JP4961071B2 - 光学イメージング・アセンブリ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスプレイを見るための光システムに関するものであり、とりわけ、折り返し光路を利用して、ディスプレイと見る人との距離を最短にする光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下の説明を単純化するため、本発明は、頭部に装着するコンピュータ・ディスプレイにおいて利用されるディスプレイに関して述べることにするが、当該技術者には下記の論述から明らかになるように、本発明は、他のタイプのイメージング・システムにも適用することが可能である。頭部装着コンピュータ・ディスプレイは、ユーザが、コンピュータまたは他のイメージング源によって生じるイメージを見るために着用する「眼鏡」とみなすことが可能である。それぞれの目によって見えるイメージが、2次元ピクセル・アレイを備えたディスプレイ画面に生じる。
【0003】
ディスプレイと見る人の間の距離を最短にして、見る人の顔から延びるディスプレイの部分を最小限に抑えるのは有利である。大形の突き出したディスプレイは、着用するのが不快である。さらに、ディスプレイを避けて見ることができるのは有利であり、従って、折り返し光学系及びディスプレイは、ユーザが見るまわりの眺めを遮ってはならない。
【0004】
当該技術においては、ディスプレイと目の間の距離が短い反射光学素子を組み合わせた先行技術によるシステムが既知のところである。これらのシステムは、一般に、部分反射光学表面を利用して、見る人の目からディスプレイまでの距離が最短になるように、光路を折り返す。米国特許第5,644,436号には、こうしたシステムの記載がある。こうしたシステムが機能するためには、ディスプレイによって放射される直接光を遮断しなければならない。先行技術によるシステムでは、一般に、偏光フィルタ及び四分の一波長板を利用して、直接光が目に達しないようにする。あいにく、四分の一波長板は、特定の波長について、光の偏光ベクトルをちょうど90度回転させるだけである。設計波長と異なる波長の光は、90度をわずかに超えるか、または、90度をわずかに下回る回転をする。従って、これら先行技術によるシステムによって、ディスプレイから直接入射する光の全てが遮られるわけではなく、見る人は、「ゴースト」・イメージを見ることになる。
【0005】
さらに、‘436特許に教示の光学系は、テレセントリックではない。テレセントリック光学系は、主たる光線が、全て、ディスプレイに対して垂直なものである。ディスプレイは反射性であるため、非テレセントリック・ディスプレイは、ディスプレイの位置に応じて照射光の入射角を変動させて、光の強度が一様なイメージが得られるようにしなければならない。しかし、液晶ディスプレイが利用される場合、ディスプレイに対する非垂直入射光の存在によって、液晶ディスプレイ素子の最適化が困難になる。
【0006】
最後に、‘436特許に教示の光学系は、その光の利用効率がよくない。光源から出射した光のうち、観測者の目に実際に到達するのは、1/16未満である。従って、かなり大きい光源が必要になる。光源が大きくなるほど、ディスプレイのサイズ、及び、ディスプレイの駆動に必要な電力が増大する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、本発明の目的は、反射光学イメージング素子をベースにした、改良形の折り返し光学系を提供することにある。
【0008】
本発明のもう1つの目的は、結像されるディスプレイからの光が、光の波長に関係なく、見る人の目に達しないようにする光学系を提供することにある。
【0009】
本発明のさらにもう1つの目的は、実質上テレセントリックな光学系を提供することにある。
【0010】
本発明のさらにもう1つの目的は、先行技術によるシステムよりも強度の低い光源を必要とする光学系を提供することにある。
【0011】
本発明の以上の及びその他の目的については、当該技術者には本発明の下記の詳細な説明及び添付の図面から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスプレイからの光を結像するための光学イメージング・アセンブリである。光学アセンブリは、第1と第2の線形偏光フィルタ、凹凸レンズが望ましい第1と第2のレンズ、及び、第1と第2の四分の一波長板を備える。第1の直線偏光フィルタは、第1の方向に偏光した光を通過させ、第2の直線偏光フィルタは、第1の方向に対して直交する第2の方向に偏光した光を通過させる。折り返しイメージング・アセンブリは、第1と第2のレンズ、及び、第1の四分の一波長板を備える。第1と第2のレンズは、各レンズの一方の表面に部分反射コーティングが施されている。折り返しイメージング・アセンブリ及び第2の四分の一波長板が、第1と第2の直線偏光フィルタ間に配置されている。本発明の望ましい実施態様の場合、第1の四分の一波長板の複屈折軸は、第2の四分の一波長板の複屈折軸に対して直交しており、2つの四分の一波長板は、同じ材料から構成されている。第1と第2のレンズの一方の部分反射コーティングには、その反射率が反射コーティングに当たる光の直線偏光の方向によって決まる材料が含まれているのが望ましい。凹凸レンズの表面は、球状が望ましい。これらのレンズによって、実質的にテレセントリックな光学イメージング・システムが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明が先行技術のゴースト問題を回避する方法については、典型的な先行技術による折り返し光学アセンブリ20のブロック図である図1を参照することによって容易に明らかになるであろう。光学アセンブリ20は、イメージング素子として球面ビーム・スプリッタ22を用いて、ディスプレイ12からの光を見る人14の目に結像させる。アセンブリ20は、交差偏光フィルタ21及び26を利用して、ディスプレイから直接進行する光が見る人14に達するのを阻止する。
【0014】
アセンブリ20が適正に動作するためには、球面ビーム・スプリッタ22によって平行化される光が、ディスプレイ12から直接見る人14の方に進む光に対してその偏光を90度回転しなければならない。アセンブリ20は、円偏光が反射によってその偏光方向を変化させるという観測結果を利用しているが、直線偏光が、反射によってその偏光方向を変化させることはない。四分の一波長板23を通過する光は、円偏光のまま四分の一波長板23を出てゆく。この光が右回りと仮定する。この光の偏光方向は、次に、ビーム・スプリッタ24からの反射によって、左回りに変化する。再び、四分の一波長板23を通過すると、光は、直線偏光になる。従って、光が球面ビーム・スプリッタ22によって反射された場合、偏光方向は変化しない。この光は、次に、四分の一波長板23を通過すると、変換されて、左回りの円偏光に戻る。ビーム・スプリッタ24を通過する左回りの円偏光は、四分の一波長板25によって変換されて、直線偏光に戻る。しかし、直線偏光の方向は、上述の右回りの偏光から左回りの偏光への変換のため、偏光フィルタ21を出る光の偏光方向に対して90度回転させられているであろう。従って、この光は、偏光フィルタ26を通過することになる。
【0015】
反射せずに、ディスプレイ12から直接進行する光は、両方の四分の一波長板を通過する。両方の四分の一波長板は、理想の挙動を示すと、二分の一波長板の働きをし、光の偏光方向は、90゜回転する。四分の一波長板は、その厚さが、高速偏光と低速偏光の間でπ/2の位相遅れが生じるように選択された複屈折材料である。光源の偏光軸が、波長板の低速軸と高速軸の間で45゜になるようにアライメントがとられている場合、左回りの円偏光が生じる。角度が−45゜の場合、出力は、右回りの円偏光になる。以下の論述を単純化するため、高速軸の配向を決める軸は、「複屈折軸」と呼ぶことにする。
【0016】
四分の一波長板の厚さを正確に選択できるのは、光のスペクトル部分の特定の波長についてのみであるという点に留意すべきである。他の波長では、低速成分の遅延度に、わずかなエラーが生じる。このエラーによって、偏光フィルタ間において、ディスプレイ12から見る人14に向かって進む光の偏光に変化が生じることになる。偏光フィルタが、完全に光を遮断するのは、偏光フィルタ間において、偏光が正確に90度回転する場合に限られるので、ディスプレイ12を出射する光のわずかな部分が見る人に達することになる。この結果、見る人は、カラーと共に強度が変動するゴースト・イメージを見ることになる。
【0017】
本発明によれば、第2の四分の一波長板が第1の四分の一波長板の作用を逆にする、四分の一波長板の構成を利用して、先行技術のシステムに関連したゴースト問題が回避される。例えば、第1の四分の一波長板によって、光信号の2つの成分偏光間にπ/2の遅延が生じる場合、第2の四分の一波長板によって、前記成分偏光間に−π/2の遅延が生じることになる。これは、第1の四分の一波長板の複屈折軸が、第2の四分の一波長板の複屈折軸に対して90゜回転するように、四分の一波長板のアライメントをとることによって実現される。
【0018】
本発明の望ましい実施態様では、四分の一波長板は、同じ材料から構成される。設計波長、すなわち、遅延が正確にπ/2になる波長とは異なる波長の光について考察することにする。第1の四分の一波長板によって、π/2未満の遅延が生じる場合、第2の四分の一波長板によって、やはり、同じ量の相殺遅延が生じる。従って、2つの四分の一波長板を通過する光の偏光は、四分の一波長板によって生じる実際の遅延とは関係なく、不変のままである。
【0019】
上述のように、先行技術によるシステムは、図面には示されていない、光源の利用効率が極めて悪い。一般に、ディスプレイ12は、非偏光光源によって照射される。ディスプレイ12が液晶ディスプレイをベースにしたものであれば、ディスプレイに当たる光は、直線偏光されなければならない。従って、光源からの光の半分が失われる。偏光フィルタ21は、ディスプレイ12を出射する光を通過させるようにアライメントがとられており、従って、この場合、それ以上の損失は生じない。しかし、光の半分は、ビーム・スプリッタ22を通過する際に失われる。残りの光がビーム・スプリッタ24に当たる。もう一度、光の半分が反射され、残りが失われる。再び、ビーム・スプリッタ22に当たると、光の半分だけが反射され、残りは失われる。反射した光は、ビーム・スプリッタ24を通過しなければならないが、このビーム・スプリッタによって、光の半分は透過し、もう半分は反射される。従って、ディスプレイ12を出射した光の1/16だけしか見る人に到達しない。
【0020】
図1に示す光学系に関するもう1つの問題は、像面の湾曲である。図1に示す光学系の像平面、すなわち、イメージが生じる見かけの表面が湾曲している。従って、ディスプレイ12は、像表面に整合するように湾曲させる必要がある。結果として、イメージのさまざまな部分の焦点がずれることになる。
【0021】
次に、本発明による折り返し光学アセンブリ100の断面図である図2を参照する。光学アセンブリ100は、上述のところと同様の働きをする。先行技術のシステムのゴースト問題は、四分の一波長板118の作用を逆にする第2の四分の一波長板115を利用して、以下のように解決される。図1に示すビーム・スプリッタ24は、球状に湾曲した2つの表面を備えるガラス素子113に部分反射コーティングを施すことによって構成される、球面ビーム・スプリッタ114に置き換えられている。同様に、図1に示すビーム・スプリッタ22は、ガラスの凹凸レンズ116に部分反射コーティングを施すことによって構成される、球面ビーム・スプリッタ117に置き換えられている。本発明の望ましい実施態様の場合、湾曲表面は球面形状である。
【0022】
ディスプレイ画面121は、LCDシャッタとリフレクタから構成される。ディスプレイは、偏光ビーム・スプリッタ120を利用して、ある偏光をディスプレイに向けるオフ軸光源119によって照射される。直交偏光が、ビーム・スプリッタ120を通過して、失われる。ビーム・スプリッタ120は、ある偏光を反射するが、直交偏光を透過する。こうした材料は、当該技術にとって既知のところである。例えば、3Mは、DUAL BRIGHTNESS ENHANCEMENT FILM(DBEF)の商標名でこうした材料を市場に出している。
【0023】
ビーム・スプリッタ114は、同様に、DBEFのような材料から構成されている。材料には、偏光Pが、ビーム・スプリッタによって通過させられ、偏光Sが反射されるような配向が施される。光のほぼ100%が、反射されるか、透過させられるので、図1に示すビーム・スプリッタ24に関連して上述の損失が、本発明によって解消される。従って、本発明によれば、4倍多くの光がユーザの目に到達可能になる。
【0024】
表面の曲率半径及び位置を適正に選択して、2つの反射湾曲表面を組み合わせると、完全なテレセントリック光学系を得ることが可能になる。さらに、反射光学素子は、レンズ材料によって導入される収差がないので、レンズよりも望ましい。あいにく、構造的に十分に完全な薄い反射表面は、何らかの形態の支持がなければ製作が困難である。従って、本発明では、各レンズの一方の表面に反射コーティングを施した、2つの薄い凹凸レンズを利用している。本発明の望ましい実施態様の場合、湾曲が球状になり、結果生じる光学系が実質的にテレセントリックになるが、像面の湾曲が最小限に抑えられる条件に合わせて、最高の画質が得られるように、レンズ材料及び表面曲率を最適化される。凹凸レンズを利用することによって、総合画質に対するレンズの影響は大幅に低下し、従って、透過光学素子に関連した問題は最小限に抑えられる。
【0025】
原理上、平凹または平凸レンズのような他のレンズ形状を利用することが可能である。しかし、こうしたレンズは、より重くなる。さらに、全光学系に対するレンズの影響がはるかに大きくなり、従って、さまざまなレンズ収差に補正を施す設計は、いっそう構成が困難になる。
【0026】
本発明の望ましい実施態様の場合、偏光ビーム・スプリッタ120は、やはり、DBEFから構成される。従って、光源からの光の半分は、ディスプレイ・スクリーンに送られる。ディスプレイで反射されると、光の偏光が、90度回転する。従って、ディスプレイから戻る光は、全て、ビーム・スプリッタ120を通過する。
【0027】
光源119は、線光源であることが望ましい。ビーム・スプリッタ120は、放物断面を備えるのが望ましい円筒形表面を形成しており、円筒形表面の軸は、線光源に対して平行である。線光源は、線光源からの光が、リフレクタによって平行化されて、ディスプレイ・スクリーン121の反射ピクセル・アレイに送り込まれるように、リフレクタに対して配置されている。
【0028】
本発明の上述の実施態様では、球面ビーム・スプリッタが利用された。球面光学素子は、他の形状の光学素子よりもはるかに製作費が安い。しかし、他の幾何学形状は、本発明の教示を逸脱することなく利用可能である。
【0029】
留意すべきは、四分の一波長板118の位置は、システム全体の性能を変えることなく、レンズ113、四分の一波長板115、及び、レンズ116を含む光学アセンブリに対して移動させることができるという点である。例えば、四分の一波長板118は、レンズ113と偏光フィルタ112の間に配置することが可能である。
【0030】
当該技術者には、以上の説明及び添付の図面から、本発明に対するさまざまな修正が明らかになるであろう。従って、本発明は、付属の請求の範囲による制限だけしか受けないものとする。
【0031】
以上、本発明の実施例について詳述したが、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0032】
(実施態様1)
ディスプレイからの光を結像させるための光学イメージング・アセンブリ[100]であって、
偏光を第1の方向に通すための第1の直線偏光フィルタ[112]と、
偏光を前記第1の方向に対して直交する第2の方向に通すための第2の直線偏光フィルタ[121]と、
その一方の表面に部分反射コーティング[117]を施された第1の凹凸レンズ[116]、及び、第1の四分の一波長板[115]、及び、その一方の表面に部分反射コーティング[114]を施された第2の凹凸レンズ[113]を含む折り返しイメージング・アセンブリと、
第2の四分の一波長板[118]と
を含み、前記折り返しイメージング・アセンブリと前記第2の四分の一波長板[118]が、前記第1と第2の直線偏光フィルタの間に配置されていることを特徴とする、光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0033】
(実施態様2)
前記第1の四分の一波長板[115]の複屈折軸が、前記第2の四分の一波長板[118]の複屈折軸に対して直交していることを特徴とする、実施態様1に記載の光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0034】
(実施態様3)
前記第1と第2の凹凸レンズの一方の前記部分反射コーティングに、その反射率が前記反射コーティングに当たる光の直線偏光方向によって決まる材料が含まれることを特徴とする、実施態様1に記載の光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0035】
(実施態様4)
前記第1の凹凸レンズ[116]が、球状の凸面と凹面を備えることを特徴とする、実施態様1に記載の光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0036】
(実施態様5)
前記第1と第2の四分の一波長板に、同じ複屈折材料の層が含まれることを特徴とする、実施態様1に記載の光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0037】
(実施態様6)
前記第1と第2の凹凸レンズによって、ほぼテレセントリックな光学イメージング・システムが得られることを特徴とする、実施態様1に記載の光学イメージング・アセンブリ[100]。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明を用いると、反射光学イメージング素子をベースにした、改良形の折り返し光学系を提供することができる。また、結像されるディスプレイからの光が、光の波長に関係なく、見る人の目に達しないようにする光学系を提供することができる。さらに、実質上テレセントリックな光学系を提供することができる。さらに、先行技術によるシステムよりも強度の低い光源を必要とする光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術による折り返しイメージング・アセンブリの断面図である。
【図2】本発明による折り返しイメージング・アセンブリの実施態様の1つに関する断面図である。
【符号の説明】
100:光学イメージング・アセンブリ
112:偏光フィルタ
113:レンズ
114:球面ビーム・スプリッタ
115:四分の一波長板
116:レンズ
117:球面ビーム・スプリッタ
118:四分の一波長板
121:偏光フィルタ(ディスプレイ・スクリーン)

Claims (4)

  1. ディスプレイからの光を結像させるための光学イメージングアセンブリ(100)であって、
    第1の方向に偏光した光を通過させると共に、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に偏光した光を反射するための偏ビームスプリッタ120)と、
    記第2の方向に偏光した光を通過させるための直線偏光フィルタ(121)と、
    一方の表面に部分反射コーティング(117)を施された第1の凹凸レンズ(116)、第1の四分の一波長板(115)、及び一方の表面に部分反射コーティング(114)を施された第2の凹凸レンズ(113)を含む折り返しイメージングアセンブリであって、前記第1と第2の凹凸レンズの一方の前記部分反射コーティングが、前記反射コーティングに当たる光の直線偏光の方向によって決まる反射率を有する材料からなる、折り返しイメージングアセンブリと、
    第2の四分の一波長板(118)とを含み、
    前記第1の四分の一波長板(115)が、前記第2の四分の一波長板(118)の複屈折軸に対して直交している複屈折軸を有し、
    前記折り返しイメージングアセンブリと前記第2の四分の一波長板(118)が、前記偏光ビームスプリッタ(120)と直線偏光フィルタ(121)との間に配置されている、光学イメージングアセンブリ(100)。
  2. 前記第1の凹凸レンズ(116)が、球状の凸面と凹面を有する、請求項1に記載の光学イメージングアセンブリ(100)。
  3. 前記第1と第2の四分の一波長板が、同じ複屈折材料の層を含む、請求項に記載の光学イメージングアセンブリ(100)。
  4. 前記第1と第2の凹凸レンズによって、実質的にテレセントリックな光学イメージングシステムが提供される、請求項1に記載の光学イメージングアセンブリ(100)。
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