JP4960001B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙などの画像形成媒体上にカラー画像を形成する画像形成方法には種々の方法がある。例えば、感光ドラム上に静電気の画像(静電潜像)を形成しトナーによって可視化し用紙に転写する電子写真方式、インキ滴を直接用紙に吹き付けて画像を形成するインクジェット方式や感光発色色材に画像露光し記録する銀塩写真方式などが知られている。
電子写真方式を用いた印字装置では、感光ドラム上にカラー画像を形成するための3原色(黄、マゼンタ、シアン)のうち1色のトナー画像を形成して用紙に転写する工程を3回(場合によっては黒を含めて4回)繰り返す方式、単色トナー画像を形成する画像形成ユニットを黒と3原色分だけ用紙搬送方向に並べて順次用紙上に単色画像を重ね合わせてカラー画像を形成する方式などがあげられる。
この方式のなかでも画像形成ユニットを用紙搬送方向に複数並べた方式(タンデム方式と呼ぶ)は印字記録速度が他の方式より優れ、また装置を小型化する上で最も適した方式の一つである。
このようなタンデム方式では幅広のエンドレスベルトが必要であり、画像形成する方向は一定であるため、エンドレスベルトの搬送方向は常に同一方向となる。
幅広のエンドレスベルトを同一方向に搬送駆動する場合、搬送方向と直交する方向に徐々に移動していく現象が認められ、この現象を斜行と呼ぶこととする。
エンドレスベルトの斜行が発生する原因は、エンドレスベルトを張架するローラの取付け誤差による傾斜や、エンドレスベルトの搬送方向に対して左右周長のわずかな差、またエンドレスベルトにかけられているテンションが左右で異なることなどに起因することが多い。
このため斜行を抑制するためには機械精度を高めることが必要であるが、エンドレスベルトを長期間にわたって一方向に搬送駆動した場合、単位時間当たり数十ミクロンというわずかな斜行量であっても、累積していずれは許容量である数十mmを超えるという問題がある。例えば、エンドレスベルトが樹脂(ポリイミドなど)により構成されている場合、数十mmも移動してしまうと筐体に接触してしまい端部が破断する問題が生じる。
この斜行を防止するため、特許文献1にはエンドレスベルトの端部裏面に凸型の斜行防止用のガイドを設け、テンションローラの端部に傾斜面を設けた例が記載されている。
また、特許文献2には、エンドレスベルトの斜行量を検出し、エンドレスベルトの片寄りが発生したときには、軸が弧を描くようにテンションローラを交互に移動させてエンドレスベルトをジグザグに移動させる例が記載されている。
また、特許文献3には、エンドレスベルトの端部に三角形状の多数のマークを間隔が徐々に開くように全周に渡って設けて、検出幅に応じた検出信号に同期させてデューティ比を一定とした基準パルスを発生せしめ、この基準パルスに基づきエンドレスベルトのベルト搬送方向に対して左右周端部の張力を異ならせることによって寄り止めした例が記載されている。

特開平5−303314号公報 特開平6−9096号公報 特開平3−177221号公報
上述したように、従来の斜行を抑制するための技術は、エンドレスベルトの搬送方向にたいして左右周端部のテンションバランスを変化させることで片寄りを防いでいる。
しかしながらこのような方法では、エンドレスベルトにテンションを余計にかけることとなり座屈、破断するという問題が生じる。また、座屈、破断とまで行かなくても、エンドレスベルトが伸び縮みすることで転写される画像が歪むという問題が生じる。
本発明は、エンドレスベルトに余計な負荷を与えることなしに、斜行を防ぐことのできる画像形成装置を提供する。
上記目的を達成するために、回転駆動される画像記録媒体の表面に色材によって可視画像を形成する可視画像形成手段と、前記画像記録媒体表面に形成された前記可視画像が、表面に転写されるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを張架する複数のローラと、前記複数のローラの1本である駆動ローラに回転駆動を付与するための駆動トルクを伝達する回転駆動手段と、前記駆動ローラに軸方向に移動させるための駆動力を伝達する軸方向駆動手段と、前記エンドレスベルトの搬送方向と直交する方向の移動量を検知する移動量検出手段と、前記移動量検出手段からの出力信号が所定の上限値以上、または所定の下限値以下の場合に前記駆動力の伝達を切り替え、前記下限値以上、前記上限値以下の範囲内に前記移動量をとどめるように前記軸方向駆動手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装置を提供する。

このとき、前記軸方向駆動手段は、前記駆動ローラに設けられた軸と、前記軸に設けられた歯数とねじれ角度が同一で、ねじれ方向のみ異なる2個のはすば歯車と、前記2 個のはすば歯車動力を伝達する電磁クラッチとを具備し、前記制御手段は、前記電磁クラッチに電気信号を付与することで動力伝達を切り替えることができる。
また、前記軸方向駆動手段は、前記駆動ローラの端部に設けられ、前記駆動ローラと一体に前記軸方向に可動な可動部と、前記可動部の周囲に設けられ、励磁コイルを有する固定部とを具備し、前記制御手段は、前記励磁コイルに電気信号を付与することで軸方向の移動力を発生させる、または、前記軸方向駆動手段は、前記駆動ローラの端部に設けられ、おねじ及びめねじを有し前記おねじと前記めねじが螺合することで前記駆動ローラを前記軸方向に移動する送りねじと、前記送りねじの動力を前記駆動ローラに伝達する電磁クラッチとを具備し、前記制御手段は、前記電磁クラッチに電気信号を付与することで動力伝達を切り替えることができる。
また、前記制御手段は、前記エンドレスベルトの搬送方向と直する方向の移動量を検知する移動量検出手段からの出力信号によって、前記電磁クラッチを切り替える電気信号を決定する手段を有することができる。
本発明によれば、斜行を検出し、駆動ローラの軸方向に移動させることで斜行を防ぐことができる。こうすることでエンドレスベルトに余計なテンションなどの負荷を与えることなく斜行を制御することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる画像形成装置を示すブロック図である。
この第1の実施形態に係わる画像形成装置は、カラー画像を形成するためのトナー色(黄、マゼンタ、シアン、黒)分だけ画像形成ユニット6、7、8、9を有し、これらをエンドレスベルト(転写ベルト)10の搬送方向に配置して、転写ベルト10によって搬送される用紙40表面に順次トナー画像を転写してカラー画像を形成するものである。
各画像形成ユニット6、7、8、9は、画像記録媒体である感光ドラム6a,7a,8a,9aと、この感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に形成された静電潜像をトナー画像に現像する現像器6d,7d,8d,9dと、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に形成されたトナー画像を画像転写媒体である用紙40に転写するための転写器6e,7e,8e,9eと、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面の転写残りトナーを除去するためのクリーニングブレード6h,7h,8h,9hと、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面を均一に帯電させるための帯電ローラ6b,7b,8b,9bとを有している。
また、この画像形成装置は、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に静電潜像を形成するためのレーザ露光システム37と、トナー画像が転写された用紙上の画像を定着させるための定着器12を有している。
また、レーザ露光システム37は感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に電気的な画像(静電潜像)を形成するためのものである。ここでは4本のレーザビームが各々の感光ドラム6a,7a,8a,9aに配向するよう光学設計されており、高速回転するポリゴンミラーによってレーザビームが感光ドラム6a,7a,8a,9a表面を走査するように設計されている。そしてレーザビームは、カラー画像を形成するための黄、マゼンタ、シアン、黒の画像データに従って適宜点滅駆動するように設計されている。
また、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面は帯電ローラ6b,7b,8b,9bによって一様に帯電されている。この感光ドラム6a,7a,8a,9a表面は有機感光体などにより形成されるため、レーザビームが照射された画点部の帯電が除去され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
現像器6d,7d,8d,9dには現像剤であるトナーが含まれており、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視画像に現像する。現像されたトナー画像はエンドレスベルト10によって搬送される用紙40と接触し、エンドレスベルト10背面から転写チャージャ6e,7e,8e,9eによって用紙40表面に転写される。
クリーナ6b,7b,8b,9bは、トナー画像が用紙40へ転写された後、感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に残存する残留トナーを完全に除去するために設けられたものである。クリーナ6b,7b,8b,9bは、例えばゴム製のクリーナブレードを感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に押圧する構成となっている。
エンドレスベルト10は、各感光ドラム6a,7a,8a,9aの転写位置にて接触する構成となっている。エンドレスベルト10の表面は導電処理された樹脂で形成されており、被転写媒体である用紙40を静電力により表面に固定できるようになっている。そしてエンドレスベルト10は、各感光ドラム6a,7a,8a,9a表面に形成されたトナー画像を順次転写するようになっている。
次に、この画像形成装置において、画像を形成するプロセスについて画像形成ユニット6を代表として説明する。
先ず、帯電器6bによって、感光ドラム6a表面が帯電され、レーザ露光システム37からのレーザビームが、感光ドラム6aの表面を描画する。ここではシアンに対応する潜像が感光ドラム6a表面に形成される。
次に、現像器6d内に格納されているトナーが、現像器6d内のローラによって排出され、潜像が表面に形成された感光ドラム6aに供給される。こうして感光ドラム6aの表面にトナー画像が形成される。
次に、用紙40が、バイアス電圧が印加されたバイアスローラ100によって帯電され、エンドレスベルト10上に導かれてその表面に静電力によって固定される。次に、この用紙40がエンドレスベルト10によって搬送されトナー画像が形成された感光ドラム6aと接触することによって、用紙40上にトナー画像が転写される。他の画像形成ユニット7、8、9でもトナー色のみ異なるだけで画像形成工程は同様である。
最後に、トナー画像が転写された用紙40は、エンドレスベルト10から剥離され、定着器12によって表面に転写されているトナー画像が溶融圧着してカラー画像形成の一連の工程が完了する。
エンドレスベルト10表面に用紙40を固定する方法は、バイアスローラ100の表面に図示しない高圧電源からのバイアス電圧が印加され、このバイアスローラ100によって用紙40を帯電させてエンドレスローラ10に固定する静電チャック方式とした。これによって用紙40は各感光ドラム6a、7a、8a、9aと転写ベルト10の接触部を通過しても転写ベルト表面からずれることがない。
また、各感光ドラム6a,7a,8a,9aからトナー画像が転写された用紙40はエンドレスベルト10の駆動ローラ20部での曲率に追従して付着しているだけの静電力が付与されないために、用紙先端がエンドレスベルト10から剥離し定着器12への用紙ガイド200に沿って転写ベルト10からはがれながら搬送される。
用紙のこしが低いうす紙などに対応するため、駆動ローラ20に対向して静電力を除去するための除電チャージャなどを設置し、エンドレスベルト10から用紙40が剥離する近傍に剥離つめなどを設け、より確実に用紙を剥離搬送する場合もある。
また、駆動モータ22と後で説明する駆動伝達機構300によって、エンドレスベルト10を回転駆動させる。
ローラ20、21のうち、エンドレスベルト10の用紙搬送方向、下流側のローラ20に駆動機能を持たせたのは、エンドレスベルト10の本図上面側を張り側とすることで、各感光ドラム6a,7a,8a,9aエンドレスベルト10とを安定的に接触させて、転写時に画像劣化することを極力回避するためである。
また、エンドレスベルト10はローラ20と21の軸対向精度(特に軸間傾斜など)が十分でない場合や、エンドレスベルト10の進行方向に対して左右の周長に差がある場合には、容易に斜行を発生する。斜行が発生し、その移動量が大となると本図には図示していないが、各ローラ20、21を支持するための軸受を保持する筐体構造のいずこかに接触するようになり、最初にエンドレスベルト10の端部に波打ち、しわ、などが発生し始め、異常変形部を端にいずれは破断してしまう。
さらにベルトが筐体の一部に接触することで、エンドレスベルト10の正常な搬送が阻害され、搬送速度変動によってエンドレスベルト10表面に保持されている用紙40上に形成されるカラー画像の画質が著しく劣化する。また、筐体部に接触する際に異音が発生し、製品性を低下する。
このエンドレスベルト10の斜行を抑制するために本発明に係り構成した斜行制御装置について図2によって説明する。
本図は図1の側面図に対し、背面から斜視図である。
図2に示すように、エンドレスベルト10を駆動する駆動ローラ20のシャフトには電磁クラッチ301、302を介してはすば歯車303、304を取り付けている。この2個のはすば歯車303、304に噛み合い駆動モータ22からの駆動力を伝達するためのはすば歯車305、306を設けている。
それぞれ、はすば歯車303及び305、はすば歯車304及び305のペアーは、ねじれ角の方向のみ異なり他の歯車仕様は全く同一なものとしている。これらの要素の組合せによりエンドレスベルト10の斜行制御装置の駆動力伝達機構300を構成する。
一方、エンドレスベルト10のエッジ部が斜行方向に移動したときの移動量を検知するエッジセンサ601を設置し、エッジセンサ601の信号をコントローラ701に入力し、コントローラ701はエンドレスベルト10の斜行量に応じたエッジセンサ601からの信号に応じて、前述した電磁クラッチ301、302の切替をつかさどる。
ここでは、駆動力伝達機構300とエッジセンサ601そしてエッジセンサ601の入力信号に応じて駆動力伝達機構300の駆動ローラ20軸に設置したはすば歯車303、304を制御するクラッチドライバ702、703を切り替える。
コントローラ701は、例えばCPUを有しソフトウエア動作プログラムによって、エッジセンサ入力信号レベルに応じてクラッチドライバ702、703の切り替え信号を発生させる機能を有するよう設計した。エッジセンサ601の構成とその信号処理に関しては後述するが、エンドレスベルト10の斜行量に応じたエッジセンサ601の出力信号レベルを取り込み、一定のレベルV 1以下の場合、斜行がエッジセンサ601の出力が増加する方向に進行するクラッチドライバ702、703の一方を通電する駆動信号を生成する。また、一定のレベルV2以上の場合、電磁クラッチ702、703の他方を通電する駆動信号を生成する。
また、エッジセンサ601の出力信号がV1以上、V2以下の場合には両電磁クラッチとも通電する駆動信号を生成するものとした。
次に、図3により駆動ローラ20に設けたはずば歯車303、304と電磁クラッチ301、302の機能について説明する。
ここでは駆動ローラ20の軸を回転方向と軸方向に移動可能な軸受(例えばリニアブッシュ。図示せず。)で支持したため、駆動ローラ20を回転させるとともに軸方向に移動可能とした。
はすば歯車303と304はねじれ角の方向が右方向と左方向に異なるのみで歯数、モジュール、歯幅、ねじれ角度などの歯車諸元は同一のものとし下記のとおりとした。
モジュール 1 ねじれ角 10° 歯数 40 (駆動、従動側とも)
また電磁クラッチ301、302は小倉クラッチ製マイクロ電磁クラッチAMC2.5を用いた。
図3(1)に示すように、電磁クラッチ301、302の機能は、はすば歯車303、304と駆動ローラ20の軸を機械的に接続とリリースを司るものである。電磁クラッチ303、304に通電することによって駆動ローラ20の軸とはすば歯車303あるいは304が接続し駆動モータ22の駆動トルクを駆動ローラ20に伝達し、非通電時ははすば歯車303あるいは304が駆動ローラ20軸と接続しないため駆動ローラ20に対して空回りし駆動トルクは伝達されない。
駆動モータ22出力軸に固定しているはすば歯車305、306がはすば歯車303、304に駆動力を伝達する際にははすば歯車特有であるスラスト力が発生する。電磁クラッチ301と302を各々通電して駆動ローラ20軸と固着している場合、両はすば歯車から発生するスラスト力は各々反対方向に発生するために互いに打ち消しあう。これによって駆動ローラ20は回転方向にのみ駆動されるが、軸方向には移動することがない。
次に、図3(2)に示すように、はすば歯車304の電磁クラッチ302を固定するよう通電し、はすば歯車305の電磁クラッチ301は回転フリーとなるよう通電しないと、駆動モータ22からの駆動トルクははすば歯車304のみで駆動ローラ20軸へ伝達されるため、駆動ローラ20に係るスラスト力は方向Aとなり中左に駆動ローラ20は図中左側に移動する。
一方、図3(3)に示すように、はすば歯車303を駆動ローラ20軸に固定、はすば歯車304を回転フリーとなるよう各々の電磁クラッチ301、302を駆動するとスラスト力は方向Bに発生するようになり、駆動ローラは図中右側に移動する。
この様子を図4の模式図を用いてもう少し説明する。
図4に示すように、エンドレスベルト10が破線aのように斜行した場合には駆動ローラ10の軸方向に対して矢印Bの方向に、移動するように電磁クラッチ301(ON)、302(OFF)の通電を切替える。
また、エンドレスベルト10が破線bのように斜行した場合には駆動ローラ10の軸方向に対して矢印Aの方向に、移動するように電磁クラッチ301(OFF)、302(ON)を切替える。
電磁クラッチ301、302の切替は、エンドレスベルト10の斜行量を検出するエッジセンサ601の出力信号に基づいてコントローラ701が決定する。
図5に、エッジセンサ601のブロック図を示す。
図5に示すように、エッジセンサ601は、LEDによる発光素子602と受光素子603が溝部を介して対向するように配置した構成をしている。受光素子603は光電セルから構成され受光面に入射する光量に応じた電圧信号を出力する。
エンドレスベルト10のエッジ部を発光素子602と受光素子603が対向する溝に入るよう設置すれば、転写ベルト10の斜行に応じて受光素子603の受光量が変化し出力される信号が変化する。
図9にこのエッジセンサ601の出力信号レベルを示す。横軸はエンドレスベルト10のエッジセンサ601に対する移動量、縦軸はそのときのエッジセンサ601の出力電圧である。
この出力信号をA/D変換回路704によってデジタル信号としてコントローラ701にて斜行量の演算を行う。コントローラ701ではエッジセンサ601における出力信号のデジタル量を元に、電磁クラッチ301、302の切り替え信号を生成する。ここで出力信号が4ボルトから8ボルトの間にとどまるよう電磁クラッチ301、302の切替信号を生成するように設定した。これによって転写ベルト10の斜行は±0.3mm以下に押さえ込まれる。
また、電磁クラッチ切替信号を発生するタイミングは画像形成時からずらしている。画像を形成している最中に電磁クラッチを切替えることによって転写ベルト10への衝撃が画像ノイズとして現れることを避けることを目的とした。例えば定型サイズの用紙(A3、A4など)に対し画像を形成するため、ページとページの間隔で画像を形成していないページ間で電磁クラッチを切替える。
また、エッジセンサ601としてエンドレスベルト10の斜行量を連続に出力信号として検出するセンサを採用したが、いわゆるフォトインタラプタと呼ぶ遮光量に応じて2値信号を発生するセンサを2個組み合わせて転写ベルト10の斜行を検知すること可能である。この場合、2個のフォトインタラプタの遮光位置をエンドレスベルト10の斜行許容位置の上限と下限位置に設置しておき、両フォトインタラプタ出力信号によって、はすば歯車の電磁クラッチを切替えてもよい。
以上、本実施の形態にて説明した斜行制御装置は転写ベルト10の駆動ローラ駆動機構がスラスト方向に制御できるために、機構が簡単で、かつ信頼性の高い斜行制御装置を提供することが可能となる。
次に、駆動ローラの駆動方法について、別の方法を説明する。
図6は駆動ローラ20の軸両端にスラスト軸受406,407を介してソレノイド401、402を設置した。
ソレノイド401、402は可動鉄心と固定鉄心および励磁用コイルからなり、励磁用コイルに通電することによって可動鉄心がリニア動作するものである。
各ソレノイドの励磁コイルに通電することでスラスト軸受け407、406を介して駆動ローラ20への軸方向移動力を発生させる。
駆動ローラ20の軸はリニアガイド404、405により回転駆動するとともに軸方向へ移動可能となるよう支持しているので、両ソレノイドの駆動により駆動ローラ20は図中右及び左に自在に移動させることが可能となる。
駆動モータ22からの駆動トルクは平歯車対403により伝達する。これは駆動ローラ20が軸方向に自在に移動できるために必要であり、本実施例では平歯車対の駆動側歯車の幅が従動側歯車の幅に駆動ローラ20の軸方向移動距離を見込んだものとした。
このような駆動ローラ20の軸方向移動機構を、前述したはすば歯車と電磁クラッチによる駆動機構の代替とすることで転写ベルトの斜行抑制制御装置を構成することが可能となる。
図7は前述の構成で、ソレノイドによる駆動を行わず送りねじ500により駆動ローラ20を移動させる実施例の駆動部のみを示している。ここでは駆動ローラ20軸の一端におねじ501を設け、これにめねじ部502をねじ込んでいる。めねじ部502は電磁クラッチ503のロータ505に固定してあり、電磁クラッチを通電すると電磁クラッチ本体504と固着する。電磁クラッチ本体504は装置固定部に設置してある。
このため、電磁クラッチ503を通電するとめねじ部502は固定され、回転しているおねじ部は軸方向に進行する。また、電子クラッチ503を通電しない場合にはめねじ部502は単に空回りしているだけで駆動ローラ20の移動には関与しない。
この駆動機構を駆動ローラ20軸の両端に設置し、電磁クラッチを転写ベルト10斜行検知量に応じて切り替えることで斜行の抑制が可能となる。
図8は駆動ローラ20を支持する支持部材全体を転写ベルト10の斜行方向に移動させることができる例を示している。
駆動ローラ10の駆動モータ22および回転伝達機構403を搭載し、駆動ローラ10が回転可能に支持する支持部材601をリニアスライダ602、603を介して固定ベース606に設置する。固定ベース606に設置したモータ605出力軸に送りねじ604を設けることで支持部材601を駆動ローラ20軸方向に移動させる構成である。
このようにすることでも駆動ローラ20を回転させるとともに、軸方向に移動可能としている。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置のブロック図。 本発明の実施形態に係る斜行制御装置を説明するための斜視図。 本発明の実施形態に係る斜行制御装置軸方向駆動原理を説明する概略図。 本発明の実施形態に係る斜行抑制装置の斜行制御方向を説明する概略上面図。 本発明の実施形態に係る斜行抑制装置のエンドレスベルト斜行量検知センサの概略図。 本発明の実施形態に係る斜行抑制装置の構成図。 本発明の実施形態に係る斜行抑制装置の構成図。 本発明の実施形態に係る斜行抑制装置の構成図。 本発明の実施形態に係るエッジセンサの出力を示す図。
符号の説明
6、7、8、9 画像形成ユニット
6a,7a,8a,9a 感光ドラム
6b,7b,8b,9b 帯電器
6d、7d、8d、9d 現像器
6e、7e、8e、9e 転写器
6h,7h,8h,9h クリーニングブレード
10 エンドレスベルト
11 エンドレスベルトクリーナ
300 駆動力伝達機構
20 駆動ローラ
21 テンションローラ
22 駆動機構
37 レーザ発生機構
301 302 電磁クラッチ
303 304 305 306 はすば歯車
12 定着器
40 用紙
100 帯電器
601 エッジセンサ

Claims (4)

  1. 回転駆動される画像記録媒体の表面に色材によって可視画像を形成する可視画像形成手段と、
    前記画像記録媒体表面に形成された前記可視画像が、表面に転写されるエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを張架する複数のローラと、
    前記複数のローラの1本である駆動ローラに回転駆動を付与するための駆動トルクを伝達する回転駆動手段と、
    前記駆動ローラに軸方向に移動させるための駆動力を伝達する軸方向駆動手段と、
    前記エンドレスベルトの搬送方向と直交する方向の移動量を検知する移動量検出手段と、
    前記移動量検出手段からの出力信号が所定の上限値以上、または所定の下限値以下の場合に前記駆動力の伝達を切り替え、前記下限値以上、前記上限値以下の範囲内に前記移動量をとどめるように前記軸方向駆動手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記軸方向駆動手段は、
    前記駆動ローラに設けられた軸と、前記軸に設けられた歯数とねじれ角度が同一で、ねじれ方向のみ異なる2個のはすば歯車と、前記2個のはすば歯車動力を伝達する電磁クラッチとを具備し、
    前記制御手段は、
    前記電磁クラッチに電気信号を付与することで動力伝達を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記エンドレスベルトの搬送方向と直交する方向の移動量を検知する移動量検出手段からの出力信号によって、前記電磁クラッチを切り替える電気信号を決定する手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記軸方向駆動手段は、
    前記駆動ローラの端部に設けられ、前記駆動ローラと一体に前記軸方向に可動な可動部と、前記可動部の周囲に設けられ、励磁コイルを有する固定部とを具備し、
    前記制御手段は、
    前記励磁コイルに電気信号を付与することで軸方向の移動力を発生させる、
    または、前記軸方向駆動手段は、
    前記駆動ローラの端部に設けられ、おねじ及びめねじを有し前記おねじと前記めねじが螺合することで前記駆動ローラを前記軸方向に移動する送りねじと、前記送りねじの動力を前記駆動ローラに伝達する電磁クラッチとを具備し、
    前記制御手段は、
    前記電磁クラッチに電気信号を付与することで動力伝達を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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