JP4948610B2 - 通信制御装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、通信の回数を制御する技術に関する。
通信事業者による有料の通信サービスを利用する利用者にとって、通信料金を減らすことは、一般的な課題である。例えば、特許文献1には、ローミング先の通信ネットワークに接続されているときには、ユーザ(利用者)の承認なしではデータ通信が行われないようにすることによって、想定外の通信料金が課金されないようにした移動通信端末が記載されている。
特開2008−288966号公報(段落0008参照)
ところで、通信料金の料金体系は、通信サービス毎に異なり得る。例えば、国際ローミングサービスの利用時においては、通信を1回行う毎に、「基本料金(セッションを確立するために必要な料金)」と「通信したデータ量に応じた料金」とが課金される場合がある。
そこで、本発明は、通信を効率的な回数で行うことを目的とする。
本発明に係る通信制御装置は、データの通信を行う前にセッションを確立する確立手段と、実行にデータの通信を伴うアプリケーションプログラムを実行する実行手段と、前記確立手段によりセッションが確立された場合に、データを送信又は受信する送受信手段と、前記実行手段がアプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータの1回の送信又は受信当たりのデータ量をあらかじめ特定するデータ量特定手段と、前記データ量特定手段により特定されたデータ量の合計が決められた閾値を超えると、前記確立手段にセッションを確立させる制御手段とを備え、前記実行手段が、決められたタイミングでデータを送信又は受信し、前記データ量が前記閾値を超える特定のアプリケーションプログラムと、前記データ量が前記閾値以下である他のアプリケーションプログラムとを実行し、前記送受信手段が、前記実行手段が前記特定のアプリケーションプログラムを実行することにより前記閾値を超えるデータ量のデータが送信又は受信される前記タイミングに合わせて、前記実行手段が前記他のアプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータを送信又は受信する構成を特徴とする。
本発明に係る通信制御装置は、前記アプリケーションプログラムが実行されることにより送信又は受信されるデータの優先度を特定する優先度特定手段を備え、前記データ量特定手段が、前記優先度特定手段により特定されたデータの優先度に応じた重み付けを与えたデータ量を特定する構成を採用し得る。
本発明に係る通信制御装置は、前記データ量特定手段が、送信又は受信されていないデータが複数ある場合に、当該データのデータ量を加算し、前記制御手段が、前記データ量特定手段により特定されたデータ量の合計が決められた閾値を超えると、前記確立手段にセッションを確立させる構成を採用し得る。
本発明に係る通信制御装置は、前記アプリケーションプログラムが実行されることにより送信又は受信されるデータを識別する識別手段を備え、前記制御手段が、前記識別手段により所定のデータが識別された場合に、前記合計の値によらずにセッションを確立させる構成を採用し得る。
本発明に係る通信制御装置は、前記制御手段が、前記アプリケーションプログラムの実行に伴う通信が利用者の操作によって行われる場合に、前記合計の値によらずにセッションを確立させ、当該通信が利用者の操作によらずに行われる場合に、前記合計の値に応じてセッションを確立させる構成を採用し得る。
本発明に係るプログラムは、コンピュータをこれらの通信制御装置として機能させることを特徴とするものである。また、本発明に係るプログラムは、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供され得る。なお、本発明は、かかるプログラムを記憶させた光ディスク等の記録媒体としても特定され得る。
本発明によれば、通信を効率的な回数で行うことが可能である。
移動通信システムの全体構成を示す図 通信端末装置の物理的構成を示すブロック図 通信端末装置の制御部に実現される各部の論理的構成を示す図 通信端末装置の制御部により実現される機能を示す機能ブロック図 データ送信処理を示すフローチャート
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態である移動通信システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の移動通信システム1は、通信端末装置10と、サーバ装置201、202、…、20n(nは任意の自然数)と、ネットワークNW1、NW2とを備える。なお、以下において、サーバ装置201、202、…、20nを総称するときは、これらを「サーバ装置20」と表記する。
本実施形態は、ある国(第1国)の通信事業者に属する通信端末装置10が、国際ローミングサービスを利用し、別の国(第2国)の通信事業者のネットワークであるネットワークNW2に接続するものである。すなわち、通信端末装置10は、ローミングによりネットワークNW2を用いて、データの通信を行う。ネットワークNW1は、例えば、上述した第1国の通信事業者のネットワークや、インターネットなどである。サーバ装置20は、通信により所定のサービスを通信端末装置10に対して提供する。ここでいうサービスは、例えば、天気予報、ニュースの配信、電子メールの送受信などである。
本実施形態の国際ローミングサービスは、その利用者に対して、通信が1回行われる毎に、「基本料金(セッションを確立するために必要な料金)」と「通信したデータ量に応じた料金」とを課金する料金体系であるとする。ここにおいて、1回の通信とは、ネットワークNW2とのセッションを確立し、確立したセッションを切断(終了)するまでに行われるデータの送受信をいうものである。本実施形態において、セッションは、データの送受信が行われていれば維持され、所定の条件が満たされた場合(例えば、データの送受信が一定時間行われなかった場合など)に切断される。
図2は、通信端末装置10の物理的構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信端末装置10は、制御部11と、無線通信部12と、表示部13と、操作部14とを備える。なお、本実施形態の通信端末装置10は、図示せぬマイクやスピーカ等の音声を入出力する手段を備えた、携帯電話機であるとする。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)11dを備え、CPU11aがRAM11cをワークエリアとして用いてROM11bやEEPROM11dに記憶されたプログラムを実行し、これにより通信端末装置10の各部の動作を制御する。制御部11は、本発明に係る表示制御装置として機能するものである。無線通信部12は、アンテナ12aを備え、所定の移動通信網とのデータ通信を無線で行う。表示部13は、画像を表示する表示手段の一例である。表示部13は、液晶ディスプレイや液晶駆動回路を備え、制御部11から供給される画像データに応じた画像を所定の表示面に表示する。操作部14は、複数のキー(操作子)を備え、利用者の押下操作に応じた操作情報を制御部11に供給する。なお、ここでいうキーは、いわゆるハードボタンに加え、液晶ディスプレイに重ねて設けられたタッチセンサを含み得る。
ROM11bは、あらかじめいくつかのプログラムを記憶している。以下ではこれを「プリインストールプログラム」という。プリインストールプログラムは、マルチタスクオペレーティングシステム(以下「マルチタスクOS」、あるいは単に「OS」という。)、Java(登録商標)プラットフォーム及びネイティブアプリケーションを含む。マルチタスクOSは、複数のタスクの擬似的な並列実行を実現するために必要な仮想メモリ空間の割り当てなどの各種機能をサポートしたオペレーティングシステムである。Javaプラットフォームは、マルチタスクOSを搭載した通信端末装置10において後述するJava実行環境113を実現するためのコンフィギュレーションであるCDC(Connected Device Configuration)に従って記述されたプログラム群である。ネイティブアプリケーションは、通話等の通信端末装置10における基本的な機能を実現するプログラムである。
EEPROM11dは、Javaアプリケーションが記憶されるJavaアプリケーション格納領域を有する。Javaアプリケーションは、Java実行環境下における処理の手順自体を記述した実体プログラムとその実体プログラムの実行に伴って利用される画像ファイルや音声ファイルとを結合したJAR(Java Archive)ファイルと、そのJARファイルのインストールや起動などに関する各種の属性を記述したADF(Application Descriptor File)とを有している。このJavaアプリケーションは、コンテンツプロバイダ又は通信事業者により作成されてサーバ装置20に格納され、通信端末装置10からの要求に応じてサーバ装置20から適宜ダウンロードされたり、あるいはあらかじめEEPROM11dに記憶されたりしている。
図3は、ROM11b及びEEPROM11dに記憶された各種プログラムの実行により通信端末装置10の制御部11に実現される各部の論理的構成を示す図である。同図に示すように、各種プログラムを実行する通信端末装置10には、ネイティブアプリケーション112及びJava実行環境113がOS111上に実現され、また、EEPROM11dには第1ストレージ114と第2ストレージ115とが確保される。
Java実行環境113は、ROM11bのJavaプラットフォームにより実現されるアプリケーションである。Java実行環境113は、クラスライブラリ116、JVM(Java Virtual Machine)117及びJAM(Java Application Manager)118からなる。クラスライブラリ116は、特定の機能を有するプログラムモジュール(クラス)群を1つのファイルに結合したものである。JVM117は、上述のCDCのために最適化されたJava実行環境であり、Javaアプリケーションとして提供されるバイトコードを解釈して実行する機能を有する。JAM118は、Javaアプリケーションのダウンロード、インストール、起動、終了などを管理する機能を有する。
第1ストレージ114は、JAM118の管理の下にダウンロードされるJavaアプリケーション(JarファイルとADF)を格納する領域である。第2ストレージ115は、Javaアプリケーションの実行の際に生成されたデータをその終了後に格納しておくための領域であり、インストールされたJavaアプリケーション毎に個別の格納領域が割り当てられるようになっている。そして、あるJavaアプリケーションに割り当てられた格納領域のデータは、そのJavaアプリケーションが実行されている間のみ書き換え可能となっており、別のJavaアプリケーションが書き換えを行い得ないようになっている。
本実施形態において、複数のウィンドウを表示するためのJavaアプリケーションには、「一覧表示アプリケーション」と「ウィジェット」とがある。ここにおいて、一覧表示アプリケーションとは、表示部13の表示領域に1又は複数のウィンドウを表示し、その表示態様(表示位置、表示サイズ等)を制御するためのアプリケーションをいう。一覧表示アプリケーションは、ネイティブアプリケーションであってもよいし、Javaアプリケーションであってもよい。また、「ウィジェット」とは、一覧表示アプリケーションによってウィンドウが表示されることによって所定の処理を実行し、所定の機能を実現するJavaアプリケーションをいう。
なお、本実施形態において、「ウィンドウ」とは、あるウィジェットに対して割り当てられる表示部13の表示面上の一部の表示領域をいうものであり、他の部分と区別可能に表示される。ウィンドウの形状やサイズ(面積)は、ウィジェット毎に決められているが、可変であることを妨げない。
また、本実施形態のウィジェットは、ネットワークNW1及びNW2を介してデータの通信を行うものを含む。かかるウィジェットは、例えば、1日に数回ニュースや天気予報をサーバ装置20から受信するものや、利用者が入力したデータや通信端末装置10の位置を示す情報などをサーバ装置20に送信するものである。
図4は、本実施形態においてOS及びJava実行環境により実現される機能を示す機能ブロック図である。すなわち、これらの機能は、制御部11が実現するものである。制御部11は、これらの機能を実現することにより、本発明の通信制御装置を実現する。同図に示すように、制御部11は、OSにより、データ中継部110、識別情報取得部120、セッション制御部130、セッション確立部140及びデータ送受信部150に相当する機能を実現する。また、制御部11は、Java実行環境により、複数のアプリケーションAP1、AP2、…、APmを実現する実行部210に相当する機能を実現する。ここにおいて、mの値は、Java実行環境により同時に実行されるアプリケーションの数を示す。
なお、ここにおいてOSの機能として説明された各機能は、ネイティブアプリケーションによって実現されてもよい。
データ中継部110は、実行部210と無線通信部12との間でやりとりされるデータを中継する。また、データ中継部110は、セッションの確立に必要なデータ(識別情報)を実行部210から取得する。データ中継部110は、実行部210がデータを送信しようとするタイミングにセッションが確立されない場合(すなわちデータの送信を待機する場合)には、当該データを一時的に記憶してもよい。
識別情報取得部120は、データ中継部110を介して識別情報を取得し、取得した識別情報が表す内容を特定する。識別情報は、実行部210が送信しようとするデータを識別するためのデータであり、本実施形態においては、実行部210が送信しようとするデータのデータ量を表す値(以下、単に「データ量」という。)を少なくとも含む。すなわち、識別情報取得部120は、識別情報を取得することにより、実行部210が送信しようとするデータのデータ量を特定する機能を有する。さらに、識別情報取得部120は、後述する「送信待ち」の状態にあるデータが存在する場合には、かかるデータのデータ量を加算し、その合計を算出する機能を有する。
なお、識別情報には、実行部210が送信しようとするデータの属性を表すデータ(以下、「属性情報」という。)や、当該データの送信を要求するアプリケーションプログラムを表すデータが含まれ得る。さらに、アプリケーションプログラムがあらかじめ決められたスケジュール(予定)に従ってデータを送信する場合には、かかるスケジュールを表すデータが識別情報に含まれてもよい。
セッション制御部130は、セッションの確立及び切断を制御する。セッション制御部130は、識別情報取得部120により取得された識別情報に基づいてセッションを確立するか否かを判断するとともに、所定の条件が満たされた場合にセッションを切断する。セッション制御部130は、データ量の合計値があらかじめ決められた閾値を超えるか否かを判断することにより、セッションを確立するか否かを判断する。この閾値は、第2国における通信に係る料金体系に応じて決められていてもよいし、利用者により設定されてもよい。
セッション確立部140は、セッション制御部130による制御に応じて、セッションの確立及び切断を行う。データ送受信部150は、セッション確立部140によりセッションが確立され、そのセッションが維持されているときに、データを送信し、又は受信する。すなわち、データ送受信部150は、セッションが確立されていないときには、データの送受信を行わない。
実行部210は、アプリケーションAP1、AP2、…、APmに対応するそれぞれのアプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションAP1、AP2、…、APmに相当するアプリケーションは、例えばウィジェットであるが、他のJavaアプリケーションであってもよい。アプリケーションAP1、AP2、…、APmには、実行にデータの通信を伴うものを含む。かかるデータの通信は、アプリケーションプログラムの起動や終了のタイミングで要求されるものと、アプリケーションプログラムの実行中に要求されるものとを含む。
本実施形態の移動通信システム1の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、通信端末装置10は、利用者の要求に応じて複数のアプリケーションプログラムを実行する。通信端末装置10が実行するアプリケーションプログラムには、上述したとおり、その実行にデータの通信を伴うものが含まれる。本実施形態の通信端末装置10は、かかるデータの通信(特に送信)を行うタイミングを、通信の料金体系に応じた効率的な回数となるように制御する。
図5は、制御部11がデータの送信を行うときに実行する処理(以下、「データ送信処理」という。)を示すフローチャートである。このデータ送信処理は、実行中のアプリケーションプログラムからデータの送信が要求されると実行されるものである。すなわち、はじめに制御部11は、データを送信する旨の要求があるか否かを判断する(ステップS1)。制御部11は、かかる要求がない場合には、要求があるまでこの判断を繰り返す。
データの送信が要求されると、制御部11は、識別情報を取得し、送信が要求されたデータのデータ量を識別情報に基づいて特定する(ステップS2)。続いて、制御部11は、このデータ量(又はデータ量の合計値)が決められた閾値を超えるか否かを判断し(ステップS3)、データ量(又はデータ量の合計値)が閾値以下である場合には、合計値を更新し(ステップS4)、ステップS1の判断を再び繰り返す。合計値は、いわゆる「送信待ち」の状態にあるデータの総量を示す値であり、制御部11によって記憶されている値である。
データ量(又はデータ量の合計値)が閾値を超えると、制御部11は、セッションの確立を要求し(ステップS5)、セッションが確立されたか否かを判断する(ステップS6)。制御部11は、この要求に応じてセッションが確立されたら、送信待ちの状態にあるすべてのデータを取得し(ステップS7)、データの通信を行う(ステップS8)。なお、ステップS8においては、データの送信にあわせて、必要に応じてデータの受信も行われる。
制御部11は、データの通信が終了したか否かを判断するとともに、セッションがタイムアウトする条件が満たされるか否かを判断する(ステップS9、S10)。ステップS10の条件(データの送受信が一定時間行われなかった、など)が満たされるまでは、制御部11は、引き続きデータの通信を受け付ける。すなわち、制御部11は、データを送信する旨の要求があるか否かを判断し(ステップS11)、要求があればデータを送信する(ステップS12)、という処理を、ステップS10の条件が満たされるまで繰り返す。
ステップS10の条件が満たされると、制御部11は、セッションを切断する(ステップS13)。続いて、制御部11は、記憶された合計値を初期値(すなわち「0」)にリセットし(ステップS14)、データ送信処理を終了する。制御部11は、データの送信が要求される間、このデータ送信処理を繰り返す。
以上のとおり、本実施形態の通信端末装置10は、送信される1回当たりのデータ量(又はその合計値)が閾値以下である場合には、要求されたデータの送信をただちに行わずに送信待ちの状態にし、ある程度のデータがまとまってからセッションを確立し、データをまとめて送信する。これにより、通信端末装置10は、データ量が閾値以下である通信が細切れに行われることを防ぎ、本実施形態のような料金体系において課金される通信料金の削減を可能にする。例えば、データ量が閾値以下である通信がアプリケーション側から2回要求された場合において、これらの通信を1回で行った場合と2回で行った場合とを比較すると、本実施形態のように1回で行えば、基本料金の課金が1回になるため、基本料金が2回課金される場合よりも通信料金が低額になる。
なお、本実施形態の通信制御は、ある1つのアプリケーションが送信しようとする複数回のデータをまとめて送信するものであってもよいし、複数のアプリケーションが送信しようとするデータをまとめて送信するものであってもよい。
また、本実施形態の通信端末装置10は、データの送信時にデータの受信をあわせて行うことにより、データの送信と受信とを別々に行う場合に比べ、通信の回数を少なくすることが可能である。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる態様での実施が可能である。本発明は、例えば、以下の態様での実施が可能である。なお、本発明は、以下の変形例を組み合わせて適用したものであってもよい。
(変形例1)
アプリケーションが送信しようとするデータのデータ量は、実際の送信前に特定可能なものと、そうでないものとがある。また、アプリケーションが送信しようとするデータは、データ量が毎回ほぼ一定である場合もある。
本発明の通信制御装置は、正確なデータ量を特定できない場合には、予測したデータ量を用いてもよい。すなわち、本発明におけるデータ量の特定には、予測による特定を含む。データ量の予測は、例えば、あるアプリケーションがデータを繰り返し送信する場合には、過去に送信されたデータのデータ量に基づいて行うことができる。
なお、データ量の合計値が予測によるデータ量を含む場合には、そうでない場合と異なる閾値を用いてもよい。例えば、データ量の合計値が予測によるデータ量を含む場合には、閾値に所定の値を加算しておくことにより、実際のデータ量が予測したデータ量より少なかった場合に、より閾値に近いデータ量のデータをまとめて送信することが可能となる。
また、本発明の通信制御装置は、閾値を超えるデータ量のデータを決められたタイミングで送信するアプリケーションがある場合には、当該アプリケーションがデータを送信するタイミングに合わせて他のアプリケーションのデータも送信(又は受信)するようにしてもよい。つまりこれは、送信するデータのデータ量が比較的多いアプリケーションがある場合には、当該アプリケーションによるデータの送信に便乗して、送信するデータのデータ量が比較的少ない他のアプリケーションのデータも送信する、ということである。このような通信制御は、データを送信しようとするアプリケーションを識別情報によって識別することで可能となる。
(変形例2)
本発明は、識別情報のデータ量だけでなく、上述した属性情報を併用した通信制御を実行可能である。ここにおいて、属性情報としては、例えば、データの優先度を用いることができる。例えば、よりリアルタイム性(時間のずれが少ないこと)が要求されるデータにはより高い優先度が設定されるようにすると、この優先度に基づいた通信制御を行うことが可能となる。かかる通信制御の一例としては、特定されるデータ量に対して優先度に応じた重み付けを与える態様を挙げることができる。この態様においては、優先度が高いデータほど、実際に特定される値よりもデータ量が多いものであるとみなされ、より早期に送信される可能性が高くなる。このとき、優先度が最高である場合には(実際のデータ量によらず)常に閾値よりも多いデータ量であるとみなされるようにすれば、他のデータの通信の要求を待たずに通信を行うことが可能になる。また、同じアプリケーションプログラムによって複数回の通信が行われる場合には、次回に送信又は受信されるデータの優先度が当該データの前回に送信又は受信されるデータによって設定されてもよい。
なお、データの優先度は、2段階であってもよいし、3段階以上であってもよい。また、データの優先度は、アプリケーションプログラムの制作者によりあらかじめ設定されていてもよいし、利用者により設定されてもよく、さらには、あらかじめ設定された優先度を利用者が必要に応じて変更できる構成とすることも可能である。
また、利用者がデータの通信を行うように操作を行った場合は、利用者がデータの通信について同意した場合であるといえる。一方、利用者が直接操作を行わずにデータの通信が行われる場合(いわゆるバックグラウンド通信など)は、利用者がデータの通信について同意しているとは限らず、利用者の意図しない通信である可能性がある。そこで、本発明の通信制御装置は、通信が利用者の操作によって行われるものであるか否かを示す情報を属性情報に含み、かかる情報に応じてセッションの確立の態様を異ならせてもよい。例えば、本発明の通信制御装置は、要求されたデータの送信が利用者の操作によらないものである場合には、上述した実施形態のように合計値に応じた態様でセッションを確立させる一方で、要求されたデータの送信が利用者の操作によるものである場合には、これを合計値によらずに、常に送信待ちの状態にすることなく送信できるようにセッションを確立させることが可能である。
(変形例3)
本発明は、データの送信に限らず、データの受信についても、上述のようにまとめて行うことが可能である。例えば、アプリケーションがデータの受信を要求する場合にあっては、かかる要求に係るデータのデータ量を特定し、その合計があらかじめ決められた閾値を超えた場合にまとめて受信するようにすることが可能である。
(変形例4)
本発明に係る通信制御は、OSに組み込まれた態様に限らず、専用のアプリケーションによって実施されることも可能である。また、実行にデータの通信を伴うアプリケーションは、Javaアプリケーションに限定されない。かかるアプリケーションは、上述したネイティブアプリケーションであってもよいし、Javaアプリケーションともネイティブアプリケーションとも異なるものであってもよい。かかるアプリケーションには、例えば、Webページを閲覧するためのWebブラウザなどが該当する。また、データの送信がまとめて行われる場合にあっては、Javaアプリケーション(例えば、ウィジェット)による通信が、Javaアプリケーションでないアプリケーション(例えば、Webブラウザ)による通信に便乗して行われてもよい。
また、上述した実施形態は、本発明を携帯電話機に適用したものであるが、本発明は、その他の電子機器に適用することも可能である。本発明は、PDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末装置や、いわゆるノートパソコン、カメラ、携帯音楽プレーヤ、携帯ゲーム機など、種々の情報処理装置に適用することができる。
1…移動通信システム、10…通信端末装置、11…制御部、12…無線通信部、13…表示部、14…操作部、110…データ中継部、120…識別情報取得部、130…セッション制御部、140…セッション確立部、150…データ送受信部、210…実行部20…サーバ装置、NW1、NW2…ネットワーク

Claims (6)

  1. データの通信を行う前にセッションを確立する確立手段と、
    実行にデータの通信を伴うアプリケーションプログラムを実行する実行手段と、
    前記確立手段によりセッションが確立された場合に、データを送信又は受信する送受信手段と、
    前記実行手段がアプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータの1回の送信又は受信当たりのデータ量をあらかじめ特定するデータ量特定手段と、
    前記データ量特定手段により特定されたデータ量が決められた閾値を超えると、前記確立手段にセッションを確立させる制御手段と
    を備え
    前記実行手段が、
    決められたタイミングでデータを送信又は受信し、前記データ量が前記閾値を超える特定のアプリケーションプログラムと、前記データ量が前記閾値以下である他のアプリケーションプログラムとを実行し、
    前記送受信手段が、
    前記実行手段が前記特定のアプリケーションプログラムを実行することにより前記閾値を超えるデータ量のデータが送信又は受信される前記タイミングに合わせて、前記実行手段が前記他のアプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータを送信又は受信する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記アプリケーションプログラムが実行されることにより送信又は受信されるデータの優先度を特定する優先度特定手段を備え、
    前記データ量特定手段が、
    前記優先度特定手段により特定されたデータの優先度に応じた重み付けを与えたデータ量を特定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信制御装置。
  3. 前記データ量特定手段が、
    送信又は受信されていないデータが複数ある場合に、当該データのデータ量を加算し、
    前記制御手段が、
    前記データ量特定手段により特定されたデータ量の合計が決められた閾値を超えると、前記確立手段にセッションを確立させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記アプリケーションプログラムが実行されることにより送信又は受信されるデータを識別する識別手段を備え、
    前記制御手段が、
    前記識別手段により所定のデータが識別された場合に、前記合計の値によらずにセッションを確立させる
    ことを特徴とする請求項に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御手段が、
    前記アプリケーションプログラムの実行に伴う通信が利用者の操作によって行われる場合に、前記合計の値によらずにセッションを確立させ、当該通信が利用者の操作によらずに行われる場合に、前記合計の値に応じてセッションを確立させる
    ことを特徴とする請求項又はに記載の通信制御装置。
  6. コンピュータを、
    データの通信を行う前にセッションを確立する確立手段と、
    前記確立手段によりセッションが確立された場合に、データを送信又は受信する送受信手段と、
    実行にデータの通信を伴うアプリケーションプログラムを実行する実行手段が当該アプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータの1回の送信又は受信当たりのデータ量をあらかじめ特定するデータ量特定手段と、
    前記データ量特定手段により特定されたデータ量が決められた閾値を超えると、前記確立手段にセッションを確立させる制御手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記実行手段が、決められたタイミングでデータを送信又は受信し、前記データ量が前記閾値を超える特定のアプリケーションプログラムと、前記データ量が前記閾値以下である他のアプリケーションプログラムとを実行する場合において、
    前記送受信手段が、
    前記実行手段が前記特定のアプリケーションプログラムを実行することにより前記閾値を超えるデータ量のデータが送信又は受信される前記タイミングに合わせて、前記実行手段が前記他のアプリケーションプログラムを実行することにより送信又は受信されるデータを送信又は受信する
    ことを特徴とするプログラム
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