JP4949643B2 - ケタール合成装置及びケタール合成方法 - Google Patents

ケタール合成装置及びケタール合成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4949643B2
JP4949643B2 JP2005166191A JP2005166191A JP4949643B2 JP 4949643 B2 JP4949643 B2 JP 4949643B2 JP 2005166191 A JP2005166191 A JP 2005166191A JP 2005166191 A JP2005166191 A JP 2005166191A JP 4949643 B2 JP4949643 B2 JP 4949643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ketal
liquid
water
mixed liquid
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005166191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006335749A (ja
Inventor
義夫 清木
哲也 今井
弘幸 大空
聡信 安武
一雅 笠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2005166191A priority Critical patent/JP4949643B2/ja
Publication of JP2006335749A publication Critical patent/JP2006335749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949643B2 publication Critical patent/JP4949643B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、ケタール合成装置及びケタール合成方法に関し、特に、ケトンとアルコールとからケタールを合成するときに利用されるケタール合成装置及びケタール合成方法に関する。
炭酸エステルである炭酸ジメチルは、ポリカーボネートの原料、ガソリン添加剤、ディーゼル燃料添加剤、アルキル化剤、カルボニル化剤、溶剤として広く利用されている。そのガソリン添加剤は、オクタン価を向上させる効果を奏する。ディーゼル燃料の添加剤は、排ガス中のパーティクルを減少させる効果を奏する。
二酸化炭素から炭酸ジメチルを生成する炭酸ジメチル製造方法が知られている。その炭酸ジメチル製造方法としては、次化学反応式:
Figure 0004949643
Figure 0004949643
により示される化学反応を用いる方法が例示される。二酸化炭素から炭酸エステルを生成する収率が向上することが望まれている。アセトンとメタノールとからアセトンジメチルアセタールを生成する収率を向上することが望まれている。
特開2001−247519号公報には、副生する水による触媒の分解反応や逆反応を抑制し、高められた収率で所望の炭酸エステルを得ることができると共に反応操作の制御・管理の容易な均一系で反応が行える、工業的に有利な炭酸エステルの製造方法が開示されている。その炭酸エステルの製造方法は、(i)アルコールと二酸化炭素を金属触媒の存在下で反応させて炭酸エステルを得る工程と、(ii)上記反応工程から得られる反応液を冷却する工程と、(iii)上記冷却工程によって冷却された反応液を脱水する工程と、(iv)上記脱水工程によって脱水された反応液を上記(i)の反応工程に循環させる工程とを組み合わせたことを特徴としている。
特開2004−315475号公報には、排出していた二酸化炭素をスチームリフォーマに戻すとともに炭酸ジメチルの製造に有効に利用し、メタノール及び/又は炭酸ジメチル製造のための装置を簡略化しえる炭酸ジメチルの製造方法及び製造装置が開示されている。その炭酸ジメチルの製造方法は、原料炭化水素と水蒸気とを外部加熱方式の改質器に供給して水素、一酸化炭素及び二酸化炭素を主成分とする合成ガスを合成し、さらに該合成ガスを触媒上で反応させてメタノールを合成し、該メタノールに二酸化炭素を加えて炭酸ジメチルを製造する方法であり、前記改質器の反応管を加熱するための燃焼輻射部より排出される燃焼排ガスの中の二酸化炭素を回収し、回収した該二酸化炭素の一部叉は全部を前記原料炭化水素に混入してメタノールを合成し、前記二酸化炭素の残りの全部叉は一部を前記合成したメタノールに加えて、炭酸ジメチルを合成することを特徴としている。
特開2001−247519号公報 特開2004−315475号公報
本発明の課題は、アルコールとケトンとからケタールを生成する収率を向上させるケタール合成装置及びケタール合成方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、アルコールと二酸化炭素とから炭酸エステルを生成する収率を向上させるケタール合成装置及びケタール合成方法を提供することにある。
本発明のさらに他の課題は、より純粋なケタールを生成するケタール合成装置及びケタール合成方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるケタール合成装置(24)(61)は、ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器(41)(65)と、ケタール合成容器(41)(65)から排出される混合液体(51)(77)をケタール混合液体(54)(80)と未反応物混合液体(56)(71)とに分離する分離装置(42、43)(62、67)とを備えている。未反応物混合液体(56)(71)は、ケタール混合液体(54)(80)より多くケトンとアルコールとを含んでいる。ケタール混合液体(54)(80)は、未反応物混合液体(56)(71)より多くケタールを含んでいる。未反応物混合液体(56)(71)は、ケタール合成容器(41)(65)に供給される。本発明によるケタール合成装置(24)(61)は、未反応であるケトンとアルコールとの量を低減することができ、ケタールを生成する収率を向上させることができる。
分離装置(42、43)は、混合液体(51)に水を混合して、中間混合液体(53)とケタール混合液体(54)との2液相に分離するデカンタ(42)と、沸点の違いを用いて中間混合液体(53)を未反応物混合液体(56)と水混合液体(55)とに分離する蒸留塔(43)とを備えていることが好ましい。ケタール混合液体(54)は、中間混合液体(53)より多くケタールを含んでいる。中間混合液体(53)は、ケタール混合液体(54)より多くケトンとアルコールと水とを含んでいる。未反応物混合液体(56)は、水混合液体(55)より多くケトンとアルコールとを含んでいる。水混合液体(55)は、未反応物混合液体(56)より多く水を含んでいる。
デカンタ(42)は、混合液体(51)に水混合液体(55)を混合することが好ましい。このとき、本発明によるケタール合成装置(24)は、消費する水の量を低減することができる。
分離装置(62、67)は、沸点の違いを用いて混合液体(77)から未反応物混合液体(71)を分離する蒸留塔(62)を備えていることが好ましい。すなわち、蒸留塔(62)は、沸点の違いを用いて混合液体(77)を未反応物混合液体(71)と中間混合液体(72)とに分離する。このとき、分離装置(62、67)は、中間混合液体(72)に水を混合して、水混合液体(79)とケタール混合液体(80)との2液相に分離するデカンタ(67)を更に備えている。未反応物混合液体(71)は、中間混合液体(72)より多くケトンとアルコールとを含んでいる。中間混合液体(72)は、未反応物混合液体(71)より多くケタールと水とを含んでいる。ケタール混合液体(80)は、水混合液体(79)より多くケタールを含んでいる。水混合液体(79)は、ケタール混合液体(80)より多く水を含んでいる。
ケタールは、アセトンジメチルアセタールであることが好ましい。このとき、アルコールは、メタノールであり、ケトンは、アセトンである。
ケタール合成容器(41)(65)は、ケトンとアルコールとが供給される第2室(94)と、内部が乾燥している第1室(93)と、第2室(94)と第1室(93)とを隔離する膜(92)とを備えている。その膜(92)は、ケトンとアルコールとケタールとを透過しないで水を透過する水分離膜(95、96)と、水分離膜(95、96)の第2室(94)の側に積層される触媒層(97)とを備えている。触媒層(97)は、ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進める触媒を含んでいる。ケトンとアルコールとからケタールと水とを合成する化学反応は、反応場から水が除去されることにより進行し易くなる。アセタール合成容器(41)(65)によれば、触媒層(97)から水が除去されることにより、その化学反応が進行し、ケタールの収率を向上させることができる。
本発明による炭酸エステル合成装置(5)は、本発明によるケタール合成装置(24)(61)と、ケタール混合液体(54)(80)と二酸化炭素とを反応させて炭酸エステルを生成する炭酸エステル合成装置本体(21)とを備えていることが好ましい。
本発明によるケタール合成方法は、ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器(41)(65)から排出される混合液体(51)(77)をケタール混合液体(54)(80)と未反応物混合液体(56)(71)とに分離するステップと、未反応物混合液体(56)(71)をケタール合成容器(41)(65)に供給するステップとを備えている。未反応物混合液体(56)(71)は、ケタール混合液体(54)(80)より多くケトンとアルコールとを含んでいる。ケタール混合液体(54)(80)は、未反応物混合液体(56)(71)より多くケタールを含んでいる。本発明によるケタール合成方法は、未反応であるケトンとアルコールとの量を低減することができ、ケタールを生成する収率を向上させることができる。
分離するステップは、混合液体(51)に水を混合して、中間混合液体とケタール混合液体(54)との2液相に分離するステップと、沸点の違いを用いて中間混合液体(53)を未反応物混合液体(56)と水混合液体(55)とに分離するステップとを備えていることが好ましい。ケタール混合液体(54)は、中間混合液体(53)より多くケタールを含んでいる。中間混合液体(53)は、ケタール混合液体(54)より多くケトンとアルコールと水とを含んでいる。未反応物混合液体(56)は、水混合液体(55)より多くケトンとアルコールとを含んでいる。水混合液体(55)は、未反応物混合液体(56)より多く水を含んでいる。
水混合液体(55)は、混合液体(51)に混合されることが好ましい。このとき、本発明によるケタール合成方法は、消費する水の量を低減することができる。
未反応物混合液体(71)は、沸点の違いを用いて混合液体(77)から分離されることが好ましい。すなわち、その分離するステップは、沸点の違いを用いて混合液体(77)を未反応物混合液体(71)と中間混合液体(72)とに分離するステップと、中間混合液体(72)に水を混合して、水混合液体(79)とケタール混合液体(80)との2液相に分離するステップを備えている。
ケタールは、アセトンジメチルアセタールであることが好ましい。このとき、アルコールは、メタノールであり、ケトンは、アセトンである。
本発明による炭酸エステル合成方法は、本発明によるケタール合成方法を実行するステップと、ケタール混合液体(54)(80)と二酸化炭素とを反応させて炭酸エステルを生成するステップとを備えていることが好ましい。
本発明によるケタール合成装置及びケタール合成方法は、アルコールとケトンとからケタールを生成する収率を向上させることができる。
図面を参照して、本発明によるケタール合成装置の実施の形態を記載する。そのDMC合成装置5は、図1に示されているように、DMC合成塔21と分離装置22と分離装置23とADA合成装置24とを備えている。
DMC合成塔21は、内部に触媒が充填されている反応塔である。DMC合成塔21は、二酸化炭素18とアセトンジメチルアセタール31とを化学反応させて混合物32を生成する。その化学反応は、次化学反応式:
Figure 0004949643
により示される。すなわち、混合物32は、二酸化炭素と炭酸ジメチルとアセトンとを含んでいる。
分離装置22は、混合物32を気液分離し、二酸化炭素34と混合液33とに分離する。混合液33は、炭酸ジメチルとアセトンとを含んでいる。二酸化炭素34は、二酸化炭素18とともに、DMC合成塔21に供給される。分離装置23は、蒸留塔から形成され、沸点の違いにより混合液33をアセトン35と炭酸ジメチル19とに分離する。
ADA合成装置24は、アセトン35とメタノール17とを化学反応させて、アセトンジメチルアセタール31と水36とを生成する。
図2は、ADA合成装置24を示している。ADA合成装置24は、ADA合成塔41とデカンタ42と蒸留塔43とを備えている。
ADA合成塔41は、メタノール17とアセトン35とを化学反応させて、混合液51を生成する。その化学反応は、次化学反応式:
Figure 0004949643
により示される。すなわち、混合液51は、アセトンとメタノールとアセトンジメチルアセタールと水とを含んでいる。
デカンタ42は、供給される液体を混合する容器から形成され、混合液が2液相に分離したときにその2液相を別個に廃液することができる。デカンタ42は、混合液51に水52を混合して、下相混合液53と上相混合液54との2液相に分離する。下相混合液53は、水相であり、水とメタノールとアセトンとを含んでいる。上相混合液54は、有機相であり、アセトンジメチルアセタールを含んでいる。上相混合液54は、アセトンジメチルアセタール31として、DMC合成塔21に供給される。
蒸留塔43は、下相混合液53を蒸留して、混合液56と水55とを生成する。混合液56は、メタノールとアセトンとを含んでいる。混合液56は、メタノール17とアセトン35と混合されて、ADA合成塔41に供給される。水55は、デカンタ42に供給される。すなわち、デカンタ42は、水55の量が混合液51を下相混合液53と上相混合液54とに分離する量に足りないときに、水52がその不足分だけ供給される。水55は、混合液51を下相混合液53と上相混合液54とに分離する量より極めて大きいときに水36として排水される。
図3は、ADA合成塔41を示している。ADA合成塔41は、外管91と内管92とを備えている。外管91は、樹脂から形成され、円筒に形成されている。内管92は、円筒に形成され、外管91の内部に配置されている。すなわち、ADA合成塔41は、外管91の内部が内管92により、2つの室に隔離されている。その2つの室は、第1室93と第2室94とから形成されている。第1室93は、外管91の内部であり、内管92の外側の空間である。
第2室94は、内管92の内部の空間である。
なお、ADA合成塔41は、複数の内管92を備えることもできる。このとき、その複数の内管92は、互いに平行に束ねられて外管91の内部に配置されている。さらに、ADA合成塔41は、第1室93を内管92の内側に配置し、第2室94を内管92の外側に配置することもできる。
図4は、内管92を示している。内管92は、膜担持基材95と水分離膜層96と触媒層97とから形成されている。膜担持基材95は、多孔質であるセラミックから形成されている。水分離膜層96は、水を通し、アセトンとメタノールとアセトンジメチルアセタールとを通さない樹脂から形成されている。水分離膜層96は、膜担持基材95の第2室94の側の表面に配置されている。触媒層97は、アセトンとメタノールとからアセトンジメチルアセタールと水とを合成する化学反応を促進する触媒を含んでいる。触媒層97は、水分離膜層96の第2室94の側の表面に配置されている。
なお、膜担持基材95は、所定の強度を有し、水を透過させることができる材料に置換することができる。このような材料としては、ゼオライト、金属メッシュが例示される。
内管92の製造方法は、水分離膜層96を調製する工程と水分離膜層96に触媒層97を被覆する工程とを備えている。
水分離膜層96を調製する工程では、膜担持基材95に水分離膜層96の原料であるゾルを塗布し、焼成することにより水分離膜層96が調製される。このような水分離膜層96の調製方法は、周知であり、文献に開示されている。その文献としては、特開平04−63119号公報が例示される。水分離膜層96に触媒層97を被覆する工程では、まず、触媒と水とバインダーとが懸濁されて水スラリーが調製される。そのバインダーとしては、シリカ、アルミナが例示される。その水スラリーは、水分離膜層96の第2室94の側の表面にスプレーされた後に焼成されて触媒層97に形成される。
本発明によるケタール合成方法の実施の形態は、本発明によるケタール合成装置により実行される。すなわち、DMC合成塔21は、二酸化炭素18とアセトンジメチルアセタール31とを化学反応させて混合物32を生成する。分離装置22は、混合物32を二酸化炭素34と混合液33とに分離する。二酸化炭素34は、DMC合成塔21に供給される。分離装置23は、混合液33をアセトン35と炭酸ジメチル19とに分離する。
ADA合成塔41は、第1室93に乾燥空気が供給され、または、第1室93が減圧される。ADA合成塔41は、さらに、第2室94にメタノール17とアセトン35とが供給される。このとき、メタノール17とアセトン35とは、触媒層97でアセトンジメチルアセタールと水とに化学反応し、その水は、水分離膜層96と膜担持基材95とを透過して第1室93で蒸発して排出される。このとき、反応場は、水が除去されることにより化4の化学反応が右に進み易くなり、ADA合成塔41は、アセトンジメチルアセタールの収率を向上させることができる。
デカンタ42は、混合液51に水52を混合して、下相混合液53と上相混合液54とに分離する。蒸留塔43は、下相混合液53を混合液56と水55とに分離する。混合液56は、ADA合成塔41に供給される。水55は、デカンタ42に供給される。
ADA合成装置24は、ADA合成塔41で未反応のアセトンとメタノールを再度ADA合成塔41に供給することにより、アセトンとメタノールとからアセトンジメチルアセタールを生成する収率が向上し、アセトンジメチルアセタールの収率が向上する。このため、DMC合成装置5は、ADA合成装置24を備えるときに、炭酸ジメチルの収率が向上し、好ましい。
ADA合成塔41により生成される混合液51は、混合される水52の量により状態が変化する。その混合液51としては、2460モルのアセトンジメチルアセタールと773モルの水と9095モルのメタノールと1949モルのアセトンとが混合されている混合液が例示される。アセトンジメチルアセタールと水との混合物は、一般に、2液相に分離する。しかしながら、アセトンジメチルアセタールと水との混合物は、アセトンまたはメタノールの共存下で2液相に分離しにくく、このような組成の混合液51は、2液相に分離しない。このような混合液51は、さらに、蒸留操作でもアセトンジメチルアセタールと水とを分離することが困難である。図5〜図8のグラフは、このような混合液51にxモルの水52が混合された混合液の状態を示している。図5のグラフは、水52の量が710モル以下であるときにその混合液が2液相に分離しないで、水52の量が710モル以下であるときにその混合液が下相混合液53と上相混合液54との2液相に分離することを示している。
図5のグラフは、さらに、このような混合液51にxモルの水52が混合された混合液の水の濃度を示している。このとき、図5のグラフは、混合液が1相のときにその混合液の水の濃度を示し、混合液が2液相のときにその上相混合液54の水の濃度を示している。図5のグラフは、2液相に分離したときの上相混合液54の水の濃度が2液相に分離しないときの混合液の水の濃度より十分に小さいことを示している。
図6のグラフは、さらに、このような混合液51にxモルの水52が混合された混合液のアセトンジメチルアセタールの濃度を示している。このとき、図6のグラフは、混合液が1相のときにその混合液のアセトンジメチルアセタールの濃度を示し、混合液が2液相のときにその上相混合液54のアセトンジメチルアセタールの濃度を示している。図6のグラフは、水52を十分に(15000モル以上に)混合したときの上相混合液54のアセトンジメチルアセタールの濃度が2液相に分離しないときの混合液のアセトンジメチルアセタールの濃度と概ね等しいことを示している。
図7のグラフは、さらに、このような混合液51にxモルの水52が混合された混合液のメタノールの濃度を示している。このとき、図7のグラフは、混合液が1相のときにその混合液のメタノールの濃度を示し、混合液が2液相のときにその上相混合液54のメタノールの濃度を示している。図7のグラフは、2液相に分離したときの上相混合液54のメタノールの濃度が2液相に分離しないときの混合液のメタノールの濃度より十分に小さいことを示している。
図8のグラフは、さらに、このような混合液51にxモルの水52が混合された混合液のアセトンの濃度を示している。このとき、図8のグラフは、混合液が1相のときにその混合液のアセトンの濃度を示し、混合液が2液相のときにその上相混合液54のアセトンの濃度を示している。図8のグラフは、2液相に分離したときの上相混合液54のアセトンの濃度が2液相に分離しないときの混合液のアセトンの濃度より十分に小さいことを示している。
図5のグラフと図6のグラフとは、混合液51に水を十分に混合したときに、水を下層混合液53にアセトンジメチルアセタールを上層混合液54に効率よく分配することができることを示し、デカンタ42がアセトンジメチルアセタールと水とを効率よく分離することができることを示している。すなわち、ADA合成装置24は、より純粋なアセトンジメチルアセタールと水とを生成することができ、好ましい。
なお、ADA合成装置24は、ADA合成塔41を、水分離膜層96を備えない他のADA合成塔に置換することができる。そのようなADA合成塔としては、触媒が充填されている反応塔が例示される。
なお、ADA合成装置24は、デカンタ42を備えない他のADA合成装置に置換することができる。そのADA合成装置は、ADA合成塔と分離装置と蒸留塔とを備えている。そのADA合成塔は、ADA合成塔41と同様であり、メタノールとアセトンとを化学反応させて、第1混合液を生成する。その第1混合液は、アセトンとメタノールとアセトンジメチルアセタールと水とを含んでいる。その分離装置は、その第1混合液を、第2混合液と水とに分離する。その第2混合液は、メタノールとアセトンとアセトンジメチルアセタールとを含んでいる。このような分離装置としては、水を通し、アセトンとメタノールとアセトンジメチルアセタールとを通さない樹脂から形成されている分離膜を備える装置が例示される。その蒸留塔は、蒸留塔43と同様に形成され、第2混合液を蒸留して、第3混合液とアセトンジメチルアセタールとを生成する。その第3混合液は、メタノールとアセトンとを含んでいる。その第3混合液は、そのADA合成塔に供給される。
本発明によるケタール合成装置の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるDMC合成装置5のADA合成装置24が他のADA合成装置に置換されている。そのADA合成装置61は、図9に示されているように、蒸留塔62と冷却装置63と気液分離装置64とADA合成塔65とアルカリ添加装置66とデカンタ67とを備えている。
蒸留塔62は、供給される混合液を蒸留により混合物71と混合液72とに分離する。混合液71は、アセトン17とメタノール35とを含んでいる。混合液72は、アセトンジメチルアセタールと水とを含んでいる。冷却装置63は、混合液71を冷却して凝縮させて、混合物73を生成する。気液分離装置64は、混合物73を気液分離して、ベントガス74と混合液75とに分離する。ベントガス74は、窒素と一酸化炭素と二酸化炭素と水素とを含んでいる。混合液75は、アセトンとメタノールとを含んでいる。ベントガス74は、大気中に排気される。
ADA合成塔65は、既述の実施の形態におけるADA合成塔41と同様に形成され、同様に動作する。すなわち、ADA合成塔65は、混合液75を化学反応させて混合物76を生成する。混合物76は、アセトンジメチルアセタールと水とアセトンとメタノールとを含んでいる。
アルカリ添加装置66は、混合物76に水酸化ナトリウム水溶液を混合して混合物77を生成し、その化学反応を抑制する。混合物77は、蒸留塔62に供給される。
デカンタ67は、既述の実施の形態におけるデカンタ42と同様に形成され、同様に動作する。すなわち、デカンタ67は、混合液72に水78を混合して、下相混合液79と上相混合液80との2液相に分離する。下相混合液79は、水相であり、水と微量のメタノールと微量のアセトンとを含んでいる。上相混合液80は、有機相であり、アセトンジメチルアセタールと微量のメタノールと微量のアセトンとを含んでいる。
上相混合液80は、アセトンジメチルアセタール31として、DMC合成塔21に供給される。下相混合液79は、デカンタ67に供給される。すなわち、デカンタ67は、下相混合液79の量が混合液72を下相混合液79と上相混合液80とに分離する量に足りないときに、水78がその不足分だけ供給される。下相混合液79は、混合液72を下相混合液79と上相混合液80とに分離する量より極めて大きいときに排水される。
本発明によるケタール合成方法の実施の他の形態は、ADA合成装置61が適用されるDMC合成装置5により実行される。すなわち、DMC合成塔21は、二酸化炭素18とアセトンジメチルアセタール31とを化学反応させて混合物32を生成する。分離装置22は、混合物32を二酸化炭素34と混合液33とに分離する。二酸化炭素34は、DMC合成塔21に供給される。分離装置23は、混合液33をアセトン35と炭酸ジメチル19とに分離する。
蒸留塔62は、供給される混合液を蒸留により混合物71と混合液72とに分離する。冷却装置63は、混合液71を冷却して凝縮させて混合物73を生成する。気液分離装置64は、混合物73をベントガス74と混合液75とに分離する。ADA合成塔65は、混合液75を化学反応させて混合物76を生成する。アルカリ添加装置66は、混合物76に水酸化ナトリウム水溶液を混合して混合物77を生成する。混合物77は、蒸留塔62に供給される。デカンタ67は、混合液72に水を混合して、下相混合液79と上相混合液80との2液相に分離する。上相混合液80は、アセトンジメチルアセタール31として、DMC合成塔21に供給される。下相混合液79は、水としてデカンタ67に供給される。
ADA合成装置61は、ADA合成塔65で未反応のアセトンとメタノールを再度ADA合成塔65に供給することにより、アセトンとメタノールとからアセトンジメチルアセタールを生成する収率が向上し、アセトンジメチルアセタールの収率が向上する。このため、DMC合成装置5は、ADA合成装置61を備えるときに、炭酸ジメチルの収率が向上し、好ましい。
なお、ADA合成装置24は、ADA合成塔65を、水分離膜層96を備えない他のADA合成塔に置換することができる。そのようなADA合成塔としては、触媒が充填されている反応塔が例示される。
なお、ADA合成装置61は、デカンタ67を他の分離装置に置換することができる。その分離装置は、混合液72をアセトンジメチルアセタールと水とに分離する。このような分離装置としては、水を通し、アセトンジメチルアセタールとを通さない樹脂から形成されている分離膜を備える装置が例示される。このとき、蒸留塔62は、供給される混合液を蒸留により混合物71と混合液72とに分離する。冷却装置63は、混合液71を冷却して凝縮させて混合物73を生成する。気液分離装置64は、混合物73をベントガス74と混合液75とに分離する。ADA合成塔65は、混合液75を化学反応させて混合物76を生成する。アルカリ添加装置66は、混合物76に水酸化ナトリウム水溶液を混合して混合物77を生成する。混合物77は、蒸留塔62に供給される。その分離装置は、混合液72をアセトンジメチルアセタールと水とに分離する。そのアセトンジメチルアセタールは、アセトンジメチルアセタール31として、DMC合成塔21に供給される。その水は、排水される。
なお、DMC合成装置5は、炭酸ジメチルと異なる炭酸エステルの合成にも利用することができる。このとき、DMC合成装置5は、アルコールと二酸化炭素とが供給される。DMC合成塔21は、その二酸化炭素とケタールとからその炭酸エステルとケトンとを合成する化学反応を促進する。その化学反応は、炭化水素基Rと炭化水素基Rとを用いて、次化学反応式:
Figure 0004949643
により示される。さらに、ADA合成塔41(またはADA合成塔65)は、そのケトンとそのアルコールからそのケタールと水とを合成する化学反応を促進する。その化学反応は、次化学反応式:
Figure 0004949643
により示される。ここで、炭化水素基Rと炭化水素基Rとは、そのケタールとその炭酸エステルとそのケトンとそのアルコールとが反応場で液体であるように、設計される。たとえば、炭化水素基Rと炭化水素基Rとは、炭素数が1〜3である。DMC合成装置5は、炭酸ジメチルを合成するときと同様にして、炭酸エステルを合成する収率を向上させることができ、好ましい。
図1は、DMC合成装置を示すブロック図である。 図2は、ADA合成装置を示すブロック図である。 図3は、ADA合成塔を示す斜視図である。 図4は、内管を示す断面図である。 図5は、混合液中の水の濃度と上相混合液中の水の濃度とを示すグラフである。 図6は、混合液中のアセトンジメチルアセタールの濃度と上相混合液中のアセトンジメチルアセタールの濃度とを示すグラフである。 図7は、混合液中のメタノールの濃度と上相混合液中のメタノールの濃度とを示すグラフである。 図8は、混合液中のアセトンの濃度と上相混合液中のアセトンの濃度とを示すグラフである。 図9は、ADA合成装置の実施の他の形態を示すブロック図である。
符号の説明
5 :DMC合成装置
17:メタノール
18:二酸化炭素
19:炭酸ジメチル
21:DMC合成塔
22:分離装置
23:分離装置
24:ADA合成装置
31:アセトンジメチルアセタール
32:混合物
33:混合液
34:二酸化炭素
35:混合液
36:水
41:ADA合成塔
42:デカンタ
43:蒸留塔
51:混合液
52:水
53:下相混合液
54:上相混合液
55:水
56:混合液
91:外管
92:内管
93:第1室
94:第2室
95:膜担持基材
96:水分離膜層
97:触媒層
61:ADA合成装置
62:蒸留塔
63:冷却装置
64:気液分離装置
65:ADA合成塔
66:アルカリ添加装置
67:デカンタ
71:混合物
72:混合液
73:混合物
74:ベントガス
75:混合液
76:混合液
77:混合液
78:水
79:水
80:アセトンジメチルアセタール

Claims (12)

  1. ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器と、
    前記ケタール合成容器から排出される混合液体に水混合して、中間混合液体とケタール混合液体との2液相に分離するデカンタと、
    沸点の違いを用いて前記中間混合液体を未反応物混合液体と水混合液体とに分離する蒸留塔とを具備し、
    前記未反応物混合液体は、前記混合液体よりケトンとアルコールとを多く含み、
    前記水混合液体は、前記未反応物混合液体より水を多く含み、
    前記ケタール混合液体は、前記中間混合液体よりケタールを多く含み、
    前記中間混合液体は、前記ケタール混合液体よりケトンとアルコールと水とを多く含み、
    前記未反応物混合液体は、前記ケタール合成容器に供給される
    ケタール合成装置
  2. 請求項において、
    前記デカンタは、前記混合液体に前記水混合液体を混合する
    ケタール合成装置
  3. ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器と、
    記ケタール合成容器から排出される混合液体を未反応物混合液体と中間混合液体と沸点の違いを用いて分離する蒸留塔と
    中間混合液体に添加水を混合して、水混合液体とケタール混合液体との2液相に分離するデカンタ具備し、
    前記未反応物混合液体は、前記中間混合液体よりケトンとアルコールとを多く含み、
    前記中間混合液体は、前記未反応物混合液体よりケタールと水とを多く含み、
    前記ケタール混合液体は、前記水混合液体よりケタールを多く含み、
    前記水混合液体は、前記ケタール混合液体より水を多く含む
    ケタール合成装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかにおいて、
    前記ケタールは、アセトンジメチルアセタールであり、
    前記アルコールは、メタノールであり、
    前記ケトンは、アセトンである
    ケタール合成装置。
  5. 請求項1〜請求項のいずれかにおいて、
    前記ケタール合成容器は、
    ケトンとアルコールとが供給される第1室と、
    内部が乾燥している第2室と、
    前記第1室と前記第2室とを隔離する膜とを備え、
    前記膜は、
    前記ケトンと前記アルコールとケタールとを透過しないで水を透過する水分離膜と、
    前記水分離膜の前記第1室の側に積層される触媒層とを備え、
    前記触媒層は、前記ケトンと前記アルコールとからケタールを合成する化学反応を進める触媒を含む
    ケタール合成装置。
  6. ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器と、
    前記ケタール合成容器から排出される混合液体をケタール混合液体と未反応物混合液体とに分離する分離装置とを具備し、
    前記未反応物混合液体は、前記ケタール混合液体よりケトンとアルコールとを多く含み、
    前記ケタール混合液体は、前記未反応物混合液体よりケタールと副生する水を多く含み、
    前記未反応物混合液体は、前記ケタール合成容器に供給され、
    前記ケタール合成容器は、
    ケトンとアルコールとが供給される第1室と、
    内部が乾燥している第2室と、
    前記第1室と前記第2室とを隔離する膜とを備え、
    前記膜は、
    前記ケトンと前記アルコールとケタールとを透過しないで水を透過する水分離膜と、
    前記水分離膜の前記第1室の側に積層される触媒層とを備え、
    前記触媒層は、前記ケトンと前記アルコールとからケタールを合成する化学反応を進める触媒を含む
    ケタール合成装置。
  7. 請求項1〜請求項のいずれかに記載されるケタール合成装置と、
    前記ケタール混合液体と二酸化炭素とを反応させて炭酸エステルを生成する炭酸エステル合成装置本体
    とを具備する炭酸エステル合成装置。
  8. ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器から排出される混合液体に水を混合して、中間混合液体とケタール混合液体との2液相に分離するステップと、
    沸点の違いを用いて前記中間混合液体を未反応物混合液体と水混合液体とに分離するステップと、
    前記未反応物混合液体を前記ケタール合成容器に供給するステップとを具備し、
    前記未反応物混合液体は、前記混合液体よりケトンとアルコールとを多く含み、
    前記水混合液体は、前記未反応物混合液体より水を多く含み、
    前記ケタール混合液体は、前記中間混合液体よりケタールを多く含み、
    前記中間混合液体は、前記ケタール混合液体よりケトンとアルコールと水とを多く含
    ケタール合成方法
  9. 請求項において、
    前記水混合液体は、前記混合液体に混合される
    ケタール合成方法
  10. ケトンとアルコールとからケタールを合成する化学反応を進めるケタール合成容器から排出される混合液体を未反応物混合液体と中間混合液体とに沸点の違いを用いて分離するステップと、
    前記未反応物混合液体を前記ケタール合成容器に供給するステップと、
    前記中間混合液体に水を混合して、水混合液体とケタール混合液体との2液相に分離するステップ具備し
    前記未反応物混合液体は、前記中間混合液体よりケトンとアルコールとを多く含み、
    前記中間混合液体は、前記未反応物混合液体よりケタールと水とを多く含み、
    前記ケタール混合液体は、前記水混合液体よりケタールを多く含み、
    前記水混合液体は、前記ケタール混合液体より水を多く含む
    ケタール合成方法。
  11. 請求項〜請求項10のいずれかにおいて、
    前記ケタールは、アセトンジメチルアセタールであり、
    前記アルコールは、メタノールであり、
    前記ケトンは、アセトンである
    ケタール合成方法。
  12. 請求項〜請求項11のいずれかに記載されるケタール合成方法を実行するステップと、
    前記ケタール混合液体と二酸化炭素とを反応させて炭酸エステルを生成するステップ
    とを具備する炭酸エステル合成方法。
JP2005166191A 2005-06-06 2005-06-06 ケタール合成装置及びケタール合成方法 Expired - Fee Related JP4949643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166191A JP4949643B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 ケタール合成装置及びケタール合成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166191A JP4949643B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 ケタール合成装置及びケタール合成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006335749A JP2006335749A (ja) 2006-12-14
JP4949643B2 true JP4949643B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=37556603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005166191A Expired - Fee Related JP4949643B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 ケタール合成装置及びケタール合成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4949643B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067759A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ケタール類の製造方法及び製造装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4775447A (en) * 1984-06-18 1988-10-04 Sun Refining And Marketing Company Process for the production of 2,2-dimethoxypropane
US6528025B1 (en) * 2000-06-26 2003-03-04 Roche Vitamins Inc. Process of manufacturing equipment for preparing acetals and ketals
JP4508545B2 (ja) * 2003-04-18 2010-07-21 三菱重工業株式会社 ジメチルカーボネート合成触媒
JP2006289158A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アセタール合成触媒及びアセタール製造方法
JP2006335727A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 炭酸エステル製造システム及び炭酸エステル製造方法
JP4690780B2 (ja) * 2005-06-06 2011-06-01 三菱重工業株式会社 ケタール合成装置及びケタール合成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006335749A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sakai et al. Highly active and robust organic–inorganic hybrid catalyst for the synthesis of cyclic carbonates from carbon dioxide and epoxides
US6380419B2 (en) Process for simultaneous production of ethylene glycol and carbonate ester
Liu et al. One-pot conversion of carbohydrates into 5-ethoxymethylfurfural and ethyl D-glucopyranoside in ethanol catalyzed by a silica supported sulfonic acid catalyst
Enumula et al. Conversion of furfuryl alcohol to alkyl levulinate fuel additives over Al 2 O 3/SBA-15 catalyst
Toyao et al. Application of an amino-functionalised metal–organic framework: an approach to a one-pot acid–base reaction
US10464860B2 (en) Method for producing isobutylene from isobutanol
RU2011106922A (ru) Улучшенный способ превращения исходного кислородсодержащего продукта в высокооктановый бензин
CN104364194A (zh) 由二氧化碳制备化合物的方法
JP4690780B2 (ja) ケタール合成装置及びケタール合成方法
Hirose et al. Economical synthesis of cyclic carbonates from carbon dioxide and halohydrins using K 2 CO 3
EP3738948A1 (en) Method for producing carbonic ester
Trejda et al. Synthesis of solid acid catalysts for esterification with the assistance of elevated pressure
CN106946706A (zh) 一种通过二氧化碳和甲醇直接反应制备碳酸二甲酯的方法
JP4949643B2 (ja) ケタール合成装置及びケタール合成方法
CN100374203C (zh) 一种用于甲醇制备二甲醚的均温型催化剂及用法
JP5315515B2 (ja) エタノール合成方法及び装置
EP2852568B1 (en) Process for making dimethyl carbonate
JP2006335731A (ja) アセタール合成装置及びアセタール合成方法
MY158397A (en) Process and apparatus for producing dimethyl ether from methanol
JP2009023930A (ja) グリセリン誘導体の製造方法
Wu et al. Synthesis of dimethyl adipate from cyclopentanone and dimethyl carbonate over solid base catalysts
KR101217404B1 (ko) 실리카 비드를 이용한 푸르푸랄의 제조방법
JP2006335727A (ja) 炭酸エステル製造システム及び炭酸エステル製造方法
JP6103149B1 (ja) イソブチレン製造用触媒およびイソブチレンの製造方法
CN107213900A (zh) 一种合成气制二甲醚整体式催化剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees