JP4959888B2 - Automatic water supply system - Google Patents
Automatic water supply system Download PDFInfo
- Publication number
- JP4959888B2 JP4959888B2 JP2001298831A JP2001298831A JP4959888B2 JP 4959888 B2 JP4959888 B2 JP 4959888B2 JP 2001298831 A JP2001298831 A JP 2001298831A JP 2001298831 A JP2001298831 A JP 2001298831A JP 4959888 B2 JP4959888 B2 JP 4959888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water supply
- water
- time
- moisture
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植栽されている土壌などの給水対象の水分不足を検出することにより、給水対象へ自動的に給水を行う自動給水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、植栽されている土壌等の給水に関連する公知技術として、実開平2−17054号の植木鉢がある。前記植木鉢は、土壌の内部に目標とする水分の含有量に応じて対向間隔の調整が可能な電極を埋設し、電極間の水分含有量が予め設定された下限値まで低下したことを対向する電極間の抵抗で検出し、その検出に応じて給水開始をランプ若しくはブザーで報知するものである。
【0003】
また、他の公知技術に、実開昭62−16257号の自動灌水装置があり、前記自動灌水装置は、設定した時間間隔で自動的に灌水を行うものである。
【0004】
また、他の公知技術として、実開平5−4862号の植物への自動給水装置があり、前記自動給水装置は、水が収容される貯水タンクと、貯水タンクの排出口と被給水土との間に配備された送水管と、送水管路に配備され貯水タンク内の水を送水する送水ポンプと、土中に挿入設置された土中の含水量の低下を検知して送水ポンプを作動させる検知器とからなるものである。
【0005】
また、他の公知技術として、特開昭62−257324号の農作物灌水装置の制御方法があり、前記制御方法は、水源からの水を弁の開閉により散水管へ圧送して灌水を行う灌水装置において、予め設定された灌水開始時刻より予め設定された短い時間宛、前記弁を所定の回数断続的に開放することにより、予め設定された前記短い時間宛断続的に繰り返し灌水するものである。
【0006】
また、他の公知技術として、実用新案登録第2501992号の芝生の散水管理装置があり、前記散水管理装置は、散水する芝生地域近傍の気象情報を収集する気象情報収集手段と、芝生地域の地中情報を収集する地中情報収集手段と、気象情報収集手段からの入力により降雨予測を行い散水の要否を判定する気象状況判定手段と、地中情報収集手段から入力された水分量により散水の要否を判定しかつ地域各部の水分量に応じて散水量のランク付けを行う地中状況判定手段と、地中状況判定手段のランク付けに応じて散水可能水量の全部若しくは一部を配分し散水指令を出す散水判定手段と、散水指令によりランクに従って散水を実施する散水手段を具備するものである。
【0007】
また、他の公知技術として、特開2001−211768号の自動給水システムがあり、前記自動給水システムは、土壌等の給水対象の水分が不足したことを水分センサーにより検出し、その検出に応じてタイマー部が所定時間を計測し、前記所定時間内に水分センサーにより水分が充足したことを検出しない場合に給水し、前記所定時間内に水分が充足したことを検出した場合にタイマー部を初期化するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記実開平2−17054号の植木鉢は、長期不在の場合等にランプ若しくはブザーで報知しても役に立たないことから、長期不在の場合等には対応することができず、植物を枯らしてしまう。また、ランプ若しくはブザーでの報知に応じて人為的に給水しなければならないものであるから、広大な緑化エリアに給水する場合等には給水作業に大変な労力を要する。また、人為的に給水した後に給水量が充分に足りているか否かを判断することが困難であり、給水量が充分に足りていない場合には何度も人為的に給水作業を行う必要が生ずるか、或いは給水量が足りていると思いこんで植物を枯らしてしまう不具合を生ずる。
【0009】
上記実開昭62−16257号、実開平5−4862号、実開昭62−257324号、実用新案登録第2501992号、特開2001−211768号の技術は上記不具合をある程度解消することができるものの、実開昭62−16257号の自動灌水装置は、雨や晴天等の天候を考慮しておらず、植木鉢内の土壌等の給水対象に存在する水分量に関係なく、設定された時間間隔で決まった時間になると所定量の水分が給水されてしまうため、例えば降雨後は給水過多になって根腐れ等を起こし、植物が枯れると共に無駄な水を使用してしまう。また、土壌の種類等に応じて吸水速度が異なることから、晴天続き後に給水される際にも、給水された水が充分に土壌全体に吸水されずに土表から流れてしまう場合があり、水分不足で植物が枯れると共に水分の無駄使いになる不具合を生ずる。
【0010】
また、実開平5−4862号の自動給水装置も、土壌の吸水能力を考慮せずに給水を行うものであるため、充分に給水を行っても、給水された水が実際には土壌に充分吸水されずに土表から流れてしまう場合があり、水分不足で植物が枯れると共に水分の無駄使いになる不具合を生ずる。
【0011】
また、特開昭62−257324号の制御方法は、土壌に充分に吸水させるという点では有効であるものの、例えば灌水中に降雨が発生しても断続的に灌水する等、灌水開始時の土壌の状態への考慮がなく、全て予め定められた回数断続的に灌水を行って、土壌がある程度湿っている場合と土壌に水分が全くない場合とで同回数、同量の灌水してしまい、土壌が湿っている場合には水分の無駄使いになると共に水分過多で植物を枯らし、水分が無い場合は水分不足で植物を枯らす不具合を生じ、灌水量を適切に制御できていない。
【0012】
また、実用新案登録第2501992号の散水管理装置は、気象情報収集手段として、風向風速計、日射計、感雨計、温湿度計等、地中情報収集手段として、PH・EC計、地温計、水分計等を設ける必要があることに加え、これらの情報収集手段からの情報を収集して制御する必要があることから、膨大な費用を要する。また、情報収集手段として多数の器具を用いることから、故障が発生する可能性が高く信頼性にも欠ける。また、散水後の地中に吸水される水分は管理されておらず、散水後の水分が土表から流れてしまう場合には、水分不足で植物が枯れると共に水分の無駄使いになる不具合を生ずる。
【0013】
また、特開2001−211768号の自動給水システムには、給水終了後の給水管理に関する開示がない。
【0014】
本発明は上記不具合を解消するために提案するものであって、給水終了後に土壌等の給水対象を管理して給水対象の水分量を適量に維持或いは調整し、植物の良好な育成を可能にすると共に、水分を無駄使いすることが無く、又安価で且つ故障が発生する可能性が低く信頼性が高い自動給水システムを提供することを目的とする。
【0015】
本発明の自動給水システムは、給水対象の水分不足を検出可能とする水分センサーと、
前記給水対象に水分を供給する給水手段と、前記給水手段を制御する手段であって、再度の給水を行うか否かを判定するための所定時間を記憶し、タイマー部を有する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記給水手段による給水が終了すると前記タイマー部により前記所定時間の計測を開始し、該給水が終了してから該タイマー部により計測される時間が前記所定時間に至るまでの間に前記水分センサーが水分不足を検出した場合は前記給水手段による再度給水を実行し、前記所定時間まで水分不足を検出しない場合は前記計測時間を初期化することを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の自動給水システムは、前記制御手段は、前記所定時間の計測終了後に水分不足を検出した場合に給水対象の水分不足を維持する時間であるストレス時間を計測し、前記ストレス時間の計測終了後に給水を開始することを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の自動給水システムは、前記制御手段は、前記ストレス時間の計測中に水分充足を検出した場合或いは水分不足を検出しなくなった場合に計測中のストレス時間を初期化することを特徴とする。
【0018】
また、本発明の自動給水システムは、前記制御手段は、前記所定時間内に水分不足を検出しない場合に所定の給水間隔時間を計測し、該給水間隔時間の計測終了後に給水を開始することを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明の自動給水システムは、前記制御手段は、時期を更新するカレンダー部を有し、該カレンダー部が更新する時期に応じて、少なくとも前記所定時間を適宜変更することを特徴とする。カレンダー部で設定される時期は、四季や月など適宜である。
【0020】
さらに、本発明の自動給水システムは、前記給水対象が植物栽培領域の下方に設けられた貯水空間であることを特徴とし、さらに、本発明の自動給水システムは、前記給水手段が前記貯水空間に給水することを特徴とする。給水対象は例えば貯水トレー内の貯水空間の他にも、土壌など適宜である。
【0021】
また、本発明は自動給水プログラムとして規定することも可能であり、例えば少なくとも、給水対象の水分不足を検出可能とする水分センサーと、給水対象へ給水する給水手段と、タイマー部を有し給水手段の給水の開始及び終了を制御可能な制御手段とを備える自動給水システムで、前記制御手段を、給水手段の給水終了後にタイマー部で所定時間を計測し、前記所定時間内に水分センサーにより給水対象の水分不足を検出した場合に給水手段による給水対象への給水を開始する制御をする手段として機能させる自動給水プログラム等である。
【0022】
【作用】
本発明の自動給水システムは、給水終了後に所定時間を計測し、前記所定時間内に水分不足を検出した場合に再度給水を開始することにより、例えば晴天続きや気温が高い日が続いて土壌が非常に乾燥し、ある程度少ない量の一回の給水では土壌中の水分量が充分にならない場合等に再度給水し、土壌中の水分量を充分に高め、水分不足による枯れの発生を防止することが可能となる。又、例えば曇りの日が続いたり少量の自然降雨があって、1回の給水で土壌中の水分量が足りている状態になる場合等には、無駄に再度の給水を行って過剰な給水をすることが無く、必要最小限の給水で水分の無駄使いをすることが無い。従って、土壌或いは土壌中に必要且つ十分な水分を付与することが可能となる。
【0023】
また、本発明の自動給水システムは、前記所定時間後に水分センサーにより水分不足を検出すると、所定のストレス時間を計測し、このストレス時間中に水分不足状態を維持した場合のみ給水を行うことにより、例えば晴天が続いた場合に対応して出来るだけ給水を行わない等、より自然に近い状態の水分管理を行うことができ、丈夫な植物を栽培することが可能となる。又、例えばストレス時間の計測中に自然降雨等が発生して、水分センサーにより水分充足を検出した場合に計測中のストレス時間を初期化し、給水を行わない構成とすることにより、過剰な給水及び水分の無駄使いを防止することが可能となる。
【0024】
また、別例として、本発明の自動給水システムは、前記所定時間内に水分センサーにより水分不足を検出しない場合に所定の給水間隔時間を計測し、この給水間隔時間後に給水を行うことにより、基本的に予め定められた給水間隔時間毎に給水を行うタイマー式の自動給水システムにも応用することが可能となり、かかる自動給水システムでも給水した水分を土壌全体に充分行き渡らすことが可能となる。
【0025】
また、本発明の自動給水システムは、カレンダー部によって少なくとも前記所定時間の自動変更を可能にすることにより、例えば季節毎に対応して水分管理を行うことが可能となり、より水分の無駄使いを解消することができると共に、植物の特性にあった水分管理を行うことができる。また、地域毎に異なる気象、環境状況にも対応することが可能となる。
【0026】
また、本発明の自動給水システムは、例えば給水される給水対象を植物栽培コンテナによる植物栽培領域の下方に設けられた貯水トレー内の貯水空間とした場合に、一回の給水量を貯水トレーに貯水可能な上限水分量以下の所定量に設定する等により、給水した水がオーバーフローしてしまう等の水分の無駄使いを防止できる。更に、例えば貯水トレー内の貯水空間に給水手段で直接給水すると好適であり、例えば貯水トレー内に貯水トレーからオーバーフローしない水分量で給水され、貯水された水分は植物栽培コンテナ内の土壌や植物に毛細管現象で吸水され、植物栽培コンテナの土壌の状態によって貯水トレー内の水分だけでは不足する場合には再度給水される。つまり、貯水トレーから溢れない程度の給水を行い、不足する場合は再度給水を行い、土壌全体に水分が行き渡るまで給水を繰り返し、確実に土壌中の水分を必要且つ充分な状態とし、水分不足による枯れの発生を防止すること等ができると共に、オーバーフロー等による水分の無駄使いを防止することができる。
【0027】
言い換えると、例えば晴天続きで土壌内の水分量が少ない場合は、給水手段で給水された貯水トレー内の水分は早い段階(所定時間内)で土壌や植物により吸水し尽くされてしまい、早い段階で水分不足を検出することとなり、即座に再度給水手段により給水が行われる。これを繰り返すことにより、徐々に土壌内の水分量が増えて土壌全体に行き渡っていき、給水手段による給水された貯水トレー内の水分の吸水速度が遅くなってくる。その結果、最終的に土壌全体に水分が行き渡り、所定時間内に水分不足を検出しなくなる。これに対して、例えば曇りが続き土壌内の水分量がある程度存在する場合は、給水手段で給水された貯水トレー内の水分はゆっくりと土壌や植物により吸水され、所定時間内に吸水し尽くされた場合にのみ即座に再度給水手段により給水される。つまり、本発明の着目点の一つは、土壌中の含水量に応じて土壌の吸水速度が異なる(含水量が少ない場合は吸水速度が速く、含水量が多い場合は吸水速度が遅い)ことにある。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の自動給水システムの具体的な実施形態について図面にそって説明する。尚、下記実施形態の自動給水システムは、植物栽培コンテナを載置した貯水トレー内空間を給水対象とする場合について説明するが、本発明に於ける給水対象は、植物栽培コンテナ内の土壌、或いは一般的な公園、庭、農場、屋上緑化等の土壌等適宜で、下記実施形態に限定されるものではない。図1は第1実施形態の自動給水システムを示す全体構成図、図2は第1実施形態に於ける給水時間により給水制御する場合のシステムブロック図である。
【0029】
本実施形態の自動給水システムは、図1に示すような上面が開放した植物栽培コンテナ10が貯水トレー20に載置されている底面給水型の植物栽培ユニットに給水を行うものであり、前記植物栽培ユニットを人工地盤上に複数敷設し、屋上緑化を実現するものである。
【0030】
植物栽培コンテナ10は、平面視略方形で上面が開放した箱体であり、その側面11に内向きへこみ部13が形成されていると共に、その底面12には、突出方向の頂部に吸水孔141が穿設され下方に突出している吸水凸部14と、吸水凸部14より長く下方に突出している脚部15がそれぞれ設けられている。植物栽培コンテナ10の内部には土壌31が充填して設けられ、土壌31に植物32が植えられている。尚、植物栽培コンテナ10を屋上等に載置する場合には土壌31として人工軽量育成材を使用すると好適である。
【0031】
貯水トレー20は、上面が開放し、主としてテーパ状に形成され且つ高さが植物栽培コンテナ10の側面11より低い側面21と底面22とからなるものであり、底面11上には水分センサー40が配設され、その内部には水分33が貯水される。貯水トレー20内に植物栽培コンテナ10を載置した植物栽培ユニットを複数敷設した場合には、隣り合う植物栽培コンテナ10・10の内向きへこみ部13・13間及び側面21・21の頂部近傍に於ける貯水トレー20上に空間部34が形成され、空間部34に水分センサー60と後述する制御手段60とを結ぶ有線、或いは後述する給水パイプ51等を配設して介在させることができ、美観に優れた外観を維持することが可能な構成である。
【0032】
植物栽培コンテナ10が貯水トレー20の底面22上に載置され、貯水トレー20内に貯水された状態では、吸水凸部14より突出する脚部15の支持によって植物栽培コンテナ10の底面12が貯水トレー20の側面21の頂部より高い位置に維持され、植物栽培コンテナ10の底面12と水面331との間に空気層35が形成されると共に、吸水凸部14の下方の頂部と貯水トレー20の底面22との間に空間部36が形成される。
【0033】
そして、貯水トレー20内に貯水された水分33は、植物栽培コンテナ10の吸水凸部14の吸水孔141から毛細管現象で吸い上げられ、植物栽培コンテナ10内の土壌31及び植物32に水分33が給水される構成である。尚、図1には省略したが、植物栽培コンテナ10の底面12には排水及び通気のための孔が例えば複数穿設されており、前記孔により自然降雨等による植物栽培コンテナ10内の余剰水を貯水トレー20内に排水して送ることができると共に、空気層35から空気を植物栽培コンテナ10内の土壌31に送ることができ、植物32の根腐れを防止することが可能である。
【0034】
また、貯水トレー20の底面22上に設けられた水分センサー40は、図1及び図2に示すように、後述する制御手段60にインターフェイスI/Fを介して有線で接続されており、さらに前記制御手段60は給水手段50の給水パイプ51の給水を制御する電磁弁52にインターフェイスI/Fを介して有線で接続され、前記制御手段60で電磁弁52の開閉を制御して給水パイプ51による給水の開始及び停止を制御する構成である。尚、本自動給水システムに於ける制御手段と水分センサー40及び電磁弁52等との接続は有線に限らず、無線とすることも可能である。
【0035】
水分センサー40の計測部は、少なくとも2つからなる電極体(導電性材)を所定間隔開けて配設され、前記電極体間に電気を流した時の抵抗値で水分量を計測するもので、水分量が多くなると電極体間の抵抗値が小さくなり、水分が少なくなると空気で絶縁されるため電極体間の抵抗値が大きくなる。そして、後述する制御手段60の設定部で水分不足を規定する一定値を水分が無い状態若しくは水分が少ない状態の所要値で設定して記憶させ、前記制御手段60は、水分センサー40の計測部で計測される電極体間の抵抗値を取り込んで前記一定値と対比して、電極体間の抵抗値が一定値に達した或いは越えた場合に水分が不足している状態を検出し、一定値に達しない或いは越えない場合に水分が充足している状態を検出し、水分の充足と水分の不足を検出する。例えば前記一定値を600kΩと設定した場合、抵抗値が設定した600kΩに達する或いは越えると水分不足を検出し、給水手段50で給水される或いは自然降雨等により水分が補給され電極体間の抵抗値が小さくなって抵抗値が600kΩより小さくなると、水分が充足したことを検出する。
【0036】
また、本実施形態の制御手段60は、図2に示すように、主として中央処理手段であるCPUに、時間を計測するタイマー部と、表示部と、所要の設定事項を設定する設定部と、ハードウェアと協働して自動給水処理を実行するプログラムや設定部で設定される設定事項等の所要事項を記憶する記憶手段であるROMやRAMが接続されたものであり、CPUに接続されたインターフェイスI/Fを介してそれぞれ水分センサー40及び給水手段に接続されている。
【0037】
設定部は制御手段60の自動給水処理で必要な内容を設定する部分であり、水分センサー40の抵抗値と比較する一定値、後述する所定時間、ストレス時間或いは給水時間等様々な設定を行う部分である。タイマー部はCPUの指示で時間の計測を行う部分であり、本実施形態に於いては所定時間を計測する第一タイマー部と、ストレス時間を計測する第二タイマー部と、給水時間を計測する第三タイマー部を含むものであって、同一の機器で計測してもよい。表示部はタイマー部の作動状況等、自動給水システム全体の動作状況や自動給水システムの設定内容等所要の内容を表示する部分で、例えばLED、LCD等であり、表示部に動作内容を随時表示することにより自動給水システムが正常に作動しているか一目で認識することが可能となる。尚、表示部としてLCDを使用する場合は、設定部をタッチパネル式にする等適宜である。また、制御手段60にはランプや警報機等の報知手段を設け、異常が検出された場合に報知するようにしても良い。
【0038】
また、給水手段50は、給水パイプ51は水源から貯水トレー20内に水分を供給するもので、その先端にある給水口53は貯水トレー20内に向けて配設され、給水パイプ51に設けられた電磁弁52で給水を制御するものである。給水手段50の電磁弁52はインターフェイスI/Fを介して制御手段60のCPUに接続されており、電磁弁52の開閉ひいては給水手段50による給水は、制御手段60で制御され、電磁弁52に制御手段60から給水開始信号と給水終了信号が入力され前記信号に応じて電磁弁52が開閉する構成である。尚、給水パイプ51には、ドリップチューブ、点滴パイプ、多孔質パイプ、一般的な家庭用のホース等適宜のものを使用可能である。
【0039】
次に、上記構成の自動給水システムで自動給水処理を行う過程について説明する。図3は第1実施形態に於ける制御手段の処理を示すフローチャート、図4は第1実施形態に於ける給水時間により給水制御する場合の制御手段の給水処理のサブルーチン及び給水手段の給水処理を示すフローチャートである。
【0040】
先ず、図3に示すように、制御手段60が初期化されている状態(S11)に於いて、貯水トレー20内の貯水空間で水分センサー40の計測部が電極体間の抵抗値を連続して或いは所定時間毎に計測し、計測結果である前記抵抗値が水分センサー40から制御手段60のCPUに入力されて取り込まれる。前記CPUは前記抵抗値が入力されたか判断して認識し或いは前記抵抗値を取得して認識し、認識した前記抵抗値と設定部で設定され記憶手段に記憶されている所定の一定値との比較を行って、水分が不足しているか充足しているか判定を行う(S12)。
【0041】
制御手段60は、前記抵抗値と前記一定値を比較した結果、前記抵抗値が前記一定値を越える或いは抵抗値が一定値に達して水分が不足していることを検出した場合に、そのタイマー部の第二タイマー部を作動してストレス時間の計測を開始する(S13)。一方で、前記抵抗値が前記一定値を越えない或いは達しない場合には、制御手段60は、新たに水分センサー40で計測され取り込んだ抵抗値と前記一定値を比較し、水分不足を検出しない限りは前記抵抗値と前記一定値との比較を繰り返す。
【0042】
そして、第二タイマー部によるストレス時間の計測を終了するまでの間、制御手段60は、水分センサー40で新たに計測された抵抗値を連続して取り込み、前記抵抗値と前記一定値との比較を連続して行い、ストレス時間の計測中に取得した抵抗値と前記一定値との比較の結果、各抵抗値が前記一定値を越える或いは各抵抗値が前記一定値に達して水分が不足している限り、ストレス時間の計測及び新たな抵抗値と前記一定値の比較を継続し、新たに取得した抵抗値が前記一定値を越えない或いは抵抗値が前記一定値に達せずに水分が充足していることを検出した場合には、制御手段60は第二タイマー部によるストレス時間の計測を停止し、計測した時間を初期化する等により、初期化された状態に戻る。前記処理はストレス時間の計測が終了するまで行われる(S14、S15)。
【0043】
制御手段60は、ストレス時間の計測の間、連続して取り込んだ抵抗値が全て前記一定値を越え或いは抵抗値が全て一定値に達して、水分が不足している状態を検出し続け、そのままストレス時間の計測が終了した場合には、ストレス時間の計測終了に応じて給水処理を実行する(S16)。
【0044】
前記給水処理では、図4に示すように、制御手段60のCPUが給水手段50の電磁弁52を開放状態にする給水開始信号を出力して電磁弁52に伝送すると共に、前記給水開始信号の出力に応じて第三タイマー部で給水時間の計測を開始する(S161、S162)。他方で給水手段50では、電磁弁52がその制御手段等により入力された前記給水開始信号を認識し、前記認識に応じて電磁弁52が開放され、給水パイプ51による貯水トレー20内への給水が開始される(K161、K162)。制御手段60のCPUは、第三タイマー部による給水時間の計測が終了したか否かを判断し(S163)、給水時間の計測が終了して第三タイマー部の作動が終了すると、CPUは電磁弁52を閉鎖状態にする給水終了信号を出力して電磁弁52に伝送し(S164)、制御手段60は、計測した給水時間を初期化して初期状態に戻る(S165)。他方で給水手段50では、電磁弁52はその制御手段等により入力された前記給水終了信号を認識し、前記認識に応じて電磁弁52が閉鎖され、給水パイプ51による貯水トレー20内への給水が終了する(K163、K164)。
【0045】
前記給水処理が終了すると、給水停止信号の出力など給水処理の終了に応じ、制御手段60は、第一タイマー部で所定時間の計測を開始し(S17)、この所定時間の計測の間も水分センサー40から新たに計測された抵抗値を認識し、前記一定値との比較を連続して行って水分不足或いは充足を検出し(S18)、所定時間の計測中に抵抗値と前記一定値の比較した結果、各抵抗値が前記一定値を越えない或いは各抵抗値が前記一定値に達しない限り、所定時間の計測及び新たな抵抗値と前記一定値の比較を継続し、認識した抵抗値が前記一定値を越える或いは抵抗値が前記一定値に達した場合には、制御手段60は、第一タイマー部による所定時間の計測を停止し、計測した時間等を初期化する等の処理が行い、再度給水処理を実行する(図7、図8参照)。また、前記所定時間の計測の間、連続して入力された抵抗値が全て前記一定値を越えない或いは抵抗値が前記一定値に達しない場合には、所定時間の計測を終了し、制御手段60は、計測した所定時間を初期化して初期状態に戻る(S19)。上記S11〜S19の処理は自動的に繰り返して行われ、貯水トレー20への給水が自動的に管理される。
【0046】
また、上記給水処理の例では、給水時間を計測し、給水時間の経過後に給水を停止する構成としたが、図5及び図6に示すように、例えば給水手段50の給水パイプ51からなる水路に流量計を設置し、前記流量計を制御手段60のCPUに接続し、制御手段60の記憶手段に予め設定した上限流量値を記憶しておき、給水開始後に前記流量計で給水される流量を測定し、制御手段60のCPUが、前記流量計により測定される流量を取り込んで流量を積算し(S166)、その積算流量値を上限流量値と比較し(S167)、積算流量値が上限流量値に達する或いは越えた場合に給水終了信号を出力して給水を停止し、積算流量値を初期化する(S168)等の構成にしてもよい(図7、図8参照)。前記構成によって、貯水トレー20の一杯分等のより正確な所定量の給水を行うことが可能となり、例えば集合住宅や建物の屋上等の水道により或いは時間帯により水道からの時間当たりの流量が異なるような場合にも、確実に適量の給水を行うことが可能となる。
【0047】
上記第1実施形態の自動給水システムは、水分センサー40の計測する抵抗値により水分が不足する状態を検出し、前記検出に応じてストレス時間を計測し、このストレス時間中に水分不足状態のストレスを植物に対して与えるので、出来るだけ自然に近い状態で植物を栽培することができ、丈夫な植物の育成を可能にする。また、ストレス時間の計測中に自然降雨等で水分が不足する状態が解消された場合には給水処理を実行しないことにより、過剰な給水を未然に防止することが可能となると共に根腐れを防止できる。
【0048】
また、ストレス時間、所定時間、給水時間等を設定部にて設定することが可能であるため、例えばストレス時間を植物が水分不足でも枯れない期間(季節により異なるが、例えば5〜20日程度)に設定し、所定時間を植物栽培コンテナ10の土壌31中の含水量が不足した状態で、貯水トレー20の貯水可能な上限水分量を全て吸水するまでの時間(貯水トレー20の貯水可能な上限水分量や土壌31の種類によるが、例えば10時間〜24時間程度)に設定し、且つ給水時間を貯水トレー20からオーバーフローしない貯水可能な上限水分量以下の給水が可能な時間に設定することにより、水分の無駄使いを未然に防止することが可能となる。
【0049】
例えば水分センサー40の計測により水分不足を検出する状態を貯水トレー20内の水分が無い状態とし、前記検出に応じてストレス時間を計測する。このストレス時間内に水分センサー40の計測による水分不足状態が維持された場合には、植物栽培コンテナ10内の土壌31中の含水量に関係なく、給水手段50により貯水トレー20の1杯分の水分を供給する。この際、1回の給水で貯水トレー20の1杯分のみ給水するので貯水トレー20からオーバーフローすることはない。より詳細には、貯水トレー20の水分が無いが、雨水が全て土壌31に吸水され貯水トレー20まで達しない程度の少量の自然降雨がストレス時間内にあった場合等に、土壌31中に充分な水分が存在する場合があるが、給水手段50により供給する水分を貯水トレー20の1杯分のみとすることにより、土壌31が吸水しなくてもオーバーフローせず貯水され、その後土壌31の水分が減少する或いは無くなるにつれて徐々に貯水トレー20内の水分が吸水される。他方、ストレス時間中晴天や温度が高い日が続いた場合等で土壌31の水分が不足する場合には、給水手段50により供給された水分は貯水トレー20の1杯分のみであるため、貯水トレー20からオーバーフローすることなく貯水トレー20に貯水され、貯水トレー20内の水分を土壌31が吸水する。
【0050】
また、例えば植物栽培ユニットを屋上緑化等に使用し、植物栽培ユニット或いは植物栽培コンテナ10を低く形成するため貯水トレー20を薄型とし、貯水トレー20内の貯水空間に貯水可能な上限水分量よりも植物栽培コンテナ10内の土壌31の保水可能量の方が多い場合等で、貯水トレー20内の水分を全て吸水してもまだ土壌31全体に行き渡らず、土壌含水量が異なる条件で次のストレス時間の計測が開始され、日照りが続くと土壌含水量が殆どない状態でストレス時間に突入して最終的には水分不足で植物32が枯れてしまう等の場合も生じうるが、本発明はかような場合にも対応可能であり、例えば貯水トレー20の1杯分の水分が乾燥状態やある程度水分を含む状態等の土壌31に吸水される時間若しくは吸水されると予測される時間、或いは前記時間以上の時間若しくは前記時間を超える時間を所定時間として設定し、所定時間内に貯水トレー20内の水分が土壌31に吸水された場合は、水分が土壌31の全体に行き渡らず土壌31がまだ水分不足状態であると判断し、再度給水手段50により給水を行うことが可能である。この処理を繰り返すことにより、給水後は土壌31の全体に水分が行き渡り、水分不足による植物32の枯れを防止することが可能となる。尚、前記処理を何度繰り返しても、給水開始時に貯水トレー20内の水分が無い状態で貯水トレー20の1杯分の給水を行うことで、オーバーフローを防止できる。また、土壌31の含水量が不足していても、N(Nは1以上)回目の給水中にある程度の自然降雨があった場合等は、貯水トレー20内の水分が所定時間内に吸水されず、所定時間の計測が終了し、次の給水はストレス時間経過後となるので、水分の無駄使いを防止することが可能とである。即ち、無駄な給水一切行わずに土壌31の全体に水分を行き渡らすことができる。
【0051】
次に本発明の自動給水システムの第2実施形態について、上記第1実施形態と異なる箇所を中心に説明する。図9は第2実施形態に関し、制御手段の処理を示すフローチャートである。
【0052】
第2実施形態の自動給水システムは第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、制御手段60は、タイマー部によってストレス時間を計測する代わりに給水間隔時間を計測し、且つ所定時間の計測中以外或いは通常時には水分センサー40の計測に基づく給水制御を行わない構成であり、基本的に予め定められた時間間隔毎に給水を行うタイマー式の自動給水システムに所定時間の計測及び水分不足の検出による給水処理が組み込まれた実施形態である。尚、水分センサー40の計測及び前記計測に基づく水分不足の検出自体は、給水間隔時間の計測中に行っても、行わなくともよい。
【0053】
制御手段60のCPUは、初期化されている状態において、タイマー部によって予め定められた給水間隔時間の計測を開始し(S21、S22)、給水間隔時間の計測終了を判定し(S23)、この給水間隔時間の計測が終了すると、第1実施形態と同様に、給水処理の実行(S24)、所定時間の計測開始(S25)、所定時間の計測中の水分不足の検出(S26)、所定時間の計測終了の判定(S27)を行う。他の構成は第1実施形態と同じである。尚、本実施形態の所定時間後に水分不足を検出した場合及び所定時間中に水分不足を検出した場合のタイムチャートを図10及び図11に示す。
【0054】
上記第2実施形態の自動給水システムを使用することにより、タイマー式の自動給水システムであっても、給水時に土壌31の全体に水分を行き渡らすことが可能であり、水分不足により植物32が枯れることを防止できる。
【0055】
次に、本発明の第3実施形態について第1実施形態及び第2実施形態と異なる箇所を中心に説明する。図12及び図13は第3実施形態に関し、図12は自動給水システムのシステムブロック図であり、図13はカレンダー部による時期と所定時間及びストレス時間の対応関係を説明する説明図である。
【0056】
第3実施形態のシステム構成或いはハードウェア構成は、第1実施形態の制御手段60に更に時期を更新するカレンダー部を設けた構成であり、他の構成は第1実施形態と同一である。制御手段60の記憶手段には、例えば春として時期(期間)が3月から4月、夏として5月から9月、秋として10月から11月、冬として12月から2月が設定され、これらの季節或いは時期に対応してそれぞれ所定時間が18時間、24時間、15時間、1時間(比較的短い時間)に設定され、ストレス時間がそれぞれ10日、5日、15日、20日(比較的長い時間(期間))に設定され記憶されている。
【0057】
これは、例えば植物32として芝生を使用した場合に、春は成長期としてある程度水分が必要な時期(期間)であり、夏は気温等のよる水分の蒸発を考えると水分が充分に必要な時期(期間)であり、対して秋から冬にかけては休眠期に向かうため殆ど水分を必要としないためであり、特に冬は休眠期であるため水分を必要とせず、ストレス時間を20日にし、給水されたとしてもできるだけ1回で給水を終了させるために1時間に設定されている。尚、前記設定内容は適宜であり、例えば冬等は所定時間を0時間に設定しても良く、夏等は異常気象の場合は24時間を念のために48時間等に設定しても良く、また時期(期間)及びストレス時間に関しても同様である。つまり、所定時間を短くすれば、給水手段による給水或いは繰り返しの給水の終了後の土壌の含水量が少なめで終了し、所定時間を長くすれば給水手段による給水或いは繰り返しの給水の終了後に土壌の含水量が飽和状態に近づくことになる。
【0058】
そして、制御手段60のCPUは、カレンダー部の更新した時期を認識し、記憶手段から認識した更新された時期に対応する所定時間及びストレス時間を抽出し、必要に応じて記憶手段にその時期に使用する所定時間及びストレス時間として設定し、自動給水処理の所要のタイミングで使用する。
【0059】
上記第3実施形態の自動給水システムを使用することにより、より植物32の種類に適合する、又は季節や地域等に適合する水分管理を行うことが可能となり、より丈夫に、枯らすことなく、且つ水分の無駄使いをせずに植物32を栽培することが可能となる。
【0060】
以上、本発明の自動給水システムの第1〜第3実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されず、以下のような拡張及び変形することができる。
【0061】
第1実施形態から第3実施形態では、貯水トレー20及び植物栽培コンテナ10を一つずつの場合について説明したが、貯水トレー20を複数敷設し、この複数の貯水トレー20上にそれぞれ植物栽培コンテナ10を載置してなる緑化エリア等にも使用することができ、例えば図14に示すように、屋上等の人工地盤上に植物栽培コンテナ10及び貯水トレー20を複数敷設し、最外側を縁石101で覆って形成する、美観に優れた屋上緑化の緑化エリア100に自動給水システムが使用可能である。この際、水分センサー40等の有線、或いは給水パイプ51等は全て貯水トレー20上で、且つ隣り合う植物栽培コンテナ10の側面11或いは側壁の内向きへこみ部13・13相互間に収納される。尚、植物栽培コンテナ10上に芝生等の植物32以外にライト材102、デッキ材103等を載置し、様々なレイアウトの緑化エリア100を形成することが可能である。
【0062】
また、本発明の自動給水システムは、屋上緑化に関するあらゆる緑化システムや緑化構造に使用可能であり、例えば屋上面に直接或いは遮水層上に、或いは遮水層及び保水排水層上に人工軽量育成材等の土壌を敷き詰める一般的に客土タイプと呼ばれるものにも使用することができる。この場合は、例えば土壌31中に水分センサー40を設ける、或いは保水排水層を有する場合は保水層等に水分センサー40を設ける等適宜である。
【0063】
また、本発明に於ける所定時間は土壌31の種類等に応じて様々設定することが可能であり、吸水性の高い土壌31であれば、所定時間を短く設定し、吸水性が低い土壌31であれば所定時間を長く設定する等適宜であり、例えば基準とする土壌の種類及び状態等に応じて貯水トレー20から植物栽培コンテナ10内の土壌31への吸水が完了する時間等とする。更に、植物栽培コンテナ10が複数存在する場合に、植物栽培コンテナ10毎に異なる時間を各所定時間として設定する等適宜である。
【0064】
また、制御手段60にプリンター等を設ける或いは別体のプリンターに接続する等により、制御(動作)内容或いは設定内容等をプリントアウト可能に構成しても良く、これにより容易に故障箇所を確認或いは設定内容の確認をすることが可能となる。プリントアウトする場合は、例えば図15に示すような自動給水システムの動作確認表を印刷する等適宜で、動作確認表で自動給水システムの動作状況を一目で把握することが可能となる。尚、図15の動作確認表は、1999年度1年間分の動作状況を印刷したもので、3月15日に実際に給水が行われ、1回の給水で土壌31の全体に水分が行き渡ったことを示し、8月18日に給水が行われ、その後19日にも再度給水が行われ、2回の給水で土壌31の全体に水分が行き渡ったことを示している。更に、図16に示すような設定内容確認表を印刷する等も適宜で、設定内容確認表でメンテナンスの際に自動給水システムの設定内容を容易に確認することが可能となり、設定変更等を容易に行うことが可能となる。図16に示す設定内容には、第3実施例で説明した季節或いは季節に対する時期(期間)の設定を行ったか否かを確認する季節設定と、季節切替を行うか否かの季節切替と、季節毎のそれぞれ期間、所定時間、ストレス時間の設定内容と、給水手段による給水時間と、給水方法を自動で行うか否かの設定内容である給水方法が印刷されている。
【0065】
また、上記自動給水システムの動作確認、設定内容確認、その他故障内容等を無線或いはインターネット等により、遠隔地の管理者に報知する構成にしてもよく、更に図15及び図16の内容等を遠隔地等のパソコンの画面上に表示する等してもよく、且つ遠隔地のパソコンからネットワークで制御手段60に接続され設定内容の変更等が可能な構成にしてもよく、これによりメンテナンスのために現場に出向く等の煩わしさを解消することが可能となる。
【0066】
また、植物32としては、例えば芝生、セダム、草花、樹木等適宜である。また、給水手段50により給水されるものとして水分について説明したが、本発明は給水する液体は単なる水分に限定されるものではなく、液肥、成長促進剤(液体)、成長抑制剤(液体)、或いはこれらの混合液体、或いは混合物が含まれている水分等全ての液体が含まれる。
【0067】
また、上記第3実施形態は基本的に第1実施形態の仕様により説明したが、第3実施形態を第2実施形態のタイマー式自動給水システムの仕様を基本にするものとしてもよく、この場合の設定内容としては、所定時間、給水間隔時間等を季節(時期(期間))毎に設定することが可能となり、上記第3実施形態と同様に季節、地域、植物の種類等に応じて様々な水分管理を行うことが可能となる。更に、カレンダー部を設けることにより、季節、地域、植物の種類によって様々な水分管理が可能となり、より丈夫な植物栽培が可能となる。
【0068】
また、上記実施形態のように貯水トレー20の貯水空間を給水対象とするとより好適であり、貯水空間内に水分センサー40を設置することによって、土壌31等の含水量の状態を土壌31中に水分センサー40等を設ける等の不安定な状態で土壌31中の含水量を把握する必要がなくなり、確実な水分管理が可能となる。尚、土壌31中に水分センサー40を設けること自体を排斥するものではなく、又植物栽培コンテナ10内の土壌31に水分センサー40を設け、貯水トレー20内の貯水空間に給水する等、給水対象と直接給水する場所が同一である場合の他、異なる場合も本発明は包含する。
【0069】
また、本発明に於いて、給水手段50による1回の給水量を貯水トレー20の1杯分以下に設定することで、給水時間(給水量)の設定に関して詳細に計算して設定する必要がなくなり、例えば予め決まった貯水トレー20を使用する場合で且つ流量計で実施する場合は、決まった流量にて行うことが可能となる。尚、勾配によりある程度左右される場合もあるが、厳密な計算は要求されずに貯水可能な上限水分量以下の適当な流量に設定することが可能である。また、本発明では、1回の給水量が少なければ少ない程、より顕著に水分の無駄使いを未然に防止することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
本発明の自動給水システムを使用することにより、給水後に土壌等の給水対象を管理して給水対象の水分量を適量に維持或いは調整し、給水で給水対象の水分量が過多或いは不足する状態になることを防止し、植物の良好な育成を可能にすることができると共に、水分を無駄使いすることが無くすことができるという効果を奏する。また、本発明の自動給水システムは、安価で提供することが可能であり、且つ故障が発生する可能性が低く信頼性が高いものである。更に、本発明の自動給水システムは、給水対象の水分不足の検出により自動的に給水するものであるから、給水作業への労力を要さず、長期不在等にも対応することができるものである。
【0071】
例えば給水対象を土壌とし、本発明の自動給水システムで給水する場合に、給水終了後に確実に土壌全体に水分を行き渡らすことが可能であり、且つ適時に無駄なく適切な量の給水を行うことができる。また、例えば温度センサー、湿度センサー、降雨センサー、日照センサーなど気象状況を検出する検出部等、様々な情報検出部を設けなくてもよく、使用する器具或いは機器が少なくて済み、給水後の土壌中の水分状態を数少ない情報から把握することが可能で、少ない制御及び制御内容で済むことから、安価且つ高い信頼性で確実な給水管理或いは水分管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の自動給水システムを示す全体構成図。
【図2】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて給水時間により給水制御する場合のシステムブロック図。
【図3】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於ける制御手段の処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて、給水時間により給水制御する場合の制御手段の給水処理のサブルーチン及び給水手段の給水処理を示すフローチャート。
【図5】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて流量により給水制御する場合のシステムブロック図。
【図6】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて、流量により給水制御する場合の制御手段の給水処理のサブルーチン及び給水手段の給水処理を示すフローチャート。
【図7】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて所定時間後に水分不足を検出した場合のタイムチャート。
【図8】本発明の第1実施形態の自動給水システムに於いて所定時間中に水分不足を検出した場合のタイムチャート。
【図9】本発明の第2実施形態の自動給水システムに於ける制御手段の処理を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2実施形態の自動給水システムに於いて所定時間後に水分不足を検出した場合のタイムチャート。
【図11】本発明の第2実施形態の自動給水システムに於いて所定時間中に水分不足を検出した場合のタイムチャート。
【図12】本発明の第3実施形態の自動給水システムに於いて給水時間により給水制御する場合のシステムブロック図。
【図13】本発明の第3実施形態の自動給水システムに於けるカレンダー部の時期と所定時間及びストレス時間の対応関係を説明する説明図。
【図14】本発明の自動給水システムを使用した緑化エリアの一部拡大斜視図。
【図15】本発明の自動給水システムの動作確認表の一例を示す帳票図。
【図16】本発明の自動給水システムの設定内容表の一例を示す帳票図。
【符号の説明】
10 植物栽培コンテナ
14 吸水凸部
141 吸水孔
20 貯水トレー
31 土壌
32 植物
33 水分
40 水分センサー
50 給水手段
51 給水パイプ
52 電磁弁
60 制御手段
100 緑化エリア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic water supply system that automatically supplies water to a water supply target by detecting a water shortage of the water supply target such as planted soil.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a known technique related to water supply such as soil that has been planted, there is a flower pot of Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-17054. The said flower pot embeds the electrode which can adjust an opposing space | interval according to content of the target water | moisture content inside soil, and opposes that the water | moisture content between electrodes fell to the preset lower limit. It detects with the resistance between electrodes, and notifies a water supply start with a lamp | ramp or a buzzer according to the detection.
[0003]
As another known technique, there is an automatic irrigation apparatus disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 62-16257, and the automatic irrigation apparatus automatically performs irrigation at set time intervals.
[0004]
In addition, as another known technique, there is an automatic water supply device to a plant of Japanese Utility Model Publication No. 5-4862, and the automatic water supply device includes a water storage tank in which water is stored, a discharge port of the water storage tank, and water to be supplied. A water supply pipe installed in between, a water supply pump installed in the water supply pipe to supply water in the water storage tank, and a water pump that operates by detecting a decrease in the moisture content in the soil inserted and installed in the soil It consists of a detector.
[0005]
As another known technique, there is a control method for a crop irrigation device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Sho 62-257324. In the above, the water is intermittently and repeatedly irrigated for the preset short time by opening the valve intermittently for a preset short time from the preset irrigation start time.
[0006]
As another known technique, there is a lawn watering management device of Utility Model Registration No. 2501992. The watering management device includes weather information collecting means for collecting weather information in the vicinity of the watering lawn area, and a ground area in the lawn area. Underground information collecting means for collecting medium information, weather condition determining means for predicting rainfall by inputting from the weather information collecting means and determining the necessity of watering, and watering by the amount of water input from the underground information collecting means Underground condition determination means that determines the necessity of water and ranks the amount of water sprayed according to the amount of water in each part of the region, and all or part of the amount of water that can be sprinkled according to the ranking of the underground condition determination means A watering determination means for issuing a watering instruction and a watering means for performing watering according to the rank according to the watering instruction are provided.
[0007]
As another known technique, there is an automatic water supply system disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-21768. The automatic water supply system detects that water in a water supply target such as soil is insufficient by a moisture sensor, and according to the detection. When the timer unit measures a predetermined time and water is not detected by the moisture sensor within the predetermined time, water is supplied, and when it is detected that the water is satisfied within the predetermined time, the timer unit is initialized. To do.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the plant pot of the above-mentioned Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-17054 cannot be used even if there is a lamp or buzzer in the case of long-term absence, so it cannot respond to the case of long-term absence, etc. End up. In addition, since water must be supplied artificially in response to a notification by a lamp or a buzzer, a great amount of labor is required for water supply work when supplying water to a vast greening area. In addition, it is difficult to determine whether the water supply is sufficient after artificially supplying water. If the water supply is insufficient, it is necessary to perform the water supply operation many times. This causes a problem that the plant is withered when the water supply is insufficient.
[0009]
Although the techniques disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 62-16257, Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-4862, Japanese Utility Model Laid-Open No. 62-257324, Utility Model Registration No. 2501992, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-21768 can solve the above problems to some extent. The automatic irrigation device of Japanese Utility Model Publication No. 62-16257 does not take into account the weather such as rain or fine weather, and at a set time interval regardless of the amount of water present in the water supply target such as soil in the flower pot. Since a predetermined amount of water is supplied at a fixed time, for example, after raining, excessive water supply causes root rot and the like, and the plant dies and wasteful water is used. In addition, since the water absorption speed varies depending on the type of soil, even when water is supplied after continuing fine weather, the supplied water may flow from the soil surface without being sufficiently absorbed by the entire soil, Insufficient moisture causes the plant to die and waste water.
[0010]
In addition, since the automatic water supply device of Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-4862 also supplies water without considering the water absorption capacity of the soil, even if sufficient water is supplied, the supplied water is actually sufficient for the soil. It may flow from the surface of the earth without being absorbed, causing a problem that the plant dies due to insufficient water and wastes water.
[0011]
Moreover, although the control method of JP-A-62-257324 is effective in terms of sufficiently absorbing water into the soil, the soil at the start of irrigation, for example, intermittent irrigation even if rain occurs during irrigation. There is no consideration for the state of the condition, all the water is intermittently irrigated a predetermined number of times, and the same number of times and the same amount of water is irrigated when the soil is somewhat moist and when there is no moisture in the soil, When the soil is moist, the water is wasted and the plant is withered due to excessive water. When there is no water, the plant dries out due to insufficient water, and the irrigation amount cannot be controlled appropriately.
[0012]
In addition, the utility model registration No. 2501992 sprinkler management device is a wind information anemometer, a solar radiation meter, a rain gauge, a temperature and humidity meter, etc. as a weather information collecting means, and a PH / EC meter, a geothermometer as an underground information collecting means. In addition to the necessity of providing a moisture meter or the like, it is necessary to collect and control information from these information collecting means, which requires enormous costs. In addition, since a large number of instruments are used as the information collecting means, there is a high possibility that a failure will occur, and the reliability is lacking. In addition, the water absorbed in the ground after watering is not managed, and if the water after watering flows from the surface of the soil, the plant will die due to water shortage and the water will be wasted. .
[0013]
In addition, the automatic water supply system of Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-21768 has no disclosure regarding water supply management after the end of water supply.
[0014]
The present invention is proposed in order to solve the above problems, and after the water supply is completed, the water supply target such as soil is managed to maintain or adjust the water content of the water supply target to an appropriate amount, thereby enabling a good growth of the plant. In addition, an object of the present invention is to provide an automatic water supply system that does not waste water, is inexpensive, has a low possibility of failure, and has high reliability.
[0015]
The automatic water supply system of the present invention includes a moisture sensor capable of detecting a water shortage of a water supply target,
Water supply means for supplying moisture to the water supply object, and means for controlling the water supply means, To determine whether to supply water again Control means for storing a predetermined time and having a timer unit, wherein the control means ends the water supply by the water supply means Then, the timer unit starts measuring the predetermined time, and after the water supply is finished, If the moisture sensor detects a lack of moisture before the time measured by the timer reaches the predetermined time, the water supply means again Run water supply , When the lack of moisture is not detected until the predetermined time, the measurement time is initialized.
[0016]
Furthermore, in the automatic water supply system of the present invention, the control means is configured to measure after the predetermined time has been measured. Water When a shortage is detected It is time to maintain water shortage of water supply target Measure the stress time, Above The water supply is started after the measurement of the stress time.
[0017]
Furthermore, the automatic water supply system of the present invention is characterized in that the control means initializes the stress time during measurement when moisture sufficiency is detected during the measurement of the stress time or when lack of moisture is no longer detected. And
[0018]
Further, in the automatic water supply system of the present invention, the control means measures a predetermined water supply interval time when moisture shortage is not detected within the predetermined time, and starts water supply after the measurement of the water supply interval time is completed. Features.
[0019]
Furthermore, the automatic water supply system of the present invention is characterized in that the control means has a calendar unit for updating the time, and appropriately changes at least the predetermined time according to the time for updating the calendar unit. The time set in the calendar section is appropriate for the four seasons and the month.
[0020]
Furthermore, the automatic water supply system of the present invention is characterized in that the water supply target is a water storage space provided below the plant cultivation area, and further, the automatic water supply system of the present invention is characterized in that the water supply means is in the water storage space. It is characterized by water supply. The water supply target is, for example, soil as well as the water storage space in the water storage tray.
[0021]
The present invention can also be defined as an automatic water supply program, for example, a water sensor that can detect at least a water shortage of a water supply target, a water supply means for supplying water to the water supply target, and a water supply means having a timer unit. An automatic water supply system comprising a control means capable of controlling the start and end of the water supply, and the control means measures a predetermined time with a timer unit after the water supply means has finished supplying water, and is supplied with water by the moisture sensor within the predetermined time. The automatic water supply program etc. which function as a means to start the water supply to the water supply object by the water supply means when the water shortage is detected.
[0022]
[Action]
The automatic water supply system of the present invention measures a predetermined time after the end of water supply, and starts water supply again when water shortage is detected within the predetermined time. When the water supply in the soil is very dry and the water content in the soil is not enough, the water content in the soil is increased again to sufficiently increase the water content in the soil and prevent the occurrence of withering due to insufficient water. Is possible. In addition, for example, when a cloudy day continues or there is a small amount of natural rainfall and the amount of water in the soil is sufficient with one water supply, excessive water supply is performed by wasting water again. No waste of water with minimum water supply. Therefore, it becomes possible to give necessary and sufficient moisture to the soil or soil.
[0023]
Further, the automatic water supply system of the present invention, when water shortage is detected by the moisture sensor after the predetermined time, by measuring a predetermined stress time, by supplying water only when the water shortage state is maintained during the stress time, For example, it is possible to perform water management in a more natural state, for example, by not supplying water as much as possible in response to the case of continuous fine weather, and it is possible to grow a strong plant. In addition, for example, when natural rainfall occurs during the measurement of stress time and the water sensor detects moisture sufficiency, the stress time during measurement is initialized and water supply is not performed. It becomes possible to prevent wasteful use of moisture.
[0024]
As another example, the automatic water supply system of the present invention is configured to measure a predetermined water supply interval time when water shortage is not detected by the moisture sensor within the predetermined time, and perform water supply after this water supply interval time. Therefore, it can be applied to a timer-type automatic water supply system that supplies water every predetermined water supply interval time, and even with such an automatic water supply system, the supplied water can be sufficiently distributed to the entire soil.
[0025]
In addition, the automatic water supply system of the present invention makes it possible to perform moisture management corresponding to, for example, the season by enabling at least the predetermined time to be automatically changed by the calendar unit, thereby eliminating wasteful use of moisture. In addition, it is possible to perform water management suitable for the characteristics of the plant. It is also possible to cope with different weather and environmental conditions for each region.
[0026]
Further, the automatic water supply system of the present invention, for example, when a water supply target is a water storage space in a water storage tray provided below a plant cultivation area by a plant cultivation container, a single water supply amount is stored in the water storage tray. By setting the amount to a predetermined amount that is less than or equal to the upper limit amount of water that can be stored, it is possible to prevent wasteful use of water, such as overflow of supplied water. Further, for example, it is preferable to supply water directly to the storage space in the water storage tray with water supply means.For example, the water stored in the water storage tray is supplied with a water amount that does not overflow from the water storage tray, and the stored water is supplied to the soil and plants in the plant cultivation container. If the water is absorbed by capillary action and the water in the water storage tray is insufficient due to the soil condition of the plant cultivation container, the water is supplied again. In other words, water is supplied to the extent that it does not overflow from the water storage tray.If water is insufficient, water is supplied again, and water is supplied repeatedly until water reaches the entire soil, ensuring that the water in the soil is in a necessary and sufficient state. In addition to preventing the occurrence of withering, it is possible to prevent wasteful use of water due to overflow or the like.
[0027]
In other words, for example, when the amount of water in the soil is low due to continuous sunny weather, the water in the water storage tray supplied by the water supply means is absorbed by the soil and plants at an early stage (within a predetermined time), and the early stage In this case, water shortage is detected, and water is immediately supplied again by the water supply means. By repeating this, the amount of moisture in the soil gradually increases and spreads throughout the soil, and the water absorption rate of the water in the water storage tray supplied by the water supply means becomes slow. As a result, water eventually spreads throughout the soil, and lack of water is not detected within a predetermined time. On the other hand, for example, when cloudy weather continues and there is a certain amount of water in the soil, the water in the water storage tray supplied by the water supply means is slowly absorbed by the soil and plants and is completely absorbed within a predetermined time. Water is immediately supplied again by the water supply means only in the event of a failure. That is, one of the points of interest of the present invention is that the water absorption rate of the soil varies depending on the water content in the soil (the water absorption rate is fast when the water content is low, and the water absorption rate is slow when the water content is high). It is in.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a specific embodiment of the automatic water supply system of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, although the automatic water supply system of the following embodiment demonstrates the case where the space in the water storage tray which mounted the plant cultivation container is made into water supply object, the water supply object in this invention is the soil in a plant cultivation container, or The soil such as a general park, garden, farm, rooftop greening, etc. is appropriate and is not limited to the following embodiment. FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an automatic water supply system according to the first embodiment, and FIG. 2 is a system block diagram when water supply control is performed according to a water supply time in the first embodiment.
[0029]
The automatic water supply system of the present embodiment supplies water to a bottom-side water supply type plant cultivation unit in which a
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
In a state where the
[0033]
The
[0034]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0035]
The measuring unit of the
[0036]
Further, as shown in FIG. 2, the control means 60 of the present embodiment mainly has a timer part for measuring time, a display part, a setting part for setting necessary setting items, and a setting part for setting a CPU. ROM or RAM, which is a storage means for storing necessary items such as programs for executing automatic water supply processing in cooperation with hardware and setting items set by the setting unit, is connected to the CPU. They are connected to the
[0037]
The setting unit is a part for setting contents necessary for the automatic water supply processing of the control means 60, and a part for performing various settings such as a constant value to be compared with the resistance value of the
[0038]
In the water supply means 50, the
[0039]
Next, the process of performing an automatic water supply process with the automatic water supply system having the above-described configuration will be described. FIG. 3 is a flowchart showing the processing of the control means in the first embodiment, and FIG. 4 shows the water supply processing subroutine of the control means and the water supply processing of the water supply means in the case of performing water supply control according to the water supply time in the first embodiment. It is a flowchart to show.
[0040]
First, as shown in FIG. 3, in the state where the control means 60 is initialized (S11), the measurement unit of the
[0041]
When the control means 60 detects that the resistance value exceeds the fixed value or the resistance value reaches the fixed value and water is insufficient as a result of comparing the resistance value and the fixed value, the timer The second timer unit of the unit is operated to start measuring the stress time (S13). On the other hand, when the resistance value does not exceed or does not reach the certain value, the control means 60 compares the certain value with the resistance value newly measured by the
[0042]
Then, until the measurement of the stress time by the second timer unit is finished, the control means 60 continuously takes in the resistance value newly measured by the
[0043]
During the measurement of the stress time, the control means 60 continues to detect a state in which all of the resistance values taken in continuously exceed the certain value or all of the resistance values reach a certain value, and the moisture is insufficient. When the measurement of the stress time is finished, a water supply process is executed according to the end of the measurement of the stress time (S16).
[0044]
In the water supply process, as shown in FIG. 4, the CPU of the control means 60 outputs a water supply start signal for opening the
[0045]
When the water supply process is completed, the control means 60 starts measuring a predetermined time by the first timer unit in response to the completion of the water supply process such as the output of a water supply stop signal (S17). A newly measured resistance value is recognized from the
[0046]
Moreover, in the example of the water supply treatment, the water supply time is measured and the water supply is stopped after the water supply time has elapsed. However, as shown in FIGS. 5 and 6, for example, a water channel including the
[0047]
The automatic water supply system of the first embodiment detects a state where moisture is insufficient based on the resistance value measured by the
[0048]
Moreover, since it is possible to set stress time, predetermined time, water supply time, etc. in a setting part, for example, it is a period when a plant cannot withstand even if the plant is deficient in water (depending on the season, for example, about 5 to 20 days) The time until all the upper limit water content that can be stored in the
[0049]
For example, a state where moisture shortage is detected by measurement of the
[0050]
In addition, for example, a plant cultivation unit is used for rooftop greening, etc., and the
[0051]
Next, a second embodiment of the automatic water supply system of the present invention will be described with a focus on differences from the first embodiment. FIG. 9 is a flowchart showing the processing of the control means in the second embodiment.
[0052]
The automatic water supply system of the second embodiment has substantially the same configuration as that of the first embodiment, but the control means 60 measures the water supply interval time instead of measuring the stress time by the timer unit, and is measuring the predetermined time. Otherwise, the water supply control based on the measurement of the
[0053]
In the initialized state, the CPU of the control means 60 starts measuring the water supply interval time predetermined by the timer unit (S21, S22), determines the end of measurement of the water supply interval time (S23), When the measurement of the water supply interval time is completed, similar to the first embodiment, the water supply process is executed (S24), the measurement starts for a predetermined time (S25), the water shortage is detected during the measurement for the predetermined time (S26), and the predetermined time is reached. The measurement end is determined (S27). Other configurations are the same as those of the first embodiment. Note that FIGS. 10 and 11 show time charts in the case where water shortage is detected after a predetermined time and when water shortage is detected during the predetermined time according to the present embodiment.
[0054]
By using the automatic water supply system of the second embodiment, even if it is a timer-type automatic water supply system, it is possible to spread moisture throughout the
[0055]
Next, the third embodiment of the present invention will be described focusing on the differences from the first embodiment and the second embodiment. FIGS. 12 and 13 relate to the third embodiment, FIG. 12 is a system block diagram of the automatic water supply system, and FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining the correspondence between the time by the calendar unit, the predetermined time, and the stress time.
[0056]
The system configuration or hardware configuration of the third embodiment is a configuration in which a calendar unit for updating the timing is further provided in the control means 60 of the first embodiment, and other configurations are the same as those of the first embodiment. In the storage means of the control means 60, for example, the period (period) as spring is set from March to April, from May to September as summer, from October to November as autumn, and from December to February as winter, The predetermined times are set to 18 hours, 24 hours, 15 hours and 1 hour (relatively short time) corresponding to these seasons or times, respectively, and the stress times are 10 days, 5 days, 15 days and 20 days ( Relatively long time (period)).
[0057]
For example, when lawn is used as the
[0058]
Then, the CPU of the control means 60 recognizes the updated time of the calendar unit, extracts a predetermined time and stress time corresponding to the updated time recognized from the storage means, and stores it in the storage means at that time as necessary. Set as the predetermined time and stress time to be used, and use it at the required timing of automatic water supply treatment.
[0059]
By using the automatic water supply system of the third embodiment, it becomes possible to perform moisture management more suitable for the type of the
[0060]
As mentioned above, although 1st-3rd embodiment of the automatic water supply system of this invention was described, this invention is not limited to said each embodiment, The following expansion and deformation | transformation can be carried out.
[0061]
In the first to third embodiments, the case where the
[0062]
In addition, the automatic water supply system of the present invention can be used for all greening systems and greening structures related to rooftop greening, for example, artificial light weight cultivation directly on the rooftop or on the water shielding layer, or on the water shielding layer and the water retention drainage layer. It can also be used for what is generally called the “custom soil type”, which spreads soil such as wood. In this case, for example, the
[0063]
Further, the predetermined time in the present invention can be variously set according to the type of the
[0064]
Further, the control means 60 may be configured to be able to print out control (operation) contents or setting contents by providing a printer or the like, or connecting to a separate printer, etc. It is possible to check the settings. In the case of printing out, for example, an operation confirmation table of the automatic water supply system as shown in FIG. 15 is appropriately printed, and the operation state of the automatic water supply system can be grasped at a glance with the operation confirmation table. In addition, the operation check table of FIG. 15 is a print of the operation status for one year in 1999. Water was actually supplied on March 15, and water was spread throughout the
[0065]
Further, the operation confirmation of the automatic water supply system, the confirmation of the setting contents, other trouble contents, etc. may be notified to a remote administrator by radio or the Internet, etc. Further, the contents of FIG. 15 and FIG. It may be displayed on the screen of a personal computer, etc., and may be configured to be connected to the control means 60 from a remote personal computer via a network so that the setting contents can be changed. It is possible to eliminate troublesomeness such as going to the site.
[0066]
As the
[0067]
Moreover, although the said 3rd Embodiment was fundamentally demonstrated by the specification of 1st Embodiment, it is good also considering that 3rd Embodiment is based on the specification of the timer-type automatic water supply system of 2nd Embodiment. As the setting contents, it is possible to set a predetermined time, a water supply interval time, etc. for each season (time (period)), and it varies depending on the season, region, plant type, etc. as in the third embodiment. Moisture management can be performed. Furthermore, by providing the calendar part, various moisture management is possible depending on the season, region, and type of plant, and more robust plant cultivation is possible.
[0068]
In addition, it is more preferable that the water storage space of the
[0069]
In the present invention, it is necessary to calculate and set the water supply time (water supply amount) in detail by setting the amount of water supplied by the water supply means 50 to be less than or equal to one cup of the
[0070]
【Effect of the invention】
By using the automatic water supply system of the present invention, the water supply target such as soil is managed after water supply to maintain or adjust the water amount of the water supply target to an appropriate amount, and the water amount of the water supply target is excessive or insufficient in the water supply. It is possible to prevent the occurrence of waste, to enable the good growth of the plant, and to eliminate the waste of water. Further, the automatic water supply system of the present invention can be provided at low cost, and has a low possibility of occurrence of a failure and high reliability. Furthermore, since the automatic water supply system of the present invention automatically supplies water by detecting the lack of water in the water supply target, it does not require labor for water supply work and can cope with long-term absence. is there.
[0071]
For example, when the water supply target is soil and water is supplied by the automatic water supply system of the present invention, it is possible to reliably distribute moisture to the entire soil after the water supply is completed, and to supply an appropriate amount of water without waste in a timely manner. Can do. In addition, it is not necessary to provide various information detection units such as temperature sensor, humidity sensor, rain sensor, sunshine sensor, etc. to detect weather conditions, and less equipment or equipment is used. It is possible to grasp the moisture state of the inside from a small amount of information, and it is possible to perform reliable water supply management or moisture management with low cost and high reliability since it requires less control and control content.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an automatic water supply system according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a system block diagram in the case of performing water supply control according to a water supply time in the automatic water supply system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing processing of a control unit in the automatic water supply system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing a water supply process subroutine of the control means and a water supply process of the water supply means when water supply is controlled by the water supply time in the automatic water supply system of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a system block diagram in the case of performing water supply control by flow rate in the automatic water supply system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing a water supply process subroutine of the control means and a water supply process of the water supply means when water supply is controlled by flow rate in the automatic water supply system of the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a time chart when water shortage is detected after a predetermined time in the automatic water supply system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a time chart when water shortage is detected during a predetermined time in the automatic water supply system according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing processing of a control unit in the automatic water supply system according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a time chart when water shortage is detected after a predetermined time in the automatic water supply system according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a time chart when water shortage is detected during a predetermined time in the automatic water supply system according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a system block diagram in the case of performing water supply control according to a water supply time in an automatic water supply system according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining a correspondence relationship between a time of a calendar unit, a predetermined time, and a stress time in an automatic water supply system according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a partially enlarged perspective view of a greening area using the automatic water supply system of the present invention.
FIG. 15 is a form diagram showing an example of an operation confirmation table of the automatic water supply system of the present invention.
FIG. 16 is a form diagram showing an example of a setting content table of the automatic water supply system of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Plant cultivation container
14 Water absorption convex part
141 Water absorption hole
20 Water storage tray
31 soil
32 plants
33 moisture
40 Moisture sensor
50 Water supply means
51 Water supply pipe
52 Solenoid valve
60 Control means
100 Greening area
Claims (6)
前記給水対象に水分を供給する給水手段と、
前記給水手段を制御する手段であって、再度の給水を行うか否かを判定するための所定時間を記憶し、タイマー部を有する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記給水手段による給水が終了すると前記タイマー部により前記所定時間の計測を開始し、該給水が終了してから該タイマー部により計測される時間が前記所定時間に至るまでの間に前記水分センサーが水分不足を検出した場合は前記給水手段による再度給水を実行し、前記所定時間まで水分不足を検出しない場合は前記計測時間を初期化することを特徴とする自動給水システム。A moisture sensor that can detect the lack of moisture in the water supply target;
Water supply means for supplying moisture to the water supply target;
A means for controlling the water supply means, storing a predetermined time for determining whether or not to perform water supply again, and comprising a control means having a timer unit,
When the water supply by the water supply means ends, the control means starts measuring the predetermined time by the timer unit, and after the water supply ends, the time measured by the timer part reaches the predetermined time. When the water sensor detects water shortage, the automatic water supply system executes water supply again by the water supply means , and initializes the measurement time when water shortage is not detected until the predetermined time.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298831A JP4959888B2 (en) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | Automatic water supply system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298831A JP4959888B2 (en) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | Automatic water supply system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003102295A JP2003102295A (en) | 2003-04-08 |
JP4959888B2 true JP4959888B2 (en) | 2012-06-27 |
Family
ID=19119680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298831A Expired - Lifetime JP4959888B2 (en) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | Automatic water supply system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4959888B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6443788B2 (en) * | 2012-08-23 | 2018-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Automatic irrigation system, automatic irrigation method, program, controller for automatic irrigation |
JP6321865B1 (en) * | 2017-07-13 | 2018-05-09 | 長谷川体育施設株式会社 | Artificial grass ground with watering system |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0463524A (en) * | 1990-06-30 | 1992-02-28 | Mitsubishi Materials Corp | Water supply control device |
JPH0670653A (en) * | 1992-08-25 | 1994-03-15 | Matsushita Electric Works Ltd | Automatic sprinkling apparatus |
JPH07250582A (en) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Katsumi Nishii | Automatic watering apparatus for horticulture |
JPH104806A (en) * | 1996-04-23 | 1998-01-13 | Sekisui Chem Co Ltd | Automatically watering apparatus for bottom |
JPH10155377A (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-16 | Tokimec Inc | Water culture device |
JP4783485B2 (en) * | 2000-02-02 | 2011-09-28 | 共同カイテック株式会社 | Automatic water supply system |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001298831A patent/JP4959888B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003102295A (en) | 2003-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110036884B (en) | Irrigation method and device based on water use characteristics of crop growth cycle and real-time weather | |
US11026372B2 (en) | Plant growth system | |
Beeson Jr | Weighing lysimeter systems for quantifying water use and studies of controlled water stress for crops grown in low bulk density substrates | |
KR102046601B1 (en) | Underground water supply apparatus using vaporization or rainwater | |
CN103503741B (en) | Irrigation system and method for utilizing irrigation system to irrigate nyssa aquatica seedlings | |
CN105993862A (en) | System and method for automatic spray irrigation based on water migration | |
CN110959511B (en) | Capillary core vertical upward infiltrating irrigation system for rain-storage green roof | |
JP2005117999A (en) | Full automatic apparatus for controlling plant culture | |
WO2001056367A1 (en) | Automatic water supply system | |
JP4959888B2 (en) | Automatic water supply system | |
CN2904632Y (en) | Push-in type plant cultivation device | |
Kim et al. | Design and testing of an autonomous irrigation controller for precision water management of greenhouse crops | |
CN116267537A (en) | Intelligent agricultural greenhouse water-saving irrigation system | |
JP2011254722A (en) | Watering system for greened ground laid on water-impermeable surface | |
JP2009254369A (en) | Rooftop greening apparatus | |
US20070044378A1 (en) | Plant watering, conservation and improvement control system | |
Irmak et al. | New irrigation-plant production system for water conservation in ornamental nurseries: quantification and evaluation of irrigation, runoff, plant biomass, and irrigation efficiencies | |
JP3989818B2 (en) | Rooftop greening planter and rooftop greening system | |
JP4343048B2 (en) | Rooftop greening method and apparatus | |
RU78033U1 (en) | SYSTEM OF AUTOMATIC IRRIGATION OF PLANTS FOR HOUSING | |
US20040035053A1 (en) | Automatic liquid dispensing device with smart properties | |
JP6110984B1 (en) | Irrigation monitoring system | |
JPH0959A (en) | Turf field control system | |
JP2548975Y2 (en) | Automatic irrigation system for seeds and seedlings | |
JPH0529019Y2 (en) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120314 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120322 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4959888 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |