JP4940668B2 - 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法 - Google Patents

音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4940668B2
JP4940668B2 JP2006012520A JP2006012520A JP4940668B2 JP 4940668 B2 JP4940668 B2 JP 4940668B2 JP 2006012520 A JP2006012520 A JP 2006012520A JP 2006012520 A JP2006012520 A JP 2006012520A JP 4940668 B2 JP4940668 B2 JP 4940668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acousto
light
tunable filter
optic tunable
power level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006012520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007193196A (ja
Inventor
雅司 野口
智弘 上野
剛二 中川
雄高 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006012520A priority Critical patent/JP4940668B2/ja
Priority to US11/443,114 priority patent/US7405858B2/en
Publication of JP2007193196A publication Critical patent/JP2007193196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4940668B2 publication Critical patent/JP4940668B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/11Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on acousto-optical elements, e.g. using variable diffraction by sound or like mechanical waves
    • G02F1/113Circuit or control arrangements

Description

この発明は、波長の異なる光信号を多重化したWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)伝送信号のなかから任意の波長の光信号を出力させる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法に関する。
近年、マルチメディアネットワークのユーザの急激な増加に伴い、超長距離伝送が可能であり、かつ大容量伝送が可能な光通信技術が求められている。このような要求に応じて、特に伝送容量の増加を実現するため、波長の異なる光信号を多重化して一本の光ファイバに複数チャネルの信号を伝送させるWDMの利用が進められている。
WDMを用いた光通信ネットワークは、ネットワーク上の各地点で必要に応じて光信号を通過・分岐・挿入する機能、また、多重化した光のなかから選択したチャネルの波長の光信号を選択した光伝送路へ出力させる光ルーティング、クロスコネクト機能が必要である。したがって、光信号を通過・分岐・挿入させるOADM(Optical Add/Drop Multiplexer)装置の利用者の用途にあわせた研究開発が必須となる。現在、OADM装置は、固定波長の光信号を分岐・挿入することができる波長固定型のOADM装置と、任意波長の光信号を分岐・挿入することができる任意波長型のOADM装置が提供されている。
OADM装置の通過・分岐処理に必要な波長選択機能を実現するデバイスとして特に、注目されているのが、音響光学型チューナブルフィルタ(Acousto−Optic Tunable Filter:以下、「AOTF」という)である。AOTFは、選択する波長が固定であるファイバーグレーティングと異なり、選択する波長の光を抽出するように動作するため任意に波長を選択することができる。
(音響光学型チューナブルフィルタの動作)
ここで、AOTFの構成を説明する。図9は、音響光学型チューナブルフィルタ(AOTF)の構成を示す説明図である。図9に示したように、AOTFは、強誘電体結晶の一種であり圧電作用を示すニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板1−7にチタン(Ti)拡散で2本の光導波路1−1、1−2が形成されている。これらの光導波路1−1、1−2は、互いに2箇所で交叉しており、この交叉部分に導波路型の偏光ビームスプリッタ(Polarization Beam Splitter;以下、「PBS」という)1−3、1−4が設けられている。
また、二つの交叉部分の間に位置する、2本の光導波路1−1,1−2上には、金属膜のSAWガイド1−6が形成されている。このSAWガイド1−6には、櫛を交互にかみ合わせた電極(Inter Digital Transducer;以下、「IDT」という)1−5が備えられている。このIDT1−5にRF信号発生回路1−10から出力された高周波の電気信号(以下、「RF信号」という)を印加されると、弾性表面波(Surface Acoustic Wave)が発生し、光導波路1−1,1−2を伝搬する。
図9において、波長λ1,λ2,λ3の光をAOTFのポート1に入力した場合、PBS1−3によって、TEモードとTMモードの偏波モードによって混成された入力光は、TEモードとTMモードに分かれて光導波路1−1,1−2を伝搬する。ここで、特定の周波数のRF信号f1を印加することにより弾性表面波がSAWガイド1−6に沿って伝搬すると、光導波路1−1,1−2と、SAWガイド1−6との交叉部分において、音響光学(Acousto−Optic;AO)効果により二つの光導波路1−1,1−2の屈折率は、周期的に変化する。
したがって、入力光のうち、光導波路1−1,1−2の屈折率の周期的な変化と相互作用をする特定の波長の光の偏波モードが回転し、TEモードとTMモードとが入れ替わる。TEモードとは伝搬方向に電界成分をもたない導波モードであり、TMモードとは電界方向に磁界成分をもたない導波モードである。回転量は、TEモードとTMモードの光が屈折率の変化と相互作用する作用長およびRF信号のパワーに比例する。作用長は、IDT1−5を挟んで光導波路1−1,1−2上に形成される、表面弾性波を吸収する吸収体1−8の間隔によって調整される。
つまり、作用長とRF信号のパワーとを最適化することによって、光導波路1−1のなかでTMモード光は、TEモード光に変換される。また、光導波路1−2のなかでTEモード光は、TMモード光に変換される。そして、この変換されたTEモード光とTMモード光は、PBS1−4によって進行方向が変わり、相互作用をした波長の光が、分岐光として選択される。一方、相互作用をしなかった波長の光は、透過して選択されなかった出力光となる。図9では、RF信号f1,f2によって、それぞれ波長λ1,λ2の光信号が作用を受け、分岐光として選択されたことを示している。
上述したように、AOTFは、RF信号の周波数に応じた波長の光を選択して分岐させることができる。さらに、このRF信号の周波数を変化させることによって選択される光の波長を変えることができる。また、ポート2から射出される出力光は、ポート1に入射される入力光からRF信号の周波数に対応する波長の光が除去された光信号(波長λ2、λ3)である。したがって、AOTFは、リジェクション機能を併せ持つともいえる。
また、図10は、RF信号と音響光学型チューナブルフィルタ出力光との関係を示す説明図である。図10に示したグラフ1000は、横軸がRF信号パワー(dBm)を表し、縦軸がAOTF出力光パワー(dBm)を表す。図10に示す特性曲線1001から明らかなように、RF信号パワーを変化させるとAOTF出力光パワーが変化する。AOTFは、上述したようなRF制御信号により波長選択動作が可能なデバイスであるが、この特性を利用することで、可変減衰機能を有する波長選択フィルタといて利用することが可能となる。
すでに、AOTFを減衰器として利用する技術が開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。図11,12は、従来の音響光学型チューナブルフィルタを用いた可変減衰器を示す説明図である。図11に示した、可変減衰器1100は、励起光源1101と、EDF(Erbiumu Doped Fiber)1102と、イコライザ1103と、AOTF1104と、RF信号発生器1105と、モニタ1106と、光アイソレータ1107と、から構成されている。
可変減衰器1100は、AOTF1104からの出力光をカプラ(不図示)により波長ごとに分波する。分波された出力光はモニタ1106によりパワーを検出される。この検出結果に基づいて、各波長の出力光のパワーが平坦化されるように、AOTF1104に印加するRF信号の周波数f1〜f4の強度(振幅)をそれぞれ制御する。各波長の出力光のパワーを基に各RF信号の振幅がフィードバック制御されることで、各々のRF信号にしたがって発生する弾性表面波の強度が変化し、AOTF1104で選択される各波長の出力光のパワーが、対応する弾性表面波の強度に応じて調整される。したがって、各波長の出力光のパワーが平坦化され、パワーレベルの揃った各波長の出力光が外部に出力される。
また、図12に示した可変減衰器1200は、可変減衰器1200に備えられたモニタ1106に替わり、AOTF1104に印加されるRF信号を制御するためのデータベース1201を設けている。このデータベース1201は、測定などにより予め求められた、あらゆる発振パターンにおける光パワーの補正値がデータベース化されており、それぞれの発振パターンに応じてデータベースの補正値が参照されて、AOTF1104に印加する各RF信号の強度が制御されることにより、出力光のパワーレベルを平坦化することができる。
特開2002−368317号公報
しかしながら、上述した可変減衰器1100のような減衰機能を備え、かつAOTF制御装置として波長選択を実現する場合、AOTF1104に入力されるWDM伝送信号のなかの所望の選択波長の光パワーが大きいと、AOTF1104により減衰される前の最初の出力光のパワーが大きく設定されてしまう可能性がある。出力光のパワーが大きく設定されてしまうと、AOTF1104の後段に接続される機器、例えば光受信器入力されるWDM伝送信号の光パワーレベルが、減衰機能が働き終わるまでの間、光受信器の入力制限を超えてしまう可能性がある。このような、入力制限以上の光は、光受信器の破損や劣化を引き起こしてしまうという問題があった。
また、上述のように可変減衰機能が働く前の状態でも後段に接続される機器へ過大な光パワーが入力されないように、入力光のパワーを制限することも可能であるが、こうした制約によりAOTFももつ広い減衰幅を有効に機能させることが難しくなってしまう。さらに、可変減衰器1100による可変減衰機能では、AOTF1104の出力光パワーレベルが設定目標値となるため、利用者の用途にあわせて任意の減衰量を指定して設定することはできないという問題があった。
また、上述した可変減衰器1200のデータベース1201は、測定などにより予め求められた光強度の補正値がデータベース化されており、それぞれの発振パターンに応じてデータベースの補正値が参照される。この補正値に応じてAOTF1104に印加する各RF信号の強度が制御され、可変減衰機能を働かせて出力光レベルを調整しているが、AOTF1104の経年劣化に対する補償機能が備わっていないため、長期間の信頼性が確保されていない。また、AOTF1104の減衰特性に素子バラツキがあるため、予め測定するデータベースはデバイスごとに測定し設定しなければならず、製造工程や、利用者の負担となり、結果として製品コストが高くなってしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、使用環境や素子の経年変化に左右されることなく、任意の減衰量を指定して選択波長の光を減衰することのできる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様によれば、音響光学型チューナブルフィルタ制御装置は、音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号を変化させて、任意の波長の光を出力させる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置において、所定の波長および光パワーレベルを有する基準光を前記音響光学型チューナブルフィルタに入力して得られた出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号の周波数との関係に基づいて、前記任意の波長の光を選択して出力させる波長選択手段と、前記基準光の光パワーレベルと、前記出力光の光パワーレベルと、前記周波信号のパワーレベルとの関係に基づいて、前記任意の波長の光を、任意の光パワーレベルに減衰する減衰手段と、を備えることを特徴する。
上述の構成において、まず、任意の波長の光を出力させるために取得した入力光および出力光の光パワーレベルを検出する。この検出結果と、高周波信号(RF信号)の周波数の変化とから対応関係を導く。この対応関係を用いて、任意の光を出力させるために音響光学型チューナブルフィルタ(AOTF)に印加するRF信号の周波数を算出する。求まった周波数をAOTFに印可して、任意の波長を出力させる波長選択処理を行う。
そして、波長選択処理の際に検出した値と、RF信号のパワーレベルとを比較することで、RF信号のパワーレベルと、出力光のパワーレベルとの対応関係を導く。この対応関係を用いて波長選択した光を任意の光パワーレベルに減衰させて出力させることで、可変減衰処理を行うことができる。
本発明にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法によれば、使用環境や素子の経年変化に左右されることなく、任意の減衰量を指定して選択波長の光を減衰することができることから、一つの素子で波長選択機能と、可変減衰機能の双方を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
本発明にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置は、WDM伝送信号を入力する複数のポートを備えたアレイ状AOTFのうち特定の一つのAOTFを出力光と、RF信号との関係を算出するためのレファレンスAOTFとして設定する。このレファレンスAOTFに所定の波長および光パワーを有する基準光を入力し、入力光パワーと出力光パワーをモニタする構成とする。
波長選択および可変減衰を行うには、レファレンスAOTFの入力光(WDM伝送信号)と出力光(選択された光信号)の光モニタパワーの差を監視して、AOTFに印加しているRF信号のパワーとの対応関係を求め、記録する。使用者からの出力光のパワー値の変更要求を受け取ると、記録した対応関係を参照しながら運用するAOTFのRFパワーを設定する。また、選択波長のためのRF信号周波数は、基準光波長をもとに算出し設定する。
また、AOTFの出力光パワーレベルをある一定設定目標値に揃える場合は、WDM伝送信号を分岐し、レファレンスAOTFに入力する。レファレンスAOTFの出力光をモニタし、利用者が指定した光パワーレベルになるまでRF信号のパワーを調整し、その値を用いて他のAOTFに印可するRF信号のパワーを設定する。このような手順で光パワーレベルを調整することで最初から目標とする光パワーレベルを出力して運用することが可能となる。以下、AOTFに印加するRF信号と、出力光との関係を導くための構成および手順のことなる二つの実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、二つの基準光を用いてRF信号の周波数と、AOTFの出力光の波長との関係を求めて光制御を行う。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ(AOTF)制御装置の構成を示す説明図である。AOTF制御装置100は、基準光源部101と、光タップ102と、合波カプラ103と、波長選択手段および可変減衰手段としての光制御部104と、分岐カプラ112とから構成されている。
さらに、基準光源部101は、第1基準光発生回路101aと、第2基準光発生回路101bと、から構成されている。また、光制御部104は、AOTF105と、RF信号発生回路106と、光タップ107と、光モニタ回路108と、DSP(Digital Signal Processor)109と、FPGA(Field Programmable Gate Array)110と、から構成されている。
基準光源部101の第1基準光発生回路101aおよび第2基準光発生回路101bは、予め定めた特定の波長を所定の光パワーを有し基準光を出力する。この基準光をAOTF105に入力した状態で、RF信号を印加する。このRF信号を変化させて、基準光を出力させるRF信号の周波数を特定する。この処理を波長の異なる二つの基準光で行うことで、印加するRF信号の周波数対出力される光の波長の関係を求めることができる。
なお、一般的にWDM伝送信号は、RF信号周波数で165〜175MHzの帯域に対応する光を用いている。したがって、基準光はこの帯域以外の光を利用する。本実施例では、165〜175MHzを挟んで、短波長側基準光を180MHzの第1基準光、長波長側基準光を160MHzの第2基準光とする。
光タップ102は、基準光源部101から出力された基準光を分岐して光モニタ回路108へ出力させる。合波カプラ103は、基準光源部101から入力された基準光と、分岐カプラ121から入力された光信号とを合波して、光制御部104のレファレンスAOTF111へ出力する。
光制御部104のAOTF105は、所定の周波数のFR信号を印加されると、WDM伝送信号入力Inから入力された複数の光信号(λ1〜λn)から、特定の波長の光信号を任意のポート(ポート1〜ポート4)へ出力することができる。また、AOTF105のなかのポート5は、レファレンスAOTF111として、基準光が入力され、光制御を行うためAOTF105の特性を取得するために利用される。なお、ポート1〜ポート5を光信号出力Outと呼ぶ。
RF信号発生回路106は、AOTF105へ印加するRF信号を発生させる。光モニタ回路108は、AOTF105の各出力ポートに出力された光信号のモニタリングを行う。なお、RF信号発生回路106および光モニタ回路108の構成は、図2,3を用いて後で詳しく説明する。
FPGA110は、プログラミング可能なLSI(Large Scale Integration)でありDSP109から入力される波長選択要求やパワー設定変更要求に応じて、所定波長の光信号を、所定のパワーで出力させるためのRF信号の周波数を算出する。この算出結果をRF信号発生回路106へ入力してRF信号の発生指示を行う。このとき、DSP109は、光モニタ回路108から入力された光信号および基準光のモニタ値に基づいてRF信号発生回路106から印加されるRF信号の切り替え制御を行う。光タップ107は、ポート1〜ポート5に出力された出力光を分岐して光モニタ回路108へ出力させる。
分岐カプラ112は、接続された伝送路から入力されたWDM伝送信号を分岐して光制御部104のAOTF105の各ポートに出力する。なお、分岐カプラ112から出力された光は、WDM伝送信号(多重化された光)をポート数で割った多重化信号である。
図2は、RF信号発生回路の構成を示すブロック図である。RF信号発生回路106は、DDS(Direct Digital Synthesizer)201と、BPF(Band−Pass Filter;帯域通過フィルタ)202と、RF AMP(Radio Frequency−amplifier;高周波増幅器)203とから構成される。
RF信号発生回路106において、DDS201は、FPGA110から入力された周波数、位相、振幅などの設定情報にしたがって、sin波信号または、cos波信号を出力する。BPF202は、DDS201から入力されたsin波信号または、cos波信号のうち、所定の周波数域内の信号を透過させる。RF AMP203は、BPF202から入力された信号を増幅し、AOTF105へRF信号を出力する。このとき、RF信号発生回路106から出力されるRF信号は、BPF202によって周波数の制限が行われているため、160MHz〜180MHzの周波数である。
図3は、光モニタ回路の構成を示すブロック図である。光モニタ回路108は、PD(Photo Diode;受光素子)301と、電流電圧変換用LOG AMP(ログアンプ)302と、非反転増幅器303と、LPF(Low−Pass Filter;低域通過フィルタ)304と、ADC(Analog to Digital;AD交換器)305とから構成される。また、光モニタ回路108は、光タップ102によって分岐された基準光を検出する基準光モニタ部と、光タップ107によって分岐されたAOTF105の出力光を検出するAOTF出力光モニタ部とを備えているが、同一の構成であるため、まとめて説明する。
光モニタ回路108において、PD301は、光タップ102(107)から分岐された光を電気信号へ変換するため、入力された光に応じた電流を発生する。電流電圧変換用LOGAMP302は、PD301から入力された電流をログ特性にしたがって、電圧値へと変換する。非反転増幅器303は、電流電圧変換用LOGAMP302から印加された電圧値を増幅させる。LPF304は、非反転増幅器303によって増幅された電圧値の低周波成分を透過させる。したがって、電圧値の高周波成分は、LPF304によって除去される。ADC305は、LPF304から出力されたアナログ信号によって表される電圧値をデジタル信号へ変換し、DSP109へ出力する。
つぎに、以上説明した構成からなるAOTF制御装置100の光制御(波長選択および光パワー制御)処理の内容について説明する。光制御を行うには、まず、AOTF装置の調整処理を行い、その後、利用者からの波長選択要求およびパワー設定変更要求に応じてWDM伝送信号のなかの任意の光信号を出力させる。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の調整処理の内容を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、初期設定を行う(ステップS401)。初期設定とはDSP109のデータベースに、以下の変数および固定値を用意する処理である。
(変数)
RFref1freq :最短波長側の基準光(第1基準光)を出力させるためのRF信号の周波数値
RFref2freq :最長波長側の基準光(第2基準光)を出力させるためのRF信号のRF周波数値
RFref1pwr x :最短波長側の基準光(第1基準光)の可変パワー値
RFref2pwr x :最長短波長側の基準光(第2基準光)の可変パワー値
λref1pmon :最短波長側の基準光源(第1基準光)の出力光のパワーモニタ値
λref2pmon : 最長短波長側の基準光(第2基準光)の出力光のパワーモニタ値
AOTF5 pmon x:レファレンスAOTF(ポート5)の出力光のパワーモニタ値
AOTF4 pmon x:AOTF(ポート4)の出力光のパワーモニタ値
AOTF3 pmon x:AOTF(ポート3)の出力光のパワーモニタ値
AOTF2 pmon x:AOTF(ポート2)の出力光のパワーモニタ値
AOTF1 pmon x:AOTF(ポート1)の出力光のパワーモニタ値
AOTF5 loss x:レファレンスAOTFの減衰量
Fx :選択要求波長の光を出力させるRF信号の周波数値
Fref :現在の基準光に印加しているRF信号の周波数値
λx :選択したい光の波長
(固定値)
RFref1pwr a :最短波長側の基準光(第1基準光)に印加するRF信号のパワーの所定値(予め測定した最小透過ロス付近の値のRF信号周波数における)
RFref2pwr a :最長波長側の基準光(第2基準光)に印加するRF信号のパワーの所定値(予め測定した最小透過ロス付近の値RF信号周波数における)
λref1freq :最短波長側の基準光(第1基準光)の波長
λref2freq :最長波長側の基準光(第2基準光)の波長
λref1pwr :最短波長側の基準光(第1基準光)の光出力のパワー値
λref2pwr :最長波長側の基準光(第2基準光)の光出力のパワー値
CPL loss :合波カプラ103のロス値
RFfreq d :RF信号周波数間隔(グリット間隔)
CH SUM :WDM伝送信号のチャネル間隔数
続いて、第1基準光を出力させるRF信号の周波数を検出する(ステップS402)。具体的には、まず、第1基準光が入力されているレファレンスAOTF111へ印加するRF信号のパワー値(RFref1pwr a)を設定する。続いて、印加しているRF信号の周波数を180MHzから1kHz刻みで減少させる。ここで、光モニタ回路108の検出値から、光パワーが最大になったRF信号の周波数を検出する。この周波数を、第1基準光を出力させるためのRF信号の周波数値(RFref1freq)として記録する。
つぎに、光モニタ回路108により、第1基準光の出力光および第2基準光の出力光のパワーモニタ値(λref1pmon,λref2pmon)を読み取り、記録する(ステップS403)。
その後、RF信号パワーとAOTFの減衰量との関係特性を取得する(ステップS404)。具体的には、まず、レファレンスAOTF111に、第1基準光を出力させるためのRF信号の周波数値(RFref1freq)のRF信号を印加する。続いて、RF信号のパワーを例えば+10dBmから−30dBmまで0.1dB刻みで減少させて、減少ごとにレファレンスAOTF111の出力光パワーモニタ値(AOTF5 pmon x)を読み取り、記録する。さらに、レファレンスAOTF111の出力光パワーモニタ値(AOTF5 pmon x)から第1基準光の出力光のパワーモニタ値(λref1pmon)と、合波カプラ103のロス値(CPL loss)とを差し引いてレファレンスAOTF111の減衰量(AOTF5 loss x)を算出する。以上の、記録値および算出結果からRF信号パワーとレファレンスAOTF111の減衰量の関係特性をデータベースとしてDSP109のデータベースに記録しておく。
続いて、第2基準光を出力させるRF信号の周波数を検出する(ステップS405)。この処理は、ステップ402の処理と同様に、第2基準光が入力されているレファレンスAOTF111へ印加するRF信号のパワー値(RFref2pwr a)を設定する。続いて、印加しているRF信号の周波数を160MHzから1kHz刻みで減少させる。ここで、光モニタ回路108の検出値から、光パワーが最大になったRF信号の周波数を検出する。この周波数を、第2基準光を出力させるためのRF信号の周波数値(RFref2freq)として記録する。
つぎに、第1基準光を出力させるRF信号と第2基準光を出力させるRF信号との周波数の差を算出する(ステップS406)。つまり、ステップS402で検出したRFref1freqと、ステップS405で検出したRFref2freqとの差を求める。
その後、チャネル間隔の周波数を算出する(ステップS407)。つまり、運用対象とするWDM伝送信号のチャネル数nおよび第1基準光の波長(λref1)のチャネル位置および第2基準光の波長(λref2)のチャネル位置からチャネル間隔数CH SUM(n+1+1−1)を割り出し、絶対値として算出する。
最後に、第1基準光を用いて設定した値を確認し、随時更新し(ステップS408)、調整処理を終了する。この処理は、環境温度の変化やWDM伝送信号の光源の揺らぎ・経年劣化などの変動に応じて最適RF周波数およびRF信号パワー減衰量の関係を維持するようにレファレンスAOTF111において、第1基準光を用いて最適なRF信号の周波数を求めるため、トラッキング処理およびRF信号パワー対減衰量の関係の確認処理を行う。最適なRF信号の周波数の変化分を元に、第1基準光を出力させるRF信号の周波数と、第2基準光を出力させるRF信号の周波数との相対変化分を考慮し、更新しておく。この更新処理に応じて、WDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔も更新しておく。また、同時にRF信号のパワー対出力光のパワーの関係を表すデータベースを更新しておく。
以上説明した内容の処理が終了すると、AOTF制御装置100は、利用者からの光制御要求を受け付けることができる。図5は、本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の出力光制御処理の内容を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、波長選択およびパワー設定変更要求があったか否かを判断する(ステップS501)。ここで、波長選択およびパワー設定変更要求があるまで待ち(ステップS501:Noのループ)、要求があると(ステップS501:Yes)、続いて、選択された波長の入力光を出力させるRF信号の周波数を算出する(ステップS502)。
ステップS502の具体的な処理を説明すると、まず、WDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔とチャネル間隔数から選択するチャネルの光信号を出力させるRF信号の周波数を算出する。例えば、ポート1を通過するように選択された光信号の波長がλ2であれば、第1の基準光を出力させるRF信号の周波数値からWDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔をチャネル間隔数で割った値を2倍した値を差し引くことで、所望の波長の光信号を出力させるためのRF信号の周波数を算出することができる。
その後、選択された波長の入力光のパワーを算出する(ステップS503)。具体的には、ステップS502により算出した選択した光信号を出力させるRF信号の周波数と、AOTF105の最小減衰量でのRF信号のパワー値とをFPGA110内のレファレンスAOTF用のRF信号パワー・周波数格納レジスタに書き込む。また、書き込まれたパワーおよび周波数のRF信号をレファレンスAOTF111で印加するようにRF信号発生回路106を設定する。光モニタ回路108は、レファレンスAOTF111の出力光パワー値をモニタし、このモニタ値とAOTF105の設定減衰量から選択された波長(例えばλ2)の入力光パワー値を算出する。
つぎに、出力光を、設定したパワーへ変更するための減衰量を算出する(ステップS504)。具体的には、利用者に設定された出力光のパワー値と、第1基準光の出力光パワーモニタ値(λref1pmon)との差を求め、設定したパワー値へ変更するために必要な減衰量を算出する。
続いて、算出した減衰量に応じてRF信号のパワーを設定する(ステップS505)。具体的には、RF信号発生回路に選択した光信号を出力させるRF信号の周波数と、ステップS504で算出した減衰量で減衰された光を出力させるためのRF信号のパワー値を設定する。このとき、AOTF105の入力光のパワーは、所望の出力パワーとAOTF105の最小減衰量の和より大きいことが条件である。
最後に、第1基準光を用いて、設定した値を確認し、随時更新しながら(ステップS506)、一連の処理を終了する。この処理は、環境温度の変化やWDM伝送信号の光源の揺らぎ・経年劣化などの変動に応じて選択した波長の光信号を出力させる最適なRF信号の周波数およびRF信号パワーの減衰量の関係を維持するために行う。具体的には、レファレンスAOTF111において、第1基準光を用いて最適なRF信号の周波数トラッキング処理およびRF信号パワー対減衰量の関係の確認処理を行う。また、最適なRF信号の周波数の変化分を元に、第1基準光を出力させるRF信号の周波数と、第2基準光を出力させるRF信号の周波数との相対変化分を考慮して、更新する。この更新処理に基づいてRF周波数間隔、RF信号パワー対出力パワー関係データベースをあわせて、更新しておく。これらの更新処理に応じて、WDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔も更新しておく。また、同時にRF信号のパワー対出力光のパワーの関係を表すデータベースを更新しておくことによって、精度の高い動作が可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、一つの基準光と、AOTF105の温度情報とを用いてRF信号の周波数と、AOTFの出力光の波長との関係を求めて光制御を行う。一般的にAOTFの出力特性は、温度に依存する。したがって、実施の形態2では、AOTF制御装置により選択を行うWDM伝送信号の1チャネルごとのRF信号の周波数の温度による変化を示す関係式をDSP109に格納しておく。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の構成を示す説明図である。図6に示すAOTF制御装置600は、AOTF制御装置100(図1参照)と異なり、基準光源部101が一つの基準光発生回路101aのみで構成されている。また、AOTF105の温度情報を取得し、DSP109へ記録する機能を備えている。なお、他の構成は、AOTF制御装置100と同様であるため説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の調整処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、初期設定を行う(ステップS701)。具体的には、初期設定とはDSP109のデータベースに、以下の変数および固定値を用意する処理である。
(変数)
RFref freq :基準光を出力させるためのRF信号の周波数値
RFref pwr x :基準光の可変パワー値
AOTF5 pmon x:レファレンスAOTF(ポート5)の出力光のパワーモニタ値
AOTF4 pmon x:AOTF(ポート4)の出力光のパワーモニタ値
AOTF3 pmon x:AOTF(ポート3)の出力光のパワーモニタ値
AOTF2 pmon x:AOTF(ポート2)の出力光のパワーモニタ値
AOTF1 pmon x:AOTF(ポート1)の出力光のパワーモニタ値
AOTF5 loss x:レファレンスAOTFの減衰量
λref pmon :基準光の出力光のパワーモニタ値
ΔF :現在の100GHzグリッド間隔のチャネルの光信号を出力させる際のRF信号の周波数間隔
TAOTF :現在のAOTF105の温度
Fx :選択要求された波長に対応するRF信号の周波数値
Fref :現在の基準光に印加しているRF信号の周波数値
λx :選択したい光の波長
(固定値)
RFref pwr a :基準光に印加するRF信号のパワーの所定値(予め測定した最小透過ロス付近の値のRF信号周波数における)
λref freq :基準光の波長
λref pwr :基準光の光出力のパワー値
CPL loss :合波カプラ103のロス値
a :0℃のときのΔF値
b :1℃当りのグラフ(温度に応じたのΔFの特性を示す関係式)の傾き係数
λref :基準光の波長
続いて、基準光を出力させるRF信号の周波数を検出する(ステップS702)。具体的には、まず、基準光が入力されているレファレンスAOTF111へ印加するRF信号のパワー値(RFref1pwr a)を設定する。続いて、印加しているRF信号の周波数を180MHzから1kHz刻みで減少させる。ここで、光モニタ回路108の検出値から、光パワーが最大になったRF信号の周波数を検出する。この周波数を、基準光を出力させるためのRF信号の周波数値(RFref freq)として記録する。
つぎに、光モニタ回路108により、基準光の出力光のパワーモニタ値(λref pmon)を記録する(ステップS703)。
その後、RF信号パワーとAOTF105の減衰量との関係特性を取得する(ステップS704)。具体的には、まず、レファレンスAOTF111に、基準光を出力させるためのRF信号の周波数値(RFref freq)のRF信号を印加する。続いて、RF信号のパワーを例えば+10dBmから−30dBmまで0.1dB刻みで減少させて、減少ごとにレファレンスAOTF111の出力光パワーモニタ値(AOTF5 pmon x)を読み取り、記録する。さらに、レファレンスAOTF111の出力光パワーモニタ値(AOTF5 pmon x)から基準光の出力光のパワーモニタ値(λref pmon)と、合波カプラ103のロス値(CPL loss)とを差し引いてレファレンスAOTF111の減衰量(AOTF5 loss x)を算出する。以上の、記録値および算出結果からRF信号パワーとレファレンスAOTF111の減衰量の関係特性をデータベースとしてDSP109のデータベースに記録しておく。
続いて、基準光を用いて設定した値を確認し、随時更新する(ステップS705)。この処理は、環境温度の変化やWDM伝送信号の光源の揺らぎ・経年劣化などの変動に応じて最適RF周波数およびRF信号パワー減衰量の関係を維持するようにレファレンスAOTF111において、基準光を用いて最適なRF信号の周波数を求めるため、トラッキング処理およびRF信号パワー対減衰量の関係の確認処理を行う。最適なRF信号の周波数の変化分を元に、基準光を出力させるRF信号の周波数の相対変化分を考慮し、更新しておく。この更新処理に応じて、WDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔も更新しておく。また、同時にRF信号のパワー対出力光のパワーの関係を表すデータベースを更新しておく。同時にAOTF温度(TAOTF)をモニタし、データベースに記録する。AOTF温度は常時モニタして、常に最新値に更新しておく。
最後に、現在の環境温度で100GHzグリット間隔の入力光を出力させるRF信号の周波数間隔を算出し(ステップS706)、調整処理を終了する。現在の100GHzグリッド間隔のRF信号周波数間隔(ΔF)は、下記の(1)式により算出することができる。
ΔF =a+b×TAOTF …(1)
以上説明した内容の処理が終了すると、AOTF制御装置600は、利用者からの光制御要求を受け付けることができる。図8は、本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の出力光制御処理の内容を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、波長選択およびパワー設定変更要求があったか否かを判断する(ステップS801)。ここで、波長選択およびパワー設定変更要求があるまで待ち(ステップS801:Noのループ)、要求があると(ステップS801:Yes)、続いて、選択された波長の入力光を出力させるRF信号の周波数を算出する(ステップS802)。
ステップS802の処理を具体的に説明すると、選択したい光信号の波長(λx)、現
在の基準光に印加しているRF信号の周波数値(Fref)、現在の100GHzグリッド間隔のチャネルの光信号を出力させる際のRF信号の周波数間隔(ΔF)および基準光の波長(λref)用いて、下記の(2)式により、選択要求された波長の光信号を出力させるRF信号の周波数値(Fx)を算出する。
Fx=Fref+ΔF×(λref−λx)/0.8 …(2)
その後、選択された波長の入力光のパワーを算出する(ステップS803)。具体的には、ステップS802により算出した選択した光信号を出力させるRF信号の周波数と、AOTF105の最小減衰量でのRF信号のパワー値とをFPGA110内のレファレンスAOTF用のRF信号パワー・周波数格納レジスタに書き込む。また、書き込まれたパワーおよび周波数のRF信号をレファレンスAOTF111で印加するようにRF信号発生回路106を設定する。光モニタ回路108は、レファレンスAOTF111の出力光パワー値をモニタし、このモニタ値とAOTF105の設定減衰量から選択された波長(例えばλ2)の入力光パワー値を算出する。
つぎに、出力光を、設定したパワーへ変更するための減衰量を算出する(ステップS804)。具体的には、利用者に設定された出力光のパワー値と、基準光の出力光パワーモニタ値(λref pmon)との差を求め、設定したパワー値へ変更するために必要な減衰量を算出する。
続いて、算出した減衰量に応じてRF信号のパワーを設定する(ステップS805)。具体的には、RF信号発生回路に選択した光信号を出力させるRF信号の周波数と、ステップS804で算出した減衰量で減衰された光を出力させるためのRF信号のパワー値を設定する。このとき、AOTF105の入力光のパワーは、所望の出力パワーとAOTF105の最小減衰量の和より大きいことが条件である。
その後、現在の環境温度のRF信号の周波数間隔を用いて、RF信号の算出を随時更新する(ステップS806)。この処理は、選択要求された波長の光を出力させるRF信号周波数値(Fx)および基準光源のRF信号のパワー値のトラッキングで取得した所望の
RF信号パワー値を、AOTF105に印加して、要求された波長の光を出力(選択)させる。要求された波長の光を選択した後も継続して、基準光の波長のトラッキングおよびAOTF105の温度をモニタし、その都度、上記(1),(2)式を行いて選択要求された波長の光を出力させるにRF信号の周波数値(Fx)を更新して、AOTF105に
印加し続ける。
最後に、基準光を用いて、設定した値を確認し、随時更新しながら(ステップS807)、一連の処理を終了する。この処理は、環境温度の変化やWDM伝送信号の光源の揺らぎ・経年劣化などの変動に応じて選択した波長の光信号を出力させる最適なRF信号の周波数およびRF信号パワーの減衰量の関係を維持するために行う。具体的には、レファレンスAOTF111において、基準光を用いて最適なRF信号の周波数トラッキング処理およびRF信号パワー対減衰量の関係の確認処理を行う。また、最適なRF信号の周波数の変化分を元に、基準光を出力させるRF信号の相対変化分を考慮して、更新する。この更新処理に基づいてRF周波数間隔、RF信号パワー対出力パワー関係データベースも、あわせて更新する。これらの更新処理に応じて、WDM伝送信号のチャネルに対応したRF信号の周波数間隔も更新しておく。また、同時にRF信号のパワー対出力光のパワーの関係を表すデータベースを更新しておくことによって、精度の高い動作が可能となる。
また、上述の実施の形態1,2では、運用するAOTFの出力光パワーの設定値で制御しているが、減衰量を設定して制御することも可能である。
以上説明したように、音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法によれば、予めレファレンスAOTFを用いて、目的とするAOTF出力光パワーに相当するRF信号強度を算出し、運用するAOTFに設定するため、運用するAOTF出力の後段に接続される機器へ過大な光パワーが中継されるようなことはなくなる。
また、予めレファレンスAOTFを用いて、目的とするAOTF出力光パワーに相当するRF信号強度を算出し、運用するAOTFに設定するため、運用するAOTFのもつ広い減衰特性を有効に機能させることができるようになる。
さらに、常にレファレンスAOTFを用いて透過ロスを計測しデータベースを更新しているため、更新しているため、経年劣化等による変動による影響がなくなる。
加えて、集積化されたレファレンスAOTFを用いて、予め目的とするRF信号強度を算出し、適用する仕組みであるため、AOTFのバラツキよる個別調整の煩わしさがなくなる。
このように、本発明によれば、使用環境や素子の経年変化に左右されることなく、任意の減衰量を指定して選択波長の光を減衰することができることから、一つの素子で波長選択機能と、可変減衰機能の双方を実現することができる。
なお、本実施の形態で説明した光制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号を変化させて、任意の波長の光を出力させる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置において、
所定の波長および光パワーレベルを有する基準光を前記音響光学型チューナブルフィルタに入力して得られた出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号の周波数との関係に基づいて、前記任意の波長の光を選択して出力させる波長選択手段と、
前記基準光の光パワーレベルと、前記出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号のパワーレベルとの関係に基づいて、前記任意の波長の光を、任意の光パワーレベルに減衰する減衰手段と、
を備えることを特徴する音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記2)前記波長選択手段は、
前記音響光学型チューナブルフィルタに波長の異なる二つの基準光をそれぞれ入力する基準光入力手段と、
前記音響光学型チューナブルフィルタからの出力光の光パワーレベルを検出する出力光検出手段と、
前記二つの基準光の波長と、前記出力光検出手段による検出結果とを用いて、任意の波長の光を出力させるための前記高周波信号の周波数を求める周波数算出手段と、
を備えることを特徴する付記1に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記3)前記周波数算出手段は、
前記基準光入力手段から前記二つの基準光のうち短波長側の基準光が入力されている場合に、前記出力光検出手段により検出された前記出力光の光パワーレベルが最大値となる前記高周波信号の周波数を求める第1の周波数検出手段と、
前記基準光入力手段から前記二つの基準光のうち長波長側の基準光が入力されている場合に、前記出力光検出手段により検出された前記出力光の光パワーレベルが最大値となる前記高周波信号の周波数を求める第2の周波数検出手段と、
前記第1の周波数検出手段および前記第2の周波数検出手段により検出された二つの周波数の差と、前記二つの基準光の波長の差との対応関係式を求める演算手段と、
を備え、前記演算手段によって求まった前記対応関係式に基づいて、任意の波長の光を出力させるための前記高周波信号の周波数を算出することを特徴とする付記2に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記4)
前記減衰手段は、
前記二つの基準光の光パワーレベルを検出する基準光検出手段と、
前記基準光検出手段により検出された前記二つ音響光学型チューナブルフィルタの基準光の光パワーレベルと、前記出力光検出手段により検出された前記出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号の現在の光パワーレベルとを用いて、前記出力光を任意の光パワーレベルに減衰するための前記高周波信号の光パワーレベルを求める光パワーレベル算出手段と、
を備えることを特徴とする付記2または3に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記5)前記波長選択手段は、
前記音響光学型チューナブルフィルタに前記基準光を入力する基準光入力手段と、
前記音響光学型チューナブルフィルタの温度を取得する温度取得手段と、
前記音響光学型チューナブルフィルタからの出力光の光パワーレベルを検出する出力光検出手段と、
前記基準光の波長と、前記温度取得手段による温度情報と、前記出力光検出手段による検出結果とを用いて、任意の波長の光を出力させるための前記高周波信号の周波数を求める周波数算出手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記6)前記周波数算出手段は、
前記基準光入力手段から基準光が入力されている場合に、前記出力光検出手段により検出された前記出力光の光パワーレベルが最大値となる前記高周波信号の周波数を求める周波数検出手段と、
前記周波数検出手段により検出された周波数と、前記温度情報に基づいて、現在の温度における前記高周波信号の周波数と前記出力光の波長との対応関係式を求める演算手段と、
を備え、前記演算手段によって求まった前記対応関係式に基づいて、任意の波長の光を出力させるための前記高周波信号の周波数を算出する付記5に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記7)前記減衰手段は、
前記基準光の光パワーレベルを検出する基準光検出手段と、
前記基準光検出手段により検出された前記基準光の光パワーレベルと、前記出力光検出手段により検出された前記出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号の現在の光パワーレベルとを用いて、前記出力光を任意の光パワーレベルに減衰するための前記高周波信号の光パワーレベルを求める光パワーレベル算出手段と、
を備えることを特徴とする付記5または6に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記8)光パワーレベル算出手段は、
前記基準光の光パワーレベルと、前記出力光の光パワーレベルとの差を求めて、前記高周波信号の光パワーレベルにおける音響光学型チューナブルフィルタの減衰量を算出することを特徴とする付記4または7に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記9)前記波長選択手段は、前記基準光の波長を、前記任意の波長の光として利用する波長帯以外の波長に設定することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記10)前記減衰手段は、前記音響光学型チューナブルフィルタの透過減衰量を考慮して前記任意の波長の光を任意の光パワーレベルに減衰することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
(付記11)音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号を変化させて、任意の波長の光を出力させる光制御方法において、
所定の波長および光パワーレベルを有する基準光を前記音響光学型チューナブルフィルタに入力して得られた出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号の周波数との関係に基づいて、任意の波長の光を選択して出力させる波長選択工程と、
前記基準光の光パワーレベルと、前記出力光の光パワーレベルと、前記高周波信号のパワーレベルとの関係に基づいて、前記任意の波長の光を任意の光パワーレベルに減衰する減衰工程と、
を含むことを特徴とする光制御方法。
以上のように、本発明にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法は、高密度WDMによる光信号の伝送に有用であり、特に、メトロネットワークにおける光信号の通過・分岐・挿入処理に適している。
本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の構成を示す説明図である。 RF信号発生回路の構成を示すブロック図である。 光モニタ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の調整処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の出力光制御処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の調整処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置の出力光制御処理の内容を示すフローチャートである。 音響光学型チューナブルフィルタの構成を示す説明図である。 RF信号と音響光学型チューナブルフィルタ出力光との関係を示す説明図である。 従来の音響光学型チューナブルフィルタを用いた可変減衰器を示す説明図(その1)である。 従来の音響光学型チューナブルフィルタを用いた可変減衰器を示す説明図(その2)である。
符号の説明
100,600 音響光学型チューナブルフィルタ(AOTF)制御装置
101 基準光源部
102,107 光タップ
103 合波カプラ
104 光制御部
105 音響光学型チューナブルフィルタ(AOTF)
106 RF信号発生回路
108 光モニタ回路
109 DSP
110 FPGA
111 レファレンスAOTF
112 分岐カプラ

Claims (5)

  1. 音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号を変化させて、任意の波長の光を出力させる音響光学型チューナブルフィルタ制御装置において、
    前記音響光学型チューナブルフィルタは、第一音響光学型チューナブルフィルタと、所定の波長、及び光パワーレベルを有する基準光が入力される第二音響光学型チューナブルフィルタと、を含み、
    前記基準光を前記第二音響光学型チューナブルフィルタに入力して得られた前記第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベルと、前記第二音響光学型チューナブルフィルタに印加した前記高周波信号の周波数との関係に基づいて、前記第一音響光学型チューナブルフィルタから前記任意の波長の光を選択して出力させる波長選択手段と、
    前記第一音響光学型チューナブルフィルタの入力光のパワーレベルと前記第一音響光学型チューナブルフィルタの出力光に設定された任意のパワーレベルとの差と、前記基準光が入力された第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベル前記第二音響光学型チューナブルフィルタに印加した前記高周波信号のパワーレベルとの関係と、に基づいて、高周波信号のパワーレベルを決定し、前記決定したパワーレベルの高周波信号を、前記第一音響光学型チューナブルフィルタに印加するように制御することで、前記第一音響光学型チューナブルフィルタから出力される前記任意の波長の光を、前記設定された任意の光パワーレベルに減衰する減衰手段と、
    を備えることを特徴とする音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
  2. 前記波長選択手段は、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタに波長の異なる二つの基準光をそれぞれ入力する基準光入力手段と、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタからの出力光の光パワーレベルを検出する出力光検出手段と、
    前記二つの基準光の波長と、前記第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベルとを用いて、前記任意の波長の光を出力させる第一音響光学型チューナブルフィルタに印加する前記高周波信号の周波数を求める周波数算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
  3. 前記減衰手段は、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタへ入力される前記二つの基準光の光パワーレベルを検出する基準光検出手段と、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタへ入力される二つの基準光の光パワーレベルと、前記第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベルと、前記第二音響光学型チューナブルフィルタへ印加される前記高周波信号の現在の光パワーレベルとを用いて、入力光を任意の光パワーレベルまで減衰する第一音響光学型チューナブルフィルタに印加する前記高周波信号の光パワーレベルを求める光パワーレベル算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
  4. 前記波長選択手段は、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタに前記基準光を入力する基準光入力手段と、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタの温度を取得する温度取得手段と、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタからの出力光の光パワーレベルを検出する出力光検出手段と、
    前記第二音響光学型チューナブルフィルタへ入力された基準光の波長と、前記第二音響光学型チューナブルフィルタの温度に関する情報である温度情報と、前記第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光のパワーレベルとを用いて、前記任意の波長の光を出力させる第一音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号の周波数を求める周波数算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の音響光学型チューナブルフィルタ制御装置。
  5. 音響光学型チューナブルフィルタに印加する高周波信号を変化させて、任意の波長の光を出力させる光制御方法において、
    前記音響光学型チューナブルフィルタは、第一音響光学型チューナブルフィルタと、所定の波長、及び光パワーレベルを有する基準光が入力される第二音響光学型チューナブルフィルタと、を含み、
    前記基準光を前記第二音響光学型チューナブルフィルタに入力して得られた前記第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベルと、前記第二音響光学型チューナブルフィルタに印加した前記高周波信号の周波数との関係に基づいて、前記第一音響光学型チューナブルフィルタから前記任意の波長の光を選択して出力させる波長選択工程と、
    前記第一音響光学型チューナブルフィルタの入力光のパワーレベルと前記第一音響光学型チューナブルフィルタの出力光に設定された任意のパワーレベルとの差と、前記基準光が入力された第二音響光学型チューナブルフィルタの出力光の光パワーレベル前記第二音響光学型チューナブルフィルタに印加した前記高周波信号のパワーレベルとの関係と、に基づいて、高周波信号のパワーレベルを決定し、前記決定したパワーレベルの高周波信号を、前記第一音響光学型チューナブルフィルタに印加するように制御することで、前記第一音響光学型チューナブルフィルタから出力される前記任意の波長の光を、前記設定された任意の光パワーレベルに減衰する減衰工程と、
    を備えることを特徴とする光制御方法。
JP2006012520A 2006-01-20 2006-01-20 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法 Expired - Fee Related JP4940668B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012520A JP4940668B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法
US11/443,114 US7405858B2 (en) 2006-01-20 2006-05-31 Acousto-optic tunable filter control apparatus automatically adjusting frequency and power of radio frequency signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012520A JP4940668B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007193196A JP2007193196A (ja) 2007-08-02
JP4940668B2 true JP4940668B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=38285241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006012520A Expired - Fee Related JP4940668B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7405858B2 (ja)
JP (1) JP4940668B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8681412B2 (en) * 2010-06-09 2014-03-25 Leica Microsystems Cms Gmbh Acousto-optical system, microscope and method of use of the acousto-optical system
US20200050029A1 (en) * 2017-04-25 2020-02-13 Leica Microsystems Cms Gmbh Method and signal generator for controlling an acousto-optic element

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728026B2 (en) * 1998-07-14 2004-04-27 Novera Optics, Inc. Dynamically tunable optical amplifier and fiber optic light source
JP2000241782A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Fujitsu Ltd 可変波長選択フィルタおよび分岐・挿入装置
US6215584B1 (en) * 1999-05-10 2001-04-10 Jds Uniphase Inc. Input independent tilt free actively gain flattened broadband amplifier
JP4002708B2 (ja) * 2000-01-14 2007-11-07 富士通株式会社 音響光学フィルタの駆動方法、音響光学フィルタおよび選択波長増設方法ならびに光分岐・挿入装置および光通信システム
JP4141664B2 (ja) 2001-06-07 2008-08-27 富士通株式会社 音響光学チューナブルフィルタを用いた多波長光源
JP2004282690A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Fujitsu Ltd 波長選択モジュールおよび光装置
US20040190904A1 (en) * 2003-02-28 2004-09-30 Masaji Noguchi Wavelength selection module comprising variable wavelength selecting section for selecting a plurality of wavelengths
JP2006235207A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Fujitsu Ltd 波長選択制御方法及びそれを用いた波長可変フィルタ装置
JP2006330515A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Fujitsu Ltd 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置、および波長選択方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20070171505A1 (en) 2007-07-26
US7405858B2 (en) 2008-07-29
JP2007193196A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5562275B2 (ja) 放射電力等化器
US6510261B2 (en) Acousto-optic variable attenuator with active cancellation of back reflections
US6539148B1 (en) Channel equalizer with acousto-optic variable attenuators
US6895141B2 (en) Control method and device for optical filter, and optical node device
US6343165B1 (en) Optical add drop multiplexer
US7181094B2 (en) Apparatus for controlling acousto-optic tunable filter and method of selecting wavelength
JP4940668B2 (ja) 音響光学型チューナブルフィルタ制御装置および光制御方法
US7292787B1 (en) Selected-wavelength tuning filter and optical add/drop multiplexer
US6317233B1 (en) Optical power equalizer in WDM optical communication system and variable attenuator for use therein
US6357913B1 (en) Add/drop acousto-optic filter
US6701031B2 (en) Acousto-optical tunable filter, method of driving the same, and optical add/drop multiplexer
US7349632B2 (en) Method of wavelength selection control and wavelength variable filter device
JP2005260013A (ja) 雑音除去機能を有する光伝送システム
JP2002353891A (ja) 光ファイバ伝送のための方法及び装置
JP5061817B2 (ja) 光変調装置
JP3298404B2 (ja) 光増幅器の利得制御装置および方法
JP2004198461A (ja) 導波路型可変光減衰器
US20050271314A1 (en) Optical add/drop device
EP1055959A2 (en) Temperature dependent variable optical attenuator
US20170359121A1 (en) Method and device for measuring optical signal-to-noise ratio
US6532322B1 (en) Channel equalizer with acousto-optic variable attenuators
JP2004229243A (ja) マッハツェンダ干渉計型光フィルタ及びその制御方法
JP4180595B2 (ja) 波長多重光制御装置
WO2001090804A2 (en) Acousto-optic variable attenuator with active cancellation of back reflections
JP2005321820A (ja) アレイ導波路格子、アレイ導波路格子モジュール、光通信装置および光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111116

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4940668

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees