JP4948465B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機を増設することができる空気調和装置に関し、特に冷却対象域に設置される冷却対象機器の一部が高負荷となる場所(以下、ホットスポットと称する)に対応した冷却を実現できる空気調和装置に関するものである。
従来から、室外機や室内機を増設することができるマルチエアコンが存在する(たとえば、特許文献1参照)。このマルチエアコンは、冷媒輸送用の配管数を減少させ、配管工事の簡略化、配管使用量の減少及び建物内の配管配設に用いられる建物中の空間を少なくでき、室外機や室内機の増設を容易に実行できるようにしたものである。また、冷却対象域であるフリーアクセスフロア内に設置されたコンピュータ等の冷却対象機器を効果的に冷却するための空気調和装置が存在する(たとえば、特許文献2参照)。この空気調和装置は、容量制御可能な圧縮機を室外機に搭載し、室内機と室外機との間で通信が不調となった場合でも圧縮機の制御を可能にするようにしたものである。
特開2000−28215号公報(第3頁、第2図) 特開2002−235959号公報(第4頁、第1図)
特許文献1に記載のマルチエアコンは、室外機や室内機の増設を容易に実行可能にしたものであるが、室内機が増設される冷却対象域の状態についての配慮はされていなかった。つまり、同性能の室内機を増設することを目的としているため、増設後の利用形態についてまで考慮されていなかった。また、特許文献2に記載の空気調和装置は、冷却対象機器が設置される冷却対象域を効果的に冷却できるものであるが、ホットスポットができた場合には、そのホットスポットのみを冷却するために室内機だけでなく、室外機も増設しなければならなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室内機の増設を容易に実行できるとともに、ホットスポットに対応した冷却を実現可能にした空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、熱源側熱交換器と、膨張弁と、利用側熱交換器とを順次接続した冷凍サイクルを備え、前記膨張弁と前記利用側熱交換器とを、液配管及び前記液配管から分岐した複数の液分岐配管を介して接続し、前記圧縮機と前記利用側熱交換器とを、ガス配管及び前記ガス配管から分岐した複数のガス分岐配管を介して接続した空気調和装置であって、前記液分岐配管の少なくとも1つに設けた分岐配管閉止手段と、前記ガス分岐配管の少なくとも1つに設けたガスヘッダ閉止手段と、前記液配管の分岐部と前記分岐配管閉止手段との間の前記液分岐配管に接続した第1接続配管と、前記第1接続配管に設けた第1冷媒回路開閉手段と、前記第1接続配管に連通可能になっており、前記ガスヘッダ閉止手段と前記ガス配管の合流部との間の前記ガス分岐配管に接続した第2接続配管と、前記第2接続配管に設けた第2冷媒回路開閉手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、熱源側熱交換器と、膨張弁と、利用側熱交換器とを順次接続した冷凍サイクルを備え、前記熱源側熱交換器と前記膨張弁とを、液配管及び前記液配管から分岐した複数の液分岐配管を介して接続し、前記膨張弁を各液分岐配管に設け、前記圧縮機と前記利用側熱交換器とを、ガス配管及び前記ガス配管から分岐した複数のガス分岐配管を介して接続した空気調和装置であって、前記液配管の分岐部と少なくとも1つの前記膨張弁との間の前記液分岐配管に接続した第1接続配管と、前記第1接続配管に設けた第1冷媒回路開閉手段と、前記ガス分岐配管の少なくとも1つに設けたガスヘッダ閉止手段と、前記第1接続配管に連通可能になっており、前記ガスヘッダ閉止手段と前記ガス配管の合流部との間の前記ガス分岐配管に接続した第2接続配管と、前記第2接続配管に設けた第2冷媒回路開閉手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置は、据付けた後にでも冷媒回路を分岐させ、新たに室内機(利用側熱交換器)を容易に増設することができ、ホットスポットに対応した空調が実現できる。また、省エネルギー、省工事及び省コストを実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷媒回路構成を示す概略構成図である。図1に基づいて、実施の形態1に係る空気調和装置100全体の回路構成及び空気調和装置100の動作について説明する。この空気調和装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転や暖房運転を行なうものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
空気調和装置100は、第1室内機1と、室外機2と、第2室内機3とで構成されている。第1室内機1及び第2室内機3と、室外機2とは、ガス配管18及び液配管13で構成される冷媒配管で接続されて連絡するようになっている。ここでは、第2室内機3が、空気調和装置100に後から増設されたものであるとして説明する。なお、第1室内機1及び室外機2を各1台備えている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、2台以上の第1室内機1及び室外機2を備えてもよい。また、1台の第2室内機3が増設された場合を例に示しているが、2台以上の第2室内機3を増設してもよい。
室外機2には、圧縮機21と、熱源側熱交換器22とが直列に接続されて搭載されている。圧縮機21は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものであり、たとえばインバータにより回転数が制御され容量制御されるタイプのもので構成されている。熱源側熱交換器22は、冷房運転時には凝縮器、暖房運転時には蒸発器として機能するものである。この熱源側熱交換器22の近傍には、空気を供給するための遠心ファンや多翼ファン等で構成される送風手段5(図4参照)が設けられている。つまり、熱源側熱交換器22は、送風手段5から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化または凝縮液化するものである。
また、室外機2には、圧縮機21の駆動周波数、送風手段の回転数、膨張弁11の開度、分岐配管閉止手段19の開閉、第1冷媒回路開閉手段110の開閉、ガスヘッダ閉止手段111の開閉及び第2冷媒回路開閉手段112の開閉を制御する制御装置50が設けられている(図2で詳細に説明する)。さらに、室外機2には、第1室内機1と情報の送受を行なう室外機伝送手段23が設けられている。この室外機伝送手段23は、後述する第1室内機1内に設けられている第1室内機伝送手段113と内外伝送線24で接続され、第1室内機1と室外機2との間で情報の送受信を行なうことを可能にしている。なお、図1では、室外機伝送手段23が第1室内機伝送手段113と接続されている状態を例に示しているが、第2室内機伝送手段33と接続するようにしてもよい。
第1室内機1には、膨張弁11と、第1利用側熱交換器12とが液配管13(後述する液分岐配管15及び伝熱管26)で接続されて搭載されている。膨張弁11は、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁11は、たとえば開度が可変に制御可能な電子式膨張弁や温度式膨張弁等で構成するとよい。第1利用側熱交換器12は、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器として機能するものである。この第1利用側熱交換器12の近傍には、空気を供給するための遠心ファンや多翼ファン等で構成される送風手段(図示省略)が設けられている。つまり、第1利用側熱交換器12は、送風手段から供給される冷媒と空気との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化または凝縮液化するものである。
また、膨張弁11と第1利用側熱交換器12との間における液配管13には、液配管13を分岐するための冷媒分配手段14が設けられ、この冷媒分配手段14を分岐部として液配管13が液分岐配管15a及び液分岐配管15bに分岐されている。なお、以下の説明で、液分岐配管15aと液分岐配管15bとをまとめて液分岐配管15と称する場合がある。液分岐配管15aは、複数本の伝熱管26aが接続している液ヘッダ25aに接続している。そして、伝熱管26aが第1利用側熱交換器12と接続している。つまり、液ヘッダ25aで、液分岐配管15aから流入した冷媒が各伝熱管26aに分配されるようになっているのである。
液分岐配管15bには、分岐配管閉止手段19が設置されている。そして、液分岐配管15bは、冷媒分配手段14と分岐配管閉止手段19との間で更に第1接続配管41に分岐されている。この第1接続配管41には、冷媒配管の接続が可能な第1冷媒回路開閉手段110が設置されており、第1冷媒回路開閉手段110の開閉によって冷媒を連通させることが可能になっている。また、液分岐配管15bは、複数本の伝熱管26bが接続している液ヘッダ25bに接続している。そして、伝熱管26bが第1利用側熱交換器12と接続している。つまり、液ヘッダ25bで、液分岐配管15bから流入した冷媒が各伝熱管26bに分配されるようになっているのである。なお、以下の説明で、伝熱管26aと伝熱管26bとをまとめて伝熱管26と称する場合がある。
伝熱管26aは、第1利用側熱交換器12を介し、ガスヘッダ16aに接続されている。このガスヘッダ16aには、ガス配管18が分岐したガス分岐配管27aが接続されている。また、伝熱管26bは、第1利用側熱交換器12を介し、ガスヘッダ16bに接続されている。このガスヘッダ16bには、ガス配管18が分岐したガス分岐配管27bが接続されている。なお、以下の説明で、ガス分岐配管27aとガス分岐配管27bとをまとめてガス分岐配管27と称する場合がある。
ガス配管18には、ガス配管18に合流させる冷媒合流手段17が設けられ、この冷媒合流手段17を合流部としてガス分岐配管27a及びガス分岐配管27bがガス配管18に合流している。ガスヘッダ16bと冷媒合流手段17との間におけるガス分岐配管18bには、ガスヘッダ閉止手段111が設置されている。そして、ガス分岐配管27bは、冷媒合流手段17とガスヘッダ閉止手段111との間で更に第2接続配管42に分岐されている。この第2接続配管42には、冷媒配管の接続が可能な第2冷媒回路開閉手段112が設置されており、第2冷媒回路開閉手段112の開閉によって冷媒を連通させることが可能になっている。
以上説明したように、第1室内機1内では、膨張弁11、冷媒分配手段14、液ヘッダ26、第1利用側熱交換器12、ガスヘッダ16及び冷媒合流手段17が、液配管13、液分岐配管15、伝熱管26及びガス分岐配管27で順次接続され収容されている。また、第1室内機1には、室外機2及び第2室内機3と情報の送受を行なう第1室内機伝送手段113が備えられており、室外機2に設置されている室外機伝送手段23と内外伝送線24で、第2室内機3に設置されている第2室内機伝送手段33と伝送線34でそれぞれ接続されている。
第2室内機3には、第1接続配管41と第2接続配管42とに接続された第2利用側熱交換器31が搭載されている。また、第2接続配管42には、冷媒を出し入れするためのサービスポート32が設けられている。第2利用側熱交換器31は、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器として機能するものである。この第2利用側熱交換器31の近傍には、空気を供給するための遠心ファンや多翼ファン等で構成される送風手段(図示省略)が設けられている。つまり、第2利用側熱交換器31は、送風手段から供給される冷媒と空気との間で熱交換を行ない、冷媒を蒸発ガス化または凝縮液化するものである。
サービスポート32は、第2室内機3を増設する際における第2接続配管42の真空引きや冷媒チャージを、この増設する第2室内機3及び接続する冷媒配管(第2接続配管42及び第1接続配管41)のみに実施することを可能とするものである。また、第2室内機3には、第1室内機1と情報の送受を行なう第2室内機伝送手段33が備えられており、第1室内機1に設置されている第1室内機伝送手段113と伝送線34で接続されている。なお、図1では、第2室内機伝送手段33が第1室内機伝送手段113と接続されている状態を例に示しているが、室外機伝送手段23と接続するようにしてもよい。
空気調和装置100では、圧縮機21と、熱源側熱交換器22と、膨張弁11と、第1利用側熱交換器12とを、液配管13、液分岐配管15a、液分岐配管15b、伝熱管26、ガス分岐配管27a、ガス分岐配管27b及びガス配管18で順次接続して第1冷凍サイクルAを構成するようになっている。また、圧縮機21と、熱源側熱交換器22と、膨張弁11と、第2利用側熱交換器31とを、液配管13、液分岐配管15b、第1接続配管41、第2接続配管42、ガス分岐配管27b及びガス配管18で順次接続して、第2冷凍サイクルBを構成するようになっている。
図2は、制御装置50を詳細に説明するための空気調和装置100の電気的な構成を示すブロック図である。図2に基づいて、制御装置50の構成及び機能について説明する。上述したように、制御装置50は、圧縮機21の駆動周波数、送風手段の回転数、膨張弁11の開度、分岐配管閉止手段19の開閉、第1冷媒回路開閉手段110の開閉、ガスヘッダ閉止手段111の開閉及び第2冷媒回路開閉手段112の開閉を制御する機能を有している。
図2に示すように、制御装置50は、CPU(中央演算装置)51、データバス52、入出力ポート53、記憶手段54、及び、タイマー55などを備えた演算装置で構成されている。CPU51は、圧縮機駆動周波数制御手段51a、送風手段回転数制御手段51b、膨張弁開度制御手段51c、分岐配管閉止手段開閉制御手段51d、第1冷媒回路開閉手段開閉制御手段51e、ガスヘッダ閉止手段開閉制御手段51f、及び、第2冷媒回路開閉手段開閉制御手段51gとして機能し、空気調和装置100の動作全体を統括制御するようになっている。なお、CPU51の種類を特に限定するものではなく、たとえば汎用のCPUで構成するとよい。
データバス52は、CPU51と入出力ポート53とを、入出力ポート53と記憶手段54とを、入出力ポート53とタイマー55とをそれぞれ接続している。入出力ポート53は、空気状態検出手段61、運転状態検出手段62、機能設定手段63、及び、増設室内機検出手段64(以下、各検出手段と称する場合がある)から送信された検出データをCPU51に伝達するとともに、CPU51から送信される制御データを圧縮機21や送風手段、膨張弁11、分岐配管閉止手段19、第1冷媒回路開閉手段、ガスヘッダ閉止手段、第2冷媒回路開閉に伝達するものである。また入出力ポート53は、CPU51、記憶手段54及びタイマー55間においてデータのやりとりを可能にしている。
記憶手段54は、不揮発メモリ等などで構成されており、各機器の現在状態を記憶したり、CPU51から各機器に向けて送信された制御データを記憶したりする機能を有している。タイマー55は、時間を計測するものである。すなわち、制御装置50は、CPU51が各検出手段からの検出情報を入出力ポート53を介して読み込み、その検出情報に基づいて圧縮機21の駆動周波数や送風手段の回転数、膨張弁11の開度、分岐配管閉止手段19の開閉、第1冷媒回路開閉手段110の開閉、ガスヘッダ閉止手段11の開閉、第2冷媒回路開閉112の開閉等の制御を行なうようになっている。
次に、各検出手段、つまり空気状態検出手段61、運転状態検出手段62、機能設定手段63、及び、増設室内機検出手段64について説明する。空気状態検出手段61は、後述するフローチャートに示すTinのような空調機吸込温度(吹出温度)を検出するものである。運転状態検出手段62は、圧縮機周波数や膨張弁開度、圧力センサの値、冷媒配管温度等の空気調和装置100の運転状態を検出するものである。機能設定手段63は、第2室内機2を増設した際に、自動でなく手動で増設したことを設定したり、手動で弁開閉を設定したりするものである。増設室内機検出手段64は、通信で新たな第2室内機3を検出するものである。
次に、空気調和装置100の動作について説明する。
ここでは、空気調和装置100が実行する冷房運転を中心に説明する。空気調和装置100の第1冷凍サイクルA及び第2冷凍サイクルBには冷媒が封入されている。この冷媒は、圧縮機21で高温・高圧にされ、圧縮機21から吐出して、熱源側熱交換器22に流入する。熱源側熱交換器22に流入した冷媒は、送風手段5から供給される空気と熱交換して凝縮液化する。すなわち、冷媒は放熱して液体に状態変化するのである。凝縮液化した冷媒は、液配管13を導通し、膨張弁11に流入する。
膨張弁11に流入した冷媒は、減圧され膨張して、液とガスの低温・低圧の気液二相状態の冷媒に状態変化する。この気液二相冷媒は、冷媒分配手段14を介し、液分岐配管15a及び液分岐配管15bに分流される。そして、液ヘッダ25a及び液ヘッダ25bで更に伝熱管26aに分流されて第1利用側熱交換器12に流入する。第1利用側熱交換器12に流入した気液二相冷媒は、送風手段から供給される室内循環空気と熱交換して蒸発ガス化する。すなわち、空気から吸熱して(空気を冷却して)、気体に状態変化するのである。蒸発ガス化した冷媒は、第1利用側熱交換器12から流出し、ガスヘッダ16a及びガスヘッダ16bを介し、ガス分岐配管27a及びガス分岐配管27bで合流した後、冷媒合流手段17で更に合流し、ガス配管18を導通し、圧縮機21に再度吸入される。
第1利用側熱交換器12に供給される室内空気は、この第1利用側熱交換器12に流入した冷媒の蒸発熱により冷却され、図示省略の送風手段によって第1室内機1が設置されている冷却対象域に供給され、その冷却対象域や設置されている発熱機器等を冷却することで温度が上昇することになる。そして、温度上昇した室内空気は、送風手段によって第1利用側熱交換器12に再度供給され、冷媒の蒸発熱で冷却される。このように、室内空気が循環しているのである。
ここで、第2室内機3を増設した場合には、分岐配管閉止手段19及びガスヘッダ閉止手段111を閉止し、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112を開放することで、第1利用側熱交換器12に流入していた冷媒の一部を第2室内機3内の第2利用側熱交換器31へ流入させることができる。そうすれば、第1室内機1と同様に、冷却された空気で冷却対象域や発熱機器を冷却することができる。また、第2室内機3へ流入する冷媒の流量は、液分岐配管15bに分配される流量と同等であり、その分配量の割合によって第2室内機3の能力が決定される。
第1室内機1のサーモ発停等の運転情報は、第1室内機伝送手段113より室外機2の室外機伝送手段23に送信される。また、第2室内機3のサーモ発停等の運転情報は、第2室内機伝送手段33より第1室内機伝送手段113を経由した後、室外機2の室外機伝送手段23に送信される。そして、制御装置50は、それらの情報に基づいて圧縮機21の容量制御を実行するようになっている。なお、第2室内機伝送手段33と室外機伝送手段23とが伝送線で接続されている場合には、第1室内機伝送手段113を経由させず、室外機2の室外機伝送手段23に直接送信すればよい。
また、分岐配管閉止手段19、ガスヘッダ閉止手段111、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112の開閉は、第2室内機3を増設する際に手動で行なってもよく、制御装置50により自動で行なってもよい。たとえば、第2室内機3が新たに接続されたことを、第1室内機1又は室外機2を設けた機能設定手段63により設定し、または増設室内機検出手段64で検出し、その情報に基づいて制御装置50が自動で分岐配管閉止手段19及びガスヘッダ閉止手段111を閉止し、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112を開放するようにしてもよい。
さらに、一旦増設された後では、制御装置50は、第1室内機1、第2室内機3又はこれらの周辺に設けた空気状態検出手段61により検出された室内機吸込み空気温度あるいは室内機吹出し空気温度などの情報に基づいて、第1室内機1での空調能力が必要であるとの判断をしたり、第2室内機3での空調能力が不要であるとの判断をしたりするようにできる。なお、手動に限らず、自動で分岐配管閉止手段19及びガスヘッダ閉止手段111を開放し、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112を閉止するようにしてもよい。
以上のように、空気調和装置100は構成されているため、第1室内機1及び室外機2を据付けた後であっても冷媒回路を分岐させ(第2冷凍サイクルBを形成し)、新たな室外機2を増設することなく、第2室内機3のみを増設することが容易に実行できる。したがって、冷却対象域に要する負荷が空気調和装置100の容量より小さく(たとえば、負荷が空気調和装置100の容量の60%程度)、コンピュータ等の発熱機器の高集積化により部分的に温度が高くなる部分、つまりホットスポットを冷却したい場合に、容易に第2室内機3を増設でき、そのホットスポットに対応した空調が実現できる。また、ホットスポットを効率的に冷却することができ省エネルギーを実現できる。さらに、新たな室外機2の増設が不要であるため、省スペース、省工事及び省コストを実現できる。
増設する第2室内機3に接続している第2接続配管42にサービスポート32を設けたので、第2室内機3を増設する際の真空引きや冷媒チャージを、第2室内機3及び接続する冷媒配管についてのみ実行することが可能となり、工事に要する手間を低減することができる。また、第1室内機1がサーモオフとなっているような状態であっても、第2室内機3の近傍で負荷が要求されているのであれば、第2室内機3のみを独立して運転させることも可能である。さらに、第2室内機3がサーモオフとなっているような状態であっても、増設する以前のように第1室内機1のみを独立して運転させることも可能である。
なお、この実施の形態1では、空気調和装置100に容量制御可能な圧縮機21が1台搭載されている場合を例に説明したが、容量制御可能な圧縮機21が少なくとも1台搭載されていればよく、圧縮機21の搭載台数を限定するものではない。この実施の形態1では、第1室内機1内に設置された第1利用側熱交換器12を分岐配管毎に分離できる構成としてもよい。また、実施の形態1では、制御装置50が室外機2に設けられている場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、第1室内機1や第2室内機3、それら以外の外部に設けるようにしてもよい。さらに、制御装置50の制御手段(CPU51)を分割し、第1室内機1や第2室内機3、それら以外の外部に設けるようにしてもよい。
また、実施の形態1では、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とを内外伝送線24で接続し、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とを伝送線34で接続した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とを、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とをそれぞれ無線通信するようにしてもよく、無線通信と有線通信とを組み合わせるようにしてもよい。
図3は、増設室外ユニット4を接続した状態における空気調和装置100の冷媒回路構成を示す概略構成図である。図3に基づいて、増設室外ユニット4を室外機2に接続した状態における空気調和装置100の回路構成について説明する。この増設室外ユニット4は、空気調和装置100に接続されることによって、空気調和装置100の冷房時における凝縮能力を向上させる機能を果たす機能を有している。この増設室外ユニット4を空気調和装置100に接続することで、空気調和装置100のもとの100%容量運転に対し、たとえば20%アップした容量運転が可能となる。
図3に示すように、増設室外ユニット4は、第1室内機1と室外機2とを接続している液配管13を介して室外機2と接続するようになっている。つまり、増設室外ユニット4は、室外機2内の液配管13から分岐させた2つの接続配管(第3接続配管43及び第4接続配管44)に接続されるようになっている。この増設室外ユニット4は、室外機2と同様に、送風手段(図示省略)及び熱源側熱交換器(第2熱源側熱交換器)22aを備えているとともに、サービスポート32を備えている。すなわち、増設室外ユニット4は、サービスポート32、第3冷媒回路開閉手段201、第1室外分岐回路開閉手段202及び第2室外分岐回路開閉手段203によって、容易に増設可能になっているのである。
第3冷媒回路開閉手段201は、室外機2内における熱源側熱交換器22の出口側における液配管13(熱源側熱交換器22と膨張弁11との間における液配管13)に設けられている。第3接続配管43は、熱源側熱交換器22と第3冷媒回路開閉手段201との間における液配管13に接続されている。この第3接続配管43には、第1室外分岐回路開閉手段202が設けられている。第4接続配管44は、第3冷媒回路開閉手段201と膨張弁11との間における液配管13に接続されている。この第4接続配管43には、第2室外分岐回路開閉手段203が設けられている。つまり、増設室外ユニット4は、第3冷媒回路開閉手段201、及び、第3冷媒回路開閉手段201の前後に接続されている第3接続配管43及び第4接続配管44を介して室外機2に接続可能になっている。
増設室外ユニット4を接続し、この増設室外ユニット4に冷媒を流通させる場合、第3冷媒回路開閉手段201を閉止するとともに、第1室外分岐回路開閉手段202及び第2室外分岐回路開閉手段203を開放すればよい。そうすれば、室外機2の熱源側熱交換器22から流出した冷媒は、第1室外分岐回路開閉手段202を介して液配管13から第3接続配管43に流入し、増設室外ユニット4の熱源側熱交換器22aを経由してから第4接続配管44に流入し、第2室外分岐回路開閉手段203を介して液配管13に戻ることになる。
したがって、空気調和装置100が最大容量で運転しており、室内熱交換器(第1利用側熱交換器12や第2利用側熱交換器31)の分割が不可であると判定されたとしても、第3冷媒回路開閉手段201を閉止、第1室外分岐回路開閉手段202及び第2室外分岐回路開閉手段203を開放することで、冷媒を増設室外ユニット4を経由させることができ、空気調和装置100の冷房時における凝縮能力を補填することができる。なお、増設室外ユニット4に送風手段を備えた場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、たとえば増設室外ユニット4に送風手段を備えず、室外機2に備えた送風手段5を利用するようにしてもよい。
図4は、室外機2と増設室外ユニット4との配置関係を説明するための説明図である。図4に基づいて、室外機2に備えた送風手段5を増設室外ユニット4の送風手段として兼用させた場合について説明する。この図4に示す増設室外ユニット4には送風手段が備えられていないものとする。そして、第3接続配管43及び第4接続配管44の引き回しによって、増設室外ユニット4を室外機2の風路(図中に示す矢印)の出口側に設置するようにしている。つまり、熱源側熱交換器22aを熱源側熱交換器22の風下側に配置している。このようにすることで、増設室外ユニット4に送風手段を備えなくても、室外機2の送風手段5を利用することができ、更に省コストを実現できる。
図5は、制御手段50が実行する各機器を制御する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5に基づいて、制御手段50が実行する通常時における各機器を制御する際の処理の流れの一例について説明する。制御手段50は、Tin_mainとTm_mainとの差温ΔTを求め、必要能力を演算し、圧縮機21の出力(増速あるいは減速しているのか、又は、吐出冷媒量など)を決定する(ステップS101)。ここで、Tinは室内吸込温度(吹出温度であってもよい)を、Tmは左記に対する目標温度(目標設定温度であってもよい)を、mainは第1室内機1の値をそれぞれ表している。
次に、制御手段50は、差温ΔTがほとんどなく(たとえば、±0.5℃)、圧縮機21の運転容量から最大周波数に対してどの程度(N%)で運転しているかを判断する(ステップS102)。つまり、制御手段50は、圧縮機21の現在の必要能力を算出し、圧縮機21に増速する余力があるかどうか判断する。そして、制御手段50は、N%の段階(たとえば、N<50%、50%≦N<75%、75%≦Nの3段階)により、室内熱交換器(第1利用側熱交換器12及び第2利用側熱交換器31)の必要容量を決定する(ステップS103)。つまり、制御手段50は、N%の段階によって室内機熱交換器分割が可能であれば、たとえば第1利用側熱交換器12の分岐配管閉止手段19を閉止し、第1冷媒回路開閉手段110を開放することで、第2室内機3へ冷媒を分配可能にする。
制御手段50は、N≧75%であれば、室内機熱交換器分割不可であると判断する(ステップS104)。つまり、第1室内機1が最大容量付近で運転していると、冷媒回路系内の冷媒流量を第2室内機3へ分配することができないのである。これを解消するために、事前に圧縮機21の容量を大きくしておき、かつ室外機2の凝縮能力を挙げる必要がある。たとえば、通常の圧縮機最大容量は120Hzだが、馬力によって制御上の最大周波数を100Hzなどにしていることがある。したがって、凝縮能力さえあれば圧縮機21をさらに容量アップさせることが可能である。なお、圧縮機21自身を大容量へ載せ替えてもよい。また、上述した増設室外ユニット4を追加接続することで、運転容量を100%以上にすることも可能である。
一方、制御手段50は、N<75%であれば、室内熱交換器分割可能であると判断する(ステップS105)。そして、制御手段50は、N<50%なら分割パターンA、50%≦N<75%なら分割パターンBとして分割パターンを決定する(ステップS106)。なお、この空気調和装置100であれば、分割パターンは1つしか存在しない。つまり、ステップS103で説明したように、分岐配管閉止手段19を閉止、第1冷媒回路開閉手段110を開放することで、第2室内機3へ冷媒を分配可能にする分割パターンのみ実現することができる。
分割パターンを決定した制御手段50は、Tin_subとTm_subとを比較し、第2室内機3の運転の要否を判断、つまりサーモオン/オフの判定を実行する(ステップS107)。ここで、subは第2室内機3の値を表している。制御手段50は、Tin_subがTm_subより大きい(Tin_sub>Tm_sub)と判断すると、サーモオンを実行する。なお、Tm_subは手動設定、あるいはTm_main+M℃(Mは任意設定可能)となる自動設定のうちいずれかを選択できるようにしている。
それから、制御手段50は、決定した分割パターンに合わせて、実際に第1利用側熱交換器12側の分岐配管閉止手段19を閉止する(ステップS108)。また、制御手段50は、分岐配管閉止手段19に対応する第1冷媒回路開閉手段110を開放する(ステップS109)。すなわち、制御装置50は、第2室内機3側への冷媒流路を確保し、第2室内機3に冷媒を流通させるようにする。それに伴い、制御手段50は、第2室内機3の送風手段を回転させ、第2室内機3の能力割合分の圧縮機21への冷媒流量を増やし、必要能力を確保する(ステップS110)。
その後、制御手段50は、Tin_subとTm_subとを比較し、第2室内機3の運転の要否を判断、つまりサーモオン/オフの判定を実行する(ステップS111)。制御手段50は、Tin_subがTm_sub以下(Tin_sub≦かTm_sub)と判断すると、サーモオフを実行する。つまり、制御手段50は、第2室内機3の送風手段を停止させることでサーモオフを実行する(ステップS112)。そして、制御手段50は、第2室内機3の能力割合分の圧縮機21への冷媒流量を減らす(ステップS113)。
一方、制御手段50は、第1室内機1の能力不足を検出する(ステップS114)。たとえば、制御手段50は、Tin_mainをTm_main+1℃より大きくすることでディファレンシャルをもたし、第1室内機1の能力不足を検出することができる。制御手段50は、第1室内機1の能力が不足していると判断すると、第2室内機3を停止させ、第1冷媒回路開閉手段110を閉止する(ステップS115)。また、制御手段50は、第1冷媒回路開閉手段110に対応する分岐配管閉止手段19を開放する(ステップS116)。すなわち、制御装置50は、第1室内機1側への冷媒流路を確保し、第2室内機3への冷媒の流通を停止させるようにする。以上の制御例のように、空気調和装置100では、第1室内機1と第2室内機3への冷媒の分配を実行している。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100aの冷媒回路構成を示す概略構成図である。図6に基づいて、実施の形態2に係る空気調和装置100a全体の回路構成及び空気調和装置100aの動作について説明する。この空気調和装置100aは、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転や暖房運転を行なうものである。なお、この実施の形態2では上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
空気調和装置100aは、第1室内機1aと、室外機2と、第2室内機3aとで構成されている。この空気調和装置100aは、第1室内機1a内に膨張弁114a及び膨張弁114bが設けられ、第2室内機3a内に膨張弁35(第2膨張弁)が設けられている点で、実施の形態1に係る空気調和装置100と異なっている。膨張弁114aは、第1室内機1a内で冷媒分配手段14と液ヘッダ25aとの間における液分岐配管15aに設けられ、膨張弁114bは、第1室内機1a内で冷媒分配手段14と液ヘッダ25bとの間における液分岐配管15bに設けられている。また、膨張弁35は、第2室内機3a内で第1冷媒回路開閉手段110と第2利用側熱交換器31との間における第1接続配管41に設けられている。
つまり、空気調和装置100aは、分岐配管閉止手段19を設けずに、第1室内機1aに2つの膨張弁(膨張弁114a及び膨張弁114b)を、第2室内機3aに1つの膨張弁(膨張弁35)をそれぞれ設けるようにしている。膨張弁114a、膨張弁114b及び膨張弁35は、膨張弁11と同様に冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁114a、膨張弁114b及び膨張弁35は、たとえば開度が可変に制御可能な電子式膨張弁や温度式膨張弁等で構成するとよい。また、膨張弁114a、膨張弁114b及び膨張弁35は、制御装置50により開度が制御されるようになっている。
次に、空気調和装置100aの動作について説明する。
ここでは、空気調和装置100aが実行する冷房運転を中心に説明する。空気調和装置100aの第1冷凍サイクルA及び第2冷凍サイクルBには冷媒が封入されている。この冷媒は、圧縮機21で高温・高圧にされ、圧縮機21から吐出して、熱源側熱交換器22に流入する。熱源側熱交換器22に流入した冷媒は、送風手段から供給される空気と熱交換して凝縮液化する。すなわち、冷媒は放熱して液体に状態変化するのである。凝縮液化した冷媒は、液配管13を導通し、冷媒分配手段14で液分岐配管15a及び液分岐配管15bに分流されて膨張弁114a及び膨張弁114bに流入する。
膨張弁114a及び膨張弁114bに流入した冷媒は、減圧され膨張して、液とガスの低温・低圧の気液二相状態の冷媒に状態変化する。この気液二相冷媒は、液ヘッダ25a及び液ヘッダ25bで伝熱管26に分流されて第1利用側熱交換器12に流入する。第1利用側熱交換器12に流入して気液二相冷媒は、送風手段から供給される室内循環空気と熱交換して蒸発ガス化する。すなわち、空気から吸熱して(空気を冷却して)、気体に状態変化するのである。蒸発ガス化した冷媒は、第1利用側熱交換器12から流出し、ガスヘッダ16a及びガスヘッダ16bを介し、ガス分岐配管27a及びガス分岐配管27bで合流した後、冷媒合流手段17で更に合流し、ガス配管18を導通し、圧縮機21に再度吸入される。
第1利用側熱交換器12に供給される室内空気は、この第1利用側熱交換器12に流入した冷媒の蒸発熱により冷却され、図示省略の送風手段によって第1室内機1aが設置されている冷却対象域に供給され、その冷却対象域や設置されている発熱機器等を冷却することで温度が上昇することになる。そして、温度上昇した室内空気は、送風手段によって第1利用側熱交換器12に再度供給され、冷媒の蒸発熱で冷却される。このように、室内空気が循環しているのである。
ここで、第2室内機3aを増設した場合には、ガスヘッダ閉止手段111を閉止し、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112を開放することで、第1利用側熱交換器12に流入していた冷媒の一部を第2室内機3a内の第2利用側熱交換器31へ流入させることができる。そうすれば、第1室内機1aと同様に、冷却された空気で冷却対象域や発熱機器を冷却することができる。また、第2室内機3aへ流入する冷媒の流量は、液分岐配管15bに分配される流量と同等であり、その分配量の割合によって第2室内機3aの能力が決定される。
第1室内機1aのサーモ発停等の運転情報は、第1室内機伝送手段113より室外機2の室外機伝送手段23に送信される。また、第2室内機3aのサーモ発停等の運転情報は、第2室内機伝送手段33より第1室内機伝送手段113を経由した後、室外機2の室外機伝送手段23に送信される。そして、制御装置50は、それらの情報に基づいて圧縮機21の容量制御を実行するようになっている。なお、第2室内機伝送手段33と室外機伝送手段23とが伝送線で接続されている場合には、第1室内機伝送手段113を経由させず、室外機2の室外機伝送手段23に直接送信すればよい。
また、ガスヘッダ閉止手段111、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112の開閉は、第2室内機3aを増設する際に手動で行なってもよく、制御装置50により自動で行なってもよい。たとえば、第2室内機3aが新たに接続されたことを、第1室内機1a又は室外機2で検出し、その情報に基づいて制御装置50が自動でガスヘッダ閉止手段111を閉止し、第1冷媒回路開閉手段110及び第2冷媒回路開閉手段112を開放するようにしてもよい。
以上のように、空気調和装置100aは構成されているため、第1室内機1a及び室外機2を据付けた後であっても冷媒回路を分岐させ(第2冷凍サイクルBを形成し)、新たな室外機2を増設することなく、第2室内機3aのみを増設することが容易に実行できる。したがって、冷却対象域に要する負荷が空気調和装置100aの容量より小さく(たとえば、負荷が空気調和装置100aの容量の60%程度)、ホットスポットを冷却したい場合に、容易に第2室内機3aを増設でき、そのホットスポットに対応した空調が実現できる。また、新たな室外機2の増設が不要であるため、省スペース、省工事及び省コストを実現できる。
空気調和装置100aでは、増設する第2室内機3aに接続している第2接続配管42にサービスポート32を設けたので、第2室内機3aを増設する際の真空引きや冷媒チャージを、第2室内機3a及び接続する冷媒配管についてのみ実行することが可能となり、工事に要する手間を低減することができる。また、第1室内機1aがサーモオフとなっているような状態であっても、第2室内機3aの近傍で負荷が要求されているのであれば、第2室内機3aのみを独立して運転させることも可能である。さらに、第1利用側熱交換器12及び第2利用側熱交換器31の入口(冷房運転時の冷媒の流入口)直前に膨張弁114a、膨張弁114b及び膨張弁35を設置しているため、適切な流量調整をすることができ、負荷に見合った適切な熱処理を実現できる。
なお、この実施の形態2では、空気調和装置100aに容量制御可能な圧縮機21が1台搭載されている場合を例に説明したが、容量制御可能な圧縮機21が少なくとも1台搭載されていればよく、圧縮機21の搭載台数を限定するものではない。この実施の形態2では、第1室内機1a内に設置された第1利用側熱交換器12を分岐配管毎に分離できる構成にしてもよい。また、実施の形態2では、制御装置50が室外機2に設けられている場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、第1室内機1aや第2室内機3a、それら以外の外部に設けるようにしてもよい。
また、実施の形態2では、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とを内外伝送線24で接続し、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とを伝送線34で接続した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とで、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とでそれぞれ無線通信するようにしてもよく、無線通信と有線通信とを組み合わせるようにしてもよい。
この実施の形態2の内容に、実施の形態1で説明した図2〜図4の内容を組み合わせるようにしてもよい。また、この実施の形態2の内容に、実施の形態1で説明した図5の制御例を応用させてもよい。この場合、膨張弁114bを閉止し、それに対応する第1冷媒回路開閉手段110を開放にすることで、冷媒を分配すればよい(図5のステップS103に相当する部分)。また、分割パターンによっては、膨張弁114bの開度を半分にするといった分割の仕方でもよい。
具体的には、たとえば分割パターンAを膨張弁114b全閉、パターンBを膨張弁114bを現在の開度の1/2と設定しておくことができる(図5のステップS106に相当する部分)。このように、パターンに対する分割パターンを事前に決定しておき、それを設定しておけばよい。なお、実施の形態1では、分岐配管閉止手段19の開閉を制御することで冷媒の流路を決定したが、実施の形態2では、膨張弁114bの開度を制御することで冷媒の流路を決定するようになっている。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置100bの冷媒回路構成を示す概略構成図である。図7に基づいて、実施の形態3に係る空気調和装置100b全体の回路構成及び空気調和装置100bの動作について説明する。この空気調和装置100bは、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転や暖房運転を行なうものである。なお、この実施の形態3では上述した実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
空気調和装置100bは、第1室内機1aと、室外機2と、2台の第2室内機3aとで構成されている。実施の形態3に係る空気調和装置100bは、第2室内機3aが2台接続されている点で、実施の形態2に係る空気調和装置100aと異なっている。この空気調和装置100bは、2台の第2室内機3aを接続するために、冷媒分配手段14で液配管13が3つ(液分岐配管15a、液分岐配管15b及び液分岐配管15c)に分岐され、3つのガス分岐配管(ガス分岐配管27a、ガス分岐配管27b及びガス分岐配管27c)が冷媒合流手段17で合流されている。
そして、液分岐配管15cには、液分岐配管15a及び液分岐配管15bと同様に膨張弁114cが設けられ、複数本の伝熱管26cが接続している液ヘッダ25cに接続されている。そして、伝熱管26cが第1利用側熱交換器12と接続している。つまり、液ヘッダ25cで、液分岐配管15cから流入した冷媒が各伝熱管26cに分配されるようになっているのである。なお、以下の説明で、伝熱管26a、伝熱管26b及び伝熱管26cをまとめて伝熱管26と称する場合がある。伝熱管26cは、第1利用側熱交換器12を介し、ガスヘッダ16cに接続されている。このガスヘッダ16cには、ガス配管18が分岐したガス分岐配管27cが接続されている。
液分岐配管15cは、液分岐配管15bと同様に、冷媒分配手段14と膨張弁114cとの間で更に第1接続配管41aに分岐されている。この第1接続配管41aには、冷媒配管の接続が可能な第1冷媒回路開閉手段110aが設置されている。また、ガスヘッダ16cと冷媒合流手段17との間におけるガス分岐配管27cには、ガス分岐配管27bと同様にガスヘッダ閉止手段111aが設けられている。このガス分岐配管27cは、ガス分岐配管27bと同様に、冷媒合流手段17とガスヘッダ閉止手段111aとの間で更に第2接続配管41aに分岐されている。また、第2接続配管41aには、冷媒配管の接続が可能な第2冷媒回路開閉手段112aが設置されている。
以上説明したように、空気調和装置100bは、第1接続配管41及び第1接続配管41a、第2接続配管42及び第2接続配管42aを設置することによって、2台の第2室内機3aを接続しているのである。つまり、空気調和装置100bには、第2冷凍サイクルBが2つ形成されるようになっているのである。こうすることによって、空気調和装置100bでは、複数のホットスポットに第2室内機3aを設置でき、ホットスポットのそれぞれに対応した空調が実現できる。なお、各第2室内機3aには、第2室内機伝送手段33が設けられており、各第2室内機伝送手段33が伝送線36で接続されている。
次に、空気調和装置100bの動作について説明する。
空気調和装置100bの動作は、実施の形態2に係る空気調和装置100bの動作と基本的に同じである。したがって、2台の第2室内機3aを増設した場合を中心に説明するものとする。2台の第2室内機3aを増設した場合には、ガスヘッダ閉止手段111及びガスヘッダ閉止手段111aを閉止し、第1冷媒回路開閉手段110及び第1冷媒回路開閉手段110a、第2冷媒回路開閉手段112及び第2冷媒回路開閉手段112を開放することで、第1利用側熱交換器12に流入していた冷媒の一部を2台の第2室内機3a内の第2利用側熱交換器31へ流入させることができる。
そうすれば、第1室内機1aと同様に、冷却された空気で冷却対象域や発熱機器を冷却することができる。また、2台の第2室内機3aへ流入する冷媒の流量は、液分岐配管15bに分配される流量と同等であり、その分配量の割合によって第2室内機3aの能力が決定される。なお、2台の第2室内機3aを同時に増設した場合を例に説明するが、これに限定するものではない。たとえば、第2室内機3aを1台ずつ増設する場合には、増設する第2室内機3aに応じてガスヘッダ閉止手段や、第1冷媒回路開閉手段、第2冷媒回路開閉手段の開閉を調整するとよい。
以上のように、空気調和装置100bは構成されているため、第1室内機1a及び室外機2を据付けた後であっても冷媒回路を分岐させ(2つの第2冷凍サイクルBを形成し)、新たな室外機2を増設することなく、第2室内機3aのみを増設することが容易に実行できる。したがって、冷却対象域に要する負荷が空気調和装置100bの容量より小さく(たとえば、負荷が空気調和装置100bの容量の60%程度)、ホットスポットを冷却したい場合に、容易に第2室内機3aを増設でき、そのホットスポットに対応した空調が実現できる。また、新たな室外機2の増設が不要であるため、省スペース、省工事及び省コストを実現できる。さらに、複数のホットスポットに対応させて第2室内機3aを設置することができる。
空気調和装置100bでは、増設する各第2室内機3aに接続している第2接続配管42にサービスポート32を設けたので、第2室内機3aを増設する際の真空引きや冷媒チャージを、各第2室内機3a及び接続する各冷媒配管についてのみ実行することが可能となり、工事に要する手間を低減することができる。また、第1室内機1aがサーモオフとなっているような状態であっても、各第2室内機3aの近傍で負荷が要求されているのであれば、各第2室内機3aのみを独立して運転させることも可能である。さらに、第1利用側熱交換器12及び第2利用側熱交換器31の入口(冷房運転時の冷媒の流入口)直前に膨張弁114a、膨張弁114b、膨張弁114c及び膨張弁35を設置しているため、適切な流量調整をすることができ、負荷に見合った適切な熱処理を実現できる。
なお、この実施の形態3では、空気調和装置100bに容量制御可能な圧縮機21が1台搭載されている場合を例に説明したが、容量制御可能な圧縮機21が少なくとも1台搭載されていればよく、圧縮機21の搭載台数を限定するものではない。この実施の形態3では、第1室内機1a内に設置された第1利用側熱交換器12を分岐配管毎に分離できる構成にしてもよい。また、実施の形態3では、制御装置50が室外機2に設けられている場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、第1室内機1aや第2室内機3a、それら以外の外部に設けるようにしてもよい。
また、実施の形態3では、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とを内外伝送線24で接続し、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とを伝送線34で接続し、各第2室内機伝送手段を伝送線36で接続した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、室外機伝送手段23と第1室内機伝送手段113とを、第1室内機伝送手段113と第2室内機伝送手段33とを、各第2室内機伝送手段33をそれぞれ無線通信するようにしてもよく、無線通信と有線通信とを組み合わせるようにしてもよい。
この実施の形態3の内容に、実施の形態1で説明した図2〜図4の内容を組み合わせるようにしてもよい。また、この実施の形態3の内容に、実施の形態1で説明した図5の制御例を応用させてもよい。この場合、膨張弁114b又は膨張弁114cを閉止し、それに対応する第1冷媒回路開閉手段110又は第1冷媒回路開閉手段110aを開放にすることで、冷媒を分配すればよい(図5のステップS103に相当する部分)。また、分割パターンによっては、膨張弁114b及び膨張弁114cの開度を半分にするといった分割の仕方でもよい。
具体的には、たとえば分割パターンA(N<30%)を膨張弁114b及び膨張弁114c全閉、分割パターンB(30<N≦60)を膨張弁114b全開、膨張弁114c全閉、分割パターンC(60<N≦80)を膨張弁114b全開、膨張弁114cを半閉と設定しておくことができる(図5のステップS106に相当する部分)。このように、パターンに対する分割パターンを事前に決定しておき、それを設定しておけばよい。なお、実施の形態1では、分岐配管閉止手段19の開閉を制御することで冷媒の流路を決定したが、実施の形態3では、実施の形態2と同様に、膨張弁114b及び膨張弁114cの開度を制御することで冷媒の流路を決定するようになっている。
なお、実施の形態3では、冷媒分配手段14により液配管13を3つに分岐(液分岐配管15a〜液分岐配管15c)し、ガス配管18を3つに分岐(ガス分岐配管27a〜ガス分岐配管27c)している場合を例に示しているが、液配管13及びガス配管18を4つ以上に分岐し、第2室内機3aを3台以上増設可能にしてもよい。また、空気調和装置100〜空気調和装置100bに使用できる冷媒の種類を特に限定するものではなく、空気調和装置100〜空気調和装置100bの目的、用途に応じて決定するとよい。
実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す概略構成図である。 制御装置を詳細に説明するための空気調和装置の電気的な構成を示すブロック図である。 増設室外ユニットを接続した状態における空気調和装置の冷媒回路構成を示す概略構成図である。 室外機と増設室外ユニットとの配置関係を説明するための説明図である。 制御手段が実行する各機器を制御する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す概略構成図である。 実施の形態3に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 第1室内機、1a 第1室内機、2 室外機、3 第2室内機、3a 第2室内機、4 増設室外ユニット、5 送風手段、11 膨張弁、12 第1利用側熱交換器、13 液配管、14 冷媒分配手段、15a 液分岐配管、15b 液分岐配管、15c 液分岐配管、16a ガスヘッダ、16b ガスヘッダ、16c ガスヘッダ、17 冷媒合流手段、18 ガス配管、19 分岐配管閉止手段、21 圧縮機、22 熱源側熱交換器、22a 熱源側熱交換器、23 室外機伝送手段、24 内外伝送線、25a 液ヘッダ、25b 液ヘッダ、25c 液ヘッダ、26a 伝熱管、26b 伝熱管、27a ガス分岐配管、27b ガス分岐配管、27c ガス分岐配管、31 第2利用側熱交換器、32 サービスポート、33 第2室内機伝送手段、34 伝送線、35 膨張弁、36 伝送線、41 第1接続配管、41a 第1接続配管、42 第2接続配管、42a 第2接続配管、43 第3接続配管、44 第4接続配管、50 制御装置、51 CPU、51a 圧縮機駆動周波数制御手段、51b 送風手段回転数制御手段、51c 膨張弁開度制御手段、51d 分岐配管閉止手段開閉制御手段、51e 第1冷媒回路開閉手段開閉制御手段、51f ガスヘッダ閉止手段開閉制御手段、51g 第2冷媒回路開閉手段開閉制御手段51g、52 データバス、53 入出力ポート、54 記憶手段、55 タイマー、61 空気状態検出手段、62 運転状態検出手段、63 機能設定手段、64 増設室内機検出手段、100 空気調和装置、100a 空気調和装置、100b 空気調和装置、110 第1冷媒回路開閉手段、110a 第1冷媒回路開閉手段、111 ガスヘッダ閉止手段、111a ガスヘッダ閉止手段、112 第2冷媒回路開閉手段、112a 第2冷媒回路開閉手段、113 第1室内機伝送手段、114a 膨張弁、114b 膨張弁、114c 膨張弁。

Claims (17)

  1. 圧縮機と、熱源側熱交換器と、膨張弁と、利用側熱交換器とを順次接続した冷凍サイクルを備え、
    前記膨張弁と前記利用側熱交換器とを、液配管及び前記液配管から分岐した複数の液分岐配管を介して接続し、
    前記圧縮機と前記利用側熱交換器とを、ガス配管及び前記ガス配管から分岐した複数のガス分岐配管を介して接続した空気調和装置であって、
    前記液分岐配管の少なくとも1つに設けた分岐配管閉止手段と、
    前記ガス分岐配管の少なくとも1つに設けたガスヘッダ閉止手段と、
    前記液配管の分岐部と前記分岐配管閉止手段との間の前記液分岐配管に接続した第1接続配管と、
    前記第1接続配管に設けた第1冷媒回路開閉手段と、
    前記第1接続配管に連通可能になっており、前記ガスヘッダ閉止手段と前記ガス配管の合流部との間の前記ガス分岐配管に接続した第2接続配管と、
    前記第2接続配管に設けた第2冷媒回路開閉手段と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記利用側熱交換器とは別の第2利用側熱交換器を、
    前記第1冷媒回路開閉手段及び前記第2冷媒回路開閉手段を介して、前記第1接続配管と前記第2接続配管とに接続可能にした
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記熱源側熱交換器と前記膨張弁との間における前記液配管に設けた第3冷媒回路開閉手段と、
    前記熱源側熱交換器と前記第3冷媒回路開閉手段との間に接続した第3接続配管と、
    前記第3接続配管に設けた第1室外分岐回路開閉手段と、
    前記第3接続配管に連通可能になっており、前記第3冷媒回路開閉手段と前記膨張弁との間に接続した第4接続配管と、
    前記第4接続配管に設けた第2室外分岐回路開閉手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記熱源側熱交換器とは別の第2熱源側熱交換器を、
    前記第3冷媒回路開閉手段を介して、前記第3接続配管と前記第4接続配管とに接続可能にした
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記圧縮機の駆動周波数、前記膨張弁の開度、前記分岐配管閉止手段の開閉、前記第1冷媒回路開閉手段の開閉、前記ガスヘッダ閉止手段の開閉、前記第2冷媒回路開閉手段の開閉、前記第3冷媒回路開閉手段の開閉、前記第1室外分岐回路開閉手段の開閉、及び、前記第2室外分岐回路開閉手段の開閉を制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記第1利用側熱交換器に流入していた冷媒の一部を前記第2利用側熱交換器へ流入させるとき、
    前記分岐配管閉止手段及び前記ガスヘッダ閉止手段を閉止し、前記第1冷媒回路開閉手段及び前記第2冷媒回路開閉手段を開放する
    ことを特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記熱源側熱交換器を流出した冷媒を前記第2熱源側熱交換器に流入させるとき、
    前記第3冷媒回路開閉手段を閉止し、前記第1室外分岐回路開閉手段及び前記第2室外分岐回路開閉手段を開放する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の空気調和装置。
  8. 圧縮機と、熱源側熱交換器と、膨張弁と、利用側熱交換器とを順次接続した冷凍サイクルを備え、
    前記熱源側熱交換器と前記膨張弁とを、液配管及び前記液配管から分岐した複数の液分岐配管を介して接続し、
    前記膨張弁を各液分岐配管に設け、
    前記圧縮機と前記利用側熱交換器とを、ガス配管及び前記ガス配管から分岐した複数のガス分岐配管を介して接続した空気調和装置であって、
    前記液配管の分岐部と少なくとも1つの前記膨張弁との間の前記液分岐配管に接続した第1接続配管と、
    前記第1接続配管に設けた第1冷媒回路開閉手段と、
    前記ガス分岐配管の少なくとも1つに設けたガスヘッダ閉止手段と、
    前記第1接続配管に連通可能になっており、前記ガスヘッダ閉止手段と前記ガス配管の合流部との間の前記ガス分岐配管に接続した第2接続配管と、
    前記第2接続配管に設けた第2冷媒回路開閉手段と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
  9. 前記利用側熱交換器とは別の第2利用側熱交換器を、
    前記第1冷媒回路開閉手段及び前記第2冷媒回路開閉手段を介して、前記第1接続配管と前記第2接続配管とに接続可能にした
    ことを特徴とする請求項8に記載の空気調和装置。
  10. 前記熱源側熱交換器と前記液配管の分岐部との間における前記液配管に設けた第3冷媒回路開閉手段と、
    前記熱源側熱交換器と前記第3冷媒回路開閉手段との間に接続した第3接続配管と、
    前記第3接続配管に設けた第1室外分岐回路開閉手段と、
    前記第3接続配管に連通可能になっており、前記第3冷媒回路開閉手段と前記液配管の分岐部との間に接続した第4接続配管と、
    前記第4接続配管に設けた第2室外分岐回路開閉手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の空気調和装置。
  11. 前記熱源側熱交換器とは別の第2熱源側熱交換器を、
    前記第3冷媒回路開閉手段を介して、前記第3接続配管と前記第4接続配管とに接続可能にした
    ことを特徴とする請求項10に記載の空気調和装置。
  12. 前記圧縮機の駆動周波数、前記膨張弁の開度、前記第1冷媒回路開閉手段の開閉、前記ガスヘッダ閉止手段の開閉、及び、前記第2冷媒回路開閉手段の開閉を制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の空気調和装置。
  13. 前記制御装置は、
    前記第1利用側熱交換器に流入していた冷媒の一部を前記第2利用側熱交換器へ流入させるとき、
    前記ガスヘッダ閉止手段を閉止し、前記第1冷媒回路開閉手段及び前記第2冷媒回路開閉手段を開放する
    ことを特徴とする請求項12に記載の空気調和装置。
  14. 前記制御装置は、
    前記熱源側熱交換器を流出した冷媒を前記第2熱源側熱交換器に流入させるとき、
    前記第3冷媒回路開閉手段を閉止し、前記第1室外分岐回路開閉手段及び前記第2室外分岐回路開閉手段を開放する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の空気調和装置。
  15. 前記第2熱源側熱交換器を前記熱源側熱交換器の風下側に配置した
    ことを特徴とする請求項4又は9に記載の空気調和装置。
  16. 前記第2冷媒回路開閉手段と前記第2利用側熱交換器との間における前記第2接続配管に、冷媒を出し入れするためのサービスポートを設けた
    ことを特徴とする請求項2〜7、9〜15のいずれかに記載の空気調和装置。
  17. 前記第2熱源側熱交換器と前記第2室外分岐回路開閉手段との間における前記第4接続配管に、冷媒を出し入れするためのサービスポートを設けた
    ことを特徴とする請求項3〜7、10〜16のいずれかに記載の空気調和装置。
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