JP4945578B2 - 情報処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば情報を矩形平面に表示する際の連続する面に含まれる情報の表示方法に関し、典型例として地球表面の情報を平面表示する際の局部的な歪みを低減する情報処理方法に関する。
立体の中で特に球面情報の入出力に関する先行技術に全周魚眼レンズ2つのイメージサークル(円形平面画像)を仮想的に貼り合わせ球面情報を作るIPIX(非特許文献1)等がある。矩形平面ビューアを移動しつつこの球面情報の一部を順次切り取り眺める。
また全球画像を矩形平面化する技術の中で世界地図作成方法の円筒投影図法は球面を赤道に接する円筒に投影し展開する事で球を矩形に平面化し全体表示できる。特にメルカトル図法は正角図法、円筒正積図法は正積図法である。一方類似した技術に、全周360度を複数に分け撮像し仮想の円筒面に画像を貼り合せるパノラマ写真がある。
Charles Sanders Peirce,the U.S.Coast and Geodetic Surveyが1879年に発表したquincuncial projection(非特許文献2)は正方形及び1:2の長方形の等角な世界地図を提供でき、さらに該世界地図を複数並べ平面充填できる。隣接する世界地図同士の地理情報は一致する。(以下、「Peirce’s projection」という。)
多面体投影においてLaurence P.Lee、national mapping agency in New Zealand(非特許文献3)は1965年に地球を正四面体に投影し展開するtriangular projectionにより、正三角形の等角な世界地図を提案している。
(以下、「Lee’s projection」という。)
平面化した球面情報の歪み補正においてバックミンスター・フラーのダイマキシオン・マップ(非特許文献4)は、球面情報を正二〇面体に投影し展開するため該正二〇面体と、球状正二〇面体化した球面情報の各正三角形面が対応し各面の全球に対する面積比を保ちつつ変換でき、さらに全球面情報を正二〇面体に投影する際に正三角形の各辺の中心角が63度26分になるよう平面化した、大陸の面積や形状の歪みが従来のものより少ない投影法である。
Collignon’s Projection,(Edouard Collignon,1865年)(非特許文献5)は疑似円筒図法(pseudo cylindrical)を用い、経線を両極から放射状に、緯線を互いに平行に保ちつつ菱形、又は2つの菱形による、各面の全球に対する面積比が正しい正積世界地図を提案している。
flexy2,Flaming Pear,(非特許文献6)は世界地図投影法を写真の画像処理に転用したものでパノラマ写真、全周魚眼で撮られた写真などの平面画像を入力すると、ダイマキシオン・マップ(非特許文献4)、quincuncial projection、(非特許文献2)などを含む多くの世界地図投影方法に基づいた変換を行ったり、多面体画像に変換する事ができる。
写真技術における上記面積比つまり立体角の歪み補正に関して特許文献1は種類の異なるレンズによって撮られた写真をずれなく貼り合わせる技術において全方位画像をメッシュカメラと呼ばれる技術を用い立体角の変化を最小限に留めつつ出力フォーマットと呼ぶ正多面体や球等の立体に投影を行える。
「Immersive imaging method and apparatus」(以下、「Immersive特許」という)(特許文献2)は、正十二面体の面のうち11面に光軸を外向きに配し、正十二面体の略全方位画像を同時撮像できかつ、立体視を加味して正四面体、正八面体に基づく光軸設定が提案されている。
IPIX(非特許文献1)により表示する球面情報は、ビューアをズームアウトすると歪みが大きく、半球に相当する視野では画像が認識できない程になる。また1軸に沿った設定のためビューアの動きが不自然になる、ジンバルロックという現象が起きる。
円筒図法は画像の上下部に歪みが集中する平面表示方法のため上下端部の被写体を認識しづらい。また複雑な画像処理なしでは東西方向にしか地理情報の再配列ができない。パノラマ写真も1軸に沿った光軸回転による撮影のため、上下の風景を捨象した不完全な全方向画像で、全方位に均等な(omni−directional)画像技術ではない。
ダイマキシオン・マップ(非特許文献4)は正二十面体の展開図であるため世界地図の外形がジクザグになり地理関係が認識しにくい。これに海流を表す際、該地図の二十個の正三角形を再配列しても海洋の連続的関係が分断される。つまり地図として理想的な矩形平面に地理情報を隙間無く充填できない。
ダイマキシオン・マップが用いる正二〇面体は全方位画像を20等分でき正多面体中歪みが最小だが、同じ多面体投影のLee’s projection(非特許文献3)が用いる正四面体は全方位画像を4等分するに過ぎず歪みが大きく、正四面体の頂点付近の被写体は実際の立体角の5倍以上に肥大する。またこの技術は矩形の平面画像の提案ではない。Peirce’s projection(非特許文献2)も上記同様の理由で歪みが大きい。
非特許文献5のCollignon’s Projection(Edouard Collignon,1865年)は正積図法で地図の輪郭も単純ではあるが矩形に納める提案ではない。
当然世界地図投影を写真に転用したflexy2(非特許文献6)は、ダイマキシオン・マップ(非特許文献4)やPeirce’s projection(非特許文献2)と同様に、上記の問題を抱えている。
特許文献1は全方位画像の平面化技術ではない。また撮像方法の提案では無いため撮像領域つまり各撮像機が担う立体角が不均等に配置された撮像の場合、画像を正多面体化する際に局部的に引き延ばされる画像領域ができ、解像度にばらつきが出る。
特許文献2も全方位画像の平面化技術ではない。また、この特許文献2に開示の撮像機では正十二面体のうち1面に光軸を設定しておらず完全な全方位情報ではない。
上記従来技術を分類すると、全方位の情報を撮り込んだ球面や多面体などの立体表面上の画像を平面化して表示する際、該立体表面の全ての領域を同時に矩形表示しようとすると歪むか、歪みを補正すると画像の輪郭が整形できず汎用の矩形のモニタ等にケラレと呼ばれる情報の未使用領域が生まれるかのどちらかの問題を抱えていた。
さらに全方位写真技術全般の過程をみても、写真を撮る段階から写真をスクリーン投影して観賞する段階まで撮像、画像処理、投影表示など多段階の写像を経ている。しかし、従来技術は何れかの写像(投影)技術を扱いながら全過程を横断する一貫した提案が無い事が分かった。
JP特開2003−178298公報(「画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体、並びにコンピュータプログラム」、ソニー株式会社) 米国特許第6141034号公報(「Immersive imaging method and apparatus」、Immersive media Co.) IPIX「IPIX 360 Suite」(http://www.ipix.com/) Quincuncial projection,Charles Sanders Peirce,the U.S.Coast and Geodetic Survey,1879(http://www.progonos.com/furuti/index.html) Triangular projection,Laurence P.Lee,national mapping agency in New Zealand,1965(http://www.progonos.com/furuti/index.html) Dymaxion Map,『INVENTIONS』,R.Buckminster Fuller(St.Martins’ Press,1983,P.85) Collignon’s Projection,Edouard Collignon,1865(http://www.progonos.com/furuti/index.html) Flexy2,flaming pear(http://www.flamingpear.com/flexify.html)
本発明の目的は、例えば地球上の情報を平面に展開する場合に又はその逆の操作において局部的な歪みを低減することのできる情報処理方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、例えば地球上の大陸や島の面積比を維持しながら矩形平面で表示することのできる情報処理方法を提供することにある。
本願発明は典型的には内接又は外接する球系多面体を使って面分割又は面統合を繰り返す事で矩形の平面に情報を生成することを特徴とする。これを上位概念化して説明すると、面分割または面統合するこれら全ての面積に対して各面の面積比を維持することを特徴とする。これによって情報の歪みを低減及び/又は歪みを均一に分散させることができる。
具体的には、上記の技術的課題は、本発明によれば、
連続し且つ各々が1以上の線と点とで規定される複数のスタート分割面から成るスタート面が保有する情報を連続する複数のエンド分割面から成るエンド面上に、各スタート分割面と各エンド分割面とで情報の一対一の対応を維持しつつ転写するためのコンピュータによる情報処理方法であって、
上記スタート面と上記エンド面の少なくとも一方が矩形平面であり、
前記各スタート分割面が各エンド分割面を隙間無く埋めるように変形され、
前記各スタート分割面を規定する前記線が、対応する前記エンド分割面を規定する線として維持され、
前記各スタート分割面を規定する前記点が、対応する前記エンド分割面を規定する点として維持され、
前記複数のスタート分割面の各2つの隣り合うスタート分割面の隣接関係が、前記複数のエンド分割面の各2つの隣り合うエンド分割面の隣接関係として維持され、
前記スタート面全体に対する前記各スタート分割面の第1面積比が、対応する前記各エンド分割面の前記エンド面全体に対する第2面積比と等しいことを特徴とする情報処理方法を提供することにより達成される。すなわち、本発明によれば、歪みを低減し及び/又は均一に分散させることによって上記の技術的課題が達成される。
線と点で規定される面が連続している複数のスタート面とは、全周魚眼レンズによる写真2枚を用いる場合を図60で説明すると線SE1と点SP1で規定される面SS1と、線SE2と点SP1で規定される面SS2の2面が1点SP1を共有し連続する様子を表す。また各面の相対的な位置関係を維持し且つ各面の線を線として維持し又各面の点を点として維持しながら各面を変形させて矩形平面に隙間無く埋めるとは、上記2面を変形させ矩形平面に隙間無く埋めた物が面RS1と面RS2であるが、該2面が1点RP1を共有し連続する位置関係を維持し且つ点SP1はRP1に線SE1はRE1にSE2はRE2に置換され変形前の各面の線を線として、各面の点を点として維持しながら面SS1と面SS2を面RS1と面RS2に変形させて矩形平面に隙間無く埋める様子を表す。
前記スタート面の情報と前記矩形平面を隙間無く埋める複数のエンド面の情報とを一対一で対応させるとは、例えば面SS10の情報と面RS10の情報とが一対一で対応していることを意味している。また前記スタート面の全面積と、該スタート面の面積との第1の面積比と、前記矩形平面の面積と該矩形平面上の各エンド面の面積との第2の面積比とが実質的に等しいとは、
式:SS1/(SS1+SS2)=RS1/(RS1+RS2),SS2/(SS1+SS2)=RS2/(RS1+RS2)
が実質的に成立することを意味している。本発明は、上記の条件を満たしつつ矩形平面に隙間無く埋める情報処理方法を提案するものである。
多面体の展開図を例に図61で説明すると面PS100は例えば3つの線PE12〜PE14と点PP12〜14により規定される面PS11が線PE12を共有して面PS12と、線PE13を共有して面PS13と、線PE14を共有して面PS14と連続する。該面を含める全ての面を変形させて矩形平面を隙間無く埋めるとRS100になり、線PE12〜14は夫々線RE12〜14に、点PP12〜14は夫々点RP12〜14に置換され変形前の各面の線は線として各面の点は点と点として維持され、変形前の各面の相対的な位置関係を維持しながら面RS11〜14の夫々の情報と面RS11〜14の夫々の情報とが一対一で対応している様子を表す。
なお上記は全方位画像等を予め従来技術により二次元化した物を矩形化する2例であるため本来連続している面同士が該二次元化により分断される事がある。分断された面同士の関係は本来連続しており本発明に基づき矩形平面にした場合に再び該面同士が連続化する事があるが本来の相対的位置関係に改善された事にあたる。
また前記スタート面の全面積と、該スタート面の面積との第1の面積比と、前記矩形平面の面積と該矩形平面上の各エンド面の面積との第2の面積比とが実質的に等しいとは、
式:PS11/PS100=RS11/RS100
が全ての面において実質的に成立する様子を表す。このような条件を満たしつつ矩形平面に隙間無く埋める情報処理方法を提案している。
これと比較すると同じ矩形平面でも前述の円筒図法では両極の2点が線に引き延ばされ情報の整合性が破綻している。また多面体の展開図を用いたダイマキシオン・マップは矩形平面に充填されていない事が分かる。一方「Peirce’s projection,Lee’s Projection」及びこれらを写真技術に転用した「Flexy2」は面積比が等しくない事が分かる。これに対し本発明では面積比や線、点、面の関係性が保たれる情報処理方法が提案できる。
なお、ここに言う「線と点で規定される面が連続している複数の面」について、図62に示す複数台の撮像を行った時点では、斜線領域で示す各撮像機の受光面F26は互いに離れているが、各撮像機から撮像データを取り込んで、例えば立体PG27の連続する面F27に統合することで、互いに連続している複数の面を生成することができる。したがって、「線と点で規定される面が連続している複数の面」は、図62の例に示すように、一定の操作によって生成した連続している複数の面を包含するものである。
図1は、立体角の考えを示す図である。 図2は、本発明に従う正積グリッドを正四面体と球状正四面体を例に示す説明図である。 図3は、図2の2つのグリッドの斜視図である。 図4は、図2に示す球状グリッドを正四面体に光学的投影したグリッドを示す説明図である。 図5は、図4の2つのグリッドの斜視図である。 図6は、図2の2つのグリッドを細分割したグリッドを示す説明図である。 図7は、本発明に従い正四面体に正積写像した地球を示す説明図である。 図8は、本発明に従い正積写像した世界地図と正積写像を省いた世界地図を示す説明図である。 図9は、ビューアを示した本発明に従う平面充填画像を示す説明図である。 図10は、図9の平面充填画像から得た4つの世界地図である。 図11は、図9の平面充填画像から得たその他の4つの世界地図である。 図12は、図9と異なる全方位画像単位を示す平面充填画像を示す説明図である。 図13は、Dymaxion Mapにより示す世界の一月の海流図である。 図14は、本発明に従う世界地図により示す世界の一月の海流図である。 図15は、本発明に従う正積グリッドを立方体と球状立方体を例に示す説明図である。 図16は、全方位球面情報上の経緯線正積グリッドを示す説明図である。 図17は、図16の全方位球面情報を上から見た説明図である。 図18は、正八面体上の経緯線正積グリッドを示す説明図である。 図19は、図16と18に示すグリッドを平面に展開した説明図である。 図20は、正八面体画像を表裏2つの正方形面に写像したグリッドを示す図である。 図21は、正方形の表裏に写像した全方位画像を1つの正方形に統合する過程を示す説明図である。 図22は、1つの正八面体画像から作成した3つの正方形世界地図を示す説明図である。 図23は、図22の世界地図の平面充填画像を示す説明図である。 図24は、図22の他の世界地図の平面充填画像を示す説明図である。 図25は、図22の他の世界地図の平面充填画像を示す説明図である。 図26は、正二十面体から正十二面体への正積写像を示す図である。 図27は、正十二面体から立方体への正積写像を示す説明図である。 図28は、本発明に従う全経緯画像を示す模式図である。 図29は、ネガ反転したテンプレート画像の平面充填画像を示す模式図である。 図30は、図28と図29の平面充填画像を合成した検索用画像を示す模式図である。 図31は、全方位立方体撮像機を示す模式図である。 図32は、光心を共有する撮像機を示す模式図である。 図33は、図32の光心を共有する撮像機の詳細を説明する模式図である。 図34は、マッピング用の矩形表示操作画面の模式図である。 図35は、平面画像を正四面体及び球へ写像する過程を示す模式図である。 図36は、球上の画像を被写体へ写像する過程を示す断面模式図である。 図37は、任意形状の被写体を球へ写像する過程を示す断面模式図である。 図38は、任意形状を正八面体へ多階層写像する前半過程を示す模式図である。 図39は、任意形状を正八面体へ多階層写像する後半過程を示す模式図である。 図40は、球体スクリーン用の矩形操作画面を示す模式図である。 図41は、各光軸に立体的受光面を配した撮像方法を立方体を例に示す模式図である。 図42は、受光面を多面体化した撮像方法を正四面体を例に示す模式図である。 図43は、細分化した正積グリッドに沿った受光素子の形状と配置を示す概念図である。 図44は、立体受光面を平面に集約した撮像方法を正八面体を例に示す模式図である。 図45は、複数台による撮像を加味した撮像方法を14面体を例に示す模式図である。 図46は、光軸設定に多様性を持たせる撮像方法を26面体を例に示す模式図である。 図47は、解像度や立体視画像化に対応できる撮像機を示す模式図である。 図48は、図47の撮像機による立体視撮像と全方位撮像方法を示す模式図である。 図49は、全方位立体視撮像方法を立方体撮像機を例に説明する模式図である。 図50は、図47の撮像機の組み合わせを3台の使用を例に示す模式図である。 図51は、多面体画像を矩形平面に写像する方法を正四面体を例に示す模式図である。 図52は、矩形画像を速やかに得る撮像方法を2台の撮像機を例に示す模式図である。 図53は、複数種の写像方法を混在させる過程を開いた面を持つ立体を例に示す模式図である。 図54は、円筒図法と矩形画像を折衷する方法を菱形12面体を例に示す模式図である。 図55は、多面体と平面を折衷する曲面を正積分割する方法を正八面体で例示した模式図である。 図56は、小型化を加味した撮像機を示す模式図である。 図57は、図41の撮像機で得る菱形12面体画像と八面体画像を示す概念図である。 図58は、曲線による分割方法を経線が円弧の立体を例に示す模式図である。 図59は、曲線による分割方法を2次曲線を例に示す模式図である。 図60は、本発明に従う写像を魚眼レンズによる円形画像を例に示す概念図である。 図61は、本発明に従う写像を多面体の展開画像を例に示す概念図である。 図62は、分散された受光面による画像を1つの立体に統合する過程を示す模式図である。 図63は、本発明に従う写像を円形画像を例に示す模式図である。 図64は、本発明に従う写像を円筒図法の画像を例に示す模式図である。
第1実施例:
連続する複数の面の全面積に対する特定の面の面積比に関して、立体、特に球体を例に説明する。球面の全面積に対する面積比を「立体角」と言う。立体角について図1を用い説明する。立体角とは被写体2を球S1の中心O1から見る広がりを表す数で、通常ステラジアン(sr)で表す。その大きさはO1から被写体2に向けて結ぶ半直線の集合で出来る錘をO1を中心とする半径1の単位球面S1で切る際、球面上部分の面積3で表す。特にO1から見た全空間の立体角は4πsr、半球の立体角は2πsrである。つまり世界地図で言えば大陸等の面積に相当する。
一方、画角による視野の数値化は、単位球面上の小円C2のように表すしかない。この小円をイメージサークルと呼ぶ。イメージサークルの場合全方位情報を半球に二等分した時のみ余過分なく分割される。これを用いた先行技術がIPIX(非特許文献1)の魚眼レンズによる技術である。立体角は視野がどんな形でも面積により数値化できるため球面情報の切り貼りが容易になる。
立体角をはじめとする連続する複数の面、例えば立体表面の全表面積に対する特定の面の面積比を保つ写像を便宜的に「正積写像」と呼ぶ事にする。写像とは光学的な投影の他、ある1つの面を変形させたり、複数の連続する面を変形して1つの面に統合したり、逆に1つの面を変形して複数の連続する面に分割する操作を含む。正積写像を用いた矩形表示を観測、診断する事で、人の視覚では困難な定量的観測ができる。内視鏡診断、地図、磁力測定、天空率計算など各分野において疾患部の広がりや分布、オゾンホールの面積、磁束密度と分布、建築物の射影面積が精査できる。
全方位等の画像情報の正積写像による矩形化について、正四面体を用いて説明する。正多面体に基づき区分する事で全方位の情報は立体角だけでなく線分の長さ、面角、線分同士の角度である内角の誤差も均等に分散できる。図2、図3は正四面体P10上のグリッドG1とこれに対応し、P10と接する球状正四面体上グリッドG2を示す概念図である。図4、図5はG2を光心O10から正四面体上に光学的に投影したグリッドG3を示す概念図である。
G1において正四面体の正三角形面の頂点とその対辺の中点を測地線である直線で結びこれと平行で各辺を四等分する点を通る線分により24個の合同な三角形(一部鏡像を含む)に等分する、線分長さおよび線分同士の内角が共に数種類に統一されたグリッドができる。そのうちの一つが斜線部34である。こうして正四面体は96等分される。
グリッドG2において球状正四面体の稜線の円弧の中点30,35,36と頂点V6,V7,V5を測地線である大円弧で結ぶ。それらは点O9で交わる。次に球状四角形O9,35,V6,36を点28と該球状四角形の稜線の中点及び各頂点とを大円弧で結び面積を八等分する。他の四角形も同様に分割して、2種類の球状三角形(一部鏡像を含む)24個に等分する、線分長さ、内角が共に数種類に統一されたグリッドができる。そのうちの一つが領域37である。球状正四面体の各面で同様の操作を行い球面は96等分される。もちろんこれを球状96面体と考えてもよい。
一方、図5のようにグリッドG2を正四面体上に光学的に投影するとグリッドG3を得る。グリッドG3の各格子点はグリッドG2と中心O10を結ぶ直線上にある。図4のようにグリッドG2上で立体角(球全体に対する面積比)の等しい球状三角形領域37と70aはグリッドG3上の領域37aと70bに夫々写像されるが、領域37aの正四面体の全体の面積に対する面積比の値が70bの値に対し5.1倍になる。そこで領域37の立体角を保ちつつグリッドG1上の領域34に写像するというのが正積写像である。上記分割を正積分割、上記分割グリッドを正積グリッドと呼ぶ。
以下に記載する技術的事項は、この第1実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、この第1実施例の正積分割は大円等の測地線を用いなくても良い。これには小円を含む曲線、これらが連鎖する線分を含む。また分割は部分的に不均等でも良い。なお球や正四面体を挙げたが、本発明における写像は任意の立体を対象とする。ここで言う任意の立体には正多面体や半正多面体を含む多面体、双曲面をはじめとする面が開いている立体、曲面を含む立体、回転体などがある。天空率の測定等で使用する半球等上記立体を部分的に用いてもよい。また、この正積分割には理論的には正四面体の稜線のみを用い分割する場合を含むが、監視カメラ等のアプリケーションでは、正四面体を含まない多面体の稜線を使うのが良いことは言うまでもない。
また、グリッドの分割数を調節し正積写像の精度を調整できる。図6のグリッドG5はG2を細分割した球状正四面体の8分割グリッドであり、これに基づいて球面情報はG1を細分化した正四面体の8分割グリッドG4に写像される。例えば球面上の三角形71は、三角形71aに写像される。
図7は地球(全方位情報)を正積写像した正四面体画像である。正四面体の稜線E3の中点9と頂点10,11を結ぶ線分をE4,E5とする。E3の両端の頂点を15,16とする。この正四面体画像をE4、E5及びE3に切り込みを入れて展開し、平面化する。
図8のSC1はこうして得られる縦横比L1:L2=1:√3の矩形全方位画像、この場合矩形の正積図法の世界地図である。ここに図7の点9は図8の長方形の各頂点17に配され、点10,15,11は、夫々点20,18,19に配される。正四面体は各頂点での面の内角の和が180度になるためこのように矩形平面が得られる。一方、同様の過程から正積写像を省いた世界地図SC1aを示す。4つの頂点が均等に分散され大枠の立体角、中心角は共に正四面体の均一性により保たれるため歪みが局部に集中する事は無いがSC1aでは各頂点付近で被写体が肥大化する歪みが見られる。
以下に記載する技術的事項は、この第1実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、例えば正積分割の分割数やパターンは上記第1実施例の説明に制限されるものではない。上記第1実施例では、全方位の被写体を球に撮り込み球系96面体、正四面体を経由した例で多階層な写像(以下多階層写像と呼ぶ)を含め説明したが、直接矩形平面に正積写像してよい。
本発明を理解するにあたっては幾何学に基づいた説明が必要である。しかしこれを適用するにあたってはコンピュータ等による実際の操作や実際の製作上の変形は当然伴うものである。従って本件発明の理解にあたってはこれらの変形は本件発明の範疇に含まれるものと理解されたい。上記第1実施例の正積分割や線分の長さ及び内角の統一を実施するにあたって生じる誤差は上記第1実施例の内容と同じ効果が得られる範囲内であれば近似値でよいものとする。また写像の対象となる立体や平面の形状が、多少歪んでいたり欠けてもよい。
また、球に正四面体が内接している例で説明したが写像対象となる立体は互いに離れていても交差していても良い。また正四面体上の任意の線分に切れ目を入れ矩形平面化してよい。矩形にこだわらなければ正三角形等の多角形や円等の曲線を含む形状に展開してよい。湾曲した面など任意の立体面でもよい。また正四面体の展開図が好適だが、矩形にこだわらなければ他の多面体の展開図を用いてもよい。
得られた全方位矩形画像SC1を縦横に平面充填すると図9の画像ができる。点線E7は正四面体の稜線が写像された線分であり、三方向グリッドを形成する。前述の世界地図SC1とは縦横比が異なる世界地図1つ分のビューアVR1、VR3,VR4が得られる。これらは方向転換できかつ三方向グリッド23,24,25に沿った三方向に連続移動できる。これらのビューアの縦横比はL3:L4=4:√3である。
SC1は南極及び豪州を中心とした世界地図だが前記世界地図1つ分のビューアを移動することで適切な二次的セルの全方位画像、正積世界地図を提供できる。図10と図11は該平面充填画像から得る様々な地域を中心に据えた縦横比4:√3の世界地図を示す。これらは大陸を略分断せず示す世界地図である。ここに、LC1〜8は順に中近東、太平洋、南極、インドと中国、ヨーロッパ、中米、オセアニア、日本が夫々中心の正積世界地図である。
図12は、図9と同じ平面充填画像だが上述の地図以外に縦横比1:√3の矩形世界地図SC2,SC3、SC4を取り出せる事を示す。また例えば地図SC4の四隅の周辺地理(タスマニア付近)を把握できるよう一回り大きい世界地図SC40を提供できる。また16πsrのビューアSC400では地図の四隅でも全世界に対する地理関係を把握できる。これらは世界の海流や航路、気象観測図や人工衛星の軌跡等を途切れず示せる。
図13に示すシナジェティクスに記載のDymaxion Mapによる世界の一月の海流142と比較して図14の本発明に従う矩形地図に示す同様の海流142では海流が連続的に示されていることが分かる。
以下に記載する技術的事項は、この第1実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、例えば上記第1実施例の矩形セル以外にも正三角形のセル等の多角形を取り出してよい。北半球等4πsr以下の部分を取り出してよい。ここでは正四面体展開図を縦横に平面充填する例を挙げたが、他の多面体に置換してよい。1列や円環状に並べてよい。隙間のある平面配列でもよい。平面充填した際、一部の被写体表示に連続性がなくても良い。
上記第1実施例は地球と言う被写体の中心に向け視点を内向きに全方向から観る世界地図を例に説明したが、1つの視点から外向きに全方位を観る全方位写真も光軸の向きが内か外向きかに関わらず全方位情報は同様に球面画像として扱える。従来技術ではこれらの技術を別個な物として扱かっていたが本発明では等しく扱う。よって他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記第1実施例を全方位写真技術に適用してもよい。
第2実施例:
立方体の正積分割を説明する。立方体は8つの内4頂点を面に置換すると正四面体になる為立方体に沿って6つの光軸を配して撮像後明快に正四面体面に再写像できる。図15は立方体の正積グリッドG6とこれと頂点を共有し外接する球状立方体の正積グリッドG7のみを取り出したものを示す。グリッドG6は正方形面の対角線を引き、各辺の中点同士を結び16個の三角形に等分する正積グリッドである。そのうちの一つが領域82である。こうして立方体を96等分する。グリッドG7は球状正方形の対角線を大円弧で結び交点O13aと各頂点を大円弧で結ぶ。さらに該点O13aと該各頂点を結ぶ大円弧の中点78〜81と該球状正方形の各辺の中点を大円弧で結び球状三角形16個に等分するグリッドである。そのうちの1つが領域82aである。こうして球面(球状立方体)を96等分にする。こうして球面上の例えば領域82aを立方体上の領域82に正積写像できる。正積写像し得られた立方体画像を、点V8,V9,V12,V13を頂点に持つ正四面体の各面に正射投影して正積写像された正四面体ができる。なお頂点V10,V11,V14,V15による正四面体に同様に写像するともう一つの正四面体画像が出来る。
第3実施例:
本発明の正積分割は立体角を均等に分割した後、経緯線等でさらに細分割した正積グリッドを含む。また本発明の正積写像は矩形断面を持つ多面体を用い多面体の画像情報を前記断面に正積写像する事で矩形平面化する方法を含む。ここでは球状八面体を稜線により大まかな中心角を保ちつつ面積比を等分後、経緯線に沿い細分割した正積グリッドとこれに応じた八面体上の経緯線正積グリッドを用い八面体に正積写像した上で矩形の表裏に写像し矩形、特に正方形の全方位画像を提供する実施例を説明する。
図16に示す全方位球面情報である地球を球状正八面体の稜線90,91,92により等分する。例えば90は赤道、91,92は経線である。グリッドG12は球状正八面体を経緯線により細分割する。そのうちの一つが領域89である。グリッドG12の一部を球S6上に示す。経線同士のなす角度が均等になるように、また緯線は互いに平行になるように配される。経線92、91の交点93、94は北極点と南極点にあたる。S6を上から、つまり北極点93を中心に見た図を図17に示す。
図18は球S6に頂点を共有して内接する正八面体P5上のグリッドG9の一部であり、正方形95,96,97はこの正八面体と頂点を共有する。グリッドG9は北極点93と正八面体の頂点間を四等分する点102,103,104を結ぶ経線と98,99を結ぶ線分と平行に配した緯線により構成される。経線同士のなす角度が均等になるように配しても良い。領域89aはG9による一分割領域である。こうしてグリッドG12からG9へ各区分領域は正積写像され、例えば領域89は領域89aに写像される。
図19に示すグリッドG11は図16のグリッドG12を平面展開したものである。グリッドG9は正八面体P5上のグリッドの正面図である。グリッドG11からG9への各区分領域が正積写像されるよう経線にあたる線分の間隔は約h1:h2:h3:h4=22.3:21.5:19.9:17.5となるよう調整されている。
この操作を正八面体の各面で行った全方位画像を正方形領域95,96,97何れかに写像する。図18の正八面体画像を正方形領域95の表面と裏面の領域F4,F5に上下から写像したものを図20の領域F4,F5に示す。正八面体上のグリッドG9はG10に写像され、領域89aは領域89bに写像される。F4,F5を図20のように隣接して配置すると1:2の矩形画像を得る。図21は正八面体P5の斜視図である。領域F5を4分割して回転しF4と統合すると点106,107,108,109に囲まれた正方形全方位画像ができる。なお写像面95を用いて行った上記操作は正方形領域96,97を用いた場合に置換でき、合計三つの矩形画像ができる。
本発明を説明するにあたっては幾何学に基づいて説明するのが、最も理解が得やすい。しかし本発明を適用するにあたってはコンピュータ等による実際の操作や実際の製作上の変形や変更は当然伴うものである。従って、これらの変形や変更は本件発明の範疇に含まれるものと理解されたい。上記第3実施例に限らず他の実施例でも適用可能だが、上記第3実施例の説明に用いた「等分割」、「均等」、「平行」、「正八面体」、「1:2」は、夫々、「実質的な等分割」、「実質的な平行」、「実質的な正八面体」「約1:2」に置換しても良い。
このように立体を構成する面の任意の面に含まれる2つの点と他の面に含まれる少なくとも1点とで規定される面が矩形であれば同様の写像方法により面を統合する事で矩形平面が得られる。
こうして得る画像が例えば図22の世界地図LC13,LC14,LC15でありメルカトル図法では歪む南極大陸や北極海の氷原も正積で表示されつつ同心状に平行な緯線と極地から放射状に延びる経線の関係が保たれる。
以下に記載する技術的事項は、この第3実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記分割に用いたグリッドは表示してよい。経度や緯度、仰角や方位角、距離等の目盛をつけてもよい。もちろん球面正八面体を用いず、既存の世界地図図法やパノラマ写真、魚眼レンズの画像等の平面画像を歪みを除きながら直接矩形平面に修正しても良い。
図23と図24は上記画像LC14とLC15をセル(単位)画像として配列した平面充填画像を示すが、正方形の各辺の中点140,141付近のように南極大陸や北極海の氷原が2つ連続して繋がる事が稀にある。一方LC13を平面充填したものが図25であり全陸地が快適に表示できる。このように一つの正八面体から三つの全方位画像が得られ見やすい平面充填画像を選択できる。
また、図25に示す平面充填画像から点122,133,134,132に囲まれた北極が中心の2次的なセルLC20を取り出せかつ縦横比1:2の世界地図も取り出せる。点121,129,130,131で囲まれたセルLC16はその一例で北極を正確に表示しつつランベルト正積方位図法では歪む南半球の被写体も見やすい。また縦横比1:4の世界地図LC17も取り出せる。
この領域LC17は矢印方向113に連続移動及び方向転換するビューアにでき、矩形世界地図LC18を取り出せる。この領域LC18も矢印方向114に連続移動及び方向転換でき、LC16も矢印方向115に連続移動及び方向転換するビューアにでき、矩形世界地図LC19を取り出せる。LC19も矢印方向116に連続移動及び方向転換するビューアにできる。このように縦横比が選べる最大4πsr領域のビューアを設定でき任意の地域が中心の矩形世界地図が作れる。
以下に記載する技術的事項は、この第3実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記ビューアは移動しつつ変形してよい。上記ビューアの形状は上記の縦横比の矩形形状とは異なる任意の形状をとってよい。また正積分割はコンピュータの処理能力などを考慮して近似化および簡略化してよい。この場合歪みの分散は限定的なものになる。また三次元を平面に写像する際距離情報を捨て単位球面に取り込む過程を省略してよい。この場合3次元空間を変形する操作になる。例えば天球情報を距離情報を保ちつつ変換すると、ある視点からは全方位の星空が矩形画像により一望でき視点を変えると、各天体までの距離を把握できる特殊な立体空間が得られる。
対象となる空間を大小様々な半径を持つ球である点を中心に同心円上に何層も切り取り、各球面間の被写体を分担して夫々の球に写像後、本発明に基づき矩形平面化又は/及び平面配列してよい。この場合半径の大小順に平面配列を行えば配列位置によって前記中心点からの距離情報も平面座標で示す事ができる。
第4実施例:
上記写像方法は正八面体を他の立体、例えば正四面体に置換してよい。図51は全方位正四面体画像PG16の概念図である。正四面体の正三角形の面2つを正方形F23に写像する。F23は正四面体の稜線と該平行であれば、正四面体PG16の内外部は問わない。他の2つの正三角形の面もF23の裏面に写像する。裏面を回転し表面の画像に統合する事で全方位画像が得られる。またこれらを用いて上記実施例同様平面充填する事ができる。
また立方体等を斜めから写像し正六角形画像など正多角形を取得し平面配列してよい。また準正32面体など線が連鎖し大円を形成する多面体の多角形面に写像してよい。この場合得られる画像は正10角形2つとなる。これらを被写体の連続性を保って並べると隙間のある平面配列画像になる。写像はこれらの面の片面だけでも良い。なお正四面体画像を正八面体画像PG17に再写像してよい。
第5実施例:
本発明の扱う平面充填画像には時間性を与えたものを含む(以下全経緯画像と呼ぶ)。図28の平面充填画像MX1は全方位矩形画像SC20をセルとして毎秒1枚撮像し時系列順に横60枚縦60枚に並べた平面充填画像の説明図である。横方向に秒単位、縦方向に分単位で時間と空間が連続する1時間の全経緯を一望できる画像ができる。また前述のビューアを用いて各セルを時系列で映せば動画のような表示ができる。つまり動画記録が各セルの境界領域において被写体の連続性が確保された1枚の画像として提供できる。
以下に記載する技術的事項は、この第5実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記第5実施例の全経緯画面は各セルの静止画を動画に置換してよい。例えば撮像間隔に従って各セルで1秒間の動画を表示すれば全経緯を1秒の動画で一望できる。1秒間の25コマの画像を表示画面の奥行方向に重ねる等立体的な配置をしてよい。監視対象により、撮像頻度、シャッタスピード、縦横のコマ数等は任意で良い。毎分1枚撮像し、横60縦24枚並べれば1日の出来事が一望できる。雑踏に設置する場合シャッタスピードを1分間に設定すれば動いている通行人は写らず、放置された不審物のみ表示できる。セルの並べ方も用途に応じて縦横に充填せず隙間が存在したり、1列または円環状に並べても良い。各セルを非時系列で並べても良い。各セル内の画像を部分的に入れ替えても良い。
本発明は上記全経緯画像から異常箇所のみを取り出す検索用画像を含む。図29の画像MX2はセル画像SC20aを縦60横60コマ反復し並べた平面充填画像の説明図である。画像SC20aは前述の全方位画像SC20をネガ反転したものであり、監視空間の平常時を表す、テンプレート画像として用いる。
一方、図30は検索用画像MX3の説明図である。画像MX3は前記時系列の平面充填画像MX1と前記テンプレート画像を反復したMX2を合成したものである。ここに図MX3の白無地部分は無変化部分である。テンプレート画像に写る被写体と監視中に撮像された該被写体は変化の無い場合補色が一致し無地になる為である。一方、異変があった被写体61は補色関係が崩れ図柄として表示でき監視期間中の出来事として被写体61を浮き立たせられる。こうして迅速に被写体61周囲の画像領域を拡大検証し、前述のビューアを動かしながら前後関係を調べられる。
また、ハードディスク等で記録する際、無変化部は無地のため画像圧縮技術を用い容量を大幅に圧縮できる。また、該平面充填画像に別途記録した画像SC20を再度合成すれば元の画像が得られる。こうして長時間録画の際、画素数が急増する平面充填画像データの容量を減らせる。
なおテンプレート画像は任意に更新して良い。例えば一定間隔のセル数ごと又はランダムに更新し異時刻のテンプレート画像を混在させたり、該テンプレート画像内を区分した領域にも異時刻の画像が混在してよい。全経緯画像の位置をずらしネガ反転し例えば1コマずらした画像のネガと元の画像を合成し短時間の変化を表示してよい。また全経緯画像をネガ反転してよい。合成する画像の一方又は双方の色要素例えばRGB,CMYK,HSB,Lab等を合成したり、透明度を調整し無変化部の彩度、明度、色相、輝度などを均一化し、無地や単色画像にする等、変化部を際立たせ上記同様の効果を得ても良い。
第6実施例:
本発明における写像は平面から平面への写像を含む。全周魚眼レンズによる円形画像を矩形化する方法を図63に示す。領域SS200は全方位を2度に分け撮像した全周魚眼画像を並べて配置したものである。ここで前述の図2に示すグリッドG2による正積分割に基づきつつ前記レンズによる投影の特性を加味しながら、撮像時の立体角を基準に線分SE20によるグリッドを作成する。線分SE20の一部は曲線となる。領域SS200は96個の画像領域SS20に等分されている。斜線領域はその1つである。矩形平面RS200は線分RE20によるグリッドにより区分される。線分RE20のうち1つを図示する。これらの線分RE20は前述の図2に図示するグリッドG1による正積分割に基づき96個の画像領域RS20に等分する。斜線領域はその1つである。各領域SS20を対応する領域RS20に写像することでSS200全体をRS200に正積写像することで矩形化される。
従来技術により平面に撮り込まれた上記画像を矩形平面に写像する場合、撮像時の立体角を加味して平面に表記されている画像の立体角(面積比)を修正しながら矩形平面に写像する事が必要である。また上記のように正積グリッドには曲線を含むものもある。
第7実施例:
既存の世界地図など従来の投影による平面情報を本発明に基づき矩形化する方法を図64に示す。領域CR10は球面情報、典型的には地球SPR10を投影した従来の円筒図法の概念図である。球面SPR10上の線SPE1〜8は線CE1〜8に、領域SPR1〜8は領域CR1〜8に夫々投影されている。線CE1〜8が領域CR10を領域CR1〜8に8等分している。一方、領域OR10は前述の図20に図示する方法に基づく矩形平面領域である。線分OE1〜8が領域OR10を領域OR1〜8に8等分している。
領域CR1〜8を夫々領域OR1〜8に対応させて写像することで領域CR10全体を領域OR10に正積写像し矩形化する。線分CE1〜8は線分OE1〜8に写像される。なお線分CE−Nは本来北極点を示すものであり、より忠実に球面上の相対的な地理関係を保つべく領域OR10では点O−Nに変換する。一方線分CE−Sは本来南極点を示す物であり、より忠実に球面上の相対的な地理関係を保つべく領域OR10では点O−Sに変換される。ただし点O−Sは4点に分散される。これは領域OR10の4隅にO−Sを中心の1点に配した世界地図OR20が配列できる事を示す。このように1点が1点に対応して写像されない場合があるが、従来の円筒図法のように球上の点が線として表記されるよ
うな事は無い。
領域OR10は典型的には世界地図を示し、地球1つ分の地理情報を余過分無く示すため当然領域OR10の4隅に位置する点O−S周囲の地理情報が把握しにくい。これは本来地球のような球面は過去に無限平面として把握されていたように面上の任意の点において全方向に広がりを持つため、全球面を平面に展開した場合、該平面の外周領域の相対的な地理関係を完全に再現できていないともいえる。
ただし、他の実施例でも言える事だが、本発明では必要に応じて前記領域OR10の周囲にさらに領域OR1〜8を繰り返し配列する事が出来る。例えばこのような配列領域OR100を見てみると、領域OR10の外周に面する領域OR5〜8の相対的な地理関係が保たれている事が分かる。例えば球上で領域SPR8がSPR4,5,7と線を介して隣接しているように斜線領域で示すOR8はOR4,5,7と線を介して隣接している。
第8実施例:
多階層写像を経由して矩形平面画像を得る方法を正多面体を例に説明する。正多面体を用いた場合面積比つまり立体角と共に中心角、面角共に均等に歪みを分散する事ができる。図26は正二十面体から正十二面体への写像の説明図である。正二十面体の頂点を面に、面を頂点に置換した物が正十二面体である。全方位正二十面体画像の正三角形領域の中心39と頂点38及び辺の中点を結び六つの領域、例えば領域72に等分する。この操作を他の面でも行い、正二十面体を120等分する。該領域を正二十面体に接する正十二面体の正五角形の中心4から辺の中点及び正十二面体の頂点39を結ぶ線分により120等分した領域に写像する。例えば正十二面体上の領域73に領域72を写像する。
図27はさらに正十二面体から立方体への写像の概念図である。ここで正十二面体の正五角形面に接する立方体の辺41は正十二面体の各面を三角形46と台形48に分割する。該領域を立方体上の点49a,42,43を頂点に持つ三角形46aと49a,50a,44,43を頂点に持つ台形48aに夫々写像する。ここで該写像が正積写像になるよう点49a及び点50aの位置調整をするとよい。得られた立方体画像は正四面体もしくは正八面体に再び写像して矩形画像を作れる。
上記のように本発明は正多面体など対称性や幾何学的共通性のあるものを組み合わせて正積写像による多階層写像ができる。ジオデシック球から準正32面体、正十二面体や正二十面体への多階層写像等も正積写像となる。
このように例えば多面体を構成しているある面を複数の面に分割したり、複数の面を1つの面に統合する操作を繰り返しながら最終的に矩形平面に落とし込む事が出来る。
前述したように、本発明を説明するのに幾何学に基づいた説明が最も理解が得やすい。しかしこれを適用するにあたってはコンピュータ等による実際の操作や実際の製作上の変形や変更は当然伴うものである。従って、これらの変形や変更は本件発明の範疇に含まれるものと理解されたい。上記第8実施例に限らず他の実施例でも適用可能だが、上記第8実施例の内容と同じ効果が得られる範囲内であれば、上記説明中用いた「正多面体」、「中点」「等分」は、夫々、「多面体」、「中点付近」、「実質的な等分」に置換しても良い。
第9実施例:
本発明は上記写像の逆過程で平面から立体へ写像したものを含む。コンピュータ・グラフィックス(CG)において立体表面に平面画像を貼付けるマッピング技術がある。立体にマッピングしたテクスチャ画像を、多角的に見て継ぎ目が不自然だと平面で直す試行錯誤を要した。本発明に基づいて矩形平面のテクスチャ画像を作り、該立体の表面に正積写像することで歪みが少ないテクスチャマッピングができる。
図34に示す正積グリッドを配した矩形画像領域TM1に立体全表面用の画像を描く。三角形147はTM1の一部であり、第1実施例に示す分割に基づき分割した図中点線で表す正積グリッドを配した画像領域を示す。他の領域も同様に分割する。該領域に表示する画像を反復してTM1の周囲に配し、TM1の端部同士の継ぎ目を見られるよう、ここでは4πsrよりも大きい画像領域TM2を用いる。例えば領域145の画像は領域145aにも表示する。
次に上記第1実施例に示す矩形平面化の逆過程により矩形画像TM1を折畳んで図35に図示する正四面体画像obj4を作り、それを球状正四面体に正積写像し球面情報obj5を得る。大円159で切った断面が図36であり被写体obj6とobj5の位置関係を示す模式図である。obj5の中心160を光心にし、obj5上の画像がobj6に写像される。被写体の外側又はこれに交差するようobj5を配してよい。
こうして多方向から被写体を映す動画においてシームレスなマッピングが必要な被写体の実質的な全表面画像を矩形平面で一望のもと操作できる。当然球体や正四面体に多階層写像せず直接被写体となる立体に正積写像して良い。なお同様の方法を他の写像の実施例に適用して良い。
第10実施例:
本発明は任意形状の被写体を全方向の視点から内向きに光軸設定して得る球面情報を含む。図37は人の頭の形状をした被写体obj1の断面を示す。複数の撮像機によりこの被写体の全表面を分割して撮像し球面162に全方向から内向きに光軸設定して写像し球面情報を得る。該球面情報を前述の平面化技術同様、矩形平面画像に変換する。もちろんobj1は球を経由せず直接正四面体に写像してよい。
第11実施例:
本発明は任意形状の立体の多階層写像を含む。任意形状の実質的な全表面画像を多階層写像により正八面体に写像する例を説明する。図38は被写体(人の頭)obj3である。この全表面積を一点差線155と156で8等分した一領域が斜線部AR1である。AR1の部分拡大図がAR2である。obj3は図中1部のみ表示したが実際はAR2のような多角形により構成される。AR2はobj3上の多角形SR4,SR5,SR6からなる多角錐である。AR2の頂点157,158,171からなる三角形にSR4,SR5,SR6を面積比SR4:SR5:SR6=SR4a:SR5a:SR6aとなるように面統合する正積写像する。
この操作をobj3の各箇所で行い、図39の多角形がより少ない立体obj2を得る。このような複数の面を1つの面に正積写像により繰り返し面統合し、例えばAR1の多数の多角形を一つの正三角形に面統合し正八面体画像obj7に統合する。該正八面体画像をさらに面統合して正方形画像が得られる。特に多階層写像により形状を徐々に簡易徐々に簡易化し整える事で1つの光心では死角ができる複雑な形状の面を矩形平面化する場合好適である。なおこれらの図は説明上分かりやすくした概念図である。
第12実施例:
本発明は出入力する全方位画像を矩形平面で一望しながら画像操作できる表示方法を含む。例えば全方位を撮像した画像素材を球面スクリーンに投影する際、出入力時に複数台の投影機や撮像機を要すが、従来の表示画面では投影領域や撮像領域の立体角が正しくないなど歪んで表示され各区分が把握しづらい。そこで該立体角を維持し矩形平面内に割り当てる事で全方位画像を等価に一望しつつ画像の貼合せ作業などの画像操作が行える。
図40は球体スクリーンの投影画像を一望する矩形表示画面TM3である。この場合正四面体の展開図に基づいている。画面TM3端部の継ぎ目が見取れるよう4πsrより大きな領域を表示する画面TM4を用いる。ここに撮像機六台による立方体画像を正十二面体に基づいて配された十二台の投影機によって球体スクリーンに表示する場合、画面TM3には線分165が区分する6つの四角形に各撮像領域が均等に表示される。斜線部163はその1つである。
同様に点線166が区分する12の五角形に各投影領域が均等に表示される。斜線部164はその1つである。なお斜線部167,168,169は夫々正二〇面体、正四面体、正八面体に基づいて光軸設定された出入力画像の区分領域である。こうして出入力画像の不連続な継ぎ目が一望のもと発見でき各撮像領域及び各投影領域の露出の違いや動画の場合の時間的誤差等を修正でき、球形スクリーンに全方位画像を的確に提供できる。なお上記画像操作及び表示方法は他の実施例による写像方法に適用してよい。以下に記載する技術的事項は、この第12実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、例えば球体スクリーンの表示箇所が分かる仰角や方位角などの目盛を示してよい。現在模索されている三次元立体画像に使用してよい。
第13実施例:
撮像は本発明が扱う写像の1つである。ここでは立方体を用いて特に均等に全視野を区分して撮像する実施例を説明する。図31は立方体を基にした撮像方法の説明図を示す。2/3πsrの立体角領域に区分する大円弧170は球状立方体S7の稜線を示す。光心が球状立方体S7の中心O5にくるよう撮像機60を設置する。光軸AX1はO5からS7と接する立方体の正方形面の一つ、PG1の中心O15に向け設定する。また各撮像機の画角は前記大円弧170により区分される2/3πsrの立体角領域が収まるよう109.4712206度以上に設定する。こうして撮像された画像は球上立方体に撮り込まれた後上記第2実施例に示す操作に基づき矩形平面化される。
S7上の点83,O14,84,V8b,81aを大円弧により結ぶ線は前述の正積グリッドG7の一部を示す。グリッドG7を光心O5から光学的に投影したグリッドG8の一部を示す。G8を立体角補正フィルタとしてPG1に着脱し撮像機60により撮像された画像は図15のG6に写像してよい。
第14実施例:
本発明が扱う写像には写像する面とされる面とが分離している場合、例えば鏡面に写り込む画像が反射され距離を隔てて対向している撮像機の受光面に写像される場合を含む。特にここでは立体角を区分した撮像領域にずれを生じさせないようにする事で全方位画像に統合する操作を容易にする実施例を説明する。
つまり全方位撮像用に複数の撮像機を組み合せるとカメラの筐体が邪魔になり光心を共有できない。特に近距離の被写体は光心のずれによる撮像領域の狭間でうまく撮像できない。図32は以上を鑑み光心を一致させた同時撮像方法を正四面体を例に示す説明図である。撮像機54は光軸56を反射体P12に向け反射体P12に写りこむ画像を撮像する。撮像機54と反射体P12は仮想光心O12を他の3つの撮像機54と共有しつつ全方位をくまなく撮像するよう配置する。反射体P12は撮像機54の画角や仮想光心からの距離に応じて曲率を調整する。図示ように撮像機56が正四面体に基づく配置であれば反射体P12もこれに対応する立体が好ましい。
図33は光軸56を含んだ断面図である。このうち断面図143において画角が約141°以上の撮像機54−1を用いれば反射体P12を構成する面REF1は正四面体を形成する。一方断面図144の撮像機54−2は一般的画角の汎用カメラを用いた場合である。反射体P12を構成する面REF2に映る画像が1πsrの撮像領域を撮像機54−2に提供するよう曲率がついている。光軸56を外側に向けた撮像機55を撮像機54と対にし、撮像機54が映り込んだ部分を補完する画角を持つ撮像機55による画像と差し替えてもよい。
第15実施例:
本発明は写像の多階層化を含む一方、反射体を介した多階層写像により矩形画像を迅速に得る撮像方法を含む。撮像後の複雑な画像処理を減らし動画をリアルタイムに表示する事が出来る。図52は底面F18が正方形の四角錐の反射体REF3とこれに対向して配される撮像機225の組み合わせを2組有する撮像機PG18を示す。2台の撮像機225は反射体REF3を介して全視野撮像領域を2分して取り込むよう設定してあり、仮想光心O21を共有している。こうして撮像機PG18により得る2つの正方形画像を貼合わすだけで全方位正方形画像が出来る。2つの光心を共有しているためこれに伴う補正も必要ない。
なお、撮像画像を正八面体に再写像し所望する画像を取得してよい。また底面F18は正方形でなくても良い。例えば縦横比が3:2又は9:8の矩形であれば裏面画像を表面画像と継ぎ合せ縦横比3:4または9:16の汎用モニタに適切な矩形画像を得る。同様に縦横比2:1であれば正方形画像に出来る。四角錐に限らず本発明における反射体形状は任意の立体に適用してよい。ここで言う任意の立体には正多面体や準正多面体を含む多面体、双曲面をはじめとする面が開いている立体、曲面を含む立体、回転体である。例えば撮像画像が立体角補正できる曲面を持つ反射体形状だとなお良い。
第16実施例:
光心がずれる撮像方法の場合、これを視差に利用し立体視画像を取得出来る。図49は立方体撮像機PG6を上から見た図である。光軸に沿ってレンズ216を配置し各々2πsrの領域215を撮像する。隣り合うレンズ216により重複する撮像領域217は該隣り合う2つのレンズ216の光心のずれ181が視差となり立体視する事が出来る。
以下に記載する技術的事項は、この第16実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、第16実施例の説明に用いたレンズはピンホールに置換しても良い。また両眼視差を担う1対のレンズを始め、複数のレンズの受光面を共有させても良い。つまり1つの写像面に複数の光心や光軸から交互に写像してよい。なお1つの受光面とは、複数の面で構成されている立体的な受光面を含む。例えば楕球に写像すれば2つの焦点に光心を設定する際に受光面での乱反射を抑え撮像に好適である。
第17実施例:
本発明が扱う写像は撮像を含み、撮像機の受光面は入力時の写像面と捉える。複数の受光面により多面体を構成する実施例で説明する。全方位撮像した画像は画像処理により矩形画像化できるが画像劣化や処理能力により画質が制約される。この処理は受光面を多面体し、所望する多面体画像を直接撮り込む事で簡略化できる。
図42は正四面体撮像機PG9を示す。正四面体の各面にレンズ、この場合ピンホール189を配置する。該正四面体の各面と平行な三角形を受光面とする。受光面F8はその一つである。こうして4方向に光軸を分散して正四面体形状の受光面に撮像する事で画像処理をせず直接正四面体画像が得られる。特にピンホールを用いれば幾何学的に純粋な投影であるためレンズ特有の歪みがなく全方位が該多面体受光面に投影できる。なおピンホールの場合、仕組みが単純なため複数の光軸を持つ撮像機を小型化できる。一方で低画質がちなピンホールカメラを全視野を分担することで補える。なお受光面F8に替わり中心O17と正四面体PG9の頂点からなる三角錐の内面を受光面として180度近い画角を得てもよい。
第18実施例:
イメージサークルと取り合いがよい形状に受光面を整える実施例を説明する。図42に十四面体の輪郭を持つ撮像機PG10の説明図を示す。正四面体の頂点と稜線を切欠いて該十四面体が得られる為、正四面体に従い配置された受光面F11を六角形にできイメージサークルC3との取合いが良くなる。また稜線や頂点を切欠いた面F10やF9に出入力端子や電源193、三脚等の取付具194、メモリ等のカード195が着脱できる。こうして光軸設定の基となる多面体の稜線及び/又は頂点に沿って撮像に関する要素を配し全方位の同時撮像でこれらが写り込むのを防ぐ。このように多面体撮像機の形状に由来する他の立体を輪郭に用いると撮像上の問題点を解決する事が出来る。
第19実施例:
情報出入力時の例えばCCDやCMOS等の受光素子やディスプレ素子を非常に細分化した写像面として本発明では扱う。これらの形状や配列を示す実施例を示す。細分化した正積グリッドに沿った受光素子を説明する。従来の受光素子は直交座標状に長方形の受光素子を配した為、垂直転送路等との折合いが悪くRGBのカラーフィルタも均等配列し難い。そこで受光素子を六角形等に多角形化する、及び/又は正積グリッドを用い極力均等に配列できる。
図43は受光面領域を拡大し、受光素子の配列規則203を示す。受光素子205を,細分化した正積グリッドG13に従い並べる。配列規則203では受光素子間の隙間領域206に垂直転送路を配置しやすい。受光素子は六角形化することで矩形のものよりマイクロレンズの錯乱円が収まりやすくCCD出力低下を防ぎやすい。また受光素子205に記す参照符号「R」,「G」,「B」は3色のカラーフィルタの配列を示すが、三方向グリッドの配列により均等に配列されている事が分かる。また六角形状の受光素子や三方向グリッドは、矩形受光素子や直交グリッドより正四面体ほか三角形面を持つ立体の面領域に馴染み受光面端部まで無駄なく配列できる。
配列規則204は前記配列における受光素子205を回転させ配列規則203とは異なる配列規則例である。なお受光素子は205aのように円形であってもよい。円形の受光素子の場合隙間領域206に垂直転送路を配置しやすい。もちろん他の多角形やグリッドに基づいた配列であっても良い。例えば正十二面体が受光面の場合、五角形の受光面及び/又は五角形グリッドがよい。受光素子は他の電磁波や音波や温度、ドップラー効果等に感知するセンサに置換してよい。また立体角補正に用いるグリッドとは異なるグリッドを用いて配列してよい。また画像出力時のディスプレ素子に置換してよい。受光素子とディスプレ素子の配列を極力対応させてもよい。
第20実施例:
1光軸に立体的受光面を配した実施例を説明する。従来受光面はフィルムを巻く為に平面形状が好適だったが広角の場合受光面の中央と周縁での露出の差や歪みが増す為複数のレンズを構成した物が多い。そこで1つの光軸に複数の面で構成した立体受光面を配し受光面と焦点間の距離を極力等しくし露出を極力統一する方法を立方体を例に説明する。
図41は撮像機PG6の説明図であり、AX4は各面に配された光軸の1つである。AX4上の点、例えば立方体の面の交点178にピンホールを配置する。こうして全方位の撮像領域を6分割する。立方体の中心O16と頂点との中点172を結ぶ4つの三角形を受光面F6とする。ハッチ部は該受光面の1つである。
なお、立方体の中心O16と頂点V16を結ぶ4つの三角形F7を受光面とするとピンホールの精度によるが1光軸で180度近い画角を得る。つまりより広角画像を取り込める。こうして複数の全方位画像や画角の重複により立体視画像を作成できる。このとき受光面F6を172を頂点とする四角形に置換してよい。179は該立方体撮像機の断面図を示す。受光面を上記のように立体化する事で焦点から受光面のある1点までの距離の差に関して受光面が平面F6aの場合と比較して、減少するのが分かる。
得られた画像は受光面形状に従い統合する。図57に示すPG7は受光面F6の形状に従い統合した24面体の全方位画像である。四角錐受光面F6は188を頂点184を底面の頂点とする四角錐F6bに写像される。同様に幾何学的共通性を持つ菱形十二面体画像に写像しても良い。その後立方体、正四面体、正八面体等に再写像し他の実施例同様の操作により矩形平面画像を作れる。また上記受光面F7により画角180°で撮像した場合、180度反対を向く2つの光軸により撮った画像を八面体PG8に統合したのち点180を頂点とする正方形に面統合を行い矩形平面画像を得る。
このように1つの撮像形式により複数種の多面体画像を取得し多用途に最適化した画像が提供出来る。なお、上記第20実施例に限らず他の実施例でも適用可能だが、上記第20実施例では幾何学的表現で説明したが上記実施例の内容と同じ効果が得られる範囲内であれば、実施に際しこれら説明用の理論上の数値は許容範囲内であればよい。撮像機の大きさ等で光心がずれる等の誤差は許容内で近似値してよい。
第21実施例:
本発明は全方位画像の矩形平面への写像を扱うが入力時の写像面である受光面を矩形平面化する方法を含む。上記実施例に示す複数の受光面を光軸に対応させ分散、立体化する撮像機の作りは複雑になる。しかし例えば正八面体を用いて、全ての受光面を矩形平面に統合できる。
図44に正八面体撮像機PG11の概念図を示す。各面にピンホールまたは同等のレンズ207が取付く。正八面体PG11の面を底面、中心を頂点とする三角錐PG25内面の部分領域を受光面とし全方位画像が撮像できる。このとき正八面体の各面に設置され三角錐化された受光面は正八面体の各頂点V25を共有する三つの正方形F13に統合されている事が分かる。こうして3つの矩形平面に各受光面を統合しつつ各光軸に各々立体的配置の受光面を提供出来る。なお該受光面の考えを他の多面体等の立体に置換してよい。
このときレンズ207が1/2πsrの撮像視野を撮像できるよう三角錐面領域F12を受光面にすれば1つの全方位画像が得られる。該撮像視野を1πsrに広げた三角錐面領域F12aであれば8つの光軸を分配し2つの正四面体画像が得られる。同様に正方形F13全面を受光面にし撮像視野を2πsr(全周魚眼)まで広げた場合4つの全方位画像が得られる。隣り合う光軸と撮像領域が重複する場合これを利用して立体視画像を作ることも出来る。
他で詳述するがF13を含む面F13aを反射体にした場合3つの面F13a同士が直交するため任意の方向から来る光を光源に返す事ができ(以下全方向反射体と呼ぶ)、この原理を用いて互いの撮像機の位置を迅速に測定できる。ただし1つの光軸で1/2πsr以上の撮像をする場合は写り込みが生じる。また面F13aを三脚に用い撮像機を安定させてもよい。ここでは立体受光面の矩形化に関する実施例を説明したが、当然受光面は三角錐に替わり正八面体の面と平行な面に配置して正八面体画像を取得できるようにしてよい。
第22実施例:
本発明は複数台の撮像機を用い、特定の空間全域を網羅する方法を含む。全方位撮像機1台による観測は湾曲した空間等の場合、空間の形状により視野が行き届かず、複数台の撮像機が必要となる。このとき互いの撮像機の位置関係を迅速に把握できる実施例を説明する。
図45は準正十四面体撮像機PG12の概念図を示す。該十四面の正方形の各面F25に基づき光軸を配し全方位を6つの撮像領域に分割して撮像する。また全方向反射体となるよう正三角形の面F24に点光源と三角錐状の反射体208を取り付ける。反射体208の各面は互いに面角が90度で交差する。
全方向反射体、光源を付加した撮像機を複数散在させた場合、他の撮像機が反射した自らの光源の光を全方位撮像機でとらえる事で観察する空間における各撮像機の相互の位置関係が把握できる。こうして各地点での全方位画像を分析でき観察する空間内の被写体を多角的に観測する事が可能になる。
以下に記載する技術的事項は、この第22実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記22実施例において特定の被写体を包囲するように複数該撮像機を配し全方位から撮像してよい。また一般的な撮像で扱う可視光を電波、赤外線、紫外線、X線、ガンマ線等の電磁波、ソナーなどの音波、MRIなどの磁場に置換してよい。画像には温度分布や磁力分布、ドップラー効果などを表示してよい。また撮像に際して全ての光軸を固定して同時撮像してよい。また非同時撮像でも良い。台数を減らし光軸を回しつつ撮像してよい。この場合回転軸を調整する事で光心を一致できる。動画用撮像機をパンした録画画像を用いても良い。
なお、光軸、全方向反射体、光源の多面体の面への割当はこれに限らない。例えば全ての面に光軸がある場合、準正14面体の全方位画像が得られる。このとき準正14面体の頂点V26を通る正方形209の表裏に準正14面体画像を写像できる。同様に頂点V26を通る六角形210の表裏に準正14面体画像を写像できる。平面化された全方位画像は平面に配列できる。ただし被写体の連続性を確保する場合、隙間のある平面配列画像になる事がある。一方平面充填した場合は部分的に被写体が不連続になる事がある。
第23実施例:
光軸設定等を多様化し、解像度や立体視画像化の有無など様々な用途に対応できる実施例を説明する。図47に概念図を示す撮像機PG14は立方体にレンズ219が取り付いた撮像モジュールM1がヒンジ249を介して連結している。よってモジュールM1はAX6を軸に回転できる。ヒンジ249は一定の角度毎に回転を固定できると良い。他の面にはシャッタ220、バッテリやアダプタ端子221、モニタ等の表示装置218、接続装置248が取り付き一方の撮像機PG14と連結している。接続装置248は信号や電力の出入力や三脚への固定具を兼ねたものが良い。なおレンズ219はピンホールに置換してよい。受光面222は球面の一部になっている。これは立体受光面とする場合、内部での光の乱反射の制御が難しいが特にピンホールを用い受光面を球面化した場合入射した光251は受光面に垂直に当たるため受光に好適な上、入射した逆方向に反射するため該反射光252が乱反射せずに済む。内部空間223に撮像機に必要な要素を内蔵する。
図48は、2つの撮像モジュールM1を光軸をそろえ立体視画像撮像機として使用する例253と光軸を互いに逆方向に向け全方位撮像機として使用する例254を示す。
次に、図50は3台を結合した使用例である。撮像機PG14は夫々モジュールM1を90回転させ連結させた状態で他の撮像機と結合している。この場合光軸配置は立方体PG15に基づいており、モジュールM1は全視野を6分割した領域を撮像する。こうして3台のPG14により1台の撮像機よりも高画質の全方位画像を取り込める。立方体PG15の窪んだ部分に光源や雲台など撮像に必要な要素モジュールM2を着脱できるようになっている。また頂点224を切欠いて設置しやすくすると良い。なおレンズ219をより広角にすることで光心のずれが視差になり立体視画像が取得できる。なお撮像機の組み合わせを変え解像度や視差の設定等の仕様を変更してよい。またモジュールM1の各面の要素も自由に設定してよい。例えば接続装置248を増やしたり、ヒンジに置換してよい。モジュールM1を常に対にする必要もない。こうして撮像要素を様々に組み合わせる事で多様な目的に対応出来る。
第24実施例:
写像される多面体画像に選択肢を与えるため光軸設定に多様性を持たせることが出来る。また多面体撮像機を光軸設定の基となる多面体の幾何学的特性を損う事なく変形させた上でメモリ、電子回路など撮像機に必要な構成要素を内蔵させる実施例を説明する。
図46は八面体211の稜線と頂点を切り欠いた26面体撮像機PG13の概念図とその断面図F14aである。26面体撮像機PG13は頂点V27を通る6つの八角形面F14に受光面を集約させた状態で少なくとも8つの三角形面に光軸を配している。例えば八角形面F14の斜線部F15は光軸AX15の撮像面の一部となる。こうして光軸配置の基となる八面体撮像機と同等な全方位画像が得られる。八角形面F14により区切られた内部空間212にラム、メモリや電源など撮像機に必要な要素を納める。また内部空間213には撮像機など着脱可能な装置214を取り付けられる。
26面体を用いて光軸を分配する事で種々の全方位画像が得られる。例えば全ての面に光軸を配すると26面体画像が得られ、夫々の画角θ5を汎用レンズで担う事ができる。八面体211の稜線を切り欠いて出来た12個の四角形面F17に光軸を配すると菱形十二面体の全方位画像が得られる。また八面体211の頂点を切り欠いて出来た6つの四角形の面F16に光軸を配し、領域F15を反射体に置換して全方向反射体とし、残りの面に光源、三脚、出入力系のプラグ、アンテナ等の着脱装置を組み込んでも良い。また軸AX6の直交方向に並ぶ8つの面に光軸を配する事で合計3つの八角柱または円筒画像が得られ汎用のパノラマ画像に還元できる。
第25実施例:
本発明の扱う写像には縦方向は心射投影、横方向は平行投影のように異なる写像方法を混在したものを含む。また対象となる立体には開いた面や曲面を含む立体や複数の立体を組み合わせたものを含む。ここでは円筒図法を組み合わせて歪みが比較的少ない領域を夫々抽出し一つの面が閉じた立体に統合する実施例を説明する。
図53は円筒PG19を2つ交差し正方形画像を得る過程を示した概念図である。左右が開いている円筒PG19には平行投影と心射投影による全方位画像が貼り付いている。これにもう一つの円筒PG19を交差させ重複した領域がF19である。円筒画像のうちハッチ部F19を抽出して用いる。その他の円筒領域PG20aは取り除き領域F19により立体面画像PG20が得られる。立体PG20には説明上、地球の経緯線を表記している。次に立体面画像PG20を軸AX8に沿って上下方向から正方形F20の表裏面に写像する。裏面に写像した画像を回転し表の面に統合して矩形全方位画像を取得する。
この写像方法による立体PG20の曲面は円筒の一部で構成される為、汎用のパノラマ画像に類似しつつ全視野を少ない歪みで正方形化出来る利点がある。なおこのように曲面、直線、曲線により規定される立体は上記第25実施例の説明に制限されるものではない例えば円錐を複数組み合わせた場合ランベルト正距方位図法に類似した画像が得られる。
第26実施例:
円筒図法と本発明に従う矩形画像を折衷させる実施例を説明する。図54は、曲面で構成された菱形12面体PG23である。これは図53に示すPG20に円筒を追加し3つの円筒の交差部により得る。よって立体PG23の面は円筒で構成される。頂点V29を結ぶ円弧238により区分された12の曲面は合同でありこの立体を頂点V29を結ぶ直線239で区分すると24面体が得られる。この立体PG23は菱形十二面体、立方体、正四面体、正八面体と頂点、稜線、面などの配置を共有する部分が多く、容易に該多面体に写像できる。
例えばハッチ部領域240は正八面体の1面に写像される。
ここで「容易に」とは心射投影するだけで上記多面体が得られ各面が立体角補正できるという利点を含む。これらの多面体を用いれば本発明の平面化方法により矩形平面が得られる。こうして汎用の360度画像である円筒図法を折衷する事が出来る。なお上記第26実施例に限らず他の実施例でも適用可能だが、上記第26実施例では幾何学的表現で説明したが上記実施例の内容と同じ効果が得られる範囲内であれば、上記第26実施例の説明中用いた「正多面体」を「多面体」、「正多角形」を「多角形」に置換して良い。
第27実施例:
球の経線は円弧である。そこで特定の断面のみが矩形で経線方向の断面は全て円弧である立体を介して被写体が滑らかに表示できる矩形平面を得ることが出来る。図58の概念図に示す立体PG21は経緯線グリッドG15により面が区分されている。経緯線グリッドG15は経線226と緯線231で構成されている。なお図示するグリッドG15は1/2πsrの画像領域、例えば北半球の1/4のみを表示している。円弧226は極点227と正方形F21の稜線228上の点230を通り、曲線231は円弧226を分割した点を結び連鎖する。
一方グリッドG16は正方形F21a上にあり、経線226a、緯線231aと赤道にあたる正方形の稜線228aで構成されている。なお図示するグリッドG16は半球分つまり2πsrの立体角領域のみを示す。線分226aは正方形上の極点227aと正方形の稜線228a上の点230aを通る線分である。線分231aは線分226aを分割した点を結ぶ連鎖した曲線である。こうしてグリッドG15の区分領域233はグリッドG16上の対応する領域233aに写像され正方形画像が得られる。写像に用いる立体PG21は緯線を曲線により連鎖させ、隣あう面が滑らかに連続する形状である。そのため被写体が不自然に折れ曲がり表示される事が無い。
第28実施例:
本発明は2次曲線を含む曲線による分割を含む。ここでは図58に示すグリッドG16の変形例を説明する。図59に概念図を示す正方形グリッドG17は全視野領域つまり4πsrの立体角領域を示す。図58に示す2πsr分のグリッドG16は正方形領域F21bに相当する。グリッドG17は線分226bと線分231b及び正方形の稜線228bで構成されている。線分226bは極点227bと正方形の稜線228b上の点230bを通る連鎖した双曲線である。線分231bは線分226bを分割した点を結ぶ連鎖した放物線である。このとき線分226bと線分231bは交点で直交するよう曲率等が調整され、地図で例えると等角図法となる。グリッドG15上の区分領域233はグリッドG17の対応する領域233bに写像される。こうして稜線228b上で折れ曲がっていた経線を曲線でつなぐ事で稜線228bをまたぐ被写体折れ曲がらずに自然に見えるようになる。画像領域233が正積写像されるようグリッド15、16、17は調整する。
以下に記載する技術的事項は、この第28実施例に限定されずに、他の実施例にも同様に適用可能であるが、上記第28実施例の分割数を調節する事により立体角補正の精度を調整できる。画処理能力等の制約により分割を四面体や八面体の稜線など単純なものにしてよい。ただし歪みの分散は限定されたものになる。なお線分の分割や交差角θ6の分割は等分するのがよい。地図に例えると局所的に角度や距離を正しく示せる。またグリッドG16,17はグリッドG15を軸AX9上の点から光学的投影により得ても良い。分割線は測地線以外に、円弧、ペジェ、スプライン曲線ほか楕円弧、放物線等の2次曲線、楕円曲線等の3次曲線、Cassinian oval等の4次曲線、クロソイド曲線等の緩和曲線を含む。これらが混在し連鎖してよい。
第29実施例:
本発明は均等な正積分割において球体や多面体と矩形平面を折衷する曲面を均等に正積分割したものを含む。図55は正八面体画像を被写体が滑らかに表示されるよう考慮して正方形に多階層写像する過程を示す概念図である。正八面体画像PG22は曲面で構成された立体PG22aに写像され、次いで正方形画像F22に写像される。ここでは正八面体の八面のうち四面のみ図示し説明する。正八面体画像領域PG22はグリッドG18により24等分されている。領域235はその1つである。グリッドG18は頂点V28と稜線の中点234を結ぶ線分236と稜線237により構成されている。
立体PG22aは頂点V28aを除く頂点V28と中心O22を正八面体PG22と共有する。各面はグリッドG18aにより24等分され、領域235aはその1つである。グリッドG18aは頂点V28aとV28を結ぶ線分237aとV28同士を結ぶ線分の中点234と頂点V28aを結ぶ線分、及び2つの頂点V28と線分237a上の点を結ぶ線分236aにより構成される。線分236aは連鎖する円弧などの曲線である。線分236aの曲率は、V28を頂点とする正方形へ写像する際、該正方形の輪郭からはみ出ないよう調整されていると良い。正方形F22は頂点V28と中心O22を正八面体PG22と共有する。該正方形はグリッドG18bにより24等分され、領域235bはその1つである。グリッドG18bは点O22と頂点V28を結ぶ線分237bと点O22と稜線の中点234を結ぶ線分、及び2つの頂点V28と線分237b上の点を結ぶ線分236bにより構成される。
こうして正八面体画像PG22は立体PG22aを経由し正方形F22に正積写像される。なお同等の効果が得られるのであれば正八面体から直接正方形に写像を行っても良い。
第30実施例:
本発明は多様な空間において全視野を確保するために例えば狭小空間に対応した小型化を加味した撮像機を含む。図56は筒型の撮像機PG24の概念図である。筒の軸AX11方向に撮像ユニット241が対になり向かい合う。撮像ユニット241はレンズ242、反射体244で構成されている。レンズ242の周りには軸AX11の回転体形状である反射体244が配置される。レンズ242に仮想光心246から見て水平360度、垂直θ8の視野を反射して送り込む。よってレンズ242は反射体244に写り込む画像を取り込める画角θ6さえあればよい。レンズ242の画角がより大きな場合(θ7)これを他方のレンズ242の画角に付与する事ができる。2つの撮像ユニット241は透明シリンダー245等により適正な距離L5を保つ。距離L5はレンズ242の画角と反射体244の角度θ9による為、シリンダー245をスライドする事でズームしたり、挿入時の小型化PG24aが可能となる。
こうして2つの撮像機により撮られた全方位画像は本発明の平面化方法により矩形化する事が出来る。一方ポリープ等注意深くある被写体を観測したい場合、対になった撮像ユニット241の2つの光心246が立体視画像を提供して、くまなく立体的に観察できる。また他方の反射体の回転体内に撮像ユニットを組込めるため空間を省ける。狭小空間での使用に際しては、反射体を経由し結像に必要な距離が得られ、またレンズが空間の内壁に近づき過ぎ撮像できなくなる事がない等の利点がある。
また回転体の反射体を用いるため小腸等を撮像する場合内壁の展開図を容易にパノラマで作成出来る。なお斜線部247にメモリや送受信系を内蔵したり撮像ユニット241aを付加しレンズ242に撮像機本体が写り込む画角θ60を補ったり適切な撮影角度が得られない場合撮像ユニット242が所望する被写体の撮像を代替できる。この時四台の撮像ユニットが撮像機PG24に組込まれるが、軸AX11方向に並置される為、筒の直径D1は増大せず観察する管状空間の最小径が制約される影響は少ない。

Claims (18)

  1. 連続し且つ各々が1以上の線と点とで規定される複数のスタート分割面から成るスタート面が保有する情報を連続する複数のエンド分割面から成るエンド面上に、各スタート分割面と各エンド分割面とで情報の一対一の対応を維持しつつ転写するためのコンピュータによる情報処理方法であって、
    上記スタート面と上記エンド面の少なくとも一方が矩形平面であり、
    前記各スタート分割面が各エンド分割面を隙間無く埋めるように変形され、
    前記各スタート分割面を規定する前記線が、対応する前記エンド分割面を規定する線として維持され、
    前記各スタート分割面を規定する前記点が、対応する前記エンド分割面を規定する点として維持され、
    前記複数のスタート分割面の各2つの隣り合うスタート分割面の隣接関係が、前記複数のエンド分割面の各2つの隣り合うエンド分割面の隣接関係として維持され、
    前記スタート面全体に対する前記各スタート分割面の第1面積比が、対応する前記各エンド分割面の前記エンド面全体に対する第2面積比と等しいことを特徴とする情報処理方法。
  2. 上記スタート面と上記エンド面のいずれか一方が立体の表面であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記スタート分割面の少なくとも部を、互いに隣接した複数の再分割面に再分割する付加的な操作と、前記スタート分割面の少なくとも一部の互いに隣接した面同士を1又は2以上の統合面に統合する付加的な操作との少なくともいずれか一方を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
  4. 複数の前記矩形平面を横方向及び縦方向の少なくとも一方に連続的に配列することにより、前記各矩形平面よりも大きく、且つ、隣接する前記矩形平面同士間の境界においても情報の連続性を有する矩形の表示面を作る付加的な操作を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記複数のスタート分割面が等しい面積を有し且つ前記複数のエンド分割が等しい面積を有する、請求項1に記載の情報処理方法。
  6. 任意の一対の隣接する前記スタート分割面同士の成す面角が、他の任意の一対の隣接する前記スタート分割面同士の成す面角と等しい、請求項2に記載の情報処理方法。
  7. 前記スタート分割面を規定する点を共有して隣り合う前記スタート分割面を規定する線同士の成す複数の内角のうち少なくともが等しく、且つ、前記エンド分割面を規定する対応する点を共有して隣り合う対応する前記エンド分割面を規定する線同士のす複数の内角のうち少なくとも対応するが等しい、請求項1に記載の情報処理方法。
  8. 前記スタート分割面を規定する線のうち少なくとも部の線の線分長さが等しく、且つ、前記エンド分割面を規定する線のうち少なくとも部の線の線分長さがが等しい、請求項1に記載の情報処理方法。
  9. 前記スタート分割面を規定する少なくとも部の線が連鎖して複数の環状の線を形成し、該環状の線同士が平行であり、且つ、前記エンド分割面を規定する少なくとも部の線が連鎖して複数の環状の線を形成し、該環状の線同士が平行である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  10. 前記スタート分割面を規定する前記環状の線が各々閉じた輪であり、及び/又は、前記エンド分割面を規定する前記環状の線が各々閉じた輪である、請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記スタート分割面を規定する環状の線が多面体の稜線である複数の直線から成る閉じた輪である、請求項9に記載の情報処理方法。
  12. 前記スタート面の少なくとも部が曲面である、請求項2に記載の情報処理方法。
  13. 前記多面体が四面体であり、該四面体の稜線と頂点とを含む前記各スタート分割面が、前記矩形平面を形成する四面体の展開図上に、前記各スタート分割面の辺と頂点に対応する線と点とで規定される対応する前記エンド分割面を隙間無く埋めるように変形されることを特徴とする、請求項11に記載の情報処理方法。
  14. 前記スタート面が十四面体の全表面であり、前記スタート分割面が十四面体の各面であって、該スタート分割面の内の複数の四角形の面の頂点を共有してこれらの頂点を結ぶ辺で規定される断面である少なくとも1つの統合面上に、前記スタート分割面の幾つかを統合する付加的な操作を含み、前記統合面に統合される前記幾つかのスタート分割面が、該統合面の一側に位置するスタート分割面の全てであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  15. 前記スタート面が四面体の全表面であり、前記スタート分割面が四面体の各面であって、該スタート分割面の辺の中点を頂点として、これらの頂点を結ぶ線を辺とする断面である少なくともつの統合面上に、前記スタート分割面の幾つかを統合する付加的な操作を含み、前記統合面に統合される前記幾つかのスタート分割面が、該統合面の一側に位置するスタート分割面の全てであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  16. 前記スタート面が、該スタート面を構成するように配置された撮像機の受光面から成る、請求項2に記載の情報処理方法。
  17. 前記スタート面及び/又は前記エンド面が、これらスタート面及び/又はエンド面を構成するように配置された多数の出入力素子から成る、請求項1に記載の情報処理方法。
  18. 前記矩形平面を配列した情報から任意の多角形部分を取り出して出力する付加的な処理を含む、請求項4に記載の情報処理方法。
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