JP4965488B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents

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この発明は、マイクロ波給電式による無電極ランプから紫外光を発生させ、例えば紫外光硬化接着剤によるフィルムの貼り合わせや紫外光硬化インクを用いた印刷等に用いる紫外線照射装置に関する。
従来、マイクロ波放電を利用した無電極放電ランプから紫外光を放射しフィルムの貼り合わせや紫外光硬化インクによる印刷等の高出力紫外光を照射する紫外線照射装置は、筐体内のマイクロ波を発生する部分から、筐体外にRF(Radio Frequency)信号が漏れることを防止するため、筐体を金属で覆う構造となっている。
紫外線照射装置の紫外光を照射する面では、紫外光を極力遮らないようにする必要があり、メッシュ状のRFスクリーンと呼ばれる網を配置して紫外光が照射されるようにしている。(例えば、特許文献1)
USP4633140号公報
上記した特許文献1の技術は、RFスクリーンには、紫外光に含まれる赤外光が直接照射されることにより、RFスクリーン部での温度が上昇し、RFスクリーンを構成するシールド用の網等の寿命に影響を与えることから、一定以上の線径で網を構成する必要がある。紫外光の遮断/照射には、新たにシャッター機構が必要となり、シャッター機構による被照射物への距離が長くなり照度低下を来たす、という問題があった。
この発明の目的は、RFスクリーンへの温度上昇を抑えて長寿命化を実現する紫外線照射装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の紫外線照射装置は、放電媒体が封入され、光線透過性誘電体からなる管状の無電極ランプ、高周波を発振するマグネトロン、前記ランプに前記マグネトロンから発振されたマイクロ波を伝達する導波管とを少なくとも収容したマイクロ波を遮断する筐体と、前記筐体に形成した前記ランプから照射される紫外光を通過させる照射窓と、前記照射窓に配置し、前記ランプから照射される赤外光をカットするIRカットフィルタと、前記IRカットフィルタの外側の前記照射窓に配置させ、前記マイクロ波をシールドするRFスクリーンと、を具備したことを特徴とする。
この発明によれば、IRカットフィルタでRFスクリーンの温度上昇を抑えることで、RFスクリーンを形成する網目を細くしても、熱的なストレスを抑えてRFスクリーンを長寿命化できる。RFスクリーンの網目を細くできることは、紫外光を効率的に通過させることにも寄与する。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図5は、それぞれこの発明の紫外線照射装置に関する第1の実施形態について説明するためのもので、図1は概念的なシステム構成について説明するための斜視図、図2は図1の構成に駆動系等を追加して示した構成図、図3は無電極ランプについて説明するための構成図、図4は要部の斜視図、図5は図4を図1に取り付けた一部分の状態を示す断面図である。
図1、図2において、11は、例えばステンレス製の四方形状のランプハウスであり、このランプハウス11内の上方部には、マグネトロン12を配置する。ランプハウス11は、マグネトロン12から発振されるマイクロ波を遮断する構造となっている。マグネトロン12と対向するランプハウス11の下方部には、電極を備えない、いわゆる無電極ランプ13を配置してある。
無電極ランプ13は、図3に示す構成を備えている。すなわち、131は紫外光を透過させる石英ガラス製の長さが200mm程度の円筒形状のバルブである。バルブ131は、長手方向の中央部132をその両端部133,134よりも細くなるようにテ―パをつけたもので、両端部133,134の外径は例えば17mm程度、中央部132の外径は12mm程度である。バルブ131の発光空間135内には、不活性ガスと水銀、それにタリウムとヨウ素を封入する。バルブ131の両端にはバルブ131を支持する支持部136,137を、バルブ131と一体的に形成する。
図1、図2において、マグネトロン12と無電極ランプ13との間には、マグネトロン12で発生したマイクロ波を送出させるアンテナ14から、無電極ランプ13に伝達させる導波管15を配置する。また、導波管15と無電極ランプ13との間には、無電極ランプ13から照射される波長200〜400nmの紫外光をランプハウス11の下方側に反射させ、反射させた紫外光を拡散もしくは集光させるための反射鏡16が配置されている。反射鏡16はマイクロ波を通過させる例えば耐熱性の樹脂等で形成される。
ランプハウス11の底部111に形成された照射窓112の全面には、スクリーン17が配置される。スクリーン17は、図4に示すように赤外線をカットするIRカットフィルタ171、それに金属線をメッシュ状に編み込んだり、金属板にパンチング加工したりすることにより形成することで、マグネトロン12の例えば2.45GHzの発振周波数によるマイクロ波が漏洩しない程度に、且つ紫外光を十分通過させることが可能な程度の大きさの目を持つRFスクリーン172から構成する。
スクリーン17は、照射窓112の全面を覆う格好でランプハウス11の底部111に固定具20を用いてネジ等の固定手段で固定されている。このとき、RFスクリーン172は、照射窓112からマイクロ波がランプハウス11外に漏れないようにするシールドの役目も兼ねている。
図2において、反射鏡16の前面に位置するランプハウス11の側面には、無電極ランプ13から発光する紫外光を受光する受光素子21と、受光素子21が受光した光の量を検出する光量検出器22と、予め光の量が設定され、光量検出器22により検出された光の量が、設定された光の量に等しくなるように電源24を制御する電源制御部23を備える。受光素子21は、紫外光照射の妨げにならないように、反射鏡16とスクリーン17を結ぶ直線上を避けて設けられている。
紫外線照射装置での冷却を空冷式とした場合は、図2に示すように、ランプハウス11の上面に開けた吸気口113には、吸気用ダクト25の一端を取り付ける。吸気用ダクト25の他端には外気を取り込むための吸気用ファン26を配置する。また、ランプハウス11の側面に開けた排気口114には排気用ダクト27の一端を取り付ける。排気用ダクト27の他端は、ランプハウス11内の高温のガス等を排気するための排気用ファン28を配置する。
吸気用ファン26と排気用ファン28を駆動することにより、ランプハウス11内の温度を所定値に制御させることが可能となる。
ところで、吸引口113と排出口114には、マイクロ波をランプハウス11外に放射させないようにするために、マイクロ波を遮断させるRFスクリーン28,29がそれぞれ取り付けられている。
このような構成により、マグネトロン12で発生したマイクロ波が無電極ランプ13に伝達されると、無電極ランプ13では波長200〜400nmの紫外光を発生させ、スクリーン17を介して照射させることができる。
スクリーン17では、抱き合わせた格好のIRカットフィルタ171により赤外線をカットしてから紫外光をRFスクリーン172に通過させている。このため、RFスクリーン172では赤外線による熱の影響を軽減でき、熱のストレスが原因によるRFスクリーン172の破損等の不良発生を抑えて長寿命化に寄与する。
この実施形態では、抱き合わせた格好のスクリーンで先ず赤外線を遮断し、次いでマイクロ波を遮断したことから、RFスクリーンに掛る熱的なストレスを抑えることで、スクリーンの長寿命化を図ることができる。RFスクリーンへの熱的なストレス改善は、RFスクリーンの網目を細することができることから、紫外光を効率的に通過させることが可能となる。
さらに、IRカットフィルタとRFスクリーンは重ね合わせた状態でスクリーンが構成されたものであることから、無電極ランプからスクリーンを介した被照射物までの距離を長くとる必要がない。また、スクリーンの取付作業の簡素化や取付場所の省スペース化にも寄与する。
図6、図7は、この発明の紫外線照射装置に関する第2の実施形態について説明するための、図6は図4に相当する斜視図、図7は図6を図1に取り付けた一部分を示した状態の断面図である。上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは異なる部分について説明する。
この実施形態は、スクリーン17のIRカットフィルタ171の両面を、RFスクリーン172,173でサンドイッチする状態に挟み込んだものである。
つまり、無電極ランプ13から発生させた紫外光を、スクリーン17のRFスクリーン173、IRカットフィルタ171、RFスクリーン172をそれぞれ介して照射するようにしている。
この場合は、RFスクリーン173が無電極ランプ13から発生させた光に含まれる赤外線で発熱され、RFスクリーン173に熱的なストレスが掛り、RFスクリーン173が破れて寿命が短くなる。しかし、RFスクリーン172は長寿命であり、全体としては長寿命を確保することができる。
また、スクリーン17を固定具20によりランプハウス11の底部111に固定するときに、RFスクリーン172,173がクッション的な役割をしてIRカットフィルタ171の割れ防止の働きを果たす。
さらに、RFスクリーン172,173を2重の状態としてことで、RFスクリーン172,173のメッシュ線径を細くすることが可能となり、メッシュによる紫外光の照射効率低下を低減できる。
図8、図9は、この発明の紫外線照射装置に関する第3の実施形態について説明するためのもので、図8は図4に相当する斜視図、図9は図6を図1に取り付けた一部分を示した状態の断面図である。上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、IRカットフィルタ171全体を袋状のRFスクリーン174に収納したものである。従って、RFスクリーン174は、IRカットフィルタ171の無電極ランプ13側のRFスクリーン174aと紫外線放射側のRFスクリーン174b、それにIRカットフィルタ171の側面全体に位置するRFスクリーン174cから構成される。
この場合、上記した第2の実施形態に基づくRFスクリーンの長寿命化とRFスクリーンの割れ防止の効果に加え、IRカットフィルタ171の側面全体にもRFスクリーン174cが配置されたことから、マイクロ波の漏れ防止をより確実にすることが可能となる。
この発明の紫外線照射装置に関する第1の実施形態について説明するための概略的な構成の斜視図。 図1のより詳しい構成図。 無電極ランプについて説明するための構成図。 図1要部の斜視図。 図4を図1に取り付けた状態の一部を示す断面図。 この発明の紫外線照射装置に関する第2の実施形態について説明するための図4に相当する斜視図。 図6を図1に取り付けた状態の一部を示す断面図。 この発明の紫外線照射装置に関する第3の実施形態について説明するための図4に相当する斜視図。 図8を図1に取り付けた状態の一部を示す断面図。
符号の説明
11 ランプハウス
111 底部
112 照射窓
113 吸込口
114 排出口
12 マグネトロン
13 無電極ランプ
14 アンテナ
15 導波管
16 反射鏡
17 スクリーン
171 IRカットフィルタ
172,173,174,28,29 RFスクリーン
20 固定具
25 ファン
26 吸引用ダクト
27 排出用ダクト

Claims (4)

  1. 放電媒体が封入され、光線透過性誘電体からなる管状の無電極ランプ、高周波を発振するマグネトロン、前記ランプに前記マグネトロンから発振されたマイクロ波を伝達する導波管とを少なくとも収容したマイクロ波を遮断する筐体と、
    前記筐体に形成した前記ランプから照射される紫外光を通過させる照射窓と、
    前記照射窓に配置し、前記ランプから照射される赤外光をカットするIRカットフィルタと、
    前記IRカットフィルタの外側の前記照射窓に配置させ、前記マイクロ波をシールドするRFスクリーンと、を具備したことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記IRカットフィルタは、該フィルタの両面に前記RFスクリーンを配置したことを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記IRカットフィルタは、該フィルタの前面を前記RFスクリーンで覆ったことを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  4. 前記マグネトロンが発熱を空冷式で放熱させる場合は、放熱のために前記筐体に形成した吸込口および排出口に、マイクロ波をシールドするRFスクリーンを配置したことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の紫外線照射装置。
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