JP4941851B2 - 双方向ディスクバルブモータ及びそのための改良されたバルブシート機構 - Google Patents

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Description

本発明は、回転バルブ部材を含むタイプの双方向流体圧作動変位ユニットに関し、より詳しくは、そこで使用される改良されたバルブシート機構に関する。
本発明は、流体がバルブ部材を通じて軸方向に流れ、バルブ部材と、流体変位機構の容積チャンバーに連絡され対応するポートプレートとの間の接触を保持する必要のある様々なポンプモータ構造に使用することができるけれども、ディスクバルブジェロータモータに使用される時、特に有効である。そのため、本発明は、本発明の範囲を限定することを意図しないが、ディスクバルブジェロータモータに関連して説明する。
流体圧を回転出力に変換するためのジェロータ変位機構を利用したタイプの流体モータは、様々な低速高トルクの商業用用途に広範囲に使用されている。一般的に、このタイプの流体モータにおいて、ジェロータ機構は、内歯付き部材(リング)と、リング内に偏心して配置される外歯部材(スター)とを含み、それらが相対的に軌道回転する。このタイプの流体モータでは、通常、二つの相対移動可能なバルブ部材を有している。一方のバルブ部材は固定され、複数の流体通路を有し、それぞれがジェロータ機構によって画成された多数の容積チャンバーの一つに常に連通し、一方、他方のバルブ部材は、従来の低速高トルクジェロータモータに精通した当業者に良く周知であるように、それらが協働で流体連通して、固定バルブ部材に対して相対的に回転する。
低速高トルクジェロータモータは、本発明の譲渡人に譲渡され、ここに参考文献として参照される特許文献1及び2の両方に説明されている。前述の特許文献1及び2に基いて製造される流体モータは、前述された固定バルブ部材及び回転可能ディスクバルブ部材に加え、従来のジェロータモータにて一般的に良く周知されているバルブシート機構を含む。一般的なバルブシート機構は、回転可能バルブ部材が固定バルブ部材にスライド、シール係合するべく周方向に一定の付勢力を付勢する機能を有している。
ディスクバルブタイプの流体モータが有する問題の一つは、「内部漏れ」として言及される状態である。内部漏れは、ジェロータ変位機構を実質的に迂回する高圧側と低圧側との間の流体容量として定義される。このような内部漏れがジェロータ変位機構を実質的に迂回するので、このような漏れが流体モータの容積効率を低減させる。従来技術に精通した当業者に良く知られるように、流体モータ内の内部漏れは、流体作動圧に比例して変化する。そのために、入口流体の作動圧が増加すると、流体モータ内の内部漏れもまた増加する。
ディスクバルブタイプの流体モータを使用する商用用途における最近の傾向は、流体モータの作動圧を増加させることが要求されている。この要求に加えて、それらの用途のための商用製品の製造者は、これらの高作動圧に対する改善された容積効率を要求してきた。しかしながら、前述したように、高作動圧は流体モータ内におけるより大きな内部漏れ及び低容積効率を発生させる。そのため、これらに依頼や要望を満足するために、流体モータ内の容積非効率となるあらゆる要因を確認し、低減する必要がある。
ディスクバルブタイプの流体モータにおいて内部漏れが発生している場所は、特に高作動流体圧の場合、回転可能バルブ部材とバルブシート機構との間の接触面である。この配置では、流体入口、流体出口及びケース流体圧力が、バルブシート機構のバルブ突合せ面上に作用して、バルブシート機構を「変形」(またはゆがみまたはたわみ)させる。このような変形は、従来から精通した当業者によって「ポテトチップ(ポテトチップのような薄切り形状)」として言及されている。ポテトチップは、バルブシート機構の外面がバルブシート機構の内径より大きくあるいは小さく変形、ゆがみまたはたわみ、その結果、バルブ突合せ面及び固定バルブ部材の隣接面がもはや平面の対面関係ではないときに発生する。バルブシート機構の変形により、バルブシート機構と回転可能バルブ部材との間のシールが失われる。内部漏れが、このシール係合が失われた場所で発生する。高作動圧下では、変形、ゆがみまたはたわみが顕著になる。
従来のディスクバルブ流体モータでは、2つの主要なタイプの回転可能バルブ部材がある。第1のタイプは「ブラインドボア」タイプとして言及されている。ディスクバルブのブラインドボアタイプでは、上述した特許文献1及び2に説明されているように、回転可能バルブ部材の内側スプラインが形成された内側キャビティが、バルブ部材の全軸長に沿って連続しておらず、その結果、流体がバルブの軸長に亘って完全に軸方向に流動することができない。第2のタイプは「スルーボア」タイプとして言及されている。ディスクバルブのスルーボアタイプでは、内側スプラインが形成された内孔が回転可能バルブ部材の全軸長に亘って延びている。本発明は、回転可能バルブ部材の両方のタイプに対応することができるけれども、スルーボアタイプのモータに使用される際に特に有効であり、本発明がその範囲に限定されることを意図しないが、それとの関連について説明する。
米国特許第3572983号明細書 米国特許第4390329号明細書
従って、本発明の目的は、上述した従来の不都合な点を克服した、双方向ディスクバルブモータのための改良されたバルブシート機構を提供することである。
本発明のさらなる目的は、高圧下において従来機構よりも内部漏れの減少をし得る、双方向ディスクバルブモータのための改良されたバルブシート機構を提供することである。
本発明の上述した目的及び他の目的は、流体入口及び流体出口を形成するハウジングと、拡大及び収縮する流体容積チャンバーを形成する変位機構と、変位機構の拡大及び収縮する流体容積チャンバーに連通する流体通路を形成する固定バルブ部材と、固定バルブ部材内の流体入口及び流体出口と流体通路との間で連通するバルブ通路を形成する回転可能バルブ部材と、固定バルブ部材のバルブ面にスライド、シール係合する回転可能バルブ部材のバルブ面と、回転可能バルブ部材にさらに有する反対側の面とを備えたことを含むタイプに改良された回転流体圧装置の提供によって達成される。
改良された回転流体圧装置は、回転可能バルブ部材の反対側の面に係合するバルブ突合せ面を有する外側バランスリング部材と、回転可能バルブ部材の反対側の面に係合するバルブ突合せ面を有する内側バランスリング部材とを備え、外側バランスリング部材及び内側バランスリング部材が、流体入口または流体出口と、回転可能バルブ部材のバルブ通路との間で常時流体連通されるバランスリング通路を形成することを特徴としている。
図1は、本発明に基いで製造された双方向ディスクバルブモータの軸断面図で、相違した面を有する部分断面図ある。 図2は、図1に示されるような、本発明に基いたバルブシート機構の実施形態の、拡大部分軸断面図である。 図3は、図1の3−3線に沿った横断面図であるが、バルブシート機構だけを示している。 図4は、従来のバルブシート機構の部分軸断面図である。 図5は、作用した圧力が示される従来のバルブシート機構の上半分の拡大軸断面図である。 図6は、作用した圧力による変形が示された、従来のバルブシート機構の上半分の部分軸断面図である。 図7は、作用した圧力による変形が示された、本発明に基いて製造されたバルブシート機構の上半分の部分軸断面図である。 図8は、本発明に基いて、回転可能バルブ部材とバルブシート機構との間の接触面に係る他の実施形態の拡大部分軸断面図である。 図9は、回転可能バルブ部材とバルブシート機構との間の接触面に係る他の実施形態に作用した圧力を示した、本発明に基いて製造されたバルブシート機構の上半分の部分軸断面図である。 図10は、作用した圧力による変形が示された、本発明に基いて製造されたバルブシート機構の上半分を含む、拡大部分軸断面図である。
本発明を限定することを意図しない図を参照すると、図1は、本発明に基いて製造されたスルーボアタイプの双方向ディスクバルブモータの軸断面図である。符号11で示されるディスクバルブモータは、マウントプレート13、ジェロータ変位機構15、以下「ポートプレート」として言及する固定バルブ部材17及びバルブハウジング19を含む。この部分は、複数のボルト21のマウントプレート13へのねじ係合手段により互いのシール係合が維持される。
ジェロータ変位機構15は従来から良く周知であり、そのためここでは簡単に説明する。より具体的な実施の形態では、ジェロータ変位機構15は、Geroler(登録商標)、すなわち、内歯アッセンブリ23を含む変位機構である。その内歯アッセンブリ23は複数の概略半円筒状開口27を形成した固定リング部材25を含む。各半円筒状開口27には、従来から良く周知であるように、円筒状部材29が回転自在に配置される。内歯アッセンブリ23には外歯ロータ部材31が偏心して配置され、通常、円筒状部材29の数量よりも外歯が一つ少なく、従って、外歯ロータ部材31が内歯アッセンブリ23に対して軌道回転することを許容する。内歯アッセンブリ23と外歯ロータ部材31との間の相対軌道回転の動作は、複数の拡大及び収縮する容積チャンバー33を形成する。外歯ロータ部材31には、ロータ部材31の内径に一組の内側スプライン35が形成されている。ロータ部材31の内側スプライン35は、メインドライブシャフト39上の一組の冠状スプライン37に係合する。メインドライブシャフト39の反対側端部には、シャフト(図示略)のような、相手先から供給される出力装置の一組の内側スプライン(図示略)に係合する他組の冠状スプライン41が配置される。
また、外歯ロータ部材31の内側スプライン35は、バルブドライブシャフト45の一端部の周囲に形成された一組の外側スプライン43と係合し、そのバルブドライブシャフト45の反対側端部には、回転可能バルブ部材51の内周面に形成された一組の内側スプライン49に係合する他組の外側スプライン47を有する。バルブ部材51は回転可能にバルブハウジング19内に配置され、バルブドライブシャフト45は、従来からよく知られているように、正確なバルブタイミングを維持するために、外歯ロータ部材31と回転可能バルブ部材51との両方にスプライン結合される。
バルブハウジング19には、流体通路55に連通して開口する流体ポート53が形成される。流体通路55は、環状の流体チャンバー57に連通して開口されている。バルブハウジング19には、さらに第2流体通路(図示略)に連通して開口する第2流体ポート(図示略)が形成される。第2流体通路は、バルブハウジング19の環状内周面と回転可能バルブ部材51とによって協働で形成された環状のバルブハウジングキャビティ59に連通して開口される。
回転可能バルブ部材51には、複数の他のバルブ通路61及び63が形成されている。環状流体溝部64に配置されたバルブ通路61は、バルブハウジング19内の環状流体チャンバー57に常時流体連通され、一方、バルブ通路63は、バルブハウジングキャビティ59に常時流体連通される。本実施の形態では、単なる例示として、外歯ロータ部材31の8個の外歯またはローブに対応して、8個のバルブ通路61及び8個のバルブ通路63が備えられる。
引き続き、図1を参照すると、ポートプレート17には、それぞれが隣接した容積チャンバー33に常時流体連通するように配置される複数の流体通路65が形成される。ポートプレート17には、また横向きバルブ面67が形成され、回転可能バルブ部材51には、バルブ面67にスライド、シール係合する横向きバルブ面69が形成される。作動中、流体ポート53に流入した圧力流体は、流体通路55を経由して環状流体チャンバー57に流入する。その時、圧力流体は、後で両方とも詳細に記載される、符号73で示されたバルブシート機構の流体通路71を通じて流れる。その時、流体は回転可能バルブ部材51のバルブ通路61に流れる。その時、圧力流体は、ポートプレート17の流体通路65と相互に連通される回転可能バルブ部材51のバルブ通路61を通じて流れる。圧力流体は、各バルブ通路61と相互に連通されるポートプレート17の隣接した流体通路65を通じてジェロータ変位機構15の拡大した容積チャンバー33に流入する。従来技術に精通した当業者に良く周知であるように、上述した流れは、外歯ロータ部材31の軌道回転の動作を発生させる。
排出流体は、収縮した容積チャンバー33から回転可能バルブ部材51のバルブ通路63に相互に連通されるポートプレート17の隣接した流体通路65を通じて対応するそれぞれの各バルブ通路63に流れる。次に、流体は、バルブハウジングキャビティ59内へ流れ、バルブハウジング19内の第2流体通路(図示略)及び第2流体ポート(図示略)を通じてリザーバ(図示略)に流れる。
図1に示された要素に関連した図2及び図3を参照すると、バルブシート機構73は、それぞれが構造的に他方と独立している、外側バランスリング部材75と内側バランスリング部材77とを含む。外側バランスリング部材75には、回転可能バルブ部材51の後面81にシール係合するバルブ突合せ面79が形成されている。外側バランスリング部材75には、またバルブハウジング19内の環状リング溝85に嵌合して配置される、後方に突出する一体のリング部分83が形成されている。外側バランスリング部材には、さらに軸方向端面86が形成されている。
外側バランスリング部材75の後方に突出した一体のリング部分83は、第1軸端部89及び第2軸端部91を備えた環状周溝部87を形成している。環状周溝部87の第1軸端部89の外径D1は、環状周溝部87の第2軸端部91の外径D2よりも大きく設定される。第1軸端部89の外径D1と第2軸端部91の外径D2との差は、回転可能バルブ部材51の横向きバルブ面69とポートプレート17の横向きバルブ面67との間のシール係合を維持するために要求される軸方向バランス力の大きさから決定される。シール部材93と、第1及び第2バックアップ部材95、97とのそれぞれは、外側バランスリング部材75の環状周溝部87に配置され、シール部材93は、第1及び第2バックアップ部材95、97の間に位置する。
バルブシート機構73の外側バランスリング部材75には、さらに複数の回転規制孔99(図3参照)が形成されて、規制孔99のそれぞれには、第1軸端部101及び第2軸端部102を含むピン部材100(図1にだけ示される)が結合されている。第2軸端部102は、バルブハウジング19に沿って形成された複数の回転規制孔103に配置される。ピン部材100は、バルブハウジング19に対して外側バランスリング部材75の回転を防止するために外側バランスリング部材75の回転規制孔99と、バルブハウジング19の回転規制孔103とに配置される。
バルブシート機構73の外側バランスリング部材75には、さらに複数の付勢スプリング107に係合したスプリング突合せ面105が形成される。付勢スプリング107は、バルブハウジング19の複数の付勢スプリング孔109に配置される。圧力流体が存在しない場合には、付勢スプリング107は、ポートプレート17のバルブ面67と回転可能バルブ部材51のバルブ面69との係合を維持し、同様に、外側バランスリング部材75のバルブ突合せ面79と回転可能バルブ部材51の後面81との係合を維持する。
引き続き、主として図2及び図3を参照すると、バルブシート機構73の内側バランスリング部材77には、回転可能バルブ部材51の後面81に着座するバルブ突合せ面111が形成されている。内側バランスリング部材77には、バルブハウジング19の環状リング溝部85に配置される、後方に突出した一体のリング部分113が形成されている。内側バランスリング部材77には、さらに軸方向端面114が形成されている。後方に突出した一体のリング部分113には、バックアップ部材117及びシール部材119が配置される部位に対して円周方向の段部115が形成されている。
外側バランスリング部材75と同様に、バルブシート機構73の内側バランスリング部材77には、複数の回転規制孔121が形成され、規制孔121のそれぞれには、第1軸端部123及び第2軸端部124を含むピン部材122が結合されている。第2軸端部124は、バルブハウジング19に沿って形成された複数の回転規制孔125に配置される。ピン部材122は、バルブハウジング19に対して内側バランスリング部材77の回転を防止するために内側バランスリング部材77の回転規制孔121と、バルブハウジング99の回転規制孔125とに配置される。
内側バランスリング部材77には、複数の付勢スプリング129(図1にだけ示される)に係合するスプリング突合せ面127が形成されている。付勢スプリング129は、バルブハウジング19内の複数の付勢スプリング孔131(図1参照)に配置される。圧力流体が存在しない場合には、付勢スプリング129は、ポートプレート17のバルブ面67と回転可能バルブ部材51のバルブ面69との係合を維持し、同様に、内側バランスリング部材77のバルブ突合せ面111と回転可能バルブ部材51の後面81との係合を維持する。
引き続き、図2及び図3を参照すると、内側バランスリング部材77が外側バランスリング部材75と同心または略同心となるように、内側バランスリング部材77は外側バランスリング部材75に対して径方向に位置する。流体通路71は、内側バランスリング部材77の外径と、外側バランスリング部材75の内径との間に形成され、従って、比較的流れの規制を供給しない環状流体通路を含む。
図4は、バルブシート機構273の従来技術に係る実施形態「従来技術」を示している。従来形状に関連する要素が、本発明に関連して既に提案された要素と構造的あるいは機能的に同等である場合において、従来の要素に割り当てられた符号は、本発明の要素に割り当てられた符号に200をプラスして表示している。図4に示される従来の実施形態ではバルブハウジング219は、回転可能バルブ部材251及び従来のバルブシート機構273を含む。バルブハウジング219には、流体ポート(図示略)に連通する環状流体チャンバー257と、第2流体ポート(図示略)に連通するバルブハウジングキャビティ259とが形成されている。
引き続き、図4を参照すると、従来のバルブシート機構273は、バルブ突合せ面279、後方に突出したリング部分283及び軸方向端面286を一体成形した構造である。後方に突出された一体のリング部分283には、第1軸端部289及び第2軸端部291を備えた一体のリング部分283の外径に配置された環状周溝部287が形成されている。従来のバルブシート機構273には、さらに軸方向端面286からバルブ突合せ面279に通じて延びる複数の流体通路271が形成されている。
引き続き、図4を参照すると、バルブハウジング219には、第1軸端部316及び第2軸端部318を有する環状周溝部315が形成されている。環状周溝部315には、従来のバルブシート機構273の内径に沿う流体の流れを規制するシール部材319が配置される。
図4で示された要素に関連する図5を参照すると、従来のバルブシート機構273は、圧力流体から圧力を受ける。図5は、入口流体がバルブハウジング219内の環状流体チャンバー257を通じて流れ、戻り流体がバルブハウジングキャビティ259を通じて流れた時、従来のバルブシート機構273に作用する圧力を示している。従来のバルブシート機構273に作用する入口圧力は、図5において文字「A」と共に矢印で示されている。従来のバルブシート機構273に作用する戻り圧力は、図5に示されるように、第2流体通路(図示略)を通じて第2流体ポート(図示略)に流れ、バルブハウジングキャビティ259に至る戻り圧力流体により作用する。従来のバルブシート機構273に作用する戻り圧力は、小さい矢印及び文字「B」を使用して示されている。従来のバルブシート機構273に作用するケース圧力は、文字「C」と共に小さい矢印で示されている。
引き続き、図4で示された要素に関連する図5を参照すると、入口圧力「A」は、バルブ突合せ面279と軸方向端面286との間の複数の流体通路271の内径に作用している。入口圧力「A」は、また従来のバルブシート機構273の、後方に突出した一体のリング部分283の表面上で、環状周溝部287の第1軸端部289から従来のバルブシート機構273の軸方向端面286の全表面に亘って作用している。入口圧力「A」は、従来のバルブシート機構273の内径の表面上で、軸方向端面286から、入口圧力「A」がバルブハウジング219内の環状溝部315の第1軸端部316に略一致する、バルブシート機構273の内径に沿う軸方向位置に亘って作用する。
引き続き、図5を参照すると、戻り圧力「B」は、バルブ突合せ面279と環状周溝部287の第1軸端部289との間の従来のバルブシート機構273の外径表面に作用する。従来のバルブシート機構273のバルブ突合せ面279は、複数の流体通路271周りの径に位置する入口圧力「A」と、回転可能バルブ部材251の外径に一致したバルブ突合せ面279上の位置の戻り圧力「B」とにより圧力傾斜を受ける。戻り圧力「B」は、バルブ突合せ面279の外径と回転可能バルブ部材251の外径に一致した位置との間のバルブ突合せ面279に作用する。
引き続き、図5を参照すると、ケース圧力「C」は、従来のバルブシート機構273の内径の表面上で、バルブ突合せ面279から、ケース圧力「C」がバルブハウジング219内の環状溝部315の第1軸端部316に略一致する、従来のバルブシート機構273の内径に沿う軸方向位置に亘って作用している。ケース圧力及び入口圧力は、バルブハウジング219内の環状溝部315に配置されるシール部材319によって従来のバルブシート機構273の内径に沿って離れて維持される。
図6は、従来のバルブシート機構273が、図5で示されるように、前述した入口圧力、戻り圧力及びケース圧力「A」、「B」、「C」をそれぞれ受ける時、有限要素解析により予測した従来のバルブシート機構273の変形を示している。図6に示された相対変形量が本発明の説明を容易するために非常に誇張して記載されていることは従来から精通している当業者であれば理解すべきである。図6に示されるように、これらの圧力により、バルブ突合せ面279の外径が従来のバルブシート機構273のバルブ突合せ面279の径方向内径よりも変形量が大きく、従来のバルブシート機構273の「ポテトチップ」を生じる。従来のバルブシート機構273のバルブ突合せ面279の内径は、回転可能バルブ部材251の後面281との接触が維持されるが、従来のバルブシート機構273の「ポテトチップ」は、従来のバルブシート機構273のバルブ突合せ面279の外径と、回転可能バルブ部材251の後面281との間に隙間を生じる。この隙間は従来のバルブシート機構273の複数の流体通路271と、バルブハウジングキャビティ259との間の連通を許容する。流体通路271はバルブハウジング279内の環状流体チャンバー257に連通して開口されているので、この隙間により、流体が環状流体チャンバー257に連通して開口される流体ポート253を通じてモータへ流入することを許容し、バルブハウジングキャビティ259に連通して開口される第2流体ポート(図示略)に流れることを許容し、それによって、ジェロータ変位ユニット215を迂回する。背景技術で述べたように、バルブ突合せ面279と、回転可能バルブ部材251の後面281との間に形成された隙間から通じる、上述した「内部漏れ」は、モータの容積効率に不利な影響を与える。
図1及び図2で示された要素に関連する図7を参照すると、本発明のバルブシート機構73は、ディスクバルブモータ11の圧力流体からの圧力を受けている。図7は、入口流体が流体ポート53からモータ11の流体通路55を通じて、バルブハウジング19内の環状流体チャンバー57に流動する時、バルブシート機構73に作用する圧力を示している。バルブシート機構73に作用している入口圧力は、図7の文字「A」と共に矢印で示されている。モータ11のバルブシート機構73に作用する戻り流体圧力は、図7に示すように、第2流体通路(図示略)を通じて第2流体ポート(図示略)に流動するバルブハウジングキャビティ59内の戻り圧力流体によって生じている。バルブシート機構73に作用する戻り圧力は、文字「B」と共により小さい矢印で示されている。バルブシート機構73に作用するケース圧力は、文字「C」と共に小さい矢印で示されている。
引き続き、図7を参照すると、入口圧力「A」は、バルブ突合せ面79と軸方向端面86との間の外側バランスリング部材75の内径に作用し、同様に、軸方向端面86を含む部位と環状周溝部87の第1軸端部89との間で外側バランスリング部材75の後方に突出した一体のリング部分83の表面に作用している。戻り圧力「B」は、バルブ突合せ面79と環状周溝部87の第1軸端部89との間で外側バランスリング部材75の外径表面に作用している。外側バランスリング部材75のバルブ突合せ面79は、バルブ突合せ面79の内径に作用する入口圧力「A」と、回転可能バルブ部材51の外径に一致するバルブ突合せ面79の位置に作用する戻り圧力「B」とによる圧力傾斜、すなわち、長さが短くなる矢印及び傾斜した点線により示すように、径方向外方に向かって次第に減少する圧力傾斜を受ける。戻り圧力「B」は、また回転可能バルブ部材51の外径に一致する位置と、外側バランスリング部材75の外径との間のバルブ突合せ面79に作用する。
引き続き、図7を参照すると、入口圧力「A」は、バルブ突合せ面111と軸方向端面114との間で内側バランスリング部材77の外径表面に作用し、同様に、軸方向端面114を含む部位と円周方向段部115との間で内側バランスリング部材77の後方に突出した一体のリング部分113の表面に作用している。ケース圧力「C」は、バルブ突合せ面111と円周方向段部115との間で内側バランスリング部材77の内径表面に作用している。内側バランスリング部材77のバルブ突合せ面111は、バルブ突合せ面111の外径に作用する入口圧力「A」と、バルブ突合せ面111の内径に作用するケース圧力「C」により圧力傾斜を受ける。しかし、この時点では、圧力は、長さが短くなる矢印及び傾斜した点線により示すように、径方向内方に向かって次第に減少する。
図8を参照すると、回転可能バルブ部材351とバルブシート機構73との間の接触面の他の実施形態が示されている。回転可能バルブ部材351とバルブシート部材73との間の接触面に係る他の実施形態に関連する要素が、既に提案された要素と構造的あるいは機能的に同等である場合において、他の実施形態の要素に割り当てられた符号を、主実施形態の要素に割り当てられた符号に300をプラスして表示している。
回転可能バルブ部材351には、後面381の外径と環状流体溝部364との間で回転可能バルブ部材351の後面381に配置された外側環状溝部433が形成されている。外側環状溝部433は、流体通路435(図8の点線及び符号の点線引き出し線で示す)を介してバルブハウジング19内のキャビティ59に連通して開口されている。回転可能バルブ部材351には、さらに後面381の内径と環状流体溝部364との間の後面381上に配置された内側環状溝部437が形成されている。内側環状溝部437は、流体通路439(図8の点線及び符号の点線引き出し線で示す)を介して回転バルブ部材351の内側に連通して開口されている。
図9は、入口流体が流体ポート53からモータ11の流体通路55を通じて、バルブハウジング19内の環状流体チャンバー57に流入する時、回転バルブ部材351とバルブシート機構73との間の接触面に係る他の実施形態に基いてバルブシート機構73に作用する圧力を示している。図9で使用される圧力の記号表示は、図5及び図7で使用されるものと同じである。
引き続き、図9を参照すると、入口圧力「A」は、バルブ突合せ面79と軸方向端面86との間で外側バランスリング部材75の内径に作用し、同様に、軸方向端面86を含む部位と環状周溝部87の第1軸端部89との間で外側バランスリング部材75の後方に突出した一体のリング部分113の表面に作用している。戻り圧力「B」は、バルブ突合せ面79と環状周溝部87の第1軸端部89との間の外側バランスリング部材75の外径表面に作用している。回転バルブ部材351の外側環状溝部433が、キャビティ59に連通して開口されるので、外側環状溝部433内の圧力は、バルブハウジング19のキャビティ59内の圧力、本発明において例えば戻り圧力「B」と実質的に同様である。外側バランスリング部材75のバルブ突合せ面79は、バルブ突合せ面79の内径に作用する入口圧力「A」と、径方向外方に向かって次第に減少し、回転可能バルブ部材351内の外側環状溝部433の内径に略一致するバルブ突合せ面79の位置に作用する圧力戻り圧力「B」とにより圧力傾斜を受ける。この圧力傾斜は、長さの短い矢印及び傾斜した点線によって図9に示されている。外側環状溝部433内の圧力が、バルブハウジング19内のキャビティ59内の圧力と実質的に等しいので、戻り圧力「B」は、外側環状溝部433の内径に略一致する位置から径方向外方でバルブ突合せ面79の外径に至るバルブ突合せ面79の表面に作用する。
引き続き、図9を参照すると、入口圧力「A」は、バルブ突合せ面111と軸方向端面114との間の内側バランスリング部材77の外径に作用し、同様に、軸方向端面114を含む部位と円周方向段部115との間の内側バランスリング部材77の後方に突出した一体のリング部分113の表面に作用している。ケース圧力「C」は、バルブ突合せ面111と円周方向段部115との間の内側バランスリング部材77の内径表面に作用している。回転バルブ部材351の内側環状溝部437が、回転可能バルブ部材351の内部に連通して開口されるので、内側環状溝部437内の圧力は、回転可能バルブ部材351の内部の圧力、本発明において例えば戻り圧力「C」と実質的に同様である。そのため、内側バランスリング部材77のバルブ突合せ面111は、バルブ突合せ面111の外径に作用する入口圧力「A」と、回転可能バルブ部材351内の外側環状溝部437の外径に略一致するバルブ突合せ面79の位置に作用する戻り圧力「C」とにより圧力傾斜を受ける。しかし、この時点では、圧力は、長さが短くなる矢印及び傾斜した点線により示すように、径方向内方に向かって次第に減少する。内側環状溝部437内の圧力が、回転可能バルブ部材351の内部の圧力と実質的に同じであるので、ケース圧力「C」は、内側環状溝部437の外径に略一致する位置から径方向内方でバルブ突合せ面111の内径に至るバルブ突合せ面111の表面に作用する。
図10は、バルブシート機構73が、前述した図7及び9で示される入口圧力、戻り圧力及びケース圧力「A」、「B」、「C」のそれぞれを受ける時、本発明の変形、ゆがみまたはひずみを有限要素解析により予測したものである。図10に示された相対変形量は、本発明の説明を容易するために非常に誇張して記載していることは従来から精通している当業者であれば理解すべきである。本発明において、外側バランスリング部材75及び内側バランスリング部材77の両方は、前述した圧力から発生する「ポテトチップ」の影響を受けている。しかしながら、外側バランスリング部材75及び内側バランスリング部材77の「ポテトチップ」の影響は、従来のバルブシート機構273の「ポテトチップ」の影響より大幅に小さい。図10を参照するように、内側バランスリング部材77のバルブ突合せ面111の内径は、回転可能バルブ部材51の後面81との接触が維持されている。しかし、内側バランスリング部材77のたわみが、内側バランスリング部材77と、回転可能バルブ部材51の後面81との間の隙間を発生させている。
引き続き、図10を参照すると、外側バランスリング部材75のたわみが、外側バランスリング部材75のバルブ突合せ面79の外径と、回転可能バルブ部材51の後面81との隙間を発生させている。しかし、外側バランスリング部材75のバルブ突合せ面79の内径は、回転可能バルブ部材51の後面81との接触が維持されている。そのため、従来のバルブシート機構273とは違って、外側バランスリング部材75は、流体通路71とバルブハウジングキャビティ59との間の回転可能バルブ部材51の後面81とのシール係合が維持される。バルブシート機構73の変形に基いた漏れ量は、従来のバルブシート機構273の変形に基く漏れと比較して十分に低減される。
本発明は、前述の明細書に最も詳細に記載され、本発明の様々な変更及び改善は、明細書を読み理解した当業者であれば明白になるであろうと確信する。全ての変更及び改善は添付したクレームの範囲内にある限りは、本発明に含まれるものとする。

Claims (4)

  1. 流体入口(53)及び流体出口(53)を形成するハウジング手段(19)と、
    拡大及び収縮する流体容積チャンバー(33)を形成する流体エネルギー伝達変位機構(15)と、
    前記拡大及び収縮する流体容積チャンバー(33)に連通する流体通路手段(65)を形成し、バルブ面(67)を有する固定バルブ部材(17)と、
    前記流体入口(53)及び前記流体出口と前記流体通路手段(65)との間を連通させるバルブ通路手段(61、63)を形成し、前記固定バルブ部材(17)の前記バルブ面(67)にスライド、シール係合するバルブ面(69)と、さらに反対側の面(81)とを有する回転バルブ部材(51)とを備えた回転流体圧装置(11)であって、
    (a)前記反対側の面(81)に係合するバルブ突合せ面(79)を有する外側バランスリング部材(75)を備え、該外側バランスリング部材(75)は、前記ハウジング手段(19)に対する前記外側バランスリング部材(75)の回転を規制する固定部材(100)を含み、該固定部材(100)は、前記外側バランスリング部材のピン孔(99)及び前記ハウジング手段の第1ピン孔(103)に挿入されるピン部材(100)であり、
    前記外側バランスリング部材(75)には、外径D1を有する第1軸端部(89)及び外径D2を有する第2軸端部(91)を備えた環状溝部(87)が形成され、前記環状溝部(87)の前記第1軸端部(89)の外径D1は、前記環状溝部(87)の前記第2軸端部(91)の外径D2より大きく設定され、
    (b)前記反対側の面(81)に係合するバルブ突合せ面(111)を有する内側バランスリング部材(77)を備え
    (c)前記外側バランスリング部材(75)及び前記内側バランスリング部材(77)が協働して形成され、前記流体入口(53)または前記流体出口と前記バルブ通路手段(61)との間で流体連通される流体通路(71)備えたことを特徴とする回転流体圧装置。
  2. 前記内側バランスリング部材(77)は、前記ハウジング手段(19)に対する前記内側バランスリング部材(77)の回転を規制する固定部材(122)を含むことを特徴とする請求項1に記載の回転流体圧装置。
  3. 前記固定部材(122)は、前記内側バランスリング部材のピン孔(121)及び前記ハウジング手段の第2ピン孔(125)に挿入されるピン部材(122)であることを特徴とする請求項に記載の回転流体圧装置。
  4. 前記流体入口(53)と前記流体出口(53)との間の流体の流れ規制すべく外側バランスリング部材(75)の前記環状溝部(87)内に配置されたシール部材(93)を備えたことを特徴とする請求項に記載の回転流体圧装置。
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