JP4952282B2 - 画像符号化装置、画像符号化方法、および画像符号化プログラム - Google Patents
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Description
図20に、画像復号化装置150について説明するブロック図を示す。画像復号化装置150は、画像符号化装置100で生成した符号化ストリーム133を入力とし、予測モード情報178と、量子化係数174と、量子化パラメータ182を出力する復号化部158と、予測モード情報178と再構成画像177を入力とし予測画像171を出力する予測部151と、量子化係数174と量子化パラメータ182を入力とし逆量子化係数175を出力する逆量子化部155と、逆量子化係数175を入力とし逆変換係数176を出力する逆直交変換部156と、逆変換係数176と予測画像171を入力とし再構成画像177を出力する再構成部157とを備えている。また、画像復号化装置150の出力は、再構成画像177と等しい、出力画像181である。
図19に、画像符号化装置100について説明するブロック図を示す。画像符号化装置100は、入力画像131と再構成画像127とオーバーフロー情報147を入力とし予測画像121と予測モード情報128を生成する予測部101と、入力画像131と予測画像121を入力とし予測差分画像122を出力とする差分演算部102と、予測差分画像122を入力とし変換係数123を出力とする直交変換部123と、変換係数123と量子化パラメータ132とオーバーフロー情報147を入力とし量子化係数124を出力とする量子化部104と、量子化係数124と量子化パラメータを入力とし、逆量子化係数125を出力とする逆量子化部105と、逆量子化係数125を入力とし逆変換係数126とオーバーフロー情報147を出力とする逆直交変換部106と、逆変換係数126と予測画像121を入力とし再構成画像127を出力とする再構成部107と、予測モード情報128と量子化係数124と量子化パラメータ132を入力とし符号化ストリーム133を出力とする符号化部108とを備えている。
図21に、画像符号化装置100における画像符号化方法を説明するフローチャートを示す。
Steve Gordon et al,"Simplified Use of 8x8 Transforms − Proposal",JVT−J029,Dec,2003.
図1、図5〜図8を用いて、本発明の実施形態1としての画像符号化装置200について説明する。図1に示す画像符号化装置200は、逆直交変換時のオーバーフローを回避するために、量子化係数の絶対値の累積加算値に基づいて量子化係数を修正する点に特徴を有している。
画像符号化装置200は、入力画像231と再構成画像227を入力とし予測画像221と予測モード情報228を生成する予測部201と、入力画像231と予測画像221を入力とし予測差分画像222を出力とする差分演算部202と、予測差分画像222を入力とし変換係数223を出力とする直交変換部203と、変換係数223と量子化パラメータ232を入力とし量子化係数224を出力とする量子化部204と、量子化係数224を入力とし評価値を出力する評価値計算部211と、量子化パラメータ232を入力とし閾値242を出力する閾値計算部212と、評価値241と閾値242を入力とし係数修正情報243を出力する係数修正方式決定部213と、量子化係数224と係数修正情報243を入力とし修正量子化係数244を出力する量子化係数修正部214と、修正量子化係数244を入力とし逆量子化係数225を出力する逆量子化部205と、逆量子化係数225を入力とし逆変換係数226を出力する逆直交変換部206と、逆変換係数226と予測画像221を入力とし再構成画像227を出力する再構成部207と、修正量子化係数244と量子化パラメータ232と予測モード情報228を入力とし符号化ストリーム233を出力する符号化部208とを備えている。
差分演算部202、直交変換部203、再構成部207、符号化部208は背景技術にて説明したとおりである。また、予測部201、量子化部204は、背景技術にて説明した、オーバーフロー時のやり直し処理を行わないことのみに違いがあり、それ以外の動作は背景技術にて説明したとおりである。
図9に、画像符号化装置200における画像符号化方法を説明するフローチャートを示す。ただし、直交変換単位ブロックが4×4画素ブロックの例で説明する。
以上のように本実施形態では、量子化係数の値を、直交変換単位ブロック内の量子化係数値の絶対値と、その係数の位置に対応する重み係数とをそれぞれ掛け合わせ累積加算した結果である評価値が所定の値以内になるよう修正することにより、逆直交変換のための内部演算が所定の演算ビット数でオーバーフローしないことを保証することができる。また、重み係数を2のべき乗などに制限することで乗算器を不要にでき、少ない演算量で、逆直交変換時の内部演算がオーバーフローしないことを保証できる。さらには、量子化係数の高周波数成分を優先的に修正することで、人間の視覚特性上の劣化を抑えることができる。
図2、図10〜図12を用いて、本発明の実施形態2としての画像符号化装置300について説明する。図2に示す画像符号化装置300は、逆直交変換時のオーバーフローを回避するために、逆量子化係数の累積加算値に基づいて逆量子化係数を修正し、また修正した逆量子化係数に対応する量子化係数を修正する点に特徴を有している。
画像符号化装置300は、入力画像331と再構成画像327を入力とし予測画像321と予測モード情報328を生成する予測部301と、入力画像331と予測画像321を入力とし予測差分画像322を出力とする差分演算部302と、予測差分画像322を入力とし変換係数323を出力とする直交変換部303と、変換係数323と量子化パラメータ332を入力とし量子化係数324を出力とする量子化部304と、量子化係数324と量子化パラメータ332を入力とし逆量子化係数325を出力する逆量子化部305と、逆量子化係数325を入力とし評価値を出力する評価値計算部311と、評価値341と閾値342を入力とし係数修正情報343を出力する係数修正方式決定部313と、量子化係数324と係数修正情報343を入力とし修正量子化係数344を出力する量子化係数修正部314と、逆量子化係数325と係数修正情報343を入力とし修正逆量子化係数345を出力する逆量子化係数修正部315と、修正逆量子化係数345を入力とし逆変換係数326を出力する逆直交変換部306と、逆変換係数326と予測画像321を入力とし再構成画像327を出力する再構成部307と、修正量子化係数344と量子化パラメータ332と予測モード情報328を入力とし符号化ストリーム333を出力する符号化部308とを備えている。
予測部301、差分演算部302、直交変換部303、量子化部304、逆量子化部305、逆直交変換部306、再構成部307、量子化係数修正部314、符号化部308の動作は、実施形態1として先に説明したものと同じである。
図13に、画像符号化装置300における画像符号化方法を説明するフローチャートを示す。ただし、これは直交変換単位ブロックが4×4画素ブロックの例で説明する。
以上のように本実施形態では、逆量子化係数の値を、直交変換単位ブロック内の逆量子化係数値の絶対値と、その係数の位置に対応する重み係数とをそれぞれ掛け合わせ累積加算した結果である評価値が所定の値以内になるよう修正し、加えて対応する量子化係数も修正することにより、逆直交変換のための内部演算が所定の演算ビット数でオーバーフローしないことを保証することができる。また、重み係数を2のべき乗などに制限することで乗算器を不要にでき、少ない演算量で、逆直交変換時の内部演算がオーバーフローしないことが保証された符号化ストリームを生成できる。さらには、逆量子化係数の高周波数成分を優先的に修正することで、人間の視覚特性上の劣化を抑えることができる。
図3、図14、15を用いて、本発明の実施形態3としての画像符号化装置400について説明する。図3に示す画像符号化装置400は、逆直交変換時のオーバーフローを回避するために、逆直交変換実行中にオーバーフローしたかどうかを判定し、オーバーフローした場合に、量子化係数と逆変換係数を修正する点に特徴を有している。
画像符号化装置400は、入力画像431と再構成画像427を入力とし予測画像421と予測モード情報428を生成する予測部401と、入力画像431と予測画像421を入力とし予測差分画像422を出力とする差分演算部402と、予測差分画像422を入力とし変換係数423を出力とする直交変換部403と、変換係数423と量子化パラメータ432を入力とし量子化係数424を出力とする量子化部404と、量子化係数424を入力とし逆量子化係数425を出力する逆量子化部405と、逆量子化係数425を入力とし逆変換係数426とオーバーフロー情報447を出力する逆直交変換部406と、逆変換係数426とオーバーフロー情報447を入力とし修正逆変換係数446を出力する逆変換係数修正部416と、修正逆変換係数446と予測画像421を入力とし再構成画像427を出力する再構成部407と、量子化係数424とオーバーフロー情報447を入力とし修正量子化係数444を出力する量子化係数修正部414と、修正量子化係数444と量子化パラメータ432と予測モード情報428を入力とし符号化ストリーム433を出力する符号化部408とを備えている。
予測部401、差分演算部402、直交変換部403、量子化部404、逆量子化部405、逆直交変換部406、再構成部407、符号化部408は、実施形態1として先に説明したものと同じ動作である。
図16に、画像符号化装置400における画像符号化方法を説明するフローチャートを示す。
以上のように本実施形態では、逆直交変換のための内部演算が所定の演算ビット数でオーバーフローしたかどうかを判定し、オーバーフローした場合は、量子化係数と逆直交変換係数を修正する。修正の方法は、対称ブロックの量子化係数および逆直交変換係数をすべて値0で置き換える、などの簡易な処理である。このように少ない演算量で、逆直交変換時の内部演算がオーバーフローしないことが保証された符号化ストリームを生成できる。
図4、図17を用いて、本発明の実施形態3としての画像符号化装置500について説明する。図4に示す画像符号化装置500は、逆直交変換時のオーバーフローを回避するために、逆直交変換実行中にオーバーフローしたかどうかを判定し、オーバーフローした場合に、再構成画像を予測画像で置き換え、さらに次ブロックの予測モードを制限する点に特徴を有している。
画像符号化装置500は、入力画像531と再構成画像527と予測モード制限情報549を入力とし予測画像521と予測モード情報528を生成する予測部501と、入力画像531と予測画像521を入力とし予測差分画像522を出力とする差分演算部502と、予測差分画像522を入力とし変換係数523を出力とする直交変換部503と、変換係数523と量子化パラメータ532を入力とし量子化係数524を出力とする量子化部504と、量子化係数524を入力とし逆量子化係数525を出力する逆量子化部505と、逆量子化係数525を入力とし逆変換係数526とオーバーフロー情報547を出力する逆直交変換部506と、逆変換係数526と予測画像521を入力とし再構成画像527を出力する再構成部507と、再構成画像527とオーバーフロー情報547を入力とし修正再構成画像529を出力する再構成画像修正部517と、量子化係数524とオーバーフロー情報547を入力とし修正量子化係数544を出力する量子化係数修正部514と、オーバーフロー情報547を入力とし予測モード制限情報549を出力する予測モード制限部519と、修正量子化係数544と量子化パラメータ532と予測モード情報528を入力とし符号化ストリーム533を出力する符号化部508とを備えている。
差分演算部502、直交変換部503、量子化部504、逆量子化部505、逆直交変換部506、再構成部507、符号化部508、量子化係数修正部514は、実施形態3として先に説明したものと同じ動作である。
図18に、画像符号化装置500における画像符号化方法を説明するフローチャートを示す。
以上のように本実施形態では、対象ブロックの処理において、逆直交変換のための内部演算が所定の演算ビット数でオーバーフローしたかどうかを判定し、オーバーフローした場合は、量子化係数と逆直交変換係数を修正する。修正の方法は、再構成画像を予測画像で置き換えるだけである。このように少ない演算量で、逆直交変換時の内部演算がオーバーフローしないことが保証された符号化ストリームを生成できる。
さらに、上記各実施形態で示した画像符号化方法の構成を実現するためのプログラムを、フレキシブルディスク等の記憶媒体に記録するようにすることにより、上記各実施形態で示した処理を、独立したコンピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能となる。
本発明の実施形態6として、画像符号化装置、画像符号化方法、および画像符号化プログラムの応用例と、それを用いたシステムとを図23〜図25を用いて説明する。
101,201,301,401,501 予測部
102,202,302,402,502 差分演算部
103,203,303,403,503 直交変換部
104,204,304,404,504 量子化部
105,205,305,405,505 逆量子化部
106,206,306,406,506 逆直交変換部
107,207,307,407,507 再構成部
108,208,308,408,508 符号化部
111,211,311 評価値計算部
112,212 閾値計算部
113,213,313 係数修正方式決定部
214,314,414,514 量子化係数修正部
315 逆量子化係数修正部
416 逆変換係数修正部
517 再構成画像修正部
Claims (21)
- 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測手段と、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算手段と、
前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換手段と、
前記変換係数を量子化パラメータに基づいて量子化し量子化係数を出力する量子化手段と、
前記量子化係数の各係数に基づいて導出した評価値を出力する評価値計算手段と、
前記評価値が閾値を超える場合に、前記評価値が前記閾値を超えないような量子化係数値に修正するための係数修正情報を出力する係数修正方式決定手段と、
前記量子化係数を前記係数修正情報に基づいて修正した修正量子化係数を出力する量子化係数修正手段と、
前記修正量子化係数を前記量子化パラメータに基づいて逆量子化し逆量子化係数を出力する逆量子化手段と、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力する逆直交変換手段と、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成手段と、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化手段と、
を備え、
前記評価値計算手段によって導出される前記評価値とは、前記量子化係数の各係数の絶対値を累積加算した値であることを特徴とする、画像符号化装置。 - 請求項1に記載の画像符号化装置であって、
前記閾値が、前記量子化パラメータに基づいて決定されることを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項1または2に記載の画像符号化装置であって、
前記評価値計算手段によって導出される前記評価値とは、前記量子化係数の各係数の絶対値と、前記各係数のインデックスに応じてあらかじめ決定された重み係数を掛け合わせた値を累積加算した累積加算値であることを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記量子化係数のいくつかを値0に置換することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記量子化係数のうち、高周波係数を優先的に修正することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項5に記載の画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記量子化係数のうち前記符号化ストリームを生成する際の前記量子化係数走査順序に従って、より高周波方向の前記量子化係数を優先的に修正することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測手段と、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算手段と、
前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換手段と、
前記変換係数を量子化パラメータに基づいて量子化し量子化係数を出力する量子化手段と、
前記量子化係数を前記量子化パラメータに基づいて逆量子化し逆量子化係数を出力する逆量子化手段と、
前記逆量子化係数の各係数に基づいて導出した評価値を出力する評価値計算手段と、
前記評価値が閾値を超える場合に、前記評価値が前記閾値を超えないような逆量子化係数値に修正するための係数修正情報を出力する係数修正方式決定手段と、
前記係数修正情報に基づいて、前記逆量子化係数を修正し修正逆量子化係数として出力する逆量子化係数修正手段と、
逆量子化した結果が前記修正逆量子化係数と一致するように前記量子化係数を修正し修正量子化係数として出力する量子化係数修正手段と、
前記修正逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力する逆直交変換手段と、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成手段と、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化手段と、
を備え、
前記評価値計算手段によって導出される前記評価値とは、前記逆量子化係数の各係数の絶対値を累積加算した値であることを特徴とする、画像符号化装置。 - 請求項7に記載の画像符号化装置であって、
前記評価値計算手段によって導出される前記評価値とは、前記逆量子化係数の各係数の絶対値と、前記各係数のインデックスに応じてあらかじめ決定された重み係数を掛け合わせた値を累積加算した値であることを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項7から8のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記逆量子化係数修正手段および前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記逆量子化係数および量子化係数のいくつかを値0に置換することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項7から9のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記逆量子化係数修正手段および前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記逆量子化係数および量子化係数のうち、それぞれ、高周波係数を優先的に修正することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項10に記載の画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記係数修正情報に基づいて、前記量子化係数のうち、前記符号化ストリームを生成する際の前記量子化係数スキャン順序に従って、より高周波方向の前記量子化係数を優先的に修正することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測手段と、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算手段と、前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換手段と、前記変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化手段と、前記量子化係数を逆量子化して逆量子化係数を出力する逆量子化手段と、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力し、加えて前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたかどうかを示すオーバーフロー情報を出力する逆直交変換手段と、
前記量子化係数を修正して修正量子化係数を出力する量子化係数修正手段と、
前記逆変換係数を修正して修正逆変換係数を出力する逆変換係数修正手段と、
前記修正逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成手段と、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化手段と、
を備える画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記量子化係数を修正したものを修正量子化係数として出力し、それ以外の場合は前記量子化係数を修正量子化係数として出力し、
前記逆変換係数修正手段は、前記逆直交変換手段の逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超える場合には、前記逆変換係数を修正したものを修正逆変換係数として出力し、それ以外の場合は前記逆変換係数を修正逆変換係数として出力し、
前記量子化係数修正手段における係数の修正とは、修正時に前記量子化係数の全てを値0に置換し、
前記逆変換係数修正手段における係数の修正とは、修正時に前記逆変換係数の全てを値0に置換することである点を特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項12に記載の画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段における係数の修正とは、前記量子化係数のDC係数を除く全てを値0に置換することであり、
前記逆変換係数修正手段における係数の修正とは、前記逆変換係数の全ての値を、前記量子化係数のうちのDC係数を所定の値で除算した結果の値で置換することである点を特徴とする、
画像符号化装置。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測手段と、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算手段と、
前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換手段と、
前記変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化手段と、前記量子化係数を逆量子化して逆量子化係数を出力する逆量子化手段と、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力し、加えて前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたかどうかを示すオーバーフロー情報を出力する逆直交変換手段と、
前記量子化係数を修正して修正量子化係数を出力する量子化係数修正手段と、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成手段と、
前記再構成画像と前記予測画像を入力とし修正再構成画像を出力する再構成画像修正手段と、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化手段と、
を備える画像符号化装置であって、
前記量子化係数修正手段は、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記量子化係数をすべて値0に修正したものを前記修正量子化係数として出力し、それ以外の場合は前記量子化係数を修正量子化係数として出力し、
前記再構成画像修正手段は、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記予測画像を前記修正再構成画像として出力し、それ以外の場合には、前記再構成画像を前記修正再構成画像として出力することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項12から14のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記予測手段は、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、次の処理ブロックにおける予測モードを、前記量子化係数を修正したブロックを参照しない予測モードに制限することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 請求項12から15のいずれかに記載の画像符号化装置であって、
前記予測手段は、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、次の処理ブロックにおける予測モードを、前記量子化係数を修正したブロックを参照する予測モードに関しては、処理量のより多い予測モードを優先的に禁止することを特徴とする、
画像符号化装置。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測ステップと、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算ステップと、
前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換ステップと、
前記変換係数を量子化パラメータに基づいて量子化し量子化係数を出力する量子化ステップと、
前記量子化係数の各係数に基づいて導出した評価値を出力する評価値計算ステップと、
前記評価値が閾値を超える場合に、前記評価値が前記閾値を超えないような量子化係数値に修正するための係数修正情報を出力する係数修正方式決定ステップと、
前記量子化係数を前記係数修正情報に基づいて修正した修正量子化係数を出力する量子化係数修正ステップと、
前記修正量子化係数を前記量子化パラメータに基づいて逆量子化し逆量子化係数を出力する逆量子化ステップと、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力する逆直交変換ステップと、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成ステップと、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化ステップと、
を備え、
前記評価値計算ステップによって導出される前記評価値とは、前記量子化係数の各係数の絶対値を累積加算した値であることを特徴とする、画像符号化方法。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測ステップと、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算ステップと、
前記差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換ステップと、
前記変換係数を量子化パラメータに基づいて量子化し量子化係数を出力する量子化ステップと、
前記量子化係数を前記量子化パラメータに基づいて逆量子化し逆量子化係数を出力する逆量子化ステップと、
前記逆量子化係数の各係数に基づいて導出した評価値を出力する評価値計算ステップと、
前記評価値が閾値を超える場合に、前記評価値が前記閾値を超えないような逆量子化係数値に修正するための係数修正情報を出力する係数修正方式決定ステップと、
前記係数修正情報に基づいて、前記逆量子化係数を修正し修正逆量子化係数として出力する逆量子化係数修正ステップと、逆量子化した結果が前記修正逆量子化係数と一致するように前記量子化係数を修正し修正量子化係数として出力する量子化係数修正ステップと、
前記修正逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力する逆直交変換ステップと、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成ステップと
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化ステップと、
を備え、
前記評価値計算ステップによって導出される前記評価値とは、前記逆量子化係数の各係数の絶対値を累積加算した値であることを特徴とする、画像符号化方法。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測ステップと、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算ステップと、
前記予測差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換ステップと、
前記変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化ステップと、
前記量子化係数を逆量子化して逆量子化係数を出力する逆量子化ステップと、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力し、加えて前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたかどうかを示すオーバーフロー情報を出力する逆直交変換ステップと、
前記量子化係数を修正して修正量子化係数を出力する量子化係数修正ステップと、
前記逆変換係数を修正して修正逆変換係数を出力する逆変換係数修正ステップと、
前記修正逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成ステップと、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化ステップと、
を備える画像符号化方法であって、
前記量子化係数修正ステップは、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記量子化係数を修正したものを修正量子化係数として出力し、それ以外の場合は前記量子化係数を修正量子化係数として出力し、
前記逆変換係数修正ステップは、前記逆直交変換ステップの逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超える場合には、前記逆変換係数を修正したものを修正逆変換係数として出力し、それ以外の場合は前記逆変換係数を修正逆変換係数として出力し、
前記量子化係数修正ステップにおける係数の修正とは、修正時に前記量子化係数の全てを値0に置換し、
前記逆変換係数修正ステップにおける係数の修正とは、修正時に前記逆変換係数の全てを値0に置換することである点を特徴とする、
画像符号化方法。 - 入力された入力画像と再構成画像とから対象ブロックに対する予測画像とその予測方法を示すための予測モード情報を生成する予測ステップと、
前記予測画像と前記対象ブロックの画像との画素値差分を演算し予測差分画像を生成する差分演算ステップと、
前記差分画像を直交変換して変換係数を出力する直交変換ステップと、
前記変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化ステップと、
前記量子化係数を逆量子化して逆量子化係数を出力する逆量子化ステップと、
前記逆量子化係数を逆直交変換して逆変換係数を出力し、加えて前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたかどうかを示すオーバーフロー情報を出力する逆直交変換ステップと、
前記量子化係数を修正して修正量子化係数を出力する量子化係数修正ステップと、
前記逆変換係数と前記予測画像とを加算して再構成画像を生成する再構成ステップと、
前記再構成画像と前記予測画像を入力とし修正再構成画像を出力する再構成画像修正ステップと、
前記修正量子化係数と前記予測モード情報を符号化して符号化ストリームを生成する符号化ステップと、
を備える画像符号化方法であって、
前記量子化係数修正ステップは、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記量子化係数をすべて値0に修正したものを前記修正量子化係数として出力し、それ以外の場合は前記量子化係数を修正量子化係数として出力し、
前記再構成画像修正ステップは、前記オーバーフロー情報が、前記逆直交変換のための内部演算が、途中の演算結果を含めて1つでも所定の演算ビット数を超えたことを示す場合、前記予測画像を前記修正再構成画像として出力し、それ以外の場合には、前記再構成画像を前記修正再構成画像として出力することを特徴とする、
画像符号化方法。 - 請求項17から20のいずれかに記載の画像符号化方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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