JP4945214B2 - 乾式壁材の下端部構造 - Google Patents

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Description

本発明は建築、構築物の外壁材として使用する乾式壁材の、下端部に形成する流水機能を付加した乾式壁材の下端部構造に関するものである。
従来から使用されている乾式壁材の下端部をカバーする水切りとしては、壁材と水切りとの間に空間を形成し、水切りに貫通孔を形成して、雨水を外部に排出するものであった。(特許文献1、2参照)。
実用新案登録3012289号 特許登録3358474号
しかしながら、芯材として合成樹脂発泡体を使用した乾式壁材を用いた場合には、水切り内部に浸入した雨水が跳ね上がり、乾式壁材端部木口の合成樹脂発泡体に接触し、水分が合成樹脂発泡体内に浸透してしまい、表面材の鉄板の錆発生、合成樹脂発泡体の腐食、濡れ雑巾化による断熱性の低下防止、等の悪影響を与える危険性があった。
本発明はこのような欠点を除去するため、垂直平面状の固定部と、固定部の上端を外方に傾斜して垂下した傾斜面と、傾斜面の下端を外方に突出した底面と、底面の先端を、外方かつ上方に傾斜して突出した傾斜化粧面と、傾斜化粧面の先端を上方に突出した化粧面とから形成し、底面に一定間隔で形成した流水孔とから形成した長尺状の見切縁を、壁下地の土台部に水平に連続状で固定し、見切縁の空間に乾式壁材の下端部を挿入して形成したことを特徴とする乾式壁材の下端部構造を提供するものである。
本発明に係る乾式壁材の下端部構造によれば、(1)流水孔が内部に浸入した雨水を速やかに外部に排出する。(2)傾斜面、傾斜化粧面を形成したために、乾式壁材の木口が内部に浸入した雨水と接触せず、乾式壁材の芯材が合成樹脂発泡体である場合に、合成樹脂発泡体の腐食防止、濡れ雑巾化による断熱性の低下防止、壁下地の腐食防止、乾式壁材の強度低下防止に有効である。等の特徴、効果がある。
以下に図面を用いて本発明に係る乾式壁材の下端部構造の一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は本発明に係る乾式壁材の下端部構造の一実施例を示す断面図、図2(a)〜(c)は本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する見切縁Aを示す断面図と一部切り欠き斜視図である。また、図3は乾式壁材B、図4は水切りCの断面図である。
見切縁Aは、垂直平面状の固定部1と、固定部1の上端を外方に傾斜して垂下した傾斜面2と、傾斜面2の下端を外方に突出した底面3と、底面3の先端を、外方かつ上方に傾斜して突出した傾斜化粧面4と、傾斜化粧面4の先端を上方に突出した化粧面5と、化粧面5の先端を内方に折り返した舌片6とから形成し、図では底面3に一定間隔で形成した流水孔7と、傾斜面2、底面3、傾斜化粧面4と化粧面5とから空間8を形成したものである。
固定部1は見切縁Aを壁下地αに固定具βにより固定する部分である。
傾斜面2は、見切縁Aに空間8を形成し、図1に示すように乾式壁材Bの木口B1と見切縁A間に空間8を形成することにより、図5に矢印で示すように雨水が浸入した場合に、雨水が乾式壁材Bの木口B1に接触せず、木口B1が濡れることが無いようにしたものである。
底面3は、傾斜面2と傾斜化粧面4の下端部分に形成し、主に流水孔7の形成場所として機能すると共に、内部に浸入した雨水を、スムーズに流水孔7より外部に排出するために形成した部分である。
傾斜化粧面4は、内部に浸入した雨水を、スムーズに流水孔7より外部に排出するために形成した傾斜部分であると共に、傾斜することにより、乾式壁材Bの凹部14を垂下した雨水が跳ね返って木口B1の芯材10が濡れるのを防止するものである。このため、芯材10が吸水することによる腐食、濡れ雑巾化による断熱性の低下、壁下地αの腐食、乾式壁材Bの強度低下を防止できるものである。
化粧面5は、乾式壁材Bの下端部の木口B1部分を覆い、乾式壁材Bの下端部分が外部に露出するのを防止する部分である。
舌片6は、金属製板材により形成された見切縁Aの端部により怪我をしないように形成した部分である。
流水孔7は、底面3に一定ピッチで形成し、乾式壁材Bと見切縁Aの化粧面5間より浸入した雨水を外部に排出するためのものである。また、流水孔7の形成ピッチPは30〜300mm位である。
その素材としては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種を押出成形、ロール成形、プレス成形、等によって各種形状に成形したものである。
乾式壁材Bは図3に示すように表面材9と裏面材11間に芯材10を形成し、表面材9の化粧面12に、凸部13、凹部14を形成し、上下端に雌型連結部15と雄型連結部16を形成し、雄型連結部16内にパッキン17を形成したものであり、固定具βの打設と、雌型連結部15と雄型連結部16を嵌合することにより乾式壁材Bを連結するものである。勿論、本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する見切縁Aは、図では縦張りの乾式壁材Bに使用しているが、横張りの乾式壁材Bにも使用できるものである。
表面材9、裏面材11は金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、あるいは無機質材を押出成形、プレス成形、オートクレーブ養生成形、押出−乾燥−焼成、等して各種任意形状に形成したものである。
芯材10は例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム、等の合成樹脂発泡体からなるものであり、例えばレゾール型フェノールの原液と、硬化剤、発泡剤を混合し、表面材9、もしくは裏面材11の裏面側に吐出させ、加熱して反応・発泡・硬化させて形成したものである。また、芯材10中には各種難燃材として軽量骨材(パーライト粒、ガラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン、水酸化アルミニウム等)、繊維状物(グラスウール、ロックウール、カーボン繊維、グラファイト等)を混在させ、防火性を向上させることもできる。
さらに詳説すると、芯材10は主に断熱材、防火材、接着剤、補強材、緩衝材、吸音材、嵩上材、軽量化材、等として機能するものである。勿論、芯材10としてロックウール、グラスウール、セラミックウール等の無機材を使用しても良いものである。
次に、本発明に係る乾式壁材の下端部構造の施工方法について簡単に説明する。まず、図2(a)〜(c)に示すような見切縁Aを図1に示すように固定部1を固定具βにより打設し、基礎γ部分の水切りC上の壁下地αに連続状で複数本固定する。次に、図3に示すような乾式壁材Bを順次連結し、下端の木口B1を空間8内に挿入して縦に施工するものである。
以上説明したのは本発明に係る乾式壁材の下端部構造の一実施例にすぎず、図6、図7に示すように形成することもできる。
図6は1階と2階等の中間部に本発明に係る乾式壁材の下端部構造を施工した状態を示す断面図であり、Dバックアップ材、Eはコーキング材である。図7は窓上に本発明に係る乾式壁材の下端部構造を施工した状態を示す断面図である。
本発明に係る乾式壁材の下端部構造の施工状態を示す説明図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する見切縁を示す説明図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する乾式壁材を示す断面図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する水切りを示す断面図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造の施工状態を示す説明図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する見切縁のその他の実施例を示す断面図である。 本発明に係る乾式壁材の下端部構造に使用する見切縁のその他の実施例を示す断面図である。
符号の説明
A 見切縁
B 乾式壁材
B1 木口
C 水切り
D バックアップ材
E コーキング材
R 雨水
α 壁下地
β 固定具
γ 基礎
1 固定部
2 傾斜面
3 底面
4 傾斜化粧面
5 化粧面
6 舌片
7 流水孔
8 空間
9 表面材
10 芯材
11 裏面材
12 化粧面
13 凸部
14 凹部
15 雌型連結部
16 雄型連結部
17 パッキン

Claims (1)

  1. 垂直平面状の固定部と、該固定部の上端を外方に傾斜して垂下した傾斜面と、該傾斜面の下端を外方に突出した底面と、該底面の先端を、外方かつ上方に傾斜して突出した傾斜化粧面と、該傾斜化粧面の先端を上方に突出した化粧面とから形成し、底面に一定間隔で形成した流水孔とから形成した長尺状の見切縁を、壁下地の土台部に水平に連続状で固定し、該見切縁の空間に乾式壁材の下端部を挿入して形成したことを特徴とする乾式壁材の下端部構造。
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