JP4596965B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、下着等の衣類に取り付けて用いられる吸収性物品に関する。
裏面シートの外面に、衣類への固定用の粘着剤が施された吸収性物品が知られている。例えば、多数の開孔が形成されたウレタンフォームシートを、粘着剤が塗布された裏面シートと貼り合わせてなる生理用ナプキンが提案されている(特許文献1参照)。このナプキンでは、ウレタンフォームシートの開孔から粘着剤が露出している。このナプキンでは、粘着剤による粘着力と、ウレタンフォームシートによる摩擦力を利用してナプキンを下着に固定している。ウレタンフォームによって十分な摩擦力を得るには、この文献に記載のように、複雑な工程で加工成形する必要がある。また、かつウレタンフォームを用いたナプキンの位置ずれ防止性能は、粘着剤を用いた場合のナプキンの位置ずれ防止性能に比べると不十分である。
また、粘着剤を断続的なドット状やストリップ状のパターンで塗布した生理用ナプキンも提案されている(特許文献2参照)。粘着剤を断続的なパターンで塗布する目的は、ナプキンと下着との接合力を適度に弱めること、及び使用する粘着剤の量を減らすことである。しかし、このナプキンでは、粘着剤の使用量を少なくしていることに起因して、下着に取り付けられている状態のナプキンが、使用者の動作によって位置ずれを起こしやすい。
更に、生理用ナプキンのウイング部に、粘着材料とリリース材料が交互に配置された2列の粘着性パッチを設けることが提案されている。各列の粘着性パッチは、ウイング部を二つ折りしたときに、一方の列の粘着材料が、他方の列のリリース材料に粘着し、また他方の列の粘着材料が、一方の列のリリース材料に粘着するようになっている。しかし、ナプキン本体に塗布されている粘着剤は通常のものであり、該粘着剤に自体には特徴がない。
以上の各ナプキンは、その使用後には下着から引き剥がされて廃棄される。このときに、しばしば不快な剥離音が発生することが知られている。この剥離音を低減させる対策は、これらのナプキンには施されていない。
特開昭62−161363号公報 特表平11−506365号公報 特表平8−504355号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、粘着剤が塗布された領域からなる止着手段が、裏面シートの衣類当接面に設けられている吸収性物品において、
前記領域が、高タック力を有する粘着剤が塗布された高タック力領域と、該粘着剤よりも低タック力を有する粘着剤が塗布された低タック力領域とを有する吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明によれば、吸収性物品の剥離音の主たる発生原因である高タック力を有する粘着剤の使用量が、従来の吸収性物品よりも低減されているので、下着やシャツを始めとする被着体から吸収性物品を引き剥がす際に、剥離音を軽減することが可能となる。また、低タック力を有する粘着剤を、高タック力を有する粘着剤と併用することで、剥離音の軽減と同時に、装着中における吸収性物品の位置ずれの発生を効果的に防止することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明の吸収性物品は、下着等の衣類に取り付けて用いられるタイプのものである。この種の吸収性物品は、一般に、着用者の肌と当接する表面シートと、下着等の衣類と当接する裏面シートとを備えている。表面シートと裏面シートとの間には、液保持性の吸収体が介在配置されている。
表面シート及び裏面シートとしては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限無く用いることができる。例えば表面シートとしては、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シートとしては、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液透過性ないし撥水性のシートを用いることができる。裏面シートは水蒸気透過性を有していてもよい。吸収性物品は更に、該吸収性物品の具体的な用途に応じた各種部材を具備していてもよい。そのような部材は当業者に公知である。例えば吸収性物品を生理用ナプキンや失禁パッド等に適用する場合には、吸収性物品の左右両側部に一対の立体ガードを配置することができる。
吸収性物品における裏面シートの衣類当接面には、該吸収性物品を、ショーツ等の下着などの衣類に固定するための止着手段が設けられている。該止着手段としては粘着剤が用いられる。つまり、裏面シートの衣類当接面に粘着剤が塗布されて、その塗布領域が止着手段として機能する。
通常の吸収性物品においては、止着手段として1種類の粘着剤が用いられている。これに対して本発明の吸収性物品は、粘着力の異なる2種以上の粘着剤を用いている点に特徴の一つがある。粘着力の異なる各粘着剤は、それぞれ独立に、つまり重ね塗りされることなく、裏面シートの衣類当接面に塗布されている。
粘着力の異なる2種以上の粘着剤として、本発明においては、高タック力を有する粘着剤(以下、高タック力粘着剤という)と、該高タック力粘着剤よりも低タック力を有する粘着剤(以下、低タック力粘着剤という)とを用いている。高タック力粘着剤は、該粘着剤のみを用いて吸収性物品を衣類に固定した場合に、該吸収性物品が衣類から剥離しない程度に高いタック力を有している粘着剤である。例えば従来の吸収性物品の止着手段として用いられてきた粘着剤は、高タック力粘着剤の範疇に入る。
一方、低タック力粘着剤は、該粘着剤のみを用いて吸収性物品を衣類に固定した場合に、該吸収性物品が衣類から剥離してしまう程度に低いタック力を有している粘着剤である。タック力の低さのゆえ、低タック力粘着剤は、従来の吸収性物品における止着手段としては用いられていなかった。
本発明は、タック力の低い粘着剤であっても、剪断方向の摩擦力は高いという知見に基づきなされたものである。吸収性物品の剥離音の軽減のためには、該剥離音発生の主たる原因であるタック力の高い粘着剤の使用量を低減させればよい。しかし、タック力の高い粘着剤の使用量を単に低減させただけでは、吸収性物品が下着等の衣類から剥離することを防止できても、使用者の動作に起因する吸収性物品の位置ずれを防止することは容易ではない。吸収性物品の位置ずれを防止するためには、剪断方向の摩擦力が高い材料を、裏面シートの衣類当接面に配することが有利である。例えば、ラバーシートなどを裏面シートの衣類当接面に貼り付けて摩擦力を高める方法が考えられる。しかし、そのような方法を採用すると、吸収性物品の製造設備に大幅な変更を加える必要があり、しかも製造工程が煩雑になる。また製造経費の点からも有利ではない。このような状況下、本発明者らは意外にも、タック力の低い粘着剤であっても、吸収性物品の位置ずれを防止するに足る摩擦力を有していることを知見した。粘着剤の塗布工程は、既存の製造設備に備わっているものなので、従来用いられてきたタック力の高い粘着剤に加えてタック力の低い粘着剤を併用することで、既存の製造設備に大幅な変更を加えることなく、吸収性物品の剥離音の軽減と同時に裏面シートの衣類当接面の摩擦力の向上を図ることができる。
粘着剤のタック力を評価するには、一般にプローブタック試験に基づく数値が用いられる。測定方法は次の通りである。試験装置として(株)レスカ製TACKING TESTERを用いる。先ず粘着剤を、厚み25μmのポリエチレンテレフタレート製のフィルムに、50μmの厚みで幅20mm程度塗布して試験片を得る。この試験片を前記測定装置にセットする。測定は、プローブ直径5mm、荷重150g/cm2、接触面積5秒、速度5mm/分の条件で実施する。尚、測定は、23℃、65%RHの環境下で実施する。測定値は3回の平均とする。
高タック力粘着剤は、前記のプローブタック試験に基づく数値が100g〜500g、特に350g〜450gであることが、吸収性物品を確実に下着等の衣類に固定し得る点から好ましい。一方、低タック力粘着剤は、前記のプローブタック試験に基づく数値が1g〜80g、特に10g〜60gであることが、十分な摩擦力を維持しつつ粘着性を低めることができる点から好ましい。
高タック力領域と低タック力領域との面積比は、吸収性物品の剥離音と、吸収性物品と衣類との摩擦力とのバランスに影響する。高タック力領域の面積が、低タック力領域の面積に比較して相対的に小さくなると、剥離音が小さくなり、摩擦力も大きくなるが、衣類への粘着性が小さくなる。逆に、高タック力領域の面積が、低タック力領域の面積に比較して相対的に大きくなると、衣類への粘着性が大きくなるが、剥離音も大きくなってしまう。これらの観点から、高タック力領域と低タック力領域との面積比(高タック力領域対低タック力領域)は、9対1〜1対9、特に1対1〜1対4であることが好ましい。
高タック力領域及び低タック力領域の形状や配置位置に特に制限はない。両領域の形状や配置位置は、剥離音の低減と、十分な摩擦力の確保とのバランスを勘案して決定される。吸収性物品を衣類に確実に固定する観点からは、吸収性物品の最も前後端部寄りの位置それぞれに高タック力領域が形成されており、これら2つの高タック力領域間に低タック力領域が形成されていることが好ましい。或いは、吸収性物品の最も両側縁部寄りの位置それぞれに高タック力領域が形成されており、これら2つの高タック力領域間に低タック力領域が形成されていることが好ましい。更に、吸収性物品の最も前後端部寄りの位置それぞれと、最も両側縁部寄りの位置それぞれの合計4カ所に位置に高タック力領域が形成されており、これら高タック力領域によって取り囲まれる位置に、低タック力領域が形成されていてもよい。吸収性物品の周縁部に沿って、閉じた環状の高タック力領域を形成し、その環の内部に低タック力領域を形成していてもよい。
図1には、本発明を生理用ナプキンに適用した一実施形態の斜視図が示されている。同図は、ナプキン10をその裏面シート側からみた図である。ナプキン10は、縦長の吸収性本体11と、該吸収性本体の各側縁部からそれぞれ側方に延出する一対のウイング部12とを備えている。吸収性本体11は、表面シート(図示せず)及び裏面シート13を有している。両シート間には吸収体(図示せず)が介在配置されている。表面シート及び裏面シート13は、吸収体の周縁から外方へ延出しており、その延出部において互いに接合されてシール部14を形成している。ウイング部12も、表面シート及び裏面シート13の延出部から構成されている。裏面シート13の衣類当接面には粘着剤が塗布されている。粘着剤はナプキン10の一方向、具体的には幅方向に延びる多条の筋状に連続的に塗布されている。そして粘着剤は、ナプキン10の長手方向に所定間隔を置いて断続的に塗布されている。粘着剤は、ナプキンの前端部から後端部にわたって塗布されている。
ナプキン10の最も前後端部寄りの位置にそれぞれ塗布されている粘着剤は、高タック力粘着剤である。つまり、ナプキン10の最も前後端部寄りの位置それぞれに、高タック力領域15が形成されている。低タック力領域16は、これら2つの高タック力領域15に挟まれるように形成されている。
ナプキン10のウイング部12においては、吸収性本体11における裏面シート13の衣類当接面からの延長面上に粘着剤17が塗布されている。粘着剤17は、ナプキン1の長手方向に延びる多条の筋状に塗布されている。粘着剤17の粘着力は、高タック力領域15に塗布されている高タック力粘着剤の粘着力と概ね同等になっている。
図1に示すナプキン10によれば、剥離音発生の主たる原因である高タック力粘着剤の使用量が低減されているので、剥離音の軽減が図られる。また、ナプキン10の前後端部が、高タック力領域15によって確実に衣類に固定されるので、ナプキン10の着用中に、衣類からナプキン10が剥離することが効果的に防止される。更に2つの高タック力領域15間に形成された低タック力領域16によって十分な摩擦力が発生し、ナプキン10の装着中に、使用者の動作に起因してナプキン10に外力が加わっても、その位置ずれが効果的に防止される。
本実施形態においては、高タック力粘着剤及び低タック力粘着剤の塗布量は臨界的ではない。従来のナプキンにおける粘着剤の塗布量と同程度の塗布量で十分である。具体的には、各粘着剤とも、一般に20〜1000g/m2、特に150〜500g/m2の塗布量で塗布される。塗布の方法に制限はなく、従来と同様の方法を用いることができる。例えば、一面が剥離処理されたシートにおける剥離処理面上に、高タック力粘着剤及び低タック力粘着剤を、図1に示す塗工パターンで塗布した後、該シートをその粘着面が裏面シートに対向するように該裏面シートに貼り付け、各粘着剤を裏面シートへ転写することで、高タック力領域15及び低タック力領域16が形成される。
各粘着剤としては、主に天然ゴム類似の基本構造を有する合成ゴム系のブロック共重合体を用いることが好ましい。そのようなブロック共重合体としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−プロピレン−エチレン共重合体(SEPS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−エチレン共重合体(SEBS)等が挙げられる。粘着剤は、これらのブロック共重合体から選択される一種又は二種以上のベースポリマーを10〜65重量%、特に30〜50重量%含むことが好ましい。
図2ないし図5には、本発明を他の形態のナプキンに適用した例が示されている。図2に示すナプキン10においては、ナプキン10の長手方向前後端部に高タック力領域15がそれぞれ形成されている。そして、各高タック力領域15から所定の距離を置いて、高タック力領域15間に低タック力領域16が形成されている。高タック力領域15及び低タック力領域16は何れも、ナプキン10の幅方向に延びる多条の筋状に、高タック力粘着剤及び低タック力粘着剤がそれぞれ塗布されることで形成されている。
図3に示すナプキン10においては、ナプキン10の長手方向前後端部に高タック力領域15がそれぞれ形成されている。そして、各高タック力領域15から所定の距離を置いて、高タック力領域15間に2つの低タック力領域16が形成されている。2つの低タック力領域16間は粘着剤の塗布されていない非塗工領域18になっている。非塗工領域18は、ナプキン10の長手方向のほぼ中央部に位置している。
図4に示すナプキン10は、高タック力領域15及び低タック力領域16の全体からなる粘着剤の塗工領域の輪郭が、ナプキン10の前側(同図中、左下側)に向かうに連れて先細りの形状となっている。塗工領域の輪郭をこのような形状とすることで、ナプキン10の前側からナプキン10を引き剥がすときに、通常よりもスムーズな引き剥がしが可能となるという利点がある。なお、本実施形態においても、これまでに説明した実施形態と同様に、高タック力領域15は、ナプキン10の長手方向前後端部にそれぞれ形成されている。そして、高タック力領域15間に低タック力領域16が形成されている。
図5に示すナプキン10は、これまで説明したナプキンと異なりウイング部を備えていない。ナプキン10においては、ナプキン10の長手方向前後端部に高タック力領域15がそれぞれ形成されている。そして、各高タック力領域15から所定の距離を置いて、高タック力領域15間に2つの低タック力領域16が形成されている。2つの低タック力領域16間には、第2の高タック力領域15Aが形成されている。第2の高タック力領域15Aは、ナプキン10の長手方向のほぼ中央部に位置している。高タック力領域15における粘着剤と、第2の高タック力領域15Aにおける粘着剤は、粘着力が同じでもよく、或いは異なっていても良い。何れの場合であっても、低タック力領域16における粘着剤よりは粘着力が高くなっている。
図6に示すナプキン10は、これまで説明したナプキンと異なり、粘着剤が、ナプキン10の長手方向に延びる多条の筋状に連続的に塗布されており、それによって高タック力領域15及び低タック力領域16が何れも、ナプキン10の長手方向に延びる多条の筋状に形成されている。高タック力領域15と低タック力領域16とは交互に形成されている。
ナプキン10の最も両側縁部寄りの位置にそれぞれ塗布されている粘着剤は、高タック力粘着剤である。つまり、ナプキン10の最も両側縁部寄りの位置それぞれに、高タック力領域15が形成されている。2つの低タック力領域16は、これら2つの高タック力領域15に挟まれるように形成されている。2つの低タック力領域16よって挟まされている中央の高タック力領域15は、ナプキン10の縦中心線にほぼ沿って形成されている。
図7に示すナプキンは、図6に示すナプキンと同様に、高タック力領域15及び低タック力領域16が何れも、ナプキン10の長手方向に延びる多条の筋状に形成されている。ナプキン10の最も両側縁部寄りの位置それぞれに、高タック力領域15が形成されており、これら2つの高タック力領域15に挟まれるように低タック力領域16が形成されている点も図6に示すナプキンと同様である。但し、本実施形態のナプキンにおいては、図6に示すナプキンと異なり、ナプキン幅方向の中央部に、低タック力領域16が形成されている。低タック力領域16を、ナプキン幅方向の中央部に形成することで、図6に示すナプキンでは奏されない中央部の剥離がスムーズで、且つずれ止め性能(固定性とずれ防止性)を兼ね備えたナプキンが得られるという効果が奏される。
なお、図2ないし図7に示す実施形態のナプキンに関し、特に説明しない点については、図1に示すナプキンに関する説明が適宜適用される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記の各実施形態では、本発明の適用例の一つとして下着に固定して用いられる吸収性物品である生理用ナプキンを挙げたが、本発明は他の吸収性物品にも同様に適用できる。例えば生理用ナプキンと同様に下着に固定して用いられる吸収性物品であるパンティライナ、失禁ライナ、失禁パッド等にも本発明を適用できる。また使い捨ておむつの内側に固定して用いられる尿パッドにも本発明を適用できる。更にシャツ等に固定して用いられる母乳パッドにも本発明を適用できる。
また、前記の各実施形態では、高タック力粘着剤及び低タック力粘着剤の2種類の粘着剤を用いたが、これに代えて、粘着力が、高タック力粘着剤と低タック力粘着剤との間にある1種又は2種以上の粘着剤を更に用いてもよい。
また、前記の各実施形態では、高タック力粘着剤及び低タック力粘着剤は何れも一方向に延びる筋状に塗布されていたが、これに代えて、多数の小塗布部(例えば小円形状や小矩形状の塗布部)が散点状に形成されるように、これらの粘着剤を塗布してもよい。或いは、スパイラル状、ビード状、コントロールウエブ状等のランダムパターンで、これらの粘着剤を塗布することもできる。ランダムパターンで粘着剤を塗布する場合には、高タック力粘着剤と低タック力粘着剤とが、ランダムパターンの交点で重なるが、そのような重なりの箇所が生じても本発明の効果が損なわれるものではない。
本発明の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。 本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを、裏面シート側からみた斜視図(図1相当図)である。
符号の説明
10 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 吸収性本体
12 ウイング部
13 裏面シート
14 シール部
15 高タック力粘着剤
16 低タック力領域

Claims (8)

  1. 粘着剤が塗布された領域からなる止着手段が、裏面シートの衣類当接面に設けられている吸収性物品において、
    前記粘着剤が、粘着力の異なる2種以上の粘着剤からなり、前記領域が、高タック力を有する粘着剤が塗布された高タック力領域と、該粘着剤よりも低タック力を有し、かつ吸収性物品の位置ずれを防止するに足る剪断方向の摩擦力を有する粘着剤が塗布された低タック力領域とを有する吸収性物品。
  2. 前記粘着剤が連続的に塗布されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記高タック力領域及び前記低タック力領域が何れも、一方向に延びる筋状に形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 吸収性物品の最も前後端部寄りの位置それぞれに、又は最も両側縁部寄りの位置それぞれに、前記高タック力領域が形成されており、二つの該高タック力領域間に前記低タック力領域が形成されている請求項1ないし3何れかにの記載の吸収性物品。
  5. 吸収性物品の最も前後端部寄りの位置それぞれに、前記高タック力領域が形成されている請求項4記載の吸収性物品。
  6. 吸収性物品の最も両側縁部寄りの位置それぞれに、前記高タック力領域が形成されている請求項4記載の吸収性物品。
  7. 前記高タック力を有する粘着剤のプローブタック試験に基づく数値が100g〜500gであり、前記低タック力を有する粘着剤のプローブタック試験に基づく数値が1g〜80gである請求項1ないし6の何れかに記載の吸収性物品。
  8. 高タック力領域と低タック力領域との面積比(高タック力領域対低タック力領域)が1対1〜1対4である請求項1ないし7の何れかに記載の吸収性物品。
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