JP4946459B2 - 衛星搭載用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人工衛星の制御を行うための、冗長系で構成された衛星搭載用制御装置に関する。
人工衛星は、その衛星の姿勢および軌道の制御を行うため、AOCE(Attitude and Orbit Control Electronics)と呼ばれる制御装置を備える。人工衛星は、通信や地球観測などのサービスを提供するために、常に自身の姿勢、軌道を特定し、所定の状態に保つ制御を行う必要がある。所定の状態に保つため、センサから取得した最新の情報により特定した姿勢,軌道情報と、前回特定した姿勢,軌道情報とを用いて、AOCEが制御情報を算出してアクチュエータを制御している。AOCEは、稼動中の系(以下、稼動中の系を主系と呼ぶ。)とバックアップ系の2系の冗長構成を取り、主系の装置で故障が検出された場合、主系の装置から自動的にバックアップ系の装置に切り替えが行われる。
従来、2系の冗長系を有する衛星搭載用機器として、複数のユーザインタフェース装置にそれぞれコマンド受信カウンタを設け、統合制御装置から送られるコマンド数をそのコマンド受信カウンタにて計数し、統合制御装置にてその計数値を送信したコマンド数と比較し、比較結果に基づいてユーザインタフェース装置の動作不良を判定して、ユーザインタフェース装置を切り替え制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−280998号公報
一般に、主系、バックアップ系を持つ2系の冗長システムにおいて、主系からバックアップ系に移行する際に主系で処理していた情報を引き継ぐ方法としてホットスタンバイ方式と呼ばれるものがある。ホットスタンバイ方式は、主系およびバックアップ系の両系で同時に処理を行う。しかし、15年以上の寿命を要求される衛星放送や衛星通信用の人工衛星では、恒常的な通電による部品の劣化および部品の劣化に伴う信頼性の低下が発生する可能性の高いホットスタンバイ方式は採用が難しい。
従って、衛星放送や衛星通信用の人工衛星では、通常はバックアップ系の電源を切断し、故障発生後、バックアップ系を起動させる方式とせざるを得ない。このため、故障発生時に主系からバックアップ系に自身の姿勢,軌道情報を引き継ぐ必要がある。
しかしながら、AOCEの系の切り替えにおいては、誤制御を防ぐため、系の切り替え時にバックアップ系が主系の電源を切断する構成を取ることが一般的である。センサから取得した情報を処理して得た人工衛星の姿勢,軌道情報は、揮発性メモリを使用しているメモリーエリアに保持される。このため、系の切り替え時に主系の電源が切断されると、これらの情報は失われる。従って、バックアップ系のAOCEは、立ち上がり後(起動後)に、前回の姿勢,軌道情報無しに姿勢の制御を行わなくてはならない。このため、系の切り替え時は、精度の高い姿勢制御を行うことができない、精度を高めるために時間のかかる複雑な処理を行う、などの問題がある。そして、この間、それに伴い、搭載衛星における放送や通信などの衛星のミッション機能に依存したサービスの質が低下する、最悪の場合、サービスが中断する、などの事態が発生している。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、主系の制御装置からバックアップ系の制御装置への切り替え時において、搭載衛星におけるサービスの質を維持することを目的とする。
本発明による衛星搭載用制御装置は、
同一構成から成る主系の制御装置とバックアップ系の制御装置とを、切り替え可能な冗長系を成す衛星搭載用制御装置であって、
上記主系およびバックアップ系の制御装置は、衛星の状態を示す情報を格納する第1のメモリと、上記第1のメモリに格納される衛星の状態を示す情報のうち特定の情報を格納する第2のメモリと、上記衛星の状態を示す情報に基づいて、衛星の動態制御を行うための制御指令情報を算出するともに、上記第1のメモリおよび第2のメモリに対するデータの書込みを制御する制御部と、上記第2のメモリに格納される特定の情報を、上記バックアップ系に出力するインターフェース回路と、制御装置内部の異常を検知する監視部と、
をそれぞれ備え、
上記主系の監視部は、上記主系の制御装置内部での異常の発生を検知した場合に上記バックアップ系の制御装置を起動し、上記バックアップ系のインターフェース回路は、上記バックアップ系の制御装置の起動後に上記主系の第2のメモリへの特定の情報の書込みを禁止するとともに、上記主系の第2のメモリから特定の情報を読み出し、上記バックアップ系の制御部は、上記主系の第2のメモリから読み出された特定の情報を受けた後、上記主系の制御装置の電源を切断し、上記主系の第2のメモリから読み出された特定の情報に基づいて制御指令情報の算出を開始する、ことを特徴としたものである。
また、本発明による衛星搭載用制御装置は、同一構成から成る主系の制御装置とバックアップ系の制御装置と、上記主系およびバックアップ系の制御装置の外部に設けられたメモリユニットとを有し、主系の制御装置とバックアップ系の制御装置とを切り替え可能な冗長系を成す衛星搭載用制御装置であって、
上記主系およびバックアップ系の制御装置は、衛星の状態を示す情報を格納する第1のメモリと、上記衛星の状態を示す情報に基づいて、衛星の動態制御を行うための制御指令情報を算出するともに、上記第1のメモリに対するデータの書込みを制御する制御部と、制御装置内部の異常を検知する監視部と、をそれぞれ備え、
上記メモリユニットは、上記第1のメモリに格納される衛星の状態を示す情報のうち特定の情報を格納する第2のメモリと、上記第2のメモリに格納される特定の情報を、上記バックアップ系に出力するインターフェース回路と、を備え、
上記主系の監視部は、上記主系の制御装置内部での異常の発生を検知した場合に上記バックアップ系の制御装置を起動し、上記バックアップ系の制御部は、上記バックアップ系の制御装置の起動後に上記メモリユニットの第2のメモリへの特定の情報の書込みを禁止するとともに、上記メモリユニットの第2のメモリから特定の情報を読み出した後、上記主系の制御装置の電源を切断して、上記主系の第2のメモリから読み出された特定の情報に基づいて制御指令情報の算出を開始する、ものであっても良い。
本発明によれば、主系からバックアップ系への移行時に、バックアップ系での制御情報の算出が容易となり、主系の故障により系の移行を行わなければならない場合、衛星通信や衛星放送などのサービスの中断や、質の低下を防ぐことができる。
実施の形態1.
以下、図面を用いて、本発明に係る実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態におけるAOCEのハードウェア構成を示す図である。本実施の形態のAOCEは、AOCE100とACOE200との2つの同じ構成を有する系を備える。
以下、代表してAOCE100を取り上げて説明する。図において、AOCE200については、冗長系の切り替え動作を説明するための主な構成のみ記載し、区別する必要がある場合は、AOCE200の構成についてはAOCE100の同じ構成要素の符号にbを付している。現在動作している側を主系と呼び、待機している側をバックアップ系と呼ぶ。AOCE100とAOCE200は、その何れか一方が主系で他方がバックアップ系となる。
図において、AOCE100は、各種プログラムを保持するプログラムメモリ102と、プログラムメモリ102に保持されている各種プログラムを実行するCPU101とを備える。また、AOCE100は、衛星に搭載された外部のセンサ111および外部のアクチュエータ110との間で情報の授受を行うインターフェースであるI/O103と、TLM(Telemetory;テレメトリー)信号を出力するためのインターフェースであるI/O104と、CPU101の処理情報や各I/Oとの間の入出力情報を読み書きするためのワーク領域であり揮発性メモリから成るメモリーエリアA105と、を備える。また、AOCE内部での故障の箇所の検知と当該箇所の切り離し処理を行う監視部を構成するFDIR(Failure Detection and Isolation Recovery)106と、バックアップ系への切り替え時に切り替えを指示する信号を送出するインターフェースであるI/O107と、逆に切り替えを指示する信号を受けた場合に他系をOFFする信号を出力するI/FであるI/O108と、を備える。
さらに、AOCE100は、主系もしくはバックアップ系から他の系の切り替え時に必要な制御情報を保持するための一時格納メモリであるメモリーエリアB204と、I/O201と、トランシーバ203とを備える。メモリーエリアB204は不揮発性メモリから成り、バックアップ系が、系への切り替え直後に、自身の姿勢、軌道を算出するために必要な情報を保持する。また、トランシーバ203は、後述するMemory access disable信号(以後、書込禁止信号と呼ぶ。)を受け取ると、CPU101からメモリーエリアB204への書込み処理のためのアクセスを遮断する。I/O201は、バックアップ系に書込禁止信号を出力するためのインターフェースである。I/O201とトランシーバ203とデータバス109は、他の系のAOCEと自系のメモリーエリアB204との間における、メモリーエリアB204へのアクセス制御のためのインターフェース回路を構成する。
次に、AOCE200については、AOCE100と同一構成であるので、上述したとおり詳細な記載及び図示を省略する。図1においては、CPU101b、メモリーエリアA105b、I/O107b、I/O108b、メモリーエリアB204b、I/O201b、トランシーバ203b、データバス109bのみ図示している。
次に、AOCE100のCPU101がプログラムメモリ102に格納されているプログラムを実行することにより実現される機能について説明する。図2は、本実施の形態におけるAOCE100の機能構成を説明するための図である。
図に示すように、本実施の形態のAOCE100は、姿勢,軌道情報書込部502と、格納情報特定部503と、書込禁止信号出力部504と、他系情報取得部505と、AOCE全体の動作を制御する制御部501と、を構成する。なお、これらの機能は、プログラムのみでなくハードウェアにより実現するよう構成してもよい。
制御部501は、AOCE100全体の動作の制御に加え、衛星に搭載されたセンサ111が取得した情報の処理を行う。制御部501は、衛星に搭載されたセンサ111が周期的に取得した太陽角(太陽のセンサ面に対する角度を意味する)、地球角(地球のセンサ面に対する角度を意味する)などのセンサ情報をI/O103を介して受け取る。そして、受け取った情報を用いて、慣性座標系に対する衛星の現在の姿勢角を表現するパラメータ(オイラー角やブレイトン角など)や、パドル角度や、現在の軌道上での衛星の存在位置を表現する軌道六要素から成る姿勢,軌道情報を算出する(以下、姿勢および軌道決定処理)。軌道六要素は、軌道長半径、離心率、軌道傾斜角、昇交点赤径、真近点離角、近地点引数から成る。
制御部501は、センサ111が取得したセンサ情報と算出した姿勢,軌道情報を、当該情報を取得した時刻の情報(以下、時刻情報)および衛星のステータス情報とともに、制御情報として格納情報特定部503に受け渡す。ステータス情報は、動作させる機器として選択した動作中の衛星搭載機器の情報や故障であることが確定している部位の情報などを含む。また、制御部501は、制御情報における新たに算出した姿勢,軌道情報と、制御情報における前回算出した姿勢,軌道情報とからアクチュエータの目標回転角度、アクチュエータの目標角速度などの制御指令情報を算出し、I/O103を介して衛星に搭載された複数のアクチュエータ110に出力する。各アクチュエータ110としては、モーメンタムホイールや、スラスターや、磁気トルカなどが用いられる。
格納情報特定部503は、制御部501から受け取った制御情報の中で、メモリーエリアB204へ記録すべき情報を特定した後、特定された情報を姿勢軌道情報書込部502に受け渡す。このメモリーエリアB204に記録すべき特定された情報は、系が切り替わった際、バックアップ系で制御指令情報を算出するために必要な制御情報であり、予めプログラム内で特定するよう構成してもよいし、地上からコマンドにより指示するよう構成してもよい。特定された情報とは、姿勢,軌道情報と当該情報を取得した時刻の情報や、パドル角度や、ステータス情報を含んだものであり、少なくとも姿勢,軌道情報を有する必要がある。
姿勢,軌道情報書込部502は、格納情報特定部503から受け取った姿勢,軌道情報、時刻情報を少なくとも含む制御情報をメモリーエリアA105およびメモリーエリアB204に格納する。このとき、メモリーエリアA105には、受け取った全ての姿勢,軌道情報を時刻情報に対応づけて格納し、メモリーエリアB204には、格納情報特定部503において特定された情報およびその時刻情報のみを対応付けて格納する。また、メモリーエリアA105には、センサ111で取得されたセンサ情報、制御指令情報などが含まれていても良い。なお、自系のメモリーエリアB204に制御情報を格納したり、自系のメモリーエリアB204から制御情報を読み出す際は、トランシーバ203を介してデータの記録や読み出しを行う。
格納情報特定部503と姿勢,軌道情報書込部502とにより、メモリーエリアB204には、メモリーエリアA105に保持されている情報のうち、格納情報特定部503において特定された情報として、上述したように系が切り替わった際にバックアップ系で制御指令情報を算出するために必要な情報のみが保持されている。この際、メモリーエリアB204には、最新の情報のみが記録されるよう構成してもよい。この場合は、時刻情報は記録しなくてもよい。
書込禁止信号出力部504は、他系から処理が移行される際、まず、移行前に制御部501からの指示に従って、書込禁止信号を生成し、他系に向けて送出する。すなわち、AOCE200が主系として稼動中に故障が発生し、AOCE100に系が切り替わる際、AOCE100の書込禁止信号出力部504はAOCE100のI/O201を介してAOCE200のトランシーバ203bに向けて書込禁止信号を出力する。書込禁止信号を受け取ったAOCE200のトランシーバ203bは、AOCE200のCPU101bからAOCE200のメモリーエリアB204bへのアクセスを遮断する。
続いて、AOCE200からAOCE100への移行時に、後述するAOCE100の他系情報取得部505がI/O201を介してAOCE200のメモリーエリアB204bにアクセスし、トランシーバ203bを介在して格納されている情報を読み出す。このようにして、AOCE200からAOCE100への移行時に、移行元である他系のメモリーエリアB204bの情報が、誤作動を生じた他系のCPU101bにより書き換えられないような処置が施された後、移行先である自系のI/O201が他系のメモリーエリアB204bからの情報の読み出しを行う。この際、他系のトランシーバ203bは、他系のCPU101bの制御を受けず、独立して動作することが可能となっている。
他系情報取得部505は、他系から処理が移行される際、制御部501の指示に従って、他系のメモリーエリアBから情報を取得する。すなわち、AOCE200が主系として稼動中に故障が発生しAOCE100に系が切り替わる際、他系であるAOCE100の情報取得部505は、I/O201を介してAOCE200のメモリーエリアB204bにアクセスし、データバス109を通じてメモリーエリアB204bから直接、特定された情報およびその時刻情報を含む制御情報を取得する。次いで、この取得した情報を自身のメモリーエリアA105およびメモリーエリアB204に格納する。このような構成により、バックアップ系であるAOCE100は、主系として稼動していたAOCE200が取得していた姿勢,軌道情報を含む制御情報を得ることができる。そして、この情報を用いて、系の移行後、自身の制御情報を容易に算出することができる。
以上、本実施の形態におけるAOCE100の機能構成を説明した。なお、主系からバックアップ系に移行する際に必要となるI/O201、トランシーバ203は、一点故障により機能を喪失することを防ぐため、二重化してもよい。
次に、上記機能構成を有するAOCEの動作について説明する。
まず、AOCEの定常時の動作について説明する。以下、AOCE100が主系として稼動している場合を例に挙げて説明する。図3は、定常処理中のAOCE100の動作を示す図である。
制御部501は、所定の時間毎に、I/O103を介して衛星に搭載されたAOCE外部のセンサ111が取得したセンサ情報およびアクチュエータ110のステータス情報を読み出す(ステップ301)。制御部501は、読み出した情報を用いて、姿勢および軌道決定処理を実行して、姿勢,軌道情報を含む制御情報を算出し、時刻情報とともに格納情報特定部503に受け渡す(ステップ302)。このとき、制御部501は、前回算出した姿勢,軌道情報と新たに算出した姿勢,軌道情報をもちいて、制御情報から制御指令値情報を算出する。
格納情報特定部503は、受け取った姿勢,軌道情報および時刻情報を含む制御情報の中から、メモリーエリアB204に保存すべき姿勢,軌道情報を含む制御情報を特定する(ステップ303)。そして、格納情報特定部503は、姿勢,軌道情報を含む制御情報を、姿勢,軌道情報書込部502に受け渡す。
姿勢,軌道情報書込部502は、格納情報特定部503から受け取った制御情報における、姿勢,軌道情報および時刻情報を対応づけてメモリーエリアA105に書き込むとともに、制御情報の内、ステップ303で特定された情報をその時刻情報に対応づけてトランシーバ203経由でメモリーエリアB204に書き込む(ステップ304)。
一方、制御部501は、ステップ302で算出した制御情報を、I/O103を経由して衛星に搭載されたAOCE外部の各アクチュエータ110に指令値として出力する(ステップ305)。各アクチュエータ110は、受け取った制御指令値に従って、姿勢制御を行う。
以上の処理を、系が切り替わるまでの間、継続して行う。以上の処理により、メモリーエリアB204には、常に姿勢,軌道情報の中で、抽出情報特定部503により選択抽出された必要十分な特定された情報のみが保存されることになる。
メモリーエリアB204への情報の保存は、メモリ内でのビット反転などに備え複数のメモリ空間に同一情報を保存することで、情報を使用する場合に多数決をとり正常なデータを使用する。また、切り替わった系にて姿勢、軌道を決定する際に最新情報以外に過去にさかのぼった情報を利用できるように、メモリーエリアB204の情報格納領域を時系列に複数の情報を保存可能とし、リングバッファとして使用する。
次に、本実施の形態の、故障検出時の主系からバックアップ系への移行処理について説明する。以下、AOCE100が主系として稼動中に故障が発生し、AOCE200に移行する場合を例にあげて説明する。図4は、本実施の形態における故障検出時の移行処理例を示す処理フローである。
まず、FDIR106は、衛星に搭載されたセンサ111が周期的に取得した太陽角(太陽のセンサ面に対する太陽センサで検出した角度を意味する)、地球角(地球のセンサ面に対する地球センサで検出した角度を意味する)などのセンサ情報に基づいて、衛星のあるべき姿勢が適切な状態であるか否かを判定する。例えば、センサ111として地球センサを用いて、地球センサが地球を所定の視野範囲内に捉えている場合には衛星の姿勢や軌道が適切に制御されていると判定し、地球センサの所定の視野範囲から地球が外れた場合には衛星の姿勢及び軌道制御に異常が発生していると判定する。この場合、何らかの外乱の影響を受けて衛星の姿勢及び軌道に狂いを生じている可能性もあるので、太陽センサやスターセンサなどの他の姿勢角を検出するためのセンサの情報に基づいてアクチュエータを操作し、地球センサが地球を捉えることができるように衛星の姿勢や軌道を変化させる制御を行う。この際、所定時間内もしくは所定回数のトライを実行しても地球を全く捉えることが出来ない場合には、CPU101の動作やプログラムメモリ102などの格納情報に障害が発生し、衛星の姿勢や軌道の制御が不可能であると判定する。勿論、特許文献1のように、コマンド受信カウンタを設けてCPU101の機能が正常動作しているか否かをモニタしたり、CPU101に所定の演算を実行させて、演算結果が常に規定値になるか否かをソフトウェア的にモニタすることによって、AOCEの動作異常を検知するようにしても良い。
主系であるAOCE100の制御部501がFDIR106から故障を意味する信号を受信すると(ステップ401)、制御部501は、バックアップ系AOCE200の電源を投入する(ステップ402)。AOCE200の電源の投入は、I/O107を介して、電源ON信号をAOCE200へ送信することにより行う。
これによって、AOCE200は、電源がONされる(ステップ421)。
そして、AOCE200の電源がONされると、AOCE200の制御部501bは、書込禁止信号出力部504bにAOCE200のI/O201bからAOCE100のトランシーバ203に対し、書込み禁止信号(memory access disable)を出力させる(ステップ422)。この際、AOCE200が正常動作するか否かの動作確認が適宜実施されても良い。
AOCE100のトランシーバ203は、AOCE100のCPU101における制御部501や姿勢軌道情報書込部502などの他の機能からメモリーエリアB204へのアクセスを遮断する(ステップ403)。
AOCE200の制御部501bは、他系情報取得部505bに対し、データバス109bおよびI/O201bを介してAOCE100のメモリーエリアB204に保持されているデータを読み出す。その後、読み出したデータを自身のメモリーエリアA105bおよびメモリーエリアB204bに格納させる(ステップ423)。
AOCE200の制御部501bは、AOCE100の電源を切断する(ステップ424、404)。電源の切断は、I/O108bを介して電源OFF信号をAOCE100に送信することにより行う。
AOCE200の制御部501bは、自身のメモリーエリアA105bに保持された情報を用いて、現時点の姿勢、軌道を算出する。これによってAOCE200が主系に切り替わって定常時の動作へ移行する。
以上、本実施の形態による故障時の切り替え処理について説明した。
上述のように、本実施の形態によれば、常に、人工衛星の姿勢を所定の状態に保つために必要十分な情報が一旦、メモリーエリアB204に保持され、故障時に系の移行前に当該情報がメモリーエリアB204を介してバックアップ系に移行される。従って、移行時にバックアップ系での制御情報の算出が容易となり、主系の故障により系の移行を行わなければならない場合、衛星通信や衛星放送などのサービスの中断、質の低下を防ぐことができる。
なお、上記の実施形態では、メモリーエリアB204の電源は、AOCEの全体の電源系から供給されていてもよいし、メモリーエリアB204の電源系を独立させるよう構成してもよい。独立させることにより、AOCEの電源系が故障した場合であっても、メモリーエリアB204に姿勢,軌道情報を保持することが可能となり、装置全体の信頼性が高まり、故障時の移行がスムーズに行われ、サービスの中断、質の低下を最小限に抑える可能性が高まる。
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1の他の形態を示すものであり、メモリーエリアB204を、主系のAOCEとバックアップ系のAOCEの外に配設するよう構成したことを特徴とする。以下の説明では、AOCE100が主系、AOCE200がバックアップ系の場合を例に説明する。なお、実施の形態1の説明と同様、図において、冗長系の切り替え動作を説明するための主な構成のみ記載し、区別する必要がある場合は、AOCE200の構成については、AOCE100と同じ構成要素の符号にbを付している。
図5に実施の形態2によるAOCEの全体構成図を示す。この全体構成図に示すように、本実施の形態では、独立したメモリーエリアB204を収納するバックアップメモリユニット800が設置される。また、AOCE100、200は、主系、バックアップ系ともに同一構成であるため、図1の構成に加えて、さらにバックアップメモリへのデータ出力とバックアップメモリからのデータ入力を行うことができるインターフェース部801、801bを持つ。図において、AOCE200については、AOCE100と同一構成であるので、CPU101b、I/O108b、メモリーエリアA105b、入力インターフェース部603b、インターフェース部801bのみ図示している。
図の例では、主系のAOCE100から通常動作時の姿勢,軌道情報を含む制御情報を出力し、この出力情報をバックアップメモリユニット800が受信する。受信したデータは、メモリーエリアB204に格納していく。FDIR106がAOCE内部の故障を検知し、主系のAOCE100からバックアップ系のAOCE200への切り替えが発生すると、バックアップ系のAOCE200より書込み禁止信号(memory access disable)が出力され、主系のAOCE100からの姿勢,軌道情報の出力を禁止する。そして、バックアップ系のAOCE200は、バックアップメモリユニット800のメモリーエリアB204から格納された特定の制御情報を読み出す。
図6に実施の形態2によるAOCE100、200と、バックアップメモリユニット800の構成例を示す。図中、同一符号のものは、実施の形態1と同様の構成および機能を有する。インターフェース部801は、出力インターフェース部601と、タイミング発生部602と、入力インターフェース部603を備えて構成される。メモリユニット800は、アクセス制御部702と、入力インターフェース部701と、データ出力部703と、メモリーエリアB204を備えて構成される。
図において、AOCE100から姿勢,軌道情報が出力される際、まず、出力インターフェース部601へ姿勢,軌道情報が入力されセットされる。次いで、AOCE100のCPU101からの命令で、タイミング発生部602に出力のトリガが入力される。
続いて、タイミング発生部602で生成される出力タイミング情報および制御信号に基づいて、所望のタイミングでタイミング発生部602から制御信号が出力され、出力インターフェース部601から姿勢,軌道情報が出力される。この制御信号がメモリユニット800の有するアクセス制御部702で受信されると、受信に応じて入力インターフェース部701へタイミング信号を出力し、入力インターフェース部701では姿勢,軌道情報のデータの受信が行われる。
また、アクセス制御部702は、メモリーエリアB204に対してアドレスの生成とアクセス制御信号を出力し、これに応じて、入力インターフェース部701が受信したデータをメモリーエリアB204へ書き込む処理が行われる。
次に、AOCEが主系のAOCE100からバックアップ系のAOCE200へ切り替わると、AOCE200のタイミング発生部602bからデータ読み出しのための制御信号が生成され、生成された制御信号がバックアップメモリユニット800へ出力される。
バックアップメモリユニット800はこの出力された制御信号を受信すると、アクセス制御部702によってメモリーエリアB204からのデータの読み出し動作が起動される。このデータの読み出し動作が開始されると、CPU101bにおける制御情報の計算に必要な情報がすべてAOCE200へ出力される。メモリーエリアB204から出力されるデータは、データ出力部703を介してバックアップ系のAOCE200へ出力され、出力データがAOCE200のデータ入力部603bで受信される。
そして、AOCE200のCPU101bは、受信したデータをAOCE200のメモリーエリアA105bに格納する。その後、AOCE200のCPU101bは、AOCE100の電源を切断(OFF)する。この電源の切断は、CPU101bが出力インターフェース部108bを介して、電源OFF信号をAOCE100に送信することにより行う。この際、AOCE200がバックアップメモリユニット800からメモリーエリアB204のデータを読み出す前に、事前にAOCE100の電源をOFFしておく。
なお、実施の形態1と同様に、AOCE100の故障検知後、故障したAOCE100からの誤アクセスを防止するために、AOCE200が、AOCE100からメモリーエリアB204へのデータの書込みを禁止するための書込禁止信号を、バックアップメモリユニット800に送信しても良い。
AOCE200のCPU101bは、メモリーエリアA105bに保持された情報を用いて、現時点の姿勢、軌道を算出する。これによってAOCE200が主系として定常時の動作へ移行する。
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1のように主系からバックアップ系への移行前に、バックアップ系からメモリーエリアB204内の情報を取得する処理は不要となり、衛星放送や衛星通信などのサービスの中断、質の低下を最小限に抑えることができる。
この発明の実施の形態1によるAOCEの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるAOCEの制御部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるAOCEの正常時の動作フローを示す図である。 この発明の実施の形態1によるAOCEの主系からバックアップ系への移行時の動作フローを示す図である。 この発明の実施の形態2によるAOCEとバックアップメモリユニットの接続構成を示す図である。 この発明の実施の形態2によるAOCEとバックアップメモリユニットの構成を示す図である。
符号の説明
100 AOCE、101 CPU、105 メモリーエリアA、106 FDIR、107 I/O、108 I/O、200 AOCE、201 I/O、203,203b トランシーバ、204,204b メモリーエリアB、800 バックアップメモリユニット、801,801b インターフェース部。

Claims (3)

  1. 同一構成から成る主系の制御装置とバックアップ系の制御装置とを、切り替え可能な冗長系を成す衛星搭載用制御装置であって、
    上記主系およびバックアップ系の制御装置は、
    衛星の状態を示す情報を格納する第1のメモリと、
    上記第1のメモリに格納される衛星の状態を示す情報のうち特定の情報を格納する第2のメモリと、
    上記第2のメモリのデータの読み出しまたは書き込みを行うトランシーバと、
    上記衛星の状態を示す情報に基づいて、衛星の動態制御を行うための制御指令情報を算出するともに、上記第1のメモリに対するデータの書込みを制御し、上記トランシーバを介した上記第2のメモリに対するデータの書込みを制御する制御部と、
    上記第2のメモリに格納される特定の情報を上記主系およびバックアップ系のそれぞれの他系に出力するインターフェース回路と、
    制御装置内部の異常を検知する監視部と、
    をそれぞれ備え、
    上記主系の監視部は、上記主系の制御装置内部での異常の発生を検知した場合に上記バックアップ系の制御装置を起動し、
    上記バックアップ系のインターフェース回路は、上記バックアップ系の制御装置の起動後に、上記主系のトランシーバに対して上記主系の第2のメモリへの特定の情報の書込みを禁止し、
    上記バックアップ系の制御部は、上記インターフェース回路を介して上記主系の第2のメモリから特定の情報を読み出し、当該主系の第2のメモリから読み出した特定の情報を上記バックアップ系のトランシーバを介して上記バックアップ系の第2のメモリへ書き込んだ後、上記主系の制御装置の電源を切断し、上記バックアップ系の第2のメモリから特定の情報を読み出して当該特定の情報に基づいて制御指令情報の算出を開始する、
    ことを特徴とした衛星搭載用制御装置。
  2. 上記衛星の状態を示す情報は、衛星に搭載された太陽センサもしくは地球センサにより得られた角度情報と、衛星の軌道六要素、パドル角度、および時刻の情報とを有し、
    上記特定の情報は、上記衛星に搭載された太陽センサもしくは地球センサにより得られた角度情報を除き、少なくとも上記衛星の軌道六要素、パドル角度、および時刻の情報を有したことを特徴とした請求項1記載の衛星搭載用制御装置。
  3. 上記制御部は、上記制御指令情報に基づいてアクチュエータを駆動し、衛星の姿勢および軌道位置を制御することを特徴とする請求項1記載の衛星搭載用制御装置。
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