JP4965335B2 - 半導体記憶装置および電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体記憶装置およびその半導体記憶装置を備えた電子機器に関し、特に、液晶ディスプレイなどに用いられるTFT(薄膜トランジスタ)により構成された回路を用いた半導体記憶装置およびその半導体記憶装置を備えた表示装置などの電子機器に関する。
近年、液晶ディスプレイをはじめとするTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を用いた表示装置において、製造コスト削減のため、周辺回路のモノリシック化が進められており、ドライバー回路やメモリ回路などをTFTで構成する動きが進んでいる。
しかし、ガラス基板上にTFTで回路を構成した場合、一般的に、TFTのチャネル部は非単結晶シリコンにより形成されるため、TFTの特性ばらつきが深刻な問題となっていた。
例えば、TFTで構成したメモリから情報を読み出す半導体記憶装置の場合、メモリ素子から読み出した情報をディジタルデータとして出力するための増幅回路が必要となるが、TFTの特性ばらつきに起因する増幅回路のオフセット電圧によって、誤った結果が出力されることが問題となっていた。
特に、TFTで不揮発性メモリセルを形成し、この不揮発性メモリセルに記憶された情報を読み出す場合、元来、不揮発性メモリセルにおける情報記憶のための2つの状態(例えばNチャネルTFTにより構成される不揮発性メモリセルの場合、電子を注入するプログラム状態とホールを注入する消去状態と)の間のウインドゥマージンが小さいため、上記問題が深刻となっていた。
このような増幅回路を構成するTFTの特性ばらつきに起因するオフセット電圧をキャンセルする技術として、図13に示すような、予め回路動作前にオフセット電圧を検出する期間を設け、検出されたオフセット電圧の情報を電荷情報として容量に蓄え、回路動作時に容量に記憶させた情報を入力電圧に反映させる方法が提案されている(例えば、特開2002−41001号公報(特許文献1)参照)。図13において、201〜206はスイッチ、207はキャンセル容量、209は差動増幅器である。
しかしながら、図13に示す増幅回路に示されるような電荷を保持する容量を用いてオフセット電圧を補正する回路においては、容量に対して、高い電荷保持能力や歩留りが要求されるが、ガラス基板をはじめとする安価な絶縁性基板上に形成される容量は、基板の耐熱温度が低いことから、600℃以下の低い成膜温度により形成されるため、電荷を保持する薄膜の膜質が悪く、オフセット電圧の情報を保持する時間が短く、かつ、歩留りも悪い。
このため、このような補正回路を搭載した回路全体の歩留りも悪く、これが表示装置全体の品質を低下させる原因となっていた。
特開2002−41001号公報
そこで、この発明の課題は、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置およびそれを用いた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の半導体記憶装置は、
1ビットの情報を記憶するメモリセルと、
上記メモリセルに記憶された情報を表す信号としての第1の入力信号を第1の切替回路出力端子から出力し、比較用信号としての第2の入力信号を第2の切替回路出力端子から出力する第1のモードか、または、上記第1のモードと同じ上記メモリセルに記憶された情報を表す上記第1の入力信号を上記第2の切替回路出力端子から出力し、上記第2の入力信号を上記第1の切替回路出力端子から出力する第2のモードに切り替える切替回路と、
上記第1のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子からの上記第2の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子からの上記第1の入力信号の差分を増幅して、上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力する一方、上記第2のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子からの上記第1の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子からの上記第2の入力信号の差分を増幅して、上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号を出力するための増幅回路と、
上記第1のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、上記第2のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定するエラー判定回路と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、第1のモードのときに、切替回路の第2の切替回路出力端子からの第2の入力信号に対する第1の切替回路出力端子からの第1の入力信号の差分を増幅回路により増幅して、メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力する。一方、第2のモードのときに、切替回路の第2の切替回路出力端子からの第1の入力信号に対する第1の切替回路出力端子からの第2の入力信号の差分を増幅回路により増幅して、上記第1のモードと同じメモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号を出力する。そして、エラー判定回路は、第1のモードのときに増幅回路から出力されたメモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、第2のモードのときに増幅回路から出力されたメモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定する。上記増幅回路おいて高いオフセット電圧を有することが原因で増幅回路に入力される2つの電圧の高低を誤って判定する場合は、切替回路によって第1,第2の入力信号を切り替えても、増幅回路から同じ出力値しか出力されなかったり、増幅回路に不良が生じている場合も、同じ出力値しか出力されなかったりする。これに対して、第1のモードのときに増幅回路から出力されたメモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、第2のモードのときに増幅回路から出力されたメモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表すべき信号と一致しないときは、増幅回路が正常に動作し、かつ、増幅回路から出力された結果が正しいと考えられる。このエラー判定回路の判定結果を利用することによって、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置を実現できる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
上記第1のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号の値を記憶する第1の記憶回路と、
上記第2のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号の値を記憶する第2の記憶回路と
を備え、
上記エラー判定回路は、上記第1の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値または上記第2の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力すると共に、上記第1の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値と、上記第2の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号を出力する。
上記実施形態によれば、第1の記憶回路に記憶されたメモリセルに記憶された情報の論理値または第2の記憶回路に記憶されたメモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、エラー判定回路は、メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力する。また、第1の記憶回路に記憶されたメモリセルに記憶された情報の論理値と、第2の記憶回路に記憶されたメモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、エラー判定回路は、第2のエラー判定回路出力端子から読出しエラーを表す信号を出力する。このように、上記第1,第2の記憶回路に記憶されたメモリセルに記憶された情報に基づいて、エラー判定回路は、メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力すると共に、簡単な論理演算によりエラー判定結果を読出しエラーを表す信号として出力することができる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
上記エラー判定回路は、少なくとも、第1のNチャネルトランジスタおよび第1のPチャネルトランジスタより形成されるトランスファーゲートと、互いのゲートおよびドレインとが電気的に接続された第2のNチャネルトランジスタおよび第2のPチャネルトランジスタを有し、
上記トランスファーゲートの入力端子は、上記第2のNチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のPチャネルトランジスタのゲートと電気的に接続され、
上記トランスファーゲートの出力端子は、上記第2のNチャネルトランジスタのドレインおよび上記第2のPチャネルトランジスタのドレインと電気的に接続され、
上記第1の記憶回路に記憶された論理値を表す信号が、上記第1のPチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のPチャネルトランジスタのソースに入力され、
上記第1の記憶回路に記憶された論理値の反転値を表す信号が、上記第1のNチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のNチャネルトランジスタのソースに入力され、
上記第2の記憶回路に記憶された論理値を表す信号が、上記トランスファーゲートの入力端子に入力される。
上記実施形態によれば、少ない素子数で、エラー判定回路を形成することが可能となる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
少なくとも上記切替回路と上記増幅回路と上記第1の記憶回路と上記第2の記憶回路と上記エラー判定回路とで構成された判定回路ブロックがn個(nは2以上の整数)あって、
上記n個の判定回路ブロックの夫々の上記エラー判定回路の第1,第2のエラー判定回路出力端子が接続された多数決回路を備え、
上記多数決回路において、上記n個の判定回路ブロックのうち、上記エラー判定回路の上記第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号が出力されない上記判定回路ブロックに対して、上記エラー判定回路の上記第1のエラー判定回路出力端子からの上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが参照されて、参照された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、上記多数決の結果に基づく信号を上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力する。
上記実施形態によれば、少なくとも切替回路と増幅回路と第1の記憶回路と第2の記憶回路とエラー判定回路とで構成されたn個の判定回路ブロックのうち、エラー判定回路の第2のエラー判定回路出力端子から読出しエラーを表す信号が出力されない判定回路ブロックに対して、エラー判定回路の第1のエラー判定回路出力端子からのメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが多数決回路により参照される。そして、多数決回路によって、参照されたメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、多数決の結果に基づく信号をメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力する。このように、信頼性の高いデータのみの中で多数決を取ってデータを確定させているため、信頼性の高い読出しが可能となる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
不揮発性メモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
リファレンスセルとして上記不揮発性メモリセルが複数配置されたリファレンスセルアレイと
を備え、
上記メモリセルアレイ中のn個(nは2以上の整数)のメモリセルに同じデータが記憶され、
上記n個のメモリセルの夫々が、上記n個の判定回路ブロックの上記各切替回路の上記第1の切替回路入力端子に電気的に接続され、
上記リファレンスセルアレイ中の上記リファレンスセルのいずれか1つが、上記n個の判定回路ブロックの上記各切替回路の上記第2の切替回路入力端子に電気的に接続される。
上記実施形態によれば、信頼性の高い複数の結果の多数決を取ることにより、一部のメモリセルにおいて、リテンション不良などが発生し、リファレンスセルとの間で電流の大小が逆転した場合でも、正しい値を読み出すことが可能となり、より高い信頼性が得られる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
不揮発性メモリセルが複数配置された第1,第2のメモリセルアレイを備え、
上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルと上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが対をなし、上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルが第1の記憶状態であれば、上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが第2の記憶状態である一方、上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルが上記第2の記憶状態であれば、上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが上記第1の記憶状態であって、
上記第1,第2のメモリセルアレイ中のそれぞれのn個の上記不揮発性メモリセルに同じ値が記憶され、
上記第1のメモリセルアレイ中のn個の上記不揮発性メモリセルと上記n個の判定回路ブロックの第1の判定回路入力端子とがそれぞれ電気的に接続され、
上記第2のメモリセルアレイ中のn個の上記不揮発性メモリセルと上記n個の判定回路ブロックの第2の判定回路入力端子とがそれぞれ電気的に接続される。
上記実施形態によれば、第1,第2のメモリセルアレイの対を成した不揮発性メモリセルの消去状態とプログラム状態の間の電流差よりデータの読出しを行うため、リファレンスセルとの間の電流差よりデータを読出す場合と比べて読出しマージンを広げることが可能となり、より信頼性の高くできる。
また、この発明の半導体記憶装置では、
1ビットの情報を対で記憶する第1,第2の不揮発性メモリセルと、
上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す信号としての第1の入力信号を第1の切替回路出力端子から出力し、上記第2の不揮発性メモリセルとしての第2の入力信号を第2の切替回路出力端子から出力する第1のモードか、または、上記第1のモードと同じ上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す上記第1の入力信号を上記第2の切替回路出力端子から出力し、上記第1のモードと同じ上記第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す上記第2の入力信号を上記第1の切替回路出力端子から出力する第2のモードに切り替える切替回路と、
上記第1のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子から出力された上記第2の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子から出力された上記第1の入力信号の差分に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値を保持する一方、上記第2のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子から出力された上記第1の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子から出力された上記第2の入力信号の差分に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値を保持するためのラッチ回路と、
上記第1のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、上記第2のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定するエラー判定回路と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、第1のモードのときに、切替回路の第2の切替回路出力端子からの第2の入力信号に対する第1の切替回路出力端子からの第1の入力信号の差分に基づいて、第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値をラッチ回路により保持する。一方、第2のモードのときに、切替回路の第2の切替回路出力端子からの第1の入力信号(第1のモードと同じ第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す信号)に対する第1の切替回路出力端子からの第2の入力信号(第1のモードと同じ第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す信号)の差分に基づいて、第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値をラッチ回路により保持する。そして、エラー判定回路は、第1のモードのときにラッチ回路から出力された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、第2のモードのときにラッチ回路から出力された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定する。上記増幅回路おいて高いオフセット電圧を有することが原因で増幅回路に入力される2つの電圧の高低を誤って判定する場合は、切替回路によって第1,第2の入力信号を切り替えても、増幅回路から同じ出力値しか出力されなかったり、増幅回路に不良が生じている場合も、同じ出力値しか出力されなかったりする。これに対して、第1のモードのときにラッチ回路から出力された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、第2のモードのときにラッチ回路から出力された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と一致しないときは、増幅回路が正常に動作し、かつ、増幅回路から出力された結果が正しいと考えられる。このエラー判定回路の判定結果を利用することによって、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置を実現できる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
上記切替回路は、
上記第1のモードにおいて、上記ラッチ回路の上記第1の入力部に上記第1の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、上記ラッチ回路の上記第2の入力部に上記第2の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、
上記第2のモードにおいて、上記ラッチ回路の第1の入力部に上記第2の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、上記ラッチ回路の第2の入力部に上記第1の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、
第3のモードにおいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルのドレインを、上記ラッチ回路の上記第1,第2の入力部から電気的に切り離して、その第1,第2の不揮発性メモリセルのドレインを、上記第1,第2の不揮発性メモリセルを書き換えるための電圧を供給する端子に電気的に接続する。
上記実施形態によれば、少ない素子数で信頼性の高いデータの記憶および読出しを行うことが可能となる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
上記第1のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号の値を記憶する第1の記憶回路と、
上記第2のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号の値を記憶する第2の記憶回路と
を備え、
上記エラー判定回路は、上記第1の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値または上記第2の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力し、上記第1の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値と、第2の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号として出力する。
上記実施形態によれば、第1の記憶回路に記憶された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値または第2の記憶回路に記憶された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、エラー判定回路は、第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力する。また、第1の記憶回路に記憶された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値と、第2の記憶回路に記憶された第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、エラー判定回路は、第2のエラー判定回路出力端子から読出しエラーを表す信号を出力する。このように、上記第1,第2の記憶回路に記憶された第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報に基づいて、エラー判定回路は、第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力すると共に、簡単な論理演算によりエラー判定結果を読出しエラーを表す信号として出力することができる。したがって、第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号が信頼性を示すデータ(エラーを表す信号)と共に出力されるため、出力結果の信頼性を高めることが可能となる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、
少なくとも上記第1,第2の不揮発性メモリセルと上記切替回路と上記ラッチ回路と上記第1の記憶回路と上記第2の記憶回路と上記エラー判定回路とで構成されたメモリ回路ブロックがn個(nは2以上の整数)あって、
上記n個のメモリ回路ブロックの夫々の上記エラー判定回路の第1,第2エラー判定回路出力端子が接続された多数決回路を備え、
上記多数決回路において、上記n個のメモリ回路ブロックのうち、上記エラー判定回路の上記第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号が出力されない上記メモリ回路ブロックに対して、上記エラー判定回路の上記第1のエラー判定回路出力端子からの上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが参照されて、参照された上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、上記多数決の結果に基づく信号を上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力する。
上記実施形態によれば、少なくとも第1,第2の不揮発性メモリセルと切替回路とラッチ回路と上記第1,第2の記憶回路とエラー判定回路とで構成されたn個のメモリ回路ブロックのうち、エラー判定回路の第2のエラー判定回路出力端子から読出しエラーを表す信号が出力されない判定回路ブロックに対して、エラー判定回路の第1のエラー判定回路出力端子からの第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが多数決回路により参照される。そして、多数決回路によって、参照された第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、多数決の結果に基づく信号を第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力する。このように、信頼性の高い複数の結果の多数決を取ることにより、一部のメモリセルにおいて、リテンション不良などが発生し、対となるメモリセルとの間で電流の大小が逆転した場合でも、正しい値を読み出すことが可能となり、より信頼性の高くできる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、全ての素子が薄膜トランジスタにより形成されている。
上記実施形態によれば、ガラス基板などの安価な基板上に一体形成することが可能であることから、安価な半導体記憶装置を提供することが可能となる。
また、この発明の電子機器では、上記のいずれか1つの半導体記憶装置を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、信頼性の高い半導体記憶装置を備えていることから、歩留りが高く高品質な電子機器を提供することが可能となる。
以上より明らかなように、この発明の半導体記憶装置によれば、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置を実現することができる。
また、この発明の電子機器によれば、上記信頼性の高い半導体記憶装置を用いることによって、歩留りが高く高品質な電子機器を実現することができる。
以下、この発明の半導体記憶装置および電子機器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の半導体記憶装置の第1実施形態を示す概略構成図である。
図1に示す半導体記憶装置は、アドレスデコーダ12と、メモリアレイ14と、判定回路ブロック17a〜17eと、多数決回路20および記憶回路22を備えており、アドレスデコーダ12,メモリアレイ14,判定回路ブロック17a〜17e,多数決回路20および記憶回路22の全てを同一のガラス基板上に形成している。上記アドレスデコーダ12に入力されるアドレス信号11に応じてワード線13が選択され、選択されたワード線13によりメモリアレイ14中のメモリセルが選択される。
上記メモリセルアレイ14からの出力線15a,16aを判定回路ブロック17aに接続し、出力線15b,16bを判定回路ブロック17bに接続し、出力線15c,16cを判定回路ブロック17cに接続し、出力線15d,16dを判定回路ブロック17dに接続し、出力線15e,16eを判定回路ブロック17eに接続している。
また、判定回路ブロック17aからのデータ出力線18aとエラー出力線19aを多数決回路20に接続し、判定回路ブロック17bからのデータ出力線18bとエラー出力線19bを多数決回路20に接続し、判定回路ブロック17cからのデータ出力線18cとエラー出力線19cを多数決回路20に接続し、判定回路ブロック17dからのデータ出力線18dとエラー出力線19dを多数決回路20に接続している。
そして、上記多数決回路20からの出力線21を記憶回路22に接続している。上記記憶回路22に記憶されたデータは、出力線23を介して出力される。
図2に上記メモリアレイ14の一構成例を示す。メモリアレイ14は、図2に示すように、メモリセルアレイ30mおよびリファレンスセルアレイ30rより構成されており、メモリセルアレイ30mおよびリファレンスセルアレイ30rの全てのメモリセルは、不揮発性メモリセルである。
上記メモリセルアレイ30mにおいて、同一のワード線(32m1〜32m4)を介してゲートが電気的に接続されているメモリセルには、同一の情報が書き込まれている。
例えば、アドレス信号により、ワード線32m2,32r2が選択された場合、メモリセル31m1〜31m5に流れる電流とリファレンスセル31rに流れる電流との大小が比較される。
このとき、5つのメモリセル31m1〜31m5とリファレンスセル31rとの電流の比較は、同時に行っても構わないが、順次比較を行った方がより正確な判定を行うことが可能となる。
例えば、メモリセル31m3とリファレンスセル31rとの比較を行う場合、流れる電流量に応じて、信号線35m3,35rの信号により負荷抵抗素子34m3,34rによりビット線33m31,33r1のそれぞれの電位が変化し、かつ、選択信号線37m3,37rの信号により選択トランジスタ36m3,36rがオン状態となることによって、出力線38m3,38rから図1に示す出力線15c,16cのそれぞれを通じて、判定回路ブロック17cと電気的に接続される。
図5に判定回路ブロック17a〜17eの一構成例を示す。図5の判定回路ブロックは、切替回路63と、増幅回路67と、第1の記憶回路69aと、第2の記憶回路69bおよびエラー判定回路72により構成されている。
図1に示すメモリアレイ14から出力された第1の入力信号および比較用信号としての第2の入力信号は、切替回路63の入力線61,62を介して入力される。上記切替回路63の第1,第2の切替回路出力端子から出力線65,66を介して増幅回路67に入力される。
上記切替回路63は、制御信号線64に「0」が入力されたときは、入力線61と出力線65を電気的に接続し、入力線62と出力線66を電気的に接続する一方、制御信号線64に「1」が入力されたときは、入力線61と出力線66を電気的に接続し、入力線62と出力線65を電気的に接続する機能を有している。また、上記第1の記憶回路69aに制御信号線70aを介して制御信号が入力され、第2の記憶回路69b制御信号線70bを介して制御信号が入力される。さらに、上記第1の記憶回路69aから出力線71aを介して記憶情報をエラー判定回路72に入力すると共に、第1の記憶回路69bから出力線71bを介して記憶情報をエラー判定回路72に入力する。
まず、第1のステップ(第1のモード)として、切替回路63における制御信号線64に「0」が入力され、図2に示すメモリセル31m3と入力61が電気的に接続され、図2に示すリファレンスセル31rと入力62が電気的に接続され、増幅回路67において電流の大小が比較され、その結果が、第1の記憶回路69aに記憶される。
次に、第2のステップ(第2のモード)として、切替回路63における制御信号64に「1」が入力され、図2に示すメモリセル31m3と入力62が電気的に接続され、図2に示すリファレンスセル31rと入力61が電気的に接続され、増幅回路67において電流の大小が比較され、その結果が、第2の記憶回路69bに記憶される。
なお、増幅回路67は、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)のみで構成しても構わないし、図12で示したオフセット電圧をキャンセルする機構を有していても構わない。
第1のステップにおいて、増幅回路67から出力された結果と、第2のステップにおいて増幅回路67から出力された結果とを比較したとき、増幅回路67が正常に動作し、かつ、オフセット電圧がゼロである場合、入力が切り替われば、出力結果も反転する。
しかしながら、第1のステップもしくは第2のステップのいずれかにおいて、オフセット電圧が原因で、2つの入力電圧の高低が誤って判定された場合や、増幅回路67を構成するTFTのいずれかに不良があって、増幅回路67が正常に動作しない場合は、入力が切り替わっても、同じ結果が出力される。
このため、エラー判定回路72においては、第1の記憶回路69aに記憶された情報と第2の記憶回路69bに記憶された情報とを比較し、増幅回路67から同じ結果が出力されていた場合は、エラー出力線74が接続された第2のエラー判定回路出力端子に「1」を出力し、出力結果が反転していた場合は、「0」を出力する。なお、データ出力線73が接続された第1のエラー判定回路出力端子には、予め決められた第1の記憶回路69aもしくは第1の記憶回路69bに記憶されている情報のいずれかをデータ出力値として出力すればよい。
図6は、図5に示す第1の記憶回路69aと、第2の記憶回路69bおよびエラー判定回路72の一構成例である。図6において、80aは第1の記憶回路69aに対応し、80bは第2の記憶回路69bに対応し、89はエラー判定回路72に対応している。
第1の記憶回路80aおよび第2の記憶回路80bは、一般的に用いられているラッチ回路により夫々構成されている。
上記第1の記憶回路80aは、入力線81aが入力端子に接続されたトランスファーゲート82aと、上記トランスファーゲート82aの出力端子に信号線83aを介して入力端子が接続されたトランスファーゲート88aと、上記トランスファーゲート82aの出力端子に入力端子が接続されたインバータ84aと、上記インバータ84aの出力端子に入力端子が接続されたインバータ86aとを有している。上記インバータ86aの出力端子とトランスファーゲート88aの出力端子を接続している。
上記第2の記憶回路80bは、入力線81bが入力端子に接続されたトランスファーゲート82bと、上記トランスファーゲート82bの出力端子に信号線83bを介して入力端子が接続されたトランスファーゲート88bと、上記トランスファーゲート82bの出力端子に入力端子が接続されたインバータ84bと、上記インバータ84bの出力端子に入力端子が接続されたインバータ86bとを有している。上記インバータ86bの出力端子とトランスファーゲート88bの出力端子を接続している。
また、上記エラー判定回路89は、第1のNチャネルトランジスタおよび第1のPチャネルトランジスタより形成されるトランスファーゲート90と、互いのゲートが電気的に接続され、互いにドレインが電気的に接続された第2のNチャネルトランジスタ92および第2のPチャネルトランジスタ91とを有している。上記トランスファーゲート90の入力端子に、第2の記憶回路80bのインバータ86bの出力端子を接続している。上記トランスファーゲート90の第1のPチャネルトランジスタのゲートに、第1の記憶回路80aのインバータ86aの出力端子を接続している。また、上記トランスファーゲート90の第1のNチャネルトランジスタのゲートに、第1の記憶回路80aのインバータ84aの出力端子を接続している。そして、トランスファーゲート90の出力端子を、第2のNチャネルトランジスタ92のゲートおよび第2のPチャネルトランジスタ91のゲートに接続している。このエラー判定回路89は、第1の記憶回路80aのインバータ86aの出力端子をデータ出力線87aに接続し、トランスファーゲート90の他端を第2のNチャネルトランジスタ92のゲートおよび第2のPチャネルトランジスタ91のドレインに接続すると共に、エラー出力線93に接続している。
上記エラー判定回路89については、第1のステップにおいて増幅回路67(図5に示す)から出力された値と第2のステップにおいて増幅回路67から出力された値とを比較して、両者の排他的論理和の反転値を出力すればよいが、ラッチ回路(80a,80b)において、増幅回路67から出力された値とその反転値の両方の情報を保持していることを利用して、素子数を削減している。
上記処理を図1に示す判定回路ブロック17cだけでなく、他の判定回路ブロックにおいても行い、5つの判定回路ブロック17a〜17eから多数決回路20に情報が送られる。
そして、上記多数決回路20において、判定回路ブロック17a〜17eの中からエラー出力線93(図6に示す)に「1」を出力しているものを除いて、データ出力端子87a(図6に示す)からの出力値の多数決を取っている。
次に、図7に多数決回路20の一構成例を示す。図1に示す判定回路ブロック17a〜17eのデータ出力線18a〜18eは、多数決回路20の入力端子101a〜101eに電気的に接続され、判定回路ブロック17a〜17eのエラー出力線19a〜19eは、多数決回路20の入力端子102a〜102eに電気的に接続されている。
この多数決回路20は、入力端子101a〜101eが夫々接続されたトランスファーゲート105a〜105eと、入力端子102a〜102e夫々が入力端子に接続されたインバータ103a〜103eと、上記インバータ103a〜103eの出力端子が出力線106を介して入力端子に接続されたインバータ107とを有する。上記トランスファーゲート105a〜105eのPチャネルトランジスタのゲートに、入力端子102a〜102eを夫々接続している。また、上記トランスファーゲート105a〜105eのNチャネルトランジスタのゲートに、インバータ103a〜103eの出力端子を出力線104a〜104eを介して夫々接続している。
図7に示す多数決回路20においては、エラー出力端子から「0」が出力された判定回路ブロック17a〜17e(図1に示す)のデータ出力端子のみがインバータ107の入力端子と電気的に接続される。このインバータ107の入力電位は、判定回路ブロックのエラー出力端子において、数多く出力されたデータ側の電位に傾き、インバータ107によって、データが確定されて、出力線108を介して出力される。
その後、記憶回路22において確定されたデータが保持される。
なお、上記説明においては、メモリアレイ14を図2に示すメモリセルアレイ中のメモリセルの電流とリファレンスセルアレイ中のリファレンスセルの電流との大小を比較する回路構成としたが、必ずしもこれに拘る必要はない。
例えば、図3に示すように、2つの第1,第2のメモリセルアレイ40a,40bより構成され、第1のメモリセルアレイ40a中のメモリセルがプログラム状態であり、かつ、第2のメモリセルアレイ40b中のメモリセルが消去状態である場合は、データ「0」を記憶しており、第1のメモリセルアレイ40a中のメモリセルが消去状態であり、かつ、第2のメモリセルアレイ40b中のメモリセルがプログラム状態である場合は、データ「1」を記憶しているとする回路構成としても構わない。
図3において、41a1〜41a4および41b1〜41b4はメモリセル、42a1〜42a4および42b1〜42b4はワード線で、43a31,43a32および43b31,43b32はビット線、44a3,44b3は負荷抵抗素子、45a3,45b3は信号線、46a3,46b3は選択トランジスタ、47a347b3は制御信号線である。
図3に示すメモリセルアレイの回路構成によれば、図2に示す回路構成と比較して、回路面積は増大するものの、読出しのマージンが広がり、より読出し動作の信頼性が高まる。
さらに、図4に示すように、メモリセルのソース/ドレインに選択TFTを直列に接続し、メモリセルの書換えや読出しを行うときのみ、選択TFTをオン状態にする回路構成としても構わない。
図4において、51m1〜51m5および51rはメモリセル、52m1〜52m4および52r1〜52r4は選択信号線、53m31,53m32および53r1,53r2はビット線、54m11,54m12,54r11,54r12は選択TFT、55m1〜55m4および55r1〜55r4はワード線である。
図4に示すメモリセルアレイの回路構成によれば、図2に示す回路構成と比較して回路面積は増大するものの、メモリセルアレイ50m中のメモリセルおよびリファレンスセルアレイ50r中のリファレンスセルのディスターブに起因する特性劣化を抑制することが可能となり、半導体記憶装置の信頼性が高まる。
なお、図4に示す回路構成は、メモリセルアレイ50m中のメモリセルの電流とリファレンスセルアレイ50r中のリファレンスセルの電流との大小を比較しているが、図3と同様に、メモリセルアレイ50mを2つ設け、2つのメモリセルアレイ中のメモリセル対の記憶状態からデータを読み出す回路構成としても構わない。
また、図2〜図4には代表的なメモリセル(リファレンスセル)の回路構成を図示しているが、これに拘ることなく、これ以外の回路構成でも構わない。
なお、図2〜図4において、不揮発性メモリセルをNチャネルTFTにより構成されるものとして図示しているが、PチャネルTFTにより構成しても構わない。
さらに、図5〜図7に示した回路構成についても、あくまで例示したものに過ぎず、これに拘ることなく、他の回路構成としても構わない。
上記構成の半導体記憶装置によれば、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記第1,第2の記憶回路69a,69bに記憶されたメモリセルに記憶された情報に基づいて、エラー判定回路72は、メモリアレイ14のメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力すると共に、簡単な論理演算によりエラー判定結果を読出しエラーを表す信号として出力することができる。
また、図6に示す構成によれば、少ない素子数で、エラー判定回路を形成することが可能となる。
また、上記切替回路63と増幅回路67と第1の記憶回路69aと第2の記憶回路69bとエラー判定回路72とで構成された5個の判定回路ブロック17a〜17eのうち、エラー判定回路72の第2のエラー判定回路出力端子から読出しエラーを表す信号「1」が出力されない判定回路ブロックに対して、エラー判定回路72の第1のエラー判定回路出力端子からのメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが多数決回路20により参照されて、参照されたメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、多数決の結果に基づく信号をメモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力することによって、信頼性の高いデータのみの中で多数決を取ってデータを確定させているため、信頼性の高い読出しが可能となる。上記第1実施形態の半導体記憶装置では、5個の判定回路ブロックを備えたが、判定回路ブロックの数はこれに限らず、2以上であればよい。
また、図2に示すメモリセルアレイ30mおよびリファレンスセルアレイ30rにおいて、リファレンスセルアレイ30r中の上記リファレンスセルのいずれか1つが、5個の判定回路ブロック17a〜17eの各切替回路63の第2の切替回路入力端子に電気的に接続した構成において、信頼性の高い複数の結果の多数決を取ることにより、一部のメモリセルにおいて、リテンション不良などが発生し、リファレンスセルとの間で電流の大小が逆転した場合でも、正しい値を読み出すことが可能となり、より高い信頼性が得られる。
また、図3に示す2つの第1,第2のメモリセルアレイ40a,40bの対を成した不揮発性メモリセルの消去状態とプログラム状態の間の電流差よりデータの読出しを行うため、リファレンスセルとの間の電流差よりデータの読出す場合と比べて読出しマージンを広げることが可能となり、より信頼性の高くできる。
また、上記半導体記憶装置は、ガラス基板などの安価な基板上に一体形成することが可能であることから、安価な半導体記憶装置を提供することが可能となる。
(第2実施形態)
図8は、この発明の半導体記憶装置の第2実施形態を示した図である。
図8に示す半導体記憶装置は、メモリユニット111a〜111eと、多数決回路114および記憶回路116を備えており、メモリユニット111a〜111e,多数決回路114および記憶回路116の全てを同一のガラス基板上に形成している。
上記メモリユニット111aからの出力線112a,113aを多数決回路114に接続し、メモリユニット111bからの出力線112b,113bを多数決回路114に接続し、メモリユニット111cからの出力線112c,113cを多数決回路114に接続し、メモリユニット111dからの出力線112d,113dを多数決回路114に接続し、メモリユニット111eからの出力線112e,113eを多数決回路114に接続している。
そして、上記多数決回路114からの出力線115を記憶回路116に接続している。上記記憶回路116に記憶されたデータは、出力線117を介して出力される。
上記構成の半導体記憶装置は、比較的小容量のデータを記憶する用途に適しており、メモリユニット111a〜111e中に不揮発性メモリセルおよび書換え・読出しを行うためのTFT回路が一体形成されている。
図9に上記メモリユニット111a〜111eの一構成例を示す。図9に示すメモリユニットは、データラッチ123と、第1の記憶回路126aと、第2の記憶回路126bおよびエラー判定回路129で構成されている。上記データラッチ123に信号線121,122,124を接続し、データラッチ123からの信号線125を第1の記憶回路126aと第2の記憶回路126bに夫々接続している。上記第1の記憶回路126aに制御信号線127aを接続すると共に、第2の記憶回路126bに制御信号線127bを接続している。上記第1の記憶回路126aからの出力線128aをエラー判定回路129に接続し、第2の記憶回路126bからの出力線128bをエラー判定回路129に接続している。
上記エラー判定回路129は、第1の記憶回路126aに記憶された情報と第2の記憶回路126bに記憶された情報とを比較し、第1,第2の記憶回路126a,126bから同じ結果が出力されていた場合は、エラー出力線131が接続された第2のエラー判定回路出力端子に「1」を出力し、出力結果が反転していた場合は、「0」を出力する。また、データ出力線130が接続された第1のエラー判定回路出力端子には、予め決められた第1の記憶回路126aまたは第1の記憶回路126bに記憶されている情報のいずれかをデータ出力値として出力する。
上記メモリユニットの第1の記憶回路126aと第2の記憶回路126bおよびエラー判定回路129は、それぞれ、第1実施形態の図5中の第1の記憶回路69aと第2の記憶回路69bおよびエラー判定回路72と同じ機能を有していればよく、同じ回路構成で構わない。
図10にデータラッチ123の一構成例を示す。このデータラッチ123は、データをラッチするためのラッチ回路を構成するTFT141a,141bと、そのラッチ回路の負荷抵抗の役割を果たす不揮発性メモリセル151a,151bと、モードに応じて電流経路を切り替えるための切替回路としての役割を果たすTFT144a,144b,147a,147b,149a,149b,153aおよび153bで構成されている。
図10において、150aは図9に示す信号線121(第1の入力信号)に対応し、150bは図9に示す信号線122(第1の入力信号)に対応し、143,146,148,152a,152bは図9に示す信号線124に対応し、142aまたは142bが図9に示す信号線125に対応している。また、TFT147a,147bの夫々ドレインが第1,第2の切替回路出力端子である。上記信号線142aは、ラッチ回路の第1の入力部としてのノードN1に接続され、信号線142bは、ラッチ回路の第2の入力部としてのノードN2に夫々接続されている。
まず、不揮発性メモリセル151a,151bへの情報の書換えのときは、TFT153a,153b,144a,144bをオン状態とし、TFT147a,147b,149a,149bをオフ状態とし、不揮発性メモリセル151aを書き換えるための電圧を145a,150a,154aから、不揮発性メモリセル151bを書き換えるための電圧を145b,150b,154bから印加する。
不揮発性メモリセル151a,151bについては、不揮発性メモリセル151aがプログラム状態であれば不揮発性メモリセル151bが消去状態であり、不揮発性メモリセル151aが消去状態であれば不揮発性メモリセル151bがプログラム状態であるように書換えを行う(第3のモード)。
不揮発性メモリセル151a,151bに記憶された情報を読み出すときは、まず、第1のステップ(第1のモード)として、TFT147a,147bをオン状態とし、TFT144a,144b,149a,149bをオフ状態として電流経路を確定させた後、TFT153a,153bをオン状態とすることによってデータの読出しを行い、第1の記憶回路126a(図9に示す)にデータを記憶する。
このとき、不揮発性メモリセル以外の全てのTFTにおいて特性ばらつきのない理想的な状態の場合を仮定すると、不揮発性メモリセル151aがプログラム状態であり、不揮発性メモリセル151bが消去状態であれば、出力線142aから「0」が出力され、出力線142bから「1」が出力される。一方、不揮発性メモリセル151aが消去状態、不揮発性メモリセル151bがプログラム状態であれば、出力線142aから「1」が出力され、出力線142bから「0」が出力される。
次に、第2のステップ(第2のモード)として、TFT149a,149bをオン状態とし、TFT144a,144b,147a,147bをオフ状態として電流経路を確定させた後、TFT153a,153bをオン状態とすることによって、データの読出しを行い、第2の記憶回路126b(図9に示す)にデータを記憶する。
このとき、不揮発性メモリセル以外の全てのTFTにおいて特性ばらつきのない理想的な状態の場合を仮定すると、不揮発性メモリセル151aがプログラム状態、不揮発性メモリセル151bが消去状態であれば、出力線142aから「1」が出力され、出力線142bから「0」が出力され、不揮発性メモリセル151aが消去状態、不揮発性メモリセル151bがプログラム状態であれば、出力線142aから「0」が出力され、出力線142bから「1」が出力される。
図9に示す第1の記憶回路126aおよび第2の記憶回路126bに記憶されたデータからエラー判定回路129におけるデータ出力線130およびエラー出力線131の出力を行い、多数決回路において、エラー出力値が「0」のデータ出力値のみの多数決が行われて、データが確定し、図8に示す記憶回路116において確定されたデータが保持される処理および処理を行うための回路構成は、第1実施形態の場合と同様である。
なお、この第2実施形態においては、両方の不揮発性メモ151a,151bを書き換える場合について記述したが、これに拘ることなく、いずれか一方の不揮発性メモリセルは書換えを行わず、残る一方の不揮発性メモリセルのみをプログラムもしくは消去しても構わない。
また、図11にデータラッチ123の別の一構成例を示す。データラッチ123は、データをラッチするためのラッチ回路を構成するTFT141aおよび141b、ラッチ回路の負荷抵抗の役割を果たす不揮発性メモリ161aおよび161b、モードに応じて電流経路を切り替えるためのスイッチとしての役割を果たすTFT164a,164b,167a,167b,149a,169b,163aおよび173bで構成されている。
図11において、170aは図9に示す信号線121(第1の入力信号)に対応し、170bは図9に示す信号線122(第2の入力信号)に対応し、163,166,168,172a,172bは図9に示す信号線124に対応し、162aまたは162bが図9に示す信号線125に対応している。また、TFT167a,167bの夫々ソースが第1,第2の切替回路出力端子である。上記信号線162aは、ラッチ回路の第1の入力部としてのノードN1に接続され、信号線162bは、ラッチ回路の第2の入力部としてのノードN2に夫々接続されている。
まず、不揮発性メモリ171aおよび171bへの情報の書換えのときは、TFT173a,173b,164aおよび164bをオン状態、TFT167a,167b,169aおよび169bをオフ状態とし、不揮発性メモリ171aを書き換えるための電圧を165a,170a,174aから、不揮発性メモリ171bを書き換えるための電圧を165b,170b,174bから印加する。
不揮発性メモリ171aおよび171bについては、不揮発性メモリ171aがプログラム状態であれば不揮発性メモリ171bが消去状態であり、不揮発性メモリ171aが消去状態であれば不揮発性メモリ171bがプログラム状態であるように書換えを行う(第3のモード)。
不揮発性メモリ171aおよび171bに記憶された情報を読み出すときは、まず、第1のステップ(第1のモード)として、TFT167aおよび167bをオン状態とし、TFT164a,164b,169aおよび169bをオフ状態として電流経路を確定させた後、TFT173aおよび173bをオン状態とすることによって、データの読出しを行い、第1の記憶回路126a(図9に示す)にデータを記憶する。
このとき、不揮発性メモリ以外の全てのTFTにおいて特性ばらつきのない理想的な状態の場合を仮定すると、不揮発性メモリ171aがプログラム状態であり、不揮発性メモリ171bが消去状態であれば、信号線162aから「0」が出力され、信号線162bから「1」が出力される。一方、不揮発性メモリ171aが消去状態で、不揮発性メモリ171bがプログラム状態であれば、信号線162aから「1」が出力され、信号線162bから「0」が出力される。
次に、第2のステップ(第2のモード)として、TFT169aおよび169bをオン状態とし、TFT164a,164b,167aおよび167bをオフ状態として電流経路を確定させた後、TFT173aおよび173bをオン状態とすることによってデータの読出しを行い、第2の記憶回路126b(図9に示す)にデータを記憶する。
このとき、不揮発性メモリ以外の全てのTFTにおいて特性ばらつきのない理想的な状態の場合を仮定すると、不揮発性メモリ171aがプログラム状態であり、不揮発性メモリ171bが消去状態であれば、信号線162aから「1」が出力され、信号線162bから「0」が出力される。一方、不揮発性メモリ171aが消去状態、不揮発性メモリ171bがプログラム状態であれば、信号線162aから「0」が出力され、信号線162bから「1」が出力される。
図9に示す第1の記憶回路126aおよび第2の記憶回路126bに記憶されたデータからエラー判定回路129におけるデータ出力線130およびエラー出力線131の出力を行い、多数決回路において、エラー出力値が「0」のデータ出力値のみの多数決が行われて、データが確定し、図8に示す記憶回路116において確定されたデータが保持される処理および処理を行うための回路構成は、第1実施形態の場合と同様である。
なお、図11にデータラッチにおいては、両方の不揮発性メモ171aおよび171bを書き換える場合について記述したが、これに拘ることなく、いずれか一方の不揮発性メモリは書換えを行わず、残る一方の不揮発性メモリのみをプログラムもしくは消去しても構わない。
上記構成の半導体記憶装置によれば、読出し動作の信頼性が高く、かつ、歩留りの高い半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記TFT144a,144b,147a,147b,149a,149b,153aおよび153bで切替回路を構成することによって、少ない素子数で信頼性の高いデータの記憶および読出しを行うことが可能となる。
また、上記第1,第2の記憶回路126a,126bに記憶された第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報に基づいて、エラー判定回路129は、第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力すると共に、簡単な論理演算によりエラー判定結果を読出しエラーを表す信号として出力することができる。第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号が信頼性を示すデータと共に出力されるので、出力結果の信頼性を高めることができる。
また、上記多数決回路114によって、信頼性の高い複数の結果の多数決を取ることにより、一部のメモリセルにおいて、リテンション不良などが発生し、対となるメモリセルとの間で電流の大小が逆転した場合でも、正しい値を読み出すことが可能となり、より信頼性の高くできる。
また、上記半導体記憶装置は、ガラス基板などの安価な基板上に一体形成することが可能であることから、安価な半導体記憶装置を提供することが可能となる。
(第3実施形態)
図12にこの発明の第3実施形態の電子機器の一例として表示装置(TFT液晶ディスプレイ)の概略構成図を示している。
この第3実施形態の表示装置180は、図12に示すように、画素部181と、ゲートドライバ190と、ソースドライバ184と、D/A(アナログ/ディジタル)変換器183と、制御回路189と、電源回路187およびメモリ部185で構成されている。上記画素部181,ゲートドライバ190,ソースドライバ184,D/A(アナログ/ディジタル)変換器183,制御回路189,電源回路187およびメモリ部185の回路を構成するスイッチング素子は、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)によって形成されている。
また、メモリ部185は、第1実施形態もしくは第2実施形態に記載された非単結晶不揮発性メモリ素子より構成されている。
以下に図12に従って、表示装置180の動作を説明する。
上記表示装置180は、ディジタル信号入力型の液晶ディスプレイであって、まず、外部端子からD/A変換器183に映像のディジタル信号が信号線182を介して入力され、制御回路189にタイミング制御信号が信号線188を介して入力され、電源回路187に電源線186を介して電源電圧が入力される。
上記D/A変換器183では、ディジタル信号として入力された信号がアナログの電圧値に変換され、画素に供給される。
一方、ソースドライバ184およびゲートドライバ190は、制御回路189から出力された制御信号のタイミングに従って画素部181のTFTに電圧を供給する。
また、電源回路187は、外部から入力された電圧から昇圧または降圧を行うことによって、画素部181,D/A変換器183,ソースドライバ184,ゲートドライバ190およびメモリ部185に適切な電源電圧を供給する。
しかしながら、上述の通り、画素部181,ゲートドライバ190,ソースドライバ184,D/A(アナログ/ディジタル)変換器183,制御回路189および電源回路187は、TFTにより構成されているが、一般的に絶縁性基板上に形成されるTFTは、絶縁性基板の耐熱性が比較的低いため、不揮発性メモリ素子を構成する薄膜を高品質に形成することができない。このため、素子間の特性ばらつきが大きく、これが表示装置181の表示特性のばらつきを大きくする大きな要因となっていた。
このため、この第3実施形態の表示装置180では、絶縁性基板上に形成された不揮発性メモリ素子より構成されるメモリ部185が設けられており、表示装置180の製造が完了した後に動作テストが行われ、この動作テストの結果に基づいて表示装置の製品間の表示特性のばらつきを補正するディジタル値で示されたパラメータをメモリ部185に記憶する。
なお、メモリ部185は、第1もしくは第2の実施形態に記載された半導体記憶装置で構成されている。
上記表示装置185は、この発明の半導体記憶装置を備えることによって、特性ばらつきを抑制し、均質で製造歩留まりの高い表示装置とすることが可能となる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の半導体記憶装置の概略構成図である。 図2は上記半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの回路構成を例示する図である。 図3は上記半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの別の回路構成を例示する図である。 図4は上記半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの別の回路構成を例示する図である。 図5は上記半導体記憶装置における判定回路ブロックの構成を示す図である。 図6は図5の判定回路における2つの記憶回路およびエラー判定回路の構成を例示する図である。 図7は図1の半導体記憶装置における多数決回路の回路構成を例示する図である。 図8はこの発明の第2実施形態の半導体記憶装置の概略構成図である。 図9は上記半導体記憶装置のメモリユニットの回路構成を示す図である。 図10は上記半導体記憶装置におけるデータラッチの回路構成を例示する図である。 図11は上記半導体記憶装置における別のデータラッチの回路構成を例示する図である。 図12はこの発明の第3実施形態の半導体記憶装置を組み込んだ表示装置の概略構成図である。 図13は従来の半導体記憶装置の判定回路の回路構成を示す図である。
12…アドレスデコーダ
14…メモリアレイ
17a〜17e…判定回路ブロック
20…多数決回路
22…記憶回路
30m…メモリセルアレイ
30r…リファレンスセルアレイ
31m1〜31m5…メモリセル
31r…リファレンスセル
31m3…メモリセル
32m2,32r2…ワード線
33m31,33r1…ビット線
35m,35r…負荷抵抗素子
37m3,37r…選択トランジスタ
40a,40b…メモリセルアレイ
50m…メモリセルアレイ
50r…リファレンスセルアレイ
63…切替回路
67…増幅回路
69a…第1の記憶回路
69b…第2の記憶回路
72…エラー判定回路
80a,80b…ラッチ回路
89…エラー判定回路
111a〜111e…メモリユニット
114…多数決回路
116…記憶回路
123…データラッチ
126a…第1の記憶回路
126b…第2の記憶回路
129…エラー判定回路
181…画素部
183…D/A(アナログ/ディジタル)変換器
184…ソースドライバ
185…メモリ部
187…電源回路
189…制御回路
190…ゲートドライバ

Claims (12)

  1. 1ビットの情報を記憶するメモリセルと、
    上記メモリセルに記憶された情報を表す信号としての第1の入力信号を第1の切替回路出力端子から出力し、比較用信号としての第2の入力信号を第2の切替回路出力端子から出力する第1のモードか、または、上記第1のモードと同じ上記メモリセルに記憶された情報を表す上記第1の入力信号を上記第2の切替回路出力端子から出力し、上記第2の入力信号を上記第1の切替回路出力端子から出力する第2のモードに切り替える切替回路と、
    上記第1のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子からの上記第2の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子からの上記第1の入力信号の差分を増幅して、上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を出力する一方、上記第2のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子からの上記第1の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子からの上記第2の入力信号の差分を増幅して、上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号を出力するための増幅回路と、
    上記第1のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、上記第2のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定するエラー判定回路と
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記第1のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号の値を記憶する第1の記憶回路と、
    上記第2のモードのときに上記増幅回路から出力された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号の値を記憶する第2の記憶回路と
    を備え、
    上記エラー判定回路は、上記第1の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値または上記第2の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力すると共に、上記第1の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値と、上記第2の記憶回路に記憶された上記メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号を出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記エラー判定回路は、少なくとも、第1のNチャネルトランジスタおよび第1のPチャネルトランジスタより形成されるトランスファーゲートと、互いのゲートおよびドレインとが電気的に接続された第2のNチャネルトランジスタおよび第2のPチャネルトランジスタを有し、
    上記トランスファーゲートの入力端子は、上記第2のNチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のPチャネルトランジスタのゲートと電気的に接続され、
    上記トランスファーゲートの出力端子は、上記第2のNチャネルトランジスタのドレインおよび上記第2のPチャネルトランジスタのドレインと電気的に接続され、
    上記第1の記憶回路に記憶された論理値を表す信号が、上記第1のPチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のPチャネルトランジスタのソースに入力され、
    上記第1の記憶回路に記憶された論理値の反転値を表す信号が、上記第1のNチャネルトランジスタのゲートおよび上記第2のNチャネルトランジスタのソースに入力され、
    上記第2の記憶回路に記憶された論理値を表す信号が、上記トランスファーゲートの入力端子に入力されることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2または3に記載の半導体記憶装置において、
    少なくとも上記切替回路と上記増幅回路と上記第1の記憶回路と上記第2の記憶回路と上記エラー判定回路とで構成された判定回路ブロックがn個(nは2以上の整数)あって、
    上記n個の判定回路ブロックの夫々の上記エラー判定回路の第1,第2のエラー判定回路出力端子が接続された多数決回路を備え、
    上記多数決回路において、上記n個の判定回路ブロックのうち、上記エラー判定回路の上記第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号が出力されない上記判定回路ブロックに対して、上記エラー判定回路の上記第1のエラー判定回路出力端子からの上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが参照されて、参照された上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、上記多数決の結果に基づく信号を上記メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項4に記載の半導体記憶装置において、
    不揮発性メモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
    リファレンスセルとして上記不揮発性メモリセルが複数配置されたリファレンスセルアレイと
    を備え、
    上記メモリセルアレイ中のn個(nは2以上の整数)のメモリセルに同じデータが記憶され、
    上記n個のメモリセルの夫々が、上記n個の判定回路ブロックの上記各切替回路の上記第1の切替回路入力端子に電気的に接続され、
    上記リファレンスセルアレイ中の上記リファレンスセルのいずれか1つが、上記n個の判定回路ブロックの上記各切替回路の上記第2の切替回路入力端子に電気的に接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項4に記載の半導体記憶装置において、
    不揮発性メモリセルが複数配置された第1,第2のメモリセルアレイを備え、
    上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルと上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが対をなし、上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルが第1の記憶状態であれば、上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが第2の記憶状態である一方、上記第1のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルが上記第2の記憶状態であれば、上記第2のメモリセルアレイ中の上記不揮発性メモリセルとが上記第1の記憶状態であって、
    上記第1,第2のメモリセルアレイ中のそれぞれのn個の上記不揮発性メモリセルに同じ値が記憶され、
    上記第1のメモリセルアレイ中のn個の上記不揮発性メモリセルと上記n個の判定回路ブロックの第1の判定回路入力端子とがそれぞれ電気的に接続され、
    上記第2のメモリセルアレイ中のn個の上記不揮発性メモリセルと上記n個の判定回路ブロックの第2の判定回路入力端子とがそれぞれ電気的に接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 1ビットの情報を対で記憶する第1,第2の不揮発性メモリセルと、
    上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す信号としての第1の入力信号を第1の切替回路出力端子から出力し、上記第2の不揮発性メモリセルとしての第2の入力信号を第2の切替回路出力端子から出力する第1のモードか、または、上記第1のモードと同じ上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す上記第1の入力信号を上記第2の切替回路出力端子から出力し、上記第1のモードと同じ上記第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報を表す上記第2の入力信号を上記第1の切替回路出力端子から出力する第2のモードに切り替える切替回路と、
    上記第1のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子から出力された上記第2の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子から出力された上記第1の入力信号の差分に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値を保持する一方、上記第2のモードのときに、上記切替回路の上記第2の切替回路出力端子から出力された上記第1の入力信号に対する上記第1の切替回路出力端子から出力された上記第2の入力信号の差分に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルの対に記憶された1ビットの情報の論理値を保持するためのラッチ回路と、
    上記第1のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号と、上記第2のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表すべき信号とが一致するとき、読出しエラーであると判定するエラー判定回路と
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項7に記載の半導体記憶装置において、
    上記切替回路は、
    上記第1のモードにおいて、上記ラッチ回路の上記第1の入力部に上記第1の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、上記ラッチ回路の上記第2の入力部に上記第2の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、
    上記第2のモードにおいて、上記ラッチ回路の第1の入力部に上記第2の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、上記ラッチ回路の第2の入力部に上記第1の不揮発性メモリセルのドレインを電気的に接続し、
    第3のモードにおいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルのドレインを、上記ラッチ回路の上記第1,第2の入力部から電気的に切り離して、その第1,第2の不揮発性メモリセルのドレインを、上記第1,第2の不揮発性メモリセルを書き換えるための電圧を供給する端子に電気的に接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項7または8に記載の半導体記憶装置において、
    上記第1のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号の値を記憶する第1の記憶回路と、
    上記第2のモードのときに上記ラッチ回路から出力された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値を表す信号の値を記憶する第2の記憶回路と
    を備え、
    上記エラー判定回路は、上記第1の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値または上記第2の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値の少なくとも一方に基づいて、上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号を第1のエラー判定回路出力端子から出力し、上記第1の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値と、第2の記憶回路に記憶された上記第1の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値の反転値との排他的論理和が偽となるとき、第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号として出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項9に記載の半導体記憶装置において、
    少なくとも上記第1,第2の不揮発性メモリセルと上記切替回路と上記ラッチ回路と上記第1の記憶回路と上記第2の記憶回路と上記エラー判定回路とで構成されたメモリ回路ブロックがn個(nは2以上の整数)あって、
    上記n個のメモリ回路ブロックの夫々の上記エラー判定回路の第1,第2エラー判定回路出力端子が接続された多数決回路を備え、
    上記多数決回路において、上記n個のメモリ回路ブロックのうち、上記エラー判定回路の上記第2のエラー判定回路出力端子から上記読出しエラーを表す信号が出力されない上記メモリ回路ブロックに対して、上記エラー判定回路の上記第1のエラー判定回路出力端子からの上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号のみが参照されて、参照された上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号に基づいて多数決が行われ、上記多数決の結果に基づく信号を上記第1,第2の不揮発性メモリセルに記憶された情報の論理値を表す信号として出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項1から10までのいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    全ての素子が薄膜トランジスタにより形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 請求項1から11までのいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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