JP4961834B2 - Icカード発行方法およびicカード - Google Patents
Icカード発行方法およびicカードInfo
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また、書込み開始アドレス,読出し開始アドレスおよびレングスデータをメモリコピーコマンドに含ませることによって、様々な状況に合わせた各値の設定が可能となる。
さらに、書込み開始アドレス,読出し開始アドレスおよびレングスデータを所定のメモリに記憶させることによって、これらのデータをICカード発行機に設定する手間が省け、発行時間をより短縮することができる。
ICカード1を発行するためのICカード発行機3は、複数の発行コマンドを組み合せてICカード1に送信し、メモリマップの全て或いは一部の内容をICカード1のROMからEEPROMに書込ませることで、ICカード1を発行する。
図2に示したようにICカード1のICチップ2には、演算機能およびICチップ2が具備するデバイスを制御する機能を備えた中央演算装置20(CPU:Central Processing Unit)、読出し専用の不揮発性メモリ22(ROM:Read Only Memory)、電気的に書換え可能な不揮発性メモリとしてEEPROM21(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略)、揮発性メモリとしてランダムアクセスメモリ23(RAM:Random Access Memory)、および、外部の端末装置とデータ通信するための接触I/F回路24と、暗号演算回路25を少なくとも備えている。
また、ROM22には、発行時に必要なデータであって、アプリケーションデータ,ファイルの制限情報を含むシステムデータおよび修正パッチプログラムを含むプログラムなどの共通データ120が記憶されている。この共通データ120は、エミュレータなどの装置を用い、ICカード1のバーチャルマシン10で解釈実行される命令により作動するコマンドを利用してICカード1を発行したときEEPROM21に形成されるメモリマップの内容を発行データとして記憶しているものである。共通データ120は、アプリケーションエリア12に格納される一つまたは複数のアプリケーションごとに共通なデータであるため、アプリケーションごとに一つの共通データ120が記憶される。
なお、共通データ120は、ICチップメーカの記憶装置など(不図示)によって、あらかじめROM22に記憶(マスク化)されている。
図8に示すように、変更前のICカード1Aは、300KバイトのROM22と、120KバイトのEEPROM21などとを備え、ICカード発行時には、ICカード発行機からその都度、EEPROM21に共通データ120を書込んでいた。
これに対して、変更後のICカード1は、400KバイトのROM22と、120KバイトのEEPROM21などとを備え、ICカード発行時には、ICカード1自身が、ROM22に記憶されている共通データ120をEEPROM21にコピーする。なお、変更後のICカード1のROM22のサイズが大きいのは、近年の半導体技術の進歩に伴う容量増加によるものであり、その容量が増えた部分を利用して、共通データ120を書込んでいる。
したがって、図10に示すように、変更後のICカード1では、共通データ120の送信処理がなくなり、大幅に発行時間を短縮することができる。具体的には、数分かかっていた発行時間を数秒に短縮することができる。なお、個別データ121,122の送信時間は、変更の前後で同じであるが、個別データ121,122は数Kバイトであり、発行時間にそれほど影響を与えるものではない。
(1)共通データ120のIC書込み処理が数秒に短縮される。
(2)通信量が減少するため、通信エラー率を低減させることができる。
(3)通信量が減少するため、ICカード発行機3の負荷が減り、故障が減る。
以上説明した実施の形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)共通データ120は、ROM22からEEPROM21へ、直接書込む例で説明したが、バーチャルマシン10に解釈させるようなデータとして、間接的に書込むようにしてもよい。このようにしても、通信量が減少するので、ICカードの発行時間を短縮させることがでる。
(2)ICカードは、バーチャルマシンが実装されていないものであってもよい。
(3)書込み開始アドレス114a,読出し開始アドレス114bおよび領域サイズ114cは、メモリコピーコマンド114に含ませる例で説明したが、メモリコピーコマンドには含ませず、これらのデータをROM22に記憶させておいてもよい。この場合には、メモリコピーの指令をICカードに送信するだけでよく、ICカードは、その指令と自身のROM22に記憶されている書込み開始アドレスなどに基づいてメモリコピーの処理を行う。
10 バーチャルマシン
11 カードOS
110 ライトコマンド
111 暗号ライトコマンド
112 メモリチェックコマンド
113 ROM鍵
114 メモリコピーコマンド
12 アプリケーションエリア
120 共通データ
121 個別データ
122 個別機密データ
13 暗号化された状態のセッション鍵
14 発行フラグ
2 ICチップ
21 EEPROM
22 ROM
23 RAM
3 ICカード発行機
Claims (14)
- 電気的に書換え可能な不揮発性メモリを備えたICカードを発行するICカード発行方法であって、
ICカード発行機が、前記ICカードの前記不揮発性メモリに、前記ICカードに実装されたICチップで解釈実行されるマシン語により作動するコマンドによる前記ICカードの発行が可能または不可能な状態であることが示され、前記ICカード自身が発行を制御するための発行フラグを、前記ICカードの発行が可能な状態に設定して書き込む工程と、
前記ICカードの所定のメモリに、発行時に必要な共通データを記憶させる記憶工程と、
前記ICカード発行機に、メモリコピーコマンドと発行時に必要な個別データとを含むデータを設定する設定工程と、
前記ICカード発行機が、前記ICカードを活性化させ、前記ICカードの前記不揮発性メモリに備えた前記発行フラグを前記ICカードが備える揮発性メモリにコピーして、前記揮発性メモリに備える前記発行フラグによって前記ICカードの発行を制御する工程と、
前記設定工程で設定したデータを、前記ICカード発行機が、前記ICカードに送信する送信工程と、
前記送信工程によって送信されたデータ、および、前記共通データの書込み先となる前記不揮発性メモリの物理的な書込み開始アドレス,前記共通データの書込み元となる前記所定のメモリの物理的な読出し開始アドレスおよび前記共通データのサイズを示すレングスデータに基づいて、前記ICカードが、前記不揮発性メモリに前記共通データおよび前記個別データを書込む書込み工程と、
前記ICカードが、前記不揮発性メモリに備える前記発行フラグを、前記ICカードの発行が不可能な状態に設定する工程と、
を備えるICカード発行方法。 - 請求項1に記載のICカード発行方法において、
前記書込み開始アドレス,前記読出し開始アドレスおよび前記レングスデータは、前記メモリコピーコマンドに含まれていること、
を特徴とするICカード発行方法。 - 請求項1に記載のICカード発行方法において、
前記書込み開始アドレス,前記読出し開始アドレスおよび前記レングスデータは、前記所定のメモリに記憶されていること、
を特徴とするICカード発行方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のICカード発行方法において、
前記ICカードは、バーチャルマシンを備えたICカードであり、
前記記憶工程では、前記ICカード以外の装置を用い、前記バーチャルマシンで解釈実行される命令により作動するコマンドを利用して前記ICカードを発行したとき、前記不揮発性メモリに形成されるメモリマップを作成し、そのメモリマップを前記共通データとして前記ICカードの所定のメモリに記憶させること、
を特徴とするICカード発行方法。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のICカード発行方法において、
前記送信工程では、前記ICカード発行機が、前記個別データの内容の全て或いは一部を平文で前記ICカードに送信し、
前記書込み工程では、前記ICカードが、前記ICカードに実装されたICチップで解釈実行されるマシン語により作動するコマンドによって、前記平文の内容を前記不揮発性メモリに書込むこと、
を特徴とするICカード発行方法。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のICカード発行方法において、
前記送信工程では、前記ICカード発行機が、前記個別データの内容の全て或いは一部を暗号化した暗号文を前記ICカードに送信し、
前記書込み工程では、前記ICカードが、前記ICカードに実装されたICチップで解釈実行されるマシン語により作動するコマンドによって、前記ICカードの内部に記憶された暗号鍵を用いて前記暗号文を復号し、復号した内容を前記不揮発性メモリに書込むこと、
を特徴とするICカード発行方法。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載のICカード発行方法において、
前記不揮発性メモリに書込んだデータの内容の整合性を確認する工程を備えること、
を特徴とするICカード発行方法。 - 電気的に書換え可能な不揮発性メモリ、および、発行時に必要な共通データが記憶された所定のメモリを備え、バーチャルマシンを有するICカードであって、
前記ICカードは発行時に利用され、前記ICカードに実装されたICチップで解釈実行されるマシン語により作動する発行コマンドとして、前記共通データの書込み先となる前記不揮発性メモリの物理的な書込み開始アドレス,前記共通データの書込み元となる前記所定のメモリの物理的な読出し開始アドレスおよび前記共通データのサイズを示すレングスデータに基づいて、前記不揮発性メモリに前記所定のメモリの共通データを書込むメモリコピーコマンドと、
前記不揮発性メモリには、前記ICカードに備えられた前記発行コマンドの実行を制御するための発行フラグが設けられ、前記ICカードが活性化されたときに前記発行フラグを前記ICカードが備える揮発性メモリにコピーして、前記揮発性メモリに備えられた前記発行フラグが発行不可に設定されている場合には、前記発行コマンドを実行しない手段と、
を備えること、
を特徴とするICカード。 - 請求項8に記載のICカードにおいて、
前記ICカードは前記発行コマンドとして、ICカード発行機から送信されてくる個別データを、前記ICカードの前記不揮発性メモリの指定されたアドレス空間に書込むライトコマンドを備えること、
を特徴とするICカード。 - 請求項8または請求項9に記載のICカードにおいて、
前記ICカードは前記発行コマンドとして、ICカード発行機から送信されてくる暗号化された個別データを、前記ICカードの内部に記憶された暗号鍵を用いて復号し、復号した内容を指定されたアドレス空間に書込む暗号ライトコマンドを備えること、
を特徴とするICカード。 - 請求項8から請求項10のいずれかに記載のICカードにおいて、
前記ICカードは前記発行コマンドとして、前記不揮発性メモリに書込んだデータの内容の整合性を確認するメモリチェックコマンドを備えること、
を特徴とするICカード。 - 請求項11に記載のICカードにおいて、
前記メモリチェックコマンドは、前記不揮発性メモリの指定されたアドレス空間の内容から、予め定められたアルゴリズムに従い演算されるチェックコードと、端末装置から送信される前記チェックコードの期待値とを照合するコマンドであること、
を特徴とするICカード。 - 請求項8から請求項12のいずれかに記載のICカードにおいて、
前記所定のメモリは、前記書込み開始アドレス,前記読出し開始アドレスおよび前記レングスデータを記憶していること、
を特徴とするICカード。 - 請求項8から請求項13のいずれかに記載のICカードにおいて、
前記所定のメモリは、読出し専用の不揮発性メモリであること、
を特徴とするICカード。
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