JP4964310B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、下着等の衣類に止着されて用いられる吸収性物品に関する。
下着に止着するための止着用粘着剤が裏面シートの外面に設けられた吸収性物品が知られている。このような吸収性物品は、止着用粘着剤を利用して下着に止着され、使用後に下着から剥離されて廃棄される。また、止着用粘着剤の形状等を工夫した吸収性物品も知られている。例えば、特許文献1には、幅方向に長い帯状の粘着剤を長手方向に所定ピッチで多数配列して、この集合体から止着用粘着剤を形成した生理用ナプキンが開示されている。
特開2003−10245号公報
ところで、止着用粘着剤を有する吸収性物品を下着から剥離する際に不快な剥離音が発生し易い。
しかしながら、止着用粘着剤の形状等を工夫することにより、吸収性物品を下着から剥離する際の剥離音を低減させる技術は知られていない。特に、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、止着用粘着剤が、幅方向に長い帯状の粘着剤を長手方向に所定ピッチで多数配列して形成されたものであるため、生理用ナプキンを下着から剥離する際に、大きく不規則的な剥離音が発生し易い。
従って、本発明の目的は、衣類に止着するための止着用粘着剤が裏面シートの衣類当接面に設けられている吸収性物品において、衣類から剥離する際の剥離音を低減することができる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、衣類に止着するための止着用粘着剤が、裏面シートの衣類当接面に、少なくとも排泄ポイントから後方部に亘って設けられている吸収性物品であって、前記止着用粘着剤の坪量は、前記排泄ポイントから前記後方部にかけて漸次高くなっている吸収性物品(以下「第1発明」ともいう)を提供することにより前記目的を達成したものである。第1発明は、参考例である。
また、本発明は、衣類に止着するための止着用粘着剤が、裏面シートの衣類当接面に、少なくとも排泄ポイントから後方部に亘って設けられている吸収性物品であって、前記止着用粘着剤の幅は、前記排泄ポイントから前記後方部にかけて漸次狭くなっている吸収性物品(以下「第2発明」ともいう)を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、衣類に止着するための止着用粘着剤が裏面シートの衣類当接面に設けられている吸収性物品において、衣類から剥離する際の剥離音を低減することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。 図2(a)は、第1実施形態の生理用ナプキンの模式的底面図であり、図2(b)は、止着用粘着剤の厚み方向形状を示す模式図である。 図3(a)〜(c)は、それぞれ、第1実施形態の生理用ナプキンにおける止着用粘着剤の厚み方向形状の変形例を示す模式図〔図2(b)相当図〕である。 図4は、本発明の吸収性物品の第2実施形態としての生理用ナプキンを示す模式的底面図〔図2(a)相当図〕である。 図5は、第2実施形態の生理用ナプキンにおける止着用粘着剤5の幅方向形状の変形例を示す模式的底面図〔図2(a)相当図〕である。 図6は、第2実施形態の生理用ナプキンにおける止着用粘着剤5の幅方向形状の別の変形例を示す模式的底面図〔図2(a)相当図〕である。
以下、本発明の吸収性物品を、その第1実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明は、下着等の衣類に止着されて用いられる吸収性物品である。
第1実施形態の吸収性物品は、第1発明の実施形態としての生理用ナプキン1であり、図1及び図2に示すように、縦長の吸収性本体11と、吸収性本体11の各側縁部からそれぞれ側方に延出する一対のウイング部12,12とを備えている。
吸収性本体11は、着用者の肌と当接する液透過性の表面シート2と、下着等の衣類と当接する液不透過性又は液難透過性の裏面シート3とを備えている。両シート2,3間には液保持性の吸収体4が介在配置されている。
吸収体4は、長手方向両端部近傍を除き、等幅となっている。表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の周縁から外方へ延出しており、その延出部において互いに接合されてシール部13を形成している。ウイング部12も、表面シート2及び裏面シート3の延出部から構成されている。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限なく、用いることができる。
表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、例えば、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液不透過性又は撥水性のシートを用いることができ、水蒸気透過性を有するものを用いることもできる。吸収体4としては、例えば、パルプ繊維を堆積させて得られた積繊層、パルプ繊維/レーヨン繊維を原料とする不織布からなるものを用いることができる。
裏面シート3の衣類当接面(外表面)には、図2(a)に示すように、衣類に止着するための止着用粘着剤5が、少なくとも排泄ポイントAから後方部Bに亘って設けられている。本実施形態においては、止着用粘着剤5は、前方部Cから後方部Bに亘って設けられている。
「排泄ポイントA」とは、吸収性本体11における、着用者の排泄部と対向する設計上の領域であり、「後方部B」及び「前方部C」とは、それぞれ、吸収性本体11における、排泄ポイントAよりも後方の領域及び前方の領域である。
止着用粘着剤5の坪量は、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くなっており、詳細には連続的に高くなっている。このように止着用粘着剤5の坪量を高くするには、図2(b)に示すように、止着用粘着剤5の厚みを厚くすればよい。反対に、止着用粘着剤5の坪量を部分的に低くするには、図3(a)に示すように、止着用粘着剤5の厚みを薄くすればよい(詳細は後述)。従って、止着用粘着剤5の厚みの大小は、止着用粘着剤5の坪量の高低を示している。
「漸次高くなっている」とは、止着用粘着剤5を巨視的にみて、止着用粘着剤5の坪量が少しずつ高くなっていることを意味する。止着用粘着剤5には、第1発明の効果を阻害しない範囲で、その一部に坪量一定の領域が存在していてもよく、その一部が長手方向に非連続となっていてもよい。
また、「連続的に高くなっている」とは、「漸次高くなっている」形態のうち、長手方向に非連続ではない形態(文字通り、連続的な形態)を意味する。
本実施形態においては、図2(b)に示すように、止着用粘着剤5の坪量は、前方部Cから後方部Bにかけて漸次高くなっており、詳細には連続的に高くなっている。止着用粘着剤5の幅は一定である。
止着用粘着剤5としては、その種類には特に制限はないが、主に天然ゴム類似の基本構造を有する合成ゴム系のブロック共重合体を用いることが好ましい。そのようなブロック共重合体としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−プロピレン−エチレン共重合体(SEPS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−エチレン共重合体(SEBS)等が挙げられる。止着用粘着剤5は、これらのブロック共重合体から選択される一種又は二種以上のベースポリマーを10〜65重量%、特に30〜50重量%含むことが好ましい。
止着用粘着剤5の塗工方法には特に制限はない。接触式の塗工方法又は非接触式の塗工方法の何れでもよい。接触式の塗工方法としては、例えばコーター方式が挙げられる。非接触式の塗工方法としては、例えばスロットスプレー方式が挙げられる。塗工方法や塗工条件によっては、微視的にみて、止着用粘着剤5が全面的に塗工されない場合がある。例えば、粘着剤をスパイラル形状で塗工位置を少しずつずらしながら塗工すると、未塗工領域を完全になくすことは極めて困難である。しかしながら、未塗工領域があっても巨視的にみて全面的と同視できる程度に塗工されていれば、全面的に塗工されているものとする。
ウイング部12の衣類当接面には、ウイング部粘着剤6が設けられている。ウイング部12は、吸収性本体11の衣類当接面を止着用粘着剤5を利用して衣類に止着した状態で、吸収性本体11の衣類当接面側(衣類側)に折り返し、ウイング部粘着剤6を利用して衣類に止着し、衣類に対する生理用ナプキン1全体の止着力を向上させるものである。
第1実施形態の生理用ナプキン1において、止着用粘着剤5の坪量を漸次高くする形態は、図2(b)に示す形態に制限されない。以下に止着用粘着剤5の形態の変形例を示す。止着用粘着剤5の形態を変更した生理用ナプキン1においても、図2に示す止着用粘着剤5を有する生理用ナプキン1と同様の効果が奏される。
図3(a)に示す止着用粘着剤5の坪量は、前方部Cから排泄ポイントAにかけて漸次低くなっており、詳細には連続的に低くなっている。また、該坪量は、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くなっており、詳細には連続的に高くなっている。
図3(b)に示す止着用粘着剤5の坪量は、前方部Cから排泄ポイントAにかけて漸次高くなっており、詳細には連続的に高くなっている。また、該坪量は、後方部Bにおいて一定となっている。
図3(c)に示す止着用粘着剤5の坪量は、前方部Cから排泄ポイントAにかけて一定となっている。また、該坪量は、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くなっており、詳細には連続的に高くなっている。
第1実施形態の生理用ナプキン1によれば、止着用粘着剤5の坪量が、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くなっているため、止着用粘着剤5の粘着力は、排泄ポイントAから後方部Bに向かって徐々に高くなっている。そのため、例えば、生理用ナプキン1をショーツのクロッチ部から剥離する際に剥離速度が徐々に遅くなるため、剥離音を低減することができる。止着用粘着剤5の坪量が連続的に高くなっていると剥離速度の変化が一層スムーズとなるため、剥離音を一層低減することができる。
なお、剥離速度に変化を生じさせ、剥離音を低下させるには、止着用粘着剤5の粘着力は、100cN/50mm〜800cN/50mmが好ましく、150cN/50mm〜600cN/50mmがより好ましく、200cN/50mm〜400cN/50mmが更に好ましい。粘着力が100cN/50mm未満では、下着への固定性に乏しく、ヨレ/ズレ/交換時の脱落などが起こり易く、粘着力が800cN/50mmを超えると、使用後に下着から外すことが困難となる。また、1個の生理用ナプキンにおける止着用粘着剤5の最小粘着力と最大粘着力との差は、70cN〜600cNが好ましく、100cN〜300cNがより好ましい。かかる差が小さい場合には、剥離速度に変化を与えることが困難であり、かかる差が大きい場合には、剥離が容易に行えなくなる。
止着用粘着剤の粘着力の測定は、テンシロン引張試験機(株式会社エー・アンド・デイ製、型式RTC−1210A)を使用し、チャック間50mm、試験速度300mm/分で行う。サンプルは、吸収性物品(生理用ナプキン)又はその裏面シートのみを幅方向50mm×長手方向200mmの矩形状に切断した後、切断されたものを止着用粘着剤によりカナキン3号(日本規格協会製、70mm×250mm)に貼り付けて、その上面に2kgの円筒型の圧着ロールを1往復させて、カナキン3号に固着して得る。得られたサンプルは、裏面シートとカナキン3号の端部を異なるチャックに固定して測定を行う。止着用粘着剤の(最大)幅が50mmではない場合は、測定値を幅50mmに換算する。また、最小粘着力及び最大粘着力は、それぞれ止着用粘着剤が塗布されている部位における最小値及び最大値とする。
次に、第2発明の吸収性物品の一実施形態である第2実施形態について図面を参照しながら説明する。第2実施形態については、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。同じ部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態の吸収性物品は、第1実施形態と同様に生理用ナプキンであり、止着用粘着剤5の形態が異なる以外は、第1実施形態と同様の構成を有している。
第2実施形態の生理用ナプキン1は、図4に示すように、止着用粘着剤5が、少なくとも排泄ポイントAから後方部Bに亘って設けられている。本実施形態においては、止着用粘着剤5は、前方部Cから後方部Bに亘って設けられている。
止着用粘着剤5の幅は、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次狭くなっており、詳細には連続的に狭くなっている。
「漸次狭くなっている」とは、止着用粘着剤5を巨視的にみて、止着用粘着剤5の幅が少しずつ狭くなっていることを意味する。止着用粘着剤5には、第2発明の効果を阻害しない範囲で、その一部に幅一定の領域が存在していてもよく、その一部が長手方向に非連続となっていてもよい。
また、「連続的に狭くなっている」とは、「漸次狭くなっている」形態のうち、長手方向に非連続ではない形態(文字通り、連続的な形態)を意味する。
本実施形態においては、止着用粘着剤5の幅は、前方部Cから後方部Bにかけて漸次狭くなっており、詳細には連続的に狭くなっている。更に具体的には、止着用粘着剤5は、底辺が前方部Cに位置し、二等辺からなる頂点が後方部Bに位置する二等辺三角形状である。
止着用粘着剤5の坪量は一定となっている。即ち、止着用粘着剤5の厚みは一定となっている。
第2実施形態の生理用ナプキン1によれば、止着用粘着剤5の幅が、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次狭くなっているため、例えば、生理用ナプキン1をショーツのクロッチ部から剥離する際にスムーズに剥離させることができ、剥離音を低減することできる。止着用粘着剤5の幅が連続的に狭くなっていると一層スムーズに剥離することができるので、剥離音を一層低減することができる。
第2実施形態の生理用ナプキン1において、止着用粘着剤5の幅を漸次狭くする形態は、図4に示す形態に制限されない。以下に止着用粘着剤5の形態の変形例を示す。止着用粘着剤5の形態を変更した生理用ナプキン1においても、図4に示す生理用ナプキン1と同様の効果が奏される。
図5に示す止着用粘着剤5は、その内側に未塗工領域があり、いわゆる中抜き形状となっている。具体的には、図4に示す二等辺三角形状の止着用粘着剤5について、その外形形状と相似形の小さい二等辺三角形状の未塗工領域51が存在している。また、換言すると、等幅の二等辺三角形の枠からなる中抜き形状を有している。
尚、このような中抜き形状の止着用粘着剤5における「幅」は、その全体の外形形状における幅を意味する。
図5に示す止着用粘着剤5を有する生理用ナプキン1によれば、生理用ナプキン1を、ショーツのクロッチ部から長手方向に対し斜め方向に剥離したとしても、剥離を阻害する粘着力(剥離方向に直交する方向の止着用粘着剤5の塗工領域の幅にほぼ比例する)がほとんど変わらないため、スムーズに剥離することができ、剥離音がほとんど増加しない。
図6に示す止着用粘着剤5の幅は、前方部Cから排泄ポイントAにかけて漸次広くなっており、詳細には連続的に広くなっている。また、該幅は、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次狭くなっており、詳細には連続的に狭くなっている。
次に、第1発明の特徴と第2発明の特徴を兼ね備えた第3実施形態の生理用ナプキンについて説明する。
前述したように、第1発明の一実施形態である第1実施形態においては、止着用粘着剤5の幅は一定であるが、止着用粘着剤5の坪量を排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くすることにより、前述の効果を奏させている。また、第2発明の一実施形態である第2実施形態においては、止着用粘着剤5の坪量は一定であるが、止着用粘着剤5の幅を排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次狭くすることにより、前述の効果を奏させている。
本発明においては、このような第1発明の特徴と第2発明の特徴とを兼ね備えた構成とすることができる。即ち、第1発明の特徴と第2発明の特徴を兼ね備えた第3実施形態の生理用ナプキンは、止着用粘着剤Aの坪量が、排泄ポイントAから後方部Bにかけて漸次高くなっていると共に、止着用粘着剤5の幅が、排泄ポイントAから後方部にかけて漸次狭くなっている。
このような第3実施形態においては、図2、図3に示す第1実施形態及びその変形例並びに図4〜図6に示す第2実施形態及びその変形例の各構成を適宜組み合わせることができる。
第3実施形態において、第1実施形態の各構成と第2実施形態の各構成との組み合わせには特に制限はないが、製造面から特に好ましい組み合わせとしては、下記の組み合わせが挙げられる。
第1の組み合わせとしては、止着用粘着剤5の幅が、図4に示すように前方部Cから後方部Bにかけて連続的に狭くなっており、止着用粘着剤5の坪量が、図2(b)に示すように前方部Cから後方部Bにかけて連続的に高くなっている組み合わせがある。
第2の組み合わせとしては、止着用粘着剤5の幅が、図6に示すように前方部Cから排泄ポイントAにかけて連続的に広くなっており且つ排泄ポイントAから後方部Bにかけて連続的に狭くなっており、止着用粘着剤5の坪量が、図3(a)に示すように前方部Cから排泄ポイントAにかけて連続的に低くなっており且つ排泄ポイントAから後方部Bにかけて連続的に高くなっている組み合わせがある。
第3実施形態において、前記の第1の組み合わせ及び第2の組み合わせが製造面で好ましい理由は、以下の通りである。
粘着剤の塗工装置において、その塗工幅を増減する構成としては、粘着剤の吐出口への供給速度を一定にしたまま、吐出口の幅を増減する構成が好ましく用いられている。このような構成の粘着剤の塗工装置を用いて、図4に示すように、止着用粘着剤5を、その幅が連続的に狭くなるように塗工すると、結果的に、図2(b)に示すように坪量が連続的に高くなる。
同様に、このような粘着剤の塗工装置を用いて、図6に示すように、止着用粘着剤5を、前方部Cから排泄ポイントAにかけてその幅が連続的に広くなるように塗工し、排泄ポイントAから後方部Bにかけてその幅が連続的に狭くなるように塗工すると、結果的に、図3(a)に示すように、前方部Cから排泄ポイントAにかけて止着用粘着剤5の坪量が連続的に低くなり、排泄ポイントAから後方部Bにかけて止着用粘着剤5の坪量が連続的に高くなる。
このように、第1の組み合わせ及び第2の組み合わせによれば、粘着剤の塗工装置についてその構成や塗工工程に格別な工夫を施すことなく、第3実施形態の生理用ナプキン1における止着用粘着剤5を所定の形態に塗工することができる。
一方、図5に示す中抜き形状の止着用粘着剤5を塗工する場合には、塗工幅はほぼ一定である。そのため、吐出口の幅を一定にしたまま、粘着剤の吐出口への供給速度を増減可能な粘着剤の塗工装置が好ましく用いられる。粘着剤の吐出口への供給速度を低くすればそれに対応して粘着剤の坪量が低くなり、該供給速度を高くすればそれに対応して粘着剤の坪量が高くなる。従って、図5に示す中抜き形状の止着用粘着剤5を塗工する場合には、止着用粘着剤5の坪量を、図2(b)及び図3(a)〜(c)に示す何れの形態でも容易に変化させることができる。
このように構成された第3の実施形態の生理用ナプキン1によれば、第1実施形態(第1発明)の効果及び第2実施形態(第2発明)の効果とが相乗的に奏されるため、一層好ましい。
以上、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。
本発明の吸収性物品が止着される衣類は、ショーツ等の下半身用の下着に制限されず、例えば、他の使い捨ておむつ、シャツ等の上半身用の下着でもよい。
本発明は、生理用ナプキンに制限されず、例えば、パンティライナー、失禁ライナー、失禁パッドにも適用することができる。それ以外にも、使い捨ておむつの内側に固定して用いられる尿パッドや、シャツ等に固定して用いられる母乳パッドにも適用することができる。
本発明の吸収性物品には、その具体的な用途に応じて各種部材を具備していてもよい。例えば、生理用ナプキンや失禁パッドに適用する場合には、吸収性物品の左右両側部に一対の立体ガードを設けることができる。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 吸収性本体
12 ウイング部
13 シール部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 止着用粘着剤
6 ウイング部粘着剤

Claims (3)

  1. 衣類と当接する裏面シート及び吸収体を備えた吸収性本体を具備し、該裏面シートが該吸収体の周縁から外方へ延出する延出部を有し、衣類に止着するための止着用粘着剤が、裏面シートの衣類当接面に、少なくとも排泄ポイントから後方部に亘って設けられており且つ該延出部には設けられていない吸収性物品であって、
    前記止着用粘着剤の幅は、前記排泄ポイントから前記後方部にかけて連続的に狭くなっている吸収性物品。
  2. 前記止着用粘着剤は、前記衣類当接面に、前方部から前記後方部に亘って設けられており、その幅が、該前方部から該後方部にかけ連続的に狭くなっている請求項記載の吸収性物品。
  3. 前記止着用粘着剤は、前記衣類当接面に、前方部から前記後方部に亘って設けられており、その幅が、該前方部から前記排泄ポイントにかけて連続的に広くなっている請求項記載の吸収性物品。
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