JP4940803B2 - 車両の制動力制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、車両の制駆動力制御装置の一部として用いられる本発明の制動力制御装置の好ましい実施形態が搭載される自動車を模式的に示している。同図に於いて、左右前輪12FL、12FRと、左右後輪12RL、12RRを有する車両10には、通常の態様にて、運転者によるアクセルペダル14の踏込みに応じて各輪(図示の例では、後輪駆動車であるから、後輪のみ)に制駆動力を発生する駆動系装置20と、各輪に制動力を発生する制動系装置40とが搭載される。駆動系装置20は、図示の例では、エンジン22から、トルクコンバータ24、自動変速機26、差動歯車装置28等を介して、出力される制駆動トルク或いは回転制駆動力が後輪12RL、12RRへ伝達されるよう構成されているが、エンジン22に代えて電動機が用いられる電気式、或いは、エンジンと電動機との双方を有するハイブリッド式の駆動系装置であってもよい。制動系装置40は、図示の例では、オイルリザーバ、オイルポンプ、種々の弁等(図示せず)、各輪に装備をされたホイールシリンダ42FL、42FR、42RL、42RR、及び、運転者によりブレーキペダル44の踏込みに応答して作動されるマスタシリンダ45を含む油圧回路46を有し、各ホイールシリンダ内のブレーキ圧、即ち、各輪に於ける制動力は、マスタシリンダ圧力に応答して油圧回路46によって調節される。しかしながら、制動系装置40は、図示の如き油圧式の制動装置でなく、電磁式に各輪に制動力を与える形式又はその他当業者にとって任意の形式のものであってよい。なお、簡単のため図示していないが、車両10には、通常の車両と同様に前輪又は前後輪の舵角を制御するためのステアリング装置が設けられる。
以下に本発明の制動力制御装置の実施形態の作動について説明する。
駆動系発生制駆動力=(エンジンの現在発生トルク)×(トルク増幅係数)×(トランスミッションギア比)×(デフギア比)/(タイヤ動荷重半径)
上記の各パラメータのうち、トルク増幅係数、トランスミッションギア比、デフギア比、タイヤ動荷重半径は、当業者のとって任意の方法により取得されてよい。エンジンの現在発生トルクは、エンジンの回転数、スロットル開度、水温、点火時期等から当業者にとって任意の方法により取得されてよい。
(車両全体の要求制駆動力)≧(駆動系発生制駆動力)
であるとき、調停器100は、駆動系制御装置120に対してのみ、駆動系発生制駆動力が車両全体の要求制駆動力と一致するよう制御指令を出力する。しかしながら、車両全体の要求制駆動力が、駆動系発生制駆動力を下回っているとき、即ち、
(車両全体の要求制駆動力)<(駆動系発生制駆動力)
であるとき、調停器100は、制動系制御装置122に対して制動系装置を作動するよう制御指令を出力する。その際、好ましくは、制動系装置の発生する制動力(制動系制動力)の大きさは、
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(駆動系発生制駆動力)
となるように与えられる。なお、図3(A)から理解される如く、駆動系装置の制駆動力がクリープ領域の下限にある場合に、要求制駆動力が、駆動系発生制駆動力を下回るときには、制動系制動力は、駆動系装置の発生する駆動力を凌駕するべく強い制動力が与えられるのに対し、駆動系装置の制駆動力がエンジンブレーキ領域にある場合の下限にある場合には、制動系制動力は、駆動系装置の発生する制動力と協同して要求制駆動力を達成することとなる。図3(A)の例では、車速が低いほど、強い制動系制動力を要する場合が生ずることとなる。
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(ON側基準値)
となるよう制御されてよい。(この場合、駆動系発生制駆動力と制動系制動力との和が要求制駆動力からヒステリシス量だけずれることになるが、ヒステリシス量は、要求制駆動力の絶対値に比して、十分に小さな値に設定されるため、実用上問題とならない程度である。)
アベイラビリティ下限値=(スロットル全閉相当のエンジンのトルク)×(トルク増幅係数)×(トランスミッションギア比)×(デフギア比)/(タイヤ動荷重半径)
上記の各パラメータのうち、トルクコンバータのトルク増幅係数、トランスミッションギア比、デフギア比、タイヤ動荷重半径は、当業者のとって任意の方法により取得されてよい。スロットル全閉相当のエンジンのトルクは、エンジンの回転数、スロットル開度、水温、点火時期等から当業者にとって任意の方法により、エンジンの現在発生トルクを算出する際に、スロットル開度を全閉と仮定して得られるトルクであってよい。
(車両全体の要求制駆動力)<(アベイラビリティ下限値)
であるか否かが判別され、肯定判別が為されると、調停器100又は220は、制動系制御装置122に対して制動系装置を作動するよう制御指令を出力する。その際、好ましくは、制動系制動力の大きさは、
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(アベイラビリティ下限値)
となるように与えられてよい。なお、車両全体の要求制駆動力がアベイラビリティ下限値を下回る場合は、駆動系発生駆動力がアベイラビリティ下限値に達していることが期待される。従って、この場合、
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(駆動系発生駆動力)
としてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属すると理解されるべきである。
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(ON側基準値)
となるよう制御されてよい。
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(制動系装置作動開始時のアベイラビリティ下限値)
となるように与えてもよい。この場合、図5(A)に示されている如く、制動系制動力の大きさは、車両全体の要求制駆動力の変化に追従して変化するが、アベイラビリティ下限値の過渡的且不連続的な変化は反映されないこととなる。なお、同図の例示に於いては、駆動系発生先駆動力と制動系制動力との和が要求制駆動力に一致しないこととなるが、その場合、実際には制駆動力要求系制御装置からの要求制駆動力が増減されることとなるので、制駆動力要求系制御が破綻することはない。また、同図に於いて、制動系装置の停止の前に、時刻t4に於いて、要求制駆動力が制動系装置作動開始時のアベイラビリティ下限値を上回ることになるが、時刻t4から制動系装置の停止までの期間は、制動系制動力が0のまま維持されることとなる。
(制動系制動力)=(車両全体の要求制駆動力)−(制動系装置作動開始時のON側基準値)
となるよう制御されてよい。
20…駆動系装置
40…制動系装置
50…電子制御装置
100,200…調停器
210…駆動側調停器
220…制動側調停器
Claims (3)
- 駆動力又は制動力を発生する駆動系装置と制動力を発生する制動系装置とを含む車両の制動力制御装置であって、前記車両全体に於いて発生されるべき要求制駆動力を取得する手段と、前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力を取得する手段と、前記制動系装置の作動を制御する手段とを含み、前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力に応じて前記制動系装置を作動させる装置にして、
前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力が前記駆動系装置に於いて現在の運転条件で絞ることのできる最低の制駆動力であるアベイラビリティ下限値であり、
前記要求制駆動力が前記アベイラビリティ下限値を下回っているときに前記制動系装置に於いて発生する制動力が前記要求制駆動力と前記制動系装置の作動開始時の前記アベイラビリティ下限値との差分となるよう前記制動系装置を作動させることを特徴とする装置。 - 駆動力又は制動力を発生する駆動系装置と制動力を発生する制動系装置とを含む車両の制動力制御装置であって、前記車両全体に於いて発生されるべき要求制駆動力を取得する手段と、前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力を取得する手段と、前記制動系装置の作動を制御する手段とを含み、前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力に応じて前記制動系装置を作動させる装置にして、
前記駆動系装置に於いて発生可能な制駆動力が前記駆動系装置に於いて現在の運転条件で絞ることのできる最低の制駆動力であるアベイラビリティ下限値であり、
前記要求制駆動力が前記アベイラビリティ下限値よりも所定のヒステリシス量低い値を下回ったときに前記制動系装置を作動させ、前記制動系装置に於いて発生する制動力が前記要求制駆動力と前記制動系装置の作動開始時の前記アベイラビリティ下限値よりも前記所定のヒステリシス量低い値との差分となるよう前記制動系装置を作動させることを特徴とする装置。 - 請求項1又は2の装置であって、前記駆動系装置がエンジンを含み、前記アベイラビリティ下限値が、前記エンジンのスロットルを全閉にしたと仮定した場合に生ずると推定されるエンジントルクと、トランスミッションギア比と、デフギア比と、タイヤの荷重半径と、トルクコンバータによるトルク増幅係数とに基づいて決定されることを特徴とする装置。
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