JP4943616B2 - 直線の欠陥検出 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体デバイスの製造に用いられるフォトリトグラフのレチクルを検査する方法に関し、特にレチクルの形状のエッジ部を検査する方法に関する。本発明はサブミクロンの設計形状をもつレチクルのインライン検査に特に応用可能である。
【0002】
【従来の技術】
超大規模集積回路に対しての高密度及び高性能化に対する現代の要求項目は、サブミクロン形状、トランジスタや回路の高速化、そして信頼性の向上を要求する。この要求は、高精度で均一なデバイス形状の形成を必要とする。言い換えれば、注意深いプロセス監視を必要とする。
【0003】
注意深い検査を必要とする重要なプロセスがフォトリトグラフで、そこではマスク、即ち、『レチクル』が回路形状を半導体ウエハ上に転写するのに用いられる。典型的には、一連のそのようなレチクルはあらかじめ設定された工程の中で用いられる。各フォトリトグラフのレチクルはガラス基板上のクロム形状同様ウエハ上に集積される回路構成に一致した複雑な一組の幾何形状を含んでいる。一連の各レチクルはシリコンウエハ上に形成されるポリシリコン又は金属層のようにあらかじめ層の上にコーティングされた感光性層(即ち、フォトレジスト層)上にその対応する形状を転写するのに用いられる。フォトレジスト層上のレチクル形状の転写は従来、フォトレジストを露光するためにレチクルを通して光又は放射線を向けるスキャナー又はステッパーのような露光ツールを用いて行われている。その後、フォトレジストはフォトレジストのマスクを形成するように現像され、下にあるポリシリコン又は金属層がウエハ上のライン又はゲートの様な形状を形成するマスクに従って、選択的にエッチングされる。
【0004】
レチクルの製造は処理や設計上の制約によってあらかじめ決められた設計ルールに従って行われる。これらの設計ルールはデバイス又はラインが好ましくない形でお互いに重なったり、影響しあわないように、例えば、デバイスと相互接続するラインの間の空間許容量やライン自体の幅を規定している。設計ルールの制約はデバイスの製造において許容される線の最小幅、或いは二つの線の最小空間として定義される『クリティカル寸法』と呼ばれる。超大規模集積回路の応用における設計ルールはミクロンオーダーのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
設計ルールの縮みとプロセスウィンドウ(即ち、処理における誤差マージン)が小さくなるにつれ、設計寸法からのわずかな形状ずれが完成した半導体デバイスの性能に悪影響を与えることがあるので、レチクルの形状の検査や計測がますます重要になっている。例えば、レチクルの表面上の形状は、相互接続するライン又はゲートを形成するようにレチクル表面を横切って伸びる直線を含んでいる。図1A〜1Bは、直線形状の典型的な欠陥のいくつかを図示している。図1Aはライン上の“こぶ”として示されるラインの一部を拡大したものである。非欠陥形状の寸法は点線で示されている。図1Bは線から切り取られた“かみつき”として示される線の細くなった部分を示しており、非欠陥形状の寸法が点線で示されている。
【0006】
図1A〜1Bに示される直線の余分な又は不足したクロムのようなレチクル上の欠陥が繰り返し処理中にウエハ上に転写され、そのため製造ラインの生産効率を著しく低下させてしまうことは当業者によって認識されている。従って、レチクルを検査し、その上の欠陥を検出することが非常に重要である。検査は一般にカリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアル社から入手可能なRT8200かARIS−iレチクル検査システムのような光学系システムよって行われる。マスクショップ、即ち、マスクやレチクルが製造されるところでは、検査システムはマスクを走査し、得られた画像をマスクをつくるのに用いられるデータベースと比較するために用いられる。画像とデータベースの差が疑わしい位置として検出される。
【0007】
特に、典型的な従来の検査スキームではレチクルの表面は、例えば、光電子増倍管(PMT)又は電荷結合デバイス(CCD)を用いて画像化され、得られる画像は『ピクセル』と呼ばれるデータ要素の配列であり、各ピクセルは強度に応じた『グレーレベル』を割り当てられる。言い換えると、各ピクセルはレチクルの一部によってシステム設計に応じて透過した、反射した、又はその両方に対応した光に比例したグレーレベルが割り当てられる。例えば、走査中に用いられる光をあて画像化する技術に応じて、不透明な形状の中間に位置するピクセルは非常に高いグレーレベルをもち、一方各形状の間の空間に位置するピクセルは低いグレーレベルをもつか、或いはその逆の形でグレーレベルをもつ。
ピクセルは、典型的には、一度に解析され、欠陥の存在を決めるために、データベースの様な参照データと同じ対応する位置のピクセルと比較されるか、又は対応する隣接のダイにおける同じ位置のピクセルと比較される。検査するレチクルの各ピクセルのグレーレベルは寸法測定のために形状のエッジ部を検出するように隣接するピクセルのグレーレベルとも比較される。
【0008】
不利なことに、従来のレチクル検出ツールは直線形状における小さな或いは“局所的な”欠陥を常に正確に或いは確実に検出することができない。従来の技術の検査ツールは一度に一つのピクセルの解析を行うしかできなかったために必要な感度に欠けている。直線の欠陥を正確に検査できる簡単で迅速、かつ安価なレチクルの検査方法が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の利点は、検査時間を増すことがなく直線形状の欠陥を確実に検査する性能である。
【0010】
本発明よれば、上記利点及び他の利点は表面上に形成されるターゲット形状を検査する方法であって、ターゲット形状を代表するピクセルのマトリックスをつくるようにターゲットの形状を画像化し、各ピクセルに表面の各位置に対応するグレーレベルもたせ、x、y座標を関連させるステップを含む前記方法によって部分的に達成される。ターゲット形状のエッジ部の上の2×2の配列のような小さなピクセルの配列が識別され、平面が配列内の各ピクセルのx座標、y座標及びグレーレベルに基づいて計算され、参照ライン(正のx軸のような)と計算された面と参照面が交差する直線との間の角αが計算される。最初の配列に隣り合い、ターゲット形状のエッジ部に位置するいくつかの別の配列、例えば、およそ4つの他の2×2の配列が識別され、各々の角αが計算される。次に角αが比較される。αが実質的に等しいターゲット形状のエッジ部が直線であると決定される。他方、αが実質的に等しくない場合には、ターゲット形状のエッジ部が湾曲していると決定される。対応する参照形状の画像がターゲット形状の画像と同じ方法で解析され、ターゲット形状のエッジ部が湾曲し、参照形状のエッジ部が直線のときにターゲット形状に欠陥があると決定され、それはターゲット形状のエッジ部に不要なかみつき或いはこぶがあることを示している。
【0011】
本発明の他の態様は上記方法の各ステップを行う検査ツールである。
【0012】
本発明の他の利点は、次の詳細な説明から当業者に容易に明らかになり、ここでは本発明を行うために企図された最良の方法をを単に例示することによって本発明の好適実施例のみが図示され、記載されている。認識されるように、本発明は、他の異なる実施例が可能であり、そのいくつかの詳細は本発明から逸脱することなく、さまざまな明確な点で変更が可能である。従って、本来図面と説明は例示であり、限定するものではない。
【0013】
添付の図面について説明する際、同じ符号の要素は、全体を通して同じ要素を表すようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
フォトリトグラフのレチクルの表面上に形成される形状を検査する従来の方法では、かみつきやこぶのような直線形状の局所的欠陥を、正確に、確実にしかも経済的に検出することが、できない。本発明は、グレーレベルのデータを局所形状のエッジ部情報に変換し、検査される形状エッジ部がエッジ部のかみつきやこぶの可能性を示す局所的に直線か、局所的に曲線かを決定するためにお互いに容易に比較できる複数の角度値にエッジ部情報をマッピングすることによってこれらの問題を説明し、解決する。そのような情報は次に検査される形状の欠陥を検査するために参照データベースからたんねんに集めた対応する情報と比較し得る。本発明が画像形成プロセス(即ち、グレーレベルの情報)中に集められる情報を用いていることから、本方式は検査時間をあまり増加させることなく、また検査プロセスの全体の感度を増加させるように従来の検査法に付加的に用いることができる。
【0015】
本発明の実施例の方法に従って、レチクルはレチクル上の各々の位置に対応してそれぞれがグレーレベルをもち、xとy座標に関連付けられたピクセルのマトリックスとしてレチクルを画像化するRT8200やARIS−iなどの従来からある検査ツールを用いて検査される。著しいコントラストが配列内のピクセルのグレーレベル間に存在することを決定することによるように、ターゲット形状のエッジ部にある2×2配列のようなピクセルの小さな配列が識別される。例えば、配列内の対のピクセルのグレーレベルの差が計算され、その差が閾値と比較される。次に、配列内のピクセルの各々のx座標、y座標及びグレーレベルを用いて最小二乗法によるように、例えば、エッジ部にまたがる4つのピクセルのようなピクセルを通じて平面が『当てはめ』られる。参照ライン(正のx座標軸のような)と、ピクセルのxとyの座標を通る平面のような参照面と当てはめられた面が交差する直線とのなす角が計算される。
【0016】
最初の配列に隣接し、ターゲット形状のエッジ部に位置する別のいくつかの配列、例えば、およそ4つの他の2×2の配列が識別され、各々の角度αが計算される。次に角度αが比較される。αが実質的に等しい場合には、ターゲット形状のエッジ部は解析されたピクセルグループの近傍において直線であることが決定される。他方、αが実質的に等しくない場合には、ターゲット形状のエッジ部が解析されたピクセルグループの近傍において湾曲していることが決定される。上述の解析はまた参照データベースから得られる対応した参照形状画像上においても行われる。ターゲット形状のエッジ部が曲線で参照形状のエッジ部が直線であるとき、ターゲット形状に欠陥があると決定される。
【0017】
このようにして、本方法においてはピクセルの小さいグループのグレーレベル情報が形状エッジ部を検出し、エッジ部をまたぐピクセルのグループを識別するように解析される。次に、ピクセルグループのグレーレベルと座標の情報は形状エッジ部が局所的に直線か、湾曲しているかを決定すべく、相互に比較される角度値へマッピングされる。本発明は一度に小さな数のピクセル(例えば、一度に4つ)を解析するので、極端に小さなレチクルの形状の局所的な湾曲を検出することができる。本発明の感度は従来技術の検査法では容易に或いは確実に検出できないような直線の欠陥を早期に検出可能にする。
【0018】
本発明の実施例を図2〜9に示す。本発明は、典型的には光電子増倍管(PMT)又はCCDとランプ又はレーザー等の光源を用い、レチクルRの表面を高速で画像化するためのイメージャ310を備えた、図3に示される検査ツール300で実現される。レチクルRは、典型的には、透明基板(ガラス表面上のクロム等)の上の金属形状を有し、CCDに基板を通して光を透過させるか、形状からの光をCCDに反射させるか、又はその両方を行うことによって画像化することができる。検査ツール300はここでは電子的に開示される解析を行うことが好ましいプロセッサー320と、プロセッサー320の解析結果を表示するためのモニタを含んでいる。プロセッサー320は従来のレチクル参照設計データベース350と半導体メモリーのような記憶デバイス340とを通信して処理することができる。プロセッサー320の機能はソフトウェアで実現される処理と比べてより速い速度に対して論理ゲートのようなハードウェアで実現されることが好ましい。
【0019】
図2は本発明の欠陥検出プロセスの全体図である。発明のプロセスは両者がほとんど同一の2つの主要なチャンネル:図の上側にある参照用(データベース)チャンネルと図の下側にある検査チャンネルをもっている。図2のステップ200aにおいて、レチクルRは従来の方法でイメージャ310により画像化され,その画像は各ピクセルがグレーレベルをもち、レチクルR上の位置に関連する『ピクセル』と呼ばれる複数のデータ要素として画像を処理するプロセッサー320によって受信される。ステップ200bの参照データはデータベースからのものかイメージャ310からのものかいずれかであり得る。データベースからのものである場合には、それは、例えば、ここで参考に取り込まれている米国特許第5,907,628号に記述されるシステムを用いることによって取得することができ、この開示内容は本明細書に援用される。他方、データはイメージャ310の入力を2チャンネルに分割し、1チャンネルの1つのセル或いはダイの遅れを与えるような周知の手法を用いた隣接するダイ上の対応する位置から得ることができる。
【0020】
図4はエッジ部Eと表面SをもつレチクルR上の理想的レチクル形状400(例えば、形状400がデータベース350に現れるような)を表している。四角の配列はどのようにピクセルが形成され、どのくらいのグレーが各ピクセルにあるか、例えば、ピクセルP1−P12がエッジ部Eの近くにあることを示している。形状400に対応するレチクルR上の実際の形状は典型的にはわずかなずれをもつ形状400に似たものである。実際のピクセルはそのグレーレベルを表す数のマトリックスで、各ピクセルは形状400の画像内の位置に対応したx、y座標と関連付けられている。
【0021】
ステップ210a、210bにおいて、検査されるチャンネルのピクセルは本発明によって検査されるレチクルRの形状のエッジ部に関連しているピクセルのグループを識別するよう解析される。そして参照チャンネルのピクセルは各グループ内のピクセルのグレーレベルを比較することによって、対応する参照形状のエッジ部に関連したピクセルグループを識別するように解析される。2×2のピクセルマトリックスのようにグループ内のいかなる2つのピクセルもグレーレベルにおいてあらかじめ決められた閾値量だけ異なる場合には、それはグループが形状エッジ部をまたいでいることを示している。
【0022】
ステップ220a、220bにおいて識別されたエッジ部ピクセルグループの各々は最小二乗計算を用いることによって、グループのピクセルのグレーレベルに基づいてグループ内のすべてのピクセルを通る平面を適合させることにより、また参照ライン(例えば、正のx軸)と適合された平面とピクセルのxとy軸を通る平面のような参照平面が交差するラインとの間の角度を計算することによって各角度に(即ち、グレーレベルから角度に変換されるように)マッピングされる。ステップ230a、230bにおいて隣接するエッジ部ピクセルのグループ(例えば、4つの隣接するグループ)がお互いに比較される。それらが実質的に同じである場合には、エッジ部はその局所的なところにおいて直線であると決定され、それらが閾値量より異なっている場合には、エッジ部は湾曲していると決定される。湾曲したエッジ部がステップ230aで画像チャンネルの中にあり、ステップ230bにおいて参照チャンネルの中にない場合にはステップ240で検査される形状の中に欠陥があると決定される。
【0023】
ピクセルの小さなグループが形状エッジ部上にあるものとして識別されるステップ210aと210bは、ここで図5と図6Aのフローチャートによって詳述される。このステップでは、ピクセルの2×2マトリックスのような4つの隣接するピクセルのグレーレベルが比較される。4つのピクセルのいずれか2つの組み合わせのグレーレベル間の差が閾値より大きい場合には、配列は形状エッジ部にあるものとして識別される。
【0024】
図5は比較される4つのピクセルZi,j、Zi+1,j、Zi,j+1、Zi+1,j+1の2×2配列を示している図である。Zはそれらのグレーレベル値であり、iとjはそれぞれxとy軸の座標であり、C.P.は『現状ピクセル』である。即ち、それは次の手順の結果が関係する任意に選ばれたピクセルのことである。i軸は左から右で、j軸は下方向である。
【0025】
ステップ601において現状ピクセルC.P.はそのグレーレベルがそのグレーレベルを高低の閾値に対して比較することによって正当な範囲内にあることを保証するようチェックされる。C.P.のグレーレベルが範囲内に入らず、それによってそれがエッジ部近くにないことを示すと、別のピクセルがステップ602において現状ピクセルとして選ばれる。C.P.のグレーレベルが範囲内にある場合には、C.P.と配列内の他のピクセルの各々の間のグレーレベルの差の絶対値が計算される。(ステップ603を参照されたい)。言い換えると、次の6対のピクセルのグレーレベルが比較される。
【0026】
【数4】
Figure 0004943616
次に、グレーレベルの差、即ち、『勾配』が適当な閾値と比較される。ステップ604において、お互いに直交して隣接するピクセル対の間の差がコントラストの閾値、例えば、約40のグレーレベル値と比較される。ステップ605において、対角に隣接するピクセル間の差(SLとBSLラインを参照されたい)が対角の閾値と比較される。直交して隣接し、対角にあるピクセル対は対角にあるピクセル間の距離が直行して隣接するピクセル間の距離より長く、それらのグレーレベルの勾配に影響を与えることを考慮して別の閾値と比較される。
【0027】
ピクセルの6つの対のどの対もグレーレベル勾配がそれがステップ604と605で比較された閾値より大きくなくまた等しくもない場合には、ステップ606でピクセルの2×2配列が形状エッジ部にないということが決定され、ステップ607でもう一つの現状ピクセルが選択される。しかしながら、6つのピクセル対のいずれかのグレーレベル傾斜がそれらが比較される閾値より大きいか等しい場合には、配列の解析がステップ608へと続き、そこで配列は形状エッジ部に位置するというより、リッジ部或いは『サドル部』を形成しているかどうかを決定すべくチェックされる。このテストは配列の直交するピクセルSL、BSLの対のグレーレベルを比較することによって行われる。スラッシュ方向の対角(SL)の最も低いグレーレベルが反スラッシュ方向の対角(BSL)の最も高いグレーレベルより大きい場合には、或いはBSLの最も低いグレーレベルがSLの最も高いグレーレベルより大きい場合には、配列がリッジ部或いはサドル部を形成していることが決定され、別の現状ピクセルがステップ609で選択される。さもなければ、ステップ610で配列が形状のエッジ部上にあることが決定される。
【0028】
もう一度図2を参照して、形状エッジ部にあるピクセルグループのグレーレベルが角度に変換されるステップ220a、220bは図5、図6のフローチャート及び図7によって詳細に説明する。図5の2×2配列の4つのピクセルZij、Zi+1,j、Zi,j+1、Zi+1,j+1のおのおのが図7に示されるように三次元グラフ700のデータ点と考えられ、そこでは形状の画像におけるピクセルの位置のxとyの座標がグラフ700のxとy寸法に対応し、ピクセルのグレーレベルがそのz寸法に対応する。計算される角度は正のx軸(即ち、『参照ライン』)と、ピクセルのx、y座標を通るx−y面P2(即ち、『参照面』)で4つのデータポイントに適合する平面P1の交差するラインILとの間でなす角度である。
【0029】
周知の最小二乗法が4つのピクセルに適合する面P1を見つけるのに用いられる。三次元(i,j,z)における平面の方程式は下記方程式である。
【0030】
【数5】
Figure 0004943616
方程式(1)へ最小二乗法を適用し、次の方程式が得られる。
【0031】
【数6】
Figure 0004943616
(式中、ΣΣはそれぞれiとjについての総和であり、ε2は最小二乗法によって最小化される誤差である。)
変数A、B、Cの各々に関して、方程式(2)を微分し、誤差の和を最小化する。
【0032】
【数7】
Figure 0004943616
i、j座標は次のように定義される。現状ピクセル(C.P.)は軸iとjの原点、即ち、(0,0)で、従って、iは0〜1の値を、jも同じ範囲の値をとる。変数zはグレーレベルZijである。これらの値を方程式(3)−(5)に適用すると、下記を得る。
【0033】
【数8】
Figure 0004943616
方程式(6)−(8)を用いれば、変数A、B、CはZ00、Z01、Z10、Z11の関数として表すことができる。
【0034】
局所的な面P1の座標と、画像の全体の軸x、y、zは同じ系に基づいているので(唯一の差はそれらがシフトしているだけである)、面P1は一つの系―局所的な系−から全体の系(即ち、画像系)へ通過し得る。従って、面P1とP2の間の交差するラインILはx−y面P1の方程式を得るようにz=0の値を挿入することによって面の方程式(1)から直接表すことができ、その結果は下記方程式である。
【0035】
【数9】
Figure 0004943616
角αはx軸に関して直線ILの勾配から求められ、これはtanαに等しい。つまり、
【0036】
【数10】
Figure 0004943616
変数AとBの表現がグレーレベルの値Z00、Z01、Z10、Z11の関数として知られているので(方程式(6)−(8)を参照されたい)、周知の数学的手法を用いて、次の式がグレーレベルの値を角度αに変換するように導かれ得る。
【0037】
【数11】
Figure 0004943616
ここで図6Bを参照して、ステップ611において角度αは図6Aのステップ610において形状エッジ部上にあるとわかったピクセルの2×2配列に対して方程式(11)を用いて計算される。次に、ステップ601−611の上記のプロセスは現状ピクセルとしてC.P.に隣接する別のピクセルを用いて一連の隣接する角度αが計算されるまで(ステップ612、613を参照されたい)繰り返される。例えば、ピクセルの4つの隣接する2×2配列が形状エッジ部にあるものとして識別され、それらの角度αが計算されるまで繰り返される。好ましくは、対称性のために、4つの隣接する配列は図8に示すようにその中央にC.P.をもつ3×3のマトリックスを形成する。図4を再び参照し、そのような3×3配列が次のピクセルを有する4つの2×2ピクセル配列を含んでいる、中央にピクセルP5をもつピクセルP1−P9の配列と対比することができる。
【0038】
【数12】
Figure 0004943616
もちろん、1以上の解析される2×2のピクセル配列が形状エッジ部上にない場合には、望ましいαの値を得ることができない。そのような場合には、その配列は次に続く計算では用いられない。
【0039】
図2を再び参照して、計算される角度αが形状エッジ部が湾曲しているか直線であるかを決定するために互いに比較するステップ230a、230bが図8と図6Bのフローチャートについて詳細に説明される。あらかじめ決められた角度α、例えば、図8のαij、αi,j-1、αi-1,j-1、及びαi-1,jのような隣接する角度αのn×n配列が計算された後、それらはお互いに対比され、それらがお互いに実質的に等しい場合には、形状エッジ部は直線と決定される。それに対し、角度αが実質的に互いに等しくない場合には、形状エッジ部は湾曲していると決定される。
【0040】
例えば、ステップ614で4つの角度αの各々とお互いの間の差が計算され、(全部で6つの角度の差)、そしてステップ615でαの差が閾値角度の差と比較される。αの差のいずれかが閾値角度の差より大きい場合には、形状エッジ部はステップ616で湾曲していると決定される。αの差のいずれも閾値角度の差より大きくない場合には、形状エッジ部はステップ617で直線と決定される。異なる閾値角の差は感度を改善するのに用いることができる。例えば、角度を決定するのに用いられる各2×2の配列のピクセル間のグレーレベル間の差が小さければ小さいほど、湾曲したエッジ部を決めるのに許容される角度差が広くなるということが好ましい。
【0041】
図2を見て、上で述べたように、ステップ601−617はターゲットの(検査される)形状のエッジ部が直線か湾曲しているかを決定し、また対応する参照形状のエッジ部が直線か湾曲しているかを決定するために検査されるチャンネル(ステップ200a−230a)のピクセル上と参照チャンネル(ステップ200b−230b)の対応するピクセル上のピクセルデータの2つの流れの上で行われる。ステップ240において、参照とターゲット形状のエッジ部が比較され、ステップ250−270でターゲット形状のエッジ部が湾曲し、対応する参照形状のエッジ部が直線である場合には、ターゲット形状に欠陥があると決定される。本発明の実施例においては、参照チャンネル又は検査されるチャンネルが湾曲したエッジ部を発見するときは常に『フラグ』が立てられる。フラグが検査されるチャンネルに立てられ、1つ又は複数のフラグが参照チャンネルのほぼ同じ位置に立たない場合には、ターゲット形状は欠陥があると決定される。このフラグ比較法を使うことによって検査されるチャンネルと参照されるチャンネルの間に完全なデータ登録が必要なく、それによって検査時間を短縮することができる。
【0042】
図9は図3に示される本発明の実施例を示すブロック図である。この実施例に従って、図3に示されるプロセッサ320には情報を伝達するバス902又はその他の通信手段、及び情報を処理するためのバス902と結合した中央処理装置(CPU)904が含まれている。プロセッサ320は、また、CPU904によって実行される情報や指示を記憶させておくためのバス902に結合されたランダムアクセスメモリー(RAM)又は他のダイナミックな記憶装置のような主記憶装置906を含んでいる。主記憶装置906は、また、一時的変数又はCPU904で実行される命令の実行中の他の中間情報を記憶するためにも用いることができる。プロセッサ320は、更に、CPU904のための静的情報や命令を記録するためのバス902に結合された読み出し専用メモリー(ROM)908も含んでいる。磁気ディスク又は光ディスクのような記憶装置910は情報や命令を記録するためバス902に結合される。記録装置910は、また、図3のメモリ340としても動作することができる。
【0043】
プロセッサ320は利用者に情報を表示するためカソードレイチューブ(CRT)のようなモニタ装置330(図3)にバス902を経て結合される。英数字又はその他のキーを含む入力装置914は、CPU904に情報と命令の選択を伝達するためにバス902に結合される。利用者の他の入力装置の形式としてCPU904へ方向情報と命令の選択を伝達し、モニタ装置330上のカーソルを制御するためにマウス、トラックボール、又はカーソル方向キーのようなカーソル制御装置916がある。
【0044】
イメージャ310(図3)は上で述べたように検査中のレチクルの画像を表すデータをバス902に入力する。そのようなデータは主記憶装置906及び/又は記録装置340に格納されることができ、それが命令を実行するときにCPU904によって用いられる。イメージャ310は、また、CPU904からバス902を経て命令を受け取ることができる。
【0045】
同様に、データベース350(図3)は上で述べたように実質的に欠陥のないレチクルを表すデータをバス902に入力する。そのようなデータは主記憶装置906及び/又は記録装置340に格納されることができ、それが命令を実行するときにCPU904によって用いられる。
【0046】
本発明は、レチクルの表面を検査するプロセッサ320の使用に関する。本発明の実施例によれば、レチクルの検査は主記憶装置906に含まれる1以上の命令の1以上の系列を実行するCPU904に応答するプロセッサ320によって提供される。そのような命令は記録装置910のようなもう一つの計算機読み出し可能媒体から主記憶装置906に読み込むことができる。主記憶装置906に含まれる命令の系列の実行はCPU904に上述のプロセスステップを行わせる。多重処理装置の1以上のプロセッサは主記憶装置906に含まれる命令の系列を実行するのにも用いることができる。上述のように代替的実施例においては、本発明を実現するのにソフトウェアの命令の代わりに又はそれと組み合わせて有線で結合された回路を用いることができる。従って、本発明の実施例はハードウェア回路とソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限られるものではない。装置のプログラミングは図2、6A、及び6Bのフローチャートを用いて当業者によって容易に達成される。
【0047】
本明細書に用いられる『計算機読み出し可能媒体』と言う言葉は実行のためにCPU904に命令を与える際に関与するいかなる媒体をも意味する。そのような媒体は不揮発性の媒体、揮発性の媒体又は伝送媒体を含むが、それらに限定されない多くの形をとることができる。不揮発性の媒体には、例えば、記録装置910のような光ディスク或いは磁気ディスクが含まれる。揮発性の媒体には、主記憶装置906のようなダイナミックメモリが含まれる。伝送媒体には、バス902を含む電線のような同軸ケーブル、銅線、光ファイバーが含まれる。伝送媒体は、また、無線周波(RF)及び赤外(IR)データ通信中に生成されるもののように音波、光波の形もとりうる。例えば、計算機読み出し可能な共通の形のものには、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、その他のいかなる磁気的な手段、CD−ROM,DVD,その他のいかなる光学的な媒体、パンチカード、紙テープ、穴の形をもつその他のいかなる物理的な媒体、RAM、PROM、又はEPROM,フラッシュ−EPROM,その他のいかなるメモリチップ又はカートリッジ、又はコンピュータが読むことのできるいかなるその他の媒体も含まれる。
【0048】
コンピュータ読み出し可能手段のさまざまな形は実行のためにCPU904へ1以上の命令の1以上の系列を実行することも含まれる。例えば、命令が始めにリモートコンピュータの磁気ディスク上で生成されてもよい。リモートコンピュータは命令をそのダイナミックメモリーにロードし、モデムを用いた電話線を通して命令を送ることができる。プロセッサ320に付属するモデムは電話線上のデータを受け取り、データを赤外信号に変換する赤外送信機を用いることができる。バス902に結合した赤外検出器は赤外信号で運ばれるデータを受信し、データをバス902上に伝送することができる。バス902は主記憶装置906へデータを運び、そこからCPU904が命令を取り出し、実行する。主記憶装置906で受信された命令はCPU904による実行の前或いは後のいずれかに記憶装置910上に格納されてもよい。
【0049】
従って、本発明の方法を用いることにより形状エッジ部を検出し、エッジ部をまたぐピクセルグループを識別するピクセルの小さなグループのグレーレベル情報を解析し、次にエッジ部ピクセルグループのグレーレベル情報をお互いに対比される角度値にマッピングすることによって形状エッジ部の直線性を正確にかつ確実に検査することができる。これにより、小さな局所的エッジ部の曲がりを見逃し、不正確な結果を与える従来のレチクル検査ツールのピクセルごとの比較検査の方法が避けられる。更に、検査される形状と実質的に同じレチクル上の参照形状の対比可能な角度値とエッジ部直線性を計算することによって、検査する形状エッジ部の直線の欠陥が容易に決定され得る。更に、ターゲット形状と参照形状における湾曲したエッジ部にフラグを立て、ターゲットと参照形状のフラグの位置を比較することによって欠陥が参照チャンネルと検査チャンネルの間の完璧なデータ登録をすることなく検出することができ、それによって検査時間を短縮することができる。
【0050】
本発明は、半導体のデバイスの製造に用いられるフォトリトグラフのレチクルの検査に応用することができ、サブミクロンの設計形状をもつ高密度半導体デバイスの製造において用いられるレチクルの工程内検査に特に有効である。
【0051】
本発明は、従来の材料、方法及び装置を用いて実施することができる。従って、そのような材料、装置、方法の詳細はここでは詳細には述べない。以前の説明において、本発明を完全に理解するために、個々の材料、構造、化学製品、プロセス等の数多くの個々の詳細が示されている。しかしながら、本発明が特に示される詳細によることなく実施し得ることは認識されるべきである。換言すれば、本発明を不必要にあいまいにしないため、周知の処理構造の詳述は行わなかった。
【0052】
本発明の好適実施例とその有用性のいくつかの実例のみが本開示に図示され、記載されている。本発明がさまざまなほかの組み合わせと環境の中で用いられることができ、本明細書に表される発明の概念の範囲内で変更又は修正が可能であることは理解されるべきである。例えば、本発明のシステムと方法が半導体ウエハの検査システムに取り込まれ得ることは評価されるべきである。適切なシステムは、ここでは参考文献として取り込まれている、例えば、米国特許第5,699,447号に開示され、この開示内容は本明細書に援用されている。もちろんこの場合においては、画像はむしろ送信光のものというより反射光のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 レチクル上の起こりうる欠陥を示す図である。
【図1B】 レチクル上の起こりうる欠陥を示す図である。
【図2】 本発明の実施例の方法における一連のステップを示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施例を実施するのに用いられる画像生成処理を示す図である。
【図5】 本発明の実施例の方法を実施するのに用いられるピクセルの幅を示す図である。
【図6A】 本発明の実施例の方法の一連のステップを示すフローチャートである。
【図6B】 本発明の実施例の方法の一連のステップを示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施例において計算される角度と面を示す図である。
【図8】 本発明の実施例の方法を実施するのに用いられるピクセルの配列を示す図である。
【図9】 本発明の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
300…検査ツール、310…イメージャ、320…プロセッサ、340…記憶デバイス、350…レチクル参照設計データベース。

Claims (30)

  1. 表面上に形成された、エッジ部を含むターゲット形状を検査する方法であって、
    該ターゲット形状を画像化して該ターゲット形状を表すピクセルのマトリックスをつくり、各ピクセルがz軸と関係付けられたグレーレベルをもち、各ピクセルが該表面上の各々の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているステップと、
    任意の現状ピクセルと該現状ピクセルに隣接した複数の第1ピクセルを識別するステップと、
    該x座標、該y座標及び該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記現状ピクセル及び前記複数の第1ピクセルを通る第1平面を決定するステップと、
    任意の第1参照ラインと、該第1平面と前記第1参照ラインを含む参照面の交差する第1交差ラインとの間の第1角度を計算するステップと、
    第2現状ピクセルと該第2現状ピクセルに隣接した複数の第2ピクセルを識別するステップと、
    該x座標、該y座標及び該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記第2現状ピクセル及び前記複数の第2ピクセルを通る第2平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応した第2参照ラインと、該第2平面と該参照面の交差する第2交差ラインとの間の第2角度を計算するステップと、
    該第1角度と該第2角度を比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップと、
    を含む、前記方法。
  2. 該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルを識別するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルを識別するステップと、
    を含んでいる、請求項1記載の方法。
  3. 該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々と、該複数の第1ピクセルの各々と相互との間のグレーレベル差を計算するステップと、
    該グレーレベル差をコントラスト閾値と比較するステップと、
    該グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々と、該複数の第2ピクセルの各々と相互との間の更新グレーレベル差を計算するステップと、
    該更新グレーレベル差を該コントラスト閾値と比較するステップと、
    該更新グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を含んでいる、請求項2記載の方法。
  4. 2×2配列において相互に対角線的に横切るピクセルの対の該グレーレベルと該更新グレーレベル差と、対角のコントラスト閾値とを比較するステップと、
    該対角のグレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該対角の更新グレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を含んでいる、請求項3記載の方法。
  5. 最小二乗法解析に基づいて該第1平面を決定するステップを含んでいる、請求項1記載の方法。
  6. 下記方程式
    Figure 0004943616
    (式中、αは該第1角度と該第2角度であり、それぞれ下つき添え字の第1数字と第2数字が該配列の該ピクセルの各々の該xとyの座標に対応し、Zが該配列の別個の該ピクセルの各々の該グレーレベルに対応している。)
    に基づいてそれぞれ該第1角度と該第2角度を計算するステップを含んでいる、該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列である、請求項5記載の方法。
  7. 該ピクセルの該xとyの座標のみを通る該参照面を決定するステップを含んでいる、請求項1記載の方法。
  8. 第3現状ピクセルと該第3現状ピクセルに隣接した複数の第3ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第3現状ピクセル及び前記複数の第3ピクセルを通る第3平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応した第3参照ラインと、該第3平面と参照面の交差する第3交差ラインとの間の第3角度を計算するステップと、
    第4現状ピクセルと該第4現状ピクセルに隣接した複数の第4ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第4現状ピクセル及び前記複数の第4ピクセルを通る第4平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第4参照ラインと、該第4平面と該参照面の交差する第4交差ラインとの間の第4角度を計算するステップと、
    を含み、
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列であり、該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルが第3ピクセルの2×2配列であり、第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルが第4ピクセルの2×2配列であり、
    該第1配列、第2配列、第3配列及び第4配列が中央に該現状ピクセルをもつピクセルの3×3配列を形成するように該マトリックス上に相互に隣接し、
    該比較ステップが欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するために該第1角度、第2角度、第3角度及び第4角度を比較するステップを含んでいる、請求項1記載の方法。
  9. 該第1角度と該第2角度が実質的に同じでないときに該エッジ部が湾曲していること、又は該第1角度と該第2角度が実質的に同じであるときに該エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲット形状エッジ部と、該ターゲット形状に対応している参照形状のエッジ部とを比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップと、
    を含んでいる、請求項1記載の方法。
  10. 該参照形状を表すピクセルのマトリックスを導入し、各参照形状がグレーレベルをもち、該ターゲット形状ピクセルとほとんど同じ表面上の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているステップと、
    現状の参照形状ピクセルと該現状の参照ピクセルに隣接した複数の第1参照形状ピクセルを識別し、相互に該参照形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該参照形状ピクセルと該第1参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第1参照形状面を決定するステップと、
    第1参照ベースラインと、該第1参照形状面と参照形状ベース面の交差する第1交差ラインとの間の第1参照形状角度を計算するステップと、
    現状の第2参照形状ピクセルと該現状の参照形状ピクセルに隣接した複数の第2参照形状ピクセルを識別し、相互に該参照形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該参照形状ピクセルと該第1参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第2参照形状面を決定するステップと、
    第1参照ベースラインと対応した第2参照ベースラインと、該第2参照形状面と該参照形状ベース面の交差する第2交差ラインとの間の第2参照形状角度を計算するステップと、
    該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じでないときに該エッジ部が湾曲していること、又は該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じであるときに該参照エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲットエッジ部が湾曲し該参照形状エッジ部が直線であるときに該ターゲット形状エッジ部に欠陥が存在していることを決定するステップと、
    を含んでいる、請求項9記載の方法。
  11. 表面上に形成されたターゲット形状を検査するための命令をもつコンピュータ読み出し可能媒体であって、前記命令が実行されたときに、1以上のプロセッサが
    該ターゲット形状を画像化して該ターゲット形状を表すピクセルのマトリックスをつくるイメージャを制御し、各ピクセルがz軸と関係付けられているグレーレベルをもち、各ピクセルが該表面上の各々の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているステップと、
    任意の現状ピクセルと該現状ピクセルに隣接した複数の第1ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記現状ピクセルと前記複数の第1ピクセルを通る第1平面を決定するステップと、
    任意の第1参照ラインと、該第1平面と前記第1参照ラインを含む参照面の交差する第1交差ラインとの間の第1角度を計算するステップと、
    第2現状ピクセルと該第2現状ピクセルに隣接した複数の第2ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記第2現状ピクセルと前記複数の第2ピクセルを通る第2平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第2参照ラインと、該第2平面と該参照面の交差する第2交差ラインとの間の第2角度を計算するステップと、
    該第1角度と該第2角度を比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップと、
    を行うように配列されている、前記コンピュータ読み出し可能媒体。
  12. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルを識別するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルを識別するステップと、
    を行うように配列されている、請求項11記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  13. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルのそれぞれと、該複数の第1ピクセルのそれぞれ相互との間のグレーレベル差を計算するステップと、
    該グレーレベル差をコントラスト閾値と比較するステップと、
    該グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルのそれぞれと、該複数の第2ピクセルのそれぞれ相互との間の更新グレーレベル差を計算するステップと、
    該更新グレーレベル差を該コントラスト閾値と比較するステップと、
    該更新グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を行うように配列されている、請求項12記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  14. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    2×2配列において相互に対角線的に横切るピクセルの対の該グレーレベル差と該更新グレーレベル差を、対角のコントラスト閾値と比較するステップと、
    該対角のグレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該対角の更新グレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を行うように配列されている、請求項13記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  15. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが最小二乗法解析に基づいて該第1平面を決定するステップを行うように配列されている、請求項10記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  16. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが下記方程式
    Figure 0004943616
    (式中、αは該第1角度と該第2角度であり、それぞれ下つき添え字の第1数字と第2数字が該配列の該ピクセルの各々の該xとyの座標に対応し、Zが該配列の別個の該ピクセルの各々の該グレーレベルに対応している。)
    に基づいてそれぞれ該第1角度と該第2角度を計算するステップを行うように配列されている、該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列である、請求項15記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  17. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが該ピクセルの該xとyの座標のみを通る該参照面を決定するステップを行うように配列されている、請求項10記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  18. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    第3現状ピクセルと該第3現状ピクセルに隣接した複数の第3ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第3現状ピクセルと前記複数の第3ピクセルを通る第3平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第3参照ラインと、該第3平面と参照面の交差する第3交差ラインとの間の第3角度を計算するステップと、
    第4現状ピクセルと該第4現状ピクセルに隣接した複数の第4ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第4現状ピクセルと前記複数の第4ピクセルを通る第4平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第4参照ラインと、該第4平面と該参照面の交差する第4交差ラインとの間の角度を計算するステップと、
    を行うように配置され、
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列であり、該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルが第3ピクセルの2×2配列であり、第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルが第4ピクセルの2×2配列であり、
    該第1配列、第2配列、第3配列及び第4配列が該マトリックス上に相互に隣接して中央に該現状ピクセルをもつ3×3配列のピクセルを形成し、
    該比較ステップが欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するために該第1角度、第2角度、第3角度及び第4角度を比較するステップを含んでいる、請求項10記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  19. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    該第1角度と該第2角度が実質的に同じでないときに該エッジ部が湾曲していること、又は該第1角度と該第2角度が実質的に同じであるときに該エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲット形状エッジ部を、該ターゲット形状に対応した参照形状のエッジ部と比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップと、を行うように配列されている、請求項10記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
  20. 該命令が実行されたときに、1以上の該プロセッサが
    該参照形状を表すピクセルのマトリックスを受け取り、各参照形状がグレーレベルをもち、該ターゲット形状ピクセルとほとんど同じ表面上の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているステップと、
    現状の参照形状ピクセルと該現状の参照ピクセルに隣接した複数の第1参照形状ピクセルを識別し、相互に該参照形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該参照形状ピクセルと該第1参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第1参照形状面を決定するステップと、
    第1ベース参照ラインと、該第1参照形状面とベース参照形状面の交差する第1交差ラインとの間の第1参照形状角度を計算するステップと、
    現状の第2参照形状ピクセルと該現状の参照形状ピクセルに隣接した複数の第2参照形状ピクセルを識別し、相互に該参照形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該参照形状ピクセルと該第1参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第2参照形状面を決定するステップと、
    第1ベース参照ラインと対応している第2ベース参照ラインと、該第2参照形状面と該ベース参照形状面の交差する第2交差ラインとの間の第2参照形状角度を計算するステップと、
    該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じでないときに該参照形状エッジ部が湾曲していること、又は該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じであるときに該参照エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲット形状エッジ部が湾曲し該参照形状エッジ部が直線であるときに該ターゲット形状エッジ部に欠陥が存在していることを決定するステップと、
    を行うように配列されている、請求項19記載のコンピュータ読み出し可能な媒体。
  21. 表面上に形成されたターゲット形状を検査するための検査ツールであって、
    該ターゲット形状を画像化して該ターゲット形状を表すピクセルのマトリックスをつくり、各ピクセルがz軸と関係付けられているグレーレベルをもち、各ピクセルが該表面上の各々の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているイメージャと、
    任意の現状ピクセルと該現状ピクセルに隣接した複数の第1ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記現状ピクセルと前記複数の第1ピクセルを通る第1平面を決定するステップと、
    任意の第1参照ラインと、該第1平面と前記第1参照ラインを含む参照面の交差する第1交差ラインとの間の第1角度を計算するステップと、
    該形状エッジ部と関係付けられた第2現状ピクセルと該第2現状ピクセルに隣接した複数の第2ピクセルを識別するステップと、
    該x座標、該y座標及び該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて前記第2現状ピクセルと前記複数の第2ピクセルを通る第2平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第2参照ラインと、該第2平面と該参照面の交差する第2交差ラインとの間の第2角度を計算するステップと、
    該第1角度と該第2角度を比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップとを実行するように構成されているプロセッサを含む、前記検査ツール。
  22. 該プロセッサが
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルを識別するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々の該グレーレベルを相互に比較することにより、該形状エッジ部と関係付けられた該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルを識別するステップと、
    を行うように更に構成されている、請求項21記載の検査ツール。
  23. 該プロセッサが
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルの各々と、該複数の第1ピクセルの各々相互との間のグレーレベル差を計算するステップと、
    該グレーレベル差をコントラスト閾値と比較するステップと、
    該グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルの各々と、該複数の第2ピクセルの各々相互と間の更新グレーレベル差を計算するステップと、
    該更新グレーレベル差を該コントラスト閾値と比較するステップと、
    該更新グレーレベル差の1つが該コントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を行うように構成されている、請求項22記載の検査ツール。
  24. 該プロセッサが
    2×2配列において相互に対角線的に横切るピクセルの対の該グレーレベルと該更新グレーレベル差を、対角のコントラスト閾値と比較するステップと、
    対角の該グレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    該対角の更新グレーレベル差の1つが該対角のコントラスト閾値より大きいか同じであるときに該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが該形状エッジ部と関係していることを決定するステップと、
    を行うように構成されている、請求項23記載の検査ツール。
  25. 該プロセッサが最小二乗法解析に基づいて該第1平面を決定するステップを行うように構成されている、請求項21記載の検査ツール。
  26. 該プロセッサが下記方程式
    Figure 0004943616
    (式中、αは該第1角度と該第2角度であり、それぞれ下つき添え字の第1数字と第2数字が該配列の該ピクセルの各々の該xとyの座標に対応し、Zが該配列の別個の該ピクセルの各々の該グレーレベルに対応している。)
    に基づいてそれぞれ該第1角度と該第2角度を計算するステップを行うように構成されている、該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列である、請求項25記載の検査ツール。
  27. 該プロセッサが該ピクセルの該xとyの座標のみを通る該参照面を決定するステップを行うように構成されている、請求項21記載の検査ツール。
  28. 該プロセッサが
    第3現状ピクセルと該第3現状ピクセルに隣接した複数の第3ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第3現状ピクセルと前記複数の第3ピクセルを通る第3平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第3参照ラインと、該第3平面と参照面の交差する第3交差ラインとの間の第3角度を計算するステップと、
    第4現状ピクセルと該第4現状ピクセルに隣接した複数の第4ピクセルを識別し、相互に該形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルの各々の該x座標、該y座標及び該グレーレベルに基づいて前記第4現状ピクセルと前記複数の第4ピクセルを通る第4平面を決定するステップと、
    該第1参照ラインに対応する第4参照ラインと、該第4平面と該参照面の交差する第4交差ラインとの間の角度を計算するステップと、
    を行うように構成され、
    該現状ピクセルと該複数の第1ピクセルが第1ピクセルの2×2配列であり、該第2現状ピクセルと該複数の第2ピクセルが第2ピクセルの2×2配列であり、該第3現状ピクセルと該複数の第3ピクセルが第3ピクセルの2×2配列であり、第4現状ピクセルと該複数の第4ピクセルが第4ピクセルの2×2配列であり、
    該第1配列、第2配列、第3配列及び第4配列が該マトリックス上に相互に隣接して中央に該現状ピクセルをもつ3×3配列のピクセルを形成し、
    欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するために該プロセッサが該第1角度、第2角度、第3角度及び第4角度を比較するように構成されている、請求項21記載の検査ツール。
  29. 該プロセッサが
    該第1角度と該第2角度が実質的に同じでないときに該エッジ部が湾曲していること、又は該第1角度と該第2角度が実質的に同じであるときに該エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲット形状エッジ部を、該ターゲット形状に対応している参照形状のエッジ部と比較して欠陥が該ターゲット形状に存在しているかを決定するステップと、
    を行うように設定されている、請求項21記載の検査ツール。
  30. 該プロセッサが
    該参照形状を表すピクセルのマトリックスを受け取り、各参照形状がグレーレベルをもち、該ターゲット形状ピクセルとほとんど同じ表面上の位置に対応したxとyの座標と関係付けられているステップと、
    該参照形状エッジ部と関係付けられた現状の参照形状ピクセルと該現状の参照ピクセルに隣接した複数の第1参照形状ピクセルを識別するステップと、
    該x座標、該y座標及び該現状の参照形状ピクセルと該第1参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第1参照形状面を決定するステップと、
    第1参照ベースラインと、該第1参照形状面と参照形状ベース面の交差する第1交差ラインとの間の第1参照形状角度を計算するステップと、
    現状の第2参照形状ピクセルと該現状の参照形状ピクセルに隣接した複数の第2参照形状ピクセルを識別し、相互に該参照形状エッジ部と関係付けられているステップと、
    該x座標、該y座標及び該現状の第2参照形状ピクセルと該複数の第2参照形状ピクセルの各々の該グレーレベルに基づいて第2参照形状面を決定するステップと、
    第1ベース参照ラインと対応した第2ベース参照ラインと、該第2参照形状面と該ベース参照形状面の交差する第2交差ラインとの間の第2参照形状角度を計算するステップと、
    該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じでないときに該参照エッジ部が湾曲していること、又は該第1参照形状角度と該第2参照形状角度が実質的に同じであるときに該参照エッジ部が直線であることを決定するステップと、
    該ターゲット形状エッジ部が湾曲し該参照形状エッジ部が直線であるときに該ターゲット形状エッジ部に欠陥が存在していることを決定するステップと、
    を行うように構成されている、請求項29記載の検査ツール。
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