JP2000280998A - 統合制御システム - Google Patents

統合制御システム

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JP2000280998A
JP2000280998A JP11091634A JP9163499A JP2000280998A JP 2000280998 A JP2000280998 A JP 2000280998A JP 11091634 A JP11091634 A JP 11091634A JP 9163499 A JP9163499 A JP 9163499A JP 2000280998 A JP2000280998 A JP 2000280998A
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integrated control
interface device
telemetry
telemetry data
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Takehisa Matsuura
武久 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、低軌道の周回衛星のように地上局の支
援を常に受けられない人工衛星の統合制御システムにお
いて、一部の機器の異常が人工衛星全体の損傷を誘発す
ることがないシステム構成が望まれる。 【解決手段】 統合制御システムのリファレンスデータ
をモニタすることにより異常を検出し、地上局の支援を
受けず制御可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星に搭載
する統合制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工衛星には種々の機能を持った機器が
搭載される。これらの機器は、人工衛星の姿勢制御や熱
制御などの人工衛星としての機能を維持する目的を持つ
バス機器と、通信放送衛星であれば高出力の送信機、観
測衛星であればリモートセンサなどの、衛星としての本
来の使命を達成するためのミッション機器とに二分され
る。バス機器には、人工衛星内の電力を制御する電力制
御装置と、人工衛星内の機器の状態を常に監視し人工衛
星が最適の状態で動作できるよう各部温度をモニタする
と共に人工衛星内の消費電力を管理する統合制御装置
と、統合制御装置とユーザ機器とのインタフェースを信
号授受を司るユーザインタフェース装置と呼ばれる機器
が含まれ統合制御装置とユーザインタフェース装置によ
り統合制御システムを構成している。
【0003】地上局からの人工衛星制御信号をコマンド
信号と呼ぶのに対し人工衛星内の情報を収集・編集して
地上局に返送する機能をテレメトリ信号と呼ぶ。このコ
マンド信号の受信及びテレメトリ信号の送信も統合制御
システムの役割である。
【0004】一般の通信衛星のような静止衛星であれば
常に地上局から衛星のテレメトリデータを監視できるた
め、人工衛星内の情報を収集・編集して地上局に送信
し、必要に応じた対応を地上局からのコマンド信号によ
り実施することが可能である。しかし、観測衛星や複数
機を軌道上に配置した商用通信衛星のような低軌道の周
回衛星の場合には、地上局を衛星の軌道に合わせて配置
できないため地上局における衛星の可視時間に制約が生
じるため静止衛星のように常にモニタすることができな
い。そのため異常発生時の即時対応ができず、時には地
上局における可視時間帯に入るまでに修復不可能な状態
に推移してしまう最悪の事態を招くこともあった。その
ため、近年の衛星設計では人工衛星の情報を集中管理し
人工衛星を最適の状態に制御するための統合制御システ
ムが必要になってきている。
【0005】図5に統合制御システムを使用した衛星搭
載装置の構成例を示す。図5において、1は上述の統合
制御装置、2は太陽電池及びバッテリから電力の供給を
受け衛星内の各機器へ電力を供給する電力制御装置、3
は上記統合制御装置1と上記電力制御装置2の間で上記
統合制御装置1からの制御信号及び上記電力制御装置2
からの情報を通信するための第1の情報伝送路、4aは
上記統合制御装置1からの制御信号と受信してユーザ機
器へユーザ機器に適合した制御信号に変換すると共にユ
ーザ機器からの情報を収集するためのユーザインタフェ
ース装置、4bは上記ユーザインタフェース装置4aと
共に冗長系を構成する他のユーザインタフェース装置、
5は上記統合制御装置1と上記ユーザインタフェース装
置4aもしくは上記他のユーザインタフェース装置4b
の間で分岐接続され相互に情報を通信するための第2の
情報伝送路、6は個々の衛星特有のミッションを達成す
るためのミッション機器、7は上記ミッション機器を搭
載するミッション機器パネル、8は上記ミッション機器
パネルの温度コントロールをするためのヒータ、9はミ
ッション機器パネルの温度を測定するためのサーミスタ
等で構成される温度モニタ、10はユーザ機器からのユ
ーザテレメトリデータ、11は上記統合制御装置1から
出力される上記ユーザインタフェース装置4aを制御す
る第1のオン・オフ切り替え信号、12は上記統合制御
装置1から出力される上記他のユーザインタフェース装
置4bを制御する第2のオン・オフ切り替え信号、13
は上記ユーザインタフェース装置4aの動作を制御する
DC/DCコンバータ、14は上記第1のオン・オフ切
り替え信号11を受信して上記DC/DCコンバータ1
3のオン・オフを制御する第1の制御リレー、15は上
記DC/DCコンバータ13の電源出力、16は上記統
合制御装置1とインタフェースをとる通信回路部、17
は上記統合制御装置1からのコマンド信号を受信してユ
ーザ機器へのコマンド信号を出力するコマンド回路部、
18はユーザ機器からの上記ユーザテレメトリデータ1
0を収集・編集した後内部のA/D変換回路にてA/D
変換し上記統合制御装置1へテレメトリ信号を返送する
テレメトリ回路部、19はリファレンステレメトリ発生
回路、20は上記リファレンステレメトリ発生回路、1
9の出力信号のリファレンステレメトリデータである。
【0006】上記ユーザインタフェース装置4のテレメ
トリ・コマンド機能はオン時のみ動作可能である。な
お、上記第2の情報伝送路5は上記ユーザインタフェー
ス装置4aと上記他のユーザインタフェース装置4bに
対し個々に接続しても構わない。また、上記ユーザイン
タフェース装置4aと上記他のユーザインタフェース装
置4bの切り替えは地上局からのユーザインタフェース
装置切り替えコマンドを上記統合制御装置1にて受信す
ることにより、上記統合制御装置1から上記第1のオン
・オフ切り替え信号11をオフ命令を出力し、上記第2
のオン・オフ切り替え信号12をオン命令を出力するこ
とにより行われる。
【0007】上記統合制御装置1とユーザインタフェー
ス装置4は一般的に待機冗長構成を有していて、上記統
合制御装置1は内部に搭載しているプロセッサにより自
己診断機能を有しているのに対し、ユーザインタフェー
ス装置4は内部に具備した上記リファレンステレメトリ
発生回路19の出力である上記リファレンステレメトリ
データ20を上記テレメトリ回路部18のA/D変換器
にてユーザ機器から収集・編集された上記ユーザテレメ
トリデータ10と共にA/D変換する。A/D変換され
たデータは地上局に適合したフォーマットとなり、テレ
メトリ信号として統合制御装置1より地上局に送信す
る。地上局では上記テレメトリ信号を受信し、テレメト
リデータを解析することにより人工衛星の機器状態を把
握する。上記リファレンステレメトリデータ20は、テ
レメトリデータを解析する上でのリファレンスデータと
して使用される。
【0008】次に、冗長系を構成するユーザインタフェ
ース装置4aをオン状態、他のユーザインタフェース装
置4bをオフ状態として動作概要を説明する。
【0009】上記ユーザインタフェース装置4aは上記
テレメトリ回路部18aにて上記温度モニタ9の計測結
果を取り込み、内部A/D変換回路にてA/D変換後、
上記通信回路部16aを介して第2の情報伝送路5によ
り上記統合制御装置1に計測結果を伝送する。上記温度
モニタ9の計測結果を受信した上記統合制御装置1では
衛星の軌道を把握しつつ、必要に応じ上記電力制御装置
2に対し上記ヒータ8のオン・オフ制御を上記第1の情
報伝送路3を介して行う。上記動作により上記統合制御
装置1は上記ミッション機器6がプログラムされた温度
範囲内で動作できるよう制御できる。一方、編集された
テレメトリ信号はリファレンステレメトリデータと共に
地上局の可視時間及び不可視時間を問わず地球へ送信さ
れる。
【0010】仮に上記ユーザインタフェース装置4aの
上記テレメトリ回路部18aが故障した場合の動作を説
明する。上記テレメトリ回路部18aが故障すると、上
記統合制御装置1はそれまでに収集した計測結果と著し
く異なる計測結果を上記ユーザインタフェース装置4a
より受信する。このことから上記ユーザインタフェース
装置4aもしくは上記温度モニタ9の異常を検知するこ
とができる。しかし、ミッション機器パネル9の温度を
モニタする事ができないため、今まで収集した温度情報
を基に温度制御を実施することになり、人工衛星の日照
・日陰による温度変化や機器の動作状態による温度変化
を検知できない。これにより、ミッション機器6はあら
かじめ上記統合制御装置1にプログラムされた設定温度
範囲を維持できなくなり、異常に発熱した状態を継続し
機器を損傷したり、低温による動作不能の状態に陥った
りすることがあった。
【0011】上記状態の回復は地上局からのコマンド信
号により、上記第1のユーザインタフェース装置4aを
上記第2のユーザインタフェース装置4bに切り替える
必要がある。しかし、地上局における可視時間中に状況
を把握し、不具合箇所の特定、対応策の検討・実施を経
て行われるため、不具合発見の可視時間帯中に対応でき
ず次の可視時間帯まで放置する事態や、不具合発生から
不可視時間帯が長いとき等に生じる人工衛星の致命的な
障害を誘発することもあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】人工衛星内の統合制御
システムにて、人工衛星搭載機器の動作を制御すること
により地上局からの運用は簡素化できるものの、統合制
御装置もしくはユーザインタフェース装置の故障による
人工衛星内の誤制御を誘発する。
【0013】とりわけ、衛星内の温度制御はヒータによ
る電力制御を伴うために、衛星内の異常発熱や異常低温
環境による機器の動作不良等、人工衛星にとって致命的
な誤制御となりかねないという課題があった。
【0014】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、冗長系を構成したユーザインタフ
ェース装置に具備されたリファレンステレメトリ発生回
路の出力信号であるリファレンステレメトリデータをモ
ニタして異常発生の有無を検出し、異常発生時には正常
なユーザインタフェース装置を自動的に選択し、衛星内
の誤制御を防止することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明による統合制
御システムは、ユーザインタフェース装置のリファレン
ステレメトリデータを統合制御装置に取り込み、ユーザ
インタフェース装置からのテレメトリデータに含まれる
リファレンステレメトリデータが正常な場合、そのまま
ユーザインタフェース装置からのテレメトリデータによ
り人工衛星の制御を行う。仮にユーザインタフェース装
置からのリファレンステレメトリデータが異常な場合、
地上局からの支援を受けず統合制御装置がユーザインタ
フェース装置から他のユーザインタフェース装置へ切り
替え制御を実施し、他のユーザインタフェース装置から
のテレメトリデータを取り込み制御を継続できるように
したものである。
【0016】第2の発明による統合制御システムは、冗
長系を構成したユーザインタフェース装置の通信回路部
及びテレメトリ回路部を常に両系動作状態とすると共
に、リファレンステレメトリデータを時分割で統合制御
装置に取り込み、第1のユーザインタフェース装置から
のテレメトリデータに含まれるリファレンステレメトリ
データが正常な場合、そのままユーザインタフェース装
置からのテレメトリデータにより制御を行う。仮にユー
ザインタフェース装置からのリファレンステレメトリデ
ータが異常な場合、他のユーザインタフェース装置から
のテレメトリデータにより制御を継続できるようにした
ものである。
【0017】第3の発明による統合制御システムは、ユ
ーザインタフェース装置のリファレンステレメトリ発生
回路の発生電圧を階段状に変更させ、このリファレンス
テレメトリデータを統合制御装置にて取り込むことによ
り、ユーザインタフェース装置の上記A/D変換器の特
性が変化することにより、テレメトリデータ及びリファ
レンステレメトリデータの特性変化も、リファレンステ
レメトリデータを利用して補正する。それにより、第1
のユーザインタフェース装置からのテレメトリデータに
て人工衛星の制御を継続して行うことができる。仮に第
1のユーザインタフェース装置からのリファレンステレ
メトリデータが一定値を示す完全異常な場合でも、地上
局からの支援を受けず統合制御装置がユーザインタフェ
ース装置から他のユーザインタフェース装置へ切り替え
制御を実施し、他のユーザインタフェース装置からのテ
レメトリデータを取り込み制御を継続できるようにした
ものである。
【0018】第4の発明による統合制御システムは、冗
長系を構成したユーザインタフェース装置の通信回路部
及びテレメトリ回路部を常に両系動作状態とすると共
に、リファレンステレメトリ発生回路の発生電圧を階段
状に変更させ、リファレンステレメトリデータを時分割
で統合制御装置に取り込む。この信号を統合制御装置に
て取り込むことにより、第1のユーザインタフェース装
置の上記A/D変換器の特性が変化したことによりテレ
メトリデータ及びリファレンステレメトリデータが圧縮
されて受信した場合でも、リファレンステレメトリデー
タを利用して補正することにより、そのまま第1のユー
ザインタフェース装置からのテレメトリデータにより人
工衛星の制御を継続して行うことができる。仮に第1の
ユーザインタフェース装置からのリファレンステレメト
リデータが一定値を示す完全異常な場合でも、他のユー
ザインタフェース装置からのテレメトリデータにより制
御を継続できるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す構成図であり、図1において1から
20は、従来システムと同一のものである。
【0020】図1の上記統合制御装置1では、受信した
データの中から上記リファレンステレメトリデータ20
を抽出し、正常値を示しているかリファレンステレメト
リ判定回路21にて判定し、判定結果が正常であれば従
来装置と同様の制御を行う。
【0021】仮に上記リファレンステレメトリデータ2
0が異常であると判定された場合上記統合制御装置1
は、上記ユーザインタフェース装置4aを上記他のユー
ザインタフェース装置4bに切り替える制御を行い、異
常発生時前と同じ制御を継続することができる。
【0022】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、図2において1から13及び
15から21は、実施の形態2と同一のものである。
【0023】図2の上記統合制御装置1では、上記ユー
ザインタフェース装置4aより受信したデータの中から
上記リファレンステレメトリデータ20を抽出し、正常
値を示しているかリファレンステレメトリ判定回路21
にて判定し、正常と判断であれば従来装置と同様の制御
を行う。
【0024】仮に上記リファレンステレメトリデータ2
0が異常であると判定された場合上記統合制御装置1
は、時分割にて受信した上記他のユーザインタフェース
装置4bからのデータを選択して正常な上記リファレン
ステレメトリデータ20を使用し、異常発生時前と同じ
制御を継続することができる。
【0025】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す構成図であり、図3において1から18、2
0から21は、実施の形態1と同一のものである。
【0026】図3の上記統合制御装置1では、受信した
データの中から上記リファレンステレメトリデータ20
を抽出し、A/D変換特性が変化していないかリファレ
ンステレメトリ判定回路21にて判定し、判定結果が正
常であれば従来装置と同様の制御を行う。
【0027】仮に上記リファレンステレメトリデータ2
0がA/D変換特性が変化している判定した場合、上記
統合制御装置1は上記リファレンステレメトリデータ2
0から上記温度モニタ9及び上記ユーザテレメトリデー
タ10を補正し制御を継続する。
【0028】さらに上記リファレンステレメトリデータ
20が一定値を示す異常と判定した場合、上記ユーザイ
ンタフェース装置4aを上記他のユーザインタフェース
装置4bに切り替える制御を行い、異常発生時前と同じ
制御を継続することができる。
【0029】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す構成図であり、図4において1から13、1
5から19、20から22は、実施の形態2と同一のも
のである。
【0030】図4の上記統合制御装置1では、受信した
データの中から上記リファレンステレメトリデータ20
を抽出し、A/D変換特性が変化していないかリファレ
ンステレメトリ判定回路21にて判定し、判定結果が正
常であれば従来装置と同様の制御を行う。
【0031】仮に上記リファレンステレメトリデータ2
0がA/D変換特性が変化していると判定した場合、上
記統合制御装置1は上記リファレンステレメトリデータ
20から上記温度モニタ9及び上記ユーザテレメトリデ
ータ10を補正し制御を継続する。
【0032】さらに上記リファレンステレメトリデータ
20が異常であると判定された場合、上記統合制御装置
1は、時分割にて受信した上記他のユーザインタフェー
ス装置4bからのデータを選択して正常な上記リファレ
ンステレメトリデータ20を使用し、異常発生時前と同
じ制御を継続することができる。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、統合制御装置にて
ユーザインタフェース装置のリファレンステレメトリデ
ータ及びユーザ機器からのユーザテレメトリデータを収
集する。収集したリファレンステレメトリデータが正常
であればそのままユーザ機器からのユーザテレメトリデ
ータを人工衛星の制御情報として使用する。仮に異常で
あっても統合制御装置にて自動的にユーザインタフェー
ス装置を冗長系に切り換えることにより、地上局からの
支援を受けずに制御を継続することができる。
【0034】また、第2の発明によれば、統合制御装置
は冗長系を構成したユーザインタフェース装置のいずれ
からも時分割にてリファレンステレメトリデータ及びユ
ーザ機器からのユーザテレメトリデータを収集し、収集
したリファレンステレメトリデータが正常であればその
ままユーザ機器からのユーザテレメトリデータを人工衛
星の制御情報として使用する。仮に異常であっても統合
制御装置にて自動的に冗長系ユーザインタフェース装置
からのテレメトリデータを選択するように選択制御を行
い、地上局からの支援を受けずに制御を継続することが
できる。
【0035】また、第3の発明によれば、ユーザインタ
フェース装置のリファレンステレメトリデータを階段状
に可変させることによりA/D変換器の特性が変化した
場合でも、統合制御装置にて補正操作を施すことができ
る。これにより仮にリファレンステレメトリデータの特
性が変化しても統合制御装置にて補正操作を施し、制御
を継続できる。また、リファレンステレメトリデータが
異常の場合は、自動的にユーザインタフェース装置を冗
長系に切り換えることにより、地上局からの支援を受け
ずに制御を継続することができる。
【0036】また、第4の発明によれば、ユーザインタ
フェース装置のリファレンステレメトリデータを階段状
に可変させることによりA/D変換器の特性が変化した
場合でも、統合制御装置にて補正操作を施すことができ
る。これにより仮にリファレンステレメトリデータの特
性が変化しても統合制御装置にて補正操作を施し、制御
を継続できる。また、リファレンステレメトリデータが
異常の場合は、自動的に冗長系ユーザインタフェース装
置からのテレメトリデータを選択するように選択制御を
行うことにより、地上局からの支援を受けずに制御を継
続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1の人工衛星の構
成を示す図である。
【図2】 この発明による実施の形態2の人工衛星の構
成を示す図である。
【図3】 この発明による実施の形態3の人工衛星の構
成を示す図である。
【図4】 この発明による実施の形態4の人工衛星の構
成を示す図である。
【図5】 従来の人工衛星の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 統合制御装置、2 電力制御装置、3 第1の情報
伝送路、4 ユーザインタフェース装置、5 第2の情
報伝送路、6 ミッション機器、7 ミッション機器パ
ネル、8 ヒータ、9 温度モニタ、10 ユーザテレ
メトリデータ、11 第1のオン・オフ切り替え信号、
12 第2のオン・オフ切り替え信号、13 DC/D
Cコンバータ、14 第1の制御リレー、15 電源出
力、16通信回路部、17 コマンド回路部、18 テ
レメトリ回路部、19 リファレンステレメトリ発生回
路、20 リファレンステレメトリデータ、21 リフ
ァレンステレメトリ判定回路、22 第2の制御リレ
ー、23 可変リファレンステレメトリ発生回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上局からのコマンド信号を受信すると
    共に地上局にテレメトリ信号を送信する統合制御装置
    と、この統合制御装置からのコマンド信号を受信しユー
    ザ機器のインタフェース条件に変換するコマンド回路
    部、ユーザ機器からのユーザテレメトリデータとリファ
    レンステレメトリ発生装置のデータを収集・編集後A/
    D変換器にてA/D変換するテレメトリ回路部、上記統
    合制御装置と通信する通信回路部、電源を供給するDC
    /DCコンバータとから構成したユーザインタフェース
    装置と、人工衛星内の機器に電力を供給する電力制御装
    置と、人工衛星のミッションを担うミッション機器と、
    上記ミッション機器を搭載するミッション機器パネル
    と、上記ミッション機器パネルの温度制御を行うための
    温度制御手段と、上記ミッションパネルの温度を測定す
    るための温度モニタとを備えた人工衛星において、上記
    ユーザインタフェース装置内のリファレンステレメトリ
    発生回路出力信号を統合制御装置に取り込み上記ユーザ
    インタフェース装置の異常を検出し、自動的に冗長系の
    上記ユーザインタフェース装置へ切り替える手段を設け
    たことを特徴とする統合制御システム。
  2. 【請求項2】 上記ユーザインタフェース装置の通信回
    路部とテレメトリ回路部、リファレンステレメトリ発生
    部とを常時オンとし、上記統合制御装置にて冗長系を構
    成した上記ユーザインタフェース装置より時分割にてテ
    レメトリ信号を受信し、上記ユーザインタフェース装置
    の異常を検出し、自動的に冗長系の上記ユーザインタフ
    ェース装置を選択する手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の統合制御システム。
  3. 【請求項3】 上記リファレンステレメトリ発生回路出
    力信号の発生電圧を階段状に変更させることを特徴とす
    る請求項1記載の統合制御システム。
  4. 【請求項4】 上記リファレンステレメトリ発生回路の
    出力信号の発生電圧を階段状に変更させることにより、
    上記A/D変換器の特性が変化しても制御を継続できる
    特徴とする請求項2記載の統合制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183912A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Mitsubishi Electric Corp 衛星搭載用制御装置
CN104597854A (zh) * 2013-10-30 2015-05-06 北京临近空间飞行器系统工程研究所 一种遥测数据批量处理的自动化判读系统及方法

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