JP4956357B2 - 直流電圧発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源から任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路の技術に関する。
図21は、従来の直流電圧発生回路の回路構成の一例を示す回路図である。この直流電圧発生回路は、V[v]の直流電圧を発生する直流電源10と、グランド11aと直流電源10との間に直列に接続された第1〜第4のキャパシタ12a〜12dと、一端が第1〜第4のキャパシタ12a〜12dの直流電源側の一端に接続された第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端に接続され、他端がグランド11bに接続された第0のスイッチ素子13zと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端とに接続され、他端が第2のスイッチ素子13bの一端に接続されたインダクタ14と、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dを、第0,第1,第2,第3,第4の正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する動作を繰り返す制御回路15と、を備えた構成である。なお、このような回路構成により直流電圧を発生させる技術は、非特許文献1に開示されている。
ここで、第1〜第4のキャパシタ12a〜12dのそれぞれの容量を、第1〜第4のキャパシタ容量C〜Cと称する。また、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの一端の電圧を、第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4と称する。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端との接続点を出力端子と称し、その出力端子に出力される出力電圧をVoutと称する。また、制御回路15が、第0のスイッチ素子13zをオンに制御する信号を第0の制御信号Tと称し、第1〜4のスイッチ素子13a〜13dのそれぞれをオンに制御する信号を第1〜第4の制御信号T〜Tと称する。なお、各スイッチ素子は、それら各スイッチ素子をそれぞれ制御する各制御信号が入力されない場合には、常にオフに制御されている。
ここで、グランド11aから数えてi番目のキャパシタとi+1番目のキャパシタとの間のノード電圧をVciとした場合、各ノード電圧Vciは、i×V/Nに収束することが同非特許文献に開示されている。但し、Vは直流電源10の持つ直流電源電圧値であり、Nはキャパシタの総数である。これにより、図21に示す直流電圧発生回路における出力端子の出力電圧Voutの波形は、図22に示すように、0[v]→V/4[v]→V/2[v]→3V/4[v]→V[v]→3V/4[v]→V/2[v]→V/4[v]→0[v]の階段状の連続波形となる。
また、各ノード電圧Vciが上述したようにi×V/Nに収束し、安定した動作を提供することは、SPICEによるシミュレーションの結果からも確認されている。図23は、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3に出力される電圧値を示すシミュレーション結果である。このシミュレーション結果は、直流電源10の直流電圧を2.0[v]とし、第1〜第4のキャパシタ容量C〜Cを20[pF]としたシミュレーション結果である。また、インダクタ14の自己インダクタンス値は4[mH]であり、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13d及び第0のスイッチ素子13zを構成するトランジスタのゲート長及びゲート幅を、それぞれ0.25[μm]及び6[μm]としている。更に、各スイッチ素子がオンに制御される期間Δtを25[ns]とし、各スイッチ素子が次に正順序でオンに制御されるまでの期間を示す周期Tを200[ns]としている。また、周波数fを5[MHz]としている。なお、第4のノード電圧Vc4は、直流電源10に直接接続されているので、この第4のノード電圧Vc4に出力される電圧は2.0[v]になることは当然であるため、ここでは、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3についてのみ説明する。
図23に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.5[v](=1×2/4[v]),第2のノード電圧Vc2は1.0[v](=2×2/4[v]),第3のノード電圧Vc3は1.5[v](=3×2/4[v])に収束していることを確認することができる。即ち、図23に示すシミュレーション結果から、各ノード電圧Vciが上述したようにi×V/Nに収束することを確認することができる。
図24は、100.0[μs]経過時における出力電圧Voutのシミュレーション波形を示す図である。図23で示す出力電圧Voutの波形は、前述したように第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3が収束しているので、出力電圧Voutは、明瞭な階段状の波形であることが確認できる。なお、図24,後述する図25及び図26に示す時間の領域r,領域r,領域r,領域r,領域r,領域r,領域r,領域rは、図22に示す、第0の制御信号T,第1の制御信号T,第2の制御信号T,第3の制御信号T,第4の制御信号T,第3の制御信号T,第2の制御信号T,第1の制御信号Tが入力される時間のそれぞれに対応している。
ここで、インダクタ14で発生する電流Iは、図21に示す回路構成が有する抵抗がゼロであると仮定すると、式(1)で表現することができる。
Figure 0004956357
但し、Lはインダクタ14の自己インダクタンス、dI/dtは単位時間当りの電流の変化率を意味するものである。
従って、インダクタ14で発生する電流Iは時間の1次関数であり、式(2)に示すように変化することがわかる。
Figure 0004956357
但し、Iは定数である。
また、インダクタ14に印加される領域r〜領域rにおけるそれぞれの印加電圧Eは、前述したようにインダクタ14の他端にはVc2(=1.0[v])の直流電圧点が接続されているため、E=Vc2−Voutを用いて、1.0[v],0.5[v],0[v],−0.5[v],−1.0[v],−0.5[v],0[v],0.5[v]と算出することができる。即ち、時間の変化に伴って発生する電流Iは、図25で示すような時間の1次関数となる。図25は、インダクタ14で発生した電流Iのシミュレーション波形を示す図である。図24の領域r及び領域rの場合、上記計算での印加電圧Eは0[v]なので、インダクタ14に電圧は印加されないはずである。図25に示すシミュレーション結果においても、同領域における電流Iの値は一定となっている。
また、図24の領域r及び領域rの場合、上記計算での印加電圧Eは−0.5[v]なので、時間の経過に従い一定の傾きで電流は変化するはずである。図25に示すシミュレーション結果においても、同領域における電流Iは所定の傾きで直線状に変化している。
更に、図24の領域rの場合、上記計算での印加電圧Eは−1.0[v]なので、時間の経過に従い、領域r及び領域rの場合よりも2倍の傾きで電流は変化するはずである。図25に示すシミュレーション結果においても、同領域における電流Iは領域r及び領域rの場合よりも2倍の傾きで直線状に変化している。
即ち、時間の変化に伴って発生する電流Iは、時間t=0の時に電流I=0とした場合に、図26で示す波形となる。
S. Nakata、「Stability of an adiabatic circuit with inductive load using 1D-capaciror array between the power supply and ground」、IEICE Elections Express、2007、vol.4、No.15、p.485-491 S. Nakata、「Stability of adiabatic circuit using asymmetric 1D-capaciror array between the power supply and ground」、IEICE Election. Express、2007、vol.4、p165-171 今村勤、「物理と数学シリーズ 物理と行列」、岩波書店、1994 S. Nakata、「The stability of adiabatic reversible logic using asymmetric tank capacitors and its application to SRAM」、IEICE Elections Express、2005、vol.2、No.20、p.512-518
しかしながら、出力端子に出力される出力電圧がi×V/Nに限定されるという問題があった。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することを課題とする。
第1の請求項に係る発明は、N−1個の出力端を備え、当該出力端の電荷の変化ΔQが、当該出力端の電圧の変化ΔVとN−1次の正方行列且つ正値対称行列であるFijとを用いて、ΔQ=FijΔVの関係を有する回路と、一端が前記N−1個の出力端にそれぞれ接続された第1〜第N−1のスイッチ素子と、一端が直流電源に接続され、他端が前記第1〜第N−1のスイッチ素子の他端に接続された第Nのスイッチ素子と、一端が前記第1〜第Nのスイッチ素子の他端に接続され、他端がグランドに接続された第0のスイッチ素子と、一端が前記第1〜第Nのスイッチ素子の他端と前記第0のスイッチ素子の一端とに接続され、他端が当該第1〜第N−1のスイッチ素子の一端のうちいずれかに接続されたインダクタと、前記第0のスイッチ素子及び前記第1〜第Nのスイッチ素子を、第0,第1,第2,…,第Nの正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、当該1周期後に前記インダクタに流れる電流値が当該1周期前に当該インダクタに流れた電流値と同じになるように前記所定時間を変化させることを要旨とする。
本発明にあっては、N−1個の出力端を備え、この出力端の電荷の変化ΔQが、この出力端の電圧の変化ΔVとN−1次の正方行列且つ正値対称行列であるFijとを用いて、ΔQ=FijΔVの関係を有する回路と、一端がN−1個の出力端にそれぞれ接続された第1〜第N−1のスイッチ素子と、一端が直流電源に接続され、他端が第1〜第N−1のスイッチ素子の他端に接続された第Nのスイッチ素子と、一端が第1〜第Nのスイッチ素子の他端に接続され、他端がグランドに接続された第0のスイッチ素子と、一端が第1〜第Nのスイッチ素子の他端と第0のスイッチ素子の一端とに接続され、他端が第1〜第N−1のスイッチ素子の一端のうちいずれかに接続されたインダクタと、第0のスイッチ素子及び第1〜第Nのスイッチ素子を、第0,第1,第2,…,第Nの正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する制御手段とを有し、この制御手段は、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、当該1周期後に前記インダクタに流れる電流値が当該1周期前に当該インダクタに流れた電流値と同じになるようにその所定時間を変化させるため、任意の出力電圧を生成することができる。
第2の請求項に係る発明は、前記回路が、グランドと前記直流電源との間に直列に接続された第1〜第Nのキャパシタを更に備え、前記N−1個の出力端は、当該第1〜第N−1のキャパシタの直流電源側の一端であることを要旨とする。
第3の請求項に係る発明は、前記回路が、一端がグランドに接続された第1〜第N−1のキャパシタを更に備え、前記N−1個の出力端は、当該第1〜第N−1のキャパシタの他端であることを要旨とする。
第4の請求項に係る発明は、前記回路が、一端がグランドに接続された第1〜第Mのキャパシタと、グランドと前記直流電源との間に直列に接続された第M+1〜第Nのキャパシタと、を更に備え、前記N−1個の出力端は、前記第1〜第Mのキャパシタの他端と、前記第M+1〜第N−1のキャパシタの直流電源側の一端とであることを要旨とする。
第5の請求項に係る発明は、前記制御手段が、前記N−1個の出力端に生じる所望の直流電圧をVck(k=1,2,…,N−1)とし、前記直流電源をVとし、前記インダクタの他端を前記第iのスイッチ素子の一端に接続し、前記インダクタの自己インダクタンスをLとした場合に、第0,第1,第2,…,第Nの正順序で前記各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間に前記インダクタにそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtをVci/L,(Vci−Vc1)/L,(Vci−Vc2)/L,…,(Vci−V)/Lとし、次に第N−1,第N−2,…,第1,第0の逆順序で前記各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間に前記インダクタにそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtを(Vci−VcN−1)/L,(Vci−VcN−2)/L,…,(Vci−Vc1)/L,Vci/Lとする直線を順次接続して、前記1周期後に前記インダクタに流れる電流値が当該1周期前に当該インダクタに流れた電流値と同じになるように前記所定時間を設定することを要旨とする。
本発明によれば、任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することができる。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。この直流電圧発生回路は、V[v]の直流電圧を発生する直流電源10と、グランド11aと直流電源10との間に直列に接続された第1〜第4のキャパシタ12a〜12dと、一端が第1〜第4のキャパシタ12a〜12dの直流電源側の一端に接続された第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端に接続され、他端がグランド11bに接続された第0のスイッチ素子13zと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端とに接続され、他端が第2のスイッチ素子13bの一端に接続されたインダクタ14と、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dを、第0,第1,第2,第3,第4の正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する動作を繰り返す制御回路15と、を備えた構成である。
ここで、第1〜第4のキャパシタ12a〜12dのそれぞれの容量を、第1〜第4のキャパシタ容量C〜Cと称する。また、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの一端を第1〜第4のノードNc1〜Nc4と称し、これら各ノードに発生する電圧を第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4と称する。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端との接続点を出力端子と称し、その出力端子に出力される出力電圧をVoutと称する。また、制御回路15が、第0のスイッチ素子13zをオンに制御する信号を第0の制御信号Tと称し、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dのそれぞれをオンに制御する信号を第1〜第4の制御信号T〜Tと称する。なお、各スイッチ素子は、それら各スイッチ素子をそれぞれ制御する各制御信号が入力されない場合には、常にオフに制御されている。
なお、図1に示す直流電圧発生回路は、図21で示す従来の直流電圧発生回路と同じ回路構成である。しかしながら、本実施の形態は、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dをオンに制御しておく時間を一定とするものではなく、後述する所定の条件を満たすように各スイッチ素子をオンに制御する時間を変化させることに特徴がある。即ち、本実施の形態に係る直流電圧発生回路は、その条件に基づいて各スイッチ素子をオンに制御する時間を変化させることにより、グランド11aから数えてi番目のノード電圧をVciとしキャパシタの総数をNとした場合に、出力端子に出力される出力電圧Voutがi×V/Nに限定されることなく、任意の出力電圧を発生することを可能とする。
次に、図1に示す直流電圧発生回路の動作について説明する。図2は、各スイッチ素子がオンに制御される時間及びタイミングを示した図である。
制御回路15は、時間tから時間tまでのΔt時間の間、第0の制御信号Tを出力して第0のスイッチ素子13zをオンに制御する(ステップS101)。
次に、制御回路15は、第0のスイッチ素子13zをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt/2時間の間、第1の制御信号Tを出力して第1のスイッチ素子13aをオンに制御する(ステップS102)。
そして、制御回路15は、第1のスイッチ素子13aをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt/2時間の間、第2の制御信号Tを出力して第2のスイッチ素子13bをオンに制御する(ステップS103)。
続いて、制御回路15は、第2のスイッチ素子13bをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt/2時間の間、第3の制御信号Tを出力して第3のスイッチ素子13cをオンに制御する(ステップS104)。
そして、制御回路15は、第3のスイッチ素子13cをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt/2時間の間、第4の制御信号Tを出力して第4のスイッチ素子13dをオンに制御する(ステップS105)。
その後、制御回路15は、第4のスイッチ素子13dをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt時間の間、第3の制御信号Tを出力して第3のスイッチ素子13cをオンに制御する(ステップS106)。
そして、制御回路15は、第3のスイッチ素子13cをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt時間の間、第2の制御信号Tを出力して第2のスイッチ素子13bをオンに制御する(ステップS107)。
最後に、制御回路15は、第2のスイッチ素子13bをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでのΔt時間の間、第1の制御信号Tを出力して第1のスイッチ素子13aをオンに制御する(ステップS108)。
以降、制御回路15は、ステップS101〜ステップS108の動作を繰り返すことにより、Vciをi×V/Nとする電圧とは異なり、第1のノード電圧Vc1を1/6×V[v],第2のノード電圧Vc2を2/6×V[v],第3のノード電圧Vc3を3/6×V[v]に収束させることが可能となる。但し、Vは、前述したように直流電源10の持つ直流電源電圧値である。
以下、上記電圧値に収束させることが可能な理由について説明する。
図3は、インダクタ14で発生する電流の波形を示す波形図である。同図に示す領域r〜領域rのそれぞれの時間幅は、図2を用いて説明したステップS101〜ステップS108で各スイッチ素子をオンに制御しておく時間にそれぞれ対応している。即ち、領域rは時間tから時間tまでのΔt時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt/2時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt/2時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt/2時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt/2時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt時間,領域rは時間tから時間tまでのΔt時間と同じである。
まず、収束した状態において、領域rの場合、インダクタ14に印加される印加電圧EはE=Vc2−Vout=Vc2−0=2/6×V[v]となるので、式(1)の関係から、インダクタ14で発生する電流の傾きは(2/6×V)/Lとなる。
次に、領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc1=2/6×V−1/6×V=1/6×V[v]となるので、インダクタ14で発生する電流の傾きは(1/6×V)/Lとなる。
続いて、領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc2=0[v]となるので、インダクタ14で発生する電流の傾きは0(ゼロ)となる。
また、領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc3=2/6×V−3/6×V=−1/6×V[v]となるので、インダクタ14で発生する電流の傾きは(−1/6×V)/Lとなる。
領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc4=2/6×V−V=−4/6×V[v]となるので、インダクタ14で発生する電流の傾きは(−4/6×V)/Lとなる。
そして、領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc3なので、インダクタ14で発生する電流の傾きは領域rで発生する電流の傾きと同じになる。領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc2なので、インダクタ14で発生する電流の傾きは領域rで発生する電流の傾きと同じになる。領域rに続く領域rの場合、印加電圧EはE=Vc2−Vc1なので、インダクタ14で発生する電流の傾きは領域rで発生する電流の傾きと同じになる。
領域rの後には、再び、上述した領域r〜領域rで示す傾きの波形を有する電流が繰り返し発生する。この方法により、i×V/N以外の任意の出力電圧を発生することが可能となる。なお、領域rの終点の電流値は、領域rの始点の電流値と同じとなっている必要がある。これは、各ノード電圧Vciが収束するための必要条件である。この必要条件が満たされるように、各スイッチ素子がオンとなる時間を制御する必要がある。
具体的には、N個のスイッチ素子がある場合に、第0,第1,第2,…,第Nの正順序で各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間にインダクタ14にそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtをVci/L,(Vci−Vc1)/L,(Vci−Vc2)/L,…,(Vci−V)/Lとし、次に第N−1,第N−2,…,第1,第0の逆順序で各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間にインダクタ14にそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtを(Vci−VcN−1)/L,(Vci−VcN−2)/L,…,(Vci−Vc1)/L,Vci/Lとする直線を順次接続して、1周期の後でI−t曲線上で電流Iが再び初期の値になるように、各スイッチ素子をオンに制御しておく所定時間を設定する。
なお、本実施の形態では、ステップ101〜ステップ108において、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dがオンに制御されるそれぞれの時間を、Δt,Δt/2,Δt/2,Δt/2,Δt/2,Δt,Δt,Δtとして説明したが、これはあくまでも一例であって、これに限られるものではなく、上述した必要条件を満たせば、各ノード電圧Vciが他の異なる任意の電圧に収束した直流電圧を出力することが可能となる。
続いて、図1で示す直流電圧発生回路が、任意の時間に基づくパルス制御により収束した直流電圧を生成することを検証するシミュレーション結果について説明する。
図4は、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3に出力される電圧値を示す第1のシミュレーション結果である。この第1のシミュレーション結果は、直流電源10の直流電圧を2.0[v]とし、第1〜第4のキャパシタ容量C〜Cを20[pF]としたシミュレーション結果である。また、インダクタ14の自己インダクタンス値は4[mH]である。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13d及び第0のスイッチ素子13zを構成するトランジスタのゲート長及びゲート幅を、それぞれ0.25[μm]及び6[μm]としている。また、領域rの時間を40[ns],領域rの時間を10[ns],領域rの時間を10[ns],領域rの時間を10[ns],領域rの時間を10[ns],領域rの時間を40[ns],領域rの時間を40[ns],領域rの時間を40[ns]とし、周期T(領域rから領域rまでの総時間)を200[ns]としている。また、周波数は5[MHz]としている。なお、第4のノード電圧Vc4は、直流電源10に直接接続されているので、この第4のノード電圧Vc4に出力される電圧は2.0[v]になることは当然であるため、ここでは、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3についてのみ説明する。
図4に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.2[v],第2のノード電圧Vc2は0.6[v],第3のノード電圧Vc3は1.4[v]に収束していることを確認することができる。
図5は、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3に出力される電圧値を示す第2のシミュレーション結果である。第4のキャパシタ容量Cを100[pF]に変更し、他は第1のシミュレーション結果で用いたそれぞれの値と同じである。キャパシタの容量を変更した場合であっても、第1のシミュレーション結果と同様に、第1のノード電圧Vc1は0.2[v],第2のノード電圧Vc2は0.6[v],第3のノード電圧Vc3は1.4[v]に収束していることを確認することができる。これらシミュレーション結果により、各ノードで収束する電圧は、キャパシタの容量に依存しないことが確認できる。
次に、インダクタ14に印加される段階的な出力電圧Voutと、その印加電圧Eによりインダクタ14で発生する電流Iとのシミュレーション結果について説明する。なお、上述したように、第1のシミュレーションの場合でも第2のシミュレーションの場合でも各ノード電圧は同じ電圧値に収束するので、第2のシミュレーションの構成に基づいて得られる出力電圧Voutと、この出力電圧によりインダクタ14で発生する交流電流のシミュレーション結果について、以下説明する。
図6は、100.0[μs]経過時における出力電圧Voutのシミュレーション波形を示す図である。図6で示すVoutの波形は、前述したように第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3が収束しているので、各領域の時間に応じて明瞭な階段状の波形であることを確認することができる。
図7は、インダクタ14で発生した電流Iのシミュレーション波形を示す図である。同図から、インダクタ14で発生する電流Iの曲線は、時間tの1次関数であることが確認できる。
続いて、第2のシミュレーションの構成において、領域rの時間を40[ns]から240[ns]に変更した場合に、インダクタ14に印加される段階的な出力電圧Voutと、その印加電圧Eによりインダクタ14で発生する電流Iとのシミュレーション結果について説明する。図8は、100.0[μs]経過時における出力電圧Voutのシミュレーション波形を示す図である。図8で示すVoutの波形は、図6で示す波形と同様に、各領域の時間に応じて明瞭な階段状の波形であることを確認することができる。また、図9は、インダクタ14で発生した電流Iのシミュレーション波形を示す図である。図7で示す波形よりも、領域rの時間が長くなるものの、領域r以外の部分の波形は、図7で示す波形と同じ波形である。
最後に、出力電圧Voutが安定して収束する理由について説明する。収束する電圧が、Vci=Vci であるとする。このとき、ノイズ電流εが発生したと仮定し、収束電圧からの変化分をV(=Vci−Vci )とし、時刻t=0において電流I=Iの状態がI=I+ε(ε≠0)に変化すると定義する。
このとき、収束している場合には、明らかにV=ε=0が成立する。また、1周期後の電荷Qとεの変化量を、ΔQ及びΔεとすると、収束している場合には、ΔQ=Δε=0が成立する。
一方、ノイズが発生した場合には、ΔQ=Δε=0が成立しないため、ΔQとΔεとを、Vとεとの1次オーダで展開すると式(3)が成立する。
Figure 0004956357
ここで、qとvというベクトルを式(4)として定義する。
Figure 0004956357
式(3)及び式(4)から、式(5)が成立する。
Figure 0004956357
また、非特許文献2に開示された技術から、式(6)及び式(7)が成立する。
Figure 0004956357
Figure 0004956357
但し、Fは(N−1)次の正方行列である。V=Vci−Vci の関係より、ΔV=ΔVciであるから式(8)が成立する。
Figure 0004956357
式(8)を、ΔQとΔVとに関して成分表示すると、式(9)を得ることができる。
Figure 0004956357
そして、式(10)を得ることができる。
Figure 0004956357
ここで、FはN次の正方行列である。式(4)を用いれば、式(11)を得ることができる。
Figure 0004956357
式(5)及び式(11)を用いることにより、式(12)を得ることができる。
Figure 0004956357
次に、行列Fの性質について説明する。非特許文献2に開示された技術から、Fは正値対称行列であるから、Fも正値対称行列である。正値対称行列であれば、非特許文献3に開示された技術から、PP=Iを満たす正則行列Pが存在する。なお、PPは、通常、合同変換(congruent transformation)と称されている。
続いて、ジョルダン標準形の行列理論について説明する。この行列理論では、任意の行列Kに対して、T−1KTをジョルダン標準形Jに変換する行列Tが存在している。従い、式(13)とすることが可能である。
Figure 0004956357
ここで、Jはn次正方行列で対角成分αを持つジョルダン細胞J(α,n)の直和であるため、式(14)を意味している。
Figure 0004956357
式(13)は、最初にPにより合同変換を行い、次にTにより相似変換(similarity transformation)を行う事により、AとFをそれぞれジョルダン標準形Jと単位行列Iに変換できることを意味している。
これは、非特許文献1に開示された結果と同じであり、これにより、図1に示す直流電圧発生回路の各ノード電圧VciがVci に収束することがわかる。
即ち、図1に示す電源10と、第1〜第4のコンデンサ12a〜12dと、グランド11aとで構成された部分を一つの回路と称する場合に、この回路は、N−1個の出力端(上記のノードに相当)を備え、この出力端の電荷の変化ΔQが、この出力端の電圧の変化ΔVとN−1次の正方行列且つ正値対称行列であるFijとを用いて、ΔQ=FijΔVの関係を有する回路であればよい。従って、図1に示すような接続形態に限られるものではなく、後述する実施の形態で説明する接続形態であってもよい。
本実施の形態によれば、制御回路15が、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、1周期後にインダクタ14に流れる電流値が1周期前にインダクタ14に流れた電流値と同じになるように所定時間を変化させるので、この時の制御回路15の制御条件に対応した任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
図10は、第2の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。この直流電圧発生回路は、V[v]の直流電圧を発生する直流電源10と、グランド11aと直流電源10との間に直列に接続された第1〜第5のキャパシタ12a〜12eと、一端が第1〜第5のキャパシタ12a〜12eの直流電源側の一端に接続された第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eと、一端が第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eの他端に接続され、他端がグランド11bに接続された第0のスイッチ素子13zと、一端が第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eの他端と第0のスイッチ素子13zの一端とに接続され、他端が第2のスイッチ素子13bの一端、若しくは、第1のスイッチ素子13aの一端のいずれかに接続されたインダクタ14と、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eを、第0,第1,第2,第3,第4,第5の正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する動作を繰り返す制御回路15と、を備えた構成である。
ここで、第1〜第5のキャパシタ12a〜12eのそれぞれの容量を、第1〜第5のキャパシタ容量C〜Cと称する。また、第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eの一端を第1〜第5のノードNc1〜Nc5と称し、これら各ノードに発生する電圧を第1〜第5のノード電圧Vc1〜Vc5と称する。更に、第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eの他端と第0のスイッチ素子13zの一端との接続点を出力端子と称し、その出力端子に出力される出力電圧をVoutと称する。また、制御回路15が、第0のスイッチ素子13zをオンに制御する信号を第0の制御信号Tと称し、第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eのそれぞれをオンに制御する信号を第1〜第5の制御信号T〜Tと称する。なお、各スイッチ素子は、それら各スイッチ素子をそれぞれ制御する各制御信号が入力されない場合には、常にオフに制御されている。
なお、図10で示す本実施の形態の回路構成は、図1に示す第1の実施の形態と基本的には同様の構成であるが、コンデンサとスイッチ素子の数がそれぞれ1つづつ多いものであって、且つ、インダクタ14の他端が第2のスイッチ素子13bの一端、若しくは、第1のスイッチ素子13aの一端のいずれかに接続されている点において異なっている。更に、第1の実施の形態で説明した必要条件を満たす一つの例として、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第5のスイッチ素子13a〜13eが正順序とそれと逆順序でそれぞれオンに制御されるそれぞれの時間を、40[ns],10[ns],10[ns],10[ns],10[ns],10[ns],10[ns],40[ns],40[ns],40[ns]とし、周期Tを220[ns]としている。
なお、直流電源10の直流電圧を2.0[v]とし、第1〜第5のキャパシタ容量C〜Cは20[pF]である。また、インダクタ14の自己インダクタンス値は4[mH]である。更に、第1〜第5のスイッチ素子13a〜13e及び第0のスイッチ素子13zを構成するトランジスタのゲート長及びゲート幅を、それぞれ0.25[μm]及び6[μm]としている。
次に、本実施の形態に係る直流電圧発生回路の動作について説明する。
制御回路15は、時間tから時間tまでの40[ns]の間(領域r)、第0の制御信号Tを出力して第0のスイッチ素子13zをオンに制御する(ステップS201)。
次に、制御回路15は、第0のスイッチ素子13zをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第1の制御信号Tを出力して第1のスイッチ素子13aをオンに制御する(ステップS202)。
そして、制御回路15は、第1のスイッチ素子13aをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第2の制御信号Tを出力して第2のスイッチ素子13bをオンに制御する(ステップS203)。
続いて、制御回路15は、第2のスイッチ素子13bをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第3の制御信号Tを出力して第3のスイッチ素子13cをオンに制御する(ステップS204)。
そして、制御回路15は、第3のスイッチ素子13cをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第4の制御信号Tを出力して第4のスイッチ素子13dをオンに制御する(ステップS205)。
そして、制御回路15は、第4のスイッチ素子13dをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第5の制御信号Tを出力して第5のスイッチ素子13eをオンに制御する(ステップS206)。
その後、制御回路15は、第5のスイッチ素子13eをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの10[ns]の間(領域r)、第4の制御信号Tを出力して第4のスイッチ素子13dをオンに制御する(ステップS207)。
そして、制御回路15は、第4のスイッチ素子13dをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの40[ns]の間(領域r)、第3の制御信号Tを出力して第3のスイッチ素子13cをオンに制御する(ステップS208)。
そして、制御回路15は、第3のスイッチ素子13cをオフに制御すると共に、時間tから時間tまでの40[ns]の間(領域r)、第2の制御信号Tを出力して第2のスイッチ素子13bをオンに制御する(ステップS209)。
最後に、制御回路15は、第2のスイッチ素子13bをオフに制御すると共に、時間tから時間t10までの40[ns]の間(領域r)、第1の制御信号Tを出力して第1のスイッチ素子13aをオンに制御する(ステップS210)。
最初に、インダクタ14の他端が第2のスイッチ素子13bの一端に接続されている場合の第3のシミュレーション結果について説明する。図11は、第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4に出力される電圧値を示す第3のシミュレーション結果である。同図に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.2[v],第2のノード電圧Vc2は0.6[v],第3のノード電圧Vc3は0.9[v],第4のノード電圧Vc4は1.6[v]に収束していることを確認することができる。
図12は、100.0[μs]経過時における出力電圧Voutのシミュレーション波形を示す図である。同図で示すVoutの波形は、図11で示すように第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4が収束しているので、各領域の時間に応じて明瞭な階段状の波形であることを確認することができる。
図13は、インダクタ14で発生した電流Iのシミュレーション波形を示す図である。同図から、インダクタ14で発生する電流Iの曲線は、時間tの1次関数であることが確認できる。
次に、インダクタ14の他端が第1のスイッチ素子13aの一端に接続されている場合の第4のシミュレーション結果について説明する。図14は、第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4に出力される電圧値を示す第4のシミュレーション結果である。同図に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.6[v],第2のノード電圧Vc2は0.4[v],第3のノード電圧Vc3は0.7[v],第4のノード電圧Vc4は1.3[v]に収束していることを確認することができる。
図15は、100.0[μs]経過時における出力電圧Voutのシミュレーション波形を示す図である。同図で示すVoutの波形は、図14で示すように第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4が収束しているので、各領域の時間に応じて明瞭な階段状の波形であることを確認することができる。
図16は、インダクタ14で発生した電流Iのシミュレーション波形を示す図である。同図から、インダクタ14で発生する電流Iの曲線は、時間tの1次関数であることが確認できる。
即ち、直流電圧発生回路は、コンデンサやスイッチ素子の数量等に関係なく、任意の出力電圧を発生することができる。また、インダクタ14の他端の接続先は、第1の実施の形態で説明したような第2のスイッチ素子13bの一端に限られることなく、第1のスイッチ素子13aの一端や他のスイッチ素子の一端でも同様の効果を得ることができる。
本実施の形態によれば、制御回路15が、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、1周期後にインダクタ14に流れる電流値が1周期前にインダクタ14に流れた電流値と同じになるように所定時間を変化させるので、この時の制御回路15の制御条件に対応した任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することが可能となる。なお、出力電圧Voutが安定して収束する理由については、第1の実施の形態で説明した理由と同様である。
〔第3の実施の形態〕
図17は、第3の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。この直流電圧発生回路は、V[v]の直流電圧を発生する直流電源10と、一端がグランド11a〜11cにそれぞれ接続された第1〜第3のキャパシタ12a〜12cと、一端が第1〜第3のキャパシタ12a〜12cの他端にそれぞれ接続された第1〜第3のスイッチ素子13a〜13cと、一端が直流電源10に接続され、他端が第1〜第3のスイッチ素子13a〜13cの他端に接続された第4のスイッチ素子13dと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端に接続され、他端がグランド11dに接続された第0のスイッチ素子13zと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端とに接続され、他端が第2のスイッチ素子13bの一端に接続されたインダクタ14と、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dを、第0,第1,第2,第3,第4の正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する制御回路15と、を備えた構成である。
ここで、第1〜第3のキャパシタ12a〜12cのそれぞれの容量を、第1〜第3のキャパシタ容量C〜Cと称する。また、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの一端を第1〜第4のノードNc1〜Nc4と称し、これら各ノードに発生する電圧を第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4と称する。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端との接続点を出力端子と称し、その出力端子に出力される出力電圧をVoutと称する。また、制御回路15が、第0のスイッチ素子13zをオンに制御する信号を第0の制御信号Tと称し、第1〜4のスイッチ素子13a〜13dのそれぞれをオンに制御する信号を第1〜第4の制御信号T〜Tと称する。なお、各スイッチ素子は、それら各スイッチ素子をそれぞれ制御する各制御信号が入力されない場合には、常にオフに制御されている。
なお、本実施の形態は、各キャパシタの一端の接続先とスイッチの総数に対するキャパシタの総数とが異なる点を除いて、第1の実施の形態で説明したものと基本的には同様の構成である。また、本実施の形態に係る直流電圧発生回路の動作方法についても、第1の実施の形態で説明した動作と同じなので、ここでは同様の説明は省略する。
即ち、第1の実施の形態で説明した必要条件を満たす一つの例として、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dが第0,第1,第2,第3,第4の正順序とそれと逆順序とでオンに制御されるそれぞれの時間を、40[ns],10[ns],10[ns],10[ns],10[ns],40[ns],40[ns],40[ns]とし、周期Tを200[ns]としている。
また、直流電源10の直流電圧を2.0[v]としている。また、インダクタ14の自己インダクタンス値は4[mH]である。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13d及び第0のスイッチ素子13zを構成するトランジスタのゲート長及びゲート幅を、それぞれ0.25[μm]及び6[μm]としている。
最初に、第1〜第3のキャパシタ容量C〜Cが20[pF]の場合の第5のシミュレーション結果について説明する。図18は、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3に出力される電圧値を示す第5のシミュレーション結果である。同図に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.2[v],第2のノード電圧Vc2は0.6[v],第3のノード電圧Vc3は1.4[v]に収束していることを確認することができる。
次に、第1のキャパシタ容量C及び第2のキャパシタ容量Cが20[pF],第3のキャパシタ容量Cが100[pF]の場合の第6のシミュレーション結果について説明する。図19は、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3に出力される電圧値を示す第6のシミュレーション結果である。同図に示すように、時間が0[μs]付近では、急激な逆起電力のために回路動作が安定しないため、第1〜第3のノード電圧Vc1〜Vc3の値は大きく変動している。しかしながら、時間の経過と共に各ノード電圧は収束し、時間が100[μs]付近では、第1のノード電圧Vc1は0.2[v],第2のノード電圧Vc2は0.6[v],第3のノード電圧Vc3は1.4[v]に収束していることを確認することができる。
従って、第1の実施の形態で示す回路構成と接続形態が異なる場合であっても、収束した任意の出力電圧を出力端子に出力することが可能となる。なお、出力電圧Voutが安定して収束する理由については、第1の実施の形態で説明した理由と同様である。
本実施の形態によれば、制御回路15が、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、1周期後にインダクタ14に流れる電流値が1周期前にインダクタ14に流れた電流値と同じになるように所定時間を変化させるので、この時の制御回路15の制御条件に対応した任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することが可能となる。
〔第4の実施の形態〕
図20は、第4の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。この直流電圧発生回路は、V[v]の直流電圧を発生する直流電源10と、一端がグランド11aに接続された第1のキャパシタ12aと、グランド11bと直流電源10との間に直列に接続された第2〜第4のキャパシタ12b〜12dと、一端が第1のキャパシタ12aの他端に接続された第1のスイッチ素子13aと、一端が第2〜第4のキャパシタ12b〜12dの直流電源側の一端に接続された第2〜第4のスイッチ素子13b〜13dと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端に接続され、他端がグランド11cに接続された第0のスイッチ素子13zと、一端が第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端とに接続され、他端が第2のスイッチ素子13bの一端に接続されたインダクタ14と、第0のスイッチ素子13z及び第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dを、第0,第1,第2,第3,第4の正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する動作を繰り返す制御回路15と、を備えた構成である。
ここで、第1〜第4のキャパシタ12a〜12dのそれぞれの容量を、第1〜第4のキャパシタ容量C〜Cと称する。また、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの一端を第1〜第4のノードNc1〜Nc4と称し、これら各ノードに発生する電圧を第1〜第4のノード電圧Vc1〜Vc4と称する。更に、第1〜第4のスイッチ素子13a〜13dの他端と第0のスイッチ素子13zの一端との接続点を出力端子と称し、その出力端子に出力される出力電圧をVoutと称する。また、制御回路15が、第0のスイッチ素子13zをオンに制御する信号を第0の制御信号Tと称し、第1〜4のスイッチ素子13a〜13dのそれぞれをオンに制御する信号を第1〜第4の制御信号T〜Tと称する。なお、各スイッチ素子は、それら各スイッチ素子をそれぞれ制御する各制御信号が入力されない場合には、常にオフに制御されている。
なお、図20に示す直流電圧発生回路は、図1に示す第1の実施の形態に係る直流電圧発生回路(図20に示す(A)の部分)と、図17に示す第3の実施の形態における直流電圧発生回路(図20に示す(B)の部分)とを組み合わせた回路構成である。
ここで、本実施の形態に係る直流電圧発生回路を、第1の実施の形態の各ステップで説明した動作と同様に、各スイッチ素子を制御する動作を繰り返す。このとき、各スイッチ素子をオンに制御しておく時間も第1の実施の形態の場合と同様とする。図20に示す回路構成において、図20に示す(A)の部分の正値対象行列Fは、第1の実施の形態での説明及び非特許文献2で開示された技術から、式(7)となる。また、図20に示す(B)の部分の正値対象行列Fは、非特許文献4で開示された技術から、式(15)となる。
Figure 0004956357
従って、図20に示す回路構成において、式(7)及び式(15)を用いることにより、Fは、式(16)で示すように変形することができる。
Figure 0004956357
は正値対象行列なので、非特許文献1に開示された技術に基づけば、第1の実施の形態で説明した理由と同様に、各ノード電圧Vciが収束することがわかる。
従って、本実施の形態に係る直流電圧発生回路は、第1〜第3の実施の形態で説明したのと同様に、収束した任意の出力電圧を出力端子に出力することができる。
本実施の形態によれば、制御回路15が、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、1周期後にインダクタ14に流れる電流値が1周期前にインダクタ14に流れた電流値と同じになるように所定時間を変化させるので、この時の制御回路15の制御条件に対応した任意の出力電圧を生成する直流電圧発生回路を提供することが可能となる。
最後に、第1〜第4の実施の形態に関し、収束した出力電圧に基づくインダクタ14を流れる交流電流を発生することが可能である。また、キャパシタの数量を増加することにより、より滑らかな交流電流を流しうることが可能であることは言うまでも無い。
また、第3の実施の形態及び第4の実施の形態において、インダクタ14の他端の接続先を第1のスイッチ素子13aの一端、第3のスイッチ素子13cの一端のうちいずれかに接続した場合であっても、第2の実施の形態で説明したのと同様の効果が得られることは言うまでも無い。
第1の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。 各スイッチ素子がオンに制御される時間及びタイミングを示した図である。 インダクタ14で発生する電流の波形を示す波形図である。 第1〜第3のノード電圧に出力される電圧値を示す第1のシミュレーション結果である。 第1〜第3のノード電圧に出力される電圧値を示す第2のシミュレーション結果である。 100.0[μs]経過時における出力電圧のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流のシミュレーション波形を示す図である。 100.0[μs]経過時における出力電圧のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流のシミュレーション波形を示す図である。 第2の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。 第1〜第4のノード電圧に出力される電圧値を示す第3のシミュレーション結果である。 100.0[μs]経過時における出力電圧のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流のシミュレーション波形を示す図である。 第1〜第4のノード電圧に出力される電圧値を示す第4のシミュレーション結果である。 100.0[μs]経過時における出力電圧のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流のシミュレーション波形を示す図である。 第3の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。 第1〜第3のノード電圧に出力される電圧値を示す第5のシミュレーション結果である。 第1〜第3のノード電圧に出力される電圧値を示す第6のシミュレーション結果である。 第4の実施の形態に係る直流電圧発生回路の回路構成を示す回路図である。 従来の直流電圧発生回路の回路構成の一例を示す回路図である。 各スイッチ素子がオンに制御されるタイミングに応じて出力端子から出力される出力電圧の波形を示した波形図である。 第1〜第3のノード電圧に出力される電圧値を示すシミュレーション結果である。 100.0[μs]経過時における出力電圧のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流のシミュレーション波形を示す図である。 インダクタで発生した電流を示す図である。
符号の説明
〜C…第1〜第4のキャパシタ容量
〜r…領域
S101〜S108,S201〜S210…ステップ
〜T…第0〜第5の制御信号
〜t10…時間
10…直流電源
11,11a〜11d…グランド
12a〜12e…第1〜第5のキャパシタ
13a〜13e…第1〜第5のスイッチ素子
13z…第0のスイッチ素子
14…インダクタ
15…制御回路

Claims (5)

  1. N−1個の出力端を備え、当該出力端の電荷の変化ΔQが、当該出力端の電圧の変化ΔVとN−1次の正方行列且つ正値対称行列であるFijとを用いて、ΔQ=FijΔVの関係を有する回路と、
    一端が前記N−1個の出力端にそれぞれ接続された第1〜第N−1のスイッチ素子と、
    一端が直流電源に接続され、他端が前記第1〜第N−1のスイッチ素子の他端に接続された第Nのスイッチ素子と、
    一端が前記第1〜第Nのスイッチ素子の他端に接続され、他端がグランドに接続された第0のスイッチ素子と、
    一端が前記第1〜第Nのスイッチ素子の他端と前記第0のスイッチ素子の一端とに接続され、他端が当該第1〜第N−1のスイッチ素子の一端のうちいずれかに接続されたインダクタと、
    前記第0のスイッチ素子及び前記第1〜第Nのスイッチ素子を、第0,第1,第2,…,第Nの正順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御し、次にそれと逆順序でそれぞれ所定時間づつオンに制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、各スイッチ素子が正順序でオンに制御され、次に正順序でオンに制御されるまでの期間を1周期とした場合に、当該1周期後に前記インダクタに流れる電流値が当該1周期前に当該インダクタに流れた電流値と同じになるように前記所定時間を変化させることを特徴とする直流電圧発生回路。
  2. 前記回路は、グランドと前記直流電源との間に直列に接続された第1〜第Nのキャパシタを更に備え、前記N−1個の出力端は、当該第1〜第N−1のキャパシタの直流電源側の一端であることを特徴とする請求項1に記載の直流電圧発生回路。
  3. 前記回路は、一端がグランドに接続された第1〜第N−1のキャパシタを更に備え、前記N−1個の出力端は、当該第1〜第N−1のキャパシタの他端であることを特徴とする請求項1に記載の直流電圧発生回路。
  4. 前記回路は、
    一端がグランドに接続された第1〜第Mのキャパシタと、
    グランドと前記直流電源との間に直列に接続された第M+1〜第Nのキャパシタと、を更に備え、
    前記N−1個の出力端は、前記第1〜第Mのキャパシタの他端と、前記第M+1〜第N−1のキャパシタの直流電源側の一端とであることを特徴とする請求項1に記載の直流電圧発生回路。
  5. 前記制御手段は、
    前記N−1個の出力端に生じる所望の直流電圧をVck(k=1,2,…,N−1)とし、前記直流電源をVとし、前記インダクタの他端を前記第iのスイッチ素子の一端に接続し、前記インダクタの自己インダクタンスをLとした場合に、第0,第1,第2,…,第Nの正順序で前記各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間に前記インダクタにそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtをVci/L,(Vci−Vc1)/L,(Vci−Vc2)/L,…,(Vci−V)/Lとし、次に第N−1,第N−2,…,第1,第0の逆順序で前記各スイッチ素子がそれぞれオンに制御される時間に前記インダクタにそれぞれ流れる電流の時間微分dI/dtを(Vci−VcN−1)/L,(Vci−VcN−2)/L,…,(Vci−Vc1)/L,Vci/Lとする直線を順次接続して、前記1周期後に前記インダクタに流れる電流値が当該1周期前に当該インダクタに流れた電流値と同じになるように前記所定時間を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の直流電圧発生回路。
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