JP4942717B2 - 舗装機械の搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スプロケットおよびアイドラ間に張られたコンベヤチェーンに直交して設けられた複数のバーを使って舗装材を搬送する舗装機械の搬送装置に関するものである。
従来、この種の舗装機械の搬送装置において、チェーンコンベヤのチェーンの張りは、張調整部がアイドラが取り付けられたシャフトを“引く”あるいは、“押す”ことによって調整されている。“引く”方式の張調整部は、例えば、ボルトを回転させることによってシャフトを引き、チェーンの張りを調整する。また、“押す”方式の張調整部は、例えば、下記の特許文献1に開示されたチェーンコンベヤのチェーン緊張装置に用いられている。このチェーン緊張装置は、油圧シリンダ内に軸方向に互いに伸縮可能に摺動できる2つのピストンが前後に配置され、これらのピストン間にスプリングが装着されている。圧油は前方および後方の両ピストンに供給されている。後方ピストン内の圧油が所定値以上となった場合には、圧油をリリーフ弁によって自動的に逃し、スプリングが緊張用スプロケットのシャフトを押す力を弱めて、チェーンに一定値以上の緊張力がかからないようにする。また、チェーンコンベヤの補修を行う場合には、前方のピストン内に圧油を供給してスプリングを縮め、チェーンの緊張力を解除する。
特開平7−172542号公報(段落[0014]〜[0016],図1)
しかしながら、上記従来の“引く”方式の張調整部は、ボルトの圧縮方向に加わる圧力がなく、部品が座屈する心配がないため構造が簡単にできるが、一般的に、チェーンに直交して複数設けられたバーと、アイドラが取り付けられたシャフトを引くボルトとが干渉してしまい、構造上成り立たないことが多かった。この場合には、上記従来の“押す”方式が用いられる。しかし、従来の“押す”方式の張調整部を、例えば、路面を舗装するアスファルトフィニッシャなどの舗装機械に採用すると、ホッパの下方に設けられた搬送装置におけるアイドラのシャフトをスプリングなどで後ろから押す構造になるため、張調整部が車体下面に位置してしまうことになる。このため、張調整部へのアクセスが困難になり、コンベヤチェーンの張りの調整を手動で行う際の操作性や、張調整部のメンテナンス性は良くない。また、アスファルトフィニッシャなどの舗装機械では、スペースがあいているコンベヤチェーンのループの内側に“押す”方式の張調整部が備えられる。このため、コンベヤチェーンを動かしながらコンベヤチェーンの張りの調整を手動で行うことは危険で出来ない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
スプロケットおよびアイドラ間に張られたコンベヤチェーンに直交して設けられた複数のバーを使って舗装材を搬送する舗装機械の搬送装置において、
コンベヤチェーンのループの内側に延設されている、車体フレームに固定して設けられた支持部材と、
コンベヤチェーンの移動方向に沿って配置され、かつ、支持部材より前方位置の車体フレームに固定して設けられたガイド部材と、
一端が支持部材に固定されると共に遊動可能な他端にアイドラが回転自在に設けられた、ガイド部材に案内されてコンベヤチェーンの移動方向に沿って伸縮するパンタグラフ式のリンク機構と、
このリンク機構を構成する左右で一対のくの字状リンクの連結ピンの少なくとも1つに螺合して端部が各バーの側端部が描く軌跡よりも外側に突出して設けられ、端部を回転させてその回転方向により連結ピン同士を近接または離反させてリンク機構の伸縮量を調節する調整用ロッドと
から構成されるコンベヤチェーン張調整装置を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側に突出する調整用ロッドの端部を回転操作することで、調整用ロッドと連結ピンとの螺合によるねじ作用で、リンク機構を構成する左右で一対のくの字状リンクの連結ピン同士の位置は、その回転方向により近接または離反する。調整用ロッドの端部を、ねじ作用によって連結ピン同士が離反する方向に回転操作すると、一対のくの字状リンクのリンク長さが短くなってリンク機構は縮み、アイドラおよびスプロケット間の距離が縮んでコンベヤチェーンの張りは弱められる。一方、調整用ロッドの端部を、ねじ作用によって連結ピン同士を近接させる方向に回転操作すると、一対のくの字状リンクのリンク長さが長くなってリンク機構は伸び、アイドラおよびスプロケット間の距離が伸びてコンベヤチェーンの張りは強められる。このため、上記のように、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッドでリンク機構の伸縮量を調節するので、コンベヤチェーンの張りを調整するリンク機構に容易にアクセスすることができ、コンベヤチェーンの張りの調整を行う際の操作性は向上する。また、車体下部に潜ることなく、舗装材を積み込むホッパの底板を持ち上げるだけで、リンク機構は露出するため、リンク機構のメンテナンス性は向上する。さらに、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッドでリンク機構の伸縮量を調節するので、コンベヤチェーンのループの内側にリンク機構があっても、コンベヤチェーンを動かしながらリンク機構の調整を行うことができる。
また、本発明は、リンク機構が、各くの字状リンクが有する連結ピンの各々に、調整用ロッドが螺合するネジがそれぞれ形成され、かつ、一方の螺合するネジの方向が他方の螺合するネジと逆向きに形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、調整用ロッドから連結ピンの各々にねじ作用が及んで、各連結ピンが移動する力を受けるため、調整用ロッドがリンク機構の中心軸に対して偏ることはない。これに対し、一方側の連結ピンのみにネジが形成されている一般的なパンタグラフ式のリンク機構では、ネジが形成されている連結ピンだけにねじ作用が及んで移動する力を受けるため、調整用ロッドがリンク機構の中心軸に対して偏り、左右に移動してしまう。従って、本構成によれば、調整用ロッドが偏るスペースを考慮せずにリンク機構を搬送装置に搭載でき、広いスペースを必要とせずに舗装機械の限られたスペースを有効に活用することができる。
本発明による舗装機械によれば、上記のように、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッドでリンク機構の伸縮量を調節するので、コンベヤチェーンの張りを調整するリンク機構に容易にアクセスすることができ、コンベヤチェーンの張りの調整を行う際の操作性は向上する。また、車体下部に潜ることなく、舗装材を積み込むホッパの底板を持ち上げるだけで、リンク機構は露出するため、リンク機構のメンテナンス性は向上する。さらに、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッドでリンク機構の伸縮量を調節するので、コンベヤチェーンのループの内側にリンク機構があっても、コンベヤチェーンを動かしながらリンク機構の調整を行うことができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この最良の形態によるアスファルトフィニッシャ1の側面図である。
アスファルトフィニッシャ1は、アスファルト加熱混合物である舗装材が積み込まれるホッパ2が車体の前部に設けられている。ホッパ2の車体下部には、ホッパ2に積み込まれた舗装材を搬送する搬送装置が設けられており、搬送装置の後方の車体下部にはスクリュスプレッダが設けられている。スクリュスプレッダは、スクリュ軸の外周にスクリュ羽根が形成されており、スクリュ軸が定速回転するのに伴いスクリュ羽根が旋回し、搬送装置から供給されて路面R上に落下した舗装材を路面Rの幅方向に撒き拡げる。車体の後方には、撒き拡げた舗装材を敷き均して舗装面を平滑に仕上げるスクリード装置5が設けられている。アスファルトフィニッシャ1は、車体の前方および後方に設けられた一対の前輪6L,6Rおよび一対の後輪7L,7Rによって進行方向である同図左方に走行し、スクリード装置5を牽引する。また、車体上部の運転席8には操作部9が設けられており、操作部9には、アスファルトフィニッシャ1の走行を操作する走行スイッチや、スクリード装置5を操作する操作レバーや操作スイッチなどが設けられている。
図2は、舗装材を搬送する上記の搬送装置の構成を示す図である。同図(a)は図1のII線に沿って破断した搬送装置の一部平面図、同図(b)は同図(a)に示したリンク機構13L,13Rの正面図、同図(c)は同図(a)に示す搬送装置の一部側面図である。
アスファルトフィニッシャ1に設けられた搬送装置は、一対の図示しないスプロケットおよびアイドラ11L,11R間に一対のコンベヤチェーン12L,12R(図4参照)が張られて構成されている。これら2本の各コンベヤチェーン12L,12Rには、図示しない複数のバーが所定間隔で直交して設けられており、これらのバーによってホッパ2に積載された舗装材はスクリュスプレッダ側へ搬送される。
搬送装置の内部には、各チェーン12L,12R毎にパンタグラフ式のリンク機構13L,13Rが備えられている。リンク機構13L,13Rは、一端に設けられた、フレーム15にボルト16で固定される第1ブラケット17L,17Rと、他端に設けられた、遊動可能なアイドラ11L,11Rを回転自在に支持する第2ブラケット18L,18Rと、これらの間に設けられた左右で一対のくの字状リンクとから構成される。フレーム15は、左右の車体サイドフレーム14L,14R間に亘って車体に設けられており、コンベヤチェーン12L,12Rのループの内側に延設されている、車体サイドフレーム14L,14Rに固定して設けられた支持部材を構成している。この支持部材より前方位置の車体フレーム14L,14Rには、コンベヤチェーン12L,12Rの移動方向に沿って配置されたガイド部材26L,26L,26R,26Rが固定して設けられている。
一対のくの字状リンクは、図3の、アイドラ11L,11Rを除いたリンク機構13L,13Rの側面図に示すように、ピン19で第2ブラケット18L,18Rに接続された第1リンク片20L,20L,20R,20Rと、ピン21で第1ブラケット17L,17Rに接続された第2リンク片22L,22L,22R,22Rとが、連結ピン23L,23L,23R,23Rによって連結されて構成されている。
リンク機構13Lにおける、第1リンク片20Lおよび第2リンク片22Lを連結する連結ピン23Lと、第1リンク片20Lおよび第2リンク片22Lを連結する連結ピン23Lとには、調整用ロッド24Lが螺合する雌ネジ28L,28Lがそれぞれ形成され、かつ、一方の螺合する雌ネジ28Lの方向が他方の螺合する雌ネジ28Lと逆向きに形成されている。また、リンク機構13Rにおける、第1リンク片20Rおよび第2リンク片22Rを連結する連結ピン23Rと、第1リンク片20Rおよび第2リンク片22Rを連結する連結ピン23Rとには、調整用ロッド24Rが螺合する雌ネジ28R,28Rがそれぞれ形成され、かつ、一方の螺合する雌ネジ28Rの方向が他方の螺合する雌ネジ28Rと逆向きに形成されている。
調整用ロッド24L,および24Rは、それぞれ外周に雄ネジが形成されており、一対のくの字状リンクの連結ピン23L,23L,および23R,23Rに螺合している。また、調整用ロッド24L,24Rは、端部が、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側に突出し、さらに、車体サイドフレーム14L,14Rの外部に突出して設けられている。これら端部は、車体サイドフレーム14L,14Rにボルトで固定された回り止め用プレート25L,25Rに挿入されて、調整用ロッド24L,24Rが回転しないように固定される。調整用ロッド24L,24Rを用いてコンベヤチェーン12L,12Rの張りを調節操作する際には、回り止め用プレート25L,25Rが取り外されて固定状態が解除される。調整用ロッド24L,24Rは、その端部が回転させられると、後述するように、その回転方向により連結ピン23L,23L,23R,23R同士を近接または離反させて、リンク機構13L,13Rの伸縮量を調節する。
図4(a)は調整用ロッド24Rの操作によってリンク機構13Rを最縮長にした時の状態を表した側面図であり、同図(b)は調整用ロッド24Lの操作によってリンク機構13Lを最伸長にした時の状態を表した側面図である。なお、同図において図2および図3と同一または相当する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
同図(a)に示される長さAは、リンク機構13Rの最縮長時における車体のフロントフレームの後端部からアイドラ11Rの中心部までの距離を表している。また、同図(b)に示される長さBは、リンク機構13Lの最伸長時における車体のフロントフレームの後端部からアイドラ11Lの中心部までの距離を表している。そして、同図(b)に示される長さCは、長さAと長さBとの差、すなわち、リンク機構13L,13Rの伸縮可能なストローク長さを示している。コンベヤチェーン12L,12Rの張調整は、調整代である長さCの範囲内で行われる。フレーム15、ガイド部材26L,26L,26R,26R、リンク機構13L,13R、および調整用ロッド24L,24Rは、コンベヤチェーン12L,12Rの張調整を行うコンベヤチェーン張調整装置を構成している。
図5は、リンク機構13Lを車体に取り付ける際の正面図である。なお、同図において図2〜図4と同一または相当する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
リンク機構13Lのアスファルトフィニッシャ1の車体への取り付けは、まず、回り止め用プレート25Lを取り外した状態で、搬送装置のセンターフレーム14Cの斜め下から、調整用ロッド24Lの端部をサイドフレーム14Lの側面に設けられた切り欠き部に挿入する。続いて、遊動する他端の側の第2ブラケット18Lの両端部に設けられた各切り欠き部27L,27Lをガイド部材26L,26Lの側端に差し込む。最後に第1ブラケット17Lをボルト16でフレーム15に取り付けることにより、リンク機構13Lの車体への取り付けが完了する。
図6は、リンク機構13Lを車体から取り外す際の図であり、同図(a)は図1のII線に沿って破断した搬送装置の一部平面図、同図(b)は同図(a)に示されるリンク機構13L,13Rの正面図、同図(c)は同図(a)に示されるリンク機構13Lの側面図である。なお、同図において図2〜図5と同一または相当する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
リンク機構13Lを車体から取り外す際には、まず、回り止め用プレート25Lを取り外す。次に、取り外し時にコンベヤプレートの切り欠きとアイドラ11Lが干渉するため、このアイドラ11Lを第2ブラケット18Lから取り外す。次に、調整用ロッド24Lを回転させることによってリンク機構13Lを縮ませ、第2ブラケット18Lの各切り欠き部27L,27Lをガイド部材26L,26Lの側端から外す。続いて、ボルト16を抜いてアスファルトフィニッシャ1のフレーム15から第1ブラケット17Lを取り外す。次に、リンク機構13Lを車体の中央部へずらし、車体の側面に設けられた切り欠き部から調整用ロッド24Lの端部を引き抜き、その後リンク機構13Lを車体の斜め下から取り外す。
このような構成において、例えば、搬送装置のコンベヤチェーン12Lの張りの調整を行うときには、初めに、オペレータは、車体の側部にボルトで取り付けられている回り止め用プレート25Lを取り外して調整用ロッド24Lを回転自在にする。その後、オペレータが、調整用ロッド24Lの端部を回転操作すると、調整用ロッド24Lと連結ピン23L,23Lとの螺合によるねじ作用で、リンク機構13Lを構成する左右で一対のくの字状リンクの連結ピン23L,23L同士の位置は、その回転方向により近接または離反する。例えば、調整用ロッド24Lの端部を、ねじ作用によって連結ピン23L,23L同士を近接させる反時計回りに回転操作すると、一対のくの字状リンクのリンク長さが長くなってリンク機構13Lは伸び、アイドラ11Lおよびスプロケット間の距離が伸びてコンベヤチェーン12Lの張りが強められる。逆に、調整用ロッド24Lの端部を、ねじ作用によって連結ピン23L,23L同士が離反する時計回りに回転操作すると、一対のくの字状リンクのリンク長さが短くなってリンク機構13Lは縮み、アイドラ11Lおよびスプロケット間の距離が縮んでコンベヤチェーン12Lの張りが弱められる。
もう一方のリンク機構13Rも上記のリンク機構13Lと同様にして、アイドラ11Rおよびスプロケット間の距離を伸ばしてコンベヤチェーン12Rの張りを強め、アイドラ11Rおよびスプロケット間の距離を縮めてコンベヤチェーン12Rの張りを弱められる。
本実施形態による搬送装置は、上述したように、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッド24L,24Rでリンク機構13L,13Rの伸縮量を調節するので、コンベヤチェーン12L,12Rの張りを調整するリンク機構13L,13Rに容易にアクセスすることができ、コンベヤチェーン12L,12Rの張りの調整を行う際の操作性は向上する。また、車体下部に潜ることなく、舗装材を積み込むホッパ2の底板を持ち上げるだけで、リンク機構13L,13Rは露出するため、リンク機構13L,13Rのメンテナンス性は向上する。さらに、各バーの側端部が描く軌跡よりも外側から調整用ロッド24L,24Rでリンク機構13L,13Rの伸縮量を調節するので、コンベヤチェーン12L,12Rのループの内側にリンク機構13L,13Rがあっても、コンベヤチェーン12L,12Rを動かしながらリンク機構13L,13Rの調整を行うことができる。
また、一般的なパンタグラフ式のリンク機構13Lは、図7(a−i)に示され、連結ピン23’L,23’Lのうちの一方の連結ピン23’Lにのみ、調整用ロッド24Lに螺合する雌ネジが形成してある。なお、図7において図2〜図6と同一または相当する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。このため、このリンク機構13Lの構成では、雌ネジが形成されている連結ピン23’Lだけにねじ作用が及んで移動する力を受けるため、同図(a−ii)に示すように、調整用ロッド24Lがリンク機構13Lの中心軸に対して長さLだけ偏り、左右に移動してしまう。
一方、図7(b−i)および図7(b−ii)に示す本実施形態によるリンク機構13Lでは、前述したように、連結ピン23L,23Lの各々に調整用ロッド24Lが螺合する雌ネジがそれぞれ形成し、かつ、一方の螺合する雌ネジの方向が他方の螺合する雌ネジと逆向きに形成してある。このため、本実施形態のパンタグラフ式のリンク機構13Lは、連結ピン23L,23Lの各々にねじ作用が及んで移動する力を受けるため、リンク機構13Lを伸縮させても、調整用ロッド24Lは、リンク機構13Lの中心軸に対して左右に移動することがない。従って、本実施形態のパンタグラフ式のリンク機構13L,13Rは、調整用ロッド24L,24Rが偏るスペースを考慮せずにリンク機構13L,13Rを搬送装置に搭載でき、広いスペースを必要とせずに舗装機械の限られたスペースを有効に活用することができる。
上記実施形態においては、本発明による舗装機械の搬送装置をアスファルトフィニッシャーに適用した場合について説明したが、スプロケットおよびアイドラ間に張られたコンベヤチェーンを使って舗装材を搬送する搬送装置を備えたリミキサといった他の舗装機械の搬送装置に本発明を適用することも可能である。このような舗装機械の搬送装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
本発明の最良の実施形態によるアスファルトフィニッシャの構成を示す側面図である。 図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置の構成を示す図であり、(a)は図1のII線に沿って破断した搬送装置の一部平面図、(b)は(a)に示すリンク機構の正面図、(c)は(a)に示す搬送装置の一部側面図である。 図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置におけるアイドラを除いたリンク機構の側面図である。 (a)は図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置におけるリンク機構の最縮長時の状態を表した側面図であり、(b)は最伸長時の状態を表した側面図である。 図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置におけるリンク機構を車体に取り付ける際の正面図である。 図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置におけるリンク機構を車体から取り外す際の図であり、(a)は図1のII線に沿って破断した搬送装置の一部平面図、(b)は(a)に示すリンク機構の正面図、(c)は(a)に示すリンク機構の側面図である。 (a)は一般的なパンタグラフ式のリンク機構の構成の概略を示す平面図であり、(b)は図1に示すアスファルトフィニッシャの搬送装置におけるパンタグラフ式のリンク機構の構成の概略を示す平面図である。
符号の説明
11L,11R…アイドラ
12L,12R…コンベヤチェーン
13L,13R…リンク機構
15…フレーム
17L,17R…第1ブラケット
18L,18R…第2ブラケット
20L,20L,20R,20R…第1リンク片
22L,22L,22R,22R…第2リンク片
23L,23L,23R,23R…連結ピン
24L,24R…調整用ロッド
26L,26L,26R,26R…ガイド部材
28L,28L,28R,28R…雌ネジ

Claims (2)

  1. スプロケットおよびアイドラ間に張られたコンベヤチェーンに直交して設けられた複数のバーを使って舗装材を搬送する舗装機械の搬送装置において、
    前記コンベヤチェーンのループの内側に延設されている、車体フレームに固定して設けられた支持部材と、
    前記コンベヤチェーンの移動方向に沿って配置され、かつ、前記支持部材より前方位置の前記車体フレームに固定して設けられたガイド部材と、
    一端が前記支持部材に固定されると共に遊動可能な他端に前記アイドラが回転自在に設けられた、前記ガイド部材に案内されて前記コンベヤチェーンの移動方向に沿って伸縮するパンタグラフ式のリンク機構と、
    このリンク機構を構成する左右で一対のくの字状リンクの連結ピンの少なくとも1つに螺合して端部が前記各バーの側端部が描く軌跡よりも外側に突出して設けられ、前記端部を回転させてその回転方向により前記連結ピン同士を近接または離反させて前記リンク機構の伸縮量を調節する調整用ロッドと
    から構成されるコンベヤチェーン張調整装置を備えていることを特徴とする舗装機械の搬送装置。
  2. 前記リンク機構は、各前記くの字状リンクが有する前記連結ピンの各々に、前記調整用ロッドが螺合するネジがそれぞれ形成され、かつ、一方の螺合するネジの方向が他方の螺合するネジと逆向きに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の舗装機械の搬送装置。
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