JP4942842B2 - 人材育成支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、人材育成を支援するためのシステムに関する。
個々の学習者の学習進行度またはレベルに応じて、適応的に教材を選択するとともに、教育カリキュラムを作成する手法が提案されている(特許文献1参照)。
また、計画にしたがった学習を学習者に促すため、学習進捗状況を管理しておき、この計画通りに学習が実行されていないことが判明した場合にその旨を学習者に通知する手法が提案されている(特許文献2参照)。
特許第3992210号公報 特開2010−039290号公報
しかし、修得対象である複数の科目間の関連性のほか、総合的な修得進捗状況の把握が困難である。このため、修得計画または修得指導方針が修得者にとって不適当な形で決定されてしまい、さらには学習者の修得意欲が損なわれる可能性がある。
そこで、本発明は、人材育成のための複数の科目の修得計画または修得指導方針の決定の容易を図ることができるシステムを提供することを解決課題とする。
前記課題を解決するための本発明の人材育成支援システムは、入力装置と、出力装置と、系列的な修得対象となる各科目が系列的に空間に配置されている各オブジェクトにより表わされるとともに、前記各科目の修得状況が前記各オブジェクトの状態により表わされている第1画像と、前記各科目の修得状況が、スキルに関する各評価項目の指標値を示すグラフにより表わされている第2画像とを前記出力装置に同時にまたは交互に表示させるように構成されている制御装置と、前記各科目の修得状況と、前記各オブジェクトの状態との相関関係を表わす第1相関情報と、前記各科目の修得状況と、前記指標値との相関関係を表わす第2相関情報とを保存するように構成されている記憶装置とを備え、前記制御装置が、前記入力装置を通じて指定された前記各科目の修得状況を認識した上で、前記記憶装置に保存されている前記第1相関情報に基づき、当該指定修得状況に応じた前記各オブジェクトの状態を認識するとともに、当該認識結果に応じて前記出力装置における前記第1画像の表示形態を調節し、かつ、前記記憶装置に保存されている前記第2相関情報に基づき、当該指定修得状況に応じた前記指標値を算出するとともに、当該算出結果に応じて前記出力装置における前記第2画像における前記グラフの表示形態を調節するように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
本発明の人材育成システムによれば、第1画像により表現されているオブジェクトの系列的な配置を通じて、修得対象となる複数の科目の関連性をユーザ(学習者(個人または団体)および学習指導者のうち一方または両方を意味する。)に直感的に認識させることができる。また、第1画像において表現されている各オブジェクトの状態を通じて、一連の科目系列のうち修得または習得済の科目および未修得の科目の別などの現実の修得状況、または、一連の科目系列の予測修得状況もしくは目標修得状況などをユーザに直感的に認識させることができる。さらに、第1画像における各オブジェクトの状態の時系列的な変化、ひいては、系列的に配置された各オブジェクトの状態の連鎖的な変化を通じて、各科目の修得状況の時系列的な現実または目標の変化態様をユーザに直感的に認識させることができる。
また、第2画像におけるグラフを通じて、各評価項目の指標値の高低、ひいては、前記のように第1画像により表現される各科目の修得状況に応じて得られるスキルの高低をユーザに認識させることができる。さらに、第2画像におけるグラフの時系列的な変化を通じて、各科目の修得状況に応じた、スキルの変化態様をユーザに直感的に認識させることができる。
したがって、第1画像および第2画像が出力装置に同時にまたは交互に表示されることにより、各学習者の科目修得計画または修得指導指針の決定の容易のほか、学習者の各科目の修得意欲の維持または向上を図ることができる。
第1発明の人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、前記各科目の修得状況としての修得停滞状況の原因と、前記オブジェクトの状態との相関関係を表わす第3相関情報を保存するように構成されていてもよい(第2発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像において修得停滞状況である科目を表わすオブジェクトの状態または表示形態の相違を通じて、当該科目の修得が停滞している原因をユーザに直感的に認識させることができる。
第1または第2発明の人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、複数の科目系列にとって共通の始点となる第1種科目と、複数の科目系列にとって共通の終点となる第2種科目とのうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じた前記オブジェクトの状態変化感度が、他の科目の修得状況の変化に応じた前記オブジェクトの状態変化感度とは異なるような前記第1相関情報を保存するように構成されていてもよい(第3発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像において第1種科目を表わす第1種オブジェクトおよび第2種科目を表わす第2種オブジェクトのうち一方または両方の状態変化態様と、他のオブジェクトの状態変化態様とを差別化することができる。これにより、各科目の系列的な修得によるスキル向上に鑑みた、第1種科目および第2種科目の一方または両方の重要性をユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第1〜第3発明のうちいずれか1つの人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、複数の科目系列にとって共通の始点となる第1種科目と、複数の科目系列にとって共通の終点となる第2種科目とのうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量が、他の科目の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量よりも大きくなるような前記第2相関情報を保存するように構成されていてもよい(第4発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第2画像におけるグラフを通じて、第1種科目および第2種科目のうち一方または両方の修得状況の変化に応じた指標値の変化量が、他の科目の修得状況の変化に応じた指標値の変化量よりも大きいことをユーザに認識させることができる。これにより、各科目の系列的な修得によるスキル向上に鑑みた、第1種科目および第2種科目の一方または両方の重要性をユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第1〜第4発明のうちいずれか1つの人材育成支援システムにおいて、前記制御装置が、共通の科目系列において関連性がある2つの科目のうち一方の科目の修得状況の変化が、当該一方の科目を表わす一方のオブジェクトの、他方の科目を表わす他方のオブジェクトに対する相互作用を伴う状態変化として表現されるように、前記第1画像の表示形態を調節するように構成されていてもよい(第5発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像におけるオブジェクト間の相互作用を伴う状態変化を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目間の相関関係の強さをユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第5発明の人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けていない場合と比較して、前記他方のオブジェクトの状態変化感度が高くなるような前記第1相関情報を保存するように構成されていてもよい(第6発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像におけるオブジェクト間の相互作用を伴う状態変化を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目のうち、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第5発明の人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けていない場合と比較して、前記他方の科目の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量が大きくなるような前記第2相関情報を保存するように構成されていてもよい(第7発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第2画像におけるグラフにより示される各評価項目の指標値の変化量を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目のうち、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第5〜第7発明のうちいずれか1つの人材育成支援システムにおいて、前記記憶装置が、前記科目が未修得である状況と前記オブジェクトの起立状態とを関連付け、前記科目が修得済みである状況と前記オブジェクトの倒れ状態とを関連付けるような第1相関情報を保存し、前記制御装置が、前記一方の科目の修得状況が未修得から修得済みに変化した場合、前記一方のオブジェクトが起立状態から倒れて前記他方のオブジェクトに当たるまたは倒れ掛かるという相互作用を伴う状態変化として表現されるように、前記第1画像の表示形態を調節するように構成されていてもよい(第8発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像におけるオブジェクトが起立しているか倒れているかの別を通じて、科目の未修得および修得済みの別をユーザに直感的に認識させることができる。
また、第1画像において一方のオブジェクトが、他方のオブジェクトに当接するという相互作用を伴って倒れる様子を通じて、共通の科目系列における任意の2つの科目の相関関係の強さ、さらには、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
第1〜第8発明のうちいずれか1つの人材育成支援システムにおいて、前記制御装置が、前記各科目の重要度または修得難度の高低が、前記各オブジェクトのサイズの大小、形状、色もしくは模様またはこれらの組み合わせにより表現されている前記第1画像を前記出力装置に表示させるように構成されていてもよい(第9発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像における各オブジェクトのサイズの大小を通じて、一連の科目系列における各科目の重要度の高低をユーザに直感的に認識させることができる。たとえば、第1画像における前述の第1種オブジェクトおよび第2種オブジェクトのそれぞれのサイズの大小を通じて、前述の第1種科目および第2種科目のそれぞれの重要度の高低をユーザに直感的に認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画または修得指導指針の決定の容易のほか、学習者の各科目の修得意欲の維持または向上を図ることができる。
第1〜第9発明のうちいずれか1つの人材育成支援システムにおいて、前記制御装置が、前記入力装置を通じて、前記第2画像における前記グラフとしての第k層(k=1,2,‥)のレーダーチャートの評価項目のうち指定された評価項目を認識し、当該指定された評価項目に属する下位の複数評価項目に関する第k+1層のレーダーチャートを含む新たな前記第2画像を前記出力装置に表示させるように構成されていてもよい(第10発明)。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第2画像におけるグラフを通じて、階層的に区分されている各評価項目の指標値の高低、ひいては、前記のように第1画像により表現される各科目の修得状況に応じて得られるスキルの高低をユーザに認識させることができる。
本発明の一実施形態としての人材育成支援システムの構成説明図。 画像出力形態に関する説明図。 第1画像に関する説明図(その1)。 第1画像に関する説明図(その2)。 第2画像に関する説明図。 第1画像の他の実施形態に関する説明図。 第1画像の他の実施形態に関する説明図。 第1画像の他の実施形態に関する説明図。
(本発明の一実施形態としての人材育成支援システムの構成)
本発明の一実施形態としての人材育成支援システムの構成について説明する。
図1に示されている人材育成支援システムは、コンピュータ(CPU,ROMおよびRAMなどのメモリ、I/O回路等により構成されている。)により構成されている。
人材育成システムは、入力装置1と、出力装置2と、制御装置3と、記憶装置4とを備えている。
入力装置1は、キーボードもしくはマウスポインティング装置、またはこれらの組み合わせにより構成されている。入力装置1は、ディスク等の記憶媒体からデータを読み取るリーダであってもよく、他の機器からデータを受信する通信機器であってもよい。
出力装置2は、ディスプレイ装置により構成されている。出力装置2は、付加的にスピーカー(音声出力装置)を備えていてもよい。
制御装置3は、主にCPU(演算処理装置)およびメモリに格納されているソフトウェアにより構成されている。制御装置3は、第1画像および第2画像を出力装置1に同時にまたは交互に表示させるように構成されている。また、制御装置3は、後述するように第1画像および第2画像のそれぞれの表示形態をさまざまに調節するため、記憶装置4から必要な情報を読み出し、当該情報に基づく演算処理を実行するように構成されている。
「第1画像」は、系列的な修得対象となる各科目を系列的に空間に配置されている各オブジェクトにより表わすとともに、各科目の修得状況を各オブジェクトの状態により表わす画像である。「第2画像」は、各科目の修得状況を、スキルの高低を表わす各評価項目の指標値を示すグラフにより表わす画像である。
記憶装置4またはデータベースは、第1相関情報と、第2相関情報とを保存するように構成されている。
「第1相関情報」は、各科目の修得状況(未修得および修得済みなど)と、各オブジェクトの状態(起立状態および倒れ状態など)との相関関係を表わす情報である。「第2相関情報」は、各科目の修得状況と、指標値との相関関係を表わす情報である。
制御装置3を構成要素とするコンピュータと、記憶装置4の一部または全部を構成要素とするコンピュータとは、ネットワークを通じて通信可能な別個のコンピュータであってもよい。
(本発明の人材育成支援システムの機能)
ユーザによる入力装置1の操作、または、ユーザによるリモコン操作に応じた入力装置1に対する特定の信号送信等に応じて、図2(a)に示されているように出力装置2に第1画像および第2画像が同時に表示される。入力装置1の操作等により、第1画像および第2画像のそれぞれの出力装置2における表示箇所および縦横比などが調節されうる。図2(b)および図2(c)のそれぞれに示されているように、第1画像のみが表示されている状態と、第2画像のみが表示されている状態とが交互に切り替えられてもよい。
第1画像は、仮想的な3次元空間に配置されている複数のオブジェクトを示しているが、入力装置1の操作等を通じて、当該複数のオブジェクトを望む視点位置および視線方向が変更されてもよい。
(第1画像に関する説明)
第1画像により、たとえば図3(a)および図4(a)のそれぞれに示されているように、ドミノ牌のように矩形板状の複数のオブジェクトxiが配置されている様子が表現される。オブジェクトの形状としては、日本将棋の駒のように五角形板状のほか、円柱状、多角形柱状、円錐状または三角錐状など、任意の3次元形状が採用されてもよい。オブジェクトの形状は統一されていてもよいし、相互に異なっていてもよい。
各オブジェクトxiは修得対象である各科目を表わしている。第i科目の修得が、第i+1科目の修得の基礎になる等の関連性に基づき、図3(a)および図4(a)のそれぞれに示されているように、第iオブジェクトxiの後方に第i+1オブジェクトxi+1が配置されている。修得対象は学習者ごとに相違していてもよいので、ある学習者用の第1画像に表示されていたオブジェクトが、他の学習者用の第1画像に表示されない場合もある。
図3(a)および図4(a)のそれぞれは、第1画像に表示される全てのオブジェクトのうち一部のオブジェクトを示している。図示されているオブジェクトはある修得科目分類に属する各科目を表わすオブジェクト群の全部であってもよく、一部であってもよい。1つの修得科目分類に属する各科目を表わすオブジェクトは、単一のオブジェクト系列を構成していてもよく、途中で一または複数段階にわたり複数のオブジェクト系列に分岐するようなオブジェクト群を構成してもよく、途中で一または複数段階にわたり複数のオブジェクト系列が1つのオブジェクト系列に統合されるようなオブジェクト群を構成してもよい。第1画像により、複数の修得科目分類に属するオブジェクト群が表現されてもよい。
図3(a)において、第9オブジェクトx9は、異なるオブジェクト系列[x9〜x14]および[x9,x15〜x18]の共通の始点となっている。具体的には、1つのオブジェクトx9の後方に2つのオブジェクトx10およびx15が配置されている。これは、第9オブジェクトx9が第1種オブジェクトであること、すなわち、第9科目が2つの科目系列(第9科目→第10科目→‥→第14科目)および(第9科目→第15科目→‥→第18科目)の共通の始点となる「第1種科目」であることを示している。
図4(a)において、第28オブジェクトx28は、異なるオブジェクト系列[x21〜x23,x28]および[x24〜x28]の共通の終点となっている。具体的には、2つのオブジェクトx23およびx27の後方に1つのオブジェクトx28が配置されている。これは、第28オブジェクトx28が第2種オブジェクトであること、すなわち、第28科目が2つの科目系列(第21科目→‥→第23科目→第28科目)および(第24科目→‥→第28科目)の共通の終点となる「第2種科目」であることを示している。
第1種科目、第2種科目およびその他の科目は、対応オブジェクトの形状、色彩もしくは模様またはこれらの結合の相違によって、視覚的に識別可能に区分されてもよい。
図3(a)および図4(a)のそれぞれは、学習者がすべての科目を修得していない初期状態を示しており、すべてのオブジェクトxiがその一側面を設置面に当接させた状態で起立している。後述するように各オブジェクトxiは、対応科目が修得済みであるという状況に応じて倒れている状態に変化する。
第1画像において、各科目の重要度または修得難度の高低が、各オブジェクトxiのサイズの大小により表現されている。たとえば、図3(a)に示されている第9オブジェクトx9は、他のオブジェクトxiよりも大きい。これは、前記のように第1種科目としての第9科目の重要度が他の科目の重要度よりも高いことを示している。図4(a)に示されている第28オブジェクトx28は、他のオブジェクトxiよりも大きい。これは、前記のように第2種科目としての第28科目の重要度が他の科目の重要度よりも高いことを示している。
(第2画像に関する説明)
第2画像により、たとえば図5(a)に示されているようにレーダーチャートが表現される。このレーダーチャートは、学習者のスキルを評価するための7つの評価項目のそれぞれについて指標値の高低を示す。
図5(a)に示されている状態は、学習者がすべての科目を修得していない初期状態を示しており、すべての評価項目の指標値は初期値(たとえば0)である。
7つの評価項目としては、たとえば「should(やったほうがよいこと)」、「would(やりたいこと)」または「could(またはcan)(やれること)」と、これら3つの要素の任意の組み合わせとが採用されている。評価項目の数は7に限られず、これより多くても少なくてもよい。評価項目の種類が任意に変更されてもよい。
上位の評価項目のうち少なくとも1つに属する複数の下位の評価項目の指標値の高低を表わすレーダーチャートが付加的または代替的に出力装置2に表示されてもよい。レーダーチャートに代えて棒グラフなど、各評価項目の指標値の高低を表わすことができるあらゆる形態のグラフが出力装置2に表示されてもよい。
第2画像における第k層(k=1,2,‥)のレーダーチャートの評価項目のうち1つが入力装置1の操作を通じて指定された場合、制御装置3が当該指定評価項目を認識し、記憶装置4に記憶されている、当該指定評価項目に属する下位の複数評価項目を有する第k+1層のレーダーチャートを含む第2画像を出力装置2に表示させてもよい。第k層のレーダーチャートの評価項目数は、第k+1層のレーダーチャートの評価項目数と同じでも異なっていてもよい。各評価項目の評価指数の増減単位または刻み幅は任意に変更されてもよい。
(指定修得状況に関する説明)
各科目の修得状況が入力装置1の操作等を通じて指定される。各科目の指定修得状況は、入力装置1を通じて直接入力されてもよく、記憶装置4に格納されている複数の修得状況の中から、入力装置1を通じて入力された識別子または試験結果によって定められる修得状況が、指定修得状況として制御装置3により特定されてもよい。
ある学習者の第i科目の修得状況は、当該学習者が第i科目を未だ修得していない状況と、修得した状況との別により表わされる。学習者を対象として実施される第i科目に関する試験結果が基準値(記憶装置4に格納されている。)以上であるか否かに応じて、修得済みおよび未修得が区別される。なお、修得状況は2段階ではなく、複数の基準値を用いて3段階以上に区分されていてもよい。
ある科目の修得状況を区分するための基準値は、同じ科目系列に属する当該科目の基礎となる科目のうち、最も関連性が高い科目の修得状況に応じて変更されてもよい。たとえば、図3(a)に示されている各オブジェクト(たとえば第9オブジェクトx9)により表わされる科目の基準値は、直前のオブジェクト(たとえば第8オブジェクトx8)により表わされる科目が修得済みである場合、未修得である場合と比較して低い値に設定されてもよい。
一時点または複数時点における学習者の現実の修得状況のほか、目標修得状況または予測修得状況が指定修得状況として特定されうる。
(第1画像の表示形態調節に関する説明)
指定修得状況が、第1〜第18科目のうち、第1〜第5科目が修得済みである一方、その他の科目が未修得である状況の場合、図3(b)に示されているように修得済みの科目を表わすオブジェクトx1〜x5(斜線参照)が倒れている一方、その他のオブジェクトx6〜x18が起立したままの様子を示す第1画像が出力装置2に表示される。第5オブジェクトx5(交差斜線参照)は完全に倒れているのではなく、起立している第6オブジェクトx6に倒れ掛かっている状態にある。
指定修得状況が、第1〜第18科目のうち、第1〜第14科目が修得済みである一方、その他の科目が未修得である状況の場合、図3(d)に示されているように修得済みの科目を表わすオブジェクトx1〜x14(斜線参照)が倒れている一方、その他のオブジェクトx15〜x18が起立したままの様子を示す第1画像が出力装置2に表示される。第9オブジェクトx9(交差斜線参照)は完全に倒れているのではなく、起立している第15オブジェクトx15に倒れ掛かっている状態にある。
指定修得状況が、第1〜第18科目のうちすべてが修得済みである状況の場合、図3(c)に示されているようにすべてのオブジェクトx1〜x18(斜線参照)が倒れている様子を示す第1画像が出力装置2に表示される。
指定修得状況が、第21〜第31科目のうち、第21〜第23科目が修得済みである一方、その他の科目が未修得である状況の場合、図4(b)に示されているように修得済みの科目を表わすオブジェクトx21〜x23(斜線参照)が倒れている一方、その他のオブジェクトx24〜x31が起立したままの様子を示す第1画像が出力装置2に表示される。第23オブジェクトx23(交差斜線参照)は完全に倒れているのではなく、起立している第28オブジェクトx28に倒れ掛かっている状態にある。
指定修得状況が、第21〜第31科目のうちすべてが修得済みである状況の場合、図4(c)に示されているようにすべてのオブジェクトx21〜x31(斜線参照)が倒れている様子を示す第1画像が出力装置2に表示される。
指定修得状況に応じた第1画像の表示に際して、起立している一のオブジェクトが後ろに倒れ、その背後のオブジェクトに当接するという相互作用を伴って、当該一のオブジェクトが起立状態から倒れ状態に変化する様子が、制御装置3により第1画像の表示形態が動的に制御されてもよい。
時系列的な修得状況が指定された場合、図3(a)、図3(b)、図3(d)および図3(c)、または、図4(a)、図4(b)および図4(c)が順に出力装置2に表示される。これにより、複数のオブジェクトがドミノ倒しのように連鎖的に倒れていく様子を示すように、第1画像の表示形態が動的に調節される。この際、オブジェクト同士が当接する擬態音、または、オブジェクトが倒れる擬態音が出力装置2を構成するスピーカから出力されてもよい。
(第2画像の表示形態調節に関する説明)
各科目の修得状況と、各評価項目の指標値の変化量との相関関係は、記憶装置4に格納されている第2相関情報により特定される。たとえば、第i科目が未修得である場合、すべての評価項目の指標値の変化量は0である一方、第i科目が修得済みである場合、少なくとも1つの評価項目の指標値の変化量は正値である。
第j評価項目の指標値yjは、たとえば、第i科目が未修得である場合には0であり、修得済みである場合には1である関数sgn(i)と、正値Δijを用いて、式(1)にしたがって算出されうる。
j=Σisgn(i)Δij ‥(1)。
各科目の修得状況が、3段階以上に区分される場合、式(1)における関数sgn(i)に代えて、たとえば、0から1まで区分数に応じた数だけ不連続的に増加するステップ関数が採用されうる。
ある科目の修得状況に応じた指標値の変化量(式(1)におけるΔijまたはsgn(i)Δijに相当する。)は、同じ科目系列に属する当該科目の基礎となる科目のうち、最も関連性が高い科目の修得状況に応じて変更されてもよい。たとえば、図3(a)に示されている各オブジェクト(たとえば第9オブジェクトx9)により表わされる科目の修得状況に応じた指標値の変化量は、直前のオブジェクト(たとえば第8オブジェクトx8)により表わされる科目が修得済みである場合、未修得である場合と比較して高い値に設定されてもよい。
指定修得状況が、第1〜第18科目のうち、第1〜第5科目が修得済みである一方、その他の科目が未修得である状況の場合、図5(b)に示されているように初期状態よりも各評価項目の指標値が増加していることを示すレーダーチャートを含む第2画像が出力装置2に表示される。
指定修得状況が、第1〜第18科目のうち、第1〜第14科目が修得済みである一方、その他の科目が未修得である状況の場合、図5(c)に示されているように図5(b)に示されている状態よりも、少なくとも一部の評価項目の指標値がさらに増加していることを示すレーダーチャートを含む第2画像が出力装置2に表示される。
指定修得状況が、第1〜第18科目のうちすべてが修得済みである状況の場合、図5(d)に示されているように図5(c)に示されている状態よりも、少なくとも一部の評価項目の指標値がさらに増加していることを示すレーダーチャートを含む第2画像が出力装置2に表示される。
(本発明の人材育成支援システムの作用効果)
本発明の人材育成支援システムによれば、第1画像により表現されているオブジェクトの系列的な配置を通じて、修得対象となる複数の科目の関連性をユーザに直感的に認識させることができる。
たとえば、図3(a)に示されているオブジェクトの配置態様から、第9オブジェクトx9により表わされている第9科目を履修することが、第10〜第14科目および第15〜第18科目のそれぞれの科目群の系列的な修得に際して鍵になることをユーザに認識させることができる。さらに、図4(a)に示されているオブジェクトの配置態様から、第28オブジェクトx28により表わされている第28科目を履修するために、第21〜第23科目のみならず、第24〜第27科目のそれぞれの科目群の系列的な修得が鍵になることをユーザに認識させることができる。
また、第1画像におけるオブジェクトが起立しているか倒れているかの別を通じて、科目の未修得および修得済みの別などの現実の修得状況、または、一連の科目系列の予測修得状況もしくは目標修得状況などをユーザに直感的に認識させることができる。
たとえば、図3(b)が各科目の現実の修得状況を表わしている場合、図3(d)に示されている当該各科目の目標修得状況の効率的な実現のためは、該当学習者がこの次に第6科目を修得し、その後、鍵となる第9課目を修得することが好ましいこと等をユーザに認識させることができる。また、図4(b)が各科目の現実の修得状況を表わしている場合、図4(c)に示されている各科目の目標修得状況の効率的な実現のためには、該当学習者がいきなり第28科目の修得を試みるのではなく、先にその基礎となる第24〜第27課目を修得することが好ましいこと等をユーザに認識させることができる。
また、第2画像におけるレーダーチャートを通じて、各評価項目の指標値の高低、ひいては、前記のように第1画像により表現される各科目の修得状況に応じて得られるスキルの高低をユーザに認識させることができる(図5(a)〜(d)参照)。
さらに、第1画像における各オブジェクトの状態または表示形態の時系列的な変化、ひいては、系列的に配置された各オブジェクトの状態の連鎖的な変化を通じて、各科目の修得状況の時系列的な現実または目標の変化態様をユーザに直感的に認識させることができる。第1画像におけるオブジェクト間の相互作用を伴う状態変化を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目間の相関関係の強さをユーザに直感的に認識させることができる。
たとえば、図3(a)、図3(b)、図3(d)および図3(c)、または、図4(a)、図4(b)および図4(c)が順に出力装置2に表示されることにより、該当学習者の各科目の現実の修得履歴、または、各科目の目標修得手順をユーザに認識させることができる。特に、第1画像において一方のオブジェクトが、他方のオブジェクトに当接するという相互作用を伴ってドミノ倒しのように連鎖的に倒れる様子を通じて、共通の科目系列における任意の2つの科目の相関関係の強さ、さらには、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに直感的に認識させることができる。
また、複数のオブジェクトが連鎖的に倒れていく様子を示す第1画像と、オブジェクトが倒れていくことに連動して少なくとも部分的に拡張していくレーダーチャートを示す第2画像が出力装置2に同時にまたは交互に表示される。第2画像におけるレーダーチャートの時系列的な変化を通じて、前記のように第1画像におけるオブジェクトの状態により表わされる各科目の修得状況に応じた、スキルの変化態様をユーザに直感的に認識させることができる。
第1画像における各オブジェクトのサイズの大小を通じて、一連の科目系列における各科目の重要度の高低をユーザに直感的に認識させることができる。たとえば、図3(a)に示されている第1種オブジェクトとしての第9オブジェクトx9が、他のオブジェクトよりも大きいことを通じて、第1種科目としての第9課目がその他の科目よりも重要度が高いことをユーザに直感的に認識させることができる。また、図4(a)に示されている第2種オブジェクトとしての第28オブジェクトx28が、他のオブジェクトよりも大きいことを通じて、第2種科目としての第28課目がその他の科目よりも重要度が高いことをユーザに直感的に認識させることができる。
したがって、第1画像および第2画像が出力装置2に同時にまたは交互に表示されることにより、各学習者の科目修得計画または修得指導指針の決定の容易のほか、学習者の各科目の修得意欲の維持または向上を図ることができる。
(本発明の他の実施形態)
前記実施形態では、複数のオブジェクトがドミノ倒しのように連鎖的に倒れていく様子によって、各科目の修得状況が時系列的に表現された。その他の実施形態として、複数のオブジェクトがビリヤードまたはカーリングのように連鎖的にその位置を変化させながら接触していく様子によって、各科目の修得状況が時系列的に表現されてもよい。また、複数のオブジェクトが連鎖的にその形状、色彩もしくは模様またはこれらの結合を変化させていく様子によって、各科目の修得状況が時系列的に表現されてもよい。
たとえば、出力装置2において図6(a)〜図6(c)に示されているように、第k科目(k=1,‥i−1,i,i+1,‥N)を表わす第kオブジェクトxkが線分によって順次連結されていく様子によって、各科目の修得状況の変化態様が表現されてもよい。
第i科目が履修開始前にあること、履修途中段階にあること、および、履修済みであることの別が、第iオブジェクトxiの色彩、または色彩および模様の組み合わせの相違によって表現される(図6(a)〜図6(c)参照)。また、第i科目が履修途中段階にあること、および、履修済みであることの別が、第i−1オブジェクトxi-1および第iオブジェクトxiを連結する線分の形態の別(たとえば「破線」および「実線」の別)によって表現される。
第kオブジェクトxkは略星型多角形または略人手型であり、これが連結されていく様子は神経細胞がシナプス結合している様子を模式的に表現しているともいえる。
たとえば、入力装置1を構成するマウスポインティング装置を用いて、第i−1オブジェクトxi-1および第iオブジェクトxiを連結する線分がクリックされることにより、図6(b)および図6(c)の左側に示されているように、当該連結状態を示す詳細画像が画像装置2により表示されてもよい。
詳細画像には、第i−1オブジェクトxi-1から伸びているシナプス前細胞を模した第i−1付加オブジェクトxi-1’と、第iオブジェクトxiから伸びているシナプス後細胞を模した第i付加オブジェクトxi’と、第i−1付加オブジェクトxi-1’から第i付加オブジェクトxi’の間に存在する、神経伝達物質を模した状況表現オブジェクトx’とが表示される。状況表現オブジェクトx’が多いほど、第i科目の修得状況が進行していることが表現されている。
この詳細画像の表示形態は、制御装置3により、第i科目の修得状況と、当該詳細画像の表示形態との相関関係を表わす相関情報が記憶装置4から読み出され、当該相関情報と、入力装置1により指定された線分の形態とに基づいて決定される。そして、制御装置3により、当該決定された表示形態にしたがって詳細画像が出力装置2を通じて表示される。
そのほか、出力装置2において図7(a)〜図7(d)に示されているように、第k科目(k=1,‥i−1,i,i+1,‥N)を表わす第kオブジェクトxkが順次お互いに組み合わせられていく様子によって、各科目の修得状況の変化態様が表現されてもよい。
第i科目が履修開始前または履修途中段階にあること、および、履修済みであることの別が、第i−1オブジェクトxi-1および第iオブジェクトxiが組み合わせられているか否かの別によって表現される。第i科目が履修開始前であること、および、履修途中段階にあることの別が、第i−1オブジェクトxi-1および第iオブジェクトxiの間隔の広狭によって表現されてもよい。第i科目が履修開始前にあること、履修途中段階にあること、および、履修済みであることの別が、第iオブジェクトxiの色彩、または色彩および模様の組み合わせの相違によって表現されてもよい。
第kオブジェクトxkはジグソーパズルのピースを模しており、各オブジェクトが組み合わせられていく様子は、このジグソーパズルが完成に向かっている様子を模式的に表現している。
図8(a)〜図8(d)に示されているように、第kオブジェクトxkが3次元の組み合わせパズルのピースを模しており、各オブジェクトが組み合わせられていく様子により、各科目の修得状況の変化態様が表現されてもよい。
第1相関情報が、第1種科目および第2種科目のうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じたオブジェクトの状態変化感度と、他の科目の修得状況の変化に応じたオブジェクトの状態変化感度と差別化する内容であってもよい。
たとえば、第1種オブジェクト(図3の第9オブジェクトx9参照)、他のオブジェクトと比較して状態変化感度が高く、速く倒れる様子を示すように、制御装置3により第1画像の動的な変化態様が制御される。また、第2種オブジェクト(図4の第28オブジェクトx28参照)が、他のオブジェクトと比較して状態変化感度が低く、ゆっくり倒れる様子を示すように、制御装置3により第1画像の動的な変化態様が制御される。
これにより、各科目の系列的な修得によるスキル向上に鑑みた、第1種科目および第2種科目の一方または両方の重要性をユーザに直感的に認識させることができる。
また、他方のオブジェクトが一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、当該相互作用がない場合と比較して、他方のオブジェクトの状態変化感度が高くなるような内容であってもよい。
たとえば、図3(b)に示されているように第5オブジェクトx5が第6オブジェクトx6に倒れ掛けているほうが、第5オブジェクトx5が起立しているよりも、第6オブジェクトx6の状態変化感度が高く、比較的速く倒れる様子を示すように、制御装置3により第1画像の動的な変化態様が制御される。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像におけるオブジェクト間の相互作用を伴う状態変化を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目のうち、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに直感的に認識させることができる。
第2相関情報が、第1種科目および第2種科目のうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じた指標値の変化量が、他の科目の修得状況の変化に応じた指標値の変化量よりも大きくなるような内容であってもよい。
たとえば、第1種オブジェクト(図3の第9オブジェクトx9参照)または第2種オブジェクト(図4の第28オブジェクトx28参照)が倒れた場合、他のオブジェクトが倒れた場合と比較して、指標値の増加量が大きくなり、レーダーチャートの少なくとも部分的な拡張度合が高くなるように第2画像の表示形態が制御される。
第1画像において第1種オブジェクトまたは第2種オブジェクトが倒れたことに応じて、第2画像においてレーダーチャートが比較的大きく拡張する様子を通じて、各科目の系列的な修得によるスキル向上に鑑みた、第1種科目および第2種科目の一方または両方の重要性をユーザに直感的に認識させることができる。
第2相関情報が、他方のオブジェクトが一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、当該相互作用がない場合と比較して、他方の科目の修得状況の変化に応じた指標値の変化量が大きくなるような内容であってもよい。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第2画像におけるグラフにより示される各評価項目の指標値の変化量を通じて、共通の科目系列において関連性がある任意の2つの科目のうち、一方の科目の履修状況の変化が、他方の科目の履修状況の変化に影響することをユーザに認識させることができる。したがって、第1画像および第2画像を通じて、各学習者の科目修得計画の容易等を図ることができる。
記憶装置4が、各科目の修得状況としての修得停滞状況の原因と、オブジェクトの状態との相関関係を表わす第3相関情報を保存するように構成されていてもよい。第3相関情報は、第1画像におけるオブジェクトの表示形態との対比による当該原因の把握のため、出力装置3を通じて出力されてもよい。
具体的には、図6に示されている実施形態において、第1画像の一部である詳細画像における、オブジェクトを連結する線分に応じた状況表現オブジェクトx’の表示形態(形状、色彩もしくは模様またはこれらの組み合わせ。)の別に応じて、当該オブジェクトにより表現される科目の修得が停滞している原因が表現されていてもよい。
より具体的には、状況表現オブジェクトx’が「赤色」である場合、第i−1科目に属する下位科目のうち、第i科目を修得するために必要な下位科目の履修が不十分であることを意味し、状況表現オブジェクトx’が「青色」である場合、第i科目に修得困難な下位科目が包含されていることを意味する等、第i科目の修得が停滞している原因が状況表現オブジェクトx’の色彩により表現されてもよい。
また、図7に示されている実施形態において、オブジェクトの組み合わせ態様の別に応じて、当該オブジェクトにより表現される科目の修得が停滞している原因が表現されていてもよい。
たとえば、第i+1オブジェクトxi+1が、図7(c)に示されているように第iオブジェクトxiの上側に組み合わせられた様子により、第i+1科目が修得済みであることが表現される。その一方、第i+1オブジェクトxi+1が、第i−1オブジェクトxi-1の上側に組み合わせられる様子により、第i−1科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目の履修が不十分であることを意味してもよい。また、第i+1オブジェクトxi+1が、図7(d)に示されているように第iオブジェクトxiの下側に組み合わせられた様子により、第i科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目の履修が不十分であることを意味してもよい。
同様に、図8に示されている実施形態において、オブジェクトの組み合わせ態様の別に応じて、当該オブジェクトにより表現される科目の修得が停滞している原因が表現されていてもよい。
第iオブジェクトが他のオブジェクトに正確に組み合わせられるための目標姿勢に対する、第iオブジェクトの現状の姿勢(2次元の回転角度(方位角))の偏差によって、第i科目の修得が停滞している原因の1つが表現されてもよい。各次元の位置偏差(間隔)ごとに当該原因の1つが表現されてもよい。各自由度の角度偏差ごとに当該原因の1つが表現されてもよい。オブジェクトの正確なサイズに対する当該オブジェクトの実際のサイズの比率により当該原因の1つが表現されてもよい。
オブジェクトの本来の形状に対する当該オブジェクトの実際の形状のひずみ態様によって当該原因の1つが表現されてもよい。たとえば、出力装置2において本来形状が真円であるオブジェクトが楕円になって表示されている場合、長軸および短軸のそれぞれが伸びる方向によって当該原因の1つが表現されてもよく、離心率によって当該原因の1つが表現されてもよい。
オブジェクトが複数のピースの組み合わせによって表現され、当該複数のピースがオブジェクトに組み合わせられてまとまっていく過程の様子によって、修得状況または修得停滞原因が表現されてもよい。
たとえば、第i+1オブジェクトxi+1が、図8(c)に示されているように第i−1オブジェクトxi-1および第iオブジェクトxiの両方に接するように各オブジェクトが組み合わせられた様子により、第i+1科目が修得済みであることが表現される。
その一方、第i+1オブジェクトxi+1が、第i−1オブジェクトxi-1に接触せずに各オブジェクトが組み合わせられる様子により、第i−1科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目の履修が不十分であることを意味してもよい。この場合、第i+1オブジェクトxi+1と、第iオブジェクトxiとが接触する面の配置または総面積により、第i−1科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目が識別されてもよい。
また、第i+1オブジェクトxi+1が、図8(d)に示されているように第iオブジェクトxiに接触せずに各オブジェクトが組み合わせられる様子により、第i科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目の履修が不十分であることを意味してもよい。この場合、第i+1オブジェクトxi+1と、第i−1オブジェクトxi-1とが接触する面の配置または総面積により、第i科目に属する下位科目のうち、第i+1科目を修得するために必要な下位科目が識別されてもよい。
当該構成の人材育成支援システムによれば、第1画像において修得停滞状況である科目を表わすオブジェクトの状態または表示形態の相違を通じて、当該科目の修得が停滞している原因、たとえば、履修が不十分な下位科目をユーザに直感的に認識させることができる。
第iオブジェクトが他のオブジェクトに正確に組み合わせられるための目標姿勢に対する、第iオブジェクトの現状の姿勢(3次元の回転角度(方位角および仰角)またはオイラー角)の偏差によって、第i科目の修得が停滞している原因の1つが表現されてもよい。各次元の位置偏差(間隔)ごとに当該原因の1つが表現されてもよい。各自由度の角度偏差ごとに当該原因の1つが表現されてもよい。オブジェクトの正確なサイズに対する当該オブジェクトの実際のサイズの比率により当該原因の1つが表現されてもよい。
オブジェクトの本来の形状に対する当該オブジェクトの実際の形状のひずみ態様によって当該原因の1つが表現されてもよい。たとえば、出力装置2において本来形状が真球であるオブジェクトが楕円体になって表示されている場合、3つの径のそれぞれの長さまたはその比率によって当該原因の1つが表現されてもよい。
オブジェクトが複数のピースの組み合わせによって表現され、当該複数のピースがオブジェクトに組み合わせられてまとまっていく過程の様子によって、修得状況または修得停滞原因が表現されてもよい。
1‥入力装置、2‥出力装置、3‥制御装置、4‥記憶装置、xi‥オブジェクト。

Claims (10)

  1. 入力装置と、
    出力装置と、
    系列的な修得対象となる各科目が系列的に空間に配置されている各オブジェクトにより表わされるとともに、前記各科目の修得状況が前記各オブジェクトの状態により表わされている第1画像と、前記各科目の修得状況が、スキルに関する各評価項目の指標値を示すグラフにより表わされている第2画像とを前記出力装置に同時にまたは交互に表示させるように構成されている制御装置と、
    前記各科目の修得状況と、前記各オブジェクトの状態との相関関係を表わす第1相関情報と、前記各科目の修得状況と、前記指標値との相関関係を表わす第2相関情報とを保存するように構成されている記憶装置とを備え、
    前記制御装置が、前記入力装置を通じて指定された前記各科目の修得状況を認識した上で、前記記憶装置に保存されている前記第1相関情報に基づき、当該指定修得状況に応じた前記各オブジェクトの状態を認識するとともに、当該認識結果に応じて前記出力装置における前記第1画像の表示形態を調節し、かつ、前記記憶装置に保存されている前記第2相関情報に基づき、当該指定修得状況に応じた前記指標値を算出するとともに、当該算出結果に応じて前記出力装置における前記第2画像における前記グラフの表示形態を調節するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  2. 請求項1記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、前記各科目の修得状況としての修得停滞状況の原因と、前記オブジェクトの状態との相関関係を表わす第3相関情報を保存するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  3. 請求項1または2記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、複数の科目系列にとって共通の始点となる第1種科目と、複数の科目系列にとって共通の終点となる第2種科目とのうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じた前記オブジェクトの状態変化感度が、他の科目の修得状況の変化に応じた前記オブジェクトの状態変化感度とは異なるような前記第1相関情報を保存するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、複数の科目系列にとって共通の始点となる第1種科目と、複数の科目系列にとって共通の終点となる第2種科目とのうち少なくとも一方の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量が、他の科目の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量よりも大きくなるような前記第2相関情報を保存するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記制御装置が、共通の科目系列において関連性がある2つの科目のうち一方の科目の修得状況の変化が、当該一方の科目を表わす一方のオブジェクトの、他方の科目を表わす他方のオブジェクトに対する相互作用を伴う状態変化として表現されるように、前記第1画像の表示形態を調節するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  6. 請求項5記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けていない場合と比較して、前記他方のオブジェクトの状態変化感度が高くなるような前記第1相関情報を保存するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  7. 請求項5記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けた場合、前記他方のオブジェクトが前記一方のオブジェクトから相互作用を受けていない場合と比較して、前記他方の科目の修得状況の変化に応じた前記指標値の変化量が大きくなるような前記第2相関情報を保存するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  8. 請求項5〜7のうちいずれか1つに記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記記憶装置が、前記科目が未修得である状況と前記オブジェクトの起立状態とを関連付け、前記科目が修得済みである状況と前記オブジェクトの倒れ状態とを関連付けるような第1相関情報を保存するように構成され、
    前記制御装置が、前記一方の科目の修得状況が未修得から修得済みに変化した場合、前記一方のオブジェクトが起立状態から倒れて前記他方のオブジェクトに当たるまたは倒れ掛かるという相互作用を伴う状態変化として表現されるように、前記第1画像の表示形態を調節するように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記制御装置が、前記各科目の重要度または修得難度の高低が、前記各オブジェクトのサイズの大小、形状、色もしくは模様またはこれらの組み合わせにより表現されている前記第1画像を前記出力装置に表示させるように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の人材育成支援システムにおいて、
    前記制御装置が、前記入力装置を通じて、前記第2画像における前記グラフとしての第k層(k=1,2,‥)のレーダーチャートの評価項目のうち指定された評価項目を認識し、当該指定された評価項目に属する下位の複数評価項目に関する第k+1層のレーダーチャートを含む新たな前記第2画像を前記出力装置に表示させるように構成されていることを特徴とする人材育成支援システム。
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