JP4956082B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーを記録紙に定着させる定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
近年、定着装置に2つのヒータを設け、一方のヒータを商用電源からの電力で加熱し、他方のヒータをキャパシタに蓄えられた電力により加熱することで、定着ローラの温度を速やかに所定の定着温度にまで上昇することができる画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、キャパシタが劣化すると、定着ローラの温度を速やかに上昇させることができなくなる。
そこで、特許文献1には、定着装置が備える2つのヒータのうち、一方のヒータに電力を供給するキャパシタの電圧値が所定値に達したときに、キャパシタの放電を開始し、所定の電圧値になるまでに要する放電経過時間を計時し、計時した放電経過時間を予め設定されている規定値と比較することで、キャパシタの寿命を判定する画像形成装置が開示されている。
特開2004−302190号公報
しかしながら、放電中のキャパシタは、電圧が急激に変化しているため、特許文献1記載の画像形成装置では、所定の電圧値を精度良く検出することができず、キャパシタの寿命を精度良く判定することは困難であった。
本発明の目的は、精度良くキャパシタの寿命を判定することができる画像形成装置を提供することである。
本発明による画像形成装置は、キャパシタと、前記キャパシタから放電される電力により定着ローラを加熱する第1の加熱装置と商用電源からの電力により前記定着ローラを加熱する第2の加熱装置とを備える定着装置と、前記キャパシタの放電終了時の電圧である放電終了電圧と、前記キャパシタの放電終了後に発生する前記放電終了電圧からの電圧上昇値とを特定する電圧特定手段と、前記電圧特定手段により特定された前記電圧上昇値を基に、前記キャパシタの寿命を判定する寿命判定手段と、前記キャパシタの放電電流を測定する電流測定手段とを備え、前記電圧特定手段は、一定の周期で前記キャパシタの電圧を測定し、測定した電圧の中からボトムホールド回路を用いて最小の電圧を前記放電終了電圧として特定すると共に、前記放電終了電圧の特定後、測定した電圧の変化がほぼ一定になったときの電圧を復帰電圧として特定し、前記復帰電圧から前記放電終了電圧を差し引いて前記電圧上昇値を特定し、前記寿命判定手段は、前記電圧特定手段により特定された電圧上昇値を、前記電流測定手段により測定された前記キャパシタの放電末期における放電電流で除して前記キャパシタの内部抵抗を算出し、算出した内部抵抗が前記キャパシタの寿命を示す所定の寿命内部抵抗値より大きい場合、前記キャパシタが寿命であると判定することを特徴とする。
この構成によれば、キャパシタの放電終了時の電圧である放電終了電圧からの電圧上昇値を基に、キャパシタの寿命が判定されている。ここで、放電終了電圧は、キャパシタの劣化が進むにつれて低下する傾向を有している。
そして、電圧上昇値が特定され、特定された電圧上昇値を基に、キャパシタの寿命が判定されている。すなわち、キャパシタが劣化するにつれて大きさが顕著に増大する放電終了後の電圧上昇値に着目して、キャパシタの寿命を判定しているため、キャパシタの寿命を精度良く判定することができる。
また、この構成によれば、キャパシタの放電終末期の電流が測定され、キャパシタの放電終了時の電圧上昇値が測定された放電電流で除され、キャパシタの内部抵抗が算出されているため、キャパシタの内部抵抗を精度よく算出ことができ、キャパシタの寿命を精度良く判定することができる。
また、前記寿命判定手段は、算出した前記キャパシタの内部抵抗と、前記寿命内部抵抗値とを基に、前記キャパシタの劣化の程度を算出し、前記寿命判定手段により算出された劣化の程度を報知する報知手段を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、キャパシタの内部抵抗と、キャパシタの寿命を示す所定の寿命内部抵抗値とを基に、キャパシタの劣化の程度が算出され、算出された劣化の程度が報知されるため、ユーザは、キャパシタが寿命に到達する前に、キャパシタが劣化していることを認識することができる。
本発明によれば、キャパシタの寿命を精度よく検出することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による画像形成装置の機械的構成を主に示す側面概略図である。実施の形態1による画像形成装置は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取部500と、原稿読取部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、表示パネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。表示パネル401は、タッチパネルから構成され、種々の操作画像を表示する。スタートキー402は、ユーザがコピーを開始する操作指令を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられる。
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603、原稿搬送部604、及びコンタクトガラス605等を備え、原稿読取部500は、イメージセンサ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にイメージセンサ501上に搬送する。
イメージセンサ501は搬送される原稿を順次読取り、読取られた原稿は原稿排出部602に排出される。また、イメージセンサ501は、コンタクトガラス605に載置された原稿を読取る場合は、A方向にスライドして原稿を読取る。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ208、排出口209、排出トレイ210、及び記録紙搬送部211等を備える。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読取部500において読取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置206は、現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー像を形成する。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、記録紙搬送部211は、引き出された記録紙を転写ローラ203へと搬送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させる。トナー像が転写された記録紙は、記録紙搬送部211により定着ローラ208へと搬送され、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、記録紙搬送部211により排出口209へと搬送され用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、実施の形態1による画像形成装置のブロック図を示している。実施の形態1による画像形成装置は、制御部10、加熱制御部20、定着装置30、操作表示部40、スキャナ部50、及び印刷部60を備えている。
制御部10は、例えばCPU、ROM、RAM、及び専用のハードウェア回路から構成され、画像形成装置の全体を制御し、電圧上昇値算出部101及び寿命判定部102を備える。加熱制御部20は、電圧検出回路21、整流回路22、充電回路23、ACヒータ駆動回路24、電気二重層キャパシタ25、スイッチ26、及び電流計測部27を備える。
電圧検出回路21は、ボトムホールド回路から構成され、制御部10の制御の下、一定の時間間隔毎における電気二重層キャパシタ25の最低電圧を検出し、検出した最低電圧を電気二重層キャパシタ25の電圧測定値として制御部10に出力する。
整流回路22は、例えばダイオードブリッジ回路及び平滑コンデンサを備え、商用電源70の電源端子T1と電源端子T2との間に接続され、商用電源70から供給される交流電圧を全波整流し、全波整流した交流電圧を平滑化して直流電圧を生成し、充電回路23に出力する。
充電回路23は、例えばDC/DCコンバータから構成され、整流回路22から出力される直流電圧を、電気二重層キャパシタ25の充電に適したレベルの直流電圧に昇圧又は降圧し、電気二重層キャパシタ25を充電する。
ACヒータ駆動回路24は、例えばAC/ACコンバータから構成され、電源端子T1,T2間に接続され、商用電源70からの交流電圧を、ヒータ62(第2の加熱装置)の駆動に適したレベルの交流電圧に変換して、ヒータ62に出力し、ヒータ62を加熱する。
電気二重層キャパシタ25は、充電回路23から出力される直流電圧によって充電され、充電した電圧をヒータ61(第1の加熱装置)に出力し、ヒータ61を加熱する。ここで、電気二重層キャパシタ25は、使用回数が増大するにつれて劣化する特性を有している。また、電気二重層キャパシタ25は、劣化するにつれて内部抵抗が増大すると共に、静電容量が低下する特性を有している。
スイッチ26は、トランジスタから構成され、制御部10の制御の下、ヒータ61及び電気二重層キャパシタ25間を電気的に接続したり、電気的に切断したりする。なお、トランジスタとしては、バイポーラトランジスタ、及び電界効果型トランジスタのいずれを採用してもよい。
電流測定部27は、一定の時間間隔で電気二重層キャパシタ25の放電電流を測定して制御部10に出力する。
電圧上昇値算出部101は、電圧検出回路21に一定の時間間隔でリセット信号を出力して、電圧検出回路21をリセットすると共に、リセットする直前に電圧検出回路21から出力された電圧測定値に従って、電気二重層キャパシタ25の放電終了後の最低電圧である放電終了電圧を特定する。また、電圧上昇値算出部101は、電圧検出回路21から出力される電圧測定値に従って、電気二重層キャパシタ25の放電終了後の内部抵抗の影響及び静電容量の低下による放電終了電圧からの電圧の跳ね上がりである電圧上昇値を算出する。
寿命判定部102は、電圧上昇値算出部101により算出された電圧上昇値を、電気二重層キャパシタ25の放電終了末期における放電電流で除し、電気二重層キャパシタ25の内部抵抗を算出内部抵抗値として算出する。また、寿命判定部102は、算出内部抵抗値が、電気二重層キャパシタ25の寿命を示す所定の寿命内部抵抗値以下の場合、電気二重層キャパシタ25は寿命であると判定する。
更に、寿命判定部102は、寿命内部抵抗値から算出内部抵抗値を差し引いた差分抵抗値を算出し、算出した差分抵抗値の大きさに応じて、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を判定する。
なお、寿命判定部102が、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達したと判定した場合、制御部10は、スイッチ26をオフさせ、電気二重層キャパシタ25からヒータ61への電力供給を遮断する。
定着装置30は、ヒータ61,62を備えている。ヒータ61は、定着ローラ208の内部に配設され、電気二重層キャパシタ25から出力される電圧によって発熱し、定着ローラ208を加熱する。
ヒータ62は、定着ローラ208の内部に配設され、ACヒータ駆動回路24から出力される交流電圧によって発熱し、定着ローラ208を加熱する。操作表示部40は、図1に示す操作部400から構成され、寿命判定部102によって判定された電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を示す情報、及び電気二重層キャパシタ25が寿命に到達したことを示す情報を表示する。
スキャナ部50は、図1に示す原稿読取部500から構成され、原稿の画像データを取得する。印刷部60は、図1に示す転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、及び現像装置206から構成され、スキャナ部50により取得された原稿の画像データを記録紙に印刷する。
なお、実施の形態1では、電圧上昇値算出部101及び電圧検出回路21が電圧特定手段に相当し、寿命判定部102が寿命判定手段に相当し、操作表示部40が報知手段に相当する。
次に、加熱制御部20を中心とする実施の形態1による画像形成装置の動作について説明する。まず、整流回路22が、商用電源70からの電圧を全波整流及び平滑化して直流電圧を生成し、充電回路23に出力する。充電回路23は、整流回路22により生成された直流電圧を電気二重層キャパシタ25の充電に適した値に昇圧又は降圧し、電気二重層キャパシタ25に出力する。電気二重層キャパシタ25は、充電回路23から出力される直流電圧により充電される。なお、初期状態においてスイッチ26はオフされているものとする。
図3は、電気二重層キャパシタ25の電圧を示す波形図である。図3に示すように、電気二重層キャパシタ25の電圧は、経時的に増大しており、電気二重層キャパシタ25が充電されていることが分かる。そして、充電を開始してから時間K1が経過したとき、電気二重層キャパシタ25の電圧が満充電電圧レベルに到達し、電気二重層キャパシタ25が満充電状態とされる。このとき、充電回路23は、電気二重層キャパシタ25が満充電状態を維持するように、電気二重層キャパシタ25への電力供給を適宜遮断し、電気二重層キャパシタ25を過充電から保護する。
図3に示す時刻KT1において、例えば、ユーザによりスタートキー402が押されるなどして、画像形成装置がスリープモードから通常モードに復帰する等すると、制御部10は、画像形成動作の開始を通知するための制御信号をACヒータ駆動回路24に出力し、ACヒータ駆動回路24は、商用電源70からの交流電力をヒータ62に出力し、ヒータ62を加熱させる。
また、制御部10は、時刻KT1において、スイッチ26をオンし、電気二重層キャパシタ25の放電を開始させ、電気二重層キャパシタ25からの電力によりヒータ61を加熱させる。ここで、ヒータ62のみを用いて定着装置30を加熱すると、ヒータ62は、商用電源70からの電力によって駆動されるため、温度上昇が遅く、定着ローラ208を所定の定着温度にするためには、長時間かかってしまう。一方、実施の形態1による画像形成装置は、ヒータ61を備えており、このヒータ61は、電気二重層キャパシタ25からの電力により駆動される。そのため、定着ローラ208は速やかに所定の定着温度にされる。
時刻KT2において、電気二重層キャパシタ25の放電終了時における内部抵抗は、放電開始前の内部抵抗に比べて増大しているため、電気二重層キャパシタ25の電圧は、初期状態の電圧よりも下がってしまう。そして、放電が終了して、放電電流が0になると、内部抵抗による電圧降下がなくなるため、電気二重層キャパシタ25の電圧は、初期状態の電圧とほぼ同じ大きさの電圧(復帰電圧)まで上昇する。そのため、この電圧の上昇分(電圧上昇値)を放電末期の放電電流で除すことで、電気二重層キャパシタ25の内部抵抗を求めることができる。
そこで、実施の形態1による画像形成装置は、以下のようにして内部抵抗を求めている。まず、電圧上昇値算出部101は、電圧検出回路21から一定の周期で出力される電気二重層キャパシタ25の電圧を図略のRAMに蓄積し、最小の電圧を放電終了電圧として特定する。次に、電圧上昇値算出部101は、放電終了電圧を特定した後に、電圧検出回路21から一定の周期で出力される電圧測定値を図略のRAM等に蓄積し、電圧測定値の変化がほぼ一定となったときの電圧測定値を復帰電圧として特定する。
次に、電圧上昇値算出部101は、復帰電圧から放電終了電圧を差し引き、電圧上昇値を算出する。次に、寿命判定部102は、放電終了直前の、放電電流の値を電流測定部27から取得し、電圧上昇値を、取得した放電電流で除すことで、電気二重層キャパシタ25の内部抵抗を算出する。ここで、寿命判定部102は、一定の周期で電流測定部27により検出される放電電流を蓄積し、放電電流が0になる直前の放電電流を放電末期の放電電流として取得する。
次に、寿命判定部102は、電気二重層キャパシタ25の寿命を示す所定の寿命内部抵抗値から、算出した内部抵抗(算出内部抵抗値)を差し引いた差分抵抗値が、電気二重層キャパシタ25の劣化を示す規定値よりも小さい場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していると判定し、差分抵抗値が規定値以上である場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していないと判定する。また、寿命判定部102は、差分抵抗値が0以下の場合、電気二重層キャパシタ25は寿命に到達したと判定する。ここで、寿命判定部102は、例えば第1の規定値と、第1の規定値よりも大きい第2の規定値とを定め、0<差分抵抗値<第1の規定値の場合、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度は大きいと判定し、第1の規定値≦差分抵抗値<第2の規定値の場合、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度は中くらいであると判定し、第2の規定値≦差分抵抗値の場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していないというように、段階的に電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を求めても良い。
なお、放電末期(放電終了時)の放電電流の値は例えば80A程度であり、電圧上昇値の値は例えば3V程度である。また、寿命内部抵抗値としては、例えば36mΩ程度の値を採用することができる。また、寿命判定部102は、電流測定部27により測定された放電電流の値を用いて内部抵抗を算出したが、これに限定されず、予め放電末期における放電電流の値を記憶しておき、記憶した放電電流を用いて内部抵抗を算出してもよい。
次に、寿命判定部102は、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を示す情報、又は電気二重層キャパシタ25が寿命に到達していることを示す情報を操作表示部40に表示させる。この場合、操作表示部40は、電気二重層キャパシタ25が劣化していないと判定した場合は何も表示せず、電気二重層キャパシタ25が劣化していると判定した場合は、劣化の程度(例えば、「電気二重層キャパシタが劣化しています。」)というような情報を表示し、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達している場合は、「電気二重層キャパシタは寿命です。」というような情報を表示する。
以上説明したように、実施の形態1による画像形成装置によれば、電気二重層キャパシタ25の放電終了時の電気二重層キャパシタ25の放電終了電圧を測定した後、復帰電圧を測定し、測定した両電圧を放電電流で除し、電気二重層キャパシタ25の内部抵抗を求めている、すなわち、IRドロップに起因する放電終了時に生じる電圧上昇値に着目して電気二重層キャパシタ25の内部抵抗を求めているため、精度よく電気二重層キャパシタ25の寿命を判定することができる。
また、寿命判定部101は、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を算出して報知しているため、ユーザは、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達する前に、電気二重層キャパシタ25が劣化していることを認識することができる。更に、寿命判定部101は、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達した場合は、そのことを報知するため、ユーザは電気二重層キャパシタ25の寿命を認識することができる。更に、電圧検出回路21として、ボトムホールド回路を採用しているため、放電終了電圧を精度良く測定することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2による画像形成装置について説明する。実施の形態2による画像形成装置は、放電終了電圧を、放電回路が所定レベルの定電圧に変換可能な電圧の下限値を示す使用限度電圧を下回る場合に、電気二重層キャパシタ25が寿命であると判定することを特徴とする。
図4は、実施の形態2による画像形成装置のブロック図を示している。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同一のものは同一の符号を付し、説明を省略する。また、実施の形態1の全体構成図は、図1と同様である。
図4に示すように、実施の形態2による画像形成装置は、電気二重層キャパシタ25とヒータ61との間に放電回路28が接続されている。放電回路28は、例えば定電圧回路から構成され、電気二重層キャパシタ25から出力される電圧をヒータ61の駆動に適した所定レベルの定電圧に変換し、ヒータ61に出力する。
制御部10は、放電終了電圧特定部103及び寿命判定部102aを備えている。放電終了電圧特定部103は、電圧検出回路21から出力される電圧測定値に従って、電気二重層キャパシタ25の放電終了電圧を特定する。
寿命判定部102aは、放電終了電圧特定部103により特定された放電終了電圧を、上記使用限度電圧と比較し、放電終了電圧が使用限度電圧より小さい場合、電気二重層キャパシタ25が寿命であると判定する。
また、寿命判定部102aは、放電終了電圧から使用限度電圧を差し引いた差分電圧を算出し、算出した差分電圧の大きさに応じて、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を判定する。更に、寿命判定部102aは、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達したと判定した場合、スイッチ26をオフさせ、電気二重層キャパシタ25からヒータ61への電力供給を遮断する。
なお、実施の形態2では、電圧検出回路21及び放電終了電圧特定部103が電圧測定手段に相当し、寿命判定部102aが寿命判定手段に相当し、操作表示部40が報知手段に相当する。
次に、加熱制御部20を中心とする実施の形態2による画像形成装置の動作について、図3を適宜参照して説明する。電気二重層キャパシタ25の充電が開始されてから、放電が終了するまでの電気二重層キャパシタ25の電圧の変化は実施の形態1と同一であるため、説明を省略する。放電終了電圧特定部103は、電圧検出回路21から一定の周期で出力される電気二重層キャパシタ25の電圧を図略のRAMに蓄積し、最小の電圧を放電終了電圧として特定する(図3の時刻KT2)。次に、寿命判定部102aは、特定した放電終了電圧から使用限度電圧を差し引き、差分電圧を算出する。
ここで、電気二重層キャパシタ25は、劣化すると内部抵抗が上昇する特性を有するため、劣化するとIRドロップが大きくなり、それに応じて放電終了電圧も低下する。放電終了電圧が使用限度電圧より小さくなると、放電回路28は、ヒータ61に所定レベルの定電圧を出力することができなくなり、定着ローラ208を所定時間内に所定の定着温度まで上昇させることができなくなる。そこで、実施の形態2による画像形成装置では、放電終了電圧が使用限度電圧より小さくなると、電気二重層キャパシタ25は寿命であると判定している。
次に、寿命判定部102aは、差分電圧が電気二重層キャパシタ25の劣化を示す規定値より小さい場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していると判定し、差分電圧が規定値以上である場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していないと判定する。また、寿命判定部102は、差分電圧が0以下の場合(すなわち、放電終了電圧が使用限度電圧以下の場合)、電気二重層キャパシタ25は寿命に到達したと判定する。ここで、寿命判定部102は、例えば第1の規定値と、第1の規定値よりも大きい第2の規定値とを定め、0<差分電圧<第1の規定値の場合、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度は大きいと判定し、第1の規定値≦差分電圧<第2の規定値の場合、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度は中くらいであると判定し、第2の規定値≦差分電圧の場合、電気二重層キャパシタ25は劣化していないというように、段階的に電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を求めても良い。
次に、寿命判定部102は、実施の形態1と同様にして、電気二重層キャパシタ25の劣化の程度を示す情報、又は電気二重層キャパシタ25が寿命に到達していることを示す情報を操作表示部40に表示させる。
以上説明したように、実施の形態2による画像形成装置によれば、実施の形態1と同様、電気二重層キャパシタ25の内部抵抗に着目して、電気二重層キャパシタ25の寿命を判定しているため、電気二重層キャパシタ25の寿命を精度良く判定することができる。
なお、実施の形態1では、放電回路28が省かれていたが、実施の形態2と同様、放電回路28を電気二重層キャパシタ25とヒータ61との間に接続してもよい。また、実施の形態1では、算出内部抵抗値を求めて、電気二重層キャパシタ25の劣化及び寿命の判定を行っていたが、これに限定されず、算出した電圧上昇値と、電気二重層キャパシタ25の寿命を示す所定の電圧上昇基準値とを比較し、算出した電圧上昇値が電圧上昇基準値よりも大きい場合、電気二重層キャパシタ25が寿命に到達したと判定してもよい。
また、実施の形態2では、放電終了電圧と使用限度値とを比較して、電気二重層キャパシタ25の寿命を判定したが、これに限定されず、放電終了電圧が電気二重層キャパシタ25の寿命を示す所定の電圧を下回る場合に、電気二重層キャパシタが寿命であると判定してもよい。なお、実施の形態1,2ではキャパシタとして電気二重キャパシタ25を採用したがこれに限定されず、他のキャパシタを採用してもよい。
本発明の実施の形態による画像形成装置の機械的構成を主に示す側面概略図である。 実施の形態2による画像形成装置のブロック図を示している。 電気二重層キャパシタの電圧を示す波形図である。 実施の形態2による画像形成装置のブロック図を示している。
符号の説明
10 制御部
20 加熱制御部
21 電圧検出回路
22 整流回路
23 充電回路
24 ACヒータ駆動回路
25 電気二重層キャパシタ
26 スイッチ
27 電流測定部
28 放電回路
30 定着装置
40 操作表示部
50 スキャナ部
60 印刷部
61,62 ヒータ
70 商用電源
101 電圧上昇値算出部
102 寿命判定部
102a 寿命判定部
103 放電終了電圧特定部

Claims (2)

  1. キャパシタと、
    前記キャパシタから放電される電力により定着ローラを加熱する第1の加熱装置と商用電源からの電力により前記定着ローラを加熱する第2の加熱装置とを備える定着装置と、
    前記キャパシタの放電終了時の電圧である放電終了電圧と、前記キャパシタの放電終了後に発生する前記放電終了電圧からの電圧上昇値とを特定する電圧特定手段と、
    前記電圧特定手段により特定された前記電圧上昇値を基に、前記キャパシタの寿命を判定する寿命判定手段と
    前記キャパシタの放電電流を測定する電流測定手段とを備え、
    前記電圧特定手段は、一定の周期で前記キャパシタの電圧を測定し、測定した電圧の中からボトムホールド回路を用いて最小の電圧を前記放電終了電圧として特定すると共に、前記放電終了電圧の特定後、測定した電圧の変化がほぼ一定になったときの電圧を復帰電圧として特定し、前記復帰電圧から前記放電終了電圧を差し引いて前記電圧上昇値を特定し、
    前記寿命判定手段は、前記電圧特定手段により特定された電圧上昇値を、前記電流測定手段により測定された前記キャパシタの放電末期における放電電流で除して前記キャパシタの内部抵抗を算出し、算出した内部抵抗が前記キャパシタの寿命を示す所定の寿命内部抵抗値より大きい場合、前記キャパシタが寿命であると判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記寿命判定手段は、算出した前記キャパシタの内部抵抗と、前記寿命内部抵抗値とを基に、前記キャパシタの劣化の程度を算出し、
    前記寿命判定手段により算出された劣化の程度を報知する報知手段を更に備えることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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