JP4953531B2 - 端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は端末装置に関し、特に、ネットワークに接続された他の端末装置にプログラムを配布することができる端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続された2台以上のコンピュータ間におけるプログラムの実行形態として、クライアントサーバ方法が採用される。典型的なクライアントサーバ方法の一例として、次のようなものがある。つまり、クライアント(端末装置)はサーバに対して、キーボードなどからの入力信号を送信しサーバにおいて適切にプログラムを実行させて、その実行結果をサーバから受信し、クライアントのユーザに受信内容(プログラム実行結果)を出力する。このようなクライアントサーバ方法では、プログラムが実行される間、クライアントはサーバと接続し続ける必要があり、またクライアントでは何もプログラムが実行されないのでクライアントのコンピュータ資源が有効活用されない。
【0003】
また、他の例として特開平10−27106号公報に示されるプログラムダウンロード型のクライアントサーバ方法がある。このクライアントサーバ方法においては、クライアントは必要なときにサーバに対してプログラムのダウンロード要求をすると、要求したプログラムはサーバからクライアントにダウンロードされて、ダウンロードされたプログラムはクライアントにおいてが実行される。この方法によれば、クライアントのコンピュータ資源を有効活用でき、必要であればサーバのコンピュータ資源も活用可能である。
【0004】
同様の方法として、マイクロソフト社が開発したActiveXがある。ActiveXによれば、プログラムはサーバからクライアントへダウンロードされるとクライアントにインストールされて、その後は該プログラムを再度ダウンロードする必要はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにサーバでプログラムが実行される場合は、プログラムの実行中はクライアントはサーバと接続し続ける必要があるから、ネットワークの負荷が上昇する。また、特開平10−27106号公報に示されるWWW(world wide web)ブラウザ上におけるJava(R)アプレットやActiveXをクライアントで実行する場合において、プログラムを初めて実行するクライアントは、プログラムを供給してもらうためにサーバに接続可能でなければならない。しかしながら、サーバがダウンしている場合、または該クライアントからサーバまでのネットワーク上に何らかの障害が生じている場合は、クライアントはプログラムを実行することができない。
【0006】
それゆえにこの発明の目的は、所望のプログラムを含む情報が確実に供給される端末装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に係る、外部装置と通信する端末装置は、所定プログラムのプログラム名を取得するプログラム名取得手段と、プログラム名取得手段が取得したプログラム名を用いて、所定プログラムを取得するプログラム取得手段と、を備え、プログラム取得手段は、プログラム名取得手段が取得したプログラム名を用いて所定プログラムを、外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、ダウンロードされた所定プログラムとプログラム名とを関連づけて保存する保存手段と、ダウンロード手段と保存手段とのうちのいずれの方から、所定プログラムを取得するかを決定する決定手段と、を含み、決定手段により決定された方から、所定プログラムを取得する。
好ましくは、プログラム名取得手段は、他の端末装置から送信された、プログラム名を含む要求を受理したときにプログラム名を取得する手段を、含み、端末装置は、要求を受理したときに、プログラム取得手段が取得した所定プログラムを要求元の他の端末装置に供給する供給手段を、さらに備える。
好ましくは、所定プログラムには、配布処理制御手順が組み込まれており、供給手段は、配布処理制御手順に基づいて所定プログラムを含む情報を要求元の他の端末装置に供給する。
好ましくは、供給手段により所定プログラムが供給されるごとに、供給の履歴を示す履歴情報を登録する供給履歴情報登録手段をさらに備えて、端末装置は供給履歴情報登録手段により登録されている履歴情報に基づいて自己の前記所定プログラムの供給に関する貢献度を判定する。
好ましくは、配布処理制御手順には所定プログラムを、要求元の他の端末装置への供給の許可または禁止を決定するための許可手順が含まれる。
好ましくは、許可手順は、要求元の他の端末装置の所定プログラムの供給に関する課金状況を示す課金情報に基づいて許可または禁止を決定する。
好ましくは、プログラム取得手段が取得した所定プログラムを実行する実行手段と、実行手段による実行の結果を、所定プログラムとともに他の端末装置に送信する実行結果送信手段と、を備える。
好ましくは、外部装置は、他の端末装置を含む。
この発明の他の局面に係る、外部装置と通信するコンピュータを用いた情報取得方法は、所定プログラムのプログラム名を取得するプログラム名取得ステップと、プログラム名取得ステップが取得したプログラム名を用いて、所定プログラムを取得するプログラム取得ステップと、を備え、プログラム取得ステップは、プログラム名取得ステップが取得したプログラム名を用いて所定プログラムを、外部装置からダウンロードするダウンロードステップと、ダウンロードされた所定プログラムとプログラム名とを関連づけて、コンピュータの記憶部に格納する格納ステップと、ダウンロードステップによるダウンロードと記憶部からの読出しのうちのいずれの方法で、所定プログラムを取得するかを決定する決定ステップと、を含み、決定ステップにより決定された方法で、所定プログラムを取得する。
この発明のさらに他の局面に係る情報取得プログラムは、上述の情報取得方法をコンピュータに実行させるための情報取得プログラムである。
この発明のさらに他の局面に係る記録媒体は、上述の情報取得プログラムが記録された機械読取り可能な記録媒体である。
【0010】
末装置は要求すれば他の端末装置から、所定プログラムが供給される
【0020】
また、所定プログラムを含む情報の要求元に対しては、実行手段による該所プログラムの実行結果が、該所プログラムとともに供給される。
【0021】
それゆえに、要求元の装置は所プログラムを実行しなくても、該所プログラムを要求するだけで、行結果を取得できるので、その分要求元の装置の処理の負荷は軽減される。
【0027】
また、端末装置のそれぞれについて所プログラムの供給に関する貢献度を判定できるから、判定結果に基づいてより貢献した端末装置を簡単に特定できる。
【0029】
また、許可手順に従い所プログラムの供給を許可するか禁止するか決定しながら要求元への供給動作を行うことができる。それゆえに、所プログラムを要求することにより供給動作を決定する許可手順を任意に変更することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1によるネットワークシステムの概略構成図である。図2は、この発明の実施の形態1におけるクライアントコンピュータ(以下、クライアントと略す)の概略構成図である。図1においてネットワークシステムは、サーバコンピュータ(以下、サーバと略す)4、インターネットなどの各種の通信回線が適用されるネットワーク8と81、ネットワーク8を介してサーバ4に接続された複数のクライアント10i(i=1,2,3、・・・、n)を含む。クライアント10iのそれぞれは同様な構成を有して、ネットワーク81を介して相互に接続される。
【0039】
ここでは、クライアント10iとサーバ4を接続するためのネットワーク8とクライアント10i同士を接続するネットワーク81とを個別に設けたが、これに限定されない。つまり、両者は理論的に別個であれば、物理的に別個であることまでは要求されないから、クライアント10iは同一ネットワークでサーバ4に接続されるとともに他のクライアント10iにも接続されるようにしてもよい。たとえば、クライアント10i間同士の通信はIrDAなどの赤外線通信で行い、クライアント10iとサーバ4との通信は、ダイヤルアップにによるネットワーク通信であってもよいし、クライアント10i間同士の通信はLAN(local area network)経由でなされて、クライアント10iとサーバ4との通信はWAN(wide area network)経由でなされてもよい。
【0040】
図2を参照してクライアント10iは閲覧部1、後述するテーブルTBを有する実行部2、中継部3、保存部5、配布部6および後述する配布履歴情報INFを格納する配布履歴記憶部7を含む。閲覧部1は各種情報の表示を行なう。ユーザは閲覧部1を介して指示または要求などの各種情報を入力する。閲覧部1は典型的にはWWWのブラウザと同様のものとして構成される。実行部2は、閲覧部1から入力された要求を受付け、受付けた要求に対応のプログラムを実行する。もし要求に対応のプログラムが存在しなければ、中継部3に対して該プログラムのダウンロード要求を出力する。実行部2はたとえばJava(R)のServletエンジンなどのアプリケーションサーバや、あるいはWWWブラウザ内に組込まれた実行エンジンとして構成される。
【0041】
中継部3は、実行部2からプログラムのダウンロード要求を入力すると、ネットワーク8を介してサーバ4に該プログラムのダウンロード要求を行なう。中継部3は、サーバ4からダウンロードされた該プログラムとデータ(該プログラムの実行に必要なデータ)を実行部2に出力するとともに、保存部5に対して該プログラムとデータの保存処理を要求する。また中継部3は、サーバ4に対してプログラムのダウンロード要求を行なう代わりに保存部5から該プログラムとデータを読出し、実行部2に供給する。中継部3は、サーバ4からダウンロードされた、または保存部5から読出されたプログラムとデータを配布部6に供給する。
【0042】
中継部3はネットワーク8に対しては一般の通信装置として実装される。この通信装置はネットワーク8が有線の場合はLAN(ローカルエリアネットワーク)ケーブルの接続装置およびその専用プログラムなどで構成される。無線の場合はアンテナなど無線通信装置およびその制御プログラムなどで構成される。
【0043】
配布部6はネットワーク81を介して他のクライアント10iを接続する。配布部6は、接続される他のクライアント10iに対しては、プロキシサーバのようなソフトウェアやファイルシステム管理プログラムとして構成される。
【0044】
サーバ4は、中継部3からダウンロード要求を受信したことに応じて、または能動的に、中継部3にプログラムまたはデータを送信するための機能を有する。サーバ4は典型的にはWWWサーバと同様のものであるが、メール配信(SMTP:simple mail transport protocol)サーバやファイル転送(FTP:file transport protocol)サーバと同様のものであってよい。
【0045】
保存部5は、ハードディスクやメモリなどの一般の記憶装置とその制御プログラムから構成される。保存部5は中継部3から出力されたプログラムまたはデータを入力して記憶装置に書込んで保存する。保存部5に格納されるプログラムまたはデータには、最新の更新時刻を示す更新時刻情報が対応付けて書込まれる。
【0046】
配布部6は、他のクライアント10iからプログラムのダウンロード要求があったとき、または能動的に、保存部5または中継部2からプログラムまたはデータを取得し、要求元の他のクライアント10iに送信する。これにより、プログラムまたはデータを要求元のクライアント10iに配布部6により配布される。配布部6による配布の方法は、典型的にはWWWサーバと同様の処理に従うか、メール配信(SMTP)サーバなどと同様の送信処理に従う。ただし、配布部6は通信ネットワーク81を介してデータを送受信することのできる機能を有していればよく、WWWサーバやメール配信サーバに限定されるものではない。
【0047】
配布部6は、必要に応じて、プログラムまたはデータの配布の履歴を示す情報を配布履歴記憶部7に書込んで蓄えるように処理する。配布部6は他のクライアント10iに接続するための一般の通信装置とその制御プログラムとWWWサーバやメール配信サーバのようなサーバプログラムから構成される。配布履歴記憶部7は、配布部6による配布の履歴情報を蓄える。配布履歴記憶部7は、ハードディスクやメモリなどの一般の記憶装置を有して、ファイルシステムやデータベース管理システムなどにより管理される。
【0048】
図3は、この発明の実施の形態1による閲覧処理のフローチャートである。図4(A)と(B)はプログラムとプログラム名の対応関係が登録されるテーブルTBと配布履歴情報INFの内容を示す図である。図4(A)のテーブルTBには、閲覧部1においてユーザにより実行が指定され得る複数のプログラムIPと、プログラムIPのそれぞれに対応して要求すべきプログラムの名称を示す要求するプログラム名RPが登録される。図3のフローチャートに従い、クライアント10iにおいて所望プログラムを要求して取得し、実行するまでの閲覧処理の手順について説明する。
【0049】
まず、ユーザが所望プログラムAをクライアント10iにおいて実行する場合を想定する。またクライアント10iには閲覧部1としてWWWブラウザが組み込まれており、閲覧部1によりあるサイトのホームページの画面が表示されていたと想定する。また、このホームページ画面においては「プログラムAを実行するにはここをクリック」というメッセージとともにハイパーリンクが表示されており、ユーザはこのリンクをクリックするものと想定する。
【0050】
ユーザは、上述したような閲覧部1の図示されないハイパーリンクをクリックするので、プログラムAを実行するためのアクセス要求が発生する(S101)。このプログラムAのアクセス要求は実行部2に出力されるので、実行部2は該アクセス要求を受付け、アクセスが要求されたプログラムAに対応のプログラム名PRを図4のテーブルTBを参照して決定して、決定されたプログラム名PRを用いて中継部3に対してプログラムを要求する(S102)。実行部2におけるプログラム名PRの決定方法はこれに特定されない。たとえば、プログラムAという文言に“/servlet”を付加するなどして決定してもよい。なお、付加する文言は “/servlet”に限定されない。以下、実行が要求されるプログラムのみまたは、実行が要求されるプログラムと該プログラムの実行に必要とされるデータとを併せたものを単にプログラムと呼ぶことにする。
【0051】
次に、中継部3は要求されたプログラムをサーバ4、他のクライアント10iおよび保存部5のいずれから取得するかを決定する(S103)。取得先がサーバ4と決定されるのは次のような場合である。つまり、該クライアント10iがサーバ4と接続可能な状態である場合、または要求されたプログラムが保存部5に保存されていなかった場合などである。典型的には、要求されたプログラムが保存部5に保存されておらず、かつ該クライアント10iがサーバ4に接続可能な場合には取得先はサーバ4と決定される。また、取得先が保存部5と決定されるのはサーバ4と接続可能な状態になく、かつ要求されたプログラムが保存部5に保存されている場合である。なお、要求されたプログラムが保存部5に保存されているか否かにかかわらず、サーバ4と接続可能な状態にあれば、優先的にサーバ4を取得先と決めてもよい。また予めデータ取得先を設定することによって、あるいはユーザの指示によって、優先的にサーバ4を取得先と決定してもよい。逆に、取得先をサーバ4としないように指定するようにしてもよい。
【0052】
中継部3は、取得先を保存部5と決定した場合には、要求されたプログラムを保存部5から読出す(S106)。また取得先をサーバ4と決定した場合には、サーバ4に接続して、サーバ4から要求されたプログラムをダウンロードする(S104)。ダウンロード終了後は、中継部3はサーバ4との接続を断つ。ここではダウンロードの方法はどのような方法でもよい。たとえば、サーバ4がWWWサーバとして実装されているのなら、中継部3はHTTP(hypertext transport protocol)などに従いサーバ4に接続し、HTTPに従ってプログラム名RPを指定して対応のプログラムをサーバ4からダウンロードする。また、サーバ4がメール配信(SMTP)サーバとして実装されているのなら、サーバ4に対して要求するプログラム名PRなどの情報を記述した電子メールを送信すると、サーバ4から必要するプログラムPRに対応のプログラムをメールとして受信できる。プログラム名RPに対応のプログラムの受信方法は、これらの方法に限定されない。
【0053】
中継部3はダウンロードまたは保存部5からの読出しなどにより取得したプログラムを実行部2に出力する。このとき、中継部3は保存部5に対してダウンロードにより取得した該プログラムの保存要求を出力してもよい。保存部5は、中継部3から保存要求を入力すると、保存が要求されたプログラムを中継部3から受理して、ハードディスクやメモリなどの一般の記憶装置に読出し可能なように書込んで蓄える。ダウンロードしたプログラムが保存部5において保存されることにより、その後、同一のプログラムのアクセス要求が発生した場合には、保存部5の記憶装置を優先的にアクセスすることにより、高速に該プログラムを取得できる。ただし、サーバ4から取得したプログラムを必ずしも保存部5において保存する必要はない。たとえば、ユーザやサーバ4からの指示に従い、保存部5にプログラム保存したり、しなかったりしてもよい。
【0054】
実行部2は、取得したプログラムを中継部3から受理して実行する(S107)。ここでは、たとえば、Java(R)技術を用いたServletエンジンにおけるサーブレットの実行や、Java(R)技術を用いたアプレットの実行、あるいはActiveXコンポーネントの実行と同様の方法でプログラムが実行されるので、詳細な説明は省略する。なお、プログラムの実行技術は、これに限定されるものではない。
【0055】
実行部2はプログラムの実行結果を閲覧部1に出力するので、閲覧部1において所望プログラムAの実行結果が出力される(S108)。ここでは、一般のWWWブラウザにおける表示が行なわれるので、詳細な説明は省略する。
【0056】
図3のS103においては、プログラムの取得先を他のクライアント10iに決定してクライアント10i間でプログラムを配布することもできる。図5は、この発明の実施の形態1におけるクライアント間のプログラム配布処理のフローチャートである。
【0057】
前述した図3のS103において、中継部3はプログラムの取得先を他のクライアント10iと決定すると、配布部6をプログラム名PRを指定して所望プログラム取得のためのアクセス要求を他のクライアント10iに送信するように制御する。プログラムの取得先を他のクライアント10iに指定するために、ユーザは他のクライアント10iの識別子を閲覧部1において設定するので、中継部3および配布部6を介して識別子で指定された他のクライアント10iに対してプログラム名PRを含むアクセス要求が送信される。
【0058】
このときの他のクライアント10iにおける処理を図5のフローチャートを参照し説明する。図5において、他のクライアント10iの配布部6は図3のS103において送信されたアクセス要求を受信する(S201)。このとき、配布部6は、たとえばWWWサーバとして機能するならばHTTPに従うアクセス要求を受理するので、受理したアクセス要求により指定されたプログラム名PRを中継部3に出力する。あるいは、メール配信(SMTP)サーバとして機能するならばSMTPに従ってアクセス要求のメールの受信処理を行ない、受信内容をを解釈して、指定されたプログラム名PRを中継部3に出力する。
【0059】
中継部3は、配布部6からプログラム名PRを含むアクセス要求を入力するので、入力したプログラム名PRに基づいて図2のS103〜S106と同様の手順にてプログラムを取得する(S202〜S206)。このとき、S201で受理したアクセス要求に更なる他のクライアント10iの識別子が含まれる場合には、該識別子で指定される更なる他のクライアント10iがプログラムの取得先に決定される。
【0060】
配布部6は、取得したプログラムを中継部3から受理して、アクセス要求元のクライアント10iへ送信する(S207)。したがって、アクセス要求元のクライアント10iにはサーバ4ではなくて他のクライアント10iから所望プログラムが配布される。
【0061】
配布部6は上述のようにアクセス要求元のクライアント10iにプログラムを配布するごとに、配布履歴記憶部7の配布履歴情報INFを更新する。配布履歴情報INFは、図4(B)に示されるように該クライアント10iにより他のクライアント10iに配布されたプログラムのそれぞれについて、該プログラムの名称を示す配布プログラム名データDP、配布先のクライアント10iを示す配布先クライアントデータDCおよび配布した回数を示す回数データCONを含む。配布部6はプログラムを配布するごとに、配布されたプログラムについて、配布履歴情報INFの配布プログラム名データDP、配布先クライアントデータDCおよび回数データCONについて新規に登録するか、対応の配布先クライアントデータDCおよび回数データCONを更新する。
【0062】
したがって、配布履歴記憶部7の配布履歴情報INFを参照することにより、各クライアント10iは、いくつのクライアント10iに対してプログラムを配布したかがわかるので、たとえば、回数データCONで示される配布の回数が多いほどプログラムの普及に貢献したクライアントと判断できる。プログラム普及に貢献したと判断されたクライアント10iには、貢献度に従う報酬を与えるなどすることにより、プログラムを効率的に普及させることができる。また、プログラムの配布が有料で行われる場合には、プログラムを効率的に販売できる。
【0063】
なお、各クライアント10iの配布履歴情報INFの内容はサーバ4に定期的の送信されて、サーバ4の管理者(プログラム販売者、プログラム販売の代理人など)に提示されて、その内容を管理者が確認することで、各クライアント10iの上述の貢献度を判断するようにしてもよい。また、各クライアント10iは配布履歴情報INFの内容をサーバ4に定期的に送信するのに代替して、次のようにしてもよい。つまり、各クライアント10iは定期的に、配布履歴記憶部7の配布履歴情報INFの内容に基づいて、自己の上述したような貢献度を求めて、求めた貢献度をサーバ4に送信するようにしてもよい。
【0064】
ここでは、配布履歴情報INFはプログラムの配布元のクライアント10iにおいて登録されるとしているが、配布先のクライアント10iに登録するようにしてもよい。
【0065】
また、プログラムの配布回数の制限を設けて、一定回数以上の配布を許可しないように設定してもよい。このようにすれば、プログラムの配布数を制限できて、プログラムに関連したライセンスの乱用を阻止できる。プログラム配布数の制限は各クライアント10i独自に行われてもよいし、サーバ4から各クライアント10iに指示することにより行われてもよい。
【0066】
前者の場合には、配布履歴情報INFには各プログラムに対応してさらに配布の制限回数を示す制限回数データが追加登録されるようにして、各クライアントはプログラムを配布する場合に、対応の配布回数データCONと制限回数データとを比較し、比較結果に基づいて、該プログラムの配布を許可するか否かを決定する。
【0067】
後者の場合には、サーバ4の図示されないメモリに各プログラムに対応した上述の制限回数データを予め登録しておく。サーバ4は各クライアント10iから定期的に配布履歴情報INFを受信すると、受信した配布履歴情報INFにおける各プログラムの回数データCONと予め登録された対応の請願回数データとを比較し、比較結果に基づいて、該プログラムの配布を許可するか否かを決定し、決定に従う指示を各クライアント10iに送信する。各クライアント10iはあるプログラムについて配布を許可しない旨の指示を受信すると、該プログラムについてのアクセス要求があってとしても、該プログラムの配布をしないように動作する。
【0068】
ここで、図3のS103でプログラム取得先を決定する方法について説明する。まず1つの決定方法は、中継部3は、保存部5にアクセス要求されているプログラムが格納されていない場合には、サーバ4および他のクライアント10iの中で最も高速に通信できるものを、予めレスポンス時間を測るなどして特定し、特定されたものを取得先に決定する方法である。レスポンス時間計測には、たとえば、定期的にTCP/IPネットワークにおいて相手先端末や通信回線の状況をチェックするのに利用するpingコマンドを発行して測る方法、またはサーバ4または他のクライアント10iにアクセスするごとにレスポンス時間を測定する方法が適用される。なお、pingコマンドの実行のための負荷は非常に小さいので、プログラムの取得先を決定する都度、該コマンドを実行するようにしてもよい。
【0069】
他の決定方法は、アクセス要求されているプログラムの取得先は、サーバ4、他のクライアント10iおよび保存部5のうち更新時刻が最も新しい該プログラムを格納しているところとなるように決定する方法である。具体的にはアクセス要求されているプログラムの取得先の決定時に、該プログラムの更新時刻を示す更新時刻情報を受信するための通信をサーバ4と他のクライアント10iそれぞれと行なう。この通信方法は、たとえばHTTPならば、HEADコマンドを相手に送信することによって、更新時刻情報を受信できる。HEADコマンドの実行にかかる負荷は極めて小さいので、プログラム取得先決定の都度、該コマンドを実行してもよい。
【0070】
さらなる他の決定方法は、保存部5にアクセス要求されているプログラムが格納されていない場合に、サーバ4と他のクライアント10iのうち後述する課金管理において最も経済的な接続先となるものを取得先に決定するものである。
【0071】
さらなる他の決定方法は、保存部5にアクセス要求されているプログラムが格納されていない場合に、サーバ4と他のクライアント10iのうち最も信頼性の高いものを取得先に決定するものである。たとえば、プログラム取得のために経由する通信路が第三者により傍受されるまたは改質されてしまうおそれがあるような場合は、信頼性が低いといえる。HTTPプロトコルとHTTPSプロトコルを比較すると、HTTPSプロトコルは暗号化の機能があり、信頼性が高いといえる。通信路に適用されるプロトコルの種類は事前に決定されているから、プログラム取得先の決定時に最も信頼性の高い通信路(取得先)を適用されるプロトコルに基づいて判断できる。
【0072】
さらなる他の決定方法は、保存部5にアクセス要求されているプログラムが格納されていない場合に、サーバ4と他のクライアント10iのうち、対応する回線の品質が最も高いものをプログラム取得先に決定するものである。上述したように回線の品質は、HTTPSとHTTPなどのような該回線に適用のプロトコルの種類により決定される。回線に適用されるプロトコルの種類は、回線接続時には既に決定されているから、プログラム取得先の決定時に対応する回線の品質が最も高い取得先を適用されるプロトコルに基づいて判断できる。
【0073】
本実施の形態1によれば、所定プログラムがダウンロードされていないクライアント10iは、該所定プログラムのアクセス要求が生じたときは、該所定プログラムがダウンロードされている他のクライアント10iに接続して、他のクライアント10iから所定プログラムをダウンロードすることができる。
【0074】
なお、クライアント10iは所定プログラムを要求元の他のクライアント10iに送信して配布する場合には、実行部2により該所定プログラムを実行して、その実行結果も該所定プログラムとともに送信するようにしてもよい。またはその実行結果のみを、言いかえると実行結果を所定プログラムに代替して送信するようにしてもよい。これにより、他のクライアント10iでは自己において所定プログラムを実行しなくても、該所定プログラムの実行結果を取得できるので、他のクライアント10iの処理の負荷を削減できる。したがって、複数のクライアント10i間で効果的に負荷分散できる。
【0075】
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
【0076】
図6は本実施の形態2に係るクライアント90i(i=1,2,3、・・・、n)の構成図である。本実施の形態に適用されるネットワークシステムの構成は、図1に示されたクライアント10iが図6のクライアント90iに代替されるが、他の部分は図1のそれと同様であり説明は省略する。クライアント90iのそれぞれには、予め一意に特定するための識別子が割当てられていると想定する。
【0077】
図7は、本実施の形態2によるプログラム配布処理のフローチャートである。図8は、本実施の形態2によるプログラム配布の可否を決定するための条件DAの一例を示す図である。図8の条件DAは、複数の対象識別子データIDと、対象識別子データIDのそれぞれに対応したプログラムの配布を許可するか拒絶するかを示す可否データALとを用いて示される。対象識別子データIDは、対応の可否データALによりプログラムの配布が許可または拒絶される対象となるクライアント90iに割当てられている識別子を示す。なお、図8の条件DAは実行部22を制御するプログラムにおいて記述される。
【0078】
図6のクライアント90iと図2のクライアント10iとを比較し異なる点は、クライアント90iはクライアント10iの実行部2および配布部6に代替して実行部22および配布部62を備える点にある。クライアント90iの他の部分は図2に示されたものと同様であり説明は省略する。
【0079】
実行部22は、実行部2の機能に加えて配布部62からのアクセス要求を受付る機能を有する。実行部22は条件DAの内容に基づいて、さまざまな配布手順をプログラムによって指定でき、プログラムが要求する条件に適合しない場合は配布を拒否すること、あるいは制限を課すことができる。図1の配布部6が中継部3に対してプログラムの要求を行なうのに対し、配布部62は実行部22に対してプログラムの要求を行なう。
【0080】
本実施の形態2におけるクライアント間のプログラム配布処理の手順を図7のフローチャートを参照しながら説明する。本実施の形態2では前述した実施の形態1に比べ、他のクライアント90iからのプログラムのアクセス要求があった場合の処理が異なる。
【0081】
まず、配布部62は、他のクライアント90iからプログラムのアクセス要求を受信すると、アクセス要求とともに受信したプログラム名RPを実行部22に出力する(S301)。
【0082】
実行部22は、プログラム名PRとアクセス要求を入力して、入力したアクセス要求を分析する(S302)。分析においては、たとえば、アクセス要求元のクライアント90iの識別子を該アクセス要求から取得して、取得した識別子にと図8の条件DAとに基づいて、プログラムの配布の可否を判断する。許可と判断した場合には、以降の配布処理を継続するが、拒否と判断した場合にはエラーメッセージを配布部62に出力する。
【0083】
具体的には、図8の条件DAを参照すると、アクセス要求元のクライアント90iの識別子が’10.’で始まる場合には、対応の可否データALは許可を示すのでプログラム配布が許可されて、それ以外の場合には対応の可否データALは拒否を示すのでプログラム配布が拒絶される。このように、図8の条件DAを用いたS302における分析のためのプログラムは、サーバ4などからダウンロード可能なので、プログラム配布のために図8の条件DAを動的に変化させることができる。たとえば、プログラム配布手順に課金条件に関する情報を含み、アクセス要求元のクライアント90iの識別子と所定の課金条件とを照合して、識別子が課金条件に適合している場合のみ(たとえば、プログラムの配布に関する課金に対する料金支払い状況が、たとえば所定金額支払い済みの場合のみ)プログラム配布を許可することができる。プログラムの配布を許可したり、配布のたびにアクセス要求元に対して課金したりできる。さらに、複雑な配布処理を行なう配布処理プログラムを組み込んでもよいし、動的に配布プログラムを編成してもよい。
【0084】
また配布履歴記憶部7の配布履歴情報INFを参照して、該プログラムに対応の回数データCOが一定回数以上を示す場合には、該プログラムを配布するのを拒否したり、アクセス要求元にさらに課金するなどしてもよい。
【0085】
上述の配布手順では、配布条件が変更されるが、配布の手続きが変更されてもよい。たとえば、あるプログラムが配布済みのクライアント90iが示されたリストを準備する。その後、該プログラムのアクセス要求が生じた場合には、該プログラムを複数部分に分割して、分割された各部分プログラムはリストに示された複数のクライアント90iから該アクセス要求元のクライアント90iにダウンロードされるようにしてもよい。
【0086】
実行部22はアクセス要求の分析結果、プログラムの配布を許可する場合には、アクセス要求に対応のプログラム名PRを中継部3に出力して、配布処理を継続するように指示する。ここでは、中継部3には分析後にプログラム名PRが与えられるとしているが、分析が行われる前にプログラム名PRを中継部3に出力するようにしてもよい。この場合には、アクセスの分析結果、プログラムの配布が許可されたときにのみ、中継部3に配布処理を継続するような指示が与えられる。
【0087】
中継部3は、配布処理を継続するような指示を入力すると、応じてプログラムの取得処理を行なう(S303〜S307)。この取得処理は図4におけるステップS202〜S206による処理と同様であり、説明は省略する。
【0088】
実行部22は、S307で取得したプログラムを配布部62に出力するので、配布部62は、与えられるプログラムを入力して、アクセス要求元の他のクライアント10iへ送信する(S308)。これにより、クライアント90iはサーバ4からではなくて他のクライアント90iからプログラムが配布される。
【0089】
上述のS302では、図8の条件DAに基づいてプログラム配布の可否を決定していたが、配布の可否を決定するタイミングはこれに限定されない。たとえば、S302の処理をアクセス要求分析の処理を省略して、実行部22は取得したプログラムを分析し、その結果によって配布の可否を判定して、配布が許可されると判定されたときに、該プログラムを配布部62に出力するようにしてもよい。ここで、取得したプログラムの分析とは、たとえば、該プログラムにデジタル署名が付加されているかどうかを調べ、その結果によって配布の可否を決定してもよい。
【0090】
また、上述のアクセス要求の分析と取得プログラムの分析とを行い、それらの分析結果に基づいて配布の可否を決定してもよい。
【0091】
またサーバ4からクライアント90iにダウンロードされた任意のプログラムを実行部22において実行させることができるので、サーバ4から中継部3に対するレスポンスと全く同じレスポンスを実行部22から配布部62を経由して他のクライアント90iに送信することができる。つまり、他のクライアント90iにとって、サーバ4と本実施の形態に係るクライアント90iとを同等のものに見せることができる。すなわち、ネットワークシステムの1台のクライアント90iの保存部50に所定プログラムをロードしておけば、ネットワークシステムのすべてのクライアント90iは、サーバ4から所定プログラムをダウンロードすることなく、他のクライアント90iとの通信のみで所定プログラムが配布されて取得できる。この所定プログラムは、上述の書くフローチャートを参照して説明した閲覧および配布の処理手順に対応するものであってもよい。
【0092】
上述のクライアント10i(90i)には、PDA(personal digital assistants)、情報処理機能を有した携帯型電話機、インターネットなどのネットワーク上で運用されているサーバ装置などが適用される。サーバ装置への適用は、複数サーバ装置間で負荷分散するように運用される場合に有効である。また、新規のサーバ装置をネットワークに追加したときは、新規サーバ装置に対してサービス用アプリケーションプログラムやデータを既設のサーバ装置から上述の手順で配布できるので、ネットワーク上のサーバ装置に関する各種設定が簡単化できる。
【0093】
なお、ここでは図8の条件DAは実行部22で実行されるプログラム中に記述されるとしたが、実行部22は図8の条件DAのデータをプログラムとは別個に有して、プログラムを該テーブル内容を参照しながら実行するようにしてもよい。条件DAを変更する場合には、プログラム中に条件DAが記載されていればプログラム自体を更新して再ダウンロードする必要があり煩雑であるが、条件DAをプログラムとは別個に有していれば条件DAのみ更新するだけで済み簡単である。
【0094】
各実施の形態によれば、サーバ4がダウンしている場合、またはサーバ4までのネットワーク8に何らかの障害が生じている場合でも、プログラムの配布をサーバ4を介さずにクライアント10i(90i)間で行なうことができる。そのため、どのクライアント10i(90i)でもプログラムインストール済みの他のクライアント10i(90i)から該プログラムを取得して実行できる。
【0095】
また、クライアント10i(90i)間通信のプログラム自体をクライアント間の通信によって配布することができる。したがって、クライアント間の配布手順を変化させることも容易となる。
【0096】
また、プログラム配布の際に、クライアント10i(90i)間で課金管理をすることができる。
【0097】
また、プログラム配布の際に、クライアント10i(90i)間の配布履歴に関する情報も蓄えることができる。これによってクライアント間で配布履歴の優劣を決定できる。
【0098】
また、プログラムをダウンロード済みのクライアント10i(90i)は、他のクライアント10i(90i)にとってサーバ4と同等のものとして振る舞うことができる。
【0099】
(実施の形態3)
本実施の形態では前述のクライアント10i(90i)のハードウェア構成と、プログラム記憶媒体が示される。
【0100】
図9は各実施の形態に適用されるクライアント10i(90i)のハードウェア構成図である。図9を参照してクライアント10i(90i)は、該クライアント自体を集中的に制御するためのCPU(中央処理装置の略)422、ROM(Read Only Memory)またはRAM(ランダムアクセスメモリの略)を含んで構成されるメモリ424、固定ディスク426、FD(フレキシブルディスク)432が着脱自在に装着されて、装着されたFD432をアクセスするFD駆動装置430、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)442が着脱自在に装着されて、装着されたCD−ROM442をアクセスするCD−ROM駆動装置440、CRT(陰極線管)や液晶などからなるモニタ410、キーボード450、マウス460、ネットワーク8および81と該クライアントとを通信接続するための通信インターフェィス480を含む。これらの各部はバスを介して通信接続される。
【0101】
クライアント10i(90i)には、カセット形式の磁気テープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセスする磁気テープ装置が設けられてもよい。
【0102】
閲覧部1にはマウス460、キーボード450およびモニタ410が対応する。実行部2(22)にはCPU422などが対応する。配布履歴記憶部7および保存部5それぞれにはメモリ424または固定ディスク426が対応する。中継部3および配布部6(62)それぞれには通信インターフェイス480が対応する。
【0103】
上述の各実施の形態で説明したクライアント10i(90i)の処理機能はプログラムで実現される。このプログラムは図9のクライアント10i(90i)で読取可能な記録媒体に格納される。
【0104】
本実施の形態では、この記録媒体として、図9に示されている装置で処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばメモリ424のROMのようなそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置として磁気テープ装置(図示せず)およびCD−ROM駆動装置440などのプログラム読取装置が設けられ、そこに記憶媒体である磁気テープ(図示せず)またはCD−ROM442が挿入されることで読取可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPU422がアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムが一旦読出されて、読出されたプログラムは、図9の装置の所定のプログラム記憶エリア、たとえばメモリ424のRAMのプログラム記憶エリアにロードされて、CPU422により読出されて実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは、予め当該装置に格納されているものとする。
【0105】
ここで、上述したプログラムメディアはクライアント10i(90i)の装置本体と分離可能に構成される記録媒体であり、固定的にプログラムを担持する媒体であってよい。たとえば磁気テープやカセットテープなどのテープ系、FD432や固定ディスク426などの磁気ディスクやCD−ROM442/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable and Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、フラッシュROMなどによる半導体メモリが含まれる。
【0106】
クライアント10i(90i)はインターネットを含むネットワーク8、81と接続可能な構成が採用されているから、これらネットワークからプログラムが所定の記憶領域、たとえばメモリ424などにダウンロードされるようにしてもよい。なお記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0107】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1によるネットワークシステムの概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるクライアントコンピュータの概略構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による閲覧処理のフローチャートである。
【図4】 (A)と(B)はプログラムとプログラム名の対応関係が登録されるテーブルと配布履歴情報の内容を示す図である。
【図5】 本実施の形態1によるプログラム配布処理のフローチャートである。
【図6】 本実施の形態2に係るクライアントの構成図である。
【図7】 本実施の形態2によるプログラム配布処理のフローチャートである。
【図8】 本実施の形態2によるプログラム配布の可否を決定するための条件例を示す図である。
【図9】 各実施の形態に適用されるクライアントのハードウェア構成図である。
【符号の説明】
1 閲覧部、2,22 実行部、3 中継部、4 サーバ、5 保存部、6,62 配布部、7 配布履歴記憶部、8,81 ネットワーク、10i,90iクライアント。

Claims (9)

  1. 外部装置と通信する端末装置であって、
    所定プログラムのプログラム名を取得するプログラム名取得手段と、
    前記プログラム名取得手段が取得した前記プログラム名を用いて、前記所定プログラムを取得するプログラム取得手段と、を備え、
    前記プログラム取得手段は、
    前記プログラム名取得手段が取得したプログラム名を用いて前記所定プログラムを、前記外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロードされた前記所定プログラムと前記プログラム名とを関連づけて保存する保存手段と、
    前記ダウンロード手段と前記保存手段とのうちのいずれの方から、前記所定プログラムを取得するかを決定する決定手段と、を含み、
    前記決定手段により決定された方から、前記所定プログラムを取得し、
    前記プログラム名取得手段は、
    他の前記端末装置から送信された、前記プログラム名を含む要求を受理したときに前記プログラム名を取得する手段を、さらに含み、
    前記端末装置は、
    前記要求を受理したときに、前記プログラム取得手段が取得した前記所定プログラムを要求元の前記他の端末装置に供給する供給手段を、さらに備え、
    前記所定プログラムには、配布処理制御手順が組み込まれており、
    前記供給手段は、前記配布処理制御手順に基づいて前記所定プログラムを含む情報を要求元の前記他の端末装置に供給する、末装置。
  2. 前記供給手段により前記所定プログラムが供給されるごとに、供給の履歴を示す履歴情報を登録する供給履歴情報登録手段をさらに備えて、
    前記端末装置は前記供給履歴情報登録手段により登録されている前記履歴情報に基づいて自己の前記所定プログラムの供給に関する貢献度を判定する、請求項に記載の端末装置。
  3. 前記配布処理制御手順には前記所定プログラムを、要求元の前記他の端末装置への供給の許可または禁止を決定するための許可手順が含まれる、請求項またはに記載の端末装置。
  4. 前記許可手順は、要求元の前記他の端末装置の前記所定プログラムの供給に関する課金状況を示す課金情報に基づいて前記許可または禁止を決定する、請求項に記載の端末装置。
  5. 前記プログラム取得手段が取得した前記所定プログラムを実行する実行手段と、
    前記実行手段による実行の結果を、前記所定プログラムとともに要求元の前記他の端末装置に送信する実行結果送信手段と、を備える、請求項からのいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記外部装置は、他の前記端末装置を含む、請求項1に記載の端末装置。
  7. 外部装置と通信する端末装置のコンピュータを用いた情報取得方法であって、
    所定プログラムのプログラム名を取得するプログラム名取得ステップと、
    前記プログラム名取得ステップが取得した前記プログラム名を用いて、前記所定プログラムを取得するプログラム取得ステップと、を備え、
    前記プログラム取得ステップは、
    前記プログラム名取得ステップが取得したプログラム名を用いて前記所定プログラムを、前記外部装置からダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードされた前記所定プログラムと前記プログラム名とを関連づけて、前記コンピュータの記憶部に格納する格納ステップと、
    前記ダウンロードステップによるダウンロードと前記記憶部からの読出しのうちのいずれの方法で、前記所定プログラムを取得するかを決定する決定ステップと、を含み、
    前記決定ステップにより決定された方法で、前記所定プログラムを取得し、
    前記プログラム名取得ステップは、
    他の前記端末装置から送信された、前記プログラム名を含む要求を受理したときに前記プログラム名を取得するステップを、さらに含み、
    前記情報取得方法は、
    前記要求を受理したときに、前記プログラム取得ステップにおいて取得した前記所定プログラムを要求元の前記他の端末装置に供給する供給ステップを、さらに備え、
    前記所定プログラムには、配布処理制御手順が組み込まれており、
    前記供給ステップにおいては、前記配布処理制御手順に基づいて前記所定プログラムを含む情報を要求元の前記他の端末装置に供給する、情報取得方法。
  8. 請求項に記載の情報取得方法をコンピュータに実行させるための情報取得プログラム。
  9. 請求項に記載の情報取得プログラムが記録された機械読取り可能な記録媒体。
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