名されることとする。このため,例えば任意ファイル名が“Fiji.MXF”の映像音声ファイルに関連付けられたメタデータファイルは,任意ファイル名“FujiM01.XML”で表示される。
一方,映像音声ファイルに任意ファイル名が付与されていない場合には,元々付与れている標準ファイル名がそのまま表示される。図6の例では,例えば,標準ファイル名“C0004.MXF”の映像音声ファイルには,任意ファイル名が付与されていないため,ファイル名対応テーブル7において当該ファイルについてはAlias要素が記述されておらず,このため,任意ファイル名モードにおいても,元々付与されていた標準ファイル名“C0004.MXF”のままで表示される。また,当該映像音声ファイルに対応するメタデータファイルも標準ファイル名“C0004M01.XML”のままで表示される。
なお,図3の例では,記憶媒体3に記憶された4つの映像音声ファイルのうち3つの映像音声ファイルに任意ファイル名が付与されている場合を想定しているが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,記憶媒体3内の全ての映像音声ファイルに任意ファイル名が付与されている場合には,全てのファイルが任意ファイル名で表示され,また,記憶媒体3内の全ての映像音声ファイルに任意ファイル名が付与されていない場合には,仮に撮像装置10が任意ファイル名モードであったとしても,全てのファイルが標準ファイル名で表示されることとなる。
また,任意ファイル名モードのファイル名リスト表示では,図6に示すように,上記映像音声ファイル及びメタデータファイルのみならず,記憶媒体3に記憶されているファイル名対応テーブル7のファイル名“AliasList.XML”も表示される。これに対し,標準ファイル名モードでは,たとえ記憶媒体3にファイル名対応テーブル7が記憶されていたとしても,インターフェース部150は外部アプリケーション180,182にファイル名対応テーブル7の存在を通知しないので,当該ファイル名対応テーブル7のファイル名“AliasList.XML”はファイル名リストには表示されない(図5参照)。このように標準ファイル名モードにおいては,ファイル名対応テーブル7を記憶媒体3から削除するのではなく,インターフェース部150が外部アプリケーション180,182にファイル名対応テーブル7の存在を通知しないように対処する。この理由は,標準ファイル名モード時にファイル名対応テーブル7を削除してしまうと,再び標準ファイル名モードから任意ファイル名モードに切り替えたときに,ファイル名対応テーブル7を利用できなくなってしまうからである。
上記のように,インターフェース部150が,任意ファイル名モードでのみ,ファイル名対応テーブル7のファイル名“AliasList.XML”を表示するように制御することで,外部アプリケーション180,182は,インターフェース部150からファイル名対応テーブル7のファイル名を受け取るか否かに基づき,撮像装置10が任意ファイル名モードであるか,標準ファイル名モードであるかを判別できる。これにより,外部アプリケーション180,182は,モードに応じたサービスをユーザに提供(例えば,任意ファイル名モードの場合のみ,ユーザによる任意ファイル名の付与,変更等を可能化するなど)できる。
次に,図7を参照して,本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイル名リスト表示処理の処理フローについて説明する。なお,図7は,本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイル名リスト表示処理フローを示すフローチャートである。
図7に示すように,まず,ステップS100では,ファイルシステム140は,外部アプリケーション180,182から,ファイル名リスト表示要求(例えば,FTP LIST命令)を受け付ける(ステップS100)。詳細には,外部アプリケーション180,182は,記憶媒体3内のファイルの閲覧を所望するユーザ入力に応じて,ファイル名リスト表示要求をインターフェース部150に送信する。インターフェース部150は,このファイル名リスト表示要求をそのままファイルシステム140に出力し,ファイルシステム140はこのファイル名リスト表示要求を受け付ける。
次いで,ステップS102では,ファイルシステム140は,上記ファイル名リスト表示要求を受けると,記憶媒体3内に記憶されている映像音声ファイル,メタデータファイル等の各種ファイルの標準ファイル名を全て読み出し,図5に示したようなディレクトリ/ファイル構造の標準ファイル名リストを,例えばFTPによってインターフェース部150に出力する(ステップS102)。
すると,インターフェース部150は,任意ファイル名モードまたは標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別し(ステップS104),任意ファイル名モードである場合には,ステップS106に進み,標準ファイル名モードである場合には,ステップS110に進む。
次いで,ステップS106では,インターフェース部150は,ファイル名対応テーブル7に基づいて,上記ファイルシステム140から受け取った標準ファイル名リスト内の一部又は全部の標準ファイル名を任意ファイル名に変換する(ステップS106)。詳細には,インターフェース部150のファイル名表示制御部156は,記憶媒体3に記憶されているファイル名対応テーブル7を参照して,上記ファイルシステム140から受け取った標準ファイル名リストのうち,ファイル名対応テーブル7内に任意ファイル名との対応関係が記述されている標準ファイル名を検出し,当該標準ファイル名を任意ファイル名にそれぞれ変換する。また,ファイル名対応テーブル7内に任意ファイル名との対応関係が記述されていない標準ファイル名については,標準ファイル名のままとする。
さらに,ステップS108では,インターフェース部150は,上記変換された任意ファイル名と,変換されなかった標準ファイル名とを含むファイル名リストに,ファイル名対応テーブル7のファイル名を付加して,上記要求元の外部アプリケーション180,182に提供する(ステップS108)。この結果,当該外部アプリケーション180,182は,インターフェース部150から当該任意ファイル名を含むファイル名リストを取得し,図6に示したようなディレクトリ/ファイル構造のファイル名リストを表示する(ステップS112)。
一方,上記ステップS104にて標準ファイル名モードと判別された場合には,ステップS110にて,インターフェース部150は,上記ファイルシステム140から受け取った標準ファイル名リストをそのまま,要求元の外部アプリケーション180,182に提供する(ステップS110)。この結果,当該外部アプリケーション180,182は,インターフェース部150から当該標準ファイル名リストを取得し,図5に示したようなディレクトリ/ファイル構造のファイル名リストを表示する(ステップS112)。
以上のように,本実施形態にかかるファイル名リスト表示処理では,任意ファイル名モードに設定されている場合は,記憶媒体3に記憶されているファイルの標準ファイル名を,ファイル名対応テーブル7に基づいて任意ファイル名に変換して表示できる。これにより,ユーザは,自身が自由に付与した任意ファイル名で,記憶媒体3内のファイル一覧を閲覧できるので,当該任意ファイル名によって各ファイルのデータ内容やファイル作成日時等を把握(例えば,任意ファイル名が“Fuji20060101.MXF”であれば,2006年1月1日に富士山を撮像した映像音声ファイルであると判断)できる。一方,標準ファイル名モードに設定されている場合は,記憶媒体3に記憶されているファイルの標準ファイル名がそのまま表示されるので,従来通りの標準ファイル名でのファイル名閲覧を希望するユーザにも対応できる。
<5.ファイルアクセス処理>
次に,記憶媒体3に記憶されているファイルへのアクセス処理について説明する。任意ファイル名モードにおいては,上述したファイル名リストの表示のみならず,記憶媒体3に記憶されているファイルの読み出し,上書き,削除などのアクセス時のファイル指定も,任意ファイル名で行うことが可能である。この場合,本実施形態にかかる撮像装置10においては,インターフェース部150によりファイル名対応テーブル7を内部管理することで,外部アプリケーション180,182から指定された任意ファイル名に対応した標準ファイル名をファイル名対応テーブル7に基づき検出し,この標準ファイル名を用いてファイルシステム140により実際の映像音声ファイルへアクセスさせることとなる。なお,映像音声ファイルに任意ファイル名が付与されていない場合は,そもそも任意ファイル名対応がファイル名対応テーブル7内に記述されていない訳であるから,ファイルへのアクセスも指定された標準ファイル名をそのまま用いることとなる。
ここで,図8を参照して,本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイルアクセス処理の処理フローについて説明する。図8は,本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイルアクセス処理フローを示すフローチャートである。なお,図8のフローでは,撮像装置10が任意ファイル名モードに設定されていることを前提としている。
図8に示すように,まず,ステップS200では,インターフェース部150は,外部アプリケーション180,182から,ファイルアクセス要求(例えば,FTP GET命令)を受け付ける(ステップS200)。
詳細には,図5,図6に示したようなファイル名リスト表示を閲覧したユーザは,入力部106を操作して,アクセス対象のファイルと,所望のアクセス内容(ファイルの読み出し,上書き,削除など)を指定する。すると,外部アプリケーション180,182は,かかるユーザ入力に応じて,アクセス対象のファイルのファイル名と,所望のアクセス内容を指定したファイルアクセス要求をインターフェース部150に送信し,インターフェース部150は,このファイルアクセス要求を受け付ける。このとき,アクセス対象のファイルの指定は,任意ファイル名または標準ファイル名のいずれかで行われる。
次いで,ステップS202では,インターフェース部150のファイルアクセス制御部158は,外部アプリケーション180,182から指定されたアクセス対象のファイルのファイル名を認識し(ステップS202),この指定されたファイル名が,ファイルシステム140における既定の命名規則に合致するか否か(即ち,標準ファイル名の命名規則に合致するか否か)を判別する(ステップS204)。
この判別の結果,当該命名規則に合致する場合には,当該指定されたファイル名は標準ファイル名であるので,ステップS206に進む。ステップS206では,インターフェース部150は,当該指定された標準ファイル名を含むファイルアクセス要求をそのままファイルシステム140に出力して,当該指定された標準ファイル名のファイルにアクセスするよう指示する(ステップS206)。この結果,ファイルシステム140は,記憶媒体3内の当該指定された標準ファイル名のファイルに対して,要求されたアクセス(読み出し,上書き,削除等)を行う(ステップS218)。
一方,ステップS204の判別の結果,当該命名規則に合致しない場合には,当該指定されたファイル名は任意ファイル名であるので,ステップS208に進む。ステップS208では,インターフェース部150のファイルアクセス制御部158は,ファイル名対応テーブル7を検索して,当該指定された任意ファイル名に関する対応関係の記述(Alias要素)を探し(ステップS208),当該指定された任意ファイル名の記述がファイル名対応テーブル7内に存在するか否かを判別する(ステップS210)。
この判別の結果,当該指定された任意ファイル名の記述がファイル名対応テーブル7内に存在する場合には,ステップS212に進み,ファイルアクセス制御部158は,その記述に基づき当該指定された任意ファイル名を標準ファイル名に変換し(ステップS212),当該変換された標準ファイル名を含むファイルアクセス要求をファイルシステム140に出力して,当該変換された標準ファイル名のファイルにアクセスするよう指示する(ステップS214)。この結果,ファイルシステム140は,記憶媒体3内の当該変換された標準ファイル名のファイルに対して,要求されたアクセス(読み出し,上書き,削除等)を行う(ステップS218)。
また,ステップS210での判別の結果,上記指定された任意ファイル名の記述がファイル名対応テーブル7内に存在しない場合には,標準ファイル名に変換できない任意ファイル名でアクセス対象のファイル指定がなされたことになるので,ステップS216に進む。このステップS216では,ファイルアクセス制御部158は,指定された任意ファイル名のファイルにアクセスできない旨のエラーを,要求元の外部アプリケーション180,182に通知して(ステップS216),ファイルアクセスすることなく全ての処理を終了する。
以上のようなファイルアクセス処理では,任意ファイル名モードにおいて,アクセス対象の任意ファイル名指定が任意ファイル名でなされたとしても,インターフェース部150は,この任意ファイル名に対応する標準ファイル名に変換して,ファイルシステム140にアクセス指示することができる。このため,標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステム140に対して,任意ファイル名を介したファイルアクセスを実現できる。なお,標準ファイル名モードでは,外部アプリケーション180,182により指定された標準ファイル名をそのまま用いて,ファイルシステム140により当該標準ファイル名のファイルへのアクセスが実行される。
<6.ファイル名変更処理>
次に,任意ファイル名モードにおける映像音声ファイルのリネーム(ファイル名の変更)処理について説明する。上記ファイルシステム140や,インターフェース部150のテーブル管理部152は,記憶媒体3内の映像音声ファイルをリネームすることができる。このファイルのリネーム動作は,変更前と変更後のファイル名の種類に応じて,以下の4種類に分類できる。
(1)標準ファイル名→標準ファイル名
この場合は,標準ファイル名モードでのファイル名変更動作と略同一である。即ち,ファイルシステム140によって,記憶媒体3内のファイルに付与されている既存の標準ファイル名を,新たな標準ファイル名に変更する。このとき,インターフェース部150はリネームに関与しない。
(2)標準ファイル名→任意ファイル名
この場合は,インターフェース部150のテーブル管理部152は,標準ファイル名のみが付与されたファイルについて,任意ファイル名の付与要求を受け付けると,original属性値として当該標準ファイル名を,またvalue属性値として当該任意ファイル名を有するAlias要素を,ファイル名対応テーブル7に追加する。
(3)任意ファイル名→標準ファイル名
この場合は,インターフェース部150のテーブル管理部152は,任意ファイル名が既に付与されているファイルについて,任意ファイル名を削除し,元々付与されていた標準ファイル名に戻す要求を受け付けると,value属性値として当該任意ファイル名を有するAlias要素を,ファイル名対応テーブル7から削除する。また当該指定標準ファイル名が元々付与されていた標準ファイル名と異なった場合は,前出のAlias要素削除のあとに,(1)を適用することとなる。
(4)任意ファイル名→任意ファイル名
この場合は,インターフェース部150のテーブル管理部152は,任意ファイル名が既に付与されているファイルについて,新たな任意ファイル名への変更要求を受け付けると,当該ファイルに関するAlias要素におけるvalue属性値を元の任意ファイル名から新たな任意ファイル名に変更する。
<7.ファイル新規生成処理>
次に,ファイルの新規生成処理について説明する。例えば,映像音声ファイルを新規生成する方法としては,例えば,まず,上記既定の命名規則に従った標準ファイル名と,当該命名規則に従わない任意ファイル名とを有する映像音声ファイルを自動生成し,次いで,当該標準ファイル名と当該任意ファイル名との対応関係を表すAlias要素を,ファイル名対応テーブル7に追加記述する方法がある。
また,この他にも,外部装置20等に記憶されている任意ファイル名のみを有する映像音声ファイルを,コピー又は移動等して撮像装置10の記憶媒体3へ書き込むよう要求(例えばFTP PUT命令など)された場合に,まず,ファイルシステム140により,既定の命名規則に従って自動生成された標準ファイル名を有する映像音声ファイルを新規生成し,次いで,インターフェース部150のテーブル管理部152によって,当該映像音声ファイルに対し,上述した「標準ファイル名→任意ファイル名」なるリネーム動作を施す方法もある。
ここで,図9を参照して,本実施形態にかかるファイル管理方法において,外部の記憶媒体に記憶されている既存の外部ファイルを,撮像装置10の記憶媒体3に新たに書き込む処理の処理フローについて説明する。図9は,本実施形態にかかるファイル管理方法における外部ファイルの新規書き込み処理フローを示すフローチャートである。なお,図9のフローでは,撮像装置10が任意ファイル名モードに設定されていることを前提としている。
図9に示すように,まず,ステップS300では,インターフェース部150は,外部アプリケーション180,182から,既存の外部ファイルの記憶媒体3へのファイル書き込み要求(例えば,FTP PUT命令)を受け付ける(ステップS300)。
例えば,PC等の外部装置20に記憶されている映像音声ファイルを,当該外部装置20に接続された撮像装置10内の記憶媒体3にコピー若しくは移動する場合,ユーザは,例えば,外部アプリケーション182の提供するファイル名リスト表示を閲覧しながら,当該書き込み対象のファイルを外部装置20内のディレクトリから記憶媒体3のディレクトリにドラッグアンドドロップする。このユーザ入力に応じて,外部アプリケーション180,182は,当該ファイルの記憶媒体3へのファイル書き込み要求をインターフェース部150に送信し,インターフェース部150は,このファイル書き込み要求を受け付ける。
次いで,ステップS302では,インターフェース部150のファイル生成部160は,外部アプリケーション180,182から指定された書き込み対象のファイルのファイル名を認識し(ステップS302),この指定されたファイル名が,ファイルシステム140で許可された既定の命名規則に合致するか否か(即ち,当該ファイル名が標準ファイル名を有するか否か)を判別する(ステップS304)。
この判別の結果,当該命名規則に合致する場合には,当該書き込み対象ファイルのファイル名は,ファイルシステム140で対応可能な標準ファイル名であるので,ステップS306に進む。ステップS306では,インターフェース部150のファイル生成部160は,当該書き込み対象のファイルを,元々付与されていた標準ファイル名で記憶媒体3に書き込むようにファイルシステム140に指示する(ステップS306)。この結果,ファイルシステム140は,当該標準ファイル名を有する当該書き込み対象のファイルを新規生成して,記憶媒体3に書き込む(ステップS314)。
一方,ステップS304の判別の結果,当該命名規則に合致しない場合には,当該書き込み対象のファイルのファイル名は,ファイルシステム140で対応できない任意ファイル名であるので,ステップS308に進む。ファイル生成部160は,当該書き込み対象のファイルに付与するために,既定の命名規則に従い新規な標準ファイル名を生成し(ステップS308),この新規生成した標準ファイル名と,元々付与されていた任意ファイル名との対応関係の記述(Alias要素)をファイル名対応テーブル7に記述することで,当該書き込み対象のファイルをファイル名対応テーブル7に登録する(ステップS310)。
次いで,ステップS312では,ファイル生成部160は,当該書き込み対象のファイルを,上記新規生成した標準ファイル名で記憶媒体3に書き込むようにファイルシステム140に指示する(ステップS312)。この結果,ファイルシステム140は,上記新規生成された標準ファイル名を有する当該書き込み対象のファイルを新規生成して,記憶媒体3に書き込む(ステップS314)。
以上のようなファイル書き込み処理では,ファイルシステム140が対応不能な任意ファイル名を有するファイルであっても,インターフェース部150により,適切な標準ファイル名を付与して,ファイル名対応テーブル7に登録した上で,記憶媒体3に書き込むことができる。これにより,元々のファイル名を損なうことなく,外部装置20から撮像装置10の記憶媒体3に当該ファイルをコピー又は移動できるようになる。
<8.ファイル名対応テーブルの整合性チェック処理>
次に,ファイル名対応テーブル7の記述内容と,記憶媒体3に記憶されている実際のファイルとの整合性をチェックする処理について説明する。
本発明は,標準ファイル名モードと任意ファイル名モードの両方が矛盾なく共存できるようにすることを目的としてなされたものである。上述した本実施形態にかかる撮像装置10では,任意ファイル名モードでの動作は全て,標準ファイル名モードでの動作に対して,ファイル名対応テーブル7を利用したインターフェース部150の新たな動作を単に追加するだけで実現可能である。
他方で,従来の撮像装置(インターフェース部150を備えておらず,ファイルシステム140のみを有する機器)においては,ファイル名対応テーブル7を認識できず,その結果,標準ファイル名モードだけしかサポートできないこととなる。ここで,図6に示したようなインターフェースを持つ記憶媒体3を,従来の撮像装置にセットし,例えば富士山が撮影された“C0001.MXF”なる映像音声ファイルを削除後,六甲山を撮影した“C0001.MXF”なる映像音声ファイルを再度生成した場合を想定する。この場合,当該記憶媒体3を,任意ファイル名モードに対応する本実施形態にかかる撮像装置10にセットした場合,記憶媒体3内のファイル名対応テーブル7には標準ファイル名“C0001”に任意ファイル名“Fuji”が依然として対応付けられているので,上述した方法にそのまま従うと,六甲山を撮影した映像音声ファイルであるにもかかわらず,“Fuji.MXF”なる任意ファイル名が命名されてしまうこととなる。
そこで,こういった不具合を防止すべく,本実施形態にかかるファイル名対応テーブル7の各Alias要素には,target属性(ファイル識別子)を追加して,標準ファイル名及び任意ファイル名とファイル識別子とを対応付けて記述している。即ち,このtarget属性値として記述されるファイル識別子(例えばUMID)は唯一無二の値であることから,個々の映像音声ファイルの異同を確実に判別することができる。従って,仮に,記憶媒体3に記憶された映像音声ファイルの標準ファイル名と,ファイル名対応テーブル7に記述された標準ファイル名とが同一の“C0001.MXF”であったとしても,当該映像音声ファイルのファイル識別子と,ファイル名対応テーブル7に記述されたファイル識別子とが異なる場合は,両者は同一ファイルとはみなされないこととなる。
このため,本実施形態にかかる撮像装置10では,任意ファイル名モードにおいては,ファイル名対応テーブル7を読み込む際(例えば,記憶媒体3のローディング時や,任意ファイル名モードの開始時など)に,ファイル名対応テーブル7が指定する映像音声ファイルが実際に記憶媒体3に存在するか否かを,original属性値(標準ファイル名)のみならずtarget属性値(ファイル識別子)でも確認し,もし当該ファイルが存在しなければ,ファイル名対応テーブル7における当該Alias要素自体を破棄する。その結果,上記例では,記憶媒体3に実際には存在しない映像音声ファイルに関する項目がファイル名対応テーブル7から削除され,これより任意ファイル名“Fuji.MXF”が破棄されて,標準ファイル名“C0001.MXF”が表示されることとなる。このようにして,ファイル名対応テーブル7に任意ファイル名が記述されたファイルと,記憶媒体3に記憶されたファイルとの整合性を得ることができるようになる。
ここで,図10を参照して,本実施形態にかかるファイル管理方法において,ファイル名対応テーブル7の記述内容と,記憶媒体3に記憶されているファイルとの整合性をチェックする処理フローについて説明する。図10は,本実施形態にかかるファイル管理方法において,ファイル名対応テーブル7の記述内容の整合性をチェックする処理フローを示すフローチャートである。
図10に示すように,光ディスク等の記憶媒体3が撮像装置10にローディングされたときに(ステップS400),インターフェース部150のテーブル管理部152は,当該記憶媒体3からファイル名対応テーブル7を読み出す(ステップS402)。なお,このファイル名対応テーブル7を読み出すタイミングは,撮像装置10における任意ファイル名モードの開始時(例えば,撮像装置10の起動時,或いは,起動中の撮像装置のモードが標準ファイル名モードから任意ファイル名モードへ切り替えられた時など)であってもよい。
さらに,ステップS404では,テーブル管理部152は,ファイル名対応テーブル7内に記述されているファイル識別子(例えばUMID)のファイルが,記憶媒体3に存在するか否かを判別する(ステップS404)。具体的には,テーブル管理部152は,ファイル名対応テーブル7内に記述されている全てのファイル識別子と,記憶媒体3に記憶されている全てのファイルに付加されているファイル識別子とを照合し,ファイル名対応テーブル7内に記述されているファイル識別子のファイルが,記憶媒体3に実際に記憶されているか否かを判別する。
この結果,ファイル名対応テーブル7内に記述されているファイル識別子のファイルが,記憶媒体3に存在しない場合には,テーブル管理部152は,当該ファイルに関する全ての項目(Alias要素)をファイル名対応テーブル7から削除する(ステップS406)。
以上のように,本実施形態にかかるファイル名対応テーブルの整合性チェック処理では,ファイル識別子に基づいて,記憶媒体3に実際に記憶されているファイルと,ファイル名対応テーブル7に対応関係が記述されているファイルとの整合性をチェックして,記憶媒体3に存在しないファイルについてはファイル名対応テーブル7から該当項目を削除する。これにより,ファイル名対応テーブル7の記述内容を記憶媒体3内に実際に存在するファイルに同期化させることができる。なお,図10の例では,ファイル整合性の判断基準として,ファイル識別子を用いる例を述べたが,本発明はかかる例に限定されず,標準ファイル名,あるいはファイル識別子及び標準ファイル名の両方を当該判断基準として用いてもよい。
<9.任意ファイル名の一括変更処理>
次に,ファイル名対応テーブル7に記述された任意ファイル名の一括変更処理について説明する。上述したように,任意ファイル名に関する情報は全てファイル名対応テーブル7に記述されている。本来ならば,このファイル名対応テーブル7は,拡張ファイルシステムの一部として隠蔽することもできるが,本実施形態では,図6に示したように敢えてこのファイル名対応テーブル7を外部アプリケーション180,182に開示し,外部アプリケーション180,182によるファイル名対応テーブル7の記述内容の変更を可能としている。この結果,記憶媒体3内の全ての映像音声ファイルに対する任意ファイル名の付与や変更などを,外部アプリケーション180,182側で一括して行うことができる。
ここで,図11及び図12を参照して,この任意ファイル名の一括変更処理の具体例について説明する。図11は,図4に示したファイル名対応テーブル7の任意ファイル名を変更した記述例を示す説明図である。図12は,図11のファイル名対応テーブル7に基づくファイル名リスト表示例を示す説明図である。
まず,ファイル名対応テーブル7の一括変更を行う場合,外部アプリケーション180,182は,インターフェース部150を介して記憶媒体3内のファイル名対応テーブル7にアクセスして,ファイル名対応テーブル7(図4の記述内容)を読み出す。
次いで,外部アプリケーション180,182は,上記読み出したファイル名対応テーブル7に対して,各Alias要素の任意ファイル名の項目(value属性値)のみを,新たな任意ファイル名に変更して,図11に示すような記述内容のファイル名対応テーブル7を生成する。
図11の例では,変更前の任意ファイル名である“Fuji”,“Sakura”,“Geisha”がそれぞれ,新たな任意ファイル名である“Everest”,“Cherry”,“Dancer”に変更されている。なお,これらの新たな任意ファイル名は,例えばユーザ入力に基づいて決定される。
その後,外部アプリケーション180,182は,このように任意ファイル名を変更しした図11のファイル名対応テーブル7のファイルを,インターフェース部150を介して,記憶媒体3内の例えばルート(Root)直下に位置する旧ファイル名対応テーブル7のファイルに上書きする。これにより,図6で示したようなファイル名リストのインターフェースは,直ちに図12に示すようなインターフェースに変化することになる。
このようにして,本実施形態では,外部アプリケーション180,182側で,ファイル名対応テーブル7内の複数の任意ファイル名を一括変更することができるので,インターフェース部150と外部アプリケーション180,182とが協働して個々の任意ファイル名を1つずつ変更する場合と比べて,任意ファイル名の付与,変更を容易且つ迅速に実行できる。
例えば,記憶媒体3内のファイルを別の記憶媒体3に複製する場合において,後方互換性を確保すべく,「標準ファイル名モード」及び「任意ファイル名モード」のいずれにおいても,複製先の記憶媒体3を用いて複製元の記憶媒体3と同一のファイル名を表示できるようにする場合,まずは「標準ファイル名モード」に基づいて映像音声ファイルを複製先の記憶媒体3に複製し,その後,当該映像音声ファイルに付与された任意ファイル名を反映すべく,それぞれの映像音声ファイルにリネーム操作を施す(即ち,複製先の記憶媒体3内にファイル名対応テーブル7を生成し,標準ファイル名と元の任意ファイル名との対応関係を記述する)こととなる。
このとき,本実施形態では上述した任意ファイル名の一括変更機能のサポートにより,後段のリネーム操作を,ファイル名対応テーブル7を単に複製元の記憶媒体3から複製先の記憶媒体3に複製するだけで,容易に実施することができる。
以上,本実施形態にかかるファイル管理装置としての撮像装置10,およびこれを用いたファイル管理方法について詳細に説明した。本実施形態によれば,ファイルシステム140と外部アプリケーション180,182との間にインターフェース部150を設け,このインターフェース部150によって,記憶媒体3に記憶されたファイルの標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係を記述したファイル名対応テーブル7を生成,管理し,標準ファイル名と任意ファイル名とを相互に変換する。これによって,既定の命名規則に従う標準ファイル名のみを取り扱い可能なファイルシステム140に対して,自由度の高い任意ファイル名を許容させることができる。
例えば,インターフェース部150によって,ファイルシステム140から出力された標準ファイル名をファイル名対応テーブル7に基づき任意ファイル名に変換することで,外部アプリケーション180,182側では任意ファイル名でのファイル名表示が可能となる。また,外部アプリケーション180,182からアクセス先のファイルが任意ファイル名で指定された場合であっても,ファイル名対応テーブル7に基づき当該任意ファイル名を標準ファイル名に変換することで,ファイルシステム140は当該標準ファイル名を用いて所望のファイルにアクセスできる。
このように,標準ファイル名のみに対応したファイルシステム140が任意ファイル名にも対応できるようなるので,当該ファイルシステム140が設けられるファイル管理装置(本実施形態にかかる撮像装置10)と,PC環境との親和性を向上させることができる。例えば,既存の汎用PC用の外部アプリケーションを用いてファイル管理装置内のファイルを利用できるようになり,また,新たなPC用の外部アプリケーションを容易に開発できるようになる。
また,既存のファイルシステム140にインターフェース部150とファイル名対応テーブル7を追加するだけで,既存のファイルシステム140を変更することなく,比較的容易に任意ファイル名対応を実現することができる。さらに,このインターフェース部150の機能をオン/オフさせるだけで,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,標準ファイル名のみに対応可能な標準ファイル名モードとを切り替えることができる。従って,1つのファイル管理装置において任意ファイル名モード及び標準ファイル名モードの双方を矛盾無く共存させることができる。このため,1つのファイル管理装置で,従来通りの標準ファイル名モードの利用を所望するユーザと,自由度の高い任意ファイル名モードの利用をも所望するユーザの双方に対応することができる。
また,映像音声ファイル等のファイルと,当該ファイルに関するファイル名対応テーブル7とを同一のリムーバブル記憶媒体3に記憶することで,両者をワンセットにして,複数の機器間で共用することができるので,ファイル管理上便利である。さらに,任意ファイル名対応可能なファイル管理装置への記憶媒体3のローディング時などに,ファイル名対応テーブル7に記述された標準ファイル名及び/又はファイル識別子に基づいて,ファイル名対応テーブル7の記述と当該記憶媒体3内に現実に存在するファイルとの整合性を確認して,両者を好適に同期化することができる。このため,任意ファイル名対応不能な従来のファイル管理装置で記憶媒体3内のファイルが変更された結果,当該記憶媒体3内のファイルとファイル名対応テーブル7とが整合しなくなった場合(例えば,記憶媒体3に記録してあった全てのファイルを消去した後に,同一の標準ファイル名の新たな映像音声ファイルを生成・記録した場合など)であっても,任意ファイル名対応可能なファイル管理装置では,当該記憶媒体3内のファイルの変更をファイル識別子に基づき検出して,ファイル名対応テーブル7の記述を修正できる。このため,当該記憶媒体3内に実際に存在するファイルに適合する任意ファイル名を表示したり,当該任意ファイル名を用いてアクセスしたりできるようになる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態では,本発明のファイル管理装置を撮像装置10に適用した例について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。本発明のファイル管理装置は,例えば,パーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない。),業務用映像編集機器,業務用放送機器,DVDレコーダ/プレーヤ等の映像記録/再生装置,デジタルカメラ,ビデオカメラ,携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant),携帯型映像/音声プレーヤ,家庭用ゲーム機,携帯型ゲーム機,情報家電,電子辞書など,データファイルを取り扱う任意の電子機器に適用可能である。
また,上記実施形態では,任意ファイル名はユーザ入力に基づき付与されたが,かかる例に限定されない。任意ファイル名は,ファイルシステム140の命名規則に従わないファイル名であれば,例えば,当該ファイルシステム140以外の他のファイルシステムにおいて別途の命名規則に従って自動付与されたファイル名などであってもよい。また,任意ファイル名と標準ファイル名との間には何らの制限も設ける必要がない。
また,上記実施形態では,映像音声ファイル等のファイルと,ファイル名対応テーブル7とを同一の記憶媒体3に記憶したが,かかる例に限定されず,当該ファイルとファイル名対応テーブル7を相異なる記憶媒体にそれぞれ記憶してもよい。
本発明の第1の実施形態にかかるファイル管理装置としての撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる撮像装置のファイルシステムとその周辺各部の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかるファイル名対応テーブルの構成例を示す説明図である。 同実施形態にかかるファイル名対応テーブルの記述例を示す説明図である。 本実施形態にかかる標準ファイル名モードにおけるファイル名リスト表示例を示す説明図である。 本実施形態にかかる任意ファイル名モードにおけるファイル名リスト表示例を示す説明図である。 本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイル名リスト表示処理フローを示すフローチャートである。 本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイルアクセス処理フローを示すフローチャートである。 本実施形態にかかるファイル管理方法における外部ファイルの新規書き込み処理フローを示すフローチャートである。 本実施形態にかかるファイル管理方法におけるファイル名対応テーブルの記述内容の整合性をチェックする処理フローを示すフローチャートである。 図4に示したファイル名対応テーブルの任意ファイル名を変更した記述例を示す説明図である。 図11のファイル名対応テーブルに基づくファイル名リスト表示例を示す説明図である。
符号の説明
3 記憶媒体
5 ファイル記憶部
7 ファイル名対応テーブル
10 撮像装置
20 外部装置
102 CPU
104 メモリ部
106 入力部
108 表示部
110 音声出力部
112 通信部
114 外部インターフェース
116 カメラブロック
118 ディスク装置
140 ファイルシステム
150 インターフェース部
152 テーブル管理部
154 モード切替部
156 ファイル名表示制御部
158 ファイルアクセス制御部
160 ファイル生成部
180,182 外部アプリケーション

Claims (8)

  1. 既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのファイル管理装置であって:
    記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するテーブル管理部と;
    外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるファイル名表示制御部と;
    前記外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,前記アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,前記アクセス対象のファイルへのアクセスを前記ファイルシステムに指示するファイルアクセス制御部と;
    前記ファイル名表示制御部及び前記ファイルアクセス制御部の機能をオン/オフすることで,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるモード切替部と;
    を備え,
    前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,
    前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名であり,
    前記ファイル名表示制御部は,前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知せず,
    前記外部アプリケーションは,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別する,ファイル管理装置。
  2. 前記ファイル名対応テーブルには,前記記憶媒体に記憶されたファイルに付与された前記標準ファイル名及び前記任意ファイル名と,当該ファイルに対して固有に付与されたファイル識別子とが対応付けて記述されており,
    前記テーブル管理部は,前記ファイル名対応テーブルに記述されているファイル識別子と,前記記憶媒体に記憶されているファイルに付与されているファイル識別子とに基づいて,前記ファイル名対応テーブルに記述された任意ファイル名に対応するファイルが,前記記憶媒体に存在するか否かを検出する,請求項1に記載のファイル管理装置。
  3. 前記テーブル管理部は,
    標準ファイル名が付与されたファイルに対し新たに任意ファイル名の付与が要求された場合に,当該標準ファイル名及び当該任意ファイル名を対応付けて前記ファイル名対応テーブルに記述し,
    既に付与された任意ファイル名の変更が要求された場合に,前記ファイル名対応テーブルに記述された当該任意ファイル名を更新し,
    前記ファイル名対応テーブルに記述された標準ファイル名あるいはファイル識別子を有するファイルが前記記憶媒体に存在しないことを検出した場合に,前記ファイル名対応テーブルから当該ファイルに関する記述を削除する,請求項1に記載のファイル管理装置。
  4. 前記ファイル名対応テーブルは,前記外部アプリケーションからアクセス可能である,請求項1に記載のファイル管理装置。
  5. 前記ファイル名対応テーブルは,前記ファイルと同一の記憶媒体に記憶される請求項1に記載のファイル管理装置。
  6. 前記記憶媒体は,前記ファイル管理装置に着脱可能なリムーバブル記憶媒体である,請求項に記載のファイル管理装置。
  7. 既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのファイル管理方法であって:
    記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するステップと;
    任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるステップと;
    前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知しないことにより,前記外部アプリケーションが,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別するステップと;
    前記任意ファイル名モードにおいて,前記外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるステップと;
    前記任意ファイル名モードにおいて,前記外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,前記アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,前記アクセス対象のファイルへのアクセスを前記ファイルシステムに指示するステップと;
    を含み,
    前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,
    前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名である,ファイル管理方法。
  8. 既定のファイル命名規則に従った標準ファイル名が付与されたファイルのみを取り扱い可能なファイルシステムに対して,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名をも併せて許容させるためのプログラムであって:
    コンピュータを,
    記憶媒体に記憶されている1又は2以上のファイルに付与された標準ファイル名と,当該ファイルに別途付与された任意ファイル名との対応関係が記述されたファイル名対応テーブルを管理するテーブル管理部と;
    外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルのファイル名を表示するに際し,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該各ファイルに任意ファイル名が付与されているか否かを判断し,任意ファイル名が付与されている場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名を当該任意ファイル名に変換して表示させ,一方,任意ファイル名が付与されていない場合には,前記ファイルシステムから取得した標準ファイル名をそのまま表示させるファイル名表示制御部と;
    前記外部アプリケーションが前記記憶媒体に記憶されたファイルにアクセスするに際し,アクセス対象のファイルが任意ファイル名により指定された場合には,前記ファイル名対応テーブルに基づいて当該任意ファイル名を変換した標準ファイル名を用い,一方,前記アクセス対象のファイルが標準ファイル名により指定された場合には,当該標準ファイル名をそのまま用いて,前記アクセス対象のファイルへのアクセスを前記ファイルシステムに指示するファイルアクセス制御部と;
    前記ファイル名表示制御部及び前記ファイルアクセス制御部の機能をオン/オフすることで,任意ファイル名に対応可能な任意ファイル名モードと,任意ファイル名に対応しない標準ファイル名モードとを切り替えるモード切替部と;
    として機能させ,
    前記標準ファイル名は,前記ファイルの作成時に前記ファイルシステムにより前記既定のファイル命名規則に従って前記ファイルに対して自動的に付与されるファイル名であり,
    前記任意ファイル名は,前記標準ファイル名が付与された前記ファイルに対して別途,ユーザにより自由に付与可能なファイル名であり,
    前記ファイル名表示制御部は,前記任意ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知し,前記標準ファイル名モードでは,前記ファイル名対応テーブルの存在を前記外部アプリケーションに通知せず,
    前記外部アプリケーションは,前記ファイル名表示制御部からの前記ファイル名対応テーブルの存在の有無の通知に基づいて,前記任意ファイル名モード又は前記標準ファイル名モードのいずれに設定されているかを判別する,プログラム。
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