JP4942493B2 - 撮像方法および装置 - Google Patents

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本発明は、CCDなどの撮像素子のオプティカルブラック領域の受光素子から出力される信号を基準レベルとして取得し、該基準錬ベルと感光画素領域の受光素子から出力された画素信号とに基づいて画像信号を取得する撮像方法および装置に関するものである。
従来、デジタルスチルカメラ等の撮像装置においては、動画/オートフォーカス等のメカシャッターを用いず電子シャッターのみでCCDを駆動させ撮影する状況下では、画素信号を転送中にCCD転送路上で画素信号を加算させる手法が取られている。これにより、画素信号を1フレーム分読み出す時間が短くなる、低輝度被写体でもより高精度なAE/AF情報を得られるなどの利点があり、その理由から従来技術に多く使われている。
特に、近年ISO感度の高感度化が進んでおり、動画の読出速度向上、低輝度被写体に対する動画の明るさ/AE/AFの性能向上が求められている事から、引用文献1においては、動画読出時に画素混合を行う方法が提案されており、また、引用文献2および引用文献3においては、AF時に画素混合数を増加させる方法が提案されている。また、画素混合を行うとブルーミングの発生が顕著になることが知られている。
たとえば、画面全体に低輝度被写体が撮影されている場合、画素混合数を増加させてより多くの信号量を得ようとする。その際、画面の一部に高輝度被写体が写り込むと、画素混合数を増加させて駆動する事により転送路上の飽和電荷量が不足しやすくなり、その結果、高輝度被写体が写り込む画素領域にはブルーミングが生じやすくなる。そして、図16に示すように、感光画素領域の端の領域に高輝度被写体がある場合、上記ブルーミングによってオプティカルブラック領域にも電荷が流れ込む。図17(A)と図17(B)は、図16のブルーミング発生付近の感光画素領域の電荷量を表し、黒レベルの変動を示している。図17(A)に示すように、高輝度部の感光画素領域の画素混合後の電荷量が転送路上の飽和電荷量を超えた場合、図17(B)に示すように、高輝度部に隣接したオプティカルブラック領域に電荷が流れ込む。そして、このオプティカルブラック領域の受光素子によって取得された信号を用いてOBクランプを行った場合、漏れこんだ電荷量分だけ黒レベルが浮き、その黒レベルを基準として取得される信号量は本来の黒レベルよりも余分に減算され、その結果、画像として色が変化(黒側に沈む)してしまう。
そこで、引用文献4においては、上記ブルーミングを低減する方法として、高輝度被写体の撮像時にOFD(オーバーフロードレイン)電圧を変調させる方法が提案されている。具体的には、OFD電圧を高く設定し、1画素分の飽和電荷量を削ることでブルーミングを抑制する方法が提案されている。
特開2001−352483号公報 特開2001−285684号公報 特開2005−20473号公報 特開2004−153671号公報
しかしながら、引用文献4に記載の方法では、飽和電荷量を削りすぎるとRGBの飽和電荷量のバランスが崩れてしまったり、そもそも1画素分の電荷量が減ることで信号量が減り、動画の明るさ/AE/AFの性能が低下してしまったりする問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、被写体が低輝度である場合においても、ブルーミングによる画質の劣化を招くことなく、動画の明るさ/AE/AFなどの性能を向上させることができる撮像方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像方法は、2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子のオプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、撮像素子の感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号を所定個数毎に混合した各画素信号を基準レベルにOBクランプする撮像方法において、上記所定個数が所定の閾値以上である場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うことを特徴とする。
本発明の撮像方法は、2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子のオプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、撮像素子の感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号を基準レベルにOBクランプする撮像方法において、オプティカルブラック領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写る場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うことを特徴とする。
また、上記本発明の撮像方法においては、Sv値が所定の閾値以上である場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにすることができる。
ここで、上記「Sv値」とは、以下のような定義のAPEX値と呼ばれるものである。
Ev=Av+Tv=Sv+Bv
Ev(Exposure Value):露出値
Av(Aperture Value):絞り値
Tv(Shutter Speed Value):シャッタースピード値
Sv(Film Sensitivity Value):フィルム感度値
Bv(Brightness Value):被写体輝度値
また、自動焦点制御を行って被写体の像を撮像素子に結像する自動焦点制御モードの場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにすることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、撮像素子により撮像されるフレームのうち指定されたフレームに対してのみOBクランプを行うようにすることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、所定時間毎にOBクランプを行うようにすることができる。
また、撮像素子により撮像された像を表示部により表示する際、OBクランプオフ駆動中にOBクランプを行ったフレームは表示部に表示しないように制御することができる。
本発明の撮像装置は、2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子のオプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、撮像素子の感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号を所定個数毎に混合した各画素信号と基準レベルとに基づいて画像信号を取得する撮像装置において、画素混合部における上記所定個数が所定の閾値以上である場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うものであることを特徴とする。
本発明の撮像装置は、2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子のオプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、撮像素子の感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と基準レベルとに基づいて画像信号を取得する撮像装置において、オプティカルブラック領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写る場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うものであることを特徴とする。
また、上記本発明の撮像装置においては、Sv値が所定の閾値以上である場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにすることができる。
また、AF部による自動焦点制御モードの場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにすることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、撮像素子により撮像されるフレームのうち指定されたフレームに対してのみOBクランプを行うものとすることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、所定時間毎にOBクランプを行うものとすることができる。
また、撮像素子により撮像された像を表示する表示部と、OBクランプオフ駆動中にOBクランプを行ったフレームは表示部に表示しないように制御する表示制御部とを有するものとすることができる。
本発明の撮像方法および装置によれば、画素混合の個数が所定の閾値以上である場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うようにしたので、オプティカルブラック領域にブルーミングにより電荷が流れてもオフセット変動がないため、被写体が低輝度の場合でも画質の劣化を招くことなく、動画の明るさ/AE/AFなどの性能を向上させることができる。
本発明の撮像方法および装置によれば、オプティカルブラック領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写る場合には、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を行うようにしたので、オプティカルブラック領域にブルーミングにより電荷が流れてもオフセット変動がないため、画質の劣化を招くことなく、動画の明るさ/AE/AFなどの性能を向上させることができる。また、最も画壊れしやすい状況下の時にだけOBクランプオフ駆動を行うことによって、OBクランプしないことによる黒レベルのずれを最小限に抑えることができる。
また、上記本発明の撮像方法および装置において、Sv値が所定の閾値よりも大きい場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにした場合には、ブルーミングによる画質劣化が顕著に現れやすいSv値感度が高い場合においても、画質の劣化を招くことなく、動画の明るさ/AE/AFなどの性能を向上させることができる。また、Sv値が高い状況下だけOBクランプオフ駆動を行うことによって、OBクランプしないことによる黒レベルのずれを最小限にすることができる。
また、自動焦点制御を行って被写体の像を撮像素子に結像する自動焦点制御モードの場合に、OBクランプオフ駆動を行うようにした場合には、OBクランプしないことでオフセットが浮き、画質に変化があっても、解像度情報のみ取得するAF中にOBクランプオフ駆動を行うことで、画質変化に影響なく低輝度下での性能を向上させることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、撮像素子により撮像されるフレームのうち指定されたフレームに対してのみOBクランプを行うようにした場合には、OBクランプオフ駆動によりOBクランプしないまま時間が経過することで黒レベルがずれてくるのを最小限にとどめることができる。
また、OBクランプオフ駆動の間、所定時間毎にOBクランプを行うようにした場合には、OBクランプオフ駆動によりOBクランプしないまま時間が経過することで黒レベルがずれてくるのを最小限にとどめることができる。
また、撮像素子により撮像された像を表示部により表示する際、OBクランプオフ駆動中にOBクランプを行ったフレームは表示部に表示しないように制御するようにした場合には、万が一OBクランプした時にブルーミングが発生したとしても、これを表示させないので、顕著な画質劣化を感じることがないようにすることができる。
以下、図面を参照して本発明の撮像方法および装置の一実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。まず、図1に、本実施形態のデジタルカメラ10の外観構成を示す。
デジタルカメラの正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体を照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20とが備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧制御されるレリーズボタン56Aが設けられている。
なお、本実施形態のデジタルカメラ10のレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下「半押し状態」という。)と、その中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下「全押し状態という。」との2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピードおよび絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動焦点制御)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面などを表示するための液晶ディスプレイ(以下「LCD」という。)38と、撮影を行うモードである撮影モードおよび被写体像をLCD38に再生するモードである再生モードのいずれかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cとが設けられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、十字カーソルボタン56Dと、撮影時にストロボ44を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際の押圧操作される強制発光スイッチ56Eとがさらに設けられている。
なお、十字カーソルボタン56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーおよびその4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されている。
次に、図2に、本実施形態のデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下「CCD」という)24と、入力された画素信号に対して各種アナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26とを備えている。
光学ユニット22は、図示省略したフォーカスレンズおよびズームレンズを有している。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるレンズ駆動部34によって光軸方向に移動可能である。レンズ駆動部34は後述するAF処理部から出力されるフォーカス駆動量データに基づいてフォーカスレンズの移動を制御し、ズームレバーの操作量データに基づいてズームレンズの移動を制御する。
CCD24は、多数のフォトダイオードなどの受光素子が2次元上に配列されたものである。そして、CCD24の撮像面は、図3に示すように、被写体からの撮像光を受光する領域である感光画素領域24aと、感光画素領域24aの周囲において遮光膜が設けられているオプティカルブラック領域(以下「OB領域」という。)24bとに区別される。そして、通常、感光画素領域24aの右側に位置するOB領域にある受光素子から出力された信号電荷がOBクランプされて基準レベルの信号が取得され、その基準レベル信号と感光画素猟奇24aの受光素子から出力された画素信号に基づいて画像信号が取得される。
図4は、CCD24の感光画素領域21aにおける受光素子の配列を示す図である。CCD24は、画素をいわゆるハニカム配列に配置したものである。CCD24は、八角形の形状を持つ画素(受光素子)が互い違いに(正方格子を略45度回転したように)配置されたものである。例えば、奇数行目では、R(赤)、B(青)、R、B、R、B、…の画素が交互に配置されている。偶数行目では、奇数行目の画素間の位置に、G(緑)の画素のみが配置されている。さらに再び、奇数行目ではG画素間の位置に、B、R、B、R、…の画素が交互に配置され、偶数行目では奇数行目の画素間の位置にGの画素のみが配置されている。
そして、CCD24は、その垂直転送路および水平転送路上において、各画素から読み出された信号を混合することができるように構成されている。たとえば、4画素の信号を混合する場合には、図5に示すように、各画素の信号が混合される。また、本実施形態におけるCCD24は、CPU40からの信号に基づいて、画素混合しない駆動と4画素混合する駆動と8画素混合する駆動とが切り替えられるものである。そして、CPU40は、被写体の輝度に応じて上記3種類の駆動を切り替えるものである。なお、8画素混合の仕方については公知な技術であるため説明を省略する。そして、上記のように画素混合された画素信号はアナログ信号処理部26に供給される。
アナログ信号処理部26は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)とからなる。
また、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下「ADC」という)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30とを備えている。
また、デジタルカメラ10は、CPU40からの制御信号に基づいてクランプパルスを生成するクランプパルス生成回路31とクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルスに基づいてCCD24のOB領域の受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベル信号を取得するOBクランプ回路29を備えている。より具体的には、OBクランプ回路29は、OB領域の受光素子から出力され、ADC28においてデジタルデータに変換された信号をOBクランプして基準レベル信号として取得するものである。そして、OBクランプ回路29において取得された基準レベル信号はフィードバックされてアナログ信号処理部26から出力されたアナログ信号から減算される。なお、クランプパルス生成回路31におけるクランプパルスの生成については後で詳述する。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインターフェース36と、デジタルカメラ10の全体の動作を制御するCPU40と、撮影により得られたデジタルデータなどを記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインターフェース46とを備えている。
さらに、デジタルカメラ10は可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインターフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理および伸長処理を行う圧縮・伸長処理回路54とを備えている。
また、デジタルカメラ10は、AF処理部58とAE/AWB処理部60とを備えている。AF処理部58は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
また、AE/AWB処理部31は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピード等を決定し、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出設定値として決定するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。なお、絞りやシャッターについては図示省略している。
デジタル信号処理部30、LCDインターフェース36、CPU40、メモリインターフェース46、外部メモリインターフェース50、圧縮・伸長処理回路54、AF処理部58、およびAE/AWB処理部60は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。したがって、CPU40は、デジタル信号処理部30および圧縮・伸長処理回路54の動作の制御、LCD38に対するLCDインターフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48およびメモリカード52へのメモリインターフェース46、外部メモリインターフェース50を介したアクセスをそれぞれ行うことができる。また、CPU40は、AF処理部58から出力されたフォーカス駆動データに基づいてレンズ駆動部34を制御するものである。
さらに、前述のレリーズボタン56A、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、および強制発光スイッチ56E(図2では「操作部」と総称)はCPU40に接続されており、CPU40はこれらの操作部56に対する操作作業を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在するとともに、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。さらに、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPUによって制御される。
次に、本実施形態のデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮影を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎の画像信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力された画像信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ここで、アナログ信号処理部26から出力されたアナログ画像信号は、OBクランプ回路29によってOBクランプされた基準レベル信号が減算された後、ADC28に出力されるが、このときのOBクランプの制御については、後で詳述する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎の画像信号をそれぞれ12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ処理およびシャープネス処理を行って所定ビット、たとえば8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した所定ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮影によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号をLCDインターフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて自動焦点制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸長回路54によって所定の圧縮形式(本実施形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインターフェース50を介してメモリカード52に記録する。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第1の実施形態を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。第1の実施形態のOBクランプ制御方法は、CCD24における画素混合数が所定の閾値以上になった場合にOBクランプ制御を行わないようにする制御方法である。
まず、CPU40により前フレームの画像信号に基づいて露出データを取得する(S10)。なお、この露出データとしては、たとえば、前フレームの全画素の画素信号の積算値を用いることができる。そして、CPU40において、取得した露出データEvが所定の閾値X以下であるか否かを判別することによって、画面全体で低輝度であるのか高輝度であるのかが判別される(S11)。
そして、CPU40は、露出データEvが閾値X以下である場合には、その露出データEvの大きさに応じてCCD24の画素混合数を4画素または8画素に増やす(S12)。そして、次に、その増加した混合画素数Aが所定の閾値Y以上であるか否かを判別する(S13)。そして、混合画素数Aが所定の閾値Y以上である場合には、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成しないような制御信号を出力する(S14)。たとえば、上記閾値Yが8である場合には、CCD24が8画素混合駆動される場合に、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成しないような制御信号を出力する。したがって、このときOBクランプ回路29は基準レベル信号を取得することなく、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動となる。
一方、S13において、混合画素数Aが所定の閾値Yよりも小さい場合には、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成するような制御信号を出力する(S15)。たとえば、上記閾値Yが8である場合には、CCD24が4画素混合駆動される場合に、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成するような制御信号を出力する。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
一方、S11において、取得した露出データEvが所定の閾値Xより大きいと判別された場合には、画面が高輝度であると判別し、CCD24の画素混合数を増やさないようにする(S16)。たとえば、画素混合を行わないままにする。そして、S15に移り、CPU40は、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力する。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第2の実施形態を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。第2の実施形態のOBクランプ制御方法は、CCD24のOB領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写る場合には、OBクランプを行わないようにする制御方法である。
まず、CPU40により前フレームの画像信号に基づいて露出データを取得する(S20)。なお、この露出データとしては、たとえば、前フレームの全画素の画素信号の積算値を用いることができる。そして、CPU40において、取得した露出データEvが所定の閾値X以下であるか否かを判別することによって、画面全体で低輝度であるのか高輝度であるのかが判別される(S21)。
そして、CPU40は、露出データEvが閾値X以下である場合には、その露出データEvの大きさに応じてCCD24の画素混合数を4画素または8画素に増やす(S22)。そして、次に、画面全体の露出データを、図8に示すように、M×Nにエリア分割し、各エリアの積算値を算出する(S23)。そして、基準レベル信号を取得するOB領域付近のエリアに高輝度被写体が存在するか否かを判別する(S24)。具体的には、本実施形態のデジタルカメラ10では、CCD24の右側のOB領域を基準レベル信号を取得するOB領域として利用するので、この右側のOB領域の近傍、つまり図8に示す点線で囲む範囲のエリアに高輝度被写体が存在するか否かを判別する。エリアに高輝度被写体が存在するか否かを判別する方法としては、たとえば、エリアの積算値が、所定の閾値よりも大きいか否かで判別するようにすればよい。また、所定のエリアの積算値とその周辺エリアの積算値と比較することによって判別するようにしてもよい。
そして、次に、S24において、CCD24の右側のOB領域の近傍に高輝度被写体が存在すると判別された場合には、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成しないような制御信号を出力する(S25)。したがって、このときOBクランプ回路29は基準レベル信号を取得することなく、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動となる。
一方、S24において、CCD24の右側のOB領域の近傍に高輝度被写体が存在しないと判別された場合には、CPU40は、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力する(S26)。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
一方、S21において、取得した露出データEvが所定の閾値Xより大きいと判別された場合には、画面が高輝度であると判別し、CCD24の画素混合数を増やさないようにする(S26)。たとえば、画素混合を行わないままにする。そして、S27に移り、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成するような制御信号を出力する。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第3の実施形態を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。第3の実施形態のOBクランプ制御方法は、Sv値が所定の閾値以上である場合には、OBクランプを行わないようにする制御方法である。
まず、CPU40により前フレームの画像信号に基づいて露出データを取得する(S30)。なお、この露出データとしては、たとえば、前フレームの全画素の画素信号の積算値を用いることができる。そして、CPU40において、取得した露出データEvが所定の閾値X以下であるか否かを判別することによって、画面全体で低輝度であるのか高輝度であるのかが判別される(S31)。
そして、CPU40は、露出データEvが閾値X以下である場合には、その露出データEvの大きさに応じてCCD24の画素混合数を4画素または8画素に増やす(S32)。そして、次に、CPU40において、Sv値が所定の閾値Z以上であるか否かが判別される(S33)。なお、Sv値はCPU40に予め設定されるものである。
そして、S33において、Sv値が所定の閾値Z以上と判別された場合には、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成しないような制御信号を出力する(S34)。したがって、このときOBクランプ回路29は基準レベル信号を取得することなく、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動となる。
一方、S33において、Sv値が所定の閾値Zより小さい判別された場合には、CPU40は、クランプパルス生成回路31にクランプパルス信号を生成するような制御信号を出力する(S35)。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
一方、S31において、取得した露出データEvが所定の閾値Xより大きいと判別された場合には、画面が高輝度であると判別し、CCD24の画素混合数を増やさないようにする(S36)。たとえば、画素混合を行わないままにする。そして、S35に移り、CPU40は、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力する。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
なお、上記のようにSv値に応じてOBクランプをするかしないかを判断するようにしたのは、図10に示すように、Sv値が大きくなると、OB領域への電荷漏れによるオフセットのズレ量が大きくなり、ブルーミングの影響が顕著になるからである。
また、上記第1の実施形態と上記第3の実施形態とを組み合わせて、CCD24における画素混合数が所定の閾値以上であり、かつSv値が所定の閾値以上である場合に、OBクランプ制御を行わないようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態と上記第3の実施形態とを組み合わせて、CCD24のOB領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写り、かつSv値が所定の閾値以上である場合に、OBクランプ制御を行わないようにしてもよい。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第4の実施形態を、図11に示すフローチャートを用いて説明する。第4の実施形態のOBクランプ制御方法は、AFモードの場合には、OBクランプを行わないようにする制御方法である。
まず、CPU40によりAFモードであるか否かが判別される(S40)。ここで、AFモードとは、AF機能が働いているモードである。そして、AFモードであるか否かの判別は、たとえば、レリーズボタン56Aが半押し状態であることを検出して判別するようにすればよい。または、AFモード時には、CCD24は、隣接する画素の差分を出力するようにCPU40により駆動されるが、CCD24がこの駆動モードになっていることを検出することによってAFモードであるか否かを判別するようにしてもよい。
そして、AFモードであると判別された場合には、CPU40により前フレームの画像信号に基づいて露出データを取得する(S42)。なお、この露出データとしては、たとえば、前フレームの全画素の画素信号の積算値を用いることができる。そして、CPU40において、取得した露出データEvが所定の閾値X以下であるか否かを判別することによって、画面全体で低輝度であるのか高輝度であるのかが判別される(S43)。
そして、CPU40は、露出データEvが閾値X以下である場合には、その露出データEvの大きさに応じてCCD24の画素混合数を4画素または8画素に増やし、クランプパルス信号を生成しないような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力する(S44)。したがって、このときOBクランプ回路29は基準レベル信号を取得することなく、OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動となる。
一方、S43において、露出データEvが閾値Xより大きいと判別された場合には、CPU40は、画面が高輝度であると判別し、CCD24の画素混合数を増やさないようにし、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路に31に出力する(S45)。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
一方、S40において、AFモードではないと判別された場合には、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力する(S46)。したがって、このときOBクランプ回路29はクランプパルス生成回路31から出力されたクランプパルス信号に応じて基準レベル信号を取得し、OBクランプを行う。
なお、上記のようにAFモードの時にOBクランプを行わないようにしたのは、AFモード中は、上記のようにCCD24は隣接する画素の差分をとるように駆動され、画像の解像度のみが必要な駆動となるので、オフセットの変動があっても基本的に解像度に変化はなく、OBクランプを行わなくても問題ないからである。
また、上記第1の実施形態と上記第4の実施形態とを組み合わせて、CCD24における画素混合数が所定の閾値以上であり、かつAFモードである場合に、OBクランプ制御を行わないようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態と上記第4の実施形態とを組み合わせて、CCD24のOB領域の近傍に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が写り、かつAFモードである場合に、OBクランプ制御を行わないようにしてもよい。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第5の実施形態を、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、画素混合数を増加し、クランプパルス信号をOFFにしてOBクランプオフ駆動を開始するステップまでは、上記第1から第4の実施形態と同様である(S50)。そして、CPU40はOBクランプオフ駆動の開始後のフレーム読出回数をNとし、初期設定N=0にする(S51)。そして、次に、CPU40は、OBクランプを行わずに1フレーム読み出す(S52)。そして、CPU40は、フレーム読出回数が所定の閾値A以上か否かが判別する(S53)。そして、S53において、CPU40は、フレーム読出回数が閾値Aより小さい場合には、フレーム読出回数をカウントして(S54)再びS52に戻ってOBクランプを行わずに1フレーム読み出す。一方、S53において、フレーム読出回数が閾値A以上となった場合には、CPU40は、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力してOBクランプパルス信号をONにし、フレーム読出回数B回だけOBクランプしてフレーム読出しを行う(S55)。そして、次に、CPU40は、クランプパルス信号を生成しないような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力してOBクランプパルス信号をOFFにし、フレーム読出回数N=0にしてS52に戻る。そして、上記第1から第4の実施形態のOBクランプオフ駆動の間、S52からS56が繰り返され、OBクランプオフ駆動が終了すると終了する。
なお、上記のようにOBクランプオフ駆動の間、所定のフレーム読出数毎にOBクランプを行うようにしたのは、OBクランプオフ駆動の間は、OBクランプを行っていないので、図13(A)に示すように、オフセットの基準レベルが時間の経過とともに徐々に変動する。そこで、OBクランプオフ駆動の間でも、たとえば30フレーム中5フレームについてOBクランプを行うようにすることにより、図13(B)に示すようにオフセットの基準レベルのずれを修正することができる。
また、何フレーム中何フレームをOBクランプするかは指定することができる。
次に、上記デジタルカメラ10におけるOBクランプの制御方法の第6の実施形態を、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、画素混合数を増加し、クランプパルス信号をOFFにしてOBクランプオフ駆動を開始するステップまでは、上記第1から第4の実施形態と同様である(S60)。そして、CPU40はOBクランプオフ駆動の開始後の時間カウンターによるカウント時間をNとし、初期設定N=0にして時間カウンターによる時間のカウントを開始する(S61)。そして、次に、CPU40は、OBクランプを行わずに1フレーム読み出す(S62)。そして、CPU40は、時間カウンターによるカウント時間Nが所定の閾値A以上か否かが判別する(S63)。そして、S63において、CPU40は、時間カウンターによるカウント時間Nが閾値Aより小さい場合には、再びS62に戻ってOBクランプを行わずに1フレーム読み出す。一方、ステップ63において、カウント時間Nが閾値A以上となった場合には、CPU40は、クランプパルス信号を生成するような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力してOBクランプパルス信号をONにし、フレーム読出回数B回だけOBクランプしてフレーム読出しを行う(S64)。そして、次に、CPU40は、クランプパルス信号を生成しないような制御信号をクランプパルス生成回路31に出力してOBクランプパルス信号をOFFにし、時間カウンターによるカウント時間N=0にしてカウントを開始してS62に戻る。そして、上記第1から第4の実施形態のOBクランプオフ駆動の間、S62からS65が繰り返され、OBクランプオフ駆動が終了すると終了する。
なお、上記のようにOBクランプオフ駆動の間、所定時間毎にOBクランプを行うようにしたのは、上記第5の実施形態のように、所定のフレーム数毎にOBクランプを行うようにした場合、制御構成は簡単になるが、フレームレートが異なる場合に時間間隔が変わるので各フレームレート毎に引数をもたせなくてはならない。そこで、タイマーのような時間カウンターを使用することで、より時間経過に対応したOBクランプの制御を行うことができる。
また、時間経過の閾値およびOBクランプをするフレーム数については、任意に指定できる。
ここで、上記第5および第6の実施形態のように、OBクランプオフ駆動の間に、所定数のフレームだけOBクランプを行うようにした場合、OBクランプした際にブルーミングが生じていると、OBクランプしたフレームだけ画質劣化した画像を出力してしまう可能性がある。そこで、図15に示すように、OBクランプしたフレームはLCD38により表示しないようにしてもよい。なお、LCD38による表示の制御はCPU40が行う。
本発明の撮像装置の一実施形態を適用したデジタルカメラの外観構成図 本発明の撮像装置の一実施形態を適用したデジタルカメラの電気系の構成 CCDの撮像面を示す図 CCDの感光画素領域の受光素子の配列 CCDの転送路上における画素混合を説明するための図 本発明の撮像方法の第1の実施形態を説明するためのフローチャート 本発明の撮像方法の第2の実施形態を説明するためのフローチャート CCDの撮像面の分割を説明するための図 本発明の撮像方法の第3の実施形態を説明するためのフローチャート Sv値とオフセットのズレ量との関係を示す図 本発明の撮像方法の第4の実施形態を説明するためのフローチャート 本発明の撮像方法の第5の実施形態を説明するためのフローチャート (A)OBクランプを行わないことによるオフセットの基準レベルのずれを説明するための図、(B)第5の実施形態のOBクランプ制御方法を実施したときの基準レベルを示す図 本発明の撮像方法の第6の実施形態を説明するためのフローチャート 第5および第6の実施形態の撮像方法を実施した際におけるフレーム画像の表示方法の一例を説明するための図 CCDの感光画素領域の端の領域に高輝度被写体がある場合のブルーミングを説明するための図 (A)CCDの感光画素領域の画素混合後の電荷量が転送路上の飽和電荷量を超えた場合を示す図、(B)ブルーミングによって電荷がオプティカルブラック領域に流れ出した状態を示す図
符号の説明
10 デジタルカメラ
20 ファインダ
21 レンズ
22 光学ユニット
24 CCD
24a 感光画素領域
24b オプティカルブラック領域
26 アナログ信号処理部
28 アナログ/デジタル変換器
29 OBクランプ回路
30 デジタル信号処理部
31 クランプパルス生成回路
32 タイミングジェネレータ
34 レンズ駆動部
36 LCDインターフェース
38 LCD
40 CPU
42 充電部
44 ストロボ
46 メモリインターフェース
48 メモリ
50 外部メモリインターフェース
52 メモリカード
54 圧縮・伸長処理回路
56 操作部
56A レリーズボタン
56C モード切替スイッチ
56D 十字カーソルボタン
56E 強制発光スイッチ
58 AF処理部
60 AE/AWB処理部

Claims (10)

  1. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号を所定個数毎に混合した各画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得するする撮像方法において、
    前記所定個数が所定の閾値以上である場合には、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うことを特徴とする撮像方法。
  2. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像方法において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合であって、かつ自動焦点制御を行って前記被写体の像を前記撮像素子に結像する自動焦点制御モードの場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うことを特徴とする撮像方法。
  3. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像方法において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うとともに、
    前記OBクランプオフ駆動の間、予め設定された所定のフレーム間隔毎に撮像された一部のフレームに対しては前記OBクランプを行うことを特徴とする撮像方法。
  4. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像方法において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うとともに、
    前記OBクランプオフ駆動の間、予め設定された所定時間毎に撮像された一部のフレームに対しては前記OBクランプを行うことを特徴とする撮像方法。
  5. 前記撮像素子により撮像された像を表示部により表示する際、
    前記OBクランプオフ駆動中にOBクランプを行ったフレームは前記表示部に表示しないように制御することを特徴とする請求項または記載の撮像方法。
  6. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号を所定個数毎に混合した各画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像装置において、
    前記所定個数が所定の閾値以上である場合には、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うものであることを特徴とする撮像装置。
  7. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像装置において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合であって、かつ自動焦点制御を行って前記被写体の像を前記撮像素子に結像する自動焦点制御モードの場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うものであることを特徴とする撮像装置。
  8. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像装置において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うとともに、
    前記OBクランプオフ駆動の間、予め設定された所定のフレーム間隔毎に撮像された一部のフレームに対しては前記OBクランプを行うものであることを特徴とする撮像装置。
  9. 2次元状に多数の受光素子が配置され、入射光を受光する感光画素領域と該感光画素領域の周囲に設けられた遮光されたオプティカルブラック領域とを有する撮像素子の前記オプティカルブラック領域に配置された受光素子から出力された信号をOBクランプして基準レベルとして取得し、前記撮像素子の前記感光画素領域に配置された受光素子から出力された信号に基づく画素信号と前記基準レベルとに基づいてフレーム毎の画像信号を取得する撮像装置において、
    前記オプティカルブラック領域の近傍の予め設定された前記感光画素領域の一部の範囲内の前記受光素子から出力された信号を用いて、前記一部の範囲内に所定の閾値よりも高い輝度を有する被写体の像が存在するか否かを判定し、前記高い輝度を有する被写体の像が存在する場合に、前記OBクランプを行わないOBクランプオフ駆動を前記フレーム単位で行うとともに、
    前記OBクランプオフ駆動の間、予め設定された所定時間毎に撮像された一部のフレームに対しては前記OBクランプを行うものであることを特徴とする撮像装置。
  10. 前記撮像素子により撮像された像を表示する表示部と、
    前記OBクランプオフ駆動中にOBクランプを行ったフレームは前記表示部に表示しないように制御する表示制御部とを有することを特徴とする請求項8または9記載の撮像装置。
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