JP4940562B2 - 化合物半導体エピタキシャル基板およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、p−HEMT(pseudomorphic−HEMT、歪チャネル高電子移動度電界効果型トランジスタ)用の化合物半導体エピタキシャル基板に関する。
p−HEMTは高周波通信機器等の高周波を用いる電子機器用の素子として用いられている。
p−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、半絶縁性GaAsからなる成長基板上に成長させたスペーサー層となるInGaP層と、別のスペーサー層となるGaAs層と、チャンネル層となるInGaAs層を有してなる(例えば、特許文献1参照。)。このような化合物半導体エピタキシャル基板の各層の結晶性を評価する方法として、従来から化合物半導体エピタキシャル基板のPL(フォトルミネッセンス)を測定することが行われており、その77KでのPLスペクトルにおいて、GaAs層とInGaP層を有するp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板では、波長830〜1000nmにおいてはピークが存在しないか、または帰属が不明の弱いピークが現われることがあることが知られていた(例えば、非特許文献1参照)。
そして、p−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、MOCVD法により、加熱した半絶縁性GaAs成長基板上に、Ga源となるガスと、As源となるガスと、In源となるガスと、P源となるガスを適宜切り替えながら流して製造されており、その製造工程において、InGaP層の成長とGaAs層あるいはInGaAs層の成長との間のガスの切り替えは、As源となるガスだけ流す工程を行うかまたはP源となるガスだけを流す工程を行うことが行われていた(例えば、非特許文献1および特許文献1参照。)。
このようにして製造される上記のような従来のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板が与えるp−HEMTとしては、動作の速いものが求められており、そのようなp−HEMTを与えるp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板として、高い電子移動度を示すものが求められていた。従来は例えば、7100cm2/Vs程度の電子移動度を示すp−HEMTおよびそれを与える化合物半導体基板が知られていたが(例えば、特許文献1参照。)、十分ではなかった。
ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス(Journal of Applied Physics),Vol.78,No.9,1995年11月1日,p.5387〜5390 特開2004−22834号公報
本発明の目的は、GaAsからなる成長基板上に積層して成長させたInGaAs層からなるチャネル層と、InGaP層からなるスペーサー層と、GaAsからなる別のスペーサー層を有するp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板であって、高い電子移動度を示すp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板を提供することにある。
本発明者らは、GaAsからなる成長基板上に積層して成長させたInGaAs層からなるチャネル層と、InGaP層からなるスペーサー層と、GaAsからなる別のスペーサー層を有するp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板について鋭意検討した結果、77Kにおいてフォトルミネッセンスを測定したときのスペクトルのうち、波長が830nm以上1000nm以下の範囲に、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応しないピークを有し、そのピークの強度を、GaAsからなる成長基板に由来するピークの強度で除した値であるRが特定の範囲であるGaAs/InGaP接合を用いたp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板が高い電子移動度を示すことを見出した。また本発明者らは、MOCVD法によるp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法について鋭意検討した結果、InGaP層の成長とGaAs層とInGaAs層のいずれかの層の成長とをこの順に行うにあたり、そのInGaP層の成長を停止して次の層の成長を開始するまでの間に、特定のガスを流す工程を行うことにより前記p−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板を製造することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、GaAsからなる成長基板、n−InGaP層からなる電子供給層、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)、i−GaAs層からなるスペーサー層(2)、i−InGaAs層からなるチャネル層、i−GaAs層からなるスペーサー層(3)、i−AlGaAs層からなるスペーサー層(4)、n−AlGaAs層からなる電子供給層を、この順で有してなり、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)とi−GaAs層からなるスペーサー層(2)とが接し、77Kにおいてフォトルミネッセンスを測定したときのスペクトルのうち、波長が830nm以上1000nm以下の範囲に、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応せず、前記i−InGaP層からなるスペーサー層(1)と前記i−GaAs層からなるスペーサー層(2)との接合界面からのピークを有し、そのピークの強度を、GaAsからなる成長基板に由来するピークの強度で除した値であるRが7以上33以下であるi−GaAs層からなるスペーサー層(2)i−InGaP層からなるスペーサー層(1)接合構造を用いたことを特徴とするp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板を提供する。
また本発明は、GaAsからなる成長基板上にMOCVD法により、n−InGaP層からなる電子供給層、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)、i−GaAs層からなるスペーサー層(2)、i−InGaAs層からなるチャネル層、i−GaAs層からなるスペーサー層(3)、i−AlGaAs層からなるスペーサー層(4)、n−AlGaAs層からなる電子供給層を、この順に成長させるp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法であってi−InGaP層からなるスペーサー層(1)上に直接i−GaAs層からなるスペーサー層(2)を成長させるにあたり、そのi−InGaP層からなるスペーサー層(1)の成長を停止してi−GaAs層からなるスペーサー層(2)の成長を開始するまでの間に、P含有ガスとGa含有ガスを両方同時に流す工程を行うことを特徴とする前記のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法を提供する。

本発明のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、高い電子移動度を示すため、動作の速いp−HEMTを与える。また、本発明の製造方法によれば、高い電子移動度を示す該p−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板を製造することができるので、本発明は工業的に極めて有用である。
本発明のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、GaAsからなる成長基板上に積層して成長させたInGaAs層からなるチャネル層と、InGaP層からなるスペーサー層と、GaAsからなる別のスペーサー層を有してなり、77Kにおいてフォトルミネッセンスを測定したときのスペクトルのうち、波長が830nm以上1000nm以下の範囲に、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応しないピークを有し、そのピークの強度を、GaAsからなる成長基板に由来するピークの強度で除した値であるRが7以上33以下であることを特徴とする。
本発明において、フォトルミネッセンスの測定は、添付図2に示したGaAs/InGaP積層構造を用い、温度77Kにおいて測定する。これは、電子移動度を測定するための図1に示したp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板においては、GaAs/InGaP接合界面でのフォトルミネッセンスピーク強度を測定できないためであり、図2の構造の測定で得られたGaAs/InGaP接合界面成長条件を、図1の構造にそのまま適用することにより、本発明を実施する。
本発明のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、フォトルミネッセンススペクトルのうち、波長が830nm以上1000nm以下の範囲に、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応しないピークを有する。このピークは層構造の図面に明記される設計上の層ではなく、層と層の界面に設計していない層が存在するために見られるピークと考えられ、例えばInGaAs層、InGaP層、GaAs層のいずれにも起因しないピークである。
そして、波長が830nm以上1000nm以下の範囲で、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応しないピークの強度を、GaAsからなる成長基板に由来するピークの強度で除した値であるRが7以上33以下である場合に、その理由は必ずしも明らかではないが、p−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は高い電子移動度を示すのである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例につき詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例に過ぎず、この素子構造に何ら規定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す。図1において、1は半絶縁性GaAs基板、2はi−GaAs層とi−AlGaAs層からなるバッファー層、3はn−InGaP層からなる電子供給層、4はi−InGaP層からなるスペーサー層(1)、5はi−GaAs層からなるスペーサー層(2)、6はi−InGaAs層からなるチャネル層、7はi−GaAs層からなるスペーサー層(3)、8はi−AlGaAs層からなるスペーサー層(4)、9はn−AlGaAs層からなる電子供給層、10はi−AlGaAs層からなるゲート層である。
膜厚は各々、層2が6000Å、層3が40Å、層4が50Å、層5が40Å、層6が50Å、層7が40Å、層8が50Å、層9が60Å、層10が440Åである。層3、4のIn組成は0.48であり、GaAsと格子整合する。層6のIn組成は0.33、層8、9、10のAl組成は0.20である。
本発明のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板は、有機金属化学気相成長法(MOCVD法)により製造することができる。半絶縁性GaAs成長基板の上に、上記各層を図1のとおりに順次成長させて製造することができる。
以下、さらに詳細に成長方法について説明する。初めに、高抵抗の半絶縁性GaAs単結晶基板の表面を、脱脂洗浄、エッチング、水洗、乾燥した後、結晶成長炉の加熱台上に載置する。炉内を十分、高純度水素で置換した後、加熱を開始し、適度な温度に安定したところで炉内に砒素含有ガスを導入し、続いてガリウム含有ガスを導入し、GaAs層を成長する。また、AlGaAs層を成長する際には、アルミニウム含有ガス、InGaAs層を成長する際には、インジウム含有ガスも導入する。また、InGaP層を成長する際には、砒素含有ガスを燐原料に切り替えて、成長を行なう。所定の時間と、各原料の供給を制御することにより、所望の積層構造を成長していく。最後に、各原料ガスの供給を停止して結晶成長を停止し、冷却後、以上のように積層したエピタキシャル基板を炉内から取り出して結晶成長を完了する。結晶成長時の基板温度は、通常、およそ500℃から800℃である。
本発明おける高抵抗の半絶縁性GaAs単結晶基板は、LEC(Liquid Encapsulated Czochralski)法、VB(Vertical Bridgeman)法、VGF(Vertical Gradient Freezing)法等で製造されたGaAs基板を用いることができ、1つの結晶学的面方位から0.05°から10°程度の傾きをもった基板を用いることができる。
さらに、エピタキシャル成長時の原料ガス(所定の元素を含有したガス)として、有機金属および/または水素化物を用いることが好ましい。砒素含有ガスとしては、一般に三水素化砒素(アルシン)が用いられるが、アルシンの水素を炭素数が1から4のアルキル基で置換したアルキルアルシンも使用することができる。燐含有ガスとしては、一般に三水素化燐(ホスフィン)が用いられるが、ホスフィンの水素を炭素数が1から4のアルキル基で置換したアルキルホスフィンも使用することができる。ガリウム、アルミニウム、およびインジウムの含有ガスとしては、各金属原子に炭素数が1から3のアルキル基もしくは水素が結合したトリアルキル化物もしくはもしくは三水素化物が、一般に用いられる。
n型ドーパントとしては、シリコン、ゲルマニウム、スズ、硫黄、セレン等の水素化物または炭素数が1から3のアルキル基を有するアルキル化物を用いることができる。
このようにして、加熱した成長基板の上に原料ガスを適宜切り替えながら流し、p−HEMTを構成する化合物半導体の層を順次エピタキシャル成長させて製造することができる。
ただし、例えば、InGaP層の上にGaAs層を成長させる場合のように、V族元素の原料ガスをP含有ガスからAs含有ガスに切り替えるときは、As含有ガスを停止した上でP含有ガスとGa含有ガスを同時に、GaP層膜厚に換算して2.2Å以上9.7Å以下の時間範囲で流す。理由は必ずしも明らかではないが、P含有ガスとGa含有ガスを同時に流す時間を前記の範囲とすることにより、得られるp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の電子移動度が高くなり、本発明のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板を製造することができるのである。
また、V族元素含有ガスをP含有ガスからAs含有ガスに切り替えるときに、P含有ガスとGa含有ガスを同時に流す前に、As含有ガスを停止した上でP含有ガスのみを5sec以上20sec以下の時間の範囲で流すことが好ましい。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
ここで、実施例、比較例として示されている化合物半導体エピタキシャル基板の層構造は、化合物半導体エピタキシャル基板の特性を測定する都合上、実際のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の層構造のn−GaAs層、n−AlGaAs層を成長させていないが、実際のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板も同じ特性を有する。
実施例1〜3、比較例1
まず、830nm以上1000nm以下の間に現れるピーク(以下「ピーク850」と呼称する。)の強度を測定するために、図2に示すInGaP積層構造を作製した。
減圧バレル型MOCVD炉を用い、III族含有ガスとしては、トリメチルガリウム(TMG)、およびトリメチルインジウム(TMI)を用い、V族含有ガスとしては、アルシン(AsH3)およびホスフィン(PH3)を用いた。n型ドーパントとしては、ジシラン(Si26)を用いた。原料のキャリアガスとしては、高純度水素を用い、反応炉内圧力0.1atm、成長温度650℃、成長速度3〜1μm/hrの成長条件でエピタキシャル成長を行なった。
半絶縁性GaAs成長基板上に、n−InGaP層、n−GaAs層の順番にエピタキシャル成長させて積層した。このとき、n−InGaP層の上界面でのn−GaAs層との間の原料ガス切り替えシーケンスにおいて、V族元素含有ガスであるホスフィン(PH3)を後流しする時間を、図3のようにして変化させ、各成長条件での温度77Kにおけるフォトルミネッセンス測定を行った。
図2のInGaP積層構造における、シーケンス時間と、温度77Kにおけるフォトルミネッセンス測定の結果を図4に示す。また、各々の測定において、830nm以上1000nm以下の間に現れる「ピーク850」のピーク強度の、GaAs基板1に対応する825nmにおけるピーク強度に対する相対値を表1に示した。実施例1の「ピーク850」のピーク強度はシーケンス時間によって変動していることがわかった。
Figure 0004940562
上記のGaAs/InGaP接合構造シーケンス条件を用いて、図1のp−HEMT構造エピタキシャル基板を成長し、室温でのVan der Pauw法によるHall測定を行なって、移動度特性を測定した。その結果、温度77Kにおけるフォトルミネッセンス測定時の「ピーク850」のピーク強度と電子移動度に、図5のような関係が見出された。「ピーク850」のピーク強度の範囲は、7倍以上33倍以下において、電子移動度は7100cm2/V・sec以上となり、この範囲で高い電子移動度を示す化合物半導体エピタキシャル基板が得られることがわかった。
本発明の実施形態の一例の化合物半導体エピタキシャル基板の層構造を示す図。 実施例1のフォトルミネッセンス測定用化合物半導体エピタキシャル基板の層構造を示す図。 実施例1の化合物半導体エピタキシャル基板の製造において、n−InGaP層の上にn−GaAs層を成長させるときにV族元素の原料ガスをP含有ガスからAs含有ガスに切り替える原料ガス切り替えシーケンスを示す図。 実施例1の化合物半導体エピタキシャル基板の温度77Kにおけるフォトルミネッセンス測定結果。 実施例1における電子移動度測定結果を示す図。
符号の説明
1、半絶縁性GaAs基板
2、バッファー層
3、n型InGaP電子供給層
4、i型InGaPスペーサー層(1)
5、i型GaAsスペーサー層(2)
6、i型InGaAsチャネル層
7、i型GaAsスペーサー層(3)
8、i型AlGaAsスペーサー層(4)
9、n型AlGaAs電子供給層
10、i型AlGaAsゲート層
21、半絶縁性GaAs基板
22、n型GaAs層
23、n型InGaP層

Claims (3)

  1. GaAsからなる成長基板、n−InGaP層からなる電子供給層、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)、i−GaAs層からなるスペーサー層(2)、i−InGaAs層からなるチャネル層、i−GaAs層からなるスペーサー層(3)、i−AlGaAs層からなるスペーサー層(4)、n−AlGaAs層からなる電子供給層を、この順で有してなり、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)とi−GaAs層からなるスペーサー層(2)とが接し、
    77Kにおいてフォトルミネッセンスを測定したときのスペクトルのうち、波長が830nm以上1000nm以下の範囲に、いずれの設計上の層のバンドギャップにも対応しないピークであって、前記i−InGaP層からなるスペーサー層(1)と前記i−GaAs層からなるスペーサー層(2)との接合界面からのピークを有し、そのピークの強度を、GaAsからなる成長基板に由来するピークの強度で除した値であるRが7以上33以下であるi−GaAs層からなるスペーサー層(2)i−InGaP層からなるスペーサー層(1)接合構造を用いたことを特徴とするp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板。
  2. Rが12以上23以下である請求項1記載のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板。
  3. GaAsからなる成長基板上にMOCVD法によりn−InGaP層からなる電子供給層、i−InGaP層からなるスペーサー層(1)、i−GaAs層からなるスペーサー層(2)、i−InGaAs層からなるチャネル層、i−GaAs層からなるスペーサー層(3)、i−AlGaAs層からなるスペーサー層(4)、n−AlGaAs層からなる電子供給層を、この順に成長させるp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法であって
    i−InGaP層からなるスペーサー層(1)上に直接i−GaAs層からなるスペーサー層(2)を成長させるにあたり、そのi−InGaP層からなるスペーサー層(1)の成長を停止してi−GaAs層からなるスペーサー層(2)の成長を開始するまでの間に、P含有ガスとGa含有ガスを両方同時に流す工程を行うことを特徴とする請求項1記載のp−HEMT用化合物半導体エピタキシャル基板の製造方法。
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