JP4962335B2 - 埋込みデータを復元するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データを人の目に見えにくいように埋め込んだ画像を画面に表示して撮影及び認識する技術に関する。
人の目に見えにくいように画像にデータを埋め込む従来技術として、特許文献1に開示されている技術がある。
この従来技術では、埋込み対象の入力画像の黄色コンポーネントが所定サイズのブロックに分割され、隣接ブロックの平均濃度差の大小関係に基づいて誤り訂正データが付加されたデータが繰り返し埋め込まれる。
データが埋め込まれた画像からのデータの取得は、まず隣接ブロックの平均濃度の大小関係から繰り返し埋め込まれたデータ(元のデータに誤り訂正データが付加されたデータ)を取得し、次に多数決及び誤り訂正を行うことで実現できる。多数決を行うことでデータ内の誤りの個数を削減し、誤り訂正を行うことでデータ内の誤りを補正して元のデータ取得することができる。
多数決及び誤り訂正により正しくデータを取得できるようにしていることから、埋め込まれた画像を紙面に印刷したり画面に表示させて、カメラなどの画像入力手段で取り込んだ画像からも埋め込まれたデータを取得することを可能にしている。
特開2004−349879号公報
しかし、上記従来のデータ埋込み方法では、印刷や表示などの画像出力手段とカメラなどの画像入力手段を介して取得された、元の画像に対して画質が劣化した画像から埋め込まれているデータを正しく取得可能とするために、誤り訂正用のデータを付与したり同じデータを繰り返し埋め込む処理を行う必要があるため、実際に埋め込むことができるデータサイズには制約があり増やすことが困難であるという問題点を有していた。
本発明の課題は、埋込み画像を画面に表示する用途において、従来の何倍ものデータを埋め込み取得することを可能にすることにある。
本発明の第1の態様は、データを画像に視認できないように埋め込む方法、装置、又はプログラムを前提とする。
データ分割ステップでは、埋込み対象データが所定の長さ単位で複数の部分データに分割される。このステップでは例えば、埋込み対象データが所定の長さ単位で切り取られ、その切り取られた各データが各部分データとして出力される。また、このステップでは例えば、埋込み対象データが所定の長さ単位で切り取られ、その切り取られた各データに対して所定の可逆的なデータ変換操作が行われ、その結果得られる各変換データが各部分データとして出力される。また、このステップでは例えば、切り取った各データの同じ切り取り部分が冗長的に複数の部分データに含まれるように各部分データの生成が行われる。
データ埋込みステップでは、分割された各部分データが、分割位置を特定するための位置情報と共に複数の入力画像にそれぞれ埋め込まれ、分割個数分の埋込み画像が生成される。このとき、複数の入力画像は例えば、1枚の静止入力画像をコピーして得た同じ静止
画像である。また、複数の入力画像は例えば、入力動画像を構成する複数のフレーム画像である。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様によって埋込み対象データが複数の部分データとして埋め込まれた埋込み画像を表示するための方法、装置、又はプログラムを前提とする。
この態様においては、表示ステップにおいて、埋込み画像が所定の表示順序及び所定の表示時間間隔で、表示装置の画面に順次表示される。この表示ステップでは例えば、埋込み画像間の画素値の差ができる限り小さくなる順序で埋込み画像が表示される。また、kの表示ステップでは例えば、埋込み画像がランダムな順序で表示される。
本発明の第3の態様は、本発明の第2の態様によって表示された表示画像から各部分データを抽出し、埋込み対象データを復元するための方法、装置、又はプログラムを前提とする。
画像入力ステップでは、表示画像が所定の撮影時間間隔で撮影される。
データ抽出ステップでは、その撮影された画像から埋め込まれた部分データ及び位置情報が抽出される。
データ結合ステップでは、その抽出された位置情報が判定されながら、全ての部分データ及び位置情報の取得が終了するまで画像入力ステップとデータ抽出ステップが繰り返し実行され、その後、抽出された位置情報に基づいて抽出された部分データが結合されて埋込み対象データが復元される。この場合に、位置情報は例えば、少なくとも各部分データの結合順序に関する情報を含み、データ結合ステップでは、その位置情報が示す結合順序が判定されることにより、結合順序の異なる各部分データが予め定めておいた分割個数分抽出された時点で全ての部分データの抽出が完了したと判断され、各部分データが結合順序に基づいて結合される。また、位置情報は例えば、少なくとも各部分データの分割個数と結合順序に関する情報を含み、データ結合過程では、その位置情報が示す分割個数及び結合順序が判定されることにより、結合順序の異なる各部分データが分割個数分抽出された時点で全ての部分データの抽出が完了したと判断され、各部分データが結合順序に基づいて結合される。また、位置情報は例えば、少なくとも各部分データの結合順序に関する情報を含むと共に、その結合順序が先頭の部分データに対応する位置情報は、更に各部分データの分割個数に関する情報を含み、データ結合ステップでは、その位置情報が示す分割個数及び結合順序が判定されることにより、結合順序の異なる各部分データが分割個数分抽出された時点で全ての部分データの抽出が完了したと判断され、各部分データが結合順序に基づいて結合される。
上記本発明の第2及び第3の態様の構成において、撮影時間間隔は表示時間間隔より短いように構成することができる。
本発明によれば、データを埋め込んだ画像を画面に表示して撮影・認識させる際に、画像の表示領域を増やすことなく、従来と同じ画像を使用して埋め込めるデータ量を何倍にも拡張することが可能となる。
従来は1つの画像に埋め込めるデータは数十ビット程度であり十桁程度の番号を埋め込める程度であったが、本発明ではメールアドレスやURLのように大きいデータを表示画像に埋め込むことが可能となり、表示画像を使って多様なデータを提供することが可能となる。
本発明によれば、画像に埋め込まれるデータに対して可逆的な変換処理を施すことにより、データの秘匿性を高めることが可能となる。
本発明によれば、データを動画像の連続するフレームに埋め込むことが可能となり、動画像を通じて多彩なデータ提供を実現することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態の共通構成図
図1は、本発明の第1〜第3の各実施形態に共通の機能ブロック図である。
埋め込むデータはデータ分割部101に入力し、ここで分割されたn個の部分データと位置情報がデータ埋込み部102に出力される。
データ埋込み部102は、データ分割部101から入力された部分データと位置情報を、順に入力画像に埋め込み、n個の埋込み画像を画像格納部103に出力して保存する。
表示制御部104は、画像格納部103に格納されているn個の埋込み画像を所定の順序で繰り返し読み出し、表示部105にその画像をT1秒間ずつ表示する。
画像入力部106は、表示部105に表示された埋込み画像をT2秒間隔で撮影し、撮影画像をデータ抽出部107に出力する。
データ抽出部107は、画像入力部106から入力された撮影画像をデコードして部分データ及び位置情報を抽出し、両者をデータ格納部108に格納する。全ての部分データと位置情報のデコードが終了した時点で、データ結合部109にデコード終了を通知する。
データ結合部109は、データ格納部108に格納されている部分データと位置情報を読み出し、元の埋込みデータに結合して出力する。
本発明の第1の実施形態
図1の構成に基づく本発明の第1の実施形態の動作について、以下に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態の動作原理を示す図である。
まず、図1のデータ分割部101が、図2の201として示されるように、画像に埋め込む元データCをn個(nは2以上の整数)の部分データC1〜Cn(図2ではn=4)に分割する。
次に、図1のデータ埋込み部102が、図2の202として示されるように、分割で得られる各部分データC1〜Cnに、位置情報P1〜Pnをそれぞれ付与する。
更に、データ埋込み部102が、図2の203として示されるように、埋め込む対象の画像をn個コピーし、各コピー画像に部分データC1〜Cnとその部分データの位置を特定するための位置情報P1〜Pnをそれぞれ埋め込む。
部分データの大きさは、位置情報と合わせて画像に埋込みが可能な大きさになるように設定される。
これにより、データ埋込み部102にて、図2の204として示されるように、同じ画像に異なる部分データと位置情報が埋め込まれたn個の埋込み画像E1〜Enが生成され、図1の画像格納部103に格納される。
次に、図1の表示制御部104は、部分データが埋め込まれたn個の埋込み画像E1〜Enを、画像格納部103から順次読出しながら、図1の表示部105の画面上の同じ位
置に、図2の205として示されるように、T1秒づつ順に表示する。これにより、人の目には一つの画像が所定の位置に静止して表示されているように見えるが、実際は同じ画像のコピーに部分データが埋め込まれたn個の画像E1〜Enが、T1秒ごとに順に切り替わりながら繰り返し表示されている状態となる。
一方、携帯電話機等に組み込まれる図1の画像入力部106、データ抽出部107、データ格納部108、及びデータ結合部109は、以下の動作を実行する。
まず、画像入力部106は、上記のように表示部105に表示された埋込み画像をT2秒間隔で撮影する。
次に、データ抽出部107は、上述の撮影された埋込み画像に埋め込まれている部分データC1〜Cn及びそれぞれの部分データに対応する位置情報P1〜Pnを順次抽出し、データ格納部108に格納する。
この場合、図2の206として示されるように、T2秒間隔の撮影毎に、E1〜E4の各画像が順次撮影され、その都度、埋め込まれた部分データC1〜Cnの取得に成功したり失敗したりしながら、各部分データが徐々に取得されてゆく。
この結果、例えば分割数nが予め固定値であれば、データ抽出部107は、n個の部分データC1〜Cnが全て取得されたことを認識した時点で、データ結合部109に通知を行う。
データ結合部109は、データ格納部108に格納されている部分データC1〜Cn、及びそれと共に格納されている位置情報P1〜Pnに基づいて、部分データを結合することにより、元の埋込みデータを取得し、出力する。
図3は、図1のデータ分割部101において実行される、本発明の第1の実施形態におけるデータ分割方式の説明図である。
Mビットの元データが、K1〜Knビットのn個の部分データC1〜Cnに分割される。Mは、K1からKnの合計に等しくなる。
分割された部分データのビット数K1〜Knは、部分データと共に埋め込まれる位置情報とを合わせて画像に埋め込める大きさに決める必要がある。画像に埋め込むことができるビット数をP、部分データC1〜Cnに対する位置情報P1〜Pnのビット数をそれぞれS1〜Snとすると、i番目(1≦i≦n)の部分データと位置情報について、下記数1式が満たされるようにKiとSiを決める必要がある。
[数1]
Ki+Si≦P

図4は、本発明の第1の実施形態における部分データC1〜Cnと位置情報P1〜Pnの第1の構成例を示す図である。
この構成例では、元データが同じ大きさの部分データC1〜Cnに分割され、位置情報P1〜Pnとして、「1」〜「n」の部分データ番号が使用される。
分割数をnとすると、位置情報(分割データ番号)に必要なビット数Sは、下記数2式のようにして求まる。
[数2]
S=ceil(log2(n))

部分データのビット数Kは、下記数3式によって求まる。
[数3]
K=P−S

また、埋め込めるデータの最大ビット数Mは、下記数4式によって求まる。
[数4]
M=K×n=(P−ceil(log2(n)))×n

数2式及び数4式において、ceil()は、括弧内の値の小数点以下を切り上げて整数化する処理、log2()は、2を底として括弧内の数字の対数を計算する処理を意味する。
n=4個、P=100ビットとした場合、S=2ビット、K=98ビット、M=392ビットとなる。
図5は、本発明の第1の実施形態における部分データC1〜Cnと位置情報P1〜Pnの第2の構成例を示す図である。
この構成例では、元データが同じ大きさの部分データC1〜Cnに分割され、位置情報P1〜Pnとして、部分データ番号及び分割数が使用される。
分割数をnとすると、位置情報(部分データ番号及び分割数)に必要なビット数Sは、下記数5式のようにして求まる。
[数5]
S=ceil(log2(n))×2

部分データのビット数Kは、前述の数3式によって求まり、埋め込めるデータの最大ビット数Mは、下記数6式によって求まる。
[数6]
M=K×n=(P−ceil(log2(n))×2)×n

n=4個、P=100ビットとした場合、S=4ビット、K=96ビット、M=384ビットとなる。
図6は、本発明の第1の実施形態における部分データC1〜Cnと位置情報P1〜Pnの第3の構成例を示す図である。
この構成例では、元データが先頭の部分データC1以外は同じ大きさの部分データC2〜Cnに分割され、位置情報Piとして先頭の部分データC1には部分データ番号及び分割数、先頭以外の部分データC2〜Cnにはデータ番号が設定される。
分割数をnとすると、先頭の部分データC1の位置情報P1(部分データ番号及び分割数)に必要なビット数S1は、下記数7式のようにして求まる。
[数7]
S1=ceil(log2(n))×2

先頭の部分データのビット数K1は、下記数8式によって求まる。
[数8]
K1=P−S1

先頭以外の部分データC2〜Cnの位置情報P2〜Pn(部分データ番号)にそれぞれ必要なビット数S2は、下記数9式のようにして求まる。
[数9]
S2=ceil(log2(n))

先頭以外の部分データのビット数K2は、下記数10式によって求まる。
[数10]
K2=P−S2

この結果、埋め込めるデータの最大ビット数Mは、下記数11式によって求まる。
[数11]
M=K1+K2×(n−1)=P×n−ceil(log2(n))×(n+1)

n=4個、P=100ビットとした場合、S1=4ビット、K1=96ビット、S2=2ビット、K2=98ビット、M=390ビットとなる。
図7は、図1のデータ埋込み部102が実行する、本発明の第1の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。
まず、データ埋込み部102は、入力データのビット数Mと画像に埋め込むことができるビット数P、及び予め決めておいた位置情報P1〜Pnの構成に基づいて、分割数nと部分データC1〜Cnのビット数K1〜Knと、各部分データC1〜Cnの位置情報P1〜Pnのビット数S1〜Snを決定する(図7のステップS701)。部分データC1〜Cnと位置情報P1〜Pnの構成は、前述した図4〜図6の3種類のデータ構成例の中から選択しておく。
次に、データ埋込み部102は、入力データを先頭からK1〜Knビットでn分割して、部分データC1〜Cnを生成する(図7のステップS702)。
次に、データ埋込み部102は、部分データ番号を示す変数iを1即ち先頭の部分データを示す値に設定する(図7のステップS703)。
次に、データ埋込み部102は、部分データ番号i及び分割数nを特定するための位置情報Piを生成する(図7のステップS704)。
次に、データ埋込み部102は、入力画像をコピーした画像に対して、部分データCi及び位置情報Piの埋込みを行い、両者が埋め込まれた画像Eiを生成し、図1の画像格納部103に格納する(図7のステップS705)。
次に、データ埋込み部102は、部分データ番号iに1を加え、次の部分データを示す値に設定する(図7のステップS706)。
そして、データ埋込み部102は、部分データ番号iが分割数nを超えていた場合には、全ての部分データの埋込みが完了したと判断して埋込み処理を終了し(図7のステップS707の判定がYes)、部分データ番号iが分割数n以下の場合には、処理をステップS704に戻す(ステップS707の判定がNo)。
以上のデータ埋込み部102の処理により、入力画像への入力データの埋込みが行われ
、入力データをn個に分割した部分データC1〜Cnと位置情報P1〜Pnを埋め込んだ画像E1〜Enが生成される。
図8は、図1の表示制御部104によって実行される、本発明の第1の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャートである。
まず、表示制御部104は、埋込み画像の表示順序を決定する(図8のステップS801)。表示順序は分割した順に表示してもよいが、画像の見栄えを向上させるため、埋込み画像間の画素差が最小となる順序やランダムな順序を選択することができる。
次に、表示制御部104は、表示する埋込み画像数を示す変数iを1に設定する(図8のステップS802)。
次に、表示制御部104は、表示順序に基づき、表示する埋込み画像の番号kを取得する(図8のステップS803)。埋込み画像kは、部分データ番号kの部分データCkに対応する。
次に、表示制御部104は、k番目の埋込み画像Ekを図1の表示部105の画面に表示する(図8のステップS804)。表示制御部104は、次の埋込み画像を表示する際には、その画像を画面上の同じ位置に表示する。
次に、表示制御部104は、埋込み画像Ekを表示してからT1秒経過するまで待つ(図8のステップS805)。T1秒の間埋込み画像Ekが画面に表示された状態となる。
次に、表示制御部104は、外部より表示終了の指示があった場合には表示処理を終了し(図8のステップS806の判定がYes)、表示終了の指示がない場合場合には処理を図8のステップS807に進める(ステップS806の判定がNo)。
続いて、表示制御部104は、表示する埋込み画像数を示す変数iに1を加える(図8のステップS807)。
次に、表示制御部104は、表示する埋込み画像数を示す変数iが分割数nを超えている場合には(図8のステップS808の判定がYes)、処理を図8のステップS802に戻して再度埋込み画像E1〜Enの表示を行い、変数iが分割数n以下の場合には(ステップS808の判定がNo)、処理を図8のステップS803に戻して次の埋込み画像Eiの表示を行う。
以上の表示制御部104の処理により、埋込み画像E1〜Enが画面の同じ位置に、T1秒ごとに切り替わりながら繰り返し画面に表示される。
図9は、図1の画像入力部106、データ抽出部107、及びデータ結合部109によって実行される、本発明の第1の実施形態における埋込み画像の撮影・認識処理の動作フローチャートである。
まず、図1の画像入力部106が表示部105の画面に表示されている埋込み画像を撮影し、続いて、図1のデータ抽出部107が、埋め込まれている部分データと位置情報を取り出すためのデコード処理を行う(図9のステップS901)。
次に、データ抽出部107は、デコードに成功した場合には処理を図9のステップS903に進め(図9のステップS902の判定がYes)、デコードに失敗した場合には処理を図9のステップS908に進める(ステップS902の判定がNo)。
データ抽出部107は、デコードに成功した場合には、デコード結果として部分データと位置情報を取得する(図9のステップS903)。
次に、データ抽出部107は、位置情報から部分データ番号と分割数nを取得する(図
5のデータ構成例の場合)。なお、分割数が事前に固定的に決められるデータ構成例の場合(図4の場合)には、位置情報には分割数nは含まれない。また、先頭の部分データの場合のみ分割数が付与される方式が採用される場合(図6のデータ構成例の場合)には、部分データ番号が1即ち先頭の場合のみ分割数nが取得される(以上、図9のステップS904)。
次に、データ抽出部107は、デコードした部分データを部分データ番号と共に図1のデータ格納部108に格納して保持する。位置情報に分割数が含まれる場合には分割数も保持される(以上、図9のステップS905)。
次に、データ抽出部107は、分割数nに基づいて全ての部分データのデコードが成功したか否かを確認し(図9のステップS906)、全ての部分データが取得できていれば処理を図9のステップS907に進め(ステップS906の判定げYes)、未取得の部分デーが残っている場合には処理を図9のステップS908に進める(ステップS906の判定がNo)。
データ抽出部107にて全ての部分データが取得できた場合には、図1のデータ結合部109が、データ格納部108に格納されている、デコードして取得した部分データを、それらと共に取得した部分データ番号の順に結合して、元の部分データを得て、処理を終了する(図9のステップS907)。
未取得の部分デーが残っている場合には、データ抽出部107は、撮影開始からT2秒経過するまで待つ(図9のステップS908)。図10に示されるように、表示時間T1に対して撮影・認識間隔T2は短く設定し、表示された埋込み画像を取りこぼしなく撮影して最短の時間でデコードが終わるようにする。データ抽出部107は、T2秒が経過したら、処理を図9のステップS901に戻し、全ての部分データの取得が完了するまで撮影とデコード処理を繰り返す。
以上の画像入力部106、データ抽出部107、及びデータ結合部109の処理により、画面に表示された部分データが埋め込まれた埋込み画像E1〜Enを撮影及びデコードして埋め込まれた部分データを抽出し、部分データを結合して元のデータを取得することができる。
本発明の第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について、図11〜図17を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態では、埋め込むべきデータが単純に分割されて埋込み画像が生成されるが、本発明の第2の実施形態では、何らかの可逆のオペレーションを行って分割された状態のデータが生成されることが特徴である。
図11〜図13は、分割データ(部分データ)がローテーションさせられて埋め込まれる方式の説明図である。
同じ分割データをローテーションさせたデータを冗長的に埋め込むことで、埋込み状態の異なる埋込み画像が生成される。本発明の第1の実施形態では、或る部分データが埋め込まれる画像は1画像のみであった、例えば、部分データCiが埋め込まれる画像は埋込み画像Eiのみであった。このため、埋込み画像E1〜Enのうち1つでもデコードできない画像があると、元のデータを取得することができない。
これに対して、本発明の第2の実施形態においては、或る分割データを様々なビット幅分ローテーションさせて、各分割データを複数の画像に分散させて冗長的に埋め込んで表示させることにより、その中の画像のうちで1つでもデコードが成功すればよいため、デ
コードに成功する確率を向上させることが可能となる。
図11(a)は、本発明の第2の実施形態において、分割データが2ビットローテーションされた場合のデータの並び順を示す図である。また、図11(b)は、その場合のデータ構成例を示す図である。
このデータ構成では、図1のデータ埋込み部102は、ローテーションしたビット数を位置情報に含めて埋込みを行う。これに対して、図1のデータ抽出部107は、デコード時に、ローテーションビット数分だけデータを逆方向にローテーションさせることで、ローテーション前の元の分割データを取得する。
図12は、図11のデータ構成のもとで図1のデータ埋込み部102によって実行される、本発明の第2の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。
図12において、本発明の第1の実施形態の場合の図7の動作フローチャートと同じ番号が付されたステップは、図7の場合と同じ処理を実行するステップである。また、図7のステップ番号が括弧書きされたステップは、図7の場合と同じ目的の処理を実行するステップである。
図12において、変数bはローテーションさせたビット数を示している。b=0はローテーションを行わないことを意味する。最初にステップS1201で変数b=0とされて、ローテーションしない埋込み画像が生成され、その後、変数bがカウントアップさせられながら(ステップS1205−>S1206−>S703)、bビットローテーションさせた画像が生成される(ステップS1202〜S1204)。ローテーションさせるビット数の上限は分割データのビット数(i番目の分割データのビット数の場合はKiビット)とされる(ステップS1206)。これ以上ローテーションさせると同じデータが生成されてしまうからである。
図13は、図11のデータ構成のもとで図1の表示制御部104によって実行される、本発明の第2の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャートである。
図13において、本発明の第1の実施形態の場合の図8の動作フローチャートと同じ番号が付されたステップは、図8の場合と同じ処理を実行するステップである。また、図8のステップ番号が括弧書きされたステップは、図8の場合と同じ目的の処理を実行するステップである。
図13において、最初にステップS1301で変数b=0とされて、変数bが順次カウントアップさせられながら(ステップS1303−>S1304−>S802)、bビットローテーションさせた画像が図8の場合と同様にして表示される(ステップS1302)。変数bが上限値に達すると(ステップS1304の判定がYes)、再び変数b=0とされて同様の表示が繰り返される(ステップS1304−>S1301)。
図14〜図16は、分割データのビット順序が左右反転させられて埋め込まれる方式の説明図である。
この方式では、同じ分割データが左右ビット反転させられたデータを2枚の画像に分散させて冗長的に埋め込んで表示させることにより、その2枚の画像のうちで1枚でもデコードが成功すればよいため、デコードに成功する確率を向上させることが可能となる。
図14(a)は、本発明の第2の実施形態において、分割データが左右ビット反転された場合のデータの並び順を示す図である。また、図14(b)は、その場合のデータ構成
例を示す図である。
このデータ構成では、図1のデータ埋込み部102は、ビットの左右反転有無を識別するための1ビットの反転フラグを位置情報に含めて埋込みを行う。これに対して、図1のデータ抽出部107は、デコード時に、反転フラグをチェックして、0の場合には左右ビット反転なしと判断し、1の場合には左右ビット反転ありと判断して、適宜左右のビットを反転させることで、元の分割データを取得する。
図15は、図14のデータ構成のもとで図1のデータ埋込み部102によって実行される、本発明の第2の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。
図15において、本発明の第1の実施形態の場合の図7の動作フローチャートと同じ番号が付されたステップは、図7の場合と同じ処理を実行するステップである。また、図7のステップ番号が括弧書きされたステップは、図7の場合と同じ目的の処理を実行するステップである。
図15では、ビット反転なしのデータ埋込み処理が図7の場合と同様にして実行された後(ステップS1501参照)、続いて、ビット反転がされた後に(ステップS1502)、今度はビット反転ありのデータ埋込み処理が図7の場合と同様にして実行される(ステップS1503、S1504参照)。部分データにおいて、Ciはビット反転なしのもの、C′iはビット反転ありのものである。位置情報も、Piがビット反転なし、P′iがビット反転ありである。更に、埋込み画像についても、Eiがビット反転あり、E′iがビット反転ありである。
図16は、図14のデータ構成のもとで図1の表示制御部104によって実行される、本発明の第2の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャートである。
図16において、本発明の第1の実施形態の場合の図8の動作フローチャートと同じ番号が付されたステップは、図8の場合と同じ処理を実行するステップである。また、図8のステップ番号が括弧書きされたステップは、図8の場合と同じ目的の処理を実行するステップである。
図16では、ビット反転なしの埋込み画像Ekに関する表示処理が図8の場合と同様にして実行された後、続いて、ビット反転ありの埋込み画像E′kに関する表示処理が図8の場合と同様にして実行される(ステップS1601参照)。
なお、図14に示されるような左右のビット反転の替わりに、各ビット値を0と1とで反転させた方式を適用することも可能である。
図17は、本発明の第2の実施形態における分割データの他の分割方式の説明図である。
図17(a)は、1ビット単位に順番にデータを抽出して順に分割データとする例、図17(b)は、データの抽出順序を所定の順序に変えた例である。後者は、順序が分からないと分割前の元のデータに復元できないことから、データの秘匿性を高める用途に適用することができる。
本発明の第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態について、図18と図19を用いて説明する。
本発明の第3の実施形態では、データを動画像に埋め込むことを可能にする。
図18は、動画像へのデータ埋込みの原理説明図である。
図19は、図1のデータ埋込み部102によって実行される、本発明の第3の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。
図19において、本発明の第1の実施形態の場合の図7の動作フローチャートと同じ番号が付されたステップは、図7の場合と同じ処理を実行するステップである。また、図7のステップ番号が括弧書きされたステップは、図7の場合と同じ目的の処理を実行するステップである。
本発明の第3の実施形態では、動画像(以下、「動画」という)がT1秒単位のフレーム画像に分割され、T1秒ごとに分割データが順に埋め込まれてゆく(図18及び図19のステップS1902−>S706−>S707−>S704参照)。T1秒内のフレーム画像には同じ分割データが埋め込まれる(図18及び図19のステップS1901参照)。動画の末尾まで分割データが繰り返し埋め込まれる(図19のステップS707−>S703、ステップS1902−>終了)。
上記のようにして埋込みが行われた動画が再生されることで、静止画像の場合と同じ方法でデコードを行うことができる。即ち、デコード側では静止画と動画を区別することなく同じ処理で、両者のデコードに対応することができる。
本発明がプログラムとして実現される場合の実施形態
図20は、上述の本発明の第1〜第3の実施形態に対応するシステムを実現できるコンピュータ又は端末装置等のハードウェア構成の一例を示す図である。
図20に示されるコンピュータは、CPU2001、メモリ2002、入力装置2003、出力装置2004、外部記憶装置2005、可搬記録媒体2009が挿入される可搬記録媒体駆動装置2006、及びネットワーク接続装置2007を有し、これらがバス2008によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU2001は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ2002は、プログラムの実行、データ更新等の際に、外部記憶装置2005(或いは可搬記録媒体2009)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CUP2001は、プログラムをメモリ2002に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入力装置2003は、例えば、キーボード、マウス等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。入力装置2003は、ユーザによるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU2001に通知する。
出力装置2004は、表示装置、印刷装置等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。出力装置2004は、CPU2001の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置2005は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データやプログラムの保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置2006は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体2009を収容するもので、外部記憶装置2005の補助の役割を有する。
ネットワーク接続装置2007は、例えばモバイル通信網、LAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットサーク)などの通信回線を接続するための装置である。
本実施形態によるシステムは、図1の機能ブロックが実現する機能を搭載したプログラムをCPU2001が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置2005や可搬記録媒体2009に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置2007によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
特に、図1の画像入力部106、データ抽出部107、データ格納部108、及びデータ結合部109からなる部分は、例えば携帯電話又はモバイル端末装置の機能として実現される。
本発明の第1〜第3の実施形態に対する補足
以上の本発明の第1〜第3の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
データを画像に視認できないように埋め込む方法であって、
埋込み対象データを所定の長さ単位で複数の部分データに分割するデータ分割ステップと、
前記分割された各部分データを、分割位置を特定するための位置情報と共に複数の入力画像にそれぞれ埋め込み、分割個数分の埋込み画像を生成するデータ埋込みステップと、
を含むことを特徴とするデータ埋込み方法。
(付記2)
付記1に記載の方法によって前記埋込み対象データが複数の部分データとして埋め込まれた前記埋込み画像を表示するための方法であって、
前記埋込み画像を所定の表示順序及び所定の表示時間間隔で、表示装置の画面に順次表示する表示ステップを含む、
ことを特徴とするデータ表示方法。
(付記3)
前記表示ステップは、前記埋込み画像間の画素値の差ができる限り小さくなる順序で前記埋込み画像を表示する、
ことを特徴とする付記2に記載のデータ表示方法。
(付記4)
前記表示ステップは、前記埋込み画像をランダムな順序で表示する、
ことを特徴とする付記2に記載のデータ表示方法。
(付記5)
付記2乃至4の何れか1項に記載の方法によって表示された表示画像から前記各部分データを抽出し、前記埋込み対象データを復元するための方法であって、
前記表示画像を所定の撮影時間間隔で撮影する画像入力ステップと、
該撮影した画像から埋め込まれた前記部分データ及び前記位置情報を抽出するデータ抽出ステップと、
該抽出した前記位置情報を判定しながら、全ての前記部分データ及び前記位置情報の取得が終了するまで前記画像入力ステップと前記データ抽出ステップを繰り返し実行し、その後、抽出した前記位置情報に基づいて抽出した前記部分データを結合して前記埋込み対象データを復元するデータ結合ステップと、
を含むことを特徴とするデータ復元方法
(付記6)
前記位置情報は、少なくとも前記各部分データの結合順序に関する情報を含み、
前記データ結合ステップは、該位置情報が示す結合順序を判定することにより、結合順序の異なる前記各部分データを予め定めておいた分割個数分抽出した時点で全ての前記部分データの抽出が完了したと判断し、前記各部分データを前記結合順序に基づいて結合する、
ことを特徴とする付記5に記載のデータ復元方法
(付記7)
前記位置情報は、少なくとも前記各部分データの分割個数と結合順序に関する情報を含み、
前記データ結合ステップは、該位置情報が示す分割個数及び結合順序を判定することにより、結合順序の異なる前記各部分データを前記分割個数分抽出した時点で全ての前記部分データの抽出が完了したと判断し、前記各部分データを前記結合順序に基づいて結合する、
ことを特徴とする付記5に記載のデータ復元方法
(付記8)
前記位置情報は、少なくとも前記各部分データの結合順序に関する情報を含むと共に、
該結合順序が先頭の部分データに対応する位置情報は、更に前記各部分データの分割個数に関する情報を含み、
前記データ結合ステップは、該位置情報が示す分割個数及び結合順序を判定することにより、結合順序の異なる前記各部分データを前記分割個数分抽出した時点で全ての前記部分データの抽出が完了したと判断し、前記各部分データを前記結合順序に基づいて結合する、
ことを特徴とする付記5に記載のデータ復元方法
(付記9)
前記データ分割ステップは、前記埋込み対象データを所定の長さ単位で切り取り、該切り取った各データを前記各部分データとして出力する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータ埋込み方法。
(付記10)
前記データ分割ステップは、前記埋込み対象データを所定の長さ単位で切り取り、該切り取った各データに対して所定の可逆的なデータ変換操作を行い、その結果得られる各変換データを前記各部分データとして出力する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータ埋込み方法。
(付記11)
前記データ分割ステップは、前記切り取った各データの同じ切り取り部分が冗長的に複数の前記部分データに含まれるように前記各部分データの生成を行う、
ことを特徴とする付記9に記載のデータ埋込み方法。
(付記12)
前記複数の入力画像は、1枚の静止入力画像をコピーして得た同じ静止画像である、
ことを特徴とする付記1に記載のデータ埋込み方法。
(付記13)
前記複数の入力画像は、入力動画像を構成する複数のフレーム画像である、
ことを特徴とする付記1に記載のデータ埋込み方法。
(付記14)
前記撮影時間間隔は前記表示時間間隔より短い、
ことを特徴とする付記5に記載のデータ復元方法
(付記15)
付記1に記載のデータ埋込み方法にて前記データ埋込み動作を行うデータ埋込み装置。
(付記16)
付記2に記載のデータ表示方法にて前記データ表示動作を行うデータ表示装置。
(付記17)
付記5に記載のデータ復元方法にて前記データ復元動作を行うデータ復元装置
(付記18)
データを画像に視認できないように埋め込む処理を実行するコンピュータに、
埋込み対象データを所定の長さ単位で複数の部分データに分割するデータ分割機能と、
前記分割された各部分データを、分割位置を特定するための位置情報と共に複数の入力画像にそれぞれ埋め込み、分割個数分の埋込み画像を生成するデータ埋込み機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記19)
埋込み対象データが複数の部分データとして埋め込まれた埋込み画像を表示する処理を実行するコンピュータに、
前記埋込み画像を所定の表示順序及び所定の表示時間間隔で、表示装置の画面に順次表示する表示機能を実行させるためのプログラム。
(付記20)
表示画像から各部分データを抽出し、埋込み対象データを復元する処理を実行するコンピュータに、
前記表示画像を所定の撮影時間間隔で撮影する画像入力機能と、
該撮影した画像から埋め込まれた前記部分データ及び位置情報を抽出するデータ抽出機能と、
該抽出した前記位置情報を判定しながら、全ての前記部分データ及び前記位置情報の取得が終了するまで前記画像入力ステップと前記データ抽出ステップを繰り返し実行し、その後、抽出した前記位置情報に基づいて抽出した前記部分データを結合して前記埋込み対象データを復元するデータ結合機能と、
を実行させるためのプログラム。
本発明の各実施形態に共通の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の動作原理を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデータ分割方式の説明図である。 本発明の第1の実施形態における部分データと位置情報の第1の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における部分データと位置情報の第2の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における部分データと位置情報の第3の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態における埋込み画像の撮影・認識処理の動作フローチャートである。 表示間隔と撮影・認識間隔との関係の説明図である。 本発明の第2の実施形態における分割データをビットローテーションするデータ埋込み方式の説明図及びデータ構成図である。 本発明の第2の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャート(その1)である。 本発明の第2の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャート(その1)である。 本発明の第2の実施形態における分割データを左右ビット反転するデータ埋込み方式の説明図及びデータ構成図である。 本発明の第2の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャート(その2)である。 本発明の第2の実施形態における部分データが埋め込まれた画像の表示処理の動作フローチャート(その2)である。 本発明の第2の実施形態における分割データの他の分割方式の説明図である。 本発明の第3の実施形態における動画像へのデータ埋込みの適用例の原理説明図である。 本発明の第3の実施形態におけるデータ埋込み処理の動作フローチャートである。 本発明の第1〜第3の実施形態に対応するシステムを実現できるコンピュータ又は端末装置等のハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 データ分割部
102 データ埋込み部
103 画像格納部
104 表示制御部
105 表示部
106 画像入力部
107 データ抽出部
108 データ格納部
109 データ結合部

Claims (5)

  1. 所定の表示順序及び所定の表示時間間隔で、表示装置の画面に順次表示された複数枚の表示画像から埋込み対象データを復元するための方法であって、
    前記複数枚の表示画像の各々は、前記埋込み対象データが所定の長さ単位で分割された部分データが、分割位置を特定するための位置情報と共に複数の入力画像にそれぞれ埋め込まれる埋め込み処理によって生成され、
    前記埋め込み処理では、
    第1の部分データの分割位置を特定するための第1の位置情報と共に、前記第1の部分データを第1のビット数だけ所定の方向にビットシフトした第1のビット列と、前記第1のビット数が、第1の入力画像に埋め込まれ、
    第2の部分データの分割位置を特定するための第2の位置情報と共に、前記第2の部分データを前記第1のビット数だけ前記所定の方向にビットシフトした第2のビット列と、前記第1のビット数が、第2の入力画像に埋め込まれ、
    前記第2の位置情報と共に、前記第2の部分データを第2のビット数だけ前記所定の方向にビットシフトした第3のビット列と、前記第2のビット数が、第3の入力画像に埋め込まれ、
    前記復元方法は、
    前記表示画像を所定の撮影時間間隔で撮影する画像入力ステップと、
    該撮影した画像から埋め込まれた前記部分データ及び前記位置情報を抽出するデータ抽出ステップと、
    該抽出した前記位置情報を判定しながら、全ての前記部分データ及び前記位置情報の取得が終了するまで前記画像入力ステップと前記データ抽出ステップを繰り返し実行し、その後、抽出した前記位置情報に基づいて抽出した前記部分データを結合して前記埋込み対象データを復元するデータ結合ステップと、
    を含み、
    前記データ結合ステップは、
    前記第1の入力画像の表示結果である第1の表示画像を撮影した画像から得られた前記第1のビット列を、前記第1のビット数だけ前記所定の方向の逆方向にビットシフトして、得られたビット列を前記第1の部分データとし、
    前記第2の入力画像の表示結果である第2の表示画像を撮影した画像から前記第2のビット列が得られない場合、前記第3の入力画像の表示結果である第3の表示画像を撮影した画像から、前記第3のビット列を取得すると共に、前記第3のビット列を前記第2のビット数だけ前記所定の方向の逆方向にビットシフトしたビット列を前記第2の部分データとする
    ことを特徴とするデータ復元方法
  2. 前記位置情報は、少なくとも前記各部分データの結合順序に関する情報を含み、
    前記データ結合ステップは、該位置情報が示す結合順序を判定することにより、結合順序の異なる前記各部分データを予め定めておいた分割個数分抽出した時点で全ての前記部分データの抽出が完了したと判断し、前記各部分データを前記結合順序に基づいて結合する、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ復元方法
  3. 前記位置情報は、少なくとも前記各部分データの分割個数と結合順序に関する情報を含み、
    前記データ結合ステップは、該位置情報が示す分割個数及び結合順序を判定することにより、結合順序の異なる前記各部分データを前記分割個数分抽出した時点で全ての前記部分データの抽出が完了したと判断し、前記各部分データを前記結合順序に基づいて結合する、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ復元方法
  4. 請求項1乃至の何れか1項に記載の方法による処理を実行する装置。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載の方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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